2013-06-15

102 乙部:センス・オブ・ワンダーの導火線

 人は、自然のいろいろな素顔に感動をおぼえます。もちろん、人の側にその自然を感じる「心」が必要ですが。でも、だれもが感動する自然もあるように思えます。そんな多くの人のセンス・オブ・ワンダーに火をつける導火線のような自然として柱状節理があるのではないでしょうか。

 自然には、いろいろな造形があり、大きいものから小さいもの、形状や色、繰り返しやシンメトリーの妙、孤高の美など、いろいろなものがあるでしょう。そのような自然の中にある不思議さに感動する心、センス・オブ・ワンダーは、多くの人に綿々と受け継がれているはずです。琴線は人それぞれで違っているでしょう。しかし、多くの人が感動するであろう(少なくとも私にはそう見える)ものがあると思います。地質学的造形として、柱状節理がその一つになるのではないでしょうか。マグマが織りなした造形の妙が、多くの人のセンス・オブ・ワンダーの導火線になりそうな気がします。そんな景観を紹介しましょう。
 前回に続いて、舞台は道南です。渡島半島の根とも、渡島半島が松前半島と亀田半島に分かれるところ、日本海側にあたる爾志郡(にしぐん)乙部(おとべ)町です。人口約4000人、2000戸ほどの小さな町です。かつてはニシン漁で栄えたところなのですが、現在は水産業や農業を中心とする町です。
 乙部の名は、アイヌ語の「オトウンペ」、「河口に沼のある川」という意味に由来しています。乙部岳(標高1017m)に端を発する姫川の河口に町の中心があります。日本の多くの地方の町同様に、人口の減少が続いています。
 渡島半島の西側の海岸沿いを走る国道229号線は、「追分ソーランライン」と呼ばれています。崖があったり、トンネルがあったり変化に富んだ海岸線を縫って走っています。松前半島から海岸沿いに国道229を北上すると、いくつもトンネルがあります。ある岬の付け根を通るトンネルを抜けたところが、今回取り上げる地です。その岬は、鮪(まぐろ)の岬、「鮪ノ岬」と書いて「しびのさき」と読みます。
 シビとは、マグロのことで、古くから使われている呼称のようです。本マグロは出世魚で、40kgあるいは1m越えるものをシビマグロとよばれたそうです。鮪ノ岬の景観は、北海道の天然記念物(1972年)に指定されており、岬の形がマグロの背に似ていること、岩の様子がマグロの肌に見えることなどから、名付けられたようです。近くには「潮見」や「豊浜」などの昔の漁業に関する地名もみられます。
 鮪の岬のトンネルと抜けると、トンネルの壁面に不思議な景観が広がります。北からトンネルに向かうと、その異様さは嫌でも目に飛び込んでくるでしょう。南から来ると、眼に入ることなく、見過ごすかもしれません。注意が必要です。
 「異様さ」と書きましたが、私にとっては異様ではなく馴染みのある、いや好きといっていいような景観です。柱状節理と呼ばれるものです。
 この景観は、上下2つに分かれています。下部は、長さ10mほどの柱がたくさん連なっている典型的な柱状節理です。上部は、多数の柱の断面が見える形で集まっています。上部が一部湾曲して見えることから、「車岩」とも呼ばれています。
 岬の付け根(トンネル)から、先端に向かって二段構造が整然と続いています。岬は海に向かってゆるく傾斜して、海に入り込むような形になっています。その傾斜は、マグマの形を反映したものだと思われます。鮪ノ岬の柱状節理は、日常みることのない異様さですが、壮観でもあり、センス・オブ・ワンダーを感じます。
 柱状節理の「節理」とは、岩石に見られる規則的な割れ目のことです。ただし、断層のようなズレがない割れ目のことをいいます。一般には、マグマからできている火山岩や熱い火山灰が厚くたまったところ(溶結凝灰岩と呼ばれます)に、節理がよく見られます。
 火山岩とはいっても、マグマが地表に噴出したものではなく、地表の近くですが、噴出することなくゆっくりと冷えていく条件が必要です。地下深部だと節理はできずに割れ目のない塊状の火成岩、深成岩になります。マグマの性質もある程度は関係します。玄武岩から安山岩の組成のマグマでよく見れられるようです。鮪ノ岬では、マグマは安山岩質です。
 このような条件を満たすものは、貫入岩と呼ばれるものが多くなります。マグマが、ある程度の大きさ、幅をもって、地下の比較的浅所に貫入し、地表よりはゆっくりと冷えていった場合、節理が発達した岩石になります。複雑な条件なので、どこにでもできるものではなく、できたとしても、ひと目に触れなければわかりませんから、それなりの侵食も必要になります。ですから、稀で珍しい景観といえます。
 特に綺麗なものは、鮪ノ岬のように天然記念物になることもあります。有名な所では、マグマによる節理は、福井県の東尋坊(とうじんぼう)や兵庫県の玄武洞、鳥取県の三徳山などで、溶結凝灰岩では北海道大雪の層雲峡、宮崎県の高千穂峡などがあり、いずれも国の名勝や天然記念物になっていて、観光の名所ともなります。
 節理ができる原因は、マグマが岩石として固まるとき体積が少し縮みます。その減った分が割れ目、節理となります。マグマが固まるときの形と冷えるときの冷え方によって割れ目のでき方が、いろいろな形状となります。一般に冷える面にたいして垂直方向に節理ができるようです。
 長く柱状になって節理ができたものを、柱状節理といいます。他にも板状、方状、放射状などの形状ができることがあります。
 鮪ノ岬では、下半分が柱状節理の典型となっています。上部は柱状の断面が見えているので、ものもとは水平方向に延びていた柱状節理だったはずです。もしかすると、柱状部分の長さも短かったのかもしれません。「車岩」と呼ばれることから、丸く車の一部もようだったかもしれません。それが、侵食や地殻変動によって切り取られて、現在の姿になったようです。節理は割れやすいので、トンネルの周辺はコンクリートで補強されていますが、海岸沿いは自然のままの姿を見ることができます。
 遠目で見ると、人工物のような不思議な景観をかもし出している柱状節理ですが、よく見るとその形はさまざまです。本来、マグマからの堆積収縮がおこれば、断面が6角形の柱状節理になりそうに思えるのですが、そうではありません。柱の形は、5角形が多いようですが、他にも4角形や6角形もあります。また、正4角形、正5角形、正6角形になっていものはひとつもなく、不規則なものが組み合わさっています。しかし、全体としてみると整然と柱が密集して並んでいるように見えます。不思議な景観です。
 私は、各地でこのような節理をたくさん見てきました。見たことのないものまだまだ多数あります。でも、どこの節理をみても、感動を覚えます。その背景にあるマグマや冷却のメカニズムを知っていたとしても、その不思議さは薄れることはありません。
 これからも、私はたくさんの柱状節理を見ることでしょう。そして多分同じように新鮮な驚きをもって、節理をみることでしょう。これは私の心の問題ではなく、節理には、センス・オブ・ワンダーの導火線が内在しているではないでしょうか。

・教員採用試験・
小学校の運動会も一段落して、
大学では、学祭が開かれています。
ただし、我が大学は、秋ですので、
春は穏やかなものです。
学部などの運動会やオープンキャンパスなどが
つぎつぎと催されていて、
大学で土・日曜日が、静かになることはなく
賑やかではあるのですが。
私の学科は、教育実習がつぎつぎとありました。
来週で一段落します。
今月末の日曜日には、教員採用試験があるためです。
4年生は落ちつかない日々が続きそうですが、しかたがありません。
就職活動をしている学生は、
もっと長い期間、頑張り続けているのですから。

・異常な天気・
嫌な日が数日続くと、すぐ今年異常な天候だと思いがちです。
とはいいなががら、
やはり今年は本当に異常な天候が続きます。
6月になって心地よい快晴がつづき、
日照時間が例年にないよさだったのですが、
曇りで、少し雨が降った日、
まるで梅雨のような蒸し暑さになりました。
エゾハルゼミも鳴いているせいか、
蒸し暑さがよけいに募ります。
今年の北海道は春が短く、
一気に夏になってしまいました。
そして、こなくてもいい梅雨のような天気もきました。
こうなると、異常気象という言葉がよぎります。
先日までの好天の連続を、
すぐに忘れてしまうんですね。

GeoEssay 102 乙部:センス・オブ・ワンダーの導火線

GeoEssay
102 乙部:センス・オブ・ワンダーの導火線
を発行しました。

人は、自然のいろいろな素顔に感動をおぼえます。
もちろん、人の側にその自然を感じる「心」が必要ですが。
でも、だれもが感動する自然もあるように思えます。
そんな多くの人のセンス・オブ・ワンダーに
火をつける導火線のような自然として
柱状節理があるのではないでしょうか。

2013-06-14

●動画形式:No. 4443 2013.06.14

もみじ。江別

今朝は曇りである。
風もあるが少々蒸し暑い。
今朝も、明け方まで寝れたので
疲れがだいぶ抜けた。

なかなか論文を書き進める時間が取れない。
今日も〆切原稿と講義がある。
まずはそれを進めるしかない。
また講義で使うノートパソコンで
動画は動くようになっているのだが、
大きなサイズの動画が
時々動きがカタカタとぎこちなくなることがある。
古いXPのノートパソコンだが、
だいぶ使っているが安定しているので
そのまま講義でも使っている。
予備としてWin7のノートパソコンがあるが、
それを使っていない。
安定しているXP方が安心だからと、
Win7のノートでは動画を挿入できるが
再生ができないという不備があるからだ。
昨日やっと原因がわかった。
MPEG2の動画形式がいろいろあるようで、
Win7でうごいているPowerPointでは
対応していないようだ。
MPEG2の形式でいろいろ条件を調整して
再度動画を変更すれば動くことがわかった。
幸いなことにサイズが半分くらいになり
順調に動くことが分かったので
今までのノートパソコンでも
楽に動くではないかと思っている。
そのため、授業で使う動画を
空き時間に変換をしていた。
まだ終わっていない。
Win7で動くのを確認してるが、
まだXPのノートパソコンでは確認していない。
おいおい進めていこう。

●先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!:No. 4442 2013.06.14

小林朋道著「先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!」
(ISBN978-4-8067-1400-2 C0040)
を読んだ。
鳥取環境大学の森の人間行動学のシリーズ
4作目にあたる。
小林先生の大学やその周辺で起こる
動物にかんするあれやこれやのエピソード。
軽妙さと脱線ぶりがなかなか面白い。

