2011-05-31

●出張:No. 3730 2011.05.31

花。江別市文京台

今朝は久しぶりに快晴である。
このような抜けた青空が
北海道らしくていい。
久しぶりなので、
そのありがたさを痛感する。

明日は教育実習生の出張指導で
名寄に出かける。
天気がよければいいのだが。
高速道路を使って
自家用車で出かける予定だ。
不便なところは自家用車のほうが便利でいい。
また、高速料金も安いので
大学としても経費節減でいいようだ。
ETCでいけばさらに安くなる。
日帰りで行けるので私も楽である。
そんな出張がある。
そして、明日から6月だ。

2011-05-30

●人を導く人:No. 3729 2011.05.30

ドウダンツツジ。江別市文京台

今朝は暖かかった。
風もなく、晴れも天気である。
からりとした乾燥した晴れではなく
しっとりとした晴れである。
台風のせいだろうか。

あっという間に5月が終わろうとしている。
為すべきことが、為されていない。
自分自身の不甲斐なさに呆れる。
教師として学生に、親として子供に
いろいろ教示、指示をする。
そのいくつかや、いくばくかは
自分自身で確かに為してきたことだ。
だが、すべて理想的に為せたかどうか、
完結できたかどうかは、自信がない。
では、彼らに何も教示、指示を
しなくていいのだろうか。
やはり誰かが導くべきだろう。
そして、自分は教師の、親の立場にいる。
自分がその資格を満たしているかどうかはわからない。
だから、反省しながら、慎重にやるしかないのだろう。
そのためにも、自分の今を改善しなければならない。
いつもそれが課題になり、為せない自分がいる。
難しいがそれを求め続けることが
人を導く人の姿勢だろう。

2011-05-29

●親子の相互理解:No. 3728 2011.05.29

柱状節理。留萌市黄金岬

昨日は昼間晴れていたが、
夕方から雨がふりだした。
今朝も少し雨が残っている。

昨夜長男の学校のことについて話をした。
親の思っていることだけでなく、
長男の考えていることも聞いた。
ついつい親の思いを語ることが多い。
本当はもっと長男の言うことを
聞いて理解を深めていくべきなのだろう。
親子の相互理解はなかなか難しいものだ。

2011-05-28

●パッとしない:No. 3727 2011.05.28

黄金岬と暑寒別。留萌市

今日は薄く雲がかかっているが
晴れている。
これからも晴れてくるのだろうか。
昨日は風が強かったが、
暖かい晴れの一日だった。
今日の天気予報では
曇りで気温もあまり上がらないようだ。

今日は札幌に出かけたかったが
天気が悪そうなのでやめる。
地元で用事をすまそう。
次男が図書館に行きたいと
言ってたので
図書館にもいこうか。
なんとなくパッとしない一日だなあ。

●偉大なるしゅららぼん:No. 3726 2011.05.28

万城目学著「偉大なるしゅららぼん」
(ISBN978-4-08-771399-2 C0093)
を読んだ。
琵琶湖周辺に住む不思議な力をもつ
2つの一族に起こる大事件。
個性的な登場人物たちが巻き起こす
荒唐無稽だがリアリティをもつストーリ。
いくつか気になるところもあったが、
全般として面白い。
自作も期待する。

2011-05-27

●黄金岬:No. 3725 2011.05.27

八重桜。江別市文京台

今朝は薄く雲がかかっているが
晴れている。
風はまだ少々冷たいが、
気温はここ数日暖かい。

昨日留萌に出かけた。
高速を使うと、
かなり早く着いた。
時間があったので、
以前にもいったことがある
黄金岬に立ち寄った。
天気が良く遠くまで見えた。
段丘とその上の巨大な風車、
増毛の街並み、
海越しに暑寒別の山々が見えた。
なかなかいい眺めだった。
風は強かったが、
しばらく散策した。

2011-05-26

EarthEssay 3_97 低アルベド:暗い太陽4

EarthEssay
3_97 低アルベド:暗い太陽4
を発行しました。

「暗い太陽」は、
過去の地球では降り注ぐ太陽の光が
少なかったことをいいます。
しかし、地球には、
常に海が存在できるほどの暖かさを保っていた
という証拠があります。
そのような環境は、
少しの大気組成の変化と
表層の反射能(アルベド)の変化で、
達成できると考えられる
と提案されました。
どんな仕組みでしょうか。

2011-05-25

●指導:No. 3724 2011.05.25


桜。江別市文京台

今朝は薄曇りであるが、
日が高くなるとともに
晴れてきそうである。
早朝や夕方は
雲がちになるパターンが多いが
今日はどうだろうか。

学生の文章を今みている。
重要な文章の場合、
教員が内容を見ることがある。
全般に、自分自身での
推敲が不十分のことが多い。
求められる課題、
自分の個性を出して書きたいこと、
書くべきこと、書いてはいけないこと
などなどのもろもろの目的を感じて、
完成すべき文章である。
それを自分なりに精一杯の努力を投じて
仕上げるべきものである。
そのような姿勢も含めて
指導していくのだろうな。

