2014-06-30

●網戸の張替え:No. 4874 2014.06.30

虫。江別

今朝は、曇りである。
風も少しあり、
過ごしやすい朝である。

土曜日は、大学で少し作業したあと、
久しぶりにプールに泳ぎに行った。
筋肉が落ちているので、
50分ほど泳いだが、
へとへとになった。

日曜日は昨年夏から懸案であった、
網戸の張替えをはじめてやった。
家内と二人でやりだしたが、
最初は少々戸惑った。
ところが、慣れてくると、
簡単にできるようになった。
小さいものを4枚張り替えた。
新しい網戸はなかなか心地よい。

●希土類少女:No. 4873 2014.06.30

青柳碧人著「希土類少女」
(ISBN978-4-06-217645-3 C0093)
を読んだ。
以前に購入していたものを休日に読んだ。
レアメタルを体から出す特異な若い女性たちが
日本だけに出現したという不思議な設定で
ストーリが進む。
その中の希土類を出す、少女を中心話がすすむ。
あまりおもしろくなかった。

2014-06-28

●小雨の朝に:No. 4872 2014.06.28

今朝は、小雨の降る曇った天気である。
大学に荷物を取りに来たかったのと、
論文を朝のうちだけでも
集中して書きたいために
大学に来た。
荷物があるので車で来たが、
いつもの同じ時間に自宅をでたので、
大学に早く着きすぎた。
守衛さんがもう起きていたので
守衛さんにドアを開けてもらった。
助かった。

●月魚:No. 4871 2014.06.28

三浦しをん著「月魚」
(ISBN978-4-04-373602-7 C0193)
を読んだ。
若い古本屋の二人が抱えた
わだかまりが
ささやかな出来事で変化する。
韜晦するのではなく。
変化である。
淡々としているが
心にしみる小説であった。

2014-06-27

●暑くなってきた:No. 4870 2014.06.27

実。江別

今朝は、晴れだが風が強い。
歩いてくると汗ばんでくる。
暑くなってきた。
昨日も自宅に歩いて帰る時
暑くて汗をいっぱいかいて歩いて帰ってきた。

昨日も講義の空き時間に、
個人的な打ち合わせと校務をする。
論文を少し書いたが
またまたはかどらない。
今日も空き時間に
論文を進めなければならない。

2014-06-26

●補講日:No. 4869 2014.06.26

花。江別

今日は朝から快晴だ。
風が少しあり、涼しく心地よい。

今日は大学は補講日で静になるはず。
ただし、私は補講があるので講義をする。
でも論文を書く時間ができそうだ。
少しずつしか進まないのだ
それに耐えて書き進めるしかない。

●骨と石榴と夏休み:No. 4868 2014.06.26

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている
骨と石榴と夏休み」
(ISBN978-4-04-100839-3 C0193)
を読んだ。
骨の大好きな櫻子が
いろいろなミステリーを解決していく。
個性的な主人公とワトソン役の高校生、
そして毎回よく練られた設定と知識。
なかなか面白い。
旭川が舞台なのもいい。

EarthEaasy 3_131 ダイヤモンド 4:疑問点

EarthEaasy
3_131 ダイヤモンド 4:疑問点
を発行しました。

オフィオライトからのダイヤモンドは、
事実として認めるしかないのですが、
研究者かにとっては常識を覆す事実です。
なぜ、それがそこにダイヤモンドがあるのか。
いろいろ疑問が湧いてきます。

2014-06-25

●修正:No. 4867 2014.06.25

ポプラの種。江別

今朝も朝は曇りしばらすくすると晴れてくる。
今朝は、大学の門の近くで
白い綿毛をいっぱいつけている木があった。
みるとポプラのようであるが、
木の形がポプラらしくない。
種はどうもポプラのようだ。

昨日は論文が書けなかった。
講義の組み換えをしたので、
その講義の準備をしていた。
今日の1校目めだが、
まだ推敲が必要だ。
時間が許す限り修正するしかない。

2014-06-24

●中抜き:No. 4866 2014.06.24

モミジの実。江別

今朝も朝は曇っていた。
大学に着く頃には
空が晴れてきた。
このような天気が続きだした。
北海道の夏が始まったような気がする。

時間をみては論文を書き続けている。
捗らないが、少しずつは進んでいる。
前半の内容が多くなってきたので
量としては、2つに分けていく必要があるようだ。
ただし、提出しているタイトルに
結論が入っているので、
中身を半分抜かなければならない。
中抜きをしたとき、
全体の構成がどうなるかは
これからえなければならない。

