2013-12-31

●給湯器故障:No. 4658 2013.12.31

昨日は街で買い物や用足しをした。
家族で行ったのだが、全員ぐったりし帰ってきた。
長男などはしょっちゅう出かけているが、
街の人混みを歩くと疲れるという。
今日は、自宅で正月の準備をする予定であった。
ところが、昨夜、給湯器が故障した。
我が家は灯油による給湯器である。
次男が風呂にないっていると、
突然、給湯器がエラーメッセージを出したという。
リセットしたのち、一見正常になったように見えたので、
私が入った。
温度を上げると、やはり同じメッセージがでた。
夜、8時過ぎであったが、
メーカーのサービスセンターに連絡した。
今日の朝、連絡が来るそうだ。
地元の取扱店に連絡がいくのだろう。
その連絡が来ることになっているので、
私が自宅で待機をすることになる。
家内は、朝一番に買い物にいく。

昼には餅をつく予定だ。
機械がつくので簡単だ。
昨夜のうちにもち米を洗って
水に浸してある

給湯器は、もう10年ほど使っているので、
寿命かもしれない。
交換するにしても、
正月に使えないのは困る。
取扱店さん、よろしくお願いします。

2013-12-30

●年の瀬の光景:No. 4657 2013.12.30

一昨日の昼過ぎに
突然、家内が体調が悪くなっで布団にはいった。
多分風邪たとおもうが、
夕食取れそうになく寝ていた。
予定されていた夕食のメニューが
私にはできないものだった。
私があり合わせのもので、
なんとか子どもたちと夕食をした。
心配していたが、夜には落ち着いたようで、
昨日の朝には通常通り起きてきて、
食事もできるようになってきた。
病み上がりで心配していたが、
ほぼ復調したようた。

もともと今日は街に買い物に行く予定であったが、
多分行けそうだと本人もいっている。
ただし、まだ、起きていないので
どうなるかはわからないが。

昨日不調であったネットワークプリンターを
ローカルプリンターで再設定したら、
より不調になり、半日悪戦苦闘していた。
それでも、なんとか原因がわかり、対処できた。
長男が早速年賀状を打ちたいというので打った。
次男の印刷のときから、
はがきを手差しで入れないとダメなので、
プリンターにつきっきりで印刷してた。
時々紙詰まりを起こしながらもなんとか打ち終えた。
昨年は住所の位置合わせに多数のはがきを無駄にしたので
今年は、住所は手書きにした。
夕方にできて、あわててポストに入れに行った。

どれも慌ただしい、我が家の
年の瀬の光景かもしれない。

今日は書店、市場、服屋に行く予定だ。
お目当ての店での食事もする予定だ。
どうなることやら。

2013-12-28

●警報と科学的リテラシー:No. 4656 2013.12.28

夜明け前。江別

昨日の午後から暴風雪警報がでていたようだ。
現在も注意報が出ている。
しかし、昨日も今朝も、
少なくとも私の街では穏やかな天気だ。
今朝も太陽の日差しさえ見える。
気温もそれほど低くない。
もちろん警報は重要だ。
その警報を基準に社会が動くと、
何度も出されると困るが、
安全のための犠牲だからしょうがない。
警報がでているのに
穏やかな天気だと損をした気になる。
そんな経験が何度も繰り返されると
天気予報の信頼性に疑問を感じる。
じっさい天気予報には、
不確かさかなりあるはずだ。
実用上必要な確率での予報はできるだろうが、
ピンポイントや長期の不確かさを
どう見積もるのか。
そのあたりの不確かさへの周知と、
自己の責任で振る舞う部分などを
個人が知る必要がある。
天気予報の重要性、影響を考えると、
個人の科学的リテラシーが必要なのだ。

●ガラパゴスのふしぎ:No. 4655 2013.12.28

NPO法人日本ガラパゴスの会著「ガラパゴスのふしぎ」
(ISBN978-4-7973-5802-5)
を読んだ。
ガラパゴスの地質学的、生物学的特徴、
そして現状と保全の取り組みなどが
体系的にコンパクトにまとめられている。
ガラパゴスの概要を知るのがいい本だ。
次は、写真集とダーウィンフィンチの進化の話しを
読もうかと思っている。
ああそうだ、ビーグル号の航海記も読みたい。

2013-12-27

●心と体を休める:No. 4654 2013.12.27

街灯。江別

今日も曇りである。
昨深夜、知らないうちに
かなり雪が降ったようだ。
朝、除雪が入った。
ベチョベチョの雪だ。

いよいよ、今年もあと数日だ。
来週も大学に出ようと
思っているのだが、
どうなるやら。

今週になって、集中力が切れた。
どうも精神的に疲れているようだ。
今期は、講義の作成と、
問題を抱えた学生、
卒業研究などで、かなり消耗した。
問題を抱えた学生に対応すると、
こちらが精神力を使ってしまう。
あっさりの受け流せばいいのだが、
人間関係だから、
そうはいかないところもある。
少々、心と体を休める必要があるのだろう。
研究をすることも
私にとっては、
回復の方法の一つでもあるのだが。
どうなることやら。

2013-12-26

●落ち着いて:No. 4653 2013.12.26

雪の道。江別

今日も曇りである。
歩き始めは寒かったが、
風がなかったので
歩いている内に暖かくなった。

昨日は腰痛治療のために、
治療院にいった。
腰がいたいと持っていたが、
背骨の上や足のふくらはぎ、
足の裏などが痛いことがわかった。
治療直後は収まるが、
しばらくすると痛みが少し戻ってくる。
まあ一番ひどい状態は
改善されているので、
一息つける。

昨日は頭がボーっとしていたの
腰がいたいので、
仕事が不十分せきなかった。
今日は、今後の研究の整理をして、
次の論文の準備をしたい。

EarthEssay 3_122 本源マグマ 3:不混和

EarthEssay
3_122 本源マグマ 3:不混和
を発行しました。

2つのマグマが混じり合わずに混在するという現象は、
考えにくいかもしれません。
水と油を想像するとわかりやすいと思いますが、
液体でも交じり合わないことがありえます。
そのような現象が、本源マグマに発見されました。

2013-12-25

●昨日の余韻:No. 4652 2013.12.25

雪の坂道。江別

今日は曇りである。

昨日は、4年生の卒業研究の
予行演習をして忘年会をした。
参加者は少な目であったが、
参加自由でおこなっていたので、
それでもよし。
6人ほどで、
宴は賑やかにおこなわれた。

今日は補講日だが、
私の担当の講義ではない。
いつものように大学に来ている。
そしていつものように仕事をしている。

昨日は腰痛があって、
行動に不自由をしていた。
夜、寝ている時にも、腰痛があった。
しかし、朝起きると腰に違和感があるが、
痛みは収まっている。
もし、痛みがぶり返すようなら、
午後医者に行く予定だ。

●晩夏に捧ぐ:No. 4651 2013.12.25

大崎梢著「晩夏に捧ぐ
成風堂書店事件メモ(出張編)」
(ISBN978-4-488-48702-7 C0193)
を読んだ。
成風堂書店シリーズの第二弾にして
長編の物語である。
舞台も成風堂ではない。
探偵役の主人公が二人が、
長野県の地方の由緒ある
書店に出かける。
その書店の幽霊事件から
過去の殺人事件の謎まで
解き明かすストーリーである。

2013-12-24

●行事が次々と:No. 4650 2013.12.24

ナナカマド。江別

今日は雲が多い。
昨日は雪が降ったりやんだりしていた。
積雪の量はそれほど多くない。
除雪は入っていないが、
車の通っていないところは、
何cmかの積雪があり、
歩きづらい。

今日は午前中の講義のあと、
行事が次々とある。
3年生のゼミでは
昼食で打ち上げをした後、
教室でパーティでするそうだ。
私は、3年生と個別面談をする。
その後、4年生は発表の予行演習をする。
そのあと、打ち上げの忘年会をする。
まあ、明日からは講義がなくなるので、
一息つけるのだが。

2013-12-23

●大雪の翌日:No. 4649 2013.12.23

道。江別

日曜日は激しい雪で
一気に大量の雪が積もった。
今朝は、ぱらぱらと舞っている程度だ。
明け方に、除雪が入った。
路面がツルツルに凍っているので、
雪の下が滑りやすく、
何度か転びそうになった。

今週は、2日間、講義があり、
あとは、休日の振替で、休校になる。
大学はやっているので、
私は大学に出る予定をしている。
それ以降は、暮れから正月まで
1週間休む予定でをしているが
どうなるだろうか。

2013-12-21

●誰か Somebody:No. 4648 2013.12.21

宮部みゆき著「誰か Somebody」
(ISBN)978-4-16-754906-0 C0193)
を読んだ。
単純な事故死にかかわる事件から
その犯人よりも被害者家族の周辺の
事情がわかるにつれて、
大きな真相がわかってくる。
そして最後にはやるせない結論がでてくる。
宮部みゆきはうまい。
が、この話は私には重い。

