2012-06-30

●旅する巨人:No. 4092 2012.06.30

佐野眞一著「旅する巨人」
(ISBN4-16-352310-3 C0023)
を読んだ。
「宮本常一と渋沢敬三」という副題がある。
渋沢栄一の孫で銀行家から
仕方なく戦時と戦後の政策側にかかわった敬三。
彼は学問を目指したが十分にできなかったが、
パトロンとして柳田とは違った民俗学を起こす。
その一番の弟子が宮本常一であった。
彼はあることに一生を捧げ、
脅威の野外調査と膨大な原稿を残した。
宮本が渋沢から守った教えは
「財界でも学界でも中心に居てはいけない。
いつも少し離れたところに居るべきだ。
そうしないと渦の中に巻き込まれてしまう。
そして自分を見失う。」
何時の時代もこの言葉は重要だ。
もちろん私にも。

2012-06-28

●1歩と半、進む:No. 4090 2012.06.28

若葉と朝日。江別市文京台

今朝も快晴だ。
今日も少し早目に自宅を出た。
歩いていると汗が出てくる。
空気が乾燥していて
気温も高くないので、爽快である。
研究室は建物の5階の最上階にある。
建物は夜間は締め切っているので、
むっとした空気が淀んいる。
朝つくと、廊下の3方の窓を開け、
研究室の窓、ドアを開けはなつ。
まずは、風が流れるようにする。
空気が流れる時は、心地良いが、
今日は流れない。
しかし、微かには空気が入れ替わる。
朝の空気を感じる。

昨日は講義のすき間をぬって
一つと半分の仕事を進めた。
いずれも今週締め切りの仕事である。
半分の方を今週中に再度見なおす予定だ。、
別の重要で手間のかかる仕事に
今日からは着手したい。
講義と会議のすき間をぬって
すすめなければ。

EarthEssay 3_112 下部マントル 4:二層対流へ

EarthEssay
3_112 下部マントル 4:二層対流へ
を発行しました。

下部マントルが
始原的隕石の成分に似ているということは、
地球ができてからほとんど変化することなく、
現在に至ったことになります。
一方、上部マントルは、
固有の進化を遂げたことになります。
この結果は、地球の歴史を書き換えることになるかもしれません。
一つの論文が、主流派に大きな変更を迫ることがあります。
今回の結果もそのような役割を果たすかも知れません。

2012-06-27

●1つ半歩前に:No. 4089 2012.06.27

ニセアカシア。江別市文京台

今朝も快晴だ。
天気がいい日は早目に自宅を出たい。
朝の空気が心地よい。
今日から半袖にした。
ここ数日、暑いくらいの陽気である。
それまでは、朝夕は少々涼しいので、
長袖で上着を着ていたが、
もう暑いのでやめた。
いよいよ夏だ。

多数の仕事が控えている。
1つずつこなしていくしかない。
昨日1つの半の仕事をした。
できれば、今日も、
もう1つ半歩前に進めればと思う。
快晴の空を眺めなが始めよう。

2012-06-26

●消耗戦:No. 4088 2012.06.26

青空と木。江別市文京台

今朝は快晴だ。
朝起きたら霧が深かったが、
自宅を出ることには青空になっていた。
心地よい天気だ。

仕事が詰まって、切羽詰まってきた。
昨日は講義の準備を一日していた。
締め切り原稿3つ。
うち一つは論文。
本の校正が一つ。
校務の原稿が2つ。
一方は重要なもの。
合間に講義の作成を
しなければならない。
時間が足りない。
集中力も減退してきて、
減ってきている。
今月から来月が忙しい。
やって乗り切るしかない。
消耗戦のようだ。

2012-06-25

●平凡な日々:No. 4087 2012.06.25

花。江別市文京台

今朝は曇りである。
いつものように上着を着てきたが
それほど寒くはなく、
なくてもいいくらいの気候である。
6月もそろそろ終わりだから
今年は涼しいようだ。

土曜日は気分転換に
久しぶりにプールに行く予定だったが、
長男が忘れ物をして、
その対処で出かけるチャンスを逃した。
日曜日は家族はそれぞれ用事があったが、
私はその送迎と、
地区の一斉清掃があった。
空き時間に講義用の
データ整理と作図をしていた。
平凡な日々であった。