2013-06-13

●ささやかな幸せ:No. 4440 2013.06.13

蕾。江別

今日も朝雲がかかっていたが
晴れ間がでてきた。
風が強く、快晴になるのだろう。

昨日は目が覚めることなく、
明け方までぐっすり寝た。
最近、夜中に目が覚めて
なかなか寝付けなくて
寝不足気味になっていた。
それが久しぶりにぐっすり寝れた。
こんな当たり前のことが嬉しくなる。
変なものだ。
ささやかな幸せだな。

●先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!:No. 4440 2013.06.13

小林朋道著「先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!」
(ISBN978-4-8067-1384-5 C0040)
を読んだ。
三作目である。
全部で何作あるか知らないが、
少なくともあと2作手元にある。
今後も出てくるであろうが、
気楽に読めるので楽しめる。

EarthEssay 1_116 三畳紀初期の温暖化 2:致死的

EarthEssay
1_116 三畳紀初期の温暖化 2:致死的
を発行しました。

P-T境界を挟んで、
いろいろな異常現象が起こりました。
最近、三畳紀初期に起こった異常現象が発見され、
「致死的な高温」と呼ばれています。
この温暖化が、
ペルム紀末のさまざまな異変に続いて起こります。

2013-06-12

●不思議な駅:No. 4439 2013.06.12

蕾。江別

今朝も晴れである。
昨日から風が強く、
暑さもそれほどではない。
しかし、夏めいて上着も要らなくなった。

昨日は苫小牧まで出張であった。
大きな小学校での教育実習の指導であった。
新興住宅地で、
人口増加が激しいところだ。
駅前の開発もおわっていつが、
マイカー利用が多いせいか、
JRの本数が少なく、
無人駅であった。
近代的だが、
利用者の少ない不思議な駅であった。

●科学哲学者柏木達彦のプラトン講義:No. 4438 2013.06.12

冨田恭彦著「科学哲学者柏木達彦のプラトン講義」
(ISBN978-4-04-409415-7 C0110)
を読んだ。
プラトンを中心とした科学哲学の展開である。
科学的観察の客観性に
ついての部分がなかなか面白い。
アトランティスの解釈がなかなかおもしろく、
最近大西洋で大陸地殻の岩石が
見つかったというニュースが
欧米では大きく取り上げられる理由が
この辺の歴史にあるのだろうか。

●星間商事株式会社社史編纂室:No. 4437 2013.06.12

三浦しをん著「星間商事株式会社社史編纂室」
(ISBN978-4-480-80420-4 C0093)
を読んだ。
社史を編纂しながら
会社の暗い部分を暴くという内容だ。
でももう一つ面白みに欠ける。

2013-06-10

●慌ただしい日:No. 4436 2013.06.10

花。江別

今朝は高い位置に霧があった。
自宅を出るころもまだ霧があった。
しかし、霧が晴れれば青空が広がるだろう。
ここしばらくいい天気が続いている。

明日は教育実習で出張だ。
精神的にも肉体的にも疲れるが
気分転換にもなるのだが。
そのため、講義準備のパターンが違ってくる。
今日やらなければならいことが
いろいろあるので少々慌ただしいくなる。

●先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!:No. 4435 2013.06.10

小林朋道著「先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!」
(ISBN978-4-8067-1375-3 C0040)
を読んだ。
前作の続編である。
ツムゴローのエッセイのようなものである。
講義の内容が時々でてくる。
フィールドワークを愛する小林先生が
大学やその周辺で起こる事件を
動物行動学で説明してくれる。

2013-06-08

●老後のマネー戦略:No. 4434 2013.06.08

荻原博子著「老後のマネー戦略」
(ISBN978-4-08-745047-7 C0193)
を読んだ。
今まで自分が行なってきた
老後やその資金に対する考え方が
間違っていなかったことが確認できた。
あとは、老後の生活をどう豊かにするかを
考えることだ。

2013-06-07

●運動をしなければ:No. 4433 2013.06.07

タンポポ。江別

今朝は、霧である。
濃さはそれほどではないが、
幻想的な景色がみられた。

昨日の午前中は札幌市内で
教育実習の指導に出た。
午後は、午後から会議で、
少しの遅れで出ることができた。
しかし、体が結構疲れた。
体力が落ちているようだ。
通勤程度の運動ではダメなようだ。
調査にでたときは、
へとへとになってしまうだろう。
運動をしなければと思うのだが・・・

●工学部ヒラノ教授と4人の秘書たち:No. 4432 2013.06.07

今野浩「工学部ヒラノ教授と4人の秘書たち」
(ISBN978-4-7741-5340-7 C0095)
を読んだ。
工学部のヒラノ教授の秘書たちの話だ。
これもほとんどノンフィクションだ。
4番目の秘書が非常に気があって
長い付き合いとなっているようだ。
3番目の秘書は、
有能すぎて仕事を出すほうが
疲れるほどだという。
お陰で仕事がはかどったようだが。
私もグループで専用の
アルバイトの人を雇っていたが、
その頃のことを思い出した。
今後そのようなことはないだろうな。

2013-06-06

EarthEssay 1_115 ペルム紀の温暖化 1:P-T境界

EarthEssay
1_115 三畳紀初期の温暖化 1:P-T境界
を発行しました。

ペルム紀は古生代最後の時代です。
古生代と中生代は、
地質年代区分でも大きな境界になります。
その境界で、大きな事件があったことがわかっていました。
ただそのシナリオは、まだ完成していません。
最近、新たな事件の証拠が発見されました。

2013-06-05

●寒い日だ:No. 4431 2013.06.05

サクランボ。江別

今朝は、曇で少し風があって、
肌寒かった。
今朝起きたら、自宅のストーブがついていた。
自宅のストーブは温度設定をしあり、
電源を切っていなかったのでついていたのだ。
昨日午後から肌寒くなり、
今朝も肌寒さが続いている
ストーブがついていたので、
コートを着てきたが、
それで、ちょうどよかった。
なかなか暖かくなりきらない。

昨日は授業があり、
論文がまったく手がつかなかった。
今日は朝の講義のあと時間があるので、
別の原稿をあと少し書けば終わるので、
論文に取り掛かれるだろう。
問題は、属性区分である。
悩んでもいてもしかたがないので、
現段階で考えているもので進めるしかない。
それでも、かなりの改変を
しなければならないが。

●工学部ヒラノ教授の事件ファイル:No. 4430 2013.06.05

今野浩著「工学部ヒラノ教授の事件ファイル」
(ISBN978-4-10-314763-3 C0093)
を読んだ。
ヒラノ教授シリーズである。
今野氏の体験談を元にした
「ノンフィクション90%+フィクション10%」
で成り立っている。
理系の技術系の教員が体験した、
いろいろな事件、犯罪の物語である。
よく書いたなあと思う。
いってみれば大学教員の
犯罪の数々を取り上げているのだ。
多くの教員が起こしてきた
過去の事件だ。
現在では犯罪として摘発されるが、
当時は当たり前にやっていた
慣例に属するものの多い。
本当は口外してはいけないものである。
でも、おもしろい。
次は秘書編を読みだした。

2013-06-04

●難産:No. 4429 2013.06.04

蕾。江別

今朝は曇だ。
風があったので、
少々肌寒かった。

昨日は医者に行くために
早めに研究室を出た。
それまで、校務をしながら、
論文を書いていた。
今行き詰まっている。
分類に使う属性のタイプ分けに悩んでいる。
それを創りあげないと
文章が進まなくなってきた。
次々と問題が発生してくる。
こんな難産の論文は初めてだ。
でも、なんとか書き上げるしかない。

●彼女はたぶん魔法を使う:No. 4428 2013.06.04

樋口有介著「彼女はたぶん魔法を使う」
(ISBN4-488-45901-3 C0193)
を読んだ。
探偵物語である。
この探偵が、有能だろうが、
ハンフリー・ボガードのような気障なセリフをはく。
それが気の利いた言葉なので、
物語の彩りとして活き活きとしている。
なかなかおもしろい話であった。

2013-06-03

●思考継続中:No. 4427 2013.06.03

雫。江別

今朝は、小雨だ。
明け方に降っていたが雨が、
歩いている頃には
上がってきた。

もう6月になった。
6月は落ち着いて
授業も研究もできるはずだが、
教育実習の出張指導が
毎週はいってくるので
まとまった時間がとれなく落ち着かない。
しかし、〆切までには仕上げなければいけない。
今回のテーマに関しては、
全編の素稿があったので
すぐ完成できると思っていた。
祖稿は2年ほどの前に書いたもので
頭がリセットされている。
新たな気分で、見なおしたが、
いろいろ手を加えたいところができた。
そこで、書き始めると
全く違った視点での書き出しになってきた。
再度考えを進めなおしたら、
まったく違った視点の論文に展開していった。
また、考えがまとまってないが、
書き進めることになる。
結論は決まっているのだが、
そのルートは決まっていない。
ただ、時間をかけて考え続けなければならない。

2013-06-01

●初夏:No. 4426 2013.06.01

雫。江別

今朝は、快晴。
初夏の朝だ。
心地良い。
上着を着てあるくと
薄っすらと汗が出てくるような天気だ。
一汗かいて大学に着く。
大学についてすぐ、
廊下の窓を開け、
研究室のドアと窓を開けた。
ブラインドも全開する。
朝の爽やかさを
淀んだ空気の漂う研究室に入れた。
初夏がやっときた。

昨日早めに研究室を出て、
医者に向かった。
常用している薬が
もう少しでなくなるので、
もらいにくためだ。
しかし、医者についたら、
閉まっていた。
がっかりした。
月曜日には薬がなくなるので、
月曜日に行くことにしている。
開いていればいいのだが。

Monolog 137 ジレンマ:岩石の自然分類を求めて

Monolog 137
ジレンマ:岩石の自然分類を求めて
を発行しました。

ここ数年、分類について考えています。
次の論文のテーマが岩石の自然分類にかんするもので、
このエッセイで述べるような内容を考えています。
なかなか悩ましい問題をはらんでいます。
そんな分類について考えていきます。

2013-05-31

●春から夏へ:No. 4425 2013.05.31

芝桜。江別

今朝は、霧が出ていて風が強かったので
気温は低くないが、肌寒かった。
いよいよ暖かくなった。
天気が良ければ
歩いていても汗が出てくるほどで
昨日帰宅したらシャワーを浴びてしまった。
春から夏に向かっているようだ。

昨日は講義の後、
会議や面談があった。
一昨日の疲れが少々あるのだが、
こなすべきことはしなければならない。
ただし、自宅に帰ったらぐったり疲れていて、
夜はすぐに寝てしまった。
今日は夕方医者にいかなければならない。
隙間時間をみて論文を書くが、
なかなか進まないのがつらい。