2014-06-23

●体調不良:No. 4865 2014.06.23

ポプラの種。江別

週末から晴れだしたが、
今朝は明け方少し降って、
自宅をでるころも曇っていた。

土曜日、校務を終えて
夕方歩いて帰る時
ひどい体調不良に襲われた。
久しぶりの体調不良であった。
息絶え絶えに帰り着いた。
原因ははっきりしている。
昼の食事のせいだ。
体調を整えるために
食事制限をしているのにを
つい気を許して通常の食事をした。
その結果、体調不良に陥ったようだ。
これからも気をつけなかればならない。
いつまで食事制限を
しなければならないかは不明である。
食事制限をはじめて、
まだ3ヶ月しか経っていないので、
どうなるかはわからない。

●日本の聖なる石を訪ねて:No. 4864 2014.06.23

須田郡司著「日本の聖なる石を訪ねて
知られざるパワー・ストーン300ヶ所」
(ISBN978-4-396-11252-3 C0228)
を読んだ。
写真家の須田氏が
日本の石の聖地を訪ねて写真をとった作品である。
最初にあった研究者との対話は
なかなか含蓄があって面白かった。
内容は石の聖地を巡った時の内容で
石の巡礼のための案内でもある。
私のいくつか行ったところもはっている。
そしてその場を訪れた時、
不思議な感動があったこと記憶している。

●聖:No. 4863 2014.06.23

山本おさむ著「聖(さとし)
天才・羽生が恐れた男」(全9巻)
を読んだ。
山本氏のマンガである。
棋士、村山聖をモデルにして
漫画化した作品である。
ネフローゼ症候群という難病を患いながら、
棋士として生きた
村山の激しい将棋への執念と
それが何故生まれたのかを
ストーリに軸にしている。
迫力ある作品であった。
山本氏の奥さんも同病であった。
この作品の終わりのころに
奥さんの死を迎えたようだ。
そんな悲しみ、苦しみが
作品にも 現れている気がする。

2014-06-21

●校務にて:No. 4862 2014.06.21

牧舎。江別

今日も曇りで、
霧雨が降ったりやんだりしている。

今日は校務で大学に
いつものように出てきている。
昼前からの校務だから
いつもの時間に大学に来て
校務がはじまる時間まで
論文を書いていこうと考えている。

●シュナの旅:No. 4861 2014.06.21

宮﨑駿著「シュナの旅」
(ISBN978-4-19-669510-3 C0174)
を読んだ。
1983年に書かれた作品で
ネパールの民話を元にしたものだ。
主人公もストーリも独自だが、
世界観が「風の谷のナウシカ」に非常に似ている。
「風の谷のナウシカ」の連載と
同時期に描かれていたようだ。
ここから生み出されたような気がする。

●はじまりのはる 2:No. 4860 2014.06.21

端野洋子著「はじまりのはる 2」
(ISBN978-4-06-387947-6 C9979)
を読んだ。
先日読んだ、続編である。
被災者として高校生が
どう立ち向かうかの話である。
今後どうなるか気になるが、
本では2013年時点での話であった。
終わりのようになっていたので、
今後は続かないのだろうか。

2014-06-20

●失敗をした若者へ:No. 4859 2014.06.20

花。江別

今朝も曇りである。
時々小雨や霧雨が降る中を歩いてきた。
私は、初夏の雨が好きだ。
こんな日が続くのは苦ではない。
しかし、農家が日差しや低温で困っているので
晴れ間を望むべきだろうなあ。

失敗をした若者をどう励ますべきか。
慰めるだけでは成長は望めない。
なかなか悩ましい問題だ。
私は、失敗を反省をして
それを活かす方法を考えるように伝えた。

何が原因で失敗したのかをよく考える。
その失敗は変更できないので、
その失敗を今後どう修正していくか。
失敗から何を学び
今後の自分の成長の糧とするか。
それができなければ失敗は活きない。
その失敗が自身の怠慢によるものであれば、
それは大いに反省して、
今後の生き方を変更するほどの
学びとすべきであろう。