2012-06-22

●宇宙で最初の星はどうやって生まれたのか:No. 4085 2012.06.22

吉田直紀著「宇宙で最初の星はどうやって生まれたのか」
(ISBN978-4-7966-8310-4 C0244)
を読んだ。
うーーん。
文章を書いた人は
わかりやすく書くことができるようなのだが、
文章が不統一である。
そもそも本人が本当に書いたのか。
新知見が少なすぎる。
一冊には内容が少なすぎる。
かなり期待して読んだので
失望が大きい。

2012-06-21

●気の抜けない日々:No. 4084 2012.06.21


擬態。江別市文京台

今朝も昨日に引き続き曇り。
今にも降り出しそうな天気である。

昨日は旭川に車で出張した。
雨が降ったり止んだりの天気で、
高速を利用したが、
久しぶりの長距離運転なので、
ぐったりとして疲れた。
でも疲れを回復する余裕はない。
そろそろ、いろいろな締め切りが近づいている。
また講義の新規に作成すべき部分も
これから連続する。
これからしばらくは、
気の抜けない日々が続きそうだ。

EarthEssay 3_111 下部マントル 3:相違

EarthEssay
3_111 下部マントル 3:相違
を発行しました。

下部マントルは上部マントルとは
違うものでできていることを、
村上さんたちは明らかにしました。
結果自体は、想定内であったのですが、
実証的に示したことが重要です。
実証には高度な実験装置がいろいろ使われています。
それは、日本の技術を背景にした成果であるといえます。

2012-06-19

●急遽、出張:No. 4083 2012.06.19

木。江別市文京台

今朝は曇りで風があった。
気温は高く、室内は蒸し暑い。
着実に夏に向かっている。

明日急遽、出張が入った。
教育実習の指導で旭川にいく。
今週に予定は入っていたのだが、
日にちが決まっていなかった。
木曜日か金曜日だと思っていたが、
水曜日なった。
まあ、しかたがない。
当日の講義の休講通知をして、
補講をすることになった。
今朝、日程は一緒だが、時間の変更があった。
1時間ほど早く出ることになった。

●鉄の骨:No. 4082 2012.06.19

池井戸潤著「鉄の骨」
(ISBN978-4-06-2770972 C0193)
を読んだ。
青森で購入して読みだして
やっと読みおわった。
量が多いので読むのに
時間がかかった。
しかし、面白く読めた。
企業と銀行のサラリーマンの物語である。
市井の普通の人が、
談合にどう対処しするか。
そんなストーリで話を進む。

2012-06-18

●スーツ:No. 4081 2012.06.18

ノラニンジン。江別市文京台

今朝は曇りで、
小雨が途中でぱらついた。
気温はそれほどではない。
週末から雨になった。

休日に、スーツを購入した。
夏用のスーツだ。
市内に新しい紳士服チェーン店ができた。
そこで購入した。
最近はネクタイをせず、
特に夏場はクールビズで
ネクタイは不要になった。
しかし年間を通じて、
何度もネクタイが必要な時がある。
使用頻度からしたら少々高い出費だが
以前の古いはもうだいぶくたびれてきた。
今年は2着もスーツを購入した。
サラリーマンなら当たり前かもしれないが、
ブレザーしか着ない私には
少々もったいないかもしれないが。

2012-06-17

●のんびり:No. 4080 2012.06.17

昨日は、午前中買い物にいっき、
午後は自宅でくつろいでいたが、
疲れているようで、うとうとしていた。
昨夜10時前に帰宅した。
青森からの出張だった。
青森では、交通の便が悪く、
待ち合わせ時間がたくさんあった。
津軽鉄道を使ってでかけた。
観光と通学が主な利用なのだろうか。
利用客は少ない。
それがのんびりとしていい。
ゆったりとしたのんびりとした
時間の流れを感じた。
五所川原での2時間は、
市内の観光施設を見ることができた。
ただ、空港での待ち時間は
ひたすら読書となった。

