2012-11-30

●ありがとう3組:No. 4235 2012.11.30


乙武洋匡著「ありがとう3組」
(ISBN978-4-06-217938-6 C0093)
を読んだ。
「だじょうぶ3組」の続編である。
6年生になった同じクラスを
再び赤尾慎之介が担任になった。
そこに発達障害の児童が転入してくる。
そこで教育とは何かを考えさせられる小説であった。

●逃避の未完への反省:No. 4235 2012.11.30


落ち葉と雪。江別

今朝は冷え込んだ。
昨日の朝は暖かく、
午後から冷え込んできた。
今朝は残雪がガリガリに凍っていた。
しかし昨日の昼間暖かったので
氷がくずれた状態のところは
歩きやすかったが。
まるで冬景色である。

今日で、11月も終わりだ。
明日から師走だ。
今年の1月に立てた目標で
やるべきことがどの程度こなせたか。
今年は大学の講義や校務に
なぜかわからないが非常に疲れた。
それを言い訳にしてはいけないが、
年頭の計画が進んでいない。
しかし、毎年この時期、
このようなことをいっている気がする。
失敗を繰り返している自分がいることに気づく。
努力の末の失敗は経験となる。
逃避の未完は反省すべきだ。
今年はどちらだ。

2012-11-29

●論文の構想:No. 4234 2012.11.29


実。江別

今朝は温かい。
道の雪が半分溶けている。
凍っているところと、
ぐしょぐしょになっているところが
混在している。
非常に歩きにくく、
転んだらびしょびしょになりそうでおっかない。

次なる論文の構想を考えている。
書くべきもの、書きたいものがいろいろある。
どれにするか、優先順位と
準備の大変さを考えながら、
プロットを考えることになる。
そのためには、いくつか調べものを
していかなければならない。
そんなことをはじめていたら、
論文の査読が来た。
こういうのが来ると
ついつい気になって
他のことが手につきにくくなる。
今日明日の時間の開いている時に
一気にやっていこうかと思っている。
そうなると論文が遅れていくのだなあ。

EarthEssay 6_105 不確定の破れ 2:乱れ


EarthEssay
6_105 不確定の破れ 2:乱れ
を発行しました。

一見確固たる対象があったとしても、
ごく微小な世界でみると、
そこにさまざまな不確かさが紛れ込んでいます。
観測による不確かさ、
対象自身がもっている「乱れ」も不確かさを生みます。
不確かさを正確に観測するということは、
いろいろな困難、問題があるようです。

2012-11-28

●達成感:No. 4233 2012.11.28


ナナカマド。江別

今朝も雪が積もっていた。
場所によっては除雪が入っていた。
いよいよ根雪のような雪模様。
まあ、時期的にはまだ早そうだが。
スキー場は喜んでいるだろうか。

昨日は、卒業研究の最後の添削をした。
来週までの課題を示した。
どこまでできるか、
本人がどこまで努力を続けるか。
それにかかっている。
あきらめず、
努力することの大切さ、
苦労の先にある
大きな達成感を味わってほしいものだ。

●面白くて眠れない数学:No. 4232 2012.11.28


櫻井進著「面白くて眠れない数学」
(ISBN978-4-569-79117-3 C0041)
を読んだ。
数学に関する軽い読み物だ。
軽くていいのだが、
書籍として読むには、
軽すぎる気がする。

2012-11-27

●実行という行為:No. 4231 2012.11.276


街灯。江別

昨日午後は雨であった。
今朝、自宅を出ると、
小雨が途中から降りだしたが
明け方には氷点下になったようで、
道路ががりがりに凍っていた。
足場の悪いところは
つるつるで歩きづらかった。

現在は、校務をいろいろをこなしている。
学生とともに行なっているもの。
来年度の変則的講義の調整。
今後の私の持ち講義の調整。
新しい講義での授業内容の調整。
何かと仕事はあるものだ。
いや、来るものだ。
本来なら、今年したかったことを
残された1月でどこまでできるか
挑戦すべきことがあるので、それを したい。
研究では、野外調査はもうできないので、
思索を深めていくこと。
関連地域のレヴューか残っている。
やりたいことリストがあるので、
それにそって進みたいのだが。
愚痴を行ってもことは進まない。
実行という行為、行動のみが
結果を導くのだ。