2013-12-20

●皆、忙しい:No. 4647 2013.12.20

道。江別

今朝は薄っすらと雲がかかっている。
気温は低いが、
昨日ほど寒くなはい。

講義は来週の火曜日で終わる。
補講があるが、
月曜日の振替などで、
集の後半は全学休講になる。
大学は開いていて、職員はでている。
生協も営業しているので
来週は週日は大学に出る予定だ。

うちの子供達は、今日で終業になる。
ただ、クラブや講習があるので、
来週も学校にでるようだ。
年末年始の1週間ほどの
学校が閉鎖される期間が
本当の休みのようだ。
まあ、みんな忙しいのだ。

2013-12-19

●一段落:No. 4646 2013.12.19

夜明け前。江別

今朝は雲ひとつない快晴である。
放射冷却で冷え込んだ。
寒かったが、
風がないので
歩いていると
寒さは少しましになった。

昨日、4年生の卒業研究の
提出の締め切りであった。
私の担当で出すべき人は、
全員提出できた。
いろいろ手こずった人もいるが、
なんとか一段落した。
次は、発表会に向けて、
予行演習をすることにしている。
他の人を発表を見て、
いろいろ考えて
修正することもできるだろう。

私も一段落だが、
研究に復帰するのに
少々時間がかかりそうだ。
頭を切り替えることが必要だろう。

EarthEssay 3_121 本源マグマ 2:結晶分化作用

EarthEssay
3_121 本源マグマ 2:結晶分化作用
を発行しました。

火成岩の多様性をつくる要因を探りました。
それらの要因から生まれる多様性は、
現実の岩石で多様性を越えています。
一番大きく働いている要因は、
結晶分化作用のようです。

2013-12-18

●満月:No. 4645 2013.12.18

満月。江別

少し雲がかかっているが、
今朝晴れている。
冷え込んだが、
風がなかったので、
耐えられないほどではない。

昨日夕方帰ると時、
東の空に満月が登っていた。
今朝歩いて来る時に、
西の空に満月が残っていた。
現在、講義で月の内容をやっている。
それでいろいろ考えることがあった。
今年の冬至は22日だから、
この時期一番夜が長いためだ。

今日まで卒業研究を行なっていく。
まだ終わっていない人がいる。
あと少しの努力が必要だ。

2013-12-17

●古い文献:No. 4644 2013.12.17

夜明け前の牧舎。江別

昨日は温かかったが、
夜には冷え込み、
あちこちで凍っていたので
歩きづらかった。
雲はあるが、
今日は晴れ間が見える。

昨日もあれこれと一杯の状態であった。
午後、少し時間が開いたので、
文献を整理していたが、
なかなかはかどらなかった。
サボっていたわけではないが、
読んでいたのは古い文献でり、
どこまで現代に通じるのかが
わからない点が問題であった。
その文献は、私が知りたいことが、
体系的にまとめられている。
とりあえずの基礎として
そこから目を通すことにした。
少ないデータしかない時代に書かれたもので、
考えうることがいろいろ考察されている。
素晴らしい。
しかし、これが現代では、
データで裏付けをしなければ
信憑性が生まれない。
本当ならその辺りをまとめている
文献があるといいのだが・・・。
まだそんな文献が見つからない。
ないのかもしれないが。

2013-12-16

●やるべきことを:No. 4643 2013.12.16

夜明け前。江別

今朝は吹雪は収まっている。
昨日は一日激しい雪で、
夜には激しい吹雪であった。
今朝は、穏やかで、
気温も上がっている。
雪も一部溶けている。

今日は授業がない日だが
2名の学生対応と、
夕方の会議が入っている。
昼の会議は出席しなくていいようだ。
それの間を縫って
明日の講義の準備と
査読論文の校正をしなければならない。
まあ、誰も、暇な時なんて
ほとんどないはずだ。
やるべきことを、
順次しなければならない。

●冥府界の産声:No. 4642 2013.12.16

北森鴻著「冥府界の産声」
(ISBN978-4-334-74507-3 C0193)
を読んだ。
冥府界とかいて「アヌビス」と読む。
その意味は「死者の書」からとられたようだ。
脳死問題と臓器移植を扱っている。
新宿のホームレスの
ダンボール村の話しもでてくる。
完全なミステリー仕立てである。
北森氏のストーリーは、
いつも面白いのだが、
これは普通のミステリーとなっている。

2013-12-15

108 日の岬:夕日の枕状溶岩

 和歌山県の日の岬に枕状溶岩を見に行きました。何度も探した末に露頭を発見しました。もともと赤茶けた色の枕状溶岩は、夕日を浴びて、ますます地味な色合いになっていました。きれいなものではありませんが、発見の感動は大きいものでした。

 私は、野外で石を見るときは、資料を参考にしながら、一人で見てまわります。それには訳があります。
 地質関係の学会は、毎年、いろいろな場所で持ち回りで開催されます。学会の前後に、案内者つきで地質を見て回る巡検という行事があります。巡検を利用すると、代表的な岩石や露頭を効率的に見ることができます。その地を研究している専門家が案内してくれますので、さまざまな議論や最新情報を得ることができます。いいことずくめのようですが、私は、最近利用していません。
 自分が見たい時と学会がある時期とは一致しません。大学の校務の関係で、私は不規則な予定でしか調査の日程がとれませんので、学会の巡検ではなく、一人で見ることをし続けています。個人で行くことにも、それなりのメリットもあります。自分の予定で、好きなだけ、納得するまで見ることができます。必要なら、翌日も同じ所を見ることだってできます。
 ただし、位置が大雑把にしかわからない場合、その場所を見つけることができないことや、楽なルートがあったのにヤブの中を歩いていったりとロスも多くなります。目的の場所にたどりつけないこともあります。探して見つからなかったときは、再訪して露頭を探すこともありました。
 和歌山県日高郡美浜町には、日高川の河口付近から329mの西山、そして紀伊水道に突き出た日の岬などがあります。今回の目的地は、日の岬の付け根にあたる煙樹ヶ浜の近くです。
 まずは、日の岬に向かいます。国道42号線あるいは阪和自動車から外れて西に向かいます。そこにある国民宿舎をベースに、9月に調査をしました。2009年にもこの地に来て、この宿舎に泊まったことがあるので、土地勘がありました。以前来たとき、露頭が見つからずに断念したことがあるところなので、その露頭を探すことも目的でした。
 今回も、日の岬に到着早々、その露頭がありそうな場所をいくつか探しました。でも、見つかりませんでした。資料では位置が大雑把にしか示されていないため、正確な場所がわかりません。翌朝も探したのですが、見つからず諦めていました。次の日は別の場所に移動するので、夕方最後のチャンスで、新たな場所を探しました。道路脇から、狭い道を入りましたが、奥には人家もあり、広い原っぱに駐車もできるようなところありました。原っぱから、海岸に出る道もありました。その海岸を歩いていると、夕日を浴びている赤っ茶けた露頭がみつかりました。それが探していた露頭でした。何度かチャレンジしてやっと見つけたときの嬉しさは、格別でした。
 もったいぶっていいましたが、その露頭は枕状溶岩です。枕状溶岩は、このエッセイでも何度も取り上げていますし、今回見つけた露頭は、特別きれいなものでもありません。そのため案内書でもあまり重要視されていなかったようです。私自身、きれいな枕状溶岩は、これまでいくつも見ています。しかし、何度からチャレンジでやっとたどり着いたという達成感は、今までの枕状溶岩の中でも、随一かもしれません。
 さて、この枕状溶岩ですが、玄武岩が海底で噴出したものです。海洋プレートの一部として形成されたものが、海溝に沈み込む時に、陸側(日本列島)にはぎ取られたものです。付加体とよばれるものです。付加体がつぎつぎと形成されると、古い付加体は陸側に押しやられ、押し上げられて地表に顔をだします。
 日本列島は、いろいろな時代に形成された付加体からできています。太平洋側に向かって付加体のできた時代は新しくなります。付加体の中では、四万十帯とよばれるものが一番新しいものです。
 四万十帯は、いくつかの付加体、地層に区分されています。北(陸側)から、日高川層群(日高川帯と呼ばれることもあります)、音無川(おとなし)層群、牟婁(むろ)層群となります。それぞれの地層境界には、大きな断層があるため、区分されています。日高川層群と音無川層群に間には御坊-萩(あるいは十津川)断層、音無川層群と牟婁層群の間には本宮-皆地断層があります。
 枕状溶岩を含む付加体は、日高川層群になります。枕状溶岩を含む地層は、一番海側にあたり、すぐ南の海には坊-萩断層が通っています。岬になっているのは、断層の影響があるのでしょう。日高川層群の中ではもっとも新しくできた付加体になります。日高川層群の中には、海洋地殻(枕状溶岩)だけでなく、深海底に堆積した生物の遺骸からできたチャート(層状になっています)や、暖かい海の海山や海洋島にできるサンゴ礁に由来する石灰岩なども含まれています。一方、陸から川によって運ばれた土砂による堆積物もあります。これらの陸源の堆積物は、海溝付近にたまったものなので、付加した時代にもっとも近い年代となります。通常、付加体の形成年代とされています。
 日高川層群の付加した時代、つまり付加体の形成年代は、白亜紀後期です。付加体の中には、ジュラ紀から白亜紀前期にできた、より古いチャートや石灰岩が含まれています。
 これらの付加体の堆積物や、その中にある海洋でできた岩石類の時代を調べていくと、付加体の形成史、あるいは日本の形成史が解明できます。時代を決めるためには、化石を見つけなければなりません。チャートには大型の化石はなく、陸起源の堆積物にも非常に少なく、付加体の詳細な年代を調べることはできません。海洋起源の石灰岩には化石がありました。その年代は、サンゴ礁ができた年代であって、付加体が形成された年代ではありません。かつては石灰岩の年代が、地層の年代とされ、非常に古いものだとされていました。
 付加体の年代を決めるのに用いられたのは、大型の化石ではなく、プランクトンのような微生物の化石(微化石と呼ばれます)です。珪質の殻をもっている生物の遺骸が化石になれば、珪質の殻をうまく抽出すれば、殻から化石の種類を決め、種類から時代を決定できます。
 特殊な薬品を使って岩石の成分だけを溶かし、化石だけを残すという方法があります。日本の地質学者たちが、野外で大量の試料を採取し、岩石を処理して、抽出した微化石を電子顕微鏡で調べていきました。そして、地層や岩石の年代を決定してきました。
 その結果、上で述べたような付加体の構造や形成の歴史を明らかにしてきました。その重要な舞台となったのが、四国と紀伊半島に分布する四万十帯の付加体でした。日本の大地、日本の地質学者は、付加体の解明において、中心的な役割を果たしてきました。
 紀伊半島は海岸線沿いに付加体が分布しているので、露頭の見学には適しています。白浜温泉もあるので、観光地としての施設も充実しています。そんな便利なところが、日本の地質学者の付加体認定のための革命が起きた場なのです。もちろん、今もこの地を調査されている研究者はいますが。

