2013-09-30

●境界の往来:No. 4551 2013.09.30

雫。江別

今朝は小雨である。
自宅を出ることは傘をさしていたが
しばらく歩くと雨はやんだ。

いよいよ9月も終わりだ。
講義がはじまって1週間。
今日から2週間目の講義になる。
日曜日を一日出ていたせいだろうか、
なかなか疲れが抜けない。
疲れた体に鞭打って
働いていくしかない。

のびのびと仕事をしていくことは
今の時代にはできないようだ。
〆切もノルマもなければ
人は怠惰になっていく。
ノルマもきつ過ぎると、
精神的にまいってしまう。
ストレスとリラックスの間にいることが望ましいが
それは難しい。
その境界域も時間とととも変動する。
境界にとどまるのではなく、
行ったり来たりすることノウハウかもしれない。
境界の往来が生き延びるすべなのかもしれない。

2013-09-29

●時を大切に:No. 4550 2013.09.29

ナナカマド。江別

今朝は曇りである。
風が冷たそうだったので、
コートを着てきた。
風は冷たいが、
気温はそれほどでもなく、
歩いていると少し汗ばんできた。
でも薄着するには風が冷たい。

昨日は午前中、買物にいったが、
それ以外は、データをダウンロードして、
加工していた。
加工はまだ終わっていないが、
急ぐことはないので、
休日の自宅での作業としようと考えいる。

今日は校務があるので、
朝からいつものように大学に来ている。
夕方まで校務につづくが、
校務の開始が11時過ぎからなので
午前中に仕事できるので
その時間を大切に。

●うさぎ幻化行:No. 4549 2013.09.29

北森鴻著「うさぎ幻化行」
(ISBN978-4-488-02534-2 C0093)
を読んだ。
音を題材にした連作短編である。
連作だから
ずべての話が少しずつ関連し、
そして最後の大きなどんでん返しがある。
なかなか面白い。

2013-09-27

●考えながら書き続ける:No. 4548 2013.09.27

初霜。江別

今朝は、快晴である。
心地よい、抜けるような青空である。
放射冷却で朝は冷え込んだ。
自宅から外に出たら
コートやジャンバーが欲しくなった。
昨夜から冷え込みがはじまっていた。
夕方風呂あがりに、
パジャマだけでは寒く、
上着を着なければならなかった。

大雪山では先週初雪が観測された。
朝、草むらを見たら真っ白であった。
里でも霜がおりたのだ。
秋が駆け足で来ている。

今週から空き時間をみて、
論文を手がけている。
なかなかはかどらないが、
少しでもいいから書き進める。
〆切まで時間があるが、
じっくりと考えながら書き続けることになる。

2013-09-26

●運動をはじめよう:No. 4547 2013.09.26

雫。江別

今朝は,、黒い雲が
切れ切れに流れている。
自宅を出る前に、
大粒の激しい雨が一時的に降った。
大学まで歩いて来る間は、降られずに、
無事にたどり着いた。

講義の始まりは、
精神的にも体も辛い。
自宅に帰ると
ぐったり疲れてしまう。
体調を整えないとだめだ。
そのためには、
通勤のための7キロメートルの
ウォーキングでは足りないのだ。
自宅で帰宅後、数日前から
柔軟体操をはじめた。
ある程度体ができたら、
体幹運動を加えるように
切り替える予定だ。
校務のない週末には
きっちりとした運動をしたいものだ。

EarthEssay 2_118 火星生命 3:微量元素

EarthEssay
2_118 火星生命 3:微量元素
を発行しました。

このシリーズは、
前回エッセイで終わるつもりでしたが、
火星生命について別の報告があったことを知りました。
いいチャンスなので、
続きで紹介していきます。
そして、これらから導かれる仮説は、
少々受け入れがたいものになりそうです。
まあ、順を追って紹介していきましょう。

2013-09-25

●意外:No. 4546 2013.09.25

雫。江別

今朝は雨である。
しとしとと降る雨である。
気温もそれほど変動はない。

昨日、講義とゼミがはじまった。
講義が大教室いっぱいになり、
慌ててレジメの増刷をした。
意外な状況だ。
なぜこんなに多いのが不明である。
履修届で、150名で制限がかかる。
まあ、私は、与えられて環境で、
与えられた仕事を淡々とするだけだ。