2012-11-26

●最後までやり遂げる:No. 4230 2012.11.26


街灯。江別

今朝もまたうっすらと雪が積もっていた。
気温が低くなかったので、
べちょべちょの雪であった。
雪が消えることなく
つぎつぎと雪が降る。

もう11月も終わる。
11月は、ばたばたしていた。
特に論文の〆切で集中して消耗した。
あとは、講義と校務に追われている。
こんな日々が12月も続くのだろう。
12月は卒論の〆切がある。
順調に校正をすすめているから、
なんとかやり遂げてもらいたいものだ。
明日、一応の完成状態を見せて貰う予定だ。
ただ、修正はまだ入るだろうが。
最後までよりよいものを目指し
諦めることなくやり遂げることが重要。
学生にたいしでだけでなく、
自分自身に対しても。

2012-11-25

●大学入試:No. 4229 2012.11.25


凍った道。江別

今朝は、冷え込んだ。
道路ががりがりに凍った中を歩いてきた。

今日は大学の入試で
休日だが大学に出ている。
いつもの時間に大学に来た。
今日の日程は少々ハードだ。
朝のうちに少しでも作業をしておこう。

●阿武隈共和国独立宣言:No. 4228 2012.11.25


林雲司著「阿武隈共和国独立宣言」
(ISBN978-4-7684-5691-0 C0093)
を読んだ。
設定が非常に面白い。
しかし、独立宣言後の
展開が残念である。
もっと展開をしてほいところだ。

2012-11-24

●ブランドのジャンバー:No. 4227 2012.11.24


昨日から雪である。
朝外をみるとしっかりと雪が積もっている。
もう冬のような雪景色だ。

昨日は、次男のスキーウェアが小さくなったので
新しく買うことになった。
しかし、スキーの授業は今シーズンだけである。
もったいなので古着にすることにした。
上下のスキーウェアを買おうとしたが、
サイズの合うものがない。
しかたがないので、上着だけで大人用の
Mサイズでも合うものがある。
なかなか気に入るのがないようだ。
厚手で丈夫な上着を選ぶことにした。
次男が気に入ったのは
古着にしては高いので
ラベルをみたら有名ブランドだった。
家内がこの金額なら量販店で
上下のスキーウェアが買えるという。
上着なので日常にも使えばいいのではないが、
次のシーズンも冬物として使える。
とういことで、次男は今シーズンの厳冬は
りっぱなブランドのジャンバーを着ることになった。

●リバイアサン1999:No. 4226 2012.11.24


景山民夫著「リバイアサン1999」
(4-04-173613-7 C0193)
を読んだ。
少々古い小説である。
ストーリは面白い。
地質学や地質学者が登場する。
地磁気の逆転と地軸の回転、
惑星の直列と直交、
などがでてくる。
地質学的に地磁気の逆転は
よく起こっていることがわかっている。
地軸の回転は起こっているか不明だが、
ただし起こったという説はあるが、
実証されていない。
惑星の直列や直交はあるが、
自然現象としては何も起こらない。
起こるのはただ、人の気持ちのみ。
その総体としてガイア理論が登場する。
地質学の部分が気になるが
ストーリは面白のだが。

2012-11-22

●正念場:No. 4225 2012.11.22


凍った雫。江別

今朝もうっすらと雪が積もっていた。
冷え込んでいたが、
風がなかったので、
着こむだけで寒さは耐えられる。

今日は午前中が講義で、
夕方は4年生の飲み会がある。
明日が休みなので
日程が今日になった。
卒業論文の作成で
きついことだと思うが
今が正念場である。
これを越えることである。

EarthEssay 6_104 不確定の破れ 1:観測


EarthEssay
6_104 不確定の破れ 1:観測
を発行しました。

不確定性原理とは、
物理学における観測には限界があることを示しています。
それ以上に、
客観性や観測者の影響について考えるためにも
重要なきっかけとなっています。
最近、不確定性原理に破れがある
という報告がなされました。
それを紹介しながら、
不確定性について考えていきます。