2011-05-24

●出かけたい:No. 3723 2011.05.24

花。江別市文京台

今朝は曇りで風が冷たい。
これから晴れてくるようだが、
なかなかすっきりした天気にならない。
今年は非常に天候が不順だ。
ラニャーナの為だろうか。
調べてないが分からないが、
すっきりとしない天気は気が滅入る。

北海道に戻ってきてから、
思い起こすと、
どこにも出かけていない。
日常が一気に押しよせてきて、
出かける余裕がない。
子供の状況も変化してきたので、
気軽に出かけられない状況もある。
以前のやり方が
そのままいけるとは限らいないので仕方がない。
それにしても、あまりに自宅にじっとしている。
街でイベントがあれば出かけたい。
週末には出かけたいが、
天候が悪いでなかなか出かける気にならない。
天気が回復することを願っていこう。

2011-05-23

●二律背反:No. 3722 2011.05.23

ハルニレ。江別市文京台

今朝は霧雨が
時々降るような天気である。
傘をさしているが
衣類がしっとりとしてくる。
肌寒い天気である。

今週は教育実習での研究授業の
出張指導に出かける。
来週にもある。
しばらく出張がありそうだが、
日程調整があるので、
私が行くのかどうは未定である。
いってあげたいが、
講義をあまり休むことができない。
二律背反の問題である。

2011-05-21

●家族サービス:No. 3721 2011.05.21

桜。江別市文京台

今朝は雨である。
気温は上がっているのだろうが、
なかなか春らしい天気にならない。

今日は一日自宅にいるつもりである。
せいぜい買い物に出かける程度だろう。
長男は学校に出かけるが、
次男は自宅にいる。
なにか雨でもできることはないだろうか。
まあ、考えていこう。
これが家族サービスである。

●すべて僕に任せてください:No. 3720 2011.05.21

今野浩著「すべて僕に任せてください」
(ISBN978-4-10-314761-9 C0093)
を読んだ。
あるモーレツ研究者の伝記である。
小説のように書かれているが、
事実に基づいている。
一部仮名、匿名にされているようだが、
ドキュメントに近いのだろう。
自分が似た世界にいたせいか、
非常に面白く一気に読んでしまった。

2011-05-20

●没頭:No. 3719 2011.05.20

アカゲラ。江別市文京台

今朝は雲かかっていたが、
晴れてきた。
変わりやすい天気が続く。

なかなか論文が書けない。
少しでも書き進めなければならないのだが、
進まない。
そのれは、講義の準備に
時間を費やされているからだろう。
新しい講義を作るときは、
それに専念しなければできない。
大変だが、楽しいことでもある。
そして新しい講義が、実際に行なってみて、
上手くいった、上手くいかなかったで
一喜一憂してしまう。
終われば、反省の上で
次の講義の準備に頭を使う。
今取り組んでいるのは、
地質学ではないフォームのない授業なので、
なかなか大変である。
今は、そんなことに没頭している。

2011-05-19

●史上最強の内閣:No. 3718 2011.05.19

室積光著「史上最強の内閣」
(ISBN979-4-09-386290-5 C0093)
を読んだ。
室積氏の作品は幾つか読んでいる。
構成が単調で物足りなさがあるが、
面白い。
この話も現実のパロディーで、
こうあって欲しい思う展開を叶えてくれる。
そんな心の琴線に響くものであった。

●対処法:No. 3717 2011.05.19

桜。江別市文京台

今朝は曇である。
雲は高いが、
雨になりそうな天候である。

大学には、20歳前後の若者が集まる。
日本のある世代における
その地域の平均的な若者が
ピックアップされているのかといえば、
必ずしもそうではない。
大学へは入試をくぐり抜けて入学するので、
学力的にある範囲が設定される。
私立大学ともなれば、
授業料による保護者の経済力にも
ある一定の範囲が設定される。
それらの範囲は時期、
社会情勢によって変化してくる。
それらの変動を考慮に入れても、
この数年やはり大学生の属性は
変化してきているように見える。
その変化は、なによるものだろうか。
私の所属する学科が新設で
1期生から順番にみてきているので
その変動が見えやすのかもしれない。
不景気という経済的影響なのかもしれない。
全入時代による変化、大学のブランド力、
競争力などの変化かもしれない。
たとえ原因を見つけても
対処法が見つかることはない。
教員は、ただただ精一杯、真摯に
学生に向かい合うことしかないのだろう。
この対処法は、今も昔も同じはずだ。

Earthessay 3_96 温室効果:暗い太陽3

Earthessay
3_96 温室効果:暗い太陽3
を発行しました。

過去の大気は、
地球表層で風化や蒸発、沈殿などで
形成された鉱物の種類で
ある程度見積もることができます。
それらの見積では、
大気の温室効果は、
暗い太陽を補うのは不十分だったようです。
それも、ケタ違いに不足していたようです。