●アクセス:No. 4079 2012.06.17

誉田哲也著「アクセス」
(ISBN978-4-10-130871-5 C193)
を読んだ。
ホラーとサスペンスを合わせたものである。
そして一部仮想空間での話しとなる。
少々ついていけないところがあり、
途中でやめかけたが、
終わりに気になり最後まで読んでしまった。

●独立国家のつくりかた:No. 4078 2012.06.17

坂口恭平著「独立国家のつくりかた」
(ISBN978-4-06-288155-5 C0210)
を読んだ。
面白い。
発想が原理的であり、
そして行動的である。
私が日頃感じている同様の疑問を
解決するために、
立ち上がった人である。
社会的には芸術活動とされているが、
本当は本気の革命。
やっていることが正しいのを世間の人は感じている。
それを革命と呼ぶのが怖いから、
芸術活動と呼ぶのかもしれない。
私には、なかなかまねのできない行動だ。

2012-06-15

90 野幌丘陵:災害への心構え

今回は、3.11を忘れないために、私の忘備録にしようと思って書きました。同様の内容は、どこでも、だれでも、少し頑張れば手に入る情報です。そこでそれぞれの人が、自分にあった対処法を考えることが大切だと思います。このエッセイが、災害について考えてもらう一助になればと思っています。

 私の自宅は丘陵の裾野にあります。その丘陵は、野幌丘陵といいます。北海道の石狩地方の石狩平野を南北に分断するかのようにあります。ただし、北部は石狩川が横切っていますが。
 野幌丘陵は、札幌市を見下ろすようにあります。丘陵の北部は江別市、南部は北広島市、そして札幌市にも一部かかっています。丘陵の多くは、北海道立の自然公園である野幌森林公園となっています。丘陵周辺には、宅地もありますが、小中学校や大学(5つもあります)、民間や公立の研究施設、運動公園、図書館、博物館などが点在する文教地区となっています。
 私の自宅は野幌丘陵の北の裾野にあり、勤務地の大学は中央部の西側の裾野にあります。私は、毎日、丘陵の西側をトラバースするように、3.5kmほどの道のりを、歩いて通っています。
 丘陵の西の裾野ですから、西向きの浸食跡や河川がいくつもでき、緩やかなうねりを形成しています。トラバースをしていても、登り下りがみえます。歩いていると緩やかな傾斜は気になりませんが、自転車だと体感できます。かつては自転車で通勤をしていたので、登りで疲れ、下りで楽したことを思い出します。
 丘陵とは、谷との高低差100m以下、標高も300m以下で、山地よりも小さく台地より大きな地形で、遠くから眺めると平坦な高まりにみえます。野幌丘陵は標高100mに満たない低いものですが、高まりを感じることできます。例えば、丘陵の開けた高まり(高い建物など)から低地を眺めると、見下ろした景観が広がります。また、低地側から眺めると、盛り上がった丘陵のシルエットがよくみえます。これは、周辺に平らな低地帯(石狩低地、標高数mほど)が、ひろがっているためでしょう。
 野幌丘陵を詳しく見ると、裾野は東側が急傾斜で険しくなっており、西側は緩傾斜でうねりのある地形になっています。このような地形の特徴は、丘陵の北部でよくみられ、南部では支笏の山なみに連続するため、不明瞭になります。
 丘陵を構成している地質は、土砂がたまった地層です。ただし、そのほとんどは、まだ固まっていない堆積物からできています。赤松ほか(1981)の論文によれば、下から第四紀更新世中期の竹山礫層(約20万年前)、更新世後期のもみじ台層(約12万年前)、小野幌層(約10万年前)、元野幌層(約4万年前)、更新世中期の厚別砂礫層・広島砂礫層(約3万年前)と呼ばれる地層が重なっているとされています。最初は海でたまった地層(海成層)で、後には湿地帯でたまった地層へと変化します。いずれの地層も新しい時代にたまった堆積物です。
 その下には、古い時代(白亜紀からネオオジン(新第三紀とよばれていたもの))の岩石類(基盤岩類とよばれます)があります。新しい地層の下にある基盤岩類の存在は、物理的探査(重力探査、地震探査、ボーリング)によって確認されています。
