2012-10-16

●四日間の奇蹟:No. 4188 2012.10.16


浅倉卓弥著「四日間の奇蹟」
(ISBN4-7966-3843-1 C0193)
を読んだ。
「このミステリーがすごい」 の
第一回大賞のをとった作品である。
確かに面白い。
心の入れ替わりという何度かあった
パターンが使われていたが、
それにとどまらない面白さがあった。
大賞をとっただけのことはある。
他の大賞とちがって、
作家ではなく、書評家が選者となっている。
彼らは一次選者をしている人である。
本当に今後成功を望まれる新人が
選ばれるべきなのにそうはなっていない。
作品の内容や完成度で選ばれ、
将来性のある新人が落ちているということ
実感している選者たちである。
そんな人達が選んだ作品であった。