2011-05-18

●頑張れ:No. 3716 2011.05.18

カモ。江別市文京台

今朝は晴れである。
雲はあったが、
突き抜けたような青空である。
心地良い。

昨日は4年生のゼミで
個別の面談を行った。
それぞれの学生に事情がある。
個人の心や個別の事情に立ち入ることにある。
それぞれに悩みがあり、
弱さがあり、
それを克服したい気持ち、
逃げ出したい気持ち、
逃避している状態、
その状態を良しとしない気持ち、
などさまざまである。
私は、そんな事情を聞いてあげるしかない。
そして、当たり前の答えを与えるしかない。
頑張れ。
逃げるな。
負けるな。
似たような悩みを、
皆通り抜けてきたのだから。

2011-05-17

●日々の営み:No. 3715 2011.05.17

桜。江別市文京台

昨日夕方から降っていた雨が
今朝は上がり、晴れてきた。
東の空に雲は残っているが
きれいな青空が見える。
ただ、風が強い。
コートの薄く短い春物した。
遅ればせながら
私の衣での季節が変わったのだ。

桜も時期もそろそろ終わろうとしている。
今年は寒かったので、
サクラの咲く時期が不揃いである。
あれよとあれよというまに
5月も半分過ぎしてしまった。
季節の移ろいを感じるということは、
時間の流れを早く感じているというなのだろうか。
やるべき事をやっていのるであれば、
充実した時間の流れとなる。
最近充実した時間が少ない気がする。
ノルマの追われている気がする。
充実しが時間、日々が
少しでも多くなるように努力することが
私の目標、そして日々の営みとなるのだろうか。

2011-05-16

●人生の妙味:No. 3714 2011.05.16

桜。江別市文京台

今朝は晴れである。
風が強い。
でも、防風の上着を着ていれば、
もう寒さを感じるほどではない。

昨日は予定通りに、いろいろな用事をすませた。
今朝から大学モードに頭を切り替える。
これはいつもの月曜日であるが、
週末に何かをすると、
切り替えに苦労したり、リフレッシュできたりで
月曜日もいろいろな状況になりうる。
週末は家庭モードになるのはしかたがないが、
同じような週末を過ごしても、
その切り替えの苦労はいろいろだ。
切り替えの手間に差ができるのはなぜだろうか。
体調、精神状況の違いだろうか。
同じような週末の日々も
それなりの違いがあるのだろう。
不思議なものである。
これも人生の妙味だろうか。

2011-05-15

●感性の問題:No. 3713 2011.05.15

エゾエンゴサク。野幌森林公園

今朝は雨である。
長男はサッカーの試合があるというので
今日も雨の中、出かけるようだ。
私は、床屋、プール、電器店へ買い物の予定、
次男が図書館に行くというので、
プールに誘ってその後一緒に図書館に行くつもり。

自宅の地デジ化がほぼ完成、
先日、DVDとBDの同じものを見比べたら、
たしかに詳細に見え、綺麗であった。
ところが、DVDも結構きれいなので、
パッと見では違いがよくわからない。
再生装置を新しくしたので、
その性能のせいであろう。
家内が前のレコーダーで作成したDVDが
すごく綺麗に見えるといっていた。
昨日借りてきたBDを見た。
DVDと見比べたわけではないが、綺麗に感じる。
まあ、映画のような感性で味わうものは、
表層を比べても仕方がない。
たとえ映画の画像が荒れていても、
内容のほうが重要である。
作者者は、映像の美しさや構図の細部にまで
こだわって作成しているはずだが、
鑑賞者は、作品を感性に基づいてみるだけである。
映像の美しさも構図も、作者の意図が、
受け手の感性に伝わるかどうかが重要となる。
鑑賞者の感性は、
作者の感性に一番感応するはずだ。
もちろん、そこには技術や映像美、構図も
重要な働きをするのであろう。
でも、最後は、心と心の触れ合いが
すべてを思惑を差し置いて、
結論を下すのかもしれない。

●ミクロな化石、地球を語る:No. 3712 2011.05.15

谷村好洋著「ミクロな化石、地球を語る」
(ISBN978-4-7741-4426-9 C3044)
を読んだ。
プランクトンの化石(微化石)を用いる著者の
研究分野の紹介となっているようだ。
前半はプランクトンや微化石の歴史、
研究の方法の説明は面白い。
しかし、実際の研究例の紹介が面白くない。
ローカルで、事例が個別すぎる気がする。
著者はグローバルな話と考えているようだが、
どうも「それがどうした」という気もする。
ひとつのテーマを深く斬り込んで、
その重要性を分かりやすく
説明するほうがいいのではないだろうか。
博物館におられるのだから、
化石の名前の羅列が
市民には抵抗があるのを熟知されているはずなのに、
大量の化石名がでてくるのは疑問を感じる。

77 龍安寺:石庭の宇宙

 今回は、地域を取り上げるのではなく、ある寺院内の石庭が舞台です。非常に小さい石庭から、地域の地質の特性を見出すことができます。宇宙すら感じることができます。この石庭を眺めてきた多くの人の視線や思念が、ここには、こもっている気がします。庭を作った人の作為、維持している人の努力、眺める観光客の視線や思念が、この石庭をより深いものにしているのかもしれません。