●里山資本主義:No. 4545 2013.09.25

藻谷浩介・NHK広島取材班著
「里山資本主義-日本経済は「安心の原理」で動く」
(ISBN978-4-04-110512-2 C0233)
を読んだ。
金ではない世界が今の日本にはある。
そんな動きが里山で新たに起きつつある。
心強い報告と里山の良さの論理が紹介されていた。
昔ながら水、エネルギー、食料を
半自給する生活。
少しの収入と人とのネットワークで
生きていこうとする人たち。
私が憧れる世界である。
現状の自分にはできない世界だが、
示唆に富む内容であった。

2013-09-24

●データ整理:No. 4544 2013.09.24

ナナカマド。江別

今朝も雲がかかっていたが、
しばらくすると晴れ間が見える。
だいぶ涼しくなってきた。
ただし、長袖のワイシャツと上着を着て
歩いていると、
大学に着く頃には、
じっとりと汗ばんでくる。

昨日は今日ある3つの講義の準備をしながら、
不在中の校務をこなす。
そして、調査で撮影した画像の整理をした。
3日間分の画像しかなかったので
比較的楽だった。
画像合成も調査中の宿でできたのがよかった。

今日から私の担当の授業が始まる。
また、半年間授業に追われる日々がつづく。

●暁の密使:No. 4543 2013.09.24

北森鴻著「暁の密使」
(ISBN978-4-09-408305-7 C0193)
を読んだ。
明治期は廃仏毀釈で仏教が衰えてた時代だ。
その当時の宗教家である能海寛が、
仏教復興のために、
仏教原典を求めて旅に出る。
目的地は当時鎖国をしていた
チベットのラサである。
ラサへ密入国を目指すことになる。
しかし、本人の知らないところで
別の思惑が働く。
河口慧海も類似の目的をもっていた。
歴史的事実があるので、
ハッピーエンドにならないのがつらい。
なかなか面白い
歴史フィクションになっている。

2013-09-23

●心地よい:No. 4542 2013.09.23

実。江別

今日は久しぶりの通勤となった。
歩いてきたが、心地よい。
空気は数日で涼しくなっている。
上着をきてちょうどいい。
歩いているときは
空の半分を雲が覆っている。
青の半分は青空が広がっている。
大学につくと窓からは青空が見える。
心地よい。

調査から帰ってきたが、
体中の水分が
入れ替わったかとと思うほど
汗をかき、水を飲んだ。
全身筋肉痛にもなった。
体が疲れたけれど、心地よい。

さあ、今日から授業がはじまる。
気を引き締めていかなければならない。

2013-09-22

●宮本常一が見た日本:No. 4541 2013.09.22

佐野眞一著「宮本常一が見た日本」
(ISBN978-4-480-42701-4 C0139)
を読んだ。
宮本常一の偉大さを綴ったものである。
佐野眞一は優れたルポライターである。
しかし、あの不祥事で出番をなくしてしまった。
個性の強い取材をするところが位も白い。
それを体験的に書くことが面白さを増している。
現地に赴こと、実体験することが重要である。
その点に関しては強く共感できる。
作品も少々まとまりがないが、
面白かった。

●蜻蛉始末:No. 4540 2013.09.22

北森鴻著「蜻蛉始末」
(ISBN4-16-767920-5 C0193)
を読んだ。
明治初期の藤田傳三郎の偽札事件を題材にした
歴史小説である。
なかなかおもしろい。
フィクションでありながら、
史実を追っている。
そんな制限がなかなかおもしろさを増している。
北森鴻にはずれはない。

2013-09-19

EarthEssay 2_117 火星生命 2:パラドクス

EarthEssay
2_117 火星生命 2:パラドクス
を発行しました。

初期の火星は、
地球より誕生しやすい条件がありました。
地球には生命が現在も多種多様に存在しますが、
火星ではまだ発見できいません。
これはパラドクスといえます。
このパラドクスは、
どのようにして解決されるのでしょうか。

2013-09-15

105 三内丸山:縄文への旅

 このエッセイでは、各地の地質や地形を紹介していますが、過去への旅を紹介しましょう。そんな気持ちを味わわせてくれる遺跡を見学しました。三内丸山遺跡です。今回は縄文時代に視点を移してみましょう。