 基盤岩類の上に、新しい時代の堆積物が溜まっています。低地帯も似た堆積物からできていて、野幌丘陵はそれらの地層が盛り上がってできたと考えれます。盛り上がった原因は、地層の曲がりと断層によるものです。
 地層の曲がりとは、褶曲(しゅうきょく)とよばれます。幾重にも平らに溜まった地層が、両側から押されると、波打つように曲がっていきます。そして時には割れることもあります。北海道は、太平洋プレートの沈み込みによって、常に圧縮されている場でもあります。ですから、褶曲ができやすくなっています。
 盛り上がってできた褶曲(背斜)が野幌丘陵にあたります。褶曲の軸は、南北にのびています。ただし、背斜構造がみられるのは丘陵の北部で、南部はよくわかっていません。
 また、丘陵の東側には、断層があることがわかっています。野幌丘陵の東の端にそって、ほぼ南北に走る4kmほどの断層が東に傾いて存在しています。野幌丘陵断層と呼ばれています。こんな新しい地層を切るような断層は活断層になります。一部、断層が見えているところがあるので、その存在は確認されています。丘陵の東側の斜面が急なのは、断層によって切れているためだったのです。
 野幌丘陵の地層や背斜構造や断層は、当別の山地(樺戸山地南端)にまで連続しています。ただし、上でも述べましたが、丘陵の南の方は支笏の山地に連続し、火山灰が覆っているので、よくわからなくなっています。
 活断層があれば、地震が心配になります。2010年に10月20日と12月2日には、札幌で地震が起こっています。この地震は、札幌の直下型で、震度はあまり大きくありません(震度3)でした。この地震は、札幌市内の地下にある(伏在(ふくざい)といいます)する活断層の一つ(月寒断層と呼ばれています)が活動したと考えられています。
 野幌丘陵断層の活動記録は、今のところわかっていません。ですから、いつどの程度の規模で動くかは、断層の評価になってきます。北海道の防災会議によって2008年と2011年(3月)に被害想定がなされています。2011年3月になされたも推定ですが、これは東日本大震災が起こる前のものです。その想定によると、計算に用いられたのは、上端が深さ6km、長さ32km幅22kmで東に45度傾斜した断層が活動して、マグニチュード7.5、震度7の地震を起こしたというものです。その結果、木造住家全壊は最大17,549棟で、最小が17,068棟、死傷者は、最大で23,264名、最小で22,898名という非常に甚大な被害が予想されています。
 少々不安になる数字です。我が家は、背斜軸の上、断層の西側にあたります。私は、そのような地に住み、暮らしていることになります。幸い、海からは遠いので津波への心配は少ないのですが、直下型の地震は、つねに考慮しておく必要があります。
 自宅での対処は、耐震性や家具などの倒壊を最小限にすること、ライフラインの断絶に備えておくしかありません。
 火災や盗難などにには、以前に備えをしました。昨年冬に、我が家の書棚をすべて作り付けにする工事をしてもらい、倒壊の危険を減らしました。少々お金がかかりましたが、目先の出費より生命を守ることが優先です。もちろん快適さも同時に満たしてもらっています。
 今は、ライフライン、特に電気はどうしようかと悩んでいます。ソーラーパネルをつけたいのですが、なかなかまだ効率がよくなりません。パネルとその施工工事は、大きな出費となるので、おいおい進めていこうかと考えています。少しずつ備えていくしかありません。
 私のことばかりを紹介しましたが、一度このようなことを考えてみてはどうでしょうか。防災、減災は、起こってしまってからでは手遅れです。3.11の教訓を忘れないためにも、自然災害への個人での備えをすすめましょう。ここで消化した、活断層、その被害予想などは、国や都道府県、市町村がハザードマップや被害想定、防災案を策定して、公開しています。読者の方も簡単に手に入りますから、それを見ながら、自分が住んでいるところを、もう少しよく知っておくことは必要ではないでしょうか。今回のエッセイがそのためになればと思っています。