・放散虫革命・
微化石は主には、放散虫と呼ばれるものが用いられました。
放散虫はチャートを形成しているもので、
チャートの年代を決めることができました。
ただし、チャートが付加する過程で再結晶をすることが多く
化石の保存はあまりよくありません。
しかし、注意深く探せば、化石が残っているところもあります。
放散虫を使って付加体の海洋地殻の年代を決め
陸源の堆積岩の年代のギャップを明らかにすることが、
付加体の実態解明に重要な証拠となりました。
付加体の形成の仕組みを示すことは、
プレートテクトニクスが働いているということを
証明でることになります。
日本の付加体で放散虫化石をみつけ
年代を決め、付加体やプレートテクトニクスの
メカニズムを解明していったことは、
「放散虫革命」と呼ばれています。
その革命を起こしたのが、
日本の古生物学者たちでした。
紀伊半島は、そんな革命の現場だったのです。

・振り返る・
本号が、今年最後のエッセイとなりました。
今年は私自身非常に忙しい思いをしました。
北海道は、12月の半ばなのに
雨が降ったと思ったら、また雪になったり、
11月にドカ雪がふったりと、
天候不順の1年でした。
体調はなんとか維持していますが、
本当に慌ただしい1年でした。
まだ、1年は終わってはいないのです。
4年生の卒業研究の提出まであと少し付き合う必要があります。
それが終われば、一年をふりかえる
気分にもなってくるはずなのですが。

GeoEssay 108 日の岬:夕日の枕状溶岩

GeoEssay
108 日の岬:夕日の枕状溶岩
を発行しました。

和歌山県の日の岬に
枕状溶岩を見に行きました。
何度も探した末に露頭を発見しました。
もともと赤茶けた色の枕状溶岩は、
夕日を浴びて、
ますます地味な色合いになっていました。
きれいなものではありませんが、
発見の感動は大きいものでした。

2013-12-13

●忘年会:No. 4640 2013.12.13

雪道。江別

薄っすらと雪が積もっている。
ただし、量は少なく、乾いた雪なので、
歩くのに困ることない。
曇った天気なので、
歩いているときは、まだ暗かった。
冷え込みが強い。

昨日も一日仕事が次々と来た。
自分の仕事ができるのは、
朝の時間帯と、
空き時間だけだ。
今日も同じで、
講義と学生の面談が詰まっている。
夜は、忘年会が街である。

●配達あかずきん:No. 4639 2013.12.13

大崎梢著「配達あかずきん
成風堂書店事件メモ」
(ISBN978-4-488-48701-0 C0193)
を読んだ。
書店員を探偵にした
店で起こる「日常の謎」を扱った短篇集だ。
色々な日常的な事件を
論理的に謎解きしていく物語だ。
殺人や凶悪犯は出てこない。
そんなことでも、成立するミステリーだ。
何人かこのような作風の作品を読んだことがある。
穏やかなミステリーなので
ほのぼのした気分になる。

2013-12-12

●うたた寝:No. 4638 2013.12.12

落ち葉と雪。江別

今日は曇りである。
明け方、雪がぱらついたようだ。
冷え込んで、凍っている。
しかし、雪がひと通り溶けていたので、
道路が凍っているとこはない。

今朝は、寝過ごしてしまった。
1時間ほど寝過ごしたが、
急いて朝食をとって、自宅を出た。
30分ほど遅く大学についた。
これほど寝過ごしたのは
いつ以来だろうか。
思い出せない。

今日も予定がいっぱい詰まっている。
明日の講義の準備を
隙間を縫ってしなければならない。

ぐったりと疲れているので、
夜、ウトウトとしてしまう。
そのため、寝る時間が少し遅くなっていく。
その間、布団の中で
本を読む時間が長くなる。
結果、朝、寝過ごしてしまうのだ。
うたた寝は注意。

EarthEssay 3_120 本源マグマ 1:火成岩の多様性

EarthEssay
3_120 本源マグマ 1:火成岩の多様性
を発行しました。

大きな多様性が、
少ない要素で説明できれば、
その要素は多様性の本質に迫っていることになります。
しかし、その要素が現実の多様性より
広いものを説明しているとしたら、
要素をもっと厳選すべきかもしれません。

2013-12-11

●愚痴:No. 4637 2013.12.11

ポプラ。江別

今日は強風警報が出ている中
歩いて来きた。
時々雨が降っていたが、
小雨と風であったので
傘をささずに歩いてきた。
途中から雪に変わった。

今年は12月22日が冬至なので
日が短くなっている。
その上天気が悪かったので、
暗い嵐の中をある生きてきた。

学生との面談が続いている。
毎日数名ずつ見ている。
まだ完成者が少ないので、困っている。
時間を守らない学生、
予定をキャンセルする学生、
添削をすべき学生の人数が多いので、
一人がすっぽかしたり、遅刻してズレこむと、
大きなロスが連鎖的に生じす。
人に与える時間ロスの感覚が、
どうも社会人として薄いようだ。
本当は大学生の内に、
そのような社会人としての常識を
身につける必要があるはずだ。
どうも大学の教育が悪いようだ。
その責任は、自分に戻ってくる。
愚痴を言ってもはじまらないのだが。

●どちらかが彼女を殺した:No. 4636 2013.12.11

東野圭吾著「どちらかが彼女を殺した」
(ISBN4-06-264575-0 C0193)
を読んだ。
久しぶりの東野のミステリーだ。
このミステリー自体は単純で、
主な登場人物は4名。
犯人も2人のうちのどちからあるいは両方か。
それの謎解きがおこなれる。
細かい伏線があちこちにはられている。
謎解きの最後に犯人がわかるはずなのに
その犯人は本の中で示されない。
このミステリーの面白いところである。
注意深く読めば
犯人がわかる工夫が凝らしてある。
文庫版の解説は袋とじになっている。
そこには多くの謎がページまで指定されて
解説されている。
ただし、解説でも、犯人が示されていない。
心憎い工夫である。

2013-12-10

●完成者:No. 4635 2013.12.10

並木道。江別

今日は雨である。
歩いているときは
霧雨のようだったので、
傘をささずに来れた。
この時期、雨が降るとは
思っていなかった。
しかし、予報では
後に雪になりそうだが、
どうなることやら。

昨日、私のゼミでは、
はじめて卒業研究の完成者がでてきた。
多くの人はあと一息の状態である。
本来ならもっと早く
提出できればと思っていたが、
なかなか進まなかった。
まあ、これから次々とOK者が
出てくるだろう。
期待したいものだ。
皆あと少しだから
頑張ってほしいものだ。