私にもそんな経験が何度かあり、
今でもその反省を活かして、
生活習慣としていることもある。

若者よ、失敗を貴重な経験として活かしてくれ。

●暗号と情報社会:No. 4858 2014.06.20

辻井重男著「暗号と情報社会」
(ISBN4-16-660078-8 C0295)
を読んだ。
初版が1999年の本であるので、
情報関係の本としては
内容が大分古くなっている部分もあるが、
公開鍵の数学的説明が
文系にもわかりするくなるようになれている。
数学の原理をつかって
公開鍵で暗号化したものを
ある人だけ持つ鍵で復号化する数学原理である。
素数の掛け算が公開鍵で
その素数を使った割り算と余りの関係を
復号方法として利用しているということだ。
少々わかりにくいところがあるが、
概要は押さえられた。

●はじまりのはる1:No. 4857 2014.06.20

端野洋子著「はじまるのはる1」
(ISBN978-4-06-387897-4 C9979)
を読んだ。
農村地帯の高校生の群像であったのが
震災を期に、震災を高校生たちは
どう立ち向かっていくのかを
テーマにした作品群になっている。
2巻もあるので読む予定だ。

●富士山噴火:No. 4856 2014.06.20

鎌田浩毅著「富士山噴火
ハザードマップで読み解く「Xデー」」
(ISBN978-4-06-257576-8 C0244)
を読んだ。
作成された富士山のハザードマップを
市民たちにわかりやすく解説するために書かれたそうだ。
富士山固有の事例だけでなく
広く火山噴火に伴う災害の解説にもなっている。
カラー版の新書で関係者に重宝しそうだ。

2014-06-19

Earthessay 3_130 ダイヤモンド 3:産状

Earthessay
3_130 ダイヤモンド 3:産状
を発行しました。

オフィオライトからのダイヤモンドは、
数千個という数が見つかっています。
ダイヤモンドの岩石の中での産状もわかってきました。
では、オフィオライトの中でダイヤモンドが
どのように形成されるのか、
それが問題なのです。

2014-06-18

●若者よ、めげずに頑張れ:No. 4855 2014.06.18

雫。江別

今朝も雨である。
時折激しい雨が降る。
自宅を出る直前、
激しい雨がふっていた。
幸いなことに歩いて来る時は
雨が小降りになりやがて上がった。

教育実習を終えた学生が落ち込んでいた。
個別に話を聞く。
指導の先生に婉曲にだが
先生に向いていないといわれたようだ。
ひどいことだと思う。
人の人生を左右することを
自分一人の判断で、本人に表明する。
これは人が努力をして成長していくことを
否定する発言ではないだろうか。
その学生にいろいろな先生もいるし、
人間は成長できるからといった。
そして他の学生に話を聞くように言った。
すると相談した学生が
自分も実習がうまくいかなかったが、
指導の先生は、
「先生にもいろいろな人がいる
頑張れば成長できる」
というアドバイをもらったという。
まったく同感である。
その学生も少しは元気が出たであろう。
今後の検討を祈るしかない。
できれば、自分の選択した人生を自信をもって
進んで欲しいものだ。
そんな若者をサポートしていきたいと思う。

昨日は少しだけしか論文が書けなかった。
明日は校務で出張なので
論文を書くことはできないだろう。
今日、論文をどこまで進めるかが重要だ。
朝の講義のあと、
集中して論文を書いていこう。

2014-06-17

●それでも続けなければ:No. 4854 2014.06.17

雫。江別

今朝も小雨が降っている。
気温も低めで涼しい。
雨の中を歩いてくる。
衣服はしっとりするが、
雨の日もいい。

今日は講義がしっかりとあるので、
空き時間が少ない。
そんな合間をぬって
論文を書かねばならない。
昨日も少し書いていた。
少項目の一つを書いた。
全体としては、まだまだ道は長い。
なかなかはかどらないが、
書き続けなければならない。

2014-06-16

●楽しきかな、宴席:No. 4853 2014.06.16

雫。江別

明け方まで降っていた雨が上がり、
曇のままどんよりとした天気である。
ここ最近の肌寒さがまだ続いている。

週末は心地よい飲み会があった。
ほとんど喋ったことがない人との
宴席であったが、
気軽に話すことができた。
気が合う人だと飲んでいるとても気持ちがいい。
おかげで翌日は二日酔いになったが。