2012-11-21

●吹雪:No. 4224 2012.11.21


落ち葉。江別

今朝は先日降った雪が残って、
道路ががりがりに凍っている。
風も強く、小雪が降っている。
ちょっと吹雪いていた。
寒い日が続いている。
一気に冬になった。

昨日は、講義と卒論の添削があった。
今日も卒論の添削がある。
論文が一段落したので、
心に余裕ができた。
しかし、気をあまり緩めることなく
次の準備をしていかなければならない。

2012-11-20

●一段落:No. 4223 2012.11.20


雪化粧。江別

今朝は先日の雪が溶けることなく、
道路は凍っている。
ガリガリの道を歩いてきた。
札幌の気象台によると
観測史上、3番目に遅い初雪だったようだ。
126年ぶりに遅い記録だそうだ。
今年は温かい日が多く、
こんな事態になったのだろう。

昨日は午前中は卒論、
昼から午後はパンフレットの作成の学生、
への対応をした。
朝のうちに、論文を仕上げられたので、
一息つける。
ただ、査読から帰ってくるまでの
もう少し校正を加えておこう。

2012-11-19

●雪景色:No. 4222 2012.11.19


雪化粧。江別

今朝は真っ白の今シーズン最初の雪化粧。
昨日の昼から激しく雪が降り出し、
結構、たくさんつもり、
冷え込みもあったので、
ガリガリに凍っていた。
一気に雪景色、冬だ。

昨日は小学校の学芸会を見に家族でいった。
次男が今年で卒業なので、
最後なので皆でいった。
長男もいったら、
同級生が半数ほど来ていたので、
楽しんだようだ。
席をとっていたが、
同級生と一緒に後ろで座っていみていた。

夜、夕飯を食べにいけるかどうか心配であった。
家内が車検に出した時、
タイヤをスタットレスに
変えてもらっていたので、
助かった。
雪の中を夕食を食べにいった。
寒いのでラーメンがいいというので、
ラーメン屋でラーメンと中華を食べた。

2012-11-16

●まだ夜明け前:No. 4221 2012.11.16


夜明け前。江別

今日は、昨日より冷え込んだ。
日の出前に大学についた。
日が短くなっていると、
自宅を出る時間も早いせいだ。
大学について山並みをみると
少し白くなっている。
山では積雪があったのだ。

会議や講義の空き時間は、
論文を書いていた。
校正より内容の体裁を
整えることに時間を使った。
文献整理(まだ途中)、図表の説明、
要旨とabstract、
今日は可能な限り文章の推敲をしたい。
ただ、講義と他に原稿もあるので、
隙間時間でやるしかないのだ。

2012-11-15

●目処が立つ:No. 4220 2012.11.15


街灯の下の紅葉。江別

今日は冷え込んだ。
ただ、早朝で晴れているせいで、
日が出てくるとどうなるかわからないが、
いつもの朝より冷え込みが強い。
この調子で冷え込んだら、
厚手のジャンバーに変えたくなる。

時間に追われているが、
仕事はこなしている。
論文の諸侯がやっとできた。
〆切を1週間伸ばしてもらったので、
なんとか間に合いそうだ。
目処が立ってきた。
今日は午前中講義で、午後が会議。
明日の講義の順ができているので、
今日の空き時間に
論文の推敲に専念できる。
今日も早起きして、
早く大学出てきた。
さあはじめよう。

●ウルトラ・ダラー:No. 4219 2012.11.15


手嶋龍一著「ウルトラ・ダラー」
(ISBN978-4-10-138115-2 C0193)
を読んだ。
以前図書館で借りて読みだしたが、
読みだしてすぐに読まずに返却した。
面白そうだったので、
文庫本を購入して今回読んだ。
面白く国際的な謀略と
インテリジェンスの小説である。
次作も読んでみたくなった。

95 上高地:大地のレリーフ


 秋になる前に、上高地にいきました。半日の滞在でしたが、上高地の素晴らしい景観を味わうことができました。しかし、今回のエッセイは、その景観にではなく、小さいなレリーフから大地のレリーフに思いを巡らせましょう。