2013-12-09

●最低限の作業:No. 4634 2013.12.09

青の並木道。江別

今日も冷え込んだ。
晴れ間が一部見えるとが雲がある。
そろそろ厚手のコートに
変えなければば寒くなってきた。

昨日はゆっくりした。
休日はおつも自宅に持って帰っている
ハードディスクを忘れのたで、
自宅でデータを持って帰らなかった。
やりたかった作業があったのだが、
それはできなかった。
他にも、必要な作業があった。
その作業をして、
結果をメールに添付で送った。
最低限の作業はした。
今日、そのファイルを用いて
作業を続けるのだが、
少々面倒であるが。

2013-12-07

●心の余裕:No. 4633 2013.12.07

青のハルニレ。江別

今日は冷え込んだ。
東の空は晴れ渡り、
厳しいい冷え込みになった。
ただ、西の空に雲がかかっているので、
天気が崩れなければいいが。

今日は、学生との面談が2件あるので、
午前中は大学いる。
そのため、いつものように大学にでてきた。
まあ、でてきたしたいことはあるので、
面談の時間まで、3時間ほどあるので、
その間研究ができる。
こんな時間は大切だ。
縛られることなく研究できる。
心の余裕があるので、助かる。

●共犯マジック:No. 4632 2013.12.07

北森鴻著「共犯マジック」
(ISBN978-4-19-892139-2 C0193)
を読んだ。
連作短編である。
おもしろい。
数冊のフォーチュンブックの購入者が織りなす
寿司義な短編集だ。
帝人事件、3億円事件、グリコ森永事件
重要事件との絡みが生まれる。
序章がことの起こりを、
終章では、
短編でぼんやりとはられた伏線が
全て明らかにされる。
やはり北森は短編の名手だ。
もう残された未読作品は少なくなってきた。
心惜しい。

2013-12-05

●実感:No. 4630 2013.12.05

夜明け前の牧舎。江別

今朝は曇りがあるが晴れ間も見える。
気温は氷点下だが
それほど寒くはない。

今朝は、いつもより早目に目が覚めた。
寝るには時間が短く、
起きるのには早いので
布団の中で本を読んでいた。
本を読んでいると眠くなってきた。
そのまま寝てしまうと
寝過ごしそうなので、
早目だったが起きた。
その結果、自宅を出る時間も
15分ほど早目であった。
まだ、外は暗い。
歩いている人も少なく
いつも会う人ともだいぶ違っていた。
不思議な景色、経験となった。

毎日、卒業研究を添削している。
空き時間を使って
一人1時間から1時間半を
かけて添削している。
昨日は二名、添削し、
今日は一名の予定。
一部雑談も含むが、
濃密な時間が流れる。
時間をかければかけるほど
内容も体裁もよくなっていくのは
私以上に学生本人が
実感しているのではないだろうか。
まだまだこんな日々が続きそうだ。

●ザ・万字固め:No. 4629 2013.12.05

万城目学著「ザ・万字固め」
(ISBN978-4-903908-41-0 C0095)
を読んだ。
エッセイ集である。
あちこちの雑誌に書いたエッセイを集めたものだ。
万城目氏のひょうきんな
ものの見方が出ている本だ。
軽く読める一冊だ。

EarthEssay 6_118 かぐや 2:プロセラルム盆地

EarthEssay
6_118 かぐや 2:プロセラルム盆地
を発行しました。

月の表側(地球に面している方)の
黒っぽい部分(海と呼ばれる)ところは、
大きな衝突でできたもののようです。
月の表側にだけ黒っぽい部分が多いという謎は
、一度の巨大な隕石の衝突によるものなら、
なんとなく納得できそうです。

2013-12-04

●成長のきっかけに:No. 4628 2013.12.04

並木と街灯。江別

今朝は雲が低くどんよりしている。
雲が多いが、冷え込んでいる。
背中を丸めて歩くことになる。

4年生の添削を毎日やっている。
空き時間のほとんどを
添削に費やしている感じがする。
今年は提出期間が長くなったので、
添削の期間も長くなっている。
タントのゼミの4年生の人数も多いので、
体力的にも疲れが溜まってきている。
学生も同じように疲れているのだろうが、
こちらは一人なので、なかなか大変だ。
まあ、これも彼ら彼女らの成長の
きっかけとなればいいのだが。

2013-12-03

●遅々として:No. 4627 2013.12.03

ナナカマド。江別

昨日の午後から激しい雪が降りだした。
今朝は、市の除雪が初めて入った。
重たい雪で、しばらくすると溶けるのだろう。
しかし、冬になった。

昨日は作業に没頭していて、
会議の時間を失念していて、
電話で呼び出された。
今日も会議があるので、
注意が必要だ。

作業は、次の論文のための
文献の収集と整理をしてた。
これが手間がかかる。
過去の文献も再度、見なおしている。
まだ、読みこむところまでいってない。
まずは、集めることを目標にしている。
時間がないので、
遅々として進まない。
遅い歩みでも、やるしかない。

2013-12-02

●餅つき:No. 4626 2013.12.02

街灯。江別

今朝は、ベチョベチョの雪が降っていた。
傘をさそうかと思ったが、
服には雪がついていた。
しばらく歩いていると
服が薄っすらの濡れてきた。
嫌な雪だ。

いよいよ12月になった。
昨日は餅つきをした。
電動餅つきでついた。
つきたての餅は、美味しい。
キナコと大根おろし、納豆で食べた。
これで伝送餅つき機では、二度目だ。
前回は家族が全員いたのと
4合しかつかなかったので、
一気に食べてしまった。
今回は5合で3人だったので、
半分ほどを丸餅にして残している。
今度は焼き餅にして食べたいものだ。
餅つき機もそれほど高くない。
もち米もスーパーマーケットに
1kgの小袋で販売している。
手軽なので気が向いたら
ついて食べられる。
つきたての餅はいいものだ。

●雨乞い部:No. 4625 2013.12.02

青柳蒼人著「雨乞い部 1」
(ISBN978-4-06-375227-4 C0193)
「雨乞い部 2」
(ISBN978-4-06-375248-9 C0193)
を読んだ。
ライトノベルだそうだ。
青少年向けのジョークが多く、
少々辟易した。
ストーリーは面白いのだが、
通常の小説にすればいのにと思った。

2013-12-01

Monolog 143 ルクレチウス的直感

Monolog
143 ルクレチウス的直感
を発行しました。

年の瀬は、いつもせわしなく感じます。
今年のはじめに考えたことと、
達成したことの差を考えると、
忸怩たるものがあります。
そんな年の瀬には、
寺田寅彦がいいかも知れません。
100年近く前の知恵ですが、
示唆に富んがものがいろいろあります。

2013-11-29

●プレッシャーに負けるな:No. 4624 2013.11.29

冬木立。江別

今朝は晴れ。
雲はあるが青空が広がっている。
冷えこんでいる。
昨日降った雪が凍っている。
道がところどころツルツルで
気をつけて歩かなければならなかった。

昨日は4年生の卒業研究を何人か見た。
だいぶ完成が近づいてきた。
でも、まだまだの人もいる。
努力を続けていれば
完成はできるはずのことをしている。
だから努力以前に、
プレッシャーに負けている学生もいる。
こればかりはどうしようもない。
こつこつと努力を積み重ねる
体験こそが重要なのだ。
高校までにそのような経験が
まったくないのかもしれない。
経験のないのに、
2年間の集大成として
レポートを書くのは
荷が重いのかもしれない。
でも、人によっては、
はじめての経験として
達成感を味わっている。
その経験は人生において
大きな差となるのではないだろうか。
プレッシャーに負けないで欲しい。

2013-11-28

●データとり直し:No. 4623 2013.11.28

雪木立。江別

今朝は雪。
昨夜はそれほど寒くなかったので、
雪がつもりとは思っていなかった。
ベチョベチョの雪で重く歩きにくい。
これからは雪が降ったり止んだりしながら
冬が深まっていくのだろう。

昨日は、午後研究できる予定が、
急遽学生対応が入ったので
まとまった時間がとれなかった。
データ整理をしていたのだが
失敗してデータが飛んでしまった。
もう一度やりなおをした。
明らかにプログラムのミスだ。
可能な操作をしたのに、
プログラムが突然終了した。
こんなこともあるのだろう。
テンポラリーファイルが
どこかにないか探したが
見つからなかった。
しかたがないから
再度、データを取り直した。

●はじめましてファイマン先生:No. 4622 2013.11.28

ジム・オッタヴィアニ作リーランド・マイリック画
「マンガはじめましてファイマン先生」
(ISBN978-4-06-257832-5 C0242)
を読んだ。
アメリカのマンガである。
日本の高度なマンガを読んでいるので、
カット割りの単調さ、
構図の単調さ、
登場人物の表情のなさ
など見劣りがする。
しかし、ファイマン自体が
すごい人生、楽しん人生を送っているので
知らいない部分がいくつかあったので、
楽しめた。
内容もなかなか豊富であった。

EarthEssay 6_117 かぐや 1:裏と表

EarthEssay
6_117 かぐや 1:裏と表
を発行しました。

月の裏と表の違いは、
黒っぽい部分の有無です。
黒っぽい部分は、
表にのみあります。
その黒っぽい部分が、
どうしてできたのでしょうか。
日本の月探査衛星「かぐや」のデータから、
その成因がわかってきました。