・賢くなれ・
3.11以降、地震や津波に対する
今までの知識や想定は
大きな見直しが迫られています。
早急な見直しも、必要なのですが、
根本的な見直しも、必要かもしれません。
根本的な見直しとは、防災や災害に対する考え方自体です。
例えば、想定とは前提があり、
その前提でのみ適用可能なので、
想定外を想定して対処を考えるべきでしょう。
また、科学は、まだまだ無力であるので
想定外が当たり前と心得るべきでしょう。
そのような立場で、防災案を考えておく必要があります。
人は賢いのですから、それぞれが独自の判断を養うべきでしょう。
そんことを、最近、考えています。

・青森出張・
14日と15日は青森に出張です。
これは校務なのですが、
最近、大学の授業や校務が忙しく、
外に出る機会が減って来ました。
出るとしても気が抜けない落ち着かない外出ばかりです。
毎年9月にいってる地質調査も
今回はどうなるかわからない状態です。
なんとなく世知辛い世になって大変で
心が落ち着きません。
短時間の出張が癒してくれれば幸いなのですが。

GeoEssay 90 野幌丘陵:災害への心構え

GeoEssay
90 野幌丘陵:災害への心構え
を発行しました。

今回は、3.11を忘れないために、
私の忘備録にしようと思って書きました。
同様の内容は、どこでも、だれでも、
少し頑張れば手に入る情報です。
そこでそれぞれの人が、
自分にあった対処法を考えることが
大切だと思います。
このエッセイが、
災害について考えてもらう一助になればと思っています。

2012-06-14

●出張:No. 4077 2012.06.14

ハルニレ。江別市文京台

今朝は曇って風があるので肌寒い。
でも気温はそれほど低くはない。
研究室は少々蒸し暑いくらいだ。
朝から窓を開けて、
仕事を始めている。

今日は1講目の講義をしてから、
出張にでかける。
明日の夜遅く帰宅する。
半日の用事のために、
1泊2日の出張である。
学生の教育実習の指導のために出かける。
出かけるため、出かけている間の
最後の準備を朝からしている。
1講目が始まるまで2時間ほどあるので、
そこそこ雑用ができるのだが
せわしない。

●ビブリア古書堂の事件帖2:No. 4076 2012.06.14

三上延著「ビブリア古書堂の事件帖2」
(ISBN978-4-04-870824-1 C0193)
を読んだ。
昨日と今朝であっさり読めてしまった。
なかなか面白かった。
短篇集だが、主人公や登場人物たちの
事情は進展していく。
古書を素材にした軽いミステリーだ。

●ビブリア古書堂の事件帖:No. 4075 2012.06.14

三上延著「ビブリア古書堂の事件帖」
(ISBN978-4-04-870469-4 C0193)
を読んだ。
軽いミステリーである。
死者のでないほのぼのとしたものである。
ボリュウムが少ないので
あっさりと読める。
なかなか面白かった。

EarthEssay 3_110 下部マントル 2:SPring-8

EarthEssay
3_110 下部マントル 2:SPring-8
を発行しました。

マントルと核(コア)は、
岩石と鉄、固体と液体という
大きな性質の違いがあります。
地球深部の大雑把な特徴はわかっていますが、
下部マントルの実態はよくわかっていません。
今回、下部マントルは
上部マントルとは違うことが分かってきました。
その結果は、日本が誇るSPring-8という
巨大な世界最高峰の装置を使って
おこなわれた実験によるものでした。

