2010-08-31

0831 卯のほたる

8月21日と22日の2日間、
卯之町で「卯のほたる」というイベントが
おこなわれた。
地域の人たちが、
ちょうちんやろうそくで
街じゅうに灯りをともす。

●愛媛県立博物館:No. 3389 2010.08.31

稲。西予市城川

今朝は晴れである。
心地よい朝である。

最近、よく寝れる。
昼間の暑さは残るが、
夕方の暑さがだいぶ衰えた。
ここ数日布団に入ると、
すぐ眠くなってしまう。
そして充分の睡眠時間が
取れるようになってきた。
体が夏バテを
いま解消しているのか知れない。

昨日、宇和にある愛媛県立博物館にいった。
以前にもいったのだが、
特別展を見るためにいった。
「水木しげるとゲゲゲの鬼太郎」
を見た。
夏休み限定の特別展で、
お化け屋敷もやっていた。
なかなか面白かった。

2010-08-30

0830 花とり踊り

神社の脇で念仏踊りがされる。
実はこの前に
弘法さんが祭られたお堂がある。
暑いさなかに
このような祭事が行われる。

●津野山神楽:No. 3388 2010.08.30

えびす様。梼原町神楽

朝はいつものように雲が多く
朝は小雨がぱらついていた。

昨日は、小雨の降る中、
梼原にでかけた。
午前中は町内の脱藩の道の
ボランティアによるツアーに参加した。
雨が降ったちやんだりの
歩きづらい天気であった。
梼原にいったのは、
津野山神楽をみることであった。
国の無形文化財になっているものだ。
18の神楽があり、
すべてやると8時間ほどかかるそうだ。
今回はそのうちの5個が踊られ、
約一時間ほどであった。
見ていたらあっという間の出来事であった。
テンポがよく、
ロックを聴いているような快感がある。
あっという間の出来事であった。

2010-08-29

0828 花とり踊り

花とり踊りで念仏を唱える。
儀式かもしれないが、
そこでは心がこめられる。
そんな光景が心を打つ。

●神楽:No. 3387 2010.08.29

稲穂。西予市城川町

朝はいつものように雲が多く、
しばらくすると青空がみえる。
いつもと同じような天気だ。
暑いのだけれど、
なんとなく夏の終わりを感じさせる空だ。

今日は梼原の神楽を見に行くつもりだ。
10時から市内の案内もあるので
それに参加する予定だ。
午後はゆすはら座で神楽がある。
月に一度の神楽である。
本当は土曜日の夜に、
三嶋神社で夜に神楽をやっているのだが、
夜だと撮影ができないので諦めて
今日昼間の神楽を見ることにした。

2010-08-28

0828 花とり踊り

花とり踊りは地域の祭である。
子供たちもこんな祭を見ながら
成長していくのである。
そしてそこに郷土の心が
生まれるのであろう。

●プレイリスト:No. 3386 2010.08.28

花。西予市城川町

今朝も明け方に曇り
しばらくすると晴れてくる。
しかし、なかなか雨が降らない。
暑さは、一段落したが、
田舎にいて田畑の作物をみていると
自分自身には関係がないが
天気が気にかかる。

YouTubeをよく見るのだが、
いつの頃からかわからないが、
プレイリストが使えるようになっている。
YouTubeは聞き流すためには不便だった。
動画を見るのでは聞くために使おうとすると
ひとつひとつ選んでいかなければならないのだが、
プレイリストを使えば、
動画が次々と選ぶ手間なく流すことできる。
まだ作ったことがないので、
誰かの作ったものを利用させてもらっている。

●ひかりの剣:No. 3385 2010.08.28

海堂尊著「ひかりの剣」
(ISBN978-4-16-779001-1 C0193)
を読んだ。
海堂氏の有名な登場人物の速水、清川が
学生時代の剣道で対決する話である。
他にもいろいろな登場人物がでてくる。
彼の小説はこのような入れ子状態の
仕組みなっていることが多いので
彼の作品を読んでいる人間には
いろいろな楽しみが出てくる。