2013-11-27

●雪景色:No. 4621 2013.11.27

雪景色。江別

今朝、起きたら、窓の外に
薄っすらと雪景色が見えた。
冷え込みもあった。
晴天の夜明け前の冷気の中を、
一杯着込んで歩いてきた。

今日は午前中1講だけあり、
そのあと学生の対応をする。
午後の講義は不規則日程のため
休講となっている。
午後は、しっかりと研究できる。

慌ただしい日々の中、
今、何をすべきかを
ついつい忘れてしまうことがある。
そんなとき、どうして
軌道修正をしていけばいいのか。
それは、こころの命じる方向に進むことだ。
では、今の自分が何をしたいのか。
幸いなことに、私の心は、研究という答えを出す。
この指向性、方向性があれば、
今の自分は大丈夫だろう。
本当の問題は、成果、結果のなのだが。

2013-11-26

●嵐明けに:No. 4620 2013.11.26

ポプラ。江別

昨日は暴風警報がでていたが、
快晴だった。
午後から天気が荒れ模様であったが、
風が強かった。
昨日は風が強く
傘をさしていもて、
風が強く、何度もたたまなければならなかった。
雨も朝には小休止で、
傘をささずに来れた。

土日曜日に、大学に通常通り出ていたので、
曜日の切れ間がなく、
肉体的な疲れが抜けないような気がする。
まあ、どんな時でも
大学は曜日で物事が進行するので
講義と校務に追われて進むしかない。

2013-11-25

●佳境:No. 4619 2013.11.25

落ち葉と霜。江別

今朝は、冷え込んだ。
快晴で放射冷却が起こった。
地面が霜で真っ白だった。
氷もはっている。

今日は通常通りの平日だ。
学生面談が午前も午後にある。
4年生の卒業研究も佳境にはっている。
その間に打ち合わせも入っている。
来週、他学科の講義を頼まれているので
その準備もしなければならない。

昨日は校務の合間にデータ整理をしていたが、
知り合いの人がいたので、
話していたので、あまり進まなかった。
データや文献整理は、
ロスが多くでも、
淡々と進めなければならない。

●書物狩人:No. 4618 2013.11.25

赤城毅著「書物狩人」
(ISBN978-4-06-182487-4 C0293)
を読んだ。
書物狩人とかいてフランス語で
「ル・シャスート」というそうだ。
大学の教員という肩書で、
稀覯書だけでなく、
いわくつきの書物を見つける人。
ル・シャスートが主人公の短篇集だ。
ストーリの中身は史実に基づくそうだ。
なかなか面白いが
広がりをあまり感じられない。

2013-11-24

●淡々と:No. 4617 2013.11.24

キタキツネ。江別

今朝は雲があるが、
晴れている。
少し冷え込んだ。
夜に雲が多かっただめだろうか、
それほど寒さもひどくない。

昨日は校務で一日会議室にいる。
仕事は少ないが
待機して書類をチェックすることが仕事だ。
幾重ものチェックが必要だ。
あとは自由にしていいので、
空き時間に仕事をしていた。
昨日は論文の校正ができた。
今日は資料整理をしたいと考えているが、
校務が多そうなので、
どうなることやら。
まあ、淡々と仕事を
こなしていくしかない。

2013-11-23

●すべきこと:No. 4616 2013.11.23

並木 坂道。江別

今朝も曇りだが
晴れに向かっているようだ。
明け方まで降っていた雨で、
道路が濡れている。
今日も暖かい朝だ。

今日明日は校務があるので
いつも時間に大学に来ている。
今日明日は、生協がやっていなので
食事がとれない。
昨夜家内におにぎりを作ってもらった。
初めての校務なので、
仕事の様子がわからない。
まあ、やるべきことをやるしなかい。
そして、空き時間があれば、
すべきことをするしかない。

2013-11-22

●内職可:No. 4615 2013.11.22

定点 坂道。江別

今朝は曇り。
明け方まで降っていた雨で、
道路が濡れている。
しっとりして暖かい朝だ。

今週末は校務で一日
大学にいることになる。
今回の校務は初めての体験なので、
様子がわからず、聞いた。
いくつかの職務があるが、
多くの時間は、会議室に
待機していることが任務だそうだ。
職務としてじっとしている間、
自分の仕事をしていてもいいそうだ。
まあ内職可ということだ。
やりかけの資料整理をしながら、
メモをとっていくつもりだが、
どうなるのかはわからない。
そのために、今日は空き時間に
資料のデジタル化をしておきたいが
できるだろうか。

●ハーバード白熱日本史教室:No. 4614 2013.11.22

北川智子著「ハーバード白熱日本史教室」
(ISBN978-4-10-610469-5 C0221)
を読んだ。
研究のスーパーウーマンの北川女史の
半生と現在の大学の
ユニークな講義が紹介されている。
しかし、なにより、日本の歴史感の遅れ
新しい視点の提示がなかなか面白かった。

2013-11-21

●少しでも進むこと:No. 4613 2013.11.21

雫。江別

今朝は自宅を出るときは
かなり雨が強く降っていた。
空も暗くいつもの早い時間に思える。
大学に着く頃には、
収まり明るくなってきた。
上着がかなり濡れた。
気温は高く、暖かい雨で
寒くなかく大丈夫だった。

今日も、講義と学生対応、そして会議で
ほとんど時間が埋まっている。
昨日は、関連の文献がないか
図書館に探しにいったが、
予想通り、関連した文献がなかった。
そしかし、手持ちの資料で、
メモをつくりはじめた。
なんでもいい、少しでも進むことが重要だ。

EarthEssay 2_121 最古の有性生殖 2:アワフキムシ

EarthEssay
2_121 最古の有性生殖 2:アワフキムシ
を発行しました。

アワフキムシの交尾中の化石が見つかりました。
最古の交尾化石としてニュースになりました。
その化石を見つけるために、
大量の化石が処理されました。
その処理の中で、研究は深まっていきます。

2013-11-20

●時間に縛られて:No. 4612 2013.11.20

彩雲と木。江別

今朝は前線状の雲が何筋もあった。
気温も少々低めで、
風あったので体感温度が低い。

論文を投稿して、
頭を切り替えて
次のテーマを進めたいと思っている。
しかし、時間に縛られて
なかなか次のステップに進めない。
一つのことではなく、
講義や会議、学生面談など
つぎつぎと校務が押し寄せる。
その間に講義の準備、
その合間に論文に頭をつかう。
これが日常になりつつある。
これで作業をすすめるしかない。
今日も似たような日となりそうだ。

●宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議:No. 4611 2013.11.20

吉田たかよし著「宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議」
(ISBN978-4-06-288226-2 C0240)
を読んだ。
宇宙化学というが宇宙生物学的に見た時、
人体の不思議なメカニズムが
解けるという構成である。
いつくかのテーマで語られる。
著者は工学部で宇宙生物学を専攻し、
ジャーナリズムに従事し
医学に転身されたようだ。
不思議な経歴で医師である。
このような経歴の著者が
人体を眺めると
いろいろな不思議が解明できる、
というものだ。
一気に読みきったが、
なぜが集中して読めず、
頭に残りにくい。
私の側の問題だろうか。

2013-11-19

●論文モード:No. 4609 2013.11.19

雫。江別

今朝は雨。
昨日の夕方から雷がなり、
不安定な天気となった。
雨が降ったが、
それほど激しくないが、
朝まで降っている。

昨日やっと論文を手放した。
今回は苦労した。
だいぶ前から論文を気にしていて
書いてもいたが、
やはり集中して書き進めないと
完成にたどりつかない。
現在査読をお願いしているので、
再度修正をすることになる。

一つの論文を書くと、一段落だが、
今回の論文も内容を半分して
残りを次回書く予定になった。
ただし、図はいくつか作成していたので、
文章や内容はまだ詰めていない。
しかし、頭が論文作成モードなので、
できれば次の構成を
一気にやってしまいたいところだ。

2013-11-18

●引用文献:No. 4608 2013.11.18

最後の落ち葉。江別

今朝は曇り。
風もなく、気温もそれほど
下がっていないので
歩いていると調度良い。
ただし、曇りなので
景色はパッとしないのだが。

昨日は引用文献を整理した。
あとは最後、もう一度論文を推敲をしたい。
本文はなかなか
納得がいくところまで達しない。
なんとなく、時間切れの状態だ。
では、時間をかければ
いいものになるのか?
それはわからない。
今日も午前中に打ち合わせ、
午後は学生対応、
その間に明日の講義の準備を
しなければならない。
そしれ論文を仕上げなければならない。

●数学ガールの秘密ノート:No. 4607 2013.11.18

結城浩著「数学ガールの秘密ノート 式とグラフ」
(ISBN978-4-7973-7414-8 C0041)
を読んだ。
数学の初学者、中高校生向けの内容だ。
WEB連載していものの書籍化したものだ。
登場人物が本編と同じ。
しかし、あっそういうことか、
と気付かされることもある。
子供に読ませたい内容だ。