 昨年、愛媛県に滞在しているとき、京都の実家まで帰省をなんどかしました。朝のJRの特急に乗れば、昼過ぎには京都に着きました。料金もそれほど高くないので、親孝行のつもりもあって帰省しました。
 帰省して時間があれば、昼間は京都の街をぶらぶらと散策しました。夜は、母や兄弟、親戚の人たちと会い話をしたり、母の代わりの祭りの手伝い役などもこなしました。まあ、特別な目的があって帰省してるわけでも、母以外に連絡しているわけでもありませんので、私が帰っているというのを聞きつけて、ぽっつりぽっつり訪問者がいるていどで、のんびりと過ごしました。そして訪れた人と、じっくりと話をしました。
 京都の散策で、あるとき衣笠(きぬがさ)にでかけました。京都の西の金閣寺や仁和寺があるあたりです。観光地ですが、観光シーズンからも外れで、梅雨の時期でもあったので、観光客も少なく、比較的のんびりと見て歩くことができました。衣笠では、金閣寺や仁和寺の有名なところも見ましたが、龍安寺の石庭をみることも目的でした。龍安寺には、以前にも2、3度来ているところなのですが、久しぶりに訪れました。
 金閣寺から龍安寺にまでの道(きぬかけの路と呼ばれています)を歩いていくのですが、立命館大学沿いの道に崖があり、その崖には層状チャートが見ることができます。衣笠付近には、層状チャートが分布しているようです。
 このように私は、地質学を初めて以来、石があれば、その石を見ることが習い性となっています。崖があればそこの地層を見、庭石があればその由来を考え、石段があれば石の種類を調べ、石積みがあれば近くの採石場を想像してしまいます。観光地でもあっても同じことをしてしまいます。まあ、いつものことですから、私自身はそれが通常なのですが。
 龍安寺は、小さな寺ですが、石庭が有名で、世界遺産にも登録されています。石庭は狭いのですが、禅における世界観を感じさせる静逸さが魅力です。龍安寺は、禅宗のひとつの臨済宗(りんざいしゅう)の寺院です。
 訪れた人の多くは、縁に腰おろし、庭を眺めます。庭を眺めながらも、無言のまま、自分自身の思いの世界に浸りこんでいきます。極限まで単純化された石庭に何をみるでしょうか。内省するのでしょうか。未来を考えるのでしょうか。宇宙を見るのでしょうか。私は、石をみます。
 石は、白砂のなかに、ぽつりぽつりと置かれています。白砂の中に点在している石は、コケが周辺には生えていて、島のように見えます。石の配置には、対称性も規則性もありません。不規則なようですが、何かの調和があるような不思議な配置をもっています。それが作者の意匠なのでしょう。
 縁側に座り込んで、石庭を眺めました。もの思いにふけるより前に、石が何かをじっくりと見ていきました。
 白砂には、ほとんど丸みがないごつごつしたものなので、川砂ではないようです。角閃石や黒雲母のような黒っぽい鉱物のつぶつぶが見えます。透明感のある石英らしきものも量は少ないですが見えます。白っぽく見えるのは、長石が多いためです。白砂の原岩は、花崗岩のようです。花崗岩の破片だけからできている砂なので、「マサ(真砂とも書かれます)」かもしれません。マサとは、花崗岩が風化して壊れたものです。
 花崗岩からできてる山で風化が起こると、侵食・運搬などの川の作用を受けることなくても、大量の砂(マサ)が、花崗岩の山の周辺に形成されます。このマサが、龍安寺では白砂として利用されているようです。
 島をなしている石と比べて、マサは新しそうです。白さが鮮やかなので、いつかはわかりませんが、最近入れられたものかもしれません。となれば、時々砂は入れ替えている可能性があり、近くにマサを採取できるところがあるのかもしれません。
 実は、京都の周辺には、点々と花崗岩が分布しています。近いところでは、比叡山や比良山が花崗岩からできています。
 京都の南部から奈良にかけては、広く花崗岩が分布しています。南部の花崗岩は、領家帯に属します。領家帯とは、中央構造線より北側で、花崗岩を主として、変成岩を伴っている地帯のことをいいます。白亜紀の花崗岩の活動が特徴的で、古期(1億2000万から9000万年前)と新期(1億1000万から7000万年前)の活動時期があり、古期のほうには片麻状構造があるとされています。