2012-06-13

●熟睡:No. 4074 2012.06.13

花。江別市文京台

今朝は晴れで、風が強い。
風のために体感温度が低い。

母の滞在中、いろいろ出歩いたので、
少々疲れたのだろう。
朝まで熟睡した。
大抵は、眠りが浅く、
夜中に目がさめることがよくある。
時には寝付けずに、
本を読むこともある。
だから、朝まで熟睡できるのは
なかなかないことである。
おかげで 、今朝はすっきりとして起きた。
疲れているので熟睡した。
それで体調がよい。
そんなに若くはないのだが。

2012-06-12

●母の滞在:No. 4073 2012.06.12

コスモス。江別市文京台

今朝は曇りで風が強く少々肌寒かった。
でも、もう6月も中旬で、
コートはさすがにいらなくなった。

昨日まで母が滞在していた。
3泊4日の短い滞在だった。
空港まで送っていた。
空港は大人数が着いたようで、
手荷物に大人数が行列をしていた。
1時間以上の余裕をもって
着いたつもりであったが、
手荷物、搭乗口で行列があったので、
買い物をすることもなく、
そのまま母は入った。
しかし、到着した時と一昨日に
買い物をしていたので、
それを荷物で発送していたので、
大丈夫だったろう。
母は土産物を買うことも
旅行の一環なのだから、
少々は許すつもりだが、
あまりに際限がないので、
みていて恐ろしくなるほどだ。
これが田舎の風習というものなのだろうか。
2時間後空港に到着、
さらに2時間後自宅についたとの連絡があった。

●大気の進化46億年O2とCO2:No. 4073 2012.06.12

田近英一著「大気の進化46億年O2とCO2」
(ISBN978-4-7741-4781-0 C3044)
を読んだ。
この手の一般向けの書籍は、
私にとっては、いい勉強の機会となる。
特に著者が公開すべきだと考えている
最新情報を目にすることができる。
大きな流れの変化があれば、
関連の文献や専門書を見る必要がある。
この本では、 学問の流れには
大きな変化はなかったことがわかった。
ただし、詳細な点ではいろいろな新知見があった。
私にとっては、そんな細々したことも大切なのだが。

2012-06-08

●少し大学で:No. 4070 2012.06.07

レンゲ。江別市文京台

曇りの中、歩いてきた。
今日、母が来る。
到着は、昼過ぎなので、
午前中は大学で仕事をすることにした。
持ち越したくない仕事が出来る。
昼前に車で出て空港まで迎えに行く。
4月以来で、電話でも何度も話をしていくが、
顔を合わせるのは大切だ。

2012-06-07

●木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか:No. 4070 2012.06.07

増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
(ISBN978-4-10-330071-C0093)
を読んだ。
膨大な量のノンフィクションのドキュメントである。
読むのに長い時間がかかったが、
面白かった。
「シャトゥーン」 を書いた作家だ。
不出生の柔道家がプロレスで力道山に負けた。
なぜ負けたのかを
増田氏は追求していく。
負けるはずのない木村が、負けたのは、
なにか裏があるのではないか。
それを多くの関係者や
膨大な資料をあたって追求していく。
しかし、不本意ながら
負けるべくして負けたと結論する。
昭和の時代の柔道や武道、興行、裏社会などからも
解き明かしながら述べていく。
4年間の雑誌連載の後の単行本化なので、
内容に重複する部分、
時間的に前後する部分などもあり、
一気に読むと気になるところがある
その膨大な内容に圧倒されて、
そのような欠点は消えていく。


●母、来たる:No. 4069 2012.06.07

花。江別市文京台

今朝は、雲が低い。
昨日、昼前に一雨あり、
午後もパラパラと降ったり止んだり。
朝には上がっていたが、
大学についても、まだ雲がかかっている。

昨日次男の小学校では
運動会の総練習をしたそうだ。
雨だったので、途中で中止。
今日続きをするそうだ。
練習の大切だが、
保護者としては、
当時の天気も気になる。
明日母が来道する。
その迎えにいき、運動が会に望む。
体力が落ちているので少々心配だが。