 長野県の松本盆地の標高は、500メートルから800メートルもあります。秋でも、その分涼しさがあるようです。松本盆地の中心、松本市から西に向かって梓川を遡って行く国道158号線をすすむと、島々(しましま)あたりで急に梓川の谷は険しくなります。そしてつぎつぎとダムが現れます。
 沢渡(さわんど)まではマイカーで行けますが、そこから先、上高地へ向かう一般車の通行は規制されています。マイカーの人は沢渡で車を降りて、バスかタクシーでいくことになります。沢渡からも険しさや急傾斜が続き、中の湯で、国道158号線は安房(あぼう)トンネルに向かいますが、上高地へは釜トンネルの県道の方面へ向かいます。釜トンネルは、道幅も狭く、傾斜もきつく、交通量が多ければ、トラブルが多発したであろうことが想定されます。
 トンネルと抜けても、山は深まりますが、傾斜がおだやかになり、梓川の流れはゆるやかになります。焼岳の荒々しい山腹を右に見ながら進むと、濃い緑から濃い青の大正池が出現します。焼岳の火砕流が、周辺の険しいに地形のわかり、穏やかな梓川の流れを生んでいるのです(前回のエッセイで紹介)。
 更に進むと、日本でも有数の観光地、上高地にたどり着きます。上高地の標高は1500メートルになり、松本から一気に1000メートルも上がってきたことになります。たとえ観光客が多くても、上高地の空気感は、松本のものとは明らかに違うものです。標高の変化だけでない、異国の地に来たような非日常空間がそこには広がります。そんな異空間が上高地へと人を誘うのかもしれません。
 日本には30地域の国立公園がありますが、1934(昭和9)年3月16日から国立公園の指定がはじまり、1934年12月4日に中部山岳国立公園の一部として上高地も指定されました。穂高岳や立山などの3000メートル級の日本アルプスの山々があり、新潟、富山、長野、岐阜の四県にまたがる広大な公園となっています。特に上高地は、アプローチがいいことと景観の素晴らしさ、そして施設の充実もあって、登山客だけでなく観光客も多数集めています。
 上高地の観光名勝については、いろいろな人が多数書かれているでしょうから、少し違った視点で述べましょう。上高地の風光明媚とはかけ離れたある小さい場所からです。ウエストン碑からです。
 ウエストン碑は、上高地の中心である河童橋を渡り、右岸側を下流に少し歩くとあります。森の木々の影に隠れた岩場に、ひっそりとあります。ウエストンは、日本滞在中に、補高や槍ヶ岳などアルプスを歩き、近代的な登山を日本の持ち込ました。そして「日本アルプスの登山と探検」という紀行文で、日本アルプスを世界に紹介しました。ウエストンの喜寿(77歳)を祝って、レリーフがつくられました。現在のレリーフは二代目だそうです。
 ウエストン碑は短時間でめぐる観光コースでもあり、観光客も多数訪れるところです。今回、取り上げるのは、ウエストンには申し訳ありませんが、レリーフ本体ではなく、レリーフを埋め込んだ岩石です。レリーフが埋められているのは、滝谷花崗閃緑岩という岩石です。
 花崗閃緑岩とは、花崗岩と閃緑岩の中間の化学組成をもつ岩石です。花崗岩とくらべて有色の鉱物である黒雲母や角閃石などが多くなり、やや黒っぽくなります。
 信州大学の原山さんは、この滝谷花崗閃緑岩が、地表に顔を出している花崗岩類では、世界でもっとも若いことを、1992年に報告しています。形成年代は、140万年前です。日本でも、花崗岩類がいろいろなところから見つかっていますが、これほど若いものはありません。花崗岩類は大陸や列島の地殻を作っている岩石で、列島の形成史で重要な意味を持ちます。
 そもそも花崗岩は地下深部でマグマがゆっくりと冷え固まったものです。ですから、形成時には地下深部にあったものが、地表に顔をだすようになるには、それなりの地質学的作用が必要となります。
 日本の多くの花崗岩は、上にあった岩石類が浸食を受けて削剥される作用で露出します。削剥が激しい場は、大地が上昇し山が形成されているところです。現在険しい山脈があることろは、削剥が激しいところとなります。日本アルプスは、まさにそんなところです。
 原山さんたちは、日本アルプスは、230万~150万年前と130万年前以降の2度にわたって激しい隆起があったことも明らかにしてきました。
 上昇の要因のひとつは火山です。北アルプスの後立山連峰には200~160万年前に活動した火山があります。穂高岳は、火山岩(穂高安山岩と呼ばれる溶結凝灰岩)でできていますが、176万年前には超大型の火山噴火があり、東西に流れた火砕流(丹生川火砕流)が高山盆地や松本盆地を埋めてしまいました。
 上昇のもうひとつの要因は、断層などの地殻の運動です。もともと直立していたカルデラ(火山噴出にともなっておこる陥没)が、今では60°から70°も東に倒れていることがわかってきました。その傾斜を起こした運動は、東から西に低角度でずれていく衝上断層(スラスト)によるものだと考えられ、約130万年前には動き始めていたようです。
 その断層が活動したころ、激しい火山活動をこしていたマグマは、深部にまだ溶けたままありました。マグマの浅部や周辺の一部は冷え固まってたでしょうが、深部にはまだ固まっていないマグマがありました。
 衝上断層で切られ、持ち上げられた滝沢花崗閃緑岩ですが、その深部にはマグマがあり、地下3~4kmには熱いまま、まだ固まらなかったようです。衝上断層でマグマが上昇させら、上の花崗閃緑岩も持ち上げられてきたと考えられます。このマグマが固まったものが滝沢花崗閃緑岩だというのです。
 激しい火山活動とスラストによる運動、それに伴うマグマ自身の再上昇が、世界で最も若い滝沢花崗閃緑岩を露出させたようです。
 上高地は、あまりに観光地であり、そして景観が異質に見えるのですが、そこには大地の激しい活動、予想を裏切るような連鎖がありました。ウエストン碑のレリーフの土台になっている岩石には、そんな大地の歴史が刻まれていました。レリーフの土台の滝谷花崗閃緑岩は、大地の激しいレリーフを生み出す作用が働いていました。レリーフの土台は、大地のレリーフが顔を出したのです。