●先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!:No. 4424 2013.05.31

小林朋道著「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
―鳥取環境大学の森の人間動物行動学」
(ISBN978-4-8067-1344-9 C0040)
を読んだ。
動物行動学の大学の先生が
大学や周辺の自然の中で起こる
動物に関わるいろいろな事件が面白く語られる。
現代のムツゴロウのような語り口だ。
気軽に読めるエッセイだ。

●メビウスレター:No. 4423 2013.05.31

北森鴻著「メビウスレター」
(ISBN4-06-273092-8 C0193)
を読んだ。
過去と現在、殺人事件、なりすまし、狂気、
複雑な関係を
複雑なトリックで書き上げている。
どんでん返しが何度も繰り返される。
私からすると技巧的にすぎる。
単純にストーリを楽しめる作品の方がいいのだが。

2013-05-30

●長距離運転:No. 4422 2013.05.30

新緑の並木。江別

今朝も小雨であったが、
風が強く傘がさせないほどだ。
雨の少ないので、
傘をささずにきた。
気温は低くない。
なかなか晴れが続かない。

昨日は日高地方に
教育実習生の研究授業の指導にいった。
久しぶりに長距離を運転した。
今回利用した高速道路は
以前いった時より延びていた。
カーナビには出ていないものだった。
延びた距離は少しだが、
気分的にだいぶ楽であった。
久しぶりの高速なので
行きは緊張した。
帰りはくたびれて眠くなりそうになった。
疲れたのだろう、
夜はすぐに寝てしまった。
今週はまだ校務が続く。
論文も進めなければなあ。

EarthEssay 5_111 地球型惑星 4:地球型惑星


EarthEssay
5_111 地球型惑星 4:地球型惑星
を発行しました。

ハビタブルゾーンでみつかった
3つの惑星についての紹介します。
そのうち2つの惑星は、
同じ恒星系から見つかったものです。
太陽系外惑星の発見から、
どんな可能性が描けるのでしょうか。

2013-05-28

●出張:No. 4421 2013.05.28

桜。江別

今朝も薄く雲がかかっている。
風がなかったので
コートを来ていると暑かった。
やはり5月も終わる頃だから、
気温はそれなりに高くなっている。

今日はひとつ講義を休みにして
校務をすることにある。
明日は、日高の方に
教育実習の指導に出かける。
高速道路があるので、
比較的楽につけるようになった。
自家用車で出かけることになる。
いつもの時間にでれば、
余裕でつけるだろう。
チャンスがあれば、
石でも見たいがどうなるだろうか。

2013-05-27

●霞:No. 4420 2013.05.27


コブシ。江別

薄く雲がかかっていて、
風があり、少々肌寒かった。
自宅を出る頃から
風のためだろうか、
少しずつ晴れてきた。
霞が少し残っているが、
晴れてきた。

今週は忙しいので、
今日はやっておかなければ
ならないことがいろいろある。
それをできるだけ早く
こなしておきたい。
そして論文の展開を
もう少し詰めておきたい。
さて、今日は早速はじめよう。

●神去なあなあ夜話:No. 4419 2013.05.27


三浦しをん「神去なあなあ夜話」
(ISBN-978-4198635060)
を読んだ。
「・・・日常」の続編である。
前作に続いて、なかなか面白い。
神去村の来歴、そして日常が語られる。
三浦女史の作品も外れがないな。

2013-05-24

●校務で街へ:No. 4418 2013.05.24


若葉。江別

今朝も曇って肌寒かった。
風もあったので、
コートを着て背中を丸めて歩いてきた。

最近カラスが活発に活動しだした。
例年より遅いようだが、
繁殖シーズンに入ったようだ。
また、通り道を考えないと
襲われることになるかもしれない。

今日は午後の講義のある
大学説明会の校務がある。
札幌まで講義が終わったら
あるホテルに向かうことになる。
いろいろと忙しいものだ。
それでも論文を書き続けなければならない。

●わかりあえないことから:No. 4417 2013.05.24


平田オリザ著「わかりあえないことから
コミュニケーション能力とは何か」
(ISBN978-4062881777)
を読んだ。
感覚的で抽象的なことだが、
実例、実践例があり
説得力ある内容となっている。
だが、私には実践の難しい内容だ。

2013-05-23

●抜かりなく:No. 4416 2013.05.23

桜。江別

朝から暗く曇っている。
昨日から寒い。
今朝も自宅で温度設定がしている
ストーブがついていた。

論文がはかどらない。
なにかと忙しくて時間が取れなかった。
これではだめだ。
わかっているのだが、
来週から忙しくなるので、
抜かりなく空き時間を
利用しなければならない。
少しでも論文を進めよう。

EarthEssay 5_110 地球型惑星 3:故障


EarthEssay
5_110 地球型惑星 3:故障
を発行しました。

今回は、予定を変更して、
ケプラーの最新ニュースをお知らせます。
宇宙望遠鏡であるケプラーは、
制御用の部品が壊れたため、
観測ができなくなった
というニュースが入ってきました。
その内容を急遽紹介します。

2013-05-22

●ジレンマ:No. 4415 2013.05.22


桜の花びら。江別

曇りである。
風はあって肌寒さがあったが、
気温は低くない。
ただ、曇りなので
あまり気温は上がらないだろう。

校務が立て込んでくると、
準備もそれなりに必要になる。
なによりも心が忙しない。
隙間時間をみて
論文を書こうとしているのだが、
なかなかはかどらない。
今月末には論投稿の申し込むことになる。
それまでに内容を固めなければならない。
当初、原稿がほぼあったものが、
まったく違ったようになり、
全面的に再構成、再執筆をしはじめることになる。
それなりに時間をかけなければならない。
一方、心が忙しい。
ジレンマになるが、書き続けるしかない。

●まず歩きだそう:No. 4414 2013.05.22


米沢富美子著「まず歩きだそう
女性物理学者として生きる」
(ISBN978-4-00-500616-8 C0237)
を読んだ。
以前学会でお会いしたことがある。
チャーミングな女性であった。
でも強い女性で、
きれいな女性もである。
科学者としても一流である。
良き妻でもあった。
彼女は「走り」続けている。
無理しながらも、自分に限界を設けず
さらなる高みへと走り続けている。
充実した人生だろう。
でも、私は彼女のようには生きられない。
しかし、まずは歩きだす大切さを教えてくれる。

2013-05-21

●春の醍醐味:No. 4413 2013.05.21


桜。江別

朝まで小雨が降っていた。
自宅を出ることには雨は上がっていたが、
歩いているうちに青空が広がっていた。
しかし、雲が厚くまだ残っているので
晴れたり曇ったりするのだろうか。
気温は上がってきて暖かい。

ヒバリが鳴いていたが、
春を思わせる。
雨に打たれた弱っていた桜。
少し花びらが散りだしたが、
晴れで少し元気を盛り返しているようだ。
いよいよ桜が満開となった。
青空と桜。
この組み合わせは春の醍醐味だ。
また森の自然の中に入りたくなった。

●フェルメール 光の王国:No. 4412 2013.05.21


福岡伸一著「フェルメール 光の王国」
(ISBN978-4-86324-040-7 C0095)
を読んだ。
展示されているフェルメールの全作品を
見て回る企画である。
3作が見れていない。
2つは個人所有で見学の許可がおりず、
一作は盗難されて行方不明。
他にもフェルメールの作品があるのではないか。
それが顕微鏡をはじめてつくった
レーウェンフックの顕微鏡スケッチが
フェルメールではないかという著者の仮説は、
面白い。
確かに、それ以降のスケッチとは明らかに
タッチが違う。
面白い旅である。
私もこんな興味を持てればと思える。

2013-05-20

●ビックデータ:No. 4411 2013.05.20


桜。江別

今朝は雨だ。
暖かい雨である。
土曜日が晴れで、
昨日は曇り、そして今日は雨。
桜の満開の時期だが、
咲いたらすぐに雨。
桜にとっては、厳しい春だろう。

自宅で2日間かかってデータを
ダウンロードしていたが、
1つはうまくいったが、
2つ目は不調で、何度もやりなしたが、
途中で無線LANがダウンした。
何度も繰り返しをしていたので、
家族が困っていた。
2つ目は別の時期に
らなければならないだろうな。
光回線をもってしても
大きなファイルがあるので、
困ったものだ。
ビックデータを個人が扱える
時代になったということもでもある。
個人でビックデータとどう付き合うか。
提供側が配慮すべきか、
使う側が配慮すべきか。
使用頻度や提供者の状況にも依存する。
私の場合は、自己責任で対処すべきなのだろうな。
そんなことを考えた。

2013-05-17

●忙しさに追われて:No. 4410 2013.05.17


桜。江別

今朝は雲が流れているが、
晴れ間が出ている。
風は冷たかったが、
晴れれば気温は上がるだろう。

今夜は学生との飲み会だ。
来週からはいろいろ校務がはいって
落ち着かない日々が続く。
どんな人も、日々忙しければ
その忙しさにも馴れるだろうか。
そんな馴れによって
忙しさが当たり前になることは怖い。
自分自身にやるべきことには優先順位があるはずだ。
自分の優先順位において
忙しさをどう分配していくかは、
重要な課題だ。
ひとりひとりにとって
優先順位が違うはずなので、
どの忙しさに甘ん、背を向けるのかは
違ってくるはずだ。
とりあえずは、現状の私には
目の前の忙しさをこなすしかないのだろうなあ。

●香菜里屋を知っていますか:No. 4409 2013.05.17


北森鴻著「香菜里屋を知っていますか」
(ISBN978-4-06-276834-4 C0193)
を読んだ。
香菜里屋シリーズの
最後の短編が幾つか収録されている。
常連達が何人か別の道に進む話があり、
最後に香菜里屋が閉じる。
その謎が、他のシリーズの登場人物が
絡んで解いていく。
北森氏の小説を読んでいるものにとっては、
楽しい展開である。
最後に楽しいを終わりを披露してくれた。
本の最後に、未完の時代小説が掲載されていたが、
今後の展開が気になるが、
もう、それも望めない。
寂しいものだ。

2013-05-16

●大変更:No. 4408 2013.05.16


雫。江別

今朝も、雨が降った後だった。
連日、雨模様だ。
暖かい日があっても、
すぐに寒くなる繰り返しだ。
花も遅い。

隙間を見て、
論文を少しずつ書きたしてる。
昨日、全体の構成を見なおした。
視点を変えたので、
まったくの書き直しのように
なってしまいそうだ。
そのために思索が
深まればいいのだが。
また集中力が必要になる。

EarthEssay 5_109 地球型惑星 2:ケプラー


EarthEssay
5_109 地球型惑星 2:ケプラー
を発行しました。

人類の好奇心として、
地球外生命の存在の有無は、
もっとも刺激されるものでしょう。
そんな好奇心をくすぐるようなニュースが相次いでいます。
今回は、そのニュースの一つを紹介します。