 9月の上旬、校務で青森に出張しました。昼で校務が終わり、飛行機が夜の便だったので、午後から時間があきました。校務のあったホテル前から巡回バスがあったので、三内丸山遺跡にいくことにしました。少々蒸し暑い日だったのですが、幸い雨は降らずに、野外の遺跡を見ることができました。
 市街地は青森湾に面した平野に広がっています。三内丸山遺跡は、市街地から南西側へ少し登った丘に広がっています。遺跡は、青森平野を見下ろすところにあります。三内丸山遺跡では、縄文人の暮らしに関する興味深い知見が多数わかってきました。いろいろ語るべきことはあるのですが、縄文人の暮らしに焦点をしぼって見ていきましょう。
 三内丸山遺跡は、縄文前期から中期(5900~4000 B.C.)にかけての集落の跡です。1900年間にわたって定住生活が営まれた集落の遺跡です。時期としては、4大文明がはじまる直前のころでもあります。
 三内丸山遺跡は、6本の巨大な柱がシンボルといえるでしょう。この柱は、16mほどの高さがあり、ここを訪れた人はその大きさに圧倒されはずです。この柱が象徴しているのは、縄文人の暮らしが豊かであり、文化も高度であることではないでしょうか。
 この柱は復元されたものです。復元は、科学的根拠に基いてなされています。
 柱の一部、根っこの部分が残っていて、その大きが直径1mもあったことがわかります。木は腐らないように、焦がしてありました。柱の下面は石斧で削って整えられていました。巨大な柱ですが、繊細な加工がされていることが、高い技術と蓄積された知識、職人の技があったことを示しています。
 柱が埋まっている穴の深さは2mほどで、穴の直径は2.2mも広く掘られています。そこに柱を立てて、土砂で叩いて固定しています。土の固まりぐあいから、上にかかっていた加重がわかり、柱の高さも推定されています。各柱の間隔は4.2mで、柱は互いに向き合うように内側に少し傾いています。
 このような科学的データに基いて、6本の柱の復元がなされています。しかし、遺跡は柱の穴と根っこの部分だけで、上部構造は残っていません。どのような目的のものであったかは、推測の域をでません。建物であったのか、それとの象徴的に柱を立てていただけなのか。いろいろな説があるようですが、現在は、建物説に基いて、3層の高床式構造で復元されています。まだ屋根はできていないのですが、現在も復元途中であるためだそうです。
 6本の柱は、ロシアからクリの巨木を輸入して、現在の技術や重機を用いて再現されています。縄文時代は知恵と、動力は人手による人海戦術しかありません。ある建築会社の推定によると、大人200人ほどの協力がないと作ることができないとのことです。それだけ力をあわせ、労力をかける必然性があったのでしょう。
 立っている巨大な6本柱は、現代人が見ても圧倒されます。巨大な建築物を見慣れている現代人がみても驚くのですから、縄文人も同様かそれ以上に心を動かされたことでしょう。そこには、どんな意匠や意図が、込められていたのでしょうか。
 こんな巨大な建築物は、生活に必要なものではなさそうです。多分、巨大な建築物をつくる必然性を、縄文人は持っていたのでしょう。シンボル、宗教、あるいは現代人が知りえないなんらかの目的のために、多大な労力とはらったことになります。強力な指導力や団結力、あるいは強い信仰などが、背景にあったことになります。
 遺跡内には、遺跡を現場保存したものだけでなく、6本柱のように復元物もいくつもあります。6本柱についで、巨大な竪穴住居が圧巻です。長さ32m、幅10mのもの空間をもつ、太い柱が何本も並んだ長く広い建物が復元されています。少し掘りこまれているので竪穴式になっています。この建物は、共同作業をするため、あるいは共同生活をするためだと考えられています。しかし、本当のところはなんのためのかわかっていません。でも、この縄文の集落では、重要な役割を果たしていたはずです。
 縄文人が何を食べていたのかは、遺跡のゴミ捨て場から発掘からわかります。ムササビやノウサギなどを狩猟していたことがわかります。まさに縄文時代の暮らしにふさわしいものです。日本のもっと南方の縄文遺跡では、シカやイノシシが狩猟対象ですが、ここでムササビがたくさん食べられていたのは、地域性を反映したためでしょう。ブナの深い森が周りには広がり、多数のムササビが生息していたのでしょう。非常に豊かな森があったことがわかります。
 稲作こそしていませんでしたが、クリやクルミ、一年草のエゴマやヒョウタン、ゴボウ、マメなどといった植物を栽培していたことがわかります。クリのDNAの解析から、多様性が少なく収斂していることから、長年栽培されていたと考えられています。村の周りには栗林が畑があったようです。
 実際に大きなクリの木を利用して6本柱などをつくていますので、林業や畑作もおこなっていたことになります。人手の入った林や畑が集落の周辺にはあり、その周囲には豊かな森があったのでしょう。
 また、サメやブリなどの海の魚も多数食べていたことがわかります。当時は今より暖かく海進があったので、海岸線がもっと近くまできていたはずです。サメやブリなどの海での漁ももっと近くでできたいたことが想像でします。ブリは大量にとれ、サメも大きいので、保存食としての役割を担っていたのかもしれません。
 果実酒を大量に作った痕跡も見つかっています。行事や儀式の日には、酒が飲まれて陽気に騒いでいたのでしょう。
 このような縄文人の食生活を見ていると、現代のようにコメやパンはないですが、かなり豊かな暮らしをしていたことが想像できます。現代人の口にも合ったのではないでしょうか。
 装飾品や道具も、多数発掘されています。平板の土偶も多数ありました。それらの素材として、ヒスイは富山県糸魚川から、コハクは岩手県久慈から、ヤジリを固定するのに用いられたアスファルトは秋田県から、黒曜石は北海道十勝や白滝、秋田県男鹿、山形県月山、新潟県佐渡、長野県霧ヶ峰などからもってこられたことがわかっています。
 これらの素材は、縄文人が海を越え、あるいは海岸を伝って、広域で交易をしていたことがわかります。交易を生業とする専門家もいたかもしれません。東日本の各地の必需品や名産品を、交易していたことがわかります。ヒスイは産地が限られれているので、貴重であったはずです。ヒスイは装飾のためものですが、物々交換として相応の対価をはらったのでしょう。ここに住む人は、それほど余裕があり豊かであったことがわかります。そして装飾品をどうしても手に入れたいという、現代人に相通じる気持ちがあったようです。
 村には墓があり、大人の墓はメインストリートを挟むように両側に並んで整然とつくられています。500ほどの墓が発掘されています。道には側溝もあり、堆積物が重なることがないことから、常に維持され、清掃や手入れがされたいたことがわかります。子供の墓は、村の住居近くにあります。盛り土や環状列石などの装飾もされいたことから、死者を葬り、祭り、愛しむ気持ちもあったはずです。
 この集落は、長い期間、統一がとれ、きれいに整備され、人々も穏やかに、そして豊かに暮らしていたことが想像できます。小さい集落ですが、長く維持されたということは、縄文人がこのような集落を維持できる知性や文化レベルをもって、周辺の集落と協力して平和を維持していたことを意味します。多分、現代人と勝るとも劣らない能力をもっていたと考えられます。
 縄文時代の暮らしは、今より自然を身近に感じて生きていたので、雪や寒さなどの厳しさは住居や火、衣類と体力で耐えいたはずです。豊かで好奇心を満たせる暮らしであったことが想像できます。現代人がそこに入っていっても、それなりの満足感をもって暮らせたかもしれません。いや、現代の慌ただしい、金銭にしばられた暮らしを厭う人にとっては、ここの暮らしの方が過ごしやすいかもしれません。
 縄文人は、2000年近くもここに暮らしていたのですから、オアシス、楽園のようところだったのかもしれませんね。