今週かくべき原稿を週末に書いたので
今週の作業量をへらすことができ、少しは楽できるはずだ。
論文を書くために平日の時間をできるだけ
確保したいという戦略でもある。
では、いろいろ作業をしてから論文にかかろうが。

●医学は科学でない:No. 4852 2014.06.16

米山公啓著「医学は科学でない」
(ISBN4-480-06278-5 C0236)
を読んだ。
現役の医者が、医学の経験的なところ
科学的でないところ、
日本の特殊性などをまとめている。
そして人間の心の問題として
医療のあり方に疑問を呈した書である。
なかなかおもしろい。

●いちえふ:No. 4851 2014.06.16

竜田一人著「いちえふ」
(ISBN978-4-06-388318-3 C9979)
を読んだ。
売れない漫画家が
紆余曲折の後
福島第一原発で作業員として働く。
その体験をマンガにした作品である。
現場の声として、
どのような悲惨さ、苛酷さがあるのか。
外からは決して伺いしれない、
作業員の気持ちがわかる。

2014-06-15

114 南阿波サンライン:メランジュ

 徳島の太平洋側には、南阿波サンラインという道路があります。道は整備されているのですが、交通量も少なく、天気が良い日は、快適なドライブコースとなります。この道は景観だけでなく、地質の見どころもあります。