2013-05-15

●あるがままに進む:No. 4407 2013.05.15


実。江別

今朝は、雨が出る直前まで降っていた。
気温はやはりあまり上がらず、
風があったの寒かった。

なぜか疲れが溜まっている。
少々風邪気味なのかもしれない。
いつも明け方目がさめるのだが、
今朝は、目が覚めることなく、
いつも起きる時間より
少し遅くまで寝てしまった。
しかし、あまり疲れが抜けた感じがしない。

3、4生の教育実習がはじまった。
来週から実習指導がはじまる。
遠方もあるので、休講がいくつもあるろう。
実習が多いと調整はできない。
まあ、これはしかたがないことだ。
あるがままに進むしかない。

101 白神岬:錯綜の津軽海峡

 白神岬は、北海道の最南端です。本州と北海道の間には、津軽海峡があり、目と鼻の先ほどの距離しか離れていません。しかし、両者の間には、時空をこえて、さまざまなものが錯綜しているところです。

 今年の北海道は、春が遅く、ゴールデンウィークも天気が悪く、肌寒い日が続きました。その後も春の暖かい日は少なく、出かけることもままならず、今回は、昔行った白神岬の紹介をします。
 白神岬は、北海道の南部(道南)にあります。道南は渡島(おしま)半島と呼ばれています。渡島半島は、曲がりくねっています。北側はアルファベットのCの形で、南はYの字を逆さまにしたような形をしています。ただし、Yは左(西)に倒れています。Yの下側(南側)は、東に亀田(かめだ)半島、西に松前半島に分かれています。ただし西に倒れているので、松前半島の方が、南に下がっています。南の一番先端が白神岬です。文字で説明するとわかりにくですが、地図をみると白神岬の位置はすぐに分かります。
 今述べたような形をしているため、白神岬が北海道の最南端となります。ただし、渡島小島(おしまこじま)は、白神岬より、さらに南にありますが、無人の島なので除きます。北海道では最北端や最東端は、ロシアとの国境や北方四島の関係で、たびたび話題になることもありますが、最南端は話題になることはほとんどありません。
 最南端ということは、本州に一番近いところになります。ただし、本州の最北端は、下北半島の大間崎(おおまざき)で、そこは白神岬より北になります。北海道と本州が一番近いのは、亀田半島の戸井と下北半島の大間岬の間です。
 白神岬が向かい合っているのは、津軽半島の竜飛崎(たっぴざき)になります。そこまでの距離は、20kmほどです。天気が良ければ津軽半島がよくみえ、下北半島や亀田半島もみえます。
 そんな近い本州と北海道は、青森-函館を結ぶ青函連絡によって、1908(明治41)年から結ばれていました。船が列車をそのまま載せて運ぶ形式の運行でした。
 私が大学生の頃は、青函連絡を利用していました。海路は天候の影響を受けたり、人の移動も飛行機の利用が増えたことから、1988(昭和63)年に廃止されました。JRは運行していませんが、民間のフェリーが車や人を運んでいます。
 JRの列車は、現在、青函トンネルを利用して運行されています。青函トンネルは、竜飛崎からはじまり、白神岬の東を通って知内(しりうち)で終わります。
 青函トンネルのルートを決定するにあたり、2の候補がありました。津軽海峡は狭く、白神岬からは竜飛岬が、亀田半島からも大間崎が間近に見えるます。青函トンネルは当初、最も近い大間-戸井(とい)の間の東ルートが考えられていました。しかしこの東ルートは、水深も深く、地下の地質も安定していないので、西ルートとなる現在のルートが選択されました。
 作りやすい西ルートでも、青函トンネルは難工事の連続でした。
 1961(昭和36)年3月23日に北海道側から掘削がはじまりました。海峡は200m以上の深さがあり、その中でも浅いところを選んでの掘削でした。先進導坑で掘削技術の開発もしながら、本坑の他に作業坑の掘りながらの作業となりました。海底下にあたるところは23.30kmの長さなのですが、青函トンネルは、最深部は海面から240mも下を通っています。高速の列車が通るためには、傾斜を緩くしていかなければならず、トンネル部は、53.85kmと倍以上の長さになっています。本坑が貫通したのは1985(昭和60)年3月10日で、営業開始は1988(昭和63)年3月13日でした。工事だけでも、24年かかっています。
 最近、話題になった北海道新幹線も、在来線が通る青函トンネルを利用します。もともと青函トンネルは、新幹線の規格を考慮して作られており、のちにスーパー特急方式の新幹線の原型となりました。しかし、北海道新幹線の計画は休止されたままで、やっと新幹線が通ることになったのです。
 新幹線の速度が上がると、すれ違う貨物列車に損傷を与えるため、トンネル内は時速140km(現在時速200km以上を検討中)に落とさなくてはならず、時間短縮のためのボトルネックの一つになっています。
 さて、車で函館方面から白神岬に向かうには、国道228号線を進みます。知内町から福島町までは内陸を進みますが、福島町の町を抜けると、海岸を進むコースになります。白神岬に近づくと道路はトンネルが多くなり、険しい海岸線になります。海岸には岩礁も見えてきます。
 トンネルや覆道の連続する海岸沿いの道を進むと、覆道の途切れたところに駐車場があり、白神岬という石碑があります。白神岬とはいっても、駐車場と石碑があるだけの、ささやかのものです。しかしここも松前矢越道立自然公園の一部となっています。私が行った日は天気がよく、少々霞んでいましたが、遠くまでよく見ることができました。
 駐車場の一番奥に海岸に下りる階段があります。そこから海岸に下りると、岩場になっていて、岩石をみることができます。白神岬の駐車場には寄っても、海岸に人ははほとんど来ないようです。そんな人は非常に残念な気がします。白神岬では、ちょっと変わった岩石がみられるからです。
 露頭では、地層のようなものが見られます。ただしこの地層には、何種類かの岩石が複雑に入り乱れています。ぐにゃぐにゃに曲がったり、違った種類の岩石が入り混んでいたりと、複雑なつくりになっています。岩石は入り乱れて混沌としてますが、岩石の境界ははっきりとしています。
 階段付近にはチャートと呼ばれる岩石があります。黒っぽいもの、白っぽいもの、緑がかった灰色のものなど、さまざまな色のチャートがあります。少し離れたところには緑色の玄武岩があります。また、泥岩と砂岩の繰り返しの地層もあちこちみられます。
 これらの岩石は不思議な組み合わせです。玄武岩はマグマが固まったもの、チャートは深海底にたまった生物の死骸が固まってできたもの、泥岩と砂岩の地層は陸から運ばれた土砂がたまったものです。もう少し詳しくいうと、玄武岩は、海底の中央海嶺というところで、海底火山によってできました。海洋プレートが形成されているところです。チャートは、中央海嶺から離れた海底で静かに、玄武岩の上にたまったものです。海洋の真ん中、海洋プレートが移動中に長い時間をかけてたまったものです。泥岩と砂岩の地層は、陸から河川によって運ばれた土砂が海岸付近にたまったものです。さらにそれが、海底地すべりなどで、より深い大陸棚や海溝まで移動したものです。
 白神岬の岩礁は、いろいろな場所やいろいろな成因による岩石が、集まってがっちりと固まっているのです。硬くなっているということは、どこかで出会い、地下の深いところで圧し固められたということになります。
 海でできた岩石と陸付近でできた岩石が出会い、固まるような場所、それは海溝です。海溝は、沈み込み帯と呼ばれるところです。陸近くの大陸棚の下に、海から来た海洋プレートが海溝で沈み込みます。
 海洋プレートの玄武岩は海嶺でできす。海洋プレートが海嶺から海溝まで長い時間移動している間に、生物の死骸が玄武岩の上にたまり、チャートができます。海洋プレートが沈み込むときに、一部が陸側に剥ぎ取られることがあります。剥ぎ取られた海洋プレートの一部は、大陸側の岩石の中にまぎれこんでいきます。このような岩石の混合物からできた地質体を、付加体(ふかたい)と呼んでいます。
 付加体の形成は、地下浅所では岩石が割れることなく変形したり、条件によっては割れてくっついたり、複雑な状態になって固まっていきます。付加体はつぎつぎと形成され、古いものほど深く押し込まれていきます。やがて高い圧力がかかるようになり、硬い岩石となります。白神岬には、このようにしてできた付加体が顔を出しているのです。
 白神岬の岩場には、近くの斜面から転がってきたのでしょうか、火山砕屑岩がありました。似た岩石が付加体の中にはないことから、この岩石は付加体由来ではありません。岩石の種類は安山岩で、付加体とは関係のない新しい時期の火山活動から由来したものです。実は、白神岬周辺には、中新世(約2200万年前~1500万年前)に活動した火山噴出物が点々と分布しています。そんな火山岩の基盤となっている岩石が付加体なのです。
 付加体ができたのは、約2億年前~1億4600万年前(ジュラ紀前期から中期)のことだと考えられています。付加体を特徴づける昔の海溝、あるいは海洋プレートの上に広がっていた海は、今はみることはできません。付加体は、古い時代の海溝や沈み込みの名残りで、火山岩は、現状の沈み込み帯に由来する火山活動です。2つの沈み込み帯、そして沈み込み帯の活動の深部と表層の様子を、白神岬ではみることができます。
 津軽海峡が深いのは、もともと地形的低くなっているのと、侵食のためだと考えられています。断層があるためではありません。大きな断層がないのは、北海道と青森は地質学的には連続していることらかもわかります。ですから、津軽海峡は、今の日本海と太平洋より新しくできた海であることがわかります。そんな新しい海峡の下を、今は、日本人の長い時間をかけた叡智の結晶が、トンネルとしてあり、そこを新しい新幹線が通ろうとしています。白神岬からみえる津軽海峡は、さまざまな時代のさまざまな構造物が、錯綜している場なのです。

・断層・
津軽海峡はもともとの地形的低まりと
侵食によってできたものです。
もし大きな活断層あったら、
青函トンネルも危険にさらされるでしょう。
幸いなことに、大きな活断層は見つかっていません。
ただし、大間崎沖には東西方向に延びる
「活断層」が推定さています。
この「活断層」をめぐっては、
大間原発建築の可否の鍵を握ることになるかもしれないので
大きな議論となっています。

・監視・
かつて北海道の北方にはソビエト連邦があり、
アメリカとの冷戦状態の時がありました。
軍港のウラジオストックから太平洋に出るためには
津軽海峡を通ることになります。
日本は日米安保条約にもとづき、
ソビエトを仮想敵国としていました。
そのため、津軽海峡が戦略的要路となっていました。
白神岬のすぐ上の山には、
今も、海上自衛隊の松前警備所白神支所があります。
津軽海峡側の竜飛警備所と対になり、
津軽海峡を監視、警戒していました。
この場所が選ばれたのは、
旧陸軍の津軽要塞白神砲台跡があったためでしょう。
白神岬と竜飛崎からみれば
津軽海峡が監視できるということです。