・当たり前・
今年の秋に上高地へいったのですが、2度目です。
一度目は上高地に宿をとってじっくりと見たのですが、
今回は、焼岳と、岳沢や梓川をみることが目的でした。
実は岳沢のカールの話を書く予定でした。
上高地でもっとも有名で目立つ景色は、
河童橋から梓川越しにながめた
前穂高の山並みでしょう。
その岩壁の前には、岳沢のカールが大きく広がっています。
この景観には誰もが息を呑みます。
でも、考えたた当たり前の題材すぎるような気がしました。
原山智・山本明著の『超火山「槍・穂高」
―地質探偵ハラヤマ 北アルプス誕生の謎を解く―』
(2003、山と渓谷社)
を思い出したので、
その話をもとに上高地の滝谷花崗閃緑岩を書くことにしました。

・雪虫・
思ったがほど気温が下がらない北海道です。
先日の日曜日は快晴で放射冷却で冷えそうでしたが、
それほどもでなく、昼間の日差しが暖かさをもたらします。
でも週末には、虫がいっぱい飛んでいるので
やっと雪虫が飛び始めたかと思いました。
よくみると綿毛がついていません。
雪虫は綿毛があるのに
先日の大量発生した虫にはありませんでした。
なんという種類なのでしょうか。

GeoEssay 95 上高地:大地のレリーフ


GeoEssay
95 上高地:大地のレリーフ
を発行しました。

秋になる前に、上高地にいきました。
半日の滞在でしたが、
上高地の素晴らしい景観を味わうことができました。
しかし、今回のエッセイは、
その景観にではなく、
小さいなレリーフから大地のレリーフに
思いを巡らせましょう。