 徳島県海部郡の美波町から牟岐町にかけての海岸は、山が迫っており、切り立った険しい崖が続くところが多くなります。そのような険しい海岸に、内陸を走る国道55号から分かれた南阿波サンラインがあります。南阿波サンラインは、整備されているのですが、交通量が少ないので、景色を眺めながらのドライブにはいいところです。
 切り立った海岸線の形成には、地質学的な理由があります。このあたりの地層は、四万十層群と呼ばれるものからできています。四万十層群は、砂岩と泥岩が繰り返す地層(砂岩泥岩互層といいます)で、タービダイトという海底の土砂の流れによってできたものです。
 砂岩泥岩の互層では、砂岩は固く侵食にも強く、泥岩は柔らかく侵食に弱いという性質を持っています。ですから互層が侵食を受けると、泥岩が窪んでいき、砂岩が残り出っぱていきます。互層で砂岩の比率が多い(優勢といいます)ところは侵食されにくく、泥岩の多いところは侵食を受けやすくなります。砂岩泥岩の互層の分布地域では、砂岩優勢のところは切り立った崖や険しい山に、泥岩優勢ところは開けた海岸や平野や河川の流路になるという、一般的な傾向があります。
 そのようなことを考えると、南阿波サンラインの切り立った海岸線は、四万十層群でも砂岩優勢にあたるところになります。
 外ノ牟岐井ノ浜では、砂岩優勢の地層を見ることができます。泥岩は10cmから3cmほどと厚さしかないの対して、砂岩は2mから20cmほどと一桁大きな厚さがあります。厚い砂岩では、5mを越えるものもあります。泥岩が少なく砂岩が非常に多いところは、砂岩ばかりで時々泥岩の切れ目ができるため、層状砂岩とも呼ばれます。千羽海岸からみえる切り立った崖は、層状砂岩が200mの断崖となって聳えています。
 南阿波サンラインから離れて明丸海岸に降りて行くと、狭い海岸にでます。ここには砂泥互層だけでなく、少々変わった岩石群があります。岩石群といったのは、一種類の岩石ではなく、複数の岩石が混在しているためです。明丸海岸では、メランジュ(Mélange)と呼ばれる岩石群が見られます。
 メランジュとは、日本語訳はなく、カタカナ表記のまま使われています。メランジュは、細粒に破砕された基質のなかに、もともとはまったく成因関係のない、さまざまなサイズの、さまざまな種類の岩石塊を含んでいます。メランジュ自体の成因も判明していない、このような産状を示す地質体をいいます。かつては、同様の産状のものを、サイズを問わず、すべてメランジュと呼んでいましたが、最近では地質図に表現できるサイズのものをいい、あまり小規模ものには使わなくなりました。明丸の地質体は地質図で表現できる規模なので、メランジュと呼んでいいことになります。
 明丸海岸のメランジュは、赤色頁岩、層状チャート、石灰岩、玄武岩、砂岩泥岩の互層などの多様な岩石が見られます。赤、黒、緑、白など、岩石としては多様な彩りをもった地質体で、珍しく見た目もきれいな岩石となっています。
 メランジュの中身を見ていきましょう。
 砂岩泥岩の互層は、陸の岩石が削剥、運搬され、タービダイトで大陸斜面に運ばれて堆積したものです。タービダイトでは、粒の粗い砂岩から細かい泥岩へと並んで(級化層理といいます)一枚の地層ができます。この作用が繰り返すことで砂岩泥岩の互層ができます。周辺にたくさんある四万十層群の堆積岩と同じもの考えられます。ただし、メランジュの中の地層は、周辺の互層よりはそれぞれの層は薄く、砂岩優勢でもありません。すべて陸源の構成物からできた岩石です。泥岩は黒っぽく、砂岩は淡い灰色から暗灰色で、地味な色合いの岩石となります。
 玄武岩は、枕状溶岩の形態を持っているものもあることから、海底で噴出した火山岩と考えられます。一部、海底の火山砕屑岩(ハイアロクラスタイト)や断層などで剪断、破砕された玄武岩もあります。いずれも淡い緑色で目立った色合いの岩石となっています。枕状の玄武岩や火山砕屑岩は、海山や海嶺などで起こった水中火山活動で形成されたものです。つまり、海洋プレートの最上部を構成していた岩石と考えられます。
 赤色頁岩は、鮮やかな茶色で目立っています。赤色頁岩は、陸の堆積物が届かない深海底で堆積した深海粘土が固まったものです。海洋プレートの直上に時間経過にともなって堆積していったものです。このメランジュでは、玄武岩に次いで赤色頁岩が多く、目立った分布となっています。
 層状チャートは、ここではほんの少ししかありませんが、透明感のある灰色の緻密な岩石です。層状チャートは、赤色頁岩と同様、深海底にたまったものです。海洋のプランクトンの遺骸が深海底にまり、珪質部だけが溶け残って形成されものです。時々プランクトンのたまらない時期があるとその間に深海粘土などを薄く挟み切れ目となり層を形成します。このようなものを層状チャートといいます。層状チャートも赤色頁岩も、起源は違いますが、共に海洋プレートに直上に溜まった深海性の堆積物です。
 石灰岩は、白っぽい色で、ここには少しかありません。石灰岩は、熱帯地域の島の浅い海で、サンゴなどの生物がつくった礁が固まってできたものです。これも陸から遠く離れたところで形成された海洋の域の岩石になります。玄武岩には海洋島を構成するものもあり、そこには石灰岩が伴うこともあります。時には石灰岩が、巨大な岩体として存在することもあり、セメントの原料として、各地で採掘されています。
 メランジュの構成物の起源はさまざまですが、海洋地殻やその上の深海底堆積物(海洋プレート層序と呼ばれます)、あるいは海山の一部となっていたものです。つまり海洋域の一連の構成物だったという共通性を持っています。ただし、タービダイトとは起源が違いますが。
 それは次のように考えられば、理解できます。海洋プレート(海山を伴った海洋地殻)が海洋プレート層状を形成し、海溝で沈み込むみます。その時、剥ぎ取られた海洋プレート層序は、周辺のタービダイトからなる砂岩泥岩互層の中に、断層よってばらばらに砕かれながら、取り込まれていきます。これが明丸のメランジュの形成メカニズムだと考えられそうです。
 明丸海岸のメランジュは、岩石の混在として付加体のダイナミズムを記録していることになります。そのダイナミズムは、鮮やかな色合いを帯びたものとなっていました。
 徳島から高知にかけて、明丸のメランジュから南の海岸線は、少しなだらかになります。これは四万十層群の砂岩優勢部が終わり、砂岩泥岩の量が同等の互層となっていくためです。メランジュは、四万十層群の岩相の境界にあたっています。そこにも地質学的秘密がありそうですが、別の機会にしましょう。
 南阿波サンラインから離れた明丸海岸の道は、行き止まりになっているのですが、その先には「サンラインモビレージ」というロッジがあります。行楽シーズンには多くの旅行客が訪れるようです。ここは自炊できる施設ですが、食事がでないので、私は泊まったことはありません。なかなか雰囲気のいいところです。行き止まりにある海岸なので、まるでプライベートビーチのような快適なところになりそうです。
 この海岸に来るのは2度目だったのですが、泊まることはできませんでした。いずれはのんびりとロッジに泊まって、メランジュの色合いを楽しみたいものです。次なるチャンスを待ちましょう。