 京都市周辺の花崗岩は、山陽帯に属しています。領家帯より北側に当たる地帯になります。山陽帯の花崗岩は、3つの活動時期が区別されていますが、琵琶湖周辺の花崗岩は、一番新しい時代(6500万から5800万年前)の活動だと考えられています。これらの花崗岩は、あとで説明する丹波帯の堆積岩類を貫いています。つまり、丹波帯より花崗岩のほうが、新し時代にできたことを意味します。
 白い砂の海に浮かぶ島は、7つあります。島は1個の石からできているものもあれば、複数個からなるものもあります。高低もさまざまです。置かれている石の数は、全部で15個です。15個の石が、一見無造作に7か所においてありますが、縁や座敷の座る位置によって、石や島の見え方が異なるようになっています。また、15個の石は、どこから見てもすべてが見えないように巧みに配置されているとされています。本当は見える場所があるのですが。
 そんな石庭の石ですが、よくみると石の種類を窺い知ることができます。層状チャートと玄武岩質砕屑岩(いわゆるハイアロクラスタイトとよばれているもの)がいくつか使われているようです(注を参照)。そして、砂岩や礫岩もあるようです。
 層状チャート、玄武岩、ハイアロクラスタイト、砂岩や礫岩などの組み合わせは、日本列島ではごく普通に見られる岩石種です。このような岩石の組み合わせは、付加体とよばれる列島固有の地質体を構成している岩石種でもあります。
 付加体は、このエッセイでは何度も出てきていますが、海洋プレートが海溝に沈み込むことで形成されます。海洋プレートの沈み込みにともなって、海洋地殻の破片(玄武岩やハイアロクラスタイト)や海洋底の堆積物(層状チャート)が、陸側に剥ぎ取られます。それらが陸から運ばれてきた堆積物(砂岩)と混ります。丹波帯はこのような付加体からできています。
 石庭をつくりあげている岩石は、丹波帯の付加体を構成している岩石種と一致しています。衣笠のきぬかけの路沿いの崖でみた層状チャートも、付加体のメンバーです。
 龍安寺には、もう一つ私がいつもみるものとして、石でできた蹲踞(つくばい)があります。蹲踞とは、茶室に入る前に手を洗うために手や口を清めるための水を入れるものです。蹲踞は、吾唯足知(吾唯足るを知る)という文字がデザインされています。4つの漢字は、すべて口という字が使ってあります。その口を共有して、蹲踞の水を貯めるところにしています。すばらしいデザインではないでしょうか。
 龍安寺の蹲踞は、徳川光圀の寄進だとされていますが、本当のところは不明だそうです。現在では、置かれているものは、レプリカですが、多分そっくりなものなのでしょう。
 この蹲踞は花崗岩からできています。マサも花崗岩由来でしたが、どうも種類が違うようです。マサは白っぽくするために、石英や有色の鉱物が少なく、長石の多いものが利用されています。蹲踞の花崗岩は、石英が結構含まれています。ですから、花崗岩の分類でいえば、マサと蹲踞では、花崗岩でも、違った名前がつきそうです。産地の違う花崗岩かもしれません。レプリカですから、石の産地や細かい種類まで一致させているかどうかは不明です。
 石庭の石は、京都の周辺でみられるものばかりです。石庭には、実は京都の地質が凝縮されていることになります。でも、実際にはこれらの石が本当に京都から持ってこられたかどうかはわかりません。庭石は川の転石で姿のいいものが採取されて、利用されます。また、大量のマサは、近くの比叡山からではなく、どこかの採石所から持ってこられたかもしれません。でも、昔は今ほど流通がなかったはずだから、近場にある素材を利用していたのではないだろうか・・・・・・・などなど、縁側で、そんなことに思いを思いを馳せていました。
 石庭の小さいな宇宙を眺めて、心のなかのでいろいろな思念が、次々と移っていきます。そんな空想の宇宙を羽ばたいているうちに、時間が過ぎ去ってきます。