2012-11-14

●隙間時間で:No. 4218 2012.11.14


ポプラ。江別

今日は雨。
日々、天気がめまぐるしく変わる。
温かい雨だ。

今朝はいつもどおり起きた。
疲れた溜まっているのか、
いつもより1時間遅くなった。
それでも7時前に大学ついた。
忙しさに備えた毎日、
早めに起きて大学に来ていた。

昨日も忙しく、
今日も、そして明日も、
結局、金曜日まで立て込んでいる。
論文を書く時間が限られてくる。
隙間時間をみて、
少しでもいいから進めている。
今日ももう始めよう。

2012-11-13

●ロスの増加:No. 4217 2012.11.13


モミジ。江別

昨夜半まで降ったり止んだりしていた雨が
朝には上がっていた。
快晴の空ものと、風が少しあったが、
久しぶりに少々放射冷却で寒い。

昨日は、講義の準備と学生対応をしていた。
あれこれ用事があり、
すぜきことがぼろぼろ漏れていき、
思い出してやりなおし、
ロスが増える。

論文も午後遅く書きだしたが
なかなかはかどらない。
担当者に投稿が
1週間ほど遅れると連絡を入れる。
でも、それで気を許すと
ますます遅れるので
気を引き締めて
書き進めなかればならない。

2012-11-09

●家族の発展:No. 4215 2012.11.09


落ち葉。江別

今朝は、時々雨がぱらつく天気だ。
温かい雨だ。

明日長男が海外研修から帰国する。
3週間に及ぶ研修で
英語もだいぶ身についたろうか。
そして異国文化の理解深めたろうか。
いい経験であったことを祈る。
次男も現在順調に進路を進んでいるようだ。
気を緩めないように励ます。
家内は車検に車を出したが、
昨日戻ってくる予定が、
まだ部品が届いていないようで、
今日使う予定あるのだが、
大丈夫だろうか。
家内が自力で対処している。
忙しく自分のことに没頭しているうちに、
家族はそれぞれすべきことを
自力で遂行 している。
いいのか悪いのか
私の必要性が薄れている。
これも家族の発展と考えるべきなのであろう。
そして今日も私は仕事に追われて没頭すしかない。

2012-11-08

●早めの出勤:No. 4214 2012.11.08


街灯。江別

今朝は、霧の朝である。
寒さはない。
早く自宅をである。
論文のためである。

今日は午前講義、午後会議で
明日の講義の準備がまだ半ばである。
論文を勧められるだろうか。
昨日は講義が夕方遅くまであり、
立ちっぱなしだったので、
明日くたびれた。
そしてすぐ寝たが
少々疲れ溜まっている。
今日も早速仕事を始めよう。

EarthEssay 6_103 評価と徒労感


EarthEssay
6_103 評価と徒労感
を発行しました。

日本はいろいろな面で
制度疲労が起きている気がします。
研究の世界でも、
研究の評価システムが導入されていて、
それに追われています。
評価システムが
研究の成果公開を促してることは事実です。
その影では、研究者の大きな徒労感が漂っています。
それを憂いて日本学術会議が提言を出しました。

EarthEssay 2_111 ウイルス 3:関係の有無


EarthEssay
2_111 ウイルス 3:関係の有無
を発行しました。

ウイルスと他の生物の系統上の違いは、
それほど大きくかけ離れているものではないようです。
他の生物内にみられる違いよりは少ないほどのようです。
ただし、ウイルスと他の生物との系統関係を論じるには、
いくつかの課題もあるようですが。

2012-11-07

●論文を書く!:No. 4214 2012.11.08


街灯。江別

今朝も早起きした。
昨日からの雨が降り続いている。

昨日、論文が少ししか進まなっかったので
少々が気が重い。
〆切があるので、
今日も早く目がさめたので
そのまま起きて
論文を書き始めることにする。
とはいっても、
早く来過ぎると、大学の開いてないので、
ほどほどの時間に来ることにしている。
今朝は、6時半より少し前について、
玄関は開いていた。