GeoEssay 101 白神岬:錯綜の津軽海峡


GeoEssay
101 白神岬:錯綜の津軽海峡
を発行しました。

白神岬は、北海道の最南端です。
本州と北海道の間には、
津軽海峡があり、
目と鼻の先ほどの距離しか離れていません。
しかし、両者の間には、
時空をこえて、
さまざまなものが錯綜しているところです。

2013-05-14

●桜には青空が:No. 4406 2013.05.14


雫。江別

今朝は雨上がりの濡れた道を歩いてきた。
気温は着実に上がっている。
ただし、コートがないと肌寒い。

本来なら春の芽吹きが続いているはずだが、
今年の芽吹きは遅れている。
畑の作付けも遅れているようだ。
気温も低め、そして何より日照率が低い。
寒い春となっている。
桜もやっと蕾だ。
今週末辺りが桜が咲き始める頃だろうか。
しかし、なかなか晴天にならないので、
桜をみることができないかもしれない。
桜には青空が似合う。

2013-05-13

●疲れが抜けない:No. 4405 2013.05.13


若葉。江別

今朝は曇で風があり、肌寒かった。
来る途中、小雨が降った。
なかなかいい天気が続かない。

土曜日は天気が悪く、寒かった。
日曜日は午前中は晴れていたが
午後から曇ってきた。
2日間、自宅にいた。
講義が始まって、
疲れがたまるようになった。
そのため、土日は休みたくなる。
休むと自宅にいて運動をしないから、
余計に疲れが抜けないのかもしれない。
なんだか悪循環にハマっているような気もする。

●動的平衡2:No. 4404 2013.05.13


福岡伸一著「動的平衡2」
(ISBN978-4-86324-044-5 C0098)
を読んだ。
本としてまとめて書かれたものではなく、
あちこちに書かれたものを集めたものである。
面白い議論があっても、
充分論じられず、
結論が不確か、不明瞭であるように
感じた部分が何箇所かあった。
残念である。
もっと深く議論してほしいところだ。
売れっ子になると
まった文章を書く余裕がないのだろうか。
しっかりした議論をした本が望まれる。
いくつかの書き下ろしの新書で
展開されたような内容を望むのだか。
そんな著作内容への動的平衡を期待したい。

2013-05-10

●科学と芸術:No. 4403 2013.05.10


ツクシ。江別

今朝は晴れ。
気温もだいぶ上がってきた。
少し残雪があるが、
暖かくなってきた。寝るときには
上掛けと毛布を重ねていた。
昨夜はあたたかなったので、
毛布をよけて寝たが
寒さを感じなかった。

岩崎秀雄著「<生命>とは何だろうか」
に関連して、生物学と芸術の関係について考えた。
生物の形態、生態を
芸術にするのは理解可能だ。
しかし、どう考えても
合成生物学の手法を
芸術に持ち込むのは不安だ。
芸術は美しくなければならないとは思わないが、
危険性をはらむものについては抵抗がある。
そんな感想を持ちながら、
自分の携わる地質学を舞台に考える。
以前博物館で特別展示を担当する時
地質学と芸術の連携を試みていたが、
転職のために叶えることができなかった。
心残りはある。
砂、鉱物、岩石などの
素材、形態、構造を利用した芸術は、
だれが見てもわかるし、
心を動かされるものもある。
もちろん、不思議な、前衛的な
芸術もあっていと思う。
重要なことは、
そこに危険性を感じることはないし、
実際の危険性もないことだ。
そのようなものを目指すのはいいし
私自身もそのような志向はある。
自分自身は模索しているが、
なかなかいい方向性がみつからない。
そのようなことを考えることも楽しい。

●<生命>とは何だろうか:No. 4402 2013.05.10


岩崎秀雄著「<生命>とは何だろうか」
(ISBN978-4-06-288193-7 C0245)
を読んだ。
合成生物学として生命をつくろうという話と
生物の実験室でおこなわれている手法や現象を
芸術に利用する動きなどが紹介されている。
生命の本質をどう捉えるか。
深く思考している。
しかし、その思考は私には理解できない。
合成生物学と芸術をあわせた方向性は、
理解できる。
しかし、そこにある危険性が
本書でも指摘されているが不安だ。
合成生物学で展開されている全体観に理解できない。

2013-05-09

●バージョンアップ:No. 4401 2013.05.09

雫。江別

今朝は、晴れだ。
雲が少しあったが、
太陽がでていた。
風はまた冷たいが
太陽が当たるとさすがに暖かい。

昨日、晴れていたので
森をまた通って帰った。
一昨日あふれていた小川が
昨日は水が一気に減っていた。
5月なので晴れれば
気温は高いので
雪解けは一気に進むのだろう。

研究費で今までのホームページを
作成するソフトをバージョンアップした。
見かけが変わっただけで、
使い勝手は変わっていない。
環境設定が少し楽だったところが
変わったくらだろうか。
今までのソフトとバージョンアップする
必要性があったのだろうかという疑問もある。
深い使い方をしていないのだが
ある時思い切ってバージョンアップしておく
必要があると思っている。
システムが上がっていくとある時
古いバージョンが使えない時がくる。
その時慌てて移行すると
業務に使っていれば
戸惑い、支障をきたすだろう。
それに備えてソフトを
バージョンアップしておかなければならない。

EarthEssay 5_108 地球型惑星 1:ハビタブルゾーン


EarthEssay
5_108 地球型惑星 1:ハビタブルゾーン
を発行しました。

地球は、人類にとって唯一無二の存在で、
どんなに文明が進んでも、
人類は地球に住み続けると思います。
興味として、地球以外の天体や、
太陽系以外の惑星に生命はいないのか、
というもの常にあります。
科学も両面の探査を続けています。
最近、太陽系以外の惑星に大きな進展がありました。

2013-05-08

●春の森:No. 4400 2013.05.08


つくし。江別

今朝も寒い。
風があるのでより寒く感じる。
雲が流れて
晴れたり曇ったりしている。

昨日は午後から久しぶりに
晴れ間が長くでていて温かかった。
それを見て、
森を通る道で遠回りして帰った。
雪はほとんど消えたが、
除雪の雪山がところどころ残っている。
融けた雪が小川を溢れさせていた。
前に通った時より、少しは春は進んでいる。
フキノトウはだいぶ出ていたが、
フクジュソウはだいぶあちこちに芽を出し、
日当たりのいいところでは、だいぶ咲いていた。
エゾエンゴサク、ザゼンソウなどが少し咲いていた。
春の森が始まりつつあるけど、
まだぱっとしないなあ。

2013-05-07

●春まだ浅く:No. 4399 2013.05.07


つくし。江別

今朝は晴れ間が見えたが
雲が流れて、晴れたり曇ったりしている。
朝も冷え込んだ。
水たまりに氷が張っていた。
氷点下になっている。
自宅ではストーブがついている。

例年であれば、
畑の準備が始まっているはずだが、
今年はまだ始まっていない。
畑ではヒバリがないているが、
肌寒さを感じる。
桜もまだだ。
ゴールデンウィークも終わったのに、
春はまだ早い。

2013-05-06

●無為な休日:No. 4398 2013.05.06


つつじ。江別

今朝も、雨である。
歩いていれば寒くはないが、
歩き始めは寒い。
多分気温はそれほど寒くはないが、
湿度が高く
日がささないので、
暖かさがあまり感じないのだろう。

世間は今日も休日であるが、
大学は今日から通常授業がはじまる。
あまりに長い休日はつらい。
今回のゴールデンウィークのように
天気が悪いと、外に出ることができないので
自宅で過ごすことになる。
このような休日が長期間つづくと
時間を持て余すことになる。
長男はクラブにいっているので、
そこまで時間を持て余すことはないが、
次男は前半クラブがあっただけで、
後半はクラブもなく
時間を持て余しているようであった。
学校からは宿題があるそうだが、
なかなかそれでは埋まらないようだ。

例えば定年退職をしたひとが、
やりたいことがなければ、
一日は長く退屈なのだろうなあ。
自分もやがては、そうなった時、
時間を持て余さないためには、
大変だけどやりたいことを幾つか持つこと。
野外でも、室内でもできることを
いくつか持つことが大切であろう。
以前もそんなことを考えた。
見つけるまでは、
時間的な余裕があるが、
少しずつ見つける必要があるだろう。
無為の長い休みのあと
そんなことを考えた。

●ぶぶ漬け伝説の謎:No. 4397 2013.05.06


北森鴻著「ぶぶ漬け伝説の謎」
(ISBN978-4-334-74631-5 C0193)
を読んだ。
京都の文化や慣習などを題材にした
ミステリー?である。
確かに事件が起こるが、
京都のマイナーな部分を
題材にしているので、
少々不思議な京都案内としても読める。
そして何より登場人物が活き活きとしている。
でも、このシリーズも
もう読めないと思うと寂しいものだ。

2013-05-04

●用足し:No. 4396 2013.05.04


ずっと天気が悪い。
気温も低い。
さんざんなゴールデンウィークだ。
それでも休日である。
子どもたちも休みが長すぎて持て余し気味である。
大人は、淡々と日々のことを進めるのみ。
天気がわるので、外へでるもの億劫だ。
買い物などの用足しだけだ。

●宇宙に終わりはあるのか?:No. 4395 2013.05.04


村山斉著「宇宙に終わりはあるのか?」
(ISBN978-47649-5517-2 C3042)
を読んだ。
講演会やアカデミーなどでの話をまとめたものだ。
だから少々強引な物言いをしているとこがある。
しかし、一般向けにはその方がわかりやすこともある。
一線級の研究者が
周辺の研究を紹介してくれるのは
エキサイティングである。
ただし、それなりの書き手である必要はあるが。

2013-05-03

●親離れ、子離れ:No. 4394 2013.05.03


今日も冷たい雨である。
所要があって大学に朝から来ている。
ただし、昼には帰宅する。

子どものが独自に
行動するようになったので、
親は親だけの行動をすればいい。
昨日までの休日は
子供達の学校も休みであったが、
クラブにでていたので、
自宅でぼんやりした。
今日は子供達はクラブは休みだが、
ふたりとも友達と出かけるそうだ。
子供達は親離れしてきたので、
親も子離れする必要があるようだ。
少しずつだろうが。