2010-08-27

0827 花とり踊り

城川下相(おりあい)では
花とり踊りがある。
悪病退散を大師に祈るために
奉納する踊りと
念仏がおこなわれる。
市の無形文化財となっている。

●残り少しの夏休み:No. 3384 2010.08.27

栗。西予市城川町

今日は、雲がかかっている。
昨夜も涼しく、窓を一箇所だけ開けて、
ドアも他の窓も閉めた。
昼間の暑さもピークを過ぎたようだ。

夏休みもそろそろ終わる。
市の無料開放プールも終わった。
子供たちも夏休みの宿題に
取り掛かっているのだろう。
私は、9月5日から調査にでることを決めて、
宿を手配した。
四国の中央山地を縦断するコースである。
帰りは、高知の中央から西側の海岸を
見てくるつもりである。
今月のノルマとしている論文を
なんとか進めたいものだ。
9月は2度出かける予定なので、
論文ではなく別のテーマに取り組むつもりだ。

2010-08-26

0826 ブナ林

大野ヶ原には、ブナの自然林がある。
原生のブナではなく、
若い木が多い。
数十年、せいぜい100年程度の
樹齢の木があるだけだ。
大部分が放牧地になっているから、
森が残っているところが少ないので
貴重なのだろう。

●天狗高原:No. 3383 2010.08.26

稲穂。西予市城川町

今日も晴れである。
昨日も夜は涼しくなった。
ここ数日、寝床でつかっていた扇風機も
つかわなくてすんだ。
一気に秋めいてきたような気がする。

昨日あまりに晴れて青空が蒼かったので、
急遽、天狗高原にいくことにした。
一度も通ったことがない、
広域農道を利用した。
天狗荘は以前泊まったことがあるが、
ゆっくりと稜線沿い走ることができなかったので、
昨日はそのつもりで行った。
ただ、天狗高原についたら雲がかかって、
残念ながらきれいな青空がでていなかった。
散策路を少し歩いたのだが、
片道1時間以上かかりそうなところなので、
こんどは、時間しかりとって、
出かけようと考えている。
今度は紅葉のころがいいだろうか。
それも気をつけないとあっという間にきそうだ。

●ジーン・ワルツ:No. 3382 2010.08.26

海堂尊著「ジーン・ワルツ」
(ISBN978-4-10-133311-3 C0193)
を読んだ。
海堂氏の小説で、
人工授精の話である。
なかなかおもしろいストーリであった。
人工受精、代理母、これらの新しい医療と
行政、法律の軋轢という
社会問題を提示している。
登場人物が各小説で重複している。
不思議な設定となっている。

EarthEssay 1_95 新生代の玄武岩:最古のマントル 1

EarthEssay
1_95 新生代の玄武岩:最古のマントル 1
を発行しました。

最古のマントルの証拠が見つかった
という論文が発表されました。
しかし、その結果は少々注意が必要のようです。
その論文を紹介しながら、
最古のマントルとはどんなものかを
見ていきましょう。

2010-08-25

0825 石灰岩

大野ヶ原のカルストでは、
石灰岩の浸食組織がみえる。
雨による浸食だから
本来なら横に浸食組織ができると思うのだが、
この組織は横にできている。
不思議な気がするが
これも自然の営みだ。

●旬:No. 3381 2010.08.25

稲穂。西予市城川町

今朝は快晴である。
朝は霧がでていたが、
晴れてきた。
昨夜は涼しかった。
いつもは開けていたドアを閉めて寝た。
窓は開けていたけれど。
そろそろ秋らしさが訪れてきた。

イネを見ていると、
早いところでは
もう刈り入れをしているのに、
多くは、まだ花が咲いているところである。
いろいろな段階のイネがみられる。
植える時期が様々だからだろう。
収穫を早くするために、
苗を温室で早くから育て、
外気温が上がれば、
4月下旬でも、植えてしまうことがある。
昔は6月になってから植えていたそうだ。
新米がもう売られている。
新米の方が高く売れるから
収穫を早くする競争になっているのだろうか。
時代と技術の進歩が
旬を狂わせているのかもしれない。