・大雨・
梅雨前線が少し南に下がったと思ったら、
荒れた天気になっているようですね。
北海道は梅雨ではないですが、
雨が降り続いています。
少々冷たい雨です。
場所によっては大雨となった地域あり
被害が出しています。
農家にとってはこの時期の雨は恵みの雨でしょうが、
多すぎる雨は大変です。

・後半戦・
大学の講義も後半戦になってきました。
本来であれば大学の教員は
講義と研究に精力を使うべきなのです
それ以外にも校務に多くの時間と労力ををつかっています。
私の学科では教育実習が次々とあり、
出張が毎週のようにあります。
講義を休講をできるだけ少なくしなければなりません。
教育実習の研究授業の出張指導は、
6月で前期は一段落なのですが、
9月には第二陣があります。
校務とはいえ、あまり多いと落ち着かなくなり、
体力的にも少々厳しいものがあります。
まあ、今季はなんとか乗り越えることができましたが。

GeoEssay 114 南阿波サンライン:メランジュ

GeoEssay
114 南阿波サンライン:メランジュ
を発行しました。

徳島の太平洋側には、
南阿波サンラインという道路があります。
道は整備されているのですが、
交通量も少なく、天気が良い日は、
快適なドライブコースとなります。
この道は景観だけでなく、
地質の見どころもあります。

2014-06-13

●研究の醍醐味:No. 4850 2014.06.13

サクランボ。江別

昨日から今朝にかけて
時に激しくなりながら
雨が降り続いている。
雨の中を往復しきた。
とうとう今朝はクツに水が染みこんできた。

今日の夕方は飲み会がある。
昨日も空き時間少しだが書いている。
今日も論文を進めていく予定である。
なかなか焦点が定まらず筆が進まない。
あと少し考えをまとめるのに時間がかかりそうだ。
今日も講義の準備と校務、締切原稿をこなしながら
論文を書き進めることになりそうだ。
論文をかいている時に
今が一番苦しい時だが、
これを乗り越える時が研究の醍醐味でもある。

●知的余生の方法:No. 4849 2014.06.13

渡部昇一著「知的余生の方法」
(ISBN978-4-10-610393-3 C0210)
を読んだ。
1976年に発行された
「知的生活の方法」から
40年近い年月が流れ、
著者も傘寿になった。
かつて私も読んで影響を受けた記憶がある。
渡部氏は減税でも精力的に知的活動をしている。
その方法や達観を
多彩な知識をもとに書かれたものである。
ただし、その域に達していない者にとっては、
ピンと来ない内容かもしれない。

●玄い女神:No. 4848 2014.06.13

篠田真由美著「玄い女神」
(ISBN4-06-264940-3 C0193)
を読んだ。
建築探偵の桜井京介のシリーズの第二弾である。
今回は洋館は出てくるが
舞台であって、主役ではない。
密室が出てくるが
その謎解きが主となっている。
トリック、書くに部屋、隠し階段などが出てくるが
それも主ではない。
なぜ10年前の殺人があったのが、
その時の関係者が今回も死んだ。
それは何故か。
非常に複雑な構成だが、
人間模様のミステリーとして読むと
興味深い内容となる。

2014-06-12

●少々疲れ気味:No. 4847 2014.06.12

ニセアカシヤ。江別

今朝は雨上がりの曇り空であった。
風があり、
少々肌寒かった。

今日は疲れがたまっている。
昨日、雨の中を出張した。
駅から、バスの便がなかったので、
雨の中を20分ほどをの距離を
往復歩いた。
霧雨だったので、
スーツがしっかり濡れた。
そのせいか、昨夕から、体調がよくない。
風邪が抜けいていないところに、
濡れたせいなのか、
風邪がぶり返したのかもしれない。
養生しなければならない。