●不完全性定理とはなにか:No. 4393 2013.05.03


竹内薫著「不完全性定理とはなにか」
(ISBN978-4-06-257810-3 C0241)
を読んだ。
正式に不完全性定理を理解するには、
論理学を理解することが重要になる。
しかし、本書は他にも同等の結論を得る方法を教えてくれた。
また、不完全性定理の適応範囲も示してくれた。
不完全性定理については、
何度か読んだが、
いすれも複雑で、難しい。
本を読んだ直後は理解できた気になるが、
しばらくすると輪郭だけになり、
その輪郭もぼやけていく。
私にとっては不完全な理解だからだろうな。

2013-05-02

EarthEssay 6_110 新鉱物 3:付加体


EarthEssay
6_110 新鉱物 3:付加体
を発行しました。

レアアースを多く含む新鉱物の発見は、
ただ発見だけにとどまらないかもしれません。
そこには、一攫千金ではありませんが、
大きな可能性を秘めています。
一つの鉱物が、いったいどんな夢をみせてくれるのでしょうか。

2013-05-01

Monolog 136 信頼度:誤差の背景


Monolog
136 信頼度:誤差の背景
を発行しました。

分析データについている誤差には、
統計処理以外にいろいろな背景があります。
単純にデータのばらつきを表す精度、
真の値とのズレを考える確度、
さらに総合的な誤差の評価としての再現性があります。
正統派な手順を踏んでいれば、
誤差は精度のみと考えればいいのですが、
もしかすると、そこに落とし穴があるかもしれません。

2013-04-30

●連休:No. 4392 2013.04.30


蕾。江別

今日も雨である。
起きたときは曇っていただけだが、
自宅をでることに雨が降りだした。
ただし、風があまり吹いていないので
傘をさせばしのげる。
しかし、まだ肌寒い。

昨日は校務と学生対応に追われた。
今日は講義が続きである。
夕方からは4年生のコンパである。
学生たちに選んだ飲み屋でやる予定。
いつもいっていた大学の近くの居酒屋は潰れたようで、
利用できなくなった。
残念だがしかたがない。

変則だが、大学は明日から連休にはいる。
ただし、6日の月曜日は講義がある日となる。
月曜日に休日が多くなるための対策だ。
私は、このような制度はあまり気にならない。
それより本質が気になる。

2013-04-29

●荒天のゴールデンウィーク:No. 4391 2013.04.29


蕾。江別

週末は、大荒れの天気である。
時々激しい風が吹く。
そこに雨が混じっているので、
外にでるのが大変だ。

今日は大学が通常授業なので、
いつものように大学に来た。
風の強い雨のなか、
歩いてくるのは大変であった。
現在千島に大きな低気圧が停滞していて
激しい風を伴う荒れ模様だ。
次々と低気圧が来るようで、
ゴールデンウィークは
あまりいい天気ではないようだ。

読みたい本がいっぱいある。
ところが、読む時間が少ないので、
長い本は敬遠している。
そんなことをしていると、
大切だがヘビーな本が後回しになっていく。
これでいいのだろうか。
荒天のゴールデンウィークこそ
読書にうってつけでは・・・・

●蛍坂:No. 4390 2013.04.29


北森鴻著「蛍坂」
(ISBN978-4-06-275831-4 C0193)
を読んだ。
香菜里屋のシリーズの第三弾である。
小説は面白い。
しかし、同じシリーズを読んでいると、
少々飽きてくる。
よって、違う本を読み始めた。
でも、短編の面白さを北森の作品は教えてくれた。

2013-04-26

●知恵を使うとき:No. 4389 2013.04.26


ツクシ。江別

今朝は曇りである。
少し風もあり肌寒かった。

今週はなぜが疲れが溜まっている。
出かける用事があったためだろうか。
肉体的な疲れもあるが、
精神的な疲れが多いのかもしれない。

隙間時間をみて、論文を書いているが、
なかなかはかどらない。
草稿はあるのだが、
骨子の不連続がなかなか修正できない。
一番知恵を使わなければならないところだ。
今日も午後に講義があるので、
隙間を見て書きたいものだが。

2013-04-25

●今を乗り切る:No. 4388 2013.04.25


蕾。江別

今朝は曇りである。
肌寒かった。
大きな雲が次々と漂ってきている。
天気がめまぐるしく変わる。

日々の仕事に埋没する。
心の余裕もなく、
ただひたすらに、
つぎつぎと迫りくる仕事をこなしている。
特に心の余裕がもてない。
これでいいのかと思いながら、
これしかできないという一杯一杯のところもある。
とりあえず、明日まで、
今を乗り切ることが、
今の自分の精一杯のところだ。
でも初心だけは忘れずに。

●桜宵:No. 4387 2013.04.25


北森鴻著「桜宵」
(ISDN4-06-275369-3 C0193)
を読んだ。
シリーズ2作目である。
短編集だが、いくつかの短編が関連している。
いろいろな情緒、味わいの作品がある。
やはり北森氏は短編の名手である。

EarthEssay 6_109 新鉱物 2:中国リスク


EarthEssay
6_109 新鉱物 2:中国リスク
を発行しました。

レアアースは、
鉱物としてであれば科学の問題なのです。
しかし、鉱山、鉱業となれば
工学、経済学に関連してきます。
資源となれば経済だけでなく、
政治、外交などがより複雑になります。
その影響は、巡り巡って、科学へも及びます。
レアアースの問題から、
そんな人間社会の複雑さが見えてきます。

2013-04-24

●リソースの有効利用:No. 4386 2013.04.23


蕾。江別

今朝は曇で風があったので、
肌寒かった。
気温はそれほど低くなさそうだが、
体感温度は低い。

昨夕、校務で街に出た。
現実を把握するために必要な体験であった。
現実の厳しさを知ることも重要だが、
役割分担とリソースの効率を考えた方が
いいのではないかとも感じた。
限られたリソースをどう有効に使うのか。
どこに資金を注ぐのか。
どこに人材を割くのか。
どこにリソースを集中させるのか。
どこを切り捨てるのか。
そんな取捨選択をしなければ、
すべてにリソースを分散させることになる。
これが一番ロスが多くなるのではないだろうか。
そんなことを感じた。

2013-04-23

●気分転換:No. 4385 2013.04.23


実。江別

今朝は晴れ。
風がないので気温は低めだが、
寒さはあまり感じなかった。

昨日、この春、はじめて
森を抜けて帰ることにした。
解けかけの残雪があり、
小川の水量が多く、
入り口の道までいっぱいだった。
しかし、無理して通って森に入った。
森の道にも残雪があり、
森の中を迂回しなければならなかった。
革靴であったが、
気にせずに歩いた。
今年の春は少々遅めだ。
フキノトウがやっと芽吹きだした。
フクジュソウやザゼンソウはまだ
目を出した状態だ。
今週末ころには
だいぶ咲いているだろうか。
こんな気分転換をしないと、
現状の多忙に流されそうだ。

2013-04-22

●忙しなさを日常に:No. 4384 2013.04.22

花。江別

朝、少し雨がちらついたが、
歩いてくるときは、
曇っていて肌寒かった。
大学についたら晴れ間がでてきた。
ここ数日、晴れたり曇ったりの天気だ。
風が冷たいが、
晴れると暖かさは春のものだ。
落ち着いた春の日がきてほしいものだ。

毎日、講義の準備と校務で
日々を追われる。
新学期の講義だけでもかなりせわしない。
そんな時間に追われるときの
せわしなさが心を落ち着かなくさせる。
例えば、明日は夕方から
校務で街での仕事がある。
そんな行事が日常の講義の中にあると
心がせわしくなり、
今日からなんとなくおちつかなくなる。
でも、このせわしなさを日常として
慣れるしかないのだろうな。

2013-04-21

●夫婦の時間:No. 4383 2013.04.21


フキノトウ。江別

昨日は、夫婦で午前中は買い物にでた。
今朝は、家内と運動公園の周辺の園地を散策した。
天気が良かったが、少し風があり、
残雪の上を渡る風は冷たかったが、
谷地周辺の道は風がなく暖かかった。
その後、買い物をして帰る。
朝早めに自宅を出たので、
余裕をもった行動となった。
春から、土日は家内と一緒に行動するようにこころがけている。
今までは子ども中心の生活で
土日も子どものための・・・というものが
行動の目的であった。
これはからは、夫婦での行動をしていくつもりである。
家内が自分の好きなことを平日にして、
土日は夫婦での楽しめることをしようとを考えている。
あと10年ほどでこのような生活のパターンを積み上げて、
子ども離れした夫婦だけの生活形態を
作り上げていこうと考えている。
まあ、人生はいろいろ試行錯誤である。

●花の下にて春死なむ:No. 4382 2013.04.21


北森鴻著「花の下にて春死なむ」
(ISBN4-06-273327-7 C0193)
を読んだ。
ビアバーでの謎解き。
常連達が持ち込むいろいろな謎を
マスターの暗示で解決へと導く。
ありがちな、ミステリーの展開だが、
北森氏ならでは旨さがある。
常連が少しずつ増えたり、
常連の素性が新たにわかっていく。
そんな親みがでてくるところも絶妙だ。
以前は短篇集があまり好きでなかったが、
北森氏の一連の作品で好きになってきた。
今年は、北森氏の作品を中心に読んでいこうかと考えている。
彼はすでになくなっているので、
これ以上、作品は増えることはないのが寂しいいが。

2013-04-19

●自分の立つべき位置を:No. 4381 2013.04.19


春なのに、雪。江別

今朝は明け方から雨から雪になった。
起きた時には一次激しく雪が降った。
自宅を出る頃には、
薄っすらの雪景色になっていた。
それでも道路は降ってもすぐに解けている。
春なのに、雪。

昨日は学部の歓迎会があった。
おしゃれな女性がいくような
ホテルのレストランでの宴会だった。
大学の教員がいくような場ではない。
まあ、しかし貸切であったから
気兼ねなく飲めた。
非常に楽しかった。
気の合う先生たちと同席して
一緒に飲んだ。
気兼ねをしない仲間と
飲めるのは楽し。
大学にいる研究者として、
自分の立つべき位置を
確認することもできた。

●生き物の描き方:No. 4380 2013.04.19


盛口満著「生き物の描き方
自然観察の技法」
(ISBN978-4-13-063335-2 C1025)
を読んだ。
スケッチの上手なゲッチョ先生が書いた本である。
スケッチをすることは
ものをよく観察すること。
私も大学のとき、そのような教育を受けた。
今では野外の様子はデジカメで撮影する。
しかし、テクニカル・ドローイングにはセンスが要る。
私はあまりセンスがようないので、
見習うべき点がいろいろある。
若い研究者の図をみていると
センスのいいものも見かける。
私にはそれがなかなか身につかない。
そんなことを感じた。