さあ定常業務を終わらせて、
論文を進めよう。

2012-11-06

●論文が滞ってる:No. 4213 2012.11.07


紅葉。江別

今朝は早起きしたが、
そのまま起きて、
30分くらい早く自宅を出た。
風が吹いていたので少々寒かった。
しかし、気温はそれほど下がっていない。

早起きしたのは、論文が滞っているためだ。
〆切が15日にせまってきた。
大半の原稿はあるのだが、
それを仕上げるのに、
なかなか大変だが時間が迫ってきた。
それが気になりだして
早起きして少しでも作業を進めたいと考えている。
さあまずはルーチン作業を始めよう。

●埋み火:No. 4212 2012.11.07


日明恩著「埋み火」
(ISBN978-4-575-51394-3 C0193)
を読んだ。
前作「鎮火鐘」の続編である。
ミステリーは単純だが、
編み込まれている人間模様は多様で多彩。
そして面白い。
そしてなにより女性作家が書いたとは思えない、
男っぽい書きっぷりだ。
そんな主人公だがらかもしれないが、
今後の次作を読みたくなる
いろいろな謎が織り込まれている。

2012-11-05

●今日を精一杯:No. 4211 2012.11.05


紅葉の落ち葉。江別

今朝は雨が上がって、
晴れ間がでてきた。
寒さはそれほどでもない。

今日は講義の準備があり
少々落ち着かないが、
その合間に卒論の添削をする。
卒論は完成度が上がっていることを望む。
これから週末は、
小学校での行事がいろいろある。
公式な行事、私的な行事。
私がかかわらないもので、
家内が出ているときは、
留守番をしていることになる。
まあ、それはそれでやることをしていればいいので、
問題がないが、
昼食が面倒になる。
まあ、なになあればそれを食べるのだか。
長男がいれば、
その準備が必要になることもある。
まあ、それも親として必要なこと。
先のことを考えても仕方がい。
今、今日を精一杯生きることしかない。

2012-11-02

●気分転換が必要だが:No. 4210 2012.11.02


雨の紅葉。江別

今朝は、雨。
ただし温かいまである。
ここ数日天気が悪く、
晴れ間があっても一時的である。

今日は1校時に講義があるが、
あと学生との面談、添削などが
次々とある。
まあ、これも重要な校務である。
校務に追われていると、
私にとっては、最優先の
論文が個々しばらく滞っている。
それを考えると、
ストレスが溜まってくる。
今週末は気分転換をしなければならない。
でも論文が気なるから
それをぼつぼつやっているのだろうな。

2012-11-01

●概念や普遍性:No. 4209 2012.11.01



紅葉。江別

今朝は、東の空近くに前線があり、
頭上には厚い雲が広がっている。
東の地平あたりだけが、
前線が切れて
青空が覗いている。
歩いている時、
前線の隙間から朝日があたっていた。
早朝の強烈な朝日は心地良い。

日々の忙しさのかまけているうちに、
11月になった。
あれよあれよという間に
講義も3分の1が過ぎてしまっている。
未だに、講義の準備に追われている日々だ。
10年近くやっている講義は
安定してきたが、
7年近くやっている講義でも
未だに修正を加えて
未完成状態のものもある。
そして新しい講義は
現在作成と実施が並行している。
自転車操業状態だ。
学問は完成するものではないので、
概念や普遍性は時代を経ても
古びることはない。
一方、知識や技術は日々進化している。
その使い分けが難しいのだが。

Monolog 130 定義をゆらす:ウイルスから学ぶ


Monolog
130 定義をゆらす:ウイルスから学ぶ
を発行しました。

「生物と無生物の間」という有名な本がありました。
このエッセイでは、ウイルスに用いています。
生物とも無生物ともいえない存在であるためです。
本来であれば、生物として扱うべきなのですが、
定義にあわないので、
このよな扱いを受けています。
あまり注目されていませんが、
その定義を揺るがす発見がありました。

EarthEssay 2_110 ウイルス 2:共通祖先

EarthEssay
2_110 ウイルス 2:共通祖先
を発行しました。

ウイルスが生物であるという報告が、
今年8月に出されました。
その結果を、
私は衝撃をもって受け取りました。
しかし、生物学界の方では、
それほど反響が聞こえてきません。
なぜでしょうか。
まあ、そんな疑問はさておき、
報告をみてきましょう。
まずは、タイトルからはじめましょう。