EarthEssay 3_129 ダイヤモンド 2:オフィオライト

EarthEssay
3_129 ダイヤモンド 2:オフィオライト
を発行しました。

オフィオライトからダイヤモンドが見つかっています。
オフィオライトのダイヤモンドの認定については、
紆余曲折があった後に、
今では確認がされています。
ただし、まだすべてのオフィオライトから発見されているわけではなく、
一部のオフィオライトからだけです。

2014-06-10

●小さな歩みでも進むこと:No. 4846 2014.06.10

ハルニレ。江別

今朝、自宅を出る時、
霧雨が降っていた。
傘をさしたり閉じたりしながら
歩いてきた。
今日は少々涼しい。

明日は教育実習の見学のために
出張をすることになる。
一日出かけるので
当日の講義は休講となる。

昨日少し論文を書いた。
ほとんど進んでいないが
空き時間をみて書き進めている。
どんな小さな歩みでも進むことが大切だ。

2014-06-09

●隙間をぬって:No. 4845 2014.06.09

蕾。江別

今日は雨である。
日曜日の午後から降りだした雨が
今朝も残っている。
自宅を出るときは、
雨が降っていたが
歩いている途中に上がった。
気温も湿度も高いので
天気が良くなると
蒸し暑くなるかもしれない

論文に対してそろそろ危機感が湧いてきた。
なんとか早めに骨子を仕上げなければならない。
そのためには、時間を十分とって、
頭を使いながら書くしかない。
今日は午前中に会議があるが、
隙間をぬって論文を書き進めるしかない。

●今日もいい天気:No. 4844 2014.06.09

山本おさむ著「今日もいい天気」
田舎暮らし編
(ISBN978-4-575-84183-1 C9979)
原発事故編
(ISBN978-4-575-84193-0 C9979)
若いころ読んだ山本おさむ氏が
実はいろいろ社会的な作品を
書いていることを知った。
その一つとして今回の作品がある。
2冊の本は全く毛色の違う内容である。
2度に渡って数年間を間隔を経ての連載である。
最初は埼玉の仕事場から
福島の奥さんの実家近くで
古農家を購入して住み始める1年間の話し。
2編目は数年後、
震災があって、田舎暮らしが崩壊する。
連載が決定された時、
中止を考えられたが、
その原発事故で当事者はどのような生活していたか
何を考えたかが描かれている。
漫画家として生活者として
被災者として悩むの姿が描かれている。

2014-06-08

●平凡な週末に:No. 4843 2014.06.08

太陽と若葉。札幌

今日は薄曇り。
昨日は気温は高かったが
風が強かったので少々肌寒く感じた。

家内は次男の中体連の最終日なので
応援に一日出ていた。
長男はクラブで夕方までいない。

午前中、病院で定期検査をして薬をもらう。
朝食抜きのままの検査だったので
昼食をしっかり食べるために自分で作る。
体調管理も少し考え方を変えようと思っている。

午後からは基礎データが大きなものを
何度も失敗しながらダウンロードしたり、
ぽつりと仕事もしたが、はかどらず。

今日は子供たちはバラバラに出ていくので
午前中に用足しにでかけるくらいだろうか。
平凡な週末の日々となりそうだ。

2014-06-06

●人工の自然:No. 4842 2014.06.06

山の鼻川。札幌

今朝は風が強く
曇っているが気温は高い。
湿度も少々高さそうだ。
しかし風のおかげで
厚さはそれほど感じない。

昨日は札幌の南区に出張した。
乗り継ぎが順調にいったので
少々早くつきすぎたので
近所を散策した。
河川があったが、
あまりに人工的な川で、
植物がたくましく生えていたが
これは、本来の自然ではないと思った。
人が心地よく思えるようにした人工の自然だ。

●完全なる首長竜の日:No. 4841 2014.06.06

乾緑郎著「完全なる首長竜の日」
(ISBN978-4-7966-8787-4 C0193)
を読んだ。
植物状態の人間とコンタクトできる装置があり、
そこで繰り広げられる
虚実の入り混じった不思議な物語である。
評価が高い作品だが、
私には少々ややこしすぎて
楽しめないことがあった。