2013-11-17

●ある家族の休日:No. 4606 2013.11.17

今朝は朝から快晴で、
締め忘れたカーテンから
朝日にが差し込む。
布団の中で本を読んでいたが、
6時半頃に起きる。
放射冷却で冷え込みが強い。
起きてすぐにストーブを付ける。
昨夜は暖かったので、
暖房を切って寝た。

昨日は論文の図表の整理を少しした。
今日は時間があれば、引用文献を整理したい。
自宅では論文になかなか集中できない。
家族かいることと
疲れてぼーっとしているせいだろうか。
今日は子どもたちのクラブのない日なので
全員がそろっているが、
家内と次男は、午前中は
小学校の学芸会を見に行くそうだ。
私と長男は自宅にいる。
午後は家族で買い物に出かける予定だ。
なんだか休日なのに落ち着かないが、
これが子どもの成長に合わせた、
家族としての、ある休日の一日なのだろう。

●闇色のソプラノ:No. 4605 2013.11.17

北森鴻著「闇色のソプラノ」
(ISBN4-16-765643-4 C0193)
を読んだ。
複雑な構想のもとに、
つぎつぎとの偶然と必然が繰り返される。
偶然を必然にするために、
苦労をしているのは否めない。
しかし、飽きることなく
最後まで読ませる。
本稿の童謡詩人のモデルは、
金子みすゞだろうか。
北森鴻は面白い。

2013-11-15

●言い訳をしてはいけない:No. 4604 2013.11.15

実。江別

今朝は、雲が厚く、
どんよりしている。
湿度も高く、
気分も重いような朝だ。

日々は天気とかかわりなく
その日のスケジュールに基いて進んでいく。
今日も予定がびっしりだ。
夕方は校務で
札幌に出かけることになる。

論文を書く時間まったくとれない。
今日締め切りだが、
担当の人にお願いして
少し遅れることを伝える。
最近、たびたびこのような事態に陥る。
自分自身の時間管理の不足である。
時間が足りないのを
理由にしてはいけない。
論文の締め切りは
ずっと前からわかっているのだ。
今日も空き時間に
少しでも進めるしかない。

107 白崎:白の異空間

(2013.11.15)
 和歌山県にある古くから知られる名勝に白崎があります。石灰岩が織りなす模様が、その景観を生んでいます。石灰岩の白の景観には、ダイナミックな大地の営みが働いています。白の脇に控える、黒の玄武岩や泥岩が、大地の営みの謎を解いてくれます。

 和歌山県由良町の海岸に突き出たところに、白崎(しらさき)があります。白崎は、周りの大地と比べて、明らかに異質ですが、美しさをもっています。そのような気持ちは、現代人だけが抱くだけでなく、古くから多くの人が抱いてきました。それが、白崎が名勝として知られている所以でもあるのでしょう。白崎は、万葉集にも何首か読まれています。
 由良町では国道177号線が内陸を通っているため、海岸に出るために少し道をそれなければなりません。そんなところに白崎はあるのですが、足を延ばす価値はあるところでないでしょうか。
 白崎は、その名前の通り白い岬です。岬を構成している岩石が、白いのです。大地を構成する色として、純白は珍しいものであります。白い岩石は、石灰岩です。白崎の石灰岩は、他の地にある大規模な秋吉台などの石灰岩地帯と比べると、限られた範囲にしかありません。しかし、石灰岩の岩体としては、大縮尺の地質図に載るほど、規模の大きいものです。
 青い海、青い空のもとで見ると、石灰岩の特異さは目立ちます。白崎の中にはいると、360度白の世界となります。特異ではあるのですが、異常さや暗さはなく、どことなく明るさを伴った不思議さがあります。石灰岩の白の色が、そうさせるのでしょうか。ふと、異空間に来たような奇妙な気持ちにさせられます。
 白崎の石灰岩からは、古生代のペルム紀(約2億5000万年前)の化石が見つかっています。米粒のような形をしたフズリナ(有孔虫の祖先)やウミユリなどが、化石として見つかっています。
 白崎の少し南には、立厳岩(たてごいわ)とよばれるところがあり、石灰岩に海食によって窓が開いています。立厳岩の陸側には、白っぽい石灰岩と黒っぽい玄武岩が断層で接しているところを見ることができます。また、石灰岩の中には、泥岩が見えます。石灰岩の間に泥が入り込んだようです。玄武岩は、海底の火山活動で形成されたものです。
 石灰岩は暖かい海の生き物の遺骸で、海底の火山活動できた岩石という、いずれも今の和歌山とは全く違った、遠くの赤道付近の海の環境を示しています。
 石灰岩は古生代末にできたものです。ところが、石灰岩のすぐ周りにある堆積岩(泥岩や礫岩)からは、中生代のジュラ紀(約1億5000万年前)の化石が見つかります。化石は、ウニや貝で、石灰岩の化石とは種類が違っています。ジュラ紀の泥岩のすぐそばに、古生代の石灰岩が接しているのは、奇異です。まったく別の時空間でできたのものが、大地の営みで、たまたま接しているのだと考えなければなりません。
 では、その仕組みを概観しましょう。
 紀伊半島西部は、紀伊水道を挟んでいますが、地質学的は四国と連続しています。紀伊半島の大部分は四万十帯とよばれる地層からできています。四万十帯は、沈み込み帯で形成される特有の堆積物である付加体からできています。それ以前の古い付加体も、北側にはあるのですが、紀伊半島では、西と東の海岸付近に分布するだけで、中央部は四万十帯が広がっています。
 紀伊半島の西の海岸側では、秩父帯、三波川帯、そして中央構造線という分布になっています。秩父帯は古い付加体で、その分布範囲はそれほど広くありません。秩父帯の中には、黒瀬川構造帯とよばれるものが狭いですがあります。黒瀬川構造帯は、古生代のシルル紀やデボン紀の大陸でできたような不思議な岩石を含む地帯があります。前回紹介した名南風鼻(なばえはな)でみられる岩石類がそれにあたります。
 白崎は、秩父帯に属します。従来の地層の名称としては、中紀層群、大弓(おおびき)層、立巌(たてご)部層になります。現在ではプレートテクトニクスの付加体による解釈になってきているので、かつての地層名称は適用できません。ですから、秩父帯として広く捉えるほうがいいのかもしれません。
 ただし、秩父帯は、黒瀬川構造帯を挟んで、南側(南帯と呼ばれる)と北側(北帯)が、違うものだという見方と、同じという見方もあるので、どこまで大括りにするかは、難しい問題となります。まだ決着をみていません。
 秩父帯は、付加体としてのでき方で、説明されています。ペルム紀の暖かい海の火山活動できた海洋島があります。その周りには石灰質の生物の遺骸がたまりまり、やがて石灰岩になります。その海洋プレートが、当時はユーラシア大陸の縁にあった日本列島に沈み込んでいきます。その時代は、まわりにあった泥から見つかる化石の年代であるジュラ紀です。海洋プレートの沈み込みとともに、海山と石灰岩の一部が泥の中にくずれます。これが付加体として大陸に付け加わります。以上が、白崎の石灰岩とその周辺の岩石の起源となります。
 白崎にも、石灰岩の侵食であるカルスト地形が、いくつかみられます。また、近くの戸津井(とつい)には、鍾乳洞もあります。近いのでいってみたのですが、平日で閉館していたので、残念ながら入ることはできませんでした。
 白崎の中央部の石灰岩は、人工的に掘られた跡があります。石灰岩はセメントの材料となるため、需要があったのでしょう。ただむやみに石灰岩を掘るでのはなく、観光名勝を守るため、周囲の石灰岩を残すように内側から採掘していたそうです。今では採掘はされていません。
 白崎は現在、道の駅になっています。他にも、レストランやダイビングクラブ、キャンプ場などがあるレジャー施設になっています。
 白崎は、やはりその白さが際立っています。夏の終わりの暑い日でしたが、白崎の石灰岩は、青空と海の青に映えます。その白と青のコントラスト、そして石灰岩の尖った山が、異空間にいるような錯覚を与えます。天気や季節が変わると、どのような感覚になるのでしょうか。白崎は、私には遠い場所なので、白崎のいろいろなバージョンを楽しむことはできません。できれば、もう一度行ってみたいところです。

・晩夏と冬・
白崎を含む和歌山の調査は、
台風の影響で調査日程を
大幅に狂わされました。
それは、ほんの2ヶ月前のことです。
エッセイを書きながら、
晩夏の白崎の思い出が、
遠い昔のように思えました。
それは、今、北海道は雪景色で、
一足先に冬が来たような気候だからでしょうか。