2013-04-18

●少しでも進もう:No. 4379 2013.04.18


フキノトウ。江別

今朝は、朝日が出ていたが、
自宅を出る頃には、
雲が多くなっていた。
かろうじて雨は降っていなかったが、
明け方まで降っていた雨が、
今日もまだ続きそうだ。
昨日も降ったりやんだしていた。
数日こんな天気が続ている。

今日は午前中は講義で、午後は会議だ。
夕方からは、学部の懇親会がある。
そのため、札幌に出ることになる。
昨日は、講義と校務の合間に、
論文のための図を修正した。
少しでも進めればよしとしよう。

EarthEssay 6_108 新鉱物 1:レアアース


EarthEssay
6_108 新鉱物 1:レアアース
を発行しました。

新鉱物は、日本も含めて世界各地から毎年、
何十個と見つかります。
新たに鉱物ができているわけでなく、
発見して分析をしてデータをそろえて新鉱物と認定されます。
新鉱物は、研究者やマニアだけの話題に終わることが多いのですが、
時々ニュースになることがあります。
今回は、そんな新鉱物の話題です。

2013-04-17

●また多忙:No. 4378 2013.04.17


ツタの雫。江別

今朝は、雪からミゾレの空模様。
気温はいつものようだが、
冷たい雨が降っていた。

校務の今に、講義の準備をし
メールマガジンの原稿を書く。
研究には手が回らない。
まあ、仕方がない。
今日は午前中講義と打ち合わせで、
夕方、医者に行く予定である。
天気が悪いのでめげる。
明日は、学部の歓送迎会がある。

2013-04-16

●一回り:No. 4377 2013.04.16


フキノトウ。江別

朝は曇っていたが、
大学に着く頃には晴れていた。
昨日も似た天気であったが、
夕方には曇ってきた。

今日は3つの講義がある。
前年までは、3続きであったので、
かなり疲れたが、
今回は、ひとつ間が開いたので
体力的には助かる。
今日で講義が一回りすることになる。
講義のスタート時期はいつも
新鮮味と緊張感が生まれてくる。

●支那そば館の謎:No. 4376 2013.04.16


北森鴻著「支那そば館の謎
裏(マイナー)今日とミステリー」
(ISBN4-374-74099-4 C0193)
を読んだ。
京都の寂れた寺男が
事件を解決するという構成になっている。
しかし、登場人物のキャラが立っている。
実在のお寺であるが、
その実態は行って見ることだそうだ。
なかなか面白い。
シリーズの次の巻も読んでみたくなる。

2013-04-15

100 ひすい峡:自然と人の守り

 ヒスイといえば青梅(おうみ)や姫川が、産地として御存知の方も多いでしょう。糸魚川周辺の土産物屋さんでも、販売しています。今回は姫川の上流、ひすい峡のヒスイの話です。ヒスイの巨大な転石をいくつも見ることができます。その巨石が、そこに存在し続けているのは、自然の妙と人手によっていました。

 「翡翠」と書いて、「カワセミ」と読みます。もうひとつの読みとして「ヒスイ」があります。色の綺麗な鳥のカワセミです。「翡」はオスのカワセミ、「翠」はメスのカワセミを指しているそうです。古代中国では、翡翠といえばカワセミを指していたのですが、時代が下るについて、石のヒスイを意味するようになってきました。ヒスイの色合いが、カワセミに似ていることに由来しているのではないかとされています。
 ヒスイは、世界各地で古くから宝石として利用されていました。神秘的な半透明さと緑がかった色合いからでしょうか、東洋では「玉(ぎょく)」と呼ばれて、珍重されてきました。
 古代日本でも勾玉(まがたま)として、ヒスイは利用されてきました。しかし、勾玉が作られなくなってくると、ヒスイやその産地は忘れさられてしまいました。1938(昭和13)年に、新潟県糸魚川市、姫川(ひめかわ)の支流である小滝川のひすい峡からヒスイが再発見されました。
 発見にまつわる経緯は、フォッサマグナミュージアムの「よくわかるフォッサマグナとひすい」という冊子に、いろいろ紆余曲折があったと紹介されています。現在の結論からすると、糸魚川市生まれの歌人、詩人の相馬御風(ぎょふう)氏の助言によって、小滝村在住の伊藤栄蔵氏が小滝川の上流を調査して発見しました。最初、土倉沢との合流にある滝壺の中からヒスイが発見し、その後ひすい峡の巨大ヒスイが発見されています。
 ひすい峡は、1569(昭和31)年、国の天然記念物に指定されました。日本で最初に発見されたヒスイの産地として記念、保護されました。実際には古代人が見つけていたので再発見になります。しかし、科学的な記述がされていますので、これを発見としていもいいのでしょう。
 ひすい峡は、「学習護岸」となり、今でもヒスイの巨大が転石をみることができます。指定区域以外のヒスイは、採取かのうですが、採り尽くされているようで、ほとんど見つからなくなったようです。ところが、指定されているひすい峡では、巨大なヒスイの転石が多数集まっていて、今でもみることができます。
 昨年秋に、ひすい峡を訪れました。小雨の降るなか、案内板にしたがって巨大ヒスイをみました。先客もおられたのですが、私と入れかわりだったので、一人でじっくり見ることができました。巨大なヒスイの転石は、なかなか壮観でした。
 ひすい峡の北側には大岩壁があり、威圧感のある景色となっています。岩壁は石灰岩でできています。石灰岩は巨大な岩体で、北へ日本海まで続いています。小滝川は、この石灰岩の岩壁に挟まれた狭いところを流路としています。
 岩壁の少し上流にヒスイの巨大転石がいくつかあります。ヒスイの転石は、上流(西側)から流れてきたのものではなく、北にあるサカサ沢から崩れてきたものだそうです。もともとは蛇紋岩の中に取り込まれたブロックとしてあったと考えられています。
 蛇紋岩は、侵食に弱く、すぐに崩れてしまう性質があります。蛇紋岩が、何度も地すべりによって小滝川に崩れてきました。そのたびに、蛇紋岩自体は、水に洗われ流れさったのですが、堅固なヒスイはそのまま残ったようです。蛇紋岩の地すべりが繰り返されたので、巨大なヒスイの転石が集まったのだと考えられています。
 蛇紋岩の地すべりによってヒスイが集められ、下流の石灰岩の岩壁によって狭められた流路によって、大きなヒスイが流れる出ることなく、ひすい峡に留まったのでしょう。いい条件がそろっていたから今の景観があるのでしょう。
 一方、道路からのアプローチとしてある「学習護岸」が、あまりに大きな規模で、周りの景色にそぐわず、不思議だったのですが、そこにも経緯があったようです。
 小滝川の南側にあたる赤禿山周辺も地すべりの激しいところで、斜面が全体が地すべり堆積物でできていました。1990年代に、その地すべり堆積物が動く兆候がありました。天然記念物の産地やヒスイの転石を、地すべりの被害から守るために、大規模な護岸工事をおこなわれました。これおが、「学習護岸」の由来です。今では、いろいろな時代の岩石、いろいろな種類の岩石をならべて、学習できる護岸となっています。道もよくなり、だれでも気軽にここまで来ることができるので、巨大なヒスイを見ることができます。
 さて、ヒスイの地質学的な話もしておきましょう。
 ヒスイは、ヒスイ輝石という鉱物を指しています。見かけが似ているネフライトと呼ばれる鉱物も、古くからヒスイと呼ばれてきました。しかし、古くからその違いは知られていて、ヒスイ輝石を硬玉と呼び、ネフライトを軟玉として区別されてきました。
 ヒスイ輝石もネフライトも小さな結晶の集合体になっているため、割れにくく、衝撃にも強いという特性、「靭性(じんせい)」を持っています。ダイヤモンドは硬度はあるのですが、ある方向からの衝撃には弱いという性質もあります。ヒスイには靭性があることから、玉として珍重されたのでしょう。
 ヒスイ輝石は、ナトリウムやアルミニウムを含む輝石(化学組成:NaAlSi2O6)であるのに対して、ネフライトは、カルシウムと鉄、マグネシウムを含む角閃石(化学組成:Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2)の一種です。ヒスイ輝石とネフライトは、鉱物学的にはかなり違う結晶です。そのため、物性も違っています。ヒスイ輝石が硬く(モース硬度:6.5から7)、重く(比重:3.25から3.35)、ネフライトはやや柔らかく(モース硬度:6から6.5)、やや軽く(比重:2.9から3.1)なっています。もちろん、少しの差ですので、両者はよく似ています。
 ヒスイ輝石は低温高圧の条件でできる鉱物です。そのような条件は、海洋プレートの沈み込みむ、日本列島のような地質環境の深部で形成されます。それが蛇紋岩に取り込まれて上昇してきたと考えられています。蛇紋岩の上昇地帯も、よく日本列島にはよくみられます。日本列島は、ヒスイがあってもいい場所といえます。
 姫川だけでなく西の青梅(おうみ)川や、その周辺から富山県にかけての海岸でも見つかっています。日本では、兵庫県、鳥取県、静岡県、群馬県、岡山県、熊本県などからもヒスイが発見されています。いずれも、かつての沈み込み帯であったと考えられます。
 蛇紋岩に含まれている変成岩類の年代が3億から4億年前だったので、ひすい峡のヒスイも同じ頃にできたとされていました。最近、2つヒスイの中に含まれている小さな鉱物(ジルコン)の年代測定がされました。これは、厳密にヒスイの形成年代を示していることなります。約5億年前(5億1900万年前と5億1200万年前)という年代が求められました。別々のヒスイから似た年代が得られたということは、ヒスイの年代が、他の変成岩の年代より明らかに古くなります。ヒスイの由来は、他の変成岩とは違って、より複雑な履歴があったことになります。
 そうなると、いくつかの疑問が出てきます。変成岩にも、もっといろいろな年代に形成されたものがあるのではないか、ヒスイにも、もしかしたらもっといろいろな年代があるのではないか、時代の違う岩石がどうして地表で混在しているのか・・・・。それは、今後の研究によって明らかになってくるでしょう。
 ひすい峡の巨大なヒスイは、自然の采配ともいうべき地質や地形によって集まり、流れることなく守られています。さらに、巨大なヒスイが土砂に埋もれることなく、人手によって保存されています。これからもずっと守られてほしいものです。
 保護区域以外のところは、ヒスイはかなり採り尽くされていますが、海岸ではまだ見つけることができるようです。海が荒れたあとには、海岸にヒスイが打ち上げられといいます。昔、川から海に運ばれたヒスイを含む礫が、海岸付近に堆積します。ヒスイ以外の岩石は、長い間、波に洗われると、けずられて小さくなって、やがては海流でどこかに運ばれます。ヒスイは硬いので、摩耗をあまりしないため、海岸付近の海底に残っているのでしょう。海底に長年にわたって溜まったヒスイが、嵐があるたびに、打ち上げられるのでしょう。ただし、今では海岸のヒスイは人が拾って帰ります。「人手による侵食」が海岸では進んでいます。こうして、限りあるヒスイが消えてきます。これもヒスイが神秘的できれいだからでしょう。
 土産物屋さんで、姫川の大型の標本と、ヒスイの小粒をいくつか買ってきました。海岸では、いくつかのヒスイらしきものを拾ってきましたが、本当にヒスイでしょうか。手にした小さいなヒスイのかけらから、自然の妙を感じることができます。