2010-08-24

0824 源氏ヶ駄馬山頂

大野ヶ原の源氏ヶ駄馬の山頂。
平家の落ち武者が
カルストの石灰岩を
源氏の武者が白馬に乗っている
と勘違いしたという伝説がある。
そんな景色に見えるだろうか。

●縦走コース:No. 3380 2010.08.24

刈り入れ。西予市城川町

今朝は快晴で暑い。
最近午前中晴れて、
午後曇ることが多い。

9月6日から調査に出る予定をしている。
1週間ほど四国の中央山地を
縦走するコースを走る予定である。
コースはだいたい決めたのだが、
この時期は台風が心配されるので
天気予報をみてからと思っているのだが、
まだ先なのでわからない。
そろそろ予約しておきたいと考えている。

●東京バンドワゴン:No. 3379 2010.08.24

小路幸也著「東京バンドワゴン」
(ISBN978-4-08-746287-6 C0193)
を読んだ。
著者は北海道江別在住である。
そこに惹かれて読んだ。
東京の下町の大家族の中のどたばたに
日常のミステリーが組み込まれている。
連作らしいが
続きをどうしようか。
悩むところである。

2010-08-23

0823 源氏ヶ駄馬山頂

大野ヶ原の源氏ヶ駄馬の山頂は、
西予市の最高峰である。
三角点もある。
そして山頂には、
大空海山幸福寺があった。
コンクリート作りの
風雪に耐えられるものになっていた。
以前にも来たことがあった。

●卯のほたる:No. 3378 2010.08.23

卯のほたる。西予市宇和町

今朝は快晴でまたまた暑い。

昨日は予定していた調査が
一緒に行く人の都合でキャンセルになった。
それで、夕方から宇和の
卯のほたる、というイベントにでかけた。
多数のろうそくを街のあちこちにおいて
夜、点灯するとうい行事だ。
土曜日と日曜日に行われた。
土曜日にはきつねの嫁入り行列や
琴の演奏があったそうだが、
人でも多かったようだ。
幸い人でもほどほどで、
コンサートも行われていて、堪能した。
6時45分から点灯で9時には消灯になるので、
1時間ほどいて撮影すればいいかな
というつもりで出かけた。
しかし、なかなかよくて、
コンサートで生の演奏を聴いていると
ついつい聞き入ってしまった。
しっかり9時の消灯まで、
ほたるの灯りを堪能した。

2010-08-21

0821 脱藩の道

大野ヶ原に向かうとき
2つの脱藩の道とすれ違う。
そのひとつに
「坂本竜馬の小便杉」という碑があった。
脱藩のときの今ことまで
記録に残っているのが不思議だ。
それに小便をした木まで碑をつくるのかと
変な関心をしてしまった。

●花とり踊り:No. 3377 2010.08.21

浮き草。西予市城川町

今朝は湿度が高く、蒸し暑い。
まあ、昼間の圧ほどではないが。

今日は、午後から近くの八幡神社で
花とり踊りという祭がある。
市指定の無形文化財となっている。
見学に行く予定だ。
ただ暑くなりそうだから
最後まで見ていることが
できるだろうか。
最後には餅巻きと
くじ引きがあるそうだ。

2010-08-20

0820 旧高研トンネル

大野ヶ原に向かうとき
日吉から広域農道をつかったが
その途中に、
旧道のトンネルがあった。
このトンネルの中で撮影していたら
少々不気味であった。

●源氏ヶ駄馬:No. 3376 2010.08.20

イネの花。西予市城川町

今朝は霧がかかっていた。
湿度も高く、トンネルが結露していた。
気温は低いが、
歩くと蒸し暑くて汗が結構でる。

昨日は、昼前から大野ヶ原に向かった。
標高が上がったら、
車の窓を開けた。
気温は低いのだが、
蒸し暑かった。
源氏ヶ駄馬、ブナの自然林などをみた。
源氏ヶ駄馬は、西予市の最高峰なので、
登りたいと思ってでかけた。
しかし、記憶になかったが、以前に登っていた。
登ってはじめて以前みた建物があったので、
思い出した。
ただ、食事をしようと思っていたところが、
しまっていたので、
売店でパンを買って食べた。
その時店の人とその子供と話をした。
純朴な家族であった。