・古くから知られる・
三内丸山遺跡は、江戸時代から知られている
有名な遺跡だったようです。
青森県が1992年に野球場を建設するときに
事前調査をしました。
その時、大規模な遺跡があることがわかり、
野球場建設を中止しました。
遺跡の発掘し、保存をすることにしました。
それが現在、三内丸山遺跡として
国の特別史跡に指定されています。
発掘は現在も続いているので
新たな発見も今後も続いていくでしょう。

・共同作業・
三内丸山遺跡は、保存するためだけでなく
大きな施設での展示も充実しています。
遺跡の中では、縄文時代の建物を復元しています。
復元作業は、市民たちがボランティアとして
共同してつくっているところも特徴です。
これは、この遺跡がかつて持っていた
精神に相通じるものでもあるかもしれません。
つぎつぎと新しい建物が復元され
増えていく野外展示となっています。
なかなか工夫が凝らされています。
そして、見応えのある施設でもありました。

GeoEssay 105 三内丸山:縄文への旅

GeoEssay
105 三内丸山:縄文への旅
を発行しました。

このエッセイでは、
各地の地質や地形を紹介していますが、
過去への旅を紹介しましょう。
そんな気持ちを味わわせてくれる遺跡を見学しました。
三内丸山遺跡です。
今回は縄文時代に視点を移してみましょう。