(注)遠目でながめて推定した岩石種(番号は画像の番号に対応しています)島のアルファベットは、左のものから順につけました。ホームページに写真があります。
1:礫岩(島A)
2:玄武岩質礫岩(ハイアロクラスティック角礫岩)(島B)
3:層状チャートか珪質角礫岩(島B)
4:層状チャート(島B)
5:玄武岩質礫岩(ハイアロクラスティック角礫岩)と砂岩(島C)
6:枕状溶岩の玄武岩(ハイアロクラスティック角礫岩)(島D)
7:砂岩(島D)
8:玄武岩質砂岩(ハイアロクラスティック砂岩)(島E)
9:砂岩(島E)
10:玄武岩質砂岩(ハイアロクラスティック砂岩)(島E)
11:層状チャート(島F)
12:砂岩(島F)
13:砂岩(島G)
14:層状チャート(島G)
15:礫岩(島G)

・桜・
今年の春は、どんよりした天気が多いようです。
気温も例年より低そうです。
桜の開花も遅れいているようです。
そんな遅い北海道の春ですが、
今週末が桜の満開になりそうです。
ただ、天気があまりよくないので
どうなることでしょうか。
桜には青空が似合います。

・矛盾・
大学の教員は学生の教育と自分自身の研究を
進めることが主要な任務です。
その比率は人それぞれでしょう。
それ以外に大学の教員には
大学という組織を円滑に運営するための
仕事(校務)も不可欠になってきます。
校務は自分たちの組織を維持することにもつながるので
しなければならない仕事となります。
教育の対象は学生です。
学生の入学者数が大学の命運を握る時代になってきました。
そのために、学生の供給先である
高校へのさまざまなアプローチが必要になり、
すべての大学で熱心に取り組んでいます。
その担当は大学の教員や職員となります。
大学の教育は学生への教養や専門的学問を
身につけさせることです。
その重要な最終目標は就職です。
就職先を多数用意するために、
企業へのアプローチも必要になります。
それも教員と職員の仕事となります。
昔の大学は、黙ってても大学に学生が来て、
企業からは求人がきました。
しかし、時代は変わりました。
大学への入口も出口も
大学側が世話をしなければならない時代です。
大学の教職員のリソースは
華やかかりしころと変化はありません。
いや、むしろ減っています。
特に非常勤講師は激減させています。
そのしわ寄せは、教員に及び、
研究や教育の質に反映するはずです。
研究や教育の質を落として、
学生へのサービスが向上するのでしょうか。
そこに矛盾はないのでしょうか。
そんなことを考えさせられました。

GeoEssay 77 龍安寺:石庭の宇宙

GeoEssay
77 龍安寺:石庭の宇宙
を発行しました。

今回は、地域を取り上げるのではなく、
ある寺院内の石庭が舞台です。
非常に小さい石庭から、
地域の地質の特性を見出すことができます。
宇宙すら感じることができます。
この石庭を眺めてきた多くの人の視線や思念が、
ここには、こもっている気がします。
庭を作った人の作為、
維持している人の努力、
眺める観光客の視線や思念が、
この石庭をより深いものにしているのかもしれません

2011-05-14

●Bloggerのダウン:No. 3711 2011.05.14

若葉。野幌森林公園

晴れ間は見えるが、
雲がかかっている。
天気がよければ桜の花見にでもいこうかと考えたが、
だめかもしれない。

昨日一日Googleのブログ投稿サイトのBloggerが
ダウンしていた。
現在は一応復旧しているようだ。
その詳細はまだわからないので不安だ。
ニュースも検索したが一部のサイトからの
情報しか流れていないようだ。
Googleの検索で今回の事故に関して
小細工があるのかもしれない。
私は6つのブログを公開している。
すべてはBloggerでおこなっている。
一つのブログを除いて
ホームページのデータをブログに転載しているので、
大元のデータは自分で保存している。
一つだけは保存していなかった。
また他のブログも復旧するときに
投稿の手間を考えると大変なので、
先ほど慌ててブログのバックアップをした。
いったい何があったのだろうか。

2011-05-13

●そこに矛盾はないのか:No. 3710 2011.05.13

桜。江別市文京台

今朝は昨日の快晴から一転、雨である。
自宅を出るころは、
小雨になっていたが、
夜半には結構降ったようだ。
今日は3講目のあと
校務で、札幌に出かける。
校務遂行に関連していろいろ考えた。
大学の教員は学生の教育と
自分自身の研究を
進めることが主要な任務である。
その比率は人それぞれである。
それ以外に大学の教員には
大学という組織を円滑に運営するための
仕事(校務)も不可欠になってくる。
校務は自分たちの組織を
維持することにもつながるので
しなければならない仕事となる。
教育の対象は学生である。
学生の入学者数が
大学の命運を握る時代になってきた。
そのために、学生の供給先である
高校へのさまざまなアプローチが必要になり、
すべての大学で熱心に取り組んでいる。
その担当は大学の教員や職員となる。
大学の教育は学生への教養や専門的学問を
身につけさせることである。
その重要な最終目標は就職である。
就職先を多数用意するために、
企業へのアプローチも必要になる。
それも教員と職員の仕事となる。
昔の大学は、黙ってても大学に学生が来て、
企業からは求人にきた。
しかし、時代は変わった。
大学への入口も出口も
大学側が世話をしなければならない時代である。
大学の教職員のリソースは
華やかかりしころと変化はない。
いや、むしろ減っている。
特に非常勤講師は激減させている。
そのしわ寄せは、教員に及び、
研究や教育の質に反映するはずである。
研究や教育の質を落として、
学生へのサービスが向上するのだろうか。
そこに矛盾はないのだろうか。
そんなことをつくづく考えさせられる。

2011-05-12

●トラブル:No. 3709 2011.05.12

エゾエンゴサク。江別市文京台

昨日の昼前から天気が良くなった。
今朝は快晴である。
心地良い天気である。
こんな快晴は北海道の良さだ。
北国ならではの青さだ。

昨日講義のとき、
動画を使うつもりで用意していた。
ところが、パソコンから
パワーポイントと動画を使おうとしたら、
プロジェクターが動かない。
リセットしてもだめである。
1時間ほど授業を進めていたので、
そこで終了して
次回の講義で動画を見せることにした。
私は、めったに動画をメインにすることはないが、
今回は、はじめて動画を
利用しておこなう講義にしていた。
まあ、IT機器を使っていると
いろいろトラブルはある。
こんな時はだれだって動揺する。
しかし、我を忘れるこなく、
淡々と進めることができる心の余裕がある。
ただ、来週までに修理ができているといいのだが。