2010-08-19

0819 地蔵

夏の地蔵である。
久しぶりに地蔵の前を通った。
朝も歩くと暑いので
ついつい最短コースを通っていた。
昨日久しぶりに近道を通った。
そのとき地蔵にも久しぶりに会った。

●源氏ヶ駄馬へ:No. 3375 2010.08.19

エノコログサ。西予市城川町

朝は、雲が低く出ている。
その上には青空が広がっているようだ。
このまま晴れてくれればいいのだが。
今日、大野ヶ原に出かけようと考えている。
源氏ヶ駄馬の一番高い山に
登ろうかと考えている。
昨日エッセイを書いていいて、
源氏ヶ駄馬まで何度か行っているので、
山頂まで行ったことがないので、
一度は行っておこうと考えた。
標高が高いところは、
夏の暑いときに行くのが
涼しくていいと思いつき、
早速出かけることにした。
だから、今日は晴れてくれればいい。

●風が強く吹いている:No. 3374 2010.08.19

三浦しをん著「風が強く吹いている」
(ISBN978-4-10-116758-9 C0193)
を読んだ。
大学のアパートの住人の学生が、
春から突然箱根駅伝を目指す。
単にスポ根ものではなく、
勝つこと強くなることを
考えながら邁進していく。
なかなかおもしろ小説である。
三浦しをんの小説は面白いものが多い。

EarthEssay 4_93 大野ヶ原:西予8月

EarthEssay
4_93 大野ヶ原:西予8月
を発行しました。

愛媛県西予市は、
西は宇和海に面し、
東は四国脊梁にまで達する
東西に長く延び町です。
もともと5つあった市町村が
合併して西予市となり、
多様な自然や景観をもつ市となりました。
私がいるのは山里の西予市城川町です。
そんな西予とその周辺の風物誌を
月に一度紹介しようと思います。
今回は東の端の大野ヶ原を紹介します。

2010-08-18

0818 イネ

久しぶりに田んぼを
朝、見て歩いてきた。
すると白い小さな、
イネの花が咲き始めていた。
ここ数日暑い晴れていたので、
開花にはよかったのだろうか。

●早起き:No. 3373 2010.08.18

イネ。西予市城川町

今日も晴れである。
あさ、霧がかかっていたが
歩く頃には晴れだした。

今日はいつものように5時過ぎに起きた。
ここ数日は6時過ぎだったので、
やっと5時過ぎに起きることができた。
昨夜も涼しかったが
なかなか寝付けなかった。
明け方には涼しくなってきた。
でも、ドアを閉めていたら、
暑くて目が覚め、
ドアを夜中開けた。
早く通常通り
寝れるようになりたいものだ。

2010-08-17

0817 山並み


お盆が一番暑くなっている。
朝はまだ涼しさがあるのだが、
昼間から夕方だ暑い。
この暑さが体力を奪う。

●暑さ:No. 3372 2010.08.17

花。西予市城川町

今日も晴れである。
霧がかかっている。
夜は涼しいのだが、
やはり明け方に熟睡するようで、
目が覚めてもボーっとしている。
朝の爽快感がない。

昨日ガソリンスタンドにいったら、
やはりここ数日が
一番暑くなっているらしい。
私は土曜日が一番暑かったと思ったが、
その前後も暑いのだ。
今日も暑くなりそうだ。