2013-09-14

●台風接近:No. 4539 2013.09.14

並木。江別

今朝は雨である。
降ったり止んだりしてるが、
風が強く、衣類が濡れた。

今日は校務があるので、
いつものように大学に来ている。
午前中だけ大学で仕事をして
午後には帰宅する。

台風がきている。
月曜日に本州にきそうだ。
私が出かける日にあたっている。
飛行機が飛ばなければ
大きく予定が変わってくるので
少々心配だ。

2013-09-13

●心はもう旅先に:No. 4538 2013.09.13

ハス。江別

今朝は霧が深い。
最近、朝、霧が深くかかることがある。
幻想的でなかなかいい景色だ。
しばらくすると晴れていく
儚さがよけいにいい。

昨日は会議が長引いた。
なかなか難しい問題がある。
個人の努力ではどうにもならないこともある。
でも、努力なきところに功はない。
だから、努力をし続けなければならない。
出口の見えない
辛い努力とその継続が望まれる。
消耗戦が続く。

今日、調査のための荷物を発送する。
家内に発送を頼んでいる。
野外調査は楽しみだ。
体は疲れるだろうが、
心は楽になるであろう。
大いに期待している。
いくつかぜひみたい場所もある。
ただ険しいところなので
どこまで行けるかどうか不明だが。
心はもう旅先に。
明日も校務があるのだが。

2013-09-12

●アイデンティティ:No. 4537 2013.09.12

コスモス。江別

昨日の昼間、激しい夕立があったそうだ。
明け方も雨が降ったようだ。
道が濡れているので気づいた。
自宅を出る頃は曇っていたが、
大学に着く頃には青空が広がっている。
秋の青空ではあるが、
めまぐるしく変わる。

道を歩いていると、
セミの声から、虫の声に変わっている。
自然は着実に季節を巡らしているのに
それを感じる余裕がない。
自然とともに暮らす人にとって、
こんなに鈍感では生きていけない。

不在中の手続きや作業がまだ残っている。
それをなんとかこなさなければならない。
一週間の調査の日程をつくるのに
こんなに苦労するのはおかしい。
研究にしわ寄せを受けるのは
自分のアイデンティティを
消されているような気持ちになる。
どうしたものだろうか。

●超日常観察記:No. 4536 2013.09.12

岡本信也・岡本靖子著「超日常観察記」
(ISBN4-7958-0773-6 C0095)
を読んだ。
現考学を実践している夫婦の調査である。
スケッチを中心にした路上や人物を
観察したものである。
面白いもの、くだらないもの、
感心するもの、なんでこんなものを
などといろいろ思わせるものが
各種記録されている。
資料としてはいいが、
2冊目を読むのはしばらくいい。

●時を巡る肖像:No. 4535 2013.09.12

柄刀一著「時を巡る肖像」
(ISBN978-4-408-55022-0 C0193)
を読んだ。
絵画修復士の御蔵瞬介を主人公にした
短篇集である。
しかし、短編ミステリーは
北森鴻の作品を読んだ後では
見劣りがする。
トリックも情緒も小さく見える。

EarthEssay 2_116 火星生命 1:身近な惑星

EarthEssay
2_116 火星生命 1:身近な惑星
を発行しました。

火星には、生命の可能性が秘められています。
今のところは、残念ながら生命の痕跡で
確実なものは見つかっていません。
しかし、可能性を感じさせるものが、
次々と発見されています。
そんな可能性を感じささせる最新の発見を紹介します。

2013-09-11

●秋:No. 4534 2013.09.11

花。江別

今朝は秋晴れだ。
のんびりと歩いてくると
しっとりと汗ばむ。
青空が高く、澄んでいる。

昨日は原稿をいくつか書いていた。
調査の調べものを
少ししたいのだが、
まだできていない。
論文もまったく手つかずだった。
今日は午後から会議なので、
午前中にできることをしていこう。

昨日は、調査のための準備をした。
まだ全部揃っていないが、
足りないものをチェックした。
一応大丈夫そうだ。
金曜日に荷物を発送する。

2013-09-10

●腑に落ちた:No. 4533 2013.09.10

並木道。江別

今朝は薄く雲がかかっている。
時間がたてば、晴れるだろうか。

昨日は、校務と重要なメールを書ながら、
論文の初稿の校正が残っていたので
それを済ませる。
今日からは、出かけている間の仕事を
事前に準備をしておかなければならない。
その準備をする必要がある。

ここのところ出張が続いていたので、
本をいくつか読むことができた。
その中で一番の収穫は、
統計学の感覚であった。
冬に勉強していた統計学だが、
どうもわかりにくい部分があった。
いくつかの入門書を読んで、
それがなんとなく腑に落ちた。