EarthEssay 3_109 下部マントル 1:対流

EarthEssay
3_109 下部マントル 1:対流
を発行しました。

マントルは、一層対流か二層対流か、
上部と下部の岩石は同じなのか違うのか。
マントルについて、まだ解明されていないことが、
いろいろあります。
マントルは、近いようで遠いところ、
人類はもちろん行くことも、
見ることもできない未知の世界です。
マントルでも、特にわかっていない
下部に関する新しい情報が出てきました。
マントルの最新情報を紹介しましょう。

2012-06-06

●野生:No. 4068 2012.06.06

キタキツネ。江別市文京台

今朝は、低い雲が出ていたが、
大学に着く頃には
いつものように晴れてきた。

最近、通勤経路である
隣の大学にてキタキツネをよくみかける。
朝だけでなく、昼間もみかけることがある。
野生のキツネなので、
ガリガリにやせている。
人には一応警戒はしているが、
それほど危機感を持っているようには見えない。
誰かがエサを与えているのだろうか。
森の中では生活できないのだろうか。
それとも狩りをできる縄張りがないのだろうか。
人家付近に来て暮らしているようだ。
野生では生きていくのが大変なのだろう。
ガリガリに痩せているが
夏は食料がある時期なのだろうか。
そんなことが気になってしまう。

2012-06-05

●論文:No. 4067 2012.06.05

ライラック。江別市文京台

今朝は、霧が出ていた。
大学につたらきりが晴れ
青空が広がっていた。
心地良い青空だ。

少しずつではあるが、
論文には手を加えている。
しかし、進みは遅い。
出だしの部分に手こずっていて、
本論の部分にはなかなか入れない。
書いた図を用いて
論を展開しないといけないのだが。
でも、少しでも進めていくことが重要だ。

さあ今日も講義とその準備が
滞っているので、進めていこう。

2012-06-04

●カラス:No. 4066 2012.06.04

花。江別市文京台

今朝も曇が多かったが、
歩いているあいだに晴れてきた。
大学についてしばらくすると快晴になってきた。

歩いて来る途中、道立図書館に
カラスが子育てをはじめたようだ。
警戒の鳴き声を近くでたてられた。
昨年だいぶ攻撃してきたものと
同じ家族かもしれない。
もしそうなら顔を覚えられている可能性がある。
歩くコースを変更しよう。
先日、大学でも巣作りをしているカラスがいて、
学生がだいぶ襲われたので駆除したようだ。
カラスも必死だが、
人間も知恵を使って対抗しなければ。

土曜日の午前中は小学校でPTAでの整備活動。
その後、昼には参加者皆でジンギスカンをした。
参加家族は減ってきたが、
青空のもと楽しい食事会だった。
日曜日は次男と私が床屋にいき、
その間、家内は買い物をする。
その後、2件ほど探しもので
店をめぐるが見つからず。
まあ、仕方がない。
淡々とした休日、
時間に追われる平日が続く。

2012-06-01

●6月に:No. 4065 2012.06.01

サクランボ。江別市文京台

今朝も曇が多かったが、
歩いている時、
雲の切れ間から朝日がのぞいていた。
コートを着てきたが
寒くはなかった。
ただし、風があると
肌寒いようだ。

いよいよ6月である。
季節としては、
北海道では一番いい時である。
実際には、通勤時間以外に、
季節の移り変わりを感じる
時間が少なくなっている。
最近は心の余裕がなく、
季節の移り変わりを味わえないようだ。
もう一つの要因は、
子どもたちが大きくなって、
休日に自然の中に
出かけていくことが減ったためだろう。
家族の変化とともに、
自分自身の意識や振る舞いが
変わらなければならないのだろう。

Monolog 125 金環日食のSense of Wonder


Monolog
125 金環日食のSense of Wonder
を発行しました。

5月21日の金環日食は、
日本中に事前にニュースがながれ、
当日もいろいろ話題になりました。
私は残念ながら見ることはできませんでしたが、
準備の過程や待っていること、
その後のテレビ番組をみることで満喫しました。
これは負け惜しみではなく、
金環日食を通じて、
さまざまなSense of Wonderを感じたからです。