2010-05-17

●心遣い:No. 3274 2010.05.17


四万十の川面。高知県高岡郡四万十町半家

今日も天気がいい。
夕方歓迎会があるので、
スーツを着てきた。
革靴なので車で来た。

昨日買い物をするために、
支所をでたら、
通路の脇でお茶を干していた。
いい香りがした。
聞くと今がお茶のシーズンのようだ。
買い物の帰り、
干していたお茶を取り入れていた人がいたので、
いい香りですねと、話しかけた。
番茶だという。
そして例を言って支所に入ろうとすると、
おじさんがちょっとと私に呼びかけ、
干したばかりのお茶を両手で一杯抱え
私に渡そうとする。
私は固辞して礼をいって支所に入った。
そのおじさんはそのとき始めてあった人だ。
当然向こうもそうだ。
なのに自分が作ったものを
惜しげもなく知らない人にあげようとする。
この心遣いがこのような地方には
まだ息づいている。