2013-09-09

●疲労:No. 4532 2013.09.09

雫。江別

今朝は快晴である。
心地よく、初秋の天気である。

体がけだるい。
一昨日の夜遅く帰宅したが、
昨日一日休んでいたが、
どうも疲れが抜けない。
ぐっすり寝たがけだるい。
体力が落ちている。
ひたすら耐えていくしかない。

来週から1週間の調査にでる。
疲れが今以上にたまっていくだろうが、
しかたがない。
今までの不摂生のしわ寄せだ。
でも、いろいろなものから
心が開放されることのほうが
今の私にとては重要である。

2013-09-06

●出張:No. 4531 2013.09.06

ポプラ。江別

昨日は晴れてきて、
今朝も晴れである。
心地よい。

今日から1泊で出張である。
昼過ぎに大学をでる予定だ。
明日の夜遅く帰宅することになる。
翌日が日曜日だから、
少々休めるだろう。

午前中は、大学にいるので、
その間だけでも仕事を進めよう。

2013-09-05

●シュレッター:No. 4530 2013.09.05

晴れの牧草地。江別

昨夜は蒸し暑く、
激しい雨が降った。
夜、窓を開けて寝たが、
雨が降っていたので
少ししか開けられなかった。
寝苦しかった。
明け方には涼しくなっていた。
朝、階下にいったら、
部屋がむっとして蒸し暑かった。
窓を開けると涼しい風が入ってきた。
嵐の後の青空が広がっていた。
清々しい朝となった。
しかし、湿度は高く、
日が高くなったらどうだろうか。

昨日は、書類の処理をした。
昨年後期分の成績関係の書類、
公文書を処理することにした。
いつもこの時期に
半期前の書類をシュレッターを
かけることにしている。
個人情報や大学の
公開できない書類が多数ある。
本来であれば、紙なので
リサイクルできればいいのだが、
そうもできない。

●カラスの常識:No. 4529 2013.09.05

柴田佳秀著「カラスの常識」
(ISBN978-4-901330-73-2 C0236)
を読んだ。
面白かった。
カラスは人間の都会生活の反映でもあるのだ。
本のおかげて、
私がよく見かけるカラスには
ハシボソカラス、ハシブトカラスがいて、
それを見分ける事ができるようになった。
彼らの生活には違いがあることも分かった。
なかなか面白かった。

EarthEssay 6_116 ボイジャー 2:磁気ハイウェイ

EarthEssay
6_116 ボイジャー 2:磁気ハイウェイ
を発行しました。

ボイジャー1号は、
現在磁気ハイウェイを通過中です。
しかし、この磁気ハイウェイは
どれくらいの広さあるのかは、
わかっていません。
なぜなら、今回、ボイジャー1号が、
はじめて発見したものだからです。

2013-09-04

●今朝は、雨:No. 4528 2013.09.04

虫食い。江別

今朝は、雨だ。
時々激しい雨が降る。
大学に着く頃には、
靴に雨が染みていた。
汗をカキカキ歩いてきたが、
窓を開けると涼しい。

今週末に青森へ校務出張である。
先週も出張だあったので、
少々つかれたので、
昨日は自宅休養した。
校務をこなしながら、
後2日半、研究をしていくことになる。
あまり落ち着かないが
やるべきことを淡々とこなしていこう。

2013-09-02

●関東大震災:No. 4526 2013.09.02

吉村昭著「関東大震災」
(ISBN4-16-716941-1 C0193)
を読んだ。
9月1日、昨日が関東大震災90年目であった。
それを知らずに、読み始めた。
いろいろ90年前に起こった
災害に、いろいろな問題が明らかになった。
その課題を解決せずに、
今日にいたっている。
関東大震災クラスが首都圏を覆った時、
関東大震災以上の被害がでるだろう。
災害は忘れてことにやってくるのだ。
防災の日はそれを思い起こる日なのだが、
果たしてそうなっているだろうか。

2013-09-01

Monolog 141 ユグドラシルの泉:オージンの苦悩

Monolog
141 ユグドラシルの泉:オージンの苦悩
を発行しました。

インターネットの世界は
まるで世界樹(ユグドラシル)のような
多種多様、玉石混淆、是非善悪不明、混沌の世界です。
そんな世界を利用して渡り歩くには、
オージンのようにミーミルの泉を飲んで知恵を得ても、
多大な苦労をして答え見つけなければならないのでしょう。