・人の営み・
石灰岩は付加体には大小、
さまざまなサイズで取り込まれています。
深海底に堆積したチャートもあります。
しかし、付加体の中に、まんべんなくあるのではなく、
石灰岩が多いよう見える地帯があります。
そのような特徴を捉えて、地質区分がなされます。
多いか少ないか、連続するか途切れるか
それは、見る人間の感性や感覚、思い込みなど
心理的側面があります。
だから、不確かなところでは、
人によって地帯区分が変わってくるのです。
科学も人がする営みですから、
しかたがないのでしょうね。

GeoEssay 107 白崎:白の異空間

GeoEssay
107 白崎:白の異空間
を発行しました。

和歌山県にある古くから知られる名勝に
白崎があります。
石灰岩が織りなす模様が、
その景観を生んでいます。
石灰岩の白の景観には、
ダイナミックな大地の営みが働いています。
白の脇に控える、
黒の玄武岩や泥岩が、
大地の営みの謎を解いてくれます。

2013-11-14

●ぎりぎりでの作業:No. 4603 2013.11.14

坂道の街灯。江別

今朝は、雪が収まったようだが、
冷え込みに続いている。
まだ寒波が去らないようだ。
道路が凍っていて
滑りやすいところがあり怖い。

昨日は9時から6時過ぎまで
つぎつぎと用事があり、
ほとんど、机の前で
じっくりと作業をしている時間がなかった。
朝の9時までの時間だけがあいていたので、
そこで最低限必要なことを
こなすことになる。
あとは隙間時間でちょこちょことする。
今日も似たような状況である。
ギリギリで作業をしていくことになる。
論文は、Wordに流し込み、
図表のレイアウトをした。
しかし時間をかけるべき
推敲のみが滞る。

EarthEssay 2_120 最古の有性生殖 1:生殖戦略

EarthEssay
2_120 最古の有性生殖 1:生殖戦略
を発行しました。

最近、昆虫の交尾中の化石が見つかり、
ニュースになりました。
初めての例ではないですが、
このような化石の写真を見るのは、
私は初めてでしたので
、驚きました。
今回は、交尾の化石の意味するところを
紹介していきましょう。

2013-11-13

●推敲が足りない:No. 4602 2013.11.13

雪とナナカマド。江別

今朝は、さらに積雪があった。
途中の大学では除雪が入っていた。
気温も景色も冬である。

論文を進めているが、
なかなか完成に至らない。
時間が足りないせいもあるが、
推敲がまだ足りない。
もっと何度も推敲を続けたいが、
時間のある限り、
校正をつづけていくしかない。

今日も3講の授業がある。
4年生の卒業研究の推敲も
空いた時間にはいってくる。
書かなければいけない原稿も
ほかに2編ある。
時間がいくらあっても足りない。
だから今日も早く仕事をはじめよう。

●地球微生物学:No. 4601 2013.11.13

太田光・田中裕二著「深海に四〇億年前の世界を見た!
地球微生物学
爆笑問題のニッポンの教養」
(ISBN978-4-06-282612-9 C0040)
を読んだ。
高井研の研究を紹介する
テレビ番組の書籍化である。
ほとんどテレビの内容を
文章起こしをしただけである。
激しい議論が応酬された回である。
テレビを見たがそれを思い出した。

2013-11-12

●雪景色:No. 4600 2013.11.12

雪のポプラ。江別

今日は雪景色だ。
昨日の午後から
時々吹雪いていたが、
ふってはすぐに溶けていた。
夜から本格的に降ってきた
雪が積もりだした。
そして今朝は雪景色。
寒波が入ったのだが、
一気に冬になった。
まだ根雪ではないだろうが、
久しぶりの雪景色は目新しいが
冬がはじまると思うと少々気が重いのだが。

●北海道田舎移住日記:No. 4599 2013.11.12

はた万次郎著「北海道田舎移住日記」
(ISBN4-08-748813-6 C0195)
を読んだ。
著者は、東京から北海道の下川に
思い立って移住してきた。
もともと札幌出身の著者だが、
北海道の田舎に移住してきた。
ただ、静かに何にも縛られず
のんびりと生きていきたい。
そんな思い出いが
この本にはにじみ出ている。

2013-11-11

●寒い朝:No. 4598 2013.11.11

氷。江別

今朝は、気温が低く、
氷がはっていた。
歩いている途中、
雪がぱらつき出した。
一気に寒波が入ってきたようで、
冬を感じさせる日だ。

日曜日は大荒れで、警報も出ていた。
しかし、次男も長男の札幌に用事が
別々に出ていた。
列車もだいぶ遅れたようだ。

私は、土曜日曜と用足しにでたが、
論文の文献の整理と校正をしていた。
まだ、十分ではないので
今週で完成したいものだ。

●未曽有と想定外:No. 4597 2013.11.11

畑村洋太郎著「未曽有と想定外」
(ISBN978-4-06-288117-3 C0236)
を読んだ。
東日本大震災に失敗学の権威が
考えたことをまとめたものだ。
事故調査委員に選ばれたので、
その前に一気に言いたいことを書いたようだ。
勢いがあり、読みやすかったが、
深みが少々少ない気がする。
まあ、上記の事情のせいだろう。

2013-11-08

●秋の嵐:No. 4596 2013.11.08

夕方の灯り。江別

昨夜から大荒れの天気である。
風で夜中に建物が、がたがた揺れたので、
夜半に何度か目が覚めてしまった。

朝起きたら暴風雨警報がでていた。
子どもたちの学校は臨時休校だ。
自宅を出ようとすると、
雨は激しくないが、風が強いので、
傘が役に立たない。
しかたがないので、
家内に大学まで車で送ってもらう。
お陰で30分ほと大学早く着いたので、
すぐに仕事を始めた。
校務書類を1つ、
メールでの連絡をいくつかこなせた。

●美少女教授・桐島統子の事件研究録:No. 4595 2013.11.08

喜多喜久著「美少女教授・桐島統子の事件研究録」
(ISBN978-4-12-0044564 C0093)
を読んだ。
大学ミステリーである。
少々不思議な設定である。
桐島教授は日本女性の初の
ノーベル賞受賞者である。
彼女は、80才を越えているが、
突然の病気で20才ほどに若返った。
原因不明なので
この病気のことは公開されず
大学ある場所に隔離され、
そこで密かに監禁、監視されながらも
自由に研究をしている。
完全免疫という特殊体質の学生である主人公が
手伝いとしてアルバイをするという設定で
事件がはじまる。
事件の謎を解いてくのがストーリだ。
軽い読み物なので一気に読める。

2013-11-07

●消える時間:No. 4594 2013.11.07

イチョウの落葉。江別

夜、雨が降りだし、
明け方には上がった。
暖かい雨で
今朝もそれほど寒くなかった。
この雨で落葉がだいぶ進んだようだ。

論文を隙間時間に書いているが、
なかなかはかどらない。
講義と講義の数を考えると、
今年は忙しいはずだ。
時間があまりない。
また11月は、卒業研究の個別添削で
隙間時間がつぎつぎと
その対応に消えていく。
でも、なんとか作業を
進めていかなければならない。
今年は本当につらい。

EarthEssay 1_121 日本の隕石衝突 3:さらなる研究を

EarthEssay
1_121 日本の隕石衝突 3:さらなる研究を
を発行しました。

日本の隕石衝突の発見は、
もしかすると白亜期末のK-Pg境界と
同等の異変を起こしていた可能性があります。
その異変は、衝突が火山かという
K-Pg境界で起きたのと同じような論争が、
起こるかもしれません。

2013-11-06

●詰めができていない:No. 4593 2013.11.06

夜明け前のハルニレ。江別

雲があるが、時々晴れ間が見える。
朝は冷え込みがあって、
結構肌寒い。
起きた時、ストーブをつけた。

論文にかかっているが、
空き時間が少ししないが
その時間に書いている。
今日もほとんど時間がない。
でも書かなければならない。
概略ができているが、
こまい詰めの部分がまったくできていない。
時間を書けなければならない。
隙間時間をみてやらなければならない。

●ヘンたて2:No. 4592 2013.11.06

青柳蒼人著「ヘンたて2」
(ISBN978-4-15-031099-8 C0193)
を読んだ。
レギュラーの登場人物と
4年生の部員が登場する。
しかし、それ以外はへんな建物だけである。
季節はクリスマスで
クリスマスに相応しい場所のストリーだ。
残酷さのない
微笑ましいミステリーである。
軽い読み物で気楽に読めた。

2013-11-05

●遅々として:No. 4591 2013.11.05

モミジ。江別

今日は晴れで、冷え込んだ。
ただし自宅内は
それほど低温ではなく
ストーブをつけるほどではなかった。
紅葉もだいぶ落ちて、
木々も寂しくなった。
秋も深まり初雪も目前か。

今日は講義が3つあり、
明日の講義の準備、
空いた時間には
卒業研究の個別面談がはいる。
空き時間が朝だけしかない。
昨日も午前中は講義の準備と校務で
いろいろ慌ただしかった。
午後に論文を少し書けたが、
頭が十分働かなく、
しがみついていたが
あまり進まなかった。
残念だ。
頭がスッキリしている時に
論文のような作業をしないと、
時間を書けてもなかなかはかどらない。
でも、少しでも進めるしかない。