・海底ヒスイ・
糸魚川の沿岸では、船で海底のヒスイを採取しているのでしょうか。
それとも何かの工事だったのでしょうか。
海岸のすぐ脇に、小舟があり、
どうも潜水士が潜って作業をしているようでした。
ヒスイ採取では採算が合うとは思えない陣容なので、
なんらかの工事だったのでしょう。
自分も含めて海岸でヒスイを探す人がいるので、
ついそんな想像をしてしまいました。

・春まだ浅く・
大学の春は、入学式と新学期の授業の開始からです。
ところが、暖かくなりかけてきたと思ったら、
氷がはったり、雪の降る寒い日が訪れます。
まるで、3月中旬の天候のようです。
今年の春は遅いのですが、でも着実に訪れています。
早く、春の森を散策したいものです。

GeoEssay 100 ひすい峡:自然と人の守り


GeoEssay
100 ひすい峡:自然と人の守り
を発行しました。

ヒスイといえば青梅(おうみ)や姫川が、
産地として御存知の方も多いでしょう。
糸魚川周辺の土産物屋さんでも、
販売しています。
今回は姫川の上流、ひすい峡のヒスイの話です。
ヒスイの巨大な転石をいくつも見ることができます。
その巨石が、そこに存在し続けているのは、
自然の妙と人手によっていました。

2013-04-12

●シャノンの情報理論入門:No. 4374 2013.04.12


高岡詠子著「シャノンの情報理論入門」
(ISBN978-4-06-257795-3 C0255)
を読んだ。
タイトル通り、シャノンの情報理論の
概略を紹介する本である。
一度も学んだことがなかったので
概略を理解するために
なかなかわかりやすかった。
いずれ情報理論もまとめる必要があるかもしれない。

●存在意義:No. 4373 2013.04.12


エゾリス。江別

今朝は冷え込んだ。
水たまりには氷がはっていた。
少し雪がちらついた。
黒い雪雲が西から迫ってきた。

昨日は会議があったが、
やるべきこと、行事予定、出張が山ほどあって、
何をすべきかもわからなくなるほどだ。
まあできる範囲で
誠実に取り組むしかない。
ただ、教員には教育と研究もするという使命もあり、
そちらに私の存在意義を見出している。
その兼ね合いで進めるしかない。

2013-04-11

●最初が肝心:No. 4372 2013.04.12


蕾。江別

朝起きたら、雪が降っていた。
しかし、すぐ雪が上がり、
太陽が登りだしたら、
雪が溶けはじめてきた。
今年は雪が多い冬だ。
でも、もう春だから
晴れればすぐ溶ける。
でも、道路がまたぐしょぐしょになる。
そろそろ春の散策がしたくなってきた。

昨日から講義がはじまった。
今日も午前中に講義があり
午後には会議がある。
大人数の講義なので、
気力をこめてすすめないと、
成立しない講義となる。
最初が肝心だ。

●自分を愛する力:No. 4372 2013.04.11


乙武洋匡著「自分を愛する力」
(ISBN978-4-06-288198-2 C0236)
を読んだ。
息子して、教師として、父親として
自分をどう愛するかという視点で書かれている。
乙武氏は文章は簡潔だが、
彼の言葉の方が説得力と魅力がある。
そのいいところが文章ではあまり出ていない気がする。
その点、小説では
よくでいているように思える。
しかし、なかなかいい本であった。

EarthEssay 3_119 ホットスポット 3:たなびく


EarthEssay
3_119 ホットスポット 3:たなびく
を発行しました。

ホットスポットは、
マントル深部から上昇してくる
温かいマントルの流れです。
それの流れが、
マントル対流の風に
「たなびいて」いることがわかってきました。
そのたなびき方が、
ホットスポットごとに違っているようです。
自然は、本当に不思議です。

2013-04-10

●疲れが抜けない:No. 4371 2013.04.10


融雪のために。江別

今朝は曇りだが、
暖かく雪が解けている。
一旦、大地がみえると、
雪解けが一気に進む。
春めいてきた。

今日から新学期の授業が始まる。
新入生と合宿があった、
皆疲れているようだ。
若い人はしっかり寝れば
体の浸かれば直ぐに回復するだろう。
ただし、心の疲れは
なかなか抜けないだろうから
注意が必要だ。
私は高齢だから
特別なことがあると疲れる。
昨夜はぐっすり寝れたが、
まだ少々けだるい。
今日の1校目から担当の講義がある。
気持ちを切り替えなければ。

2013-04-08

●オリエンテーション:No. 4370 2013.04.08


風になびくポプラ。江別

今朝は嵐である。
昨日が嵐の予報であったが、
雨だけで、風はほんどんなかった。
今朝は激しい風が吹いている。

今日は新入生とオリエンテーションで
定山渓に一泊する。
一つの学部でホテルを貸切にする。
上級生のボランティアがすべての行事を
担当してくれるので、
教員は一緒に参加していれば
だいじょうたいである。
1年生も上級生も緊張しているのが、
新しい友人を見つけられればいいのだが。
ストレスがかなりかかるので
体調を崩さなければいいのだが。

●2045年問題:No. 4369 2013.04.08


松田卓也著「2045年問題
コンピューターが人類を超える日 」
(ISBN978-4-331-51683-6 C0295)
を読んだ。
コンピューターの能力は
1、2年に2倍のスピードで
進化しているという説があり、
長年その経験的データが蓄積されている。
このスピードで未来を予測すると、
今世紀中頃に、コンピューターの能力が
人類の能力を越えるという予測である。
また、コンピューターを制御するプログラムを
コンピューター自身が
書き換え更新できるようになるという予測もある。
そんな前提に人類の未来をどう考えるかというテーマである。
なかなか面白く、 一気に読んでしまった。

●邪馬台:No. 4368 2013.04.08


北森鴻・浅野理沙子著「邪馬台」
(ISBN978-4-10-329141-1 C0093)
を読んだ。
蓮丈那智フィールドファイルIVになり
長編にして、最後の作品となる。
著者の北森氏がなくなったので、
婚約者の浅野氏が残されたメモから
完成させた作品である。
北森氏の他のシリーズも読んでみたい。

2013-04-04

●心残り:No. 4366 2013.04.04


残雪。江別

今朝は霧が深い。
寒さはない。
霧といい暖かさといい
春めいてきた。
そろそろジャンバーも
終わりの季節だろうか。

昨日は入学式であった。
会場に向かう途中、
雨が降りだした。
傘は持っていたので
だいじょうぶだったが、
会場の前に待っている
在学生たちはずぶ濡れでいた。
雨は一時的なもので、
入学式の一部が終わったらが
雨は上がっていた。

さて、いよいよ講義の準備に
かからなければならない。
論文の方が中途半端なので
心残りがあるのだが・・・。

EarthEssay3_118 ホットスポット 2:古地磁気


EarthEssay
3_118 ホットスポット 2:古地磁気
を発行しました。

ホットスポットは地球の不動点として、
長く常識が支配していました。
しかし、マントルは対流して動いていますし、
地表付近のプレートも動いています。
ですから、止まっているとは、
どういう意味があるのか、
何故なのかなどを考えることがありませんでした。
常識を考え直す必要がありそうです。

2013-04-03

●背伸び:No. 4365 2013.04.03


並木。江別

今朝も曇っていて、少々肌寒い。
今日は大学の入学式が札幌である。
天気が良くないので心配だ。

早めの昼食をとって、
昼前に大学をでることになる。
多分今年も会場の前で多数の在校生が、
クラブやサークルの勧誘を
することになるだろう。
いつもの光景だが、
これも新入生には
入学式の新鮮な行事に映るだろう。
新入生は、明日から行事が目白押しだ。
希望に胸をふくらませ、
新しい生活にむかっていく。
大学はそれをただただ提供しサポートするしかない。
基本は、自分自身がどこまで能動的に対応するかだ。
彼らには初めての体験ばかりだが、
それを乗り越える体験が
自分自身を成長させるはずだ。
できるかぎり背伸びをしてほしい。
次には背伸びではなく、
当たり前のことにできる。
それが成長だ。
自分を信じで背伸びをすることを期待する。

2013-04-02

●新鮮味:No. 4364 2013.04.02


残雪。江別

今朝も曇っていて、
少々肌寒い。
ただ風がないので、
動き出すと、寒さは感じなくなってきた。

昨日から在学生のガイダンスがはじまった。
大学も新体制での新学期となった。
いよいよ新しい年度がスタートする。
昨年も同じ時期を過ごしたはずだが、
まったく記憶が無い。
毎年の行事だが、記憶が無いので
今年は、何故か新鮮か感じがする。
この新鮮味を活かして
日々を過ごせればと思っている。

2013-04-01

●春まだ浅き弥生:No. 4363 2013.04.01


残雪。江別

今朝も雪がちらついた。
4月だというのに、
まだ朝夕は冷え込み
昼間でも雪が降る。
道路も乾いたり凍ったりする。
今朝は雪の下の
氷ですべって転んだ。
弥生なのにまだ春は浅い。

風邪では土日曜日にだいぶ調子が悪かったので、
自宅でおとなしくじっとしていた。
土曜日はデスクワークをしたのだが、
しばらくすると
めがしょぼしょぼして、
体調が悪くなったので、早々にやめた。
日曜日はまだ体調が悪かったのだが、
今朝はだいぶおさまってきた。
家内が日曜日に、
風邪で体調が悪くなってきた。
温かい日があり、また寒い日があるので
体調を壊した。
これからもそんな天候が続きそうだ。
今週もいろいろ行事がある。
来週からは授業が始まるので、
体調を整えておこう。

Monolog 135 知性を信じるということ

Monolog
135 知性を信じるということ
を発行しました。

信じられないことも、
信じるようになるのは、
理論よりも、
事実に裏付けられいるかどうです。
事実があれば、
信じられない理論も、
今の私たちなら理解し、
信じることができます。
これが、今まで継続的に積み上げてきた
知性の成果です。
私を知性を信じるべきでしょう。