EarthEssay 3_95 アルベド:暗い太陽2

EarthEssay
3_95 アルベド:暗い太陽2
を発行しました。

太陽が今より昔のほうが暗かった
「暗い太陽のパラドックス」は、
二酸化炭素の温室効果で
説明できると考えられてきました。
その考えに対して、
新しい提案が昨年なされました。
その論文を中心に紹介しましょう。

2011-05-11

●律すること:No. 3708 2011.05.11

桜。江別市文京台

重い雲の隙間から晴れ間がのぞく。
雨は降っていないが、
どんよりとした天気である。
こんな日が毎日繰り返される。
からりとした晴れが少ない。
桜の時期を迎えつつあるのに
寂しいい天気である。

大学の機能が本格的に動き出してきた。
さまざまな校務で動くようになる。
講義も本格的に内容が深まってきた。
そんな中で自分を見失うことなく
律していかなければならない。
難しくもあり、楽しくもあり。

●スプートニクの落とし子たち:No. 3707 2011.05.11

今野浩著「スプートニクの落とし子たち」
(ISBN98-4-620-32007-6 C0095)
を読んだ。
今野氏の文章は軽妙である。
一気に読んでしまった。
エリートたちの生態をその一員として描いている。
知っている名前がいくつも出てくる。
日本のエリートたちの学生時代、
社会人として生活しているときの裏話が
紹介されている。
なかなか面白い。
他の本も読む予定だ。

2011-05-10

●年の功:No. 3706 2011.05.10

桜。江別市文京台

明け方まで雨であったようだ。
自宅を出るころには雨は上がっていた。
雨に濡れた道路を歩いてきた。
寒さはそれほどではない。
昨日も昼間は晴れたが、
朝夕は曇りであった。

桜がちらほらと咲き出した。
つつじの先に咲いていた。
せっかくの桜も雨にぬれて
華やかさがない。
桜には青空が似合う。

連休が終わって、
通常の日々が始まった。
休みになれた体には
最初の一週間がなかなかつらい。
これも日々を精一杯暮らすことで
なんとなく体に馴染んでいくのだろう。
こんな達観が身についてきた。
年の功だろうか。

●20歳のときに知っておきたかったこと:No. 3705 2011.05.10

ティナ・シーリング著「20歳のときに知っておきたかったこと」
(ISBN974-8-484-10101-9 C0030)
を読んだ。
現在テレビで放映されている先生の著書である。
成功のために秘訣がいろいろ書かれている。
人気の授業である。
しかし、実社会で実践できるかどうかが重要である。
私に難しくて、する気もないが、
二十歳の若者で
積極的に生きていきたい若者には
必要なスキルかもしれない。

2011-05-09

●選択:No. 3704 2011.05.09

雫。江別市文京台

昨日も曇で、どんよりとした天気である。
気温はそれほど低くないが、
今の季節としては低いのだろう。
桜が咲き始めた。
しかし、なかなか花見をするのような天気ではない。
春まだ浅く感じる。

長かったゴールデンウィークが終わった。
出かけることはなかった。
後半は次男が風邪をひいたので、
おとなしくしていた。
溜まっていたDVDをいくつか見た。

日曜日には私だけプールにいった。
愛媛県のときと比べたら、
明らかに運動不足である。
そんなとき人生における選択を考えた。
可能なかぎりプールには通うつもりだ。
週に一度の運動でも
何も運動をしないよりも明らかにいい。
そんな選択を繰り返していくしかない。
だれもがベストを望むが、
ベストではないと不満足が残る。
特に、今までの自分と比べてマイナスなると
不満がになる。
それでもベッターを選び、
それに気持ちを切り替えること。
ワーストよりワーズにする選択。
マイナスを減らしプラスを増やすこと、
そんな繰り返しが、
人生における選択では重要なのかもしれない。
ベストばかりが来るわけではない。
少しでもプラスに向かう選択をするしかない。

2011-05-08

●研究計画:No. 3703 2011.05.08

雫。江別市文京台

昨日も今朝も雨である。
冷たい雨である。
桜の蕾もひらきかけであるが、
なかなかパッとしない。
一部晴れ間がのぞいているが
どうなるのだろう。

金曜日以来、研究計画を考えている。
漠然としているがイメージができつつある。
今後のライフワーク的な研究の方向性だ。
昨年1年間、考え、模索し
一部はスタートしていたので、
その延長線上で続けることになる。
メインの研究に軸足を移しながら
サブワークでの新たな展開を考える。
私の研究のレジュームは、
科学、教育、哲学
の三位一体ですすめる。
今まで教育が中心になっていた。
教育面で、今までの方向性を残しながら、
新展開を考えている。
大学の講義の手法を
素材として取り入れることを考えている。
また哲学の方に力をいれることを考えている。
地質学における重要概念の整理と
基本的考え方の再検討をしていくことにする。
科学は、とりあえずは1年間の
四国での滞在の集大成とお礼をかねて、
西予の地質をまとめていく。
今までの砂と石ころの試料採集を継続しながら、
その後の展開を考えていく。
哲学のテーマと連携しながら
誰もしていない何かを模索する。
まだ、この可能性を諦めたわけではない。
抽象的なイメージだけだが、
そのイメージを保ちながら、
新しい方向性を見つけたら
すぐにそちらに展開していくつもりである。
そのために、イメージだけは常に持つことにする。