2014-06-05

●今日も出張:No. 4840 2014.06.05

並木道。江別

今朝は、晴れであるが、風が強い。
風のためだろうか、
気温は高いが過ごしやすい。
しかし、晴れなので
気温がまた上がってくるのだろう。

今日は札幌の南の方へでかける。
少々時間がかかるが、
1校時の授業をしてから
出かけられるので
休講せずにすむ。
ただし、来週は一日
出かけなければならない日がある。
そのため一日、休講がでる。

EarthEssay 3_128 ダイヤモンド 1:いくつかの産状

EarthEssay
3_128 ダイヤモンド 1:いくつかの産状
を発行しました。

以前、日本でダイヤモンドが発見されたというニュースを、
エッセイで紹介したことがあります。
そのニュースもなかなか興味深いものでしたが、
他にもダイヤモンドが見つかるところがあることがわかってきました。
今までにないダイヤモンドの産出状態を紹介しましょう。

2014-06-04

●論文がはかどらない:No. 4839 2014.06.04

畑。江別

今朝も、晴れ。
ここ数日は暑い。
一気に暑くなってきた。

今日は大学に車できた。
昼からの教育実習の指導で
車で行くことにした。
車でないと不便なところなので
私でも何とか車でいけるところなので、
車で行くことにした。

昨日は空き時間に
論文を書こうとしていたが、
なかなかはかどらない。
考えをまとめならが書いている。
考える部分が論文進行を
遅らせているのだろう。
しかし、書き進めるしかない。

●幻影館へようこそ:No. 4838 2014.06.04

珈古屋圭市著「幻影館へようこそ
推理バトル・ロワイアル」
(ISBN978-4-8002-1905-3 C0193)
を読んだ。
ARを現実に重ねる仕組みを用いて
民家をミステリーの体感ゲームの会場になっている。
そのモニターに選ばれた人が、
謎を解いていく。
しかし、最後にどんでん返しがまっていた。

2014-06-03

●論文を進めなければ:No. 4837 2014.06.03

花。江別

今朝は、晴れ。
風もあったが心地よい。
初夏である。

今日は講義がびっしりある。
それと明日の準備も必要だ。
論文が、あとひと月ほどで締め切りだ。
書き進めなかればならない。
ところが、論文がなかなかはかどらない。
少しでも時間があれば、
進める必要がある。
今週の原稿は昨日書いて発送しているでの
今日は論文を書くことに集中したい。
さあ、今日もはじめよう。

2014-06-02

●初夏:No. 4836 2014.06.02

ライラック。江別

6月になって、初夏の気候になった。
風があっても温かくなった。
初夏の暖かさとなった
コートはいらなくなった。
研究室に着いたら窓を開け
廊下の窓も開けた。
今年はじめてのことだ。

今週はいろいろ校務、公務がある。
今日も夕方から学会の会議、
水曜と木曜日も午後から出張がある。
その合間をぬって、
講義の準備と論文作成をする必要がある。

2014-06-01

Monolog 149 インテリジェンスの源泉

Monolog
149 インテリジェンスの源泉
を発行しました。

現代社会はITの普及により、
手間さえ惜しまなければ、
大量の情報をえることができます。
しかし、大量の情報の中から有用な情報を得るためには、
見識や知性が必要になります。
このような知の構造は昔からあるものですなのですが、
身につけるのは難しいようです。

●コロボックル絵物語:No. 4835 2014.06.01

有川浩著、村上勉絵「コロボックル絵物語」
(ISBN978-4-06-218906-4 C0093)
を読んだ。
昔読んだコロボックル物語が
有川浩の手によって再スタートする。
もともとの著者の佐藤さとるも進めた続編のスタートである。
この物語は始まりを告げつ本である。
挿絵家も存命で絵を書いているのがいい。
今後の展開に期待したい。

●震源:No. 4834 2014.06.01

真保裕一著「震源」
(ISBN4-06-263358-2 C0193)
を読んだ。
地震と火山を扱う気象庁の公務員が主人公のサスペンスである。
ストーリが壮大で気象庁や地質の火山についても
詳しく取材していることがわかる。
その上での国際的な諜報戦が見え隠れする複雑な内容だが、
わかりやすく構成されている。
なかなか大部の本であるが
読み応えがあった。