2013-11-04

●頭は論文モード:No. 4590 2013.11.04

霧。江別

今日は深い霧がでていた。
しっとりとした霧の中を歩いてきた。
歩いている間霧が晴れなかった。

今日は、祝日だが、
大学は通常通り講義が
ある日開講日となっている。
だから私も大学にいる。
急ぎの校務があったので
今朝大学についてすぐはじめた。
ついついやってしまったら、
結構時間をつかったので、
朝の定常業務がストップしていたので
改めて、定常業務をすすめる。

ここしばらく頭は論文モードになっている。
日曜日は自宅で、体を休めるために
ゆっくりするつもりでいた。
しかし、つい気になって
論文の図表を整理していた。
まだ完成を見ていないが
時間をかける必要がある。
後二週間で締め切りなので
今週中に初稿の完成を
目指さねばならない。
時間をつくって、
集中していかなければならない。

2013-11-03

●先が見えた:No. 4589 2013.11.03

今日は朝から小雨の降る寒い日だ。
自宅に居る。
明日が祝日だが、
大学は通常講義を行う日である。

昨日は昼過ぎまで論文を書いていた。
かなり集中して取り組めたので、
大部はかどった。
主な部分は骨子ができ、
概略を書いた。
あとは細かい詰めを繰り返して
推敲をすすめることになる。
先がだいぶ見えてきた。

●ヘンたて:No. 4588 2013.11.03

青柳碧人著「ヘンたて」
(ISBN978-4-15-031071-4 C0193)
を読んだ。
変な建物をトマソンをめぐるサークルのメンバーが
各地の変な建物で起こる
ミステリーを解いてくるという構成である。
そこに学生らしいドラマも流れている。
軽くて読みやすい物語であった。
2作目もあるので読むことにしている。

2013-11-02

●時間を費やす:No. 4587 2013.11.02

モミジ。江別

今日は晴れ。
朝歩いているときは、
地平線沿いのあちこちに
雲があったが、
上空は晴れていた。

今日は校務でいつものように
大学に来ている。
校務は午後からだが、
いつもと同じ早朝に来ている。
今日は時間ができたので
じっくりと論文にかかろう。
昨日も講義の合間に論文を書いていたが、
なかなか完成まで遠い。
時間を費やすしかない。

2013-11-01

●重要な部分:No. 4586 2013.11.01

落ち葉。江別

今日は晴れ。
自宅の室内はそれほど寒くなかったが、
外はかなり冷え込んだ。

いよいよ11月になった。
紅葉も進み、落葉も盛りである。
秋も深まり、
紅葉狩りをしたい時期だ。
特に晴れの日には、
そんな気分になる。
ただし日の落ちるのが早いので
なかなか帰りに紅葉狩りをする余裕はない。
そして11月の中旬には、
論文の締め切りがある。
気も急いてきた。

昨日は午前中に講義が終わった。
通常は午後は会議日なのだが、
会議が入っていないので
論文を書くことに時間が当てられた。
議論の重要な部分を書き始めた。
まだしばらく掛かりそうだ。
達成感はあるが、
重要な部分、
頭を使って書かなければならないところが
残っている。

Monolog 142 タンバー数とアレン曲線

Monolog
142 タンバー数とアレン曲線
を発行しました。

人間のコミュニケーションを規定するものとして、
ダンバー数とアレン曲線と呼ばれるものがあります。
これはネット社会が出現する前の考え方でしたが、
今の時代に通じるものでしょうか。
私の場合を例にして考えていきます。

2013-10-31

●時間確保:No. 4585 2013.10.31

紅葉。江別

今日も霧が出ていたが
部分的で薄いものであった。

紅葉が盛りである。
葉が濃く色づき、
落ち葉がたくさんまっている。
今週中が盛で
来週には主だった木で
落葉がすんでいるのかもしれない。

昨日は講義と校務の空き時間を
すべて原稿を書きに費やしていた。
2つの原稿を書いた。
論文を書く時間をとれなかった。
今日も講義と明日の講義の準備があるが、
なんとか論文を書く時間を
確保したいものだ。

●化学探偵Mr.キュリー:No. 4584 2013.10.31

喜多喜久著「化学探偵Mr.キュリー」
(ISBN978-4-12-205819-4 C1193)
を読んだ。
私立総合大学での軽いミステリーである。
庶務課の新人職員と
化学准教授が事件を
解決していく短篇集である。

EarthEssay 1_120 日本の隕石衝突 3:地球規模

EarthEssay
1_120 日本の隕石衝突 3:地球規模
を発行しました。

日本の衝突の証拠は、
岐阜と大分の2ヶ所から見つかりました。
層状チャートの間にある泥岩には、
重要な地質学的意義があることがわかります。
この衝突現象が
地球規模で起こった出来事であったということでした。

2013-10-30

●進歩したい:No. 4583 2013.10.30

紅葉。江別

今朝は霧が深かった。
空にも薄く雲かかっている。
時間がたてば晴れてくるだろうか。

朝歩いている時
霧が風に流れて、
急に霧が去っていき、晴れてきた。
霧の端っこを見たのだろう。

昨日は授業と校務に追われた。
このところ毎日、
同じようなことを言っている気がする。
これが定常なのだ。
その中で優先順位をつけてこなしていく。
これもいつも言っていることだ。
とすると、私は日々停滞していて
進歩していないのだ。
まあ、仕方がない。
私は、こんなやり方しかできない。
愚痴を言いながら
日々やることに追われながら過ごすのだ。
でも、自分のしたい研究を続けたいなあ。

2013-10-29

●青空を愛でる余裕が:No. 4582 2013.10.29

落ち葉。江別

今朝は晴れだ。
放射冷却で結構冷え込んだ。
自宅は昨夜、寒かったので
ストーブをつけていた。
家内が寝る前にストーブを止めるを忘れていたが
それほど暑さを感じるほとではなく、
少々暖かい程度だった。
朝夕にストーブが必要な季節になってきた。

校務がいろいろあって、
心労と大量の作業量で
昨日は一日費やした。
いろいろ仕事がある中
論文を書き続けるのは、
なかなか大変だ。
今日も講義が3講あり、
卒業研究の全体説明と
個別面談もあるので結構忙しい。
まあ、愚痴をいってもしかたがないので、
淡々と作業をこなしていくしかない。
青空を愛でる余裕がないのがつらい。

●浜村渚の計算ノート3と1/2さつめ:No. 4581 2013.10.29

青柳蒼人著「浜村渚の計算ノート3と1/2さつめ」
(ISBN978-4-06-277301-0 C0193)
を読んだ。
軽いミステリーのシリーズだ。
このシリーズは数学を背景にしているから
好んで読んでいる。
ただ、軽すぎるので、
気分によってはあまり楽しめない。
今回はあまり楽しめなかった。

2013-10-28

●終わりない研究:No. 4580 2013.10.28

虹。江別

明け方まで降っていた雨が上がる。
しかし自宅を出るころは
まだポツリときていた。
傘を少しさしたがやがて上がる。
雨上がりの空に
タテに虹が出た。

買物や予防接種など用足しにはでたが、
土、日曜日は自宅にいた。
ただ、土曜日に家具を動かした。
1台は上から下に家具を下ろすので、
家内の二人でやった。
2台目は上げることになるので
子どもたちにやってもらったが、
かなり重かったので手伝った。
重くなかり力をつかったので、
日曜日には筋肉痛になった。
今日は少しましだが、
無理をしないようにしよう。

土、日曜日に少しの時間だが、
論文を書いていた。
大きく2つの事例を対比しながら
書く予定であったが、
1つの事例でかなりの
ボリュームになってきたので、
2つに分けることにする。
このような増殖はよくある。
考えながら書き進めると
終わりを想定しきれていないので
こんなことがよくある。
これは、発展的解決となっているのだろう。
研究は終わりなく続くのだ。

●ブレイキングポイント:No. 4579 2013.10.28

桂木希著「ブレイキングポイント」
(ISBN978-4-04-110460-6 C0093)
を読んだ。
日本銀行を襲うが、
何度もどんでん返しがある。
あまりにどんでん返しがありすぎるのと
そのどんでん返しの伏線が不明の部分がある。
彼の作品にはそんなところがあるので、
少々ついていけないところがあるが、
スケールの大きさに惹かれるところがある。

2013-10-25

●楽しい講義:No. 4578 2013.10.25

紅葉。江別

今日は雨である。
本州に来ている台風の影響だろう。
寒さはそれほどではないが、
寒さもすこしずつ増している。
それとともに紅葉が進む。

昨日は今日の講義の準備に
時間をとられ、
論文がまったく進まなかった。
昨年から始まった講義だが、
なかなか整理できないた。
ただ、この講義は私自身が楽しんでいる。
今日もできるだけ論文を進めたいが、
講義が2つあるので、
その余裕があるかどうか不明だが。
講義の準備は今日もすすめる。