2011-05-06

●納得できない:No. 3702 2011.05.06

新芽。江別市文京台

今日は晴れである。
風もなく、それほど冷え込みもなく、
心地よい朝である。
心地良い朝の中を歩いてきた。
昨日からビデオテープから
DVDに画像を映している。
なかなかの手間である。
全部で10本くらい家族の記録がある。
これが終われば、
古いビデオデッキを使うことはなくなるはず。
とりあえずはしまっておくが、
数年して見ることがなければ廃棄できる。
まだ使える装置なのだが、
捨てるのである。
使えるものを廃棄するのは
どこか納得できないところがある。
今の社会が消費を促し、賞賛する。
これがどう考えても
美徳とは思えないのだ。
多くの人が感じているのではないだろうか。
心が許さないことを社会が要請するのは、
一種の圧政、圧力、横暴ではないだろうか。

2011-05-05

●緊張:No. 3701 2011.05.05

つぼみ。江別市文京台

雨は上がったのだろうか。
まだ空は暗い。
ここしばらく寒い。
昨日も、午前中出かけた帰りには、
ミゾレのような雨になっていた。
今日も寒い日になりそうだ。

昨日、京都の弟から電話があった。
姪の入学祝いを家内が
送っておいたのが届いたお礼だ。
2月に京都で会ったので、
弟家族の最近の様子は知っている。
うちの家族は昨年の3月に
帰省したとき会って以来だ。
親族といっても、遠く離れれば、
なかなか連絡をすることもない。
母とは、子供たちもメールの交換と、
時々電話で話をするので、
いつもどおり緊張せずに話せる。
弟だと、久しぶりになるせいだろうか。
緊張するのはなぜだろう。

EarthEssay 3_94 核融合:暗い太陽1

EarthEssay
3_94 核融合:暗い太陽1
を発行しました。

太陽の輝きは、
私たちに大いなる恵を与えてくれます。
無尽蔵のエネルギー源として、
そのありがたさを私たちは享受しています。
太陽の恩恵を当たり前に思い、利用しています。
その仕組みには、
まだわからないこともあります。
そんな太陽のエネルギーの仕組みをみていきましょう。

2011-05-04

●次男の発熱:No. 3700 2011.05.04

コブシ。江別市文京台

昨日は晴れていたが、
夕方から曇り、
夜には雨となった。

昨日は晴れで気持ちが良かったが、
気温が低く風が吹くと、
ひどく寒くなった。
長男は午前中クラブの試合ででかけた。
その間みんなで買い物にいく。
午後、次男が友人と遊びにいく。
帰宅後、寒いと言って夕方熱を出した。
冷えすぎで体調を崩したようだ。
朝には熱は下がっているようだ。
今日一日は様子をみて大事をとる。
金曜日は遠足がある。

今日は、長男とプールにいく予定だ。
まあ、様子を見てだが。

●街場のメディア論:No. 3699 2011.05.04

内田樹著「街場のメディア論」
(ISBN978-4-334-03577-8 C0236)
を読んだ。
以前、「寝ながら学べる構造主義」を読んだ。
本書は、人気のある街場シリーズの一つだ。
視点が定まったなかなか説得力のある主張である。
大学の講義を本にまとめたものだ。
学生や院生とどのような議論がなされたか、
興味が出る。
なかなか硬派な感じがする。

2011-05-02

●プール:No. 3698 2011.05.02

つくし。江別市文京台

小雨が降っていた。
寒くはないが、風があり、
ズボンの裾が濡れた。
連休の中日にあたるが、
大学もある。
長男の中学校は、
土曜日と今日は休みにして連休にしている。
ただ、クラブの練習と地区大会があるので、
連休中は2日ほど休みになるが、
あとは、出かけている。
昨日がその休みだったので、
天気が悪かったので、
野外へは出れないので、
家族でプールにいった。
長男は1年ぶりの水泳だったが、
やはり一番泳ぎが上手だ。
長男がロッカーに帽子を忘れ、
後日取りに行くことにした。
だから、再度長男もプールに出かける予定だ。

2011-05-01

Monolog 112 帰納法と権威

Monolog
112 帰納法と権威
を発行しました。

人は、無意識に帰納法を実生活で適用しています。
帰納法が緩やかに働いていると、
それが作用していることも気づきません。
帰納法の適用の結果、
権威が形成されていきます。
もしかすると、帰納法的考え方とは、
脳の生理に叶っているが故に、
無意識に使っているのかもしれません。