2010-08-16

0816 花火

奥伊予盆踊りの終わりに、
花火大会がおこなわれた。
規模は小さかったが、
間近で見ることができた。
皆離れて遠くで見ていたから、
前で見る人が少なく、
のんびり見ることができ満足した。

●寝不足:No. 3370 2010.08.16

ユリ。西予市城川町

今日も晴れである。
快晴で朝はすがすがしいが、
暑くなりそうである。

寝不足である。
夜はある程度涼しくなり、寝れるのが、
やはりなかなか熟睡できていないようである。
明け方になってぐっすりと寝入るみたいで、
朝寝過ごしながらも
起きてもボーっとしている。
やはり夜も気温が
なかなか下がらないために
どうも寝つきが悪い。

昼間ボーっとしていると
睡魔が襲いそうになる。
そこで寝てしまうと、
夜ますます寝れなくなるので、
我慢しなければならない。

●となり町戦争:No. 3370 2010.08.16

三崎亜紀著「となり町戦争」
(ISBN978-4-08-746105-3 C0193)
を読んだ。
不思議な設定の小説である。
行政が事業として戦争をする。
国がそれに対して助成金を出す。
数年かけて年次計画をたてながら
ろなり町とも協定をしながら戦争をする。
もちろん、死人も出す。
そんな設定の中で主人公は、
翻弄されながら、
変化の少ない日常を過ごす。
しかし、周りの人に目立たないが
戦争の影響を感じる。
不思議な小説である。

2010-08-15

0815 盆踊り


奥伊予盆踊りである。
思った以上に多くの人が参加している。
これは豪華景品付き、はずれなしの
くじ引き券が参加者のみに配られる方だろう。
こんな工夫があちこちでなされている。

●朝の涼しい風:No. 3369 2010.08.15

盆踊り。西予市城川町

朝は少しましだが、
昨日は朝から蒸し暑かった。
まるで梅雨のように湿度が高く、
気温も高く暑かった。
特に夜が蒸し暑かった、
いつもであれば、
9時頃には涼しくなり始めるのだが、
昨夜は蒸し暑くて寝れなかった。
寝床で扇風機をつけた。
こんなのははじめてである。
明け方になってやっと涼しくなり、
落ち着いて寝ることができた。
今朝は、支所で窓を開ければ、
涼しい風が入ってきた、ほっとした。

●夏を拾いに:No. 3368 2010.08.14

森浩美著「夏を拾いに」
(ISBN978-4-575-51351-6 C0193)
を読んだ。
著者も書いているが
スタンド・バイ・ミー風の
少年時代を思い出す話である。
時代が私のときより数年後なので、
なんとなく雰囲気が似ている。
情景や風俗が懐かしさがある。
ノスタルジーを感じた小説である。

68 鳴門:渦潮の複雑な因果

 鳴門の渦潮は、太陽と月の天が地球の海洋に及ぼす潮汐作用によるものです。深く考えると、それは鳴門海峡の地形によるものです。地形は、中央構造線などの地質学的作用に由来しています。渦潮には複雑な背景と因果関係があります。


鳴門海峡は、四国と淡路島の間にある海峡で、幅は約1.3kmしかありません。鳴門海峡は、渦潮(うずしお)で有名です。海峡には、大鳴門橋(おおなるときょう)がかかっています。1985年6月8日に開通した鳴門海峡をまたぐ吊り橋で、全長が1629mあり、橋をつっている主塔の高さは144.3mもあります。現在は道路だけですが、将来に備えて鉄道も通れる構造の橋になっています。
6月に四国東部へ調査に行ったとき、渦潮が見たくて鳴門海峡まで足を伸ばしました。渦潮が見える時間帯に到着できるよう調整しての到着となりました。鳴門スカイラインを通って海峡に向かっている途中、四方見展望台があったので、立ち寄りました。その展望台にきていた地元の人と話をしていました。私が渦潮を見るために船に乗るつもりだといったら、「橋の上の方がよく見えるよ」と教えてくれました。
渦潮は船からの写真や映像を見ていたので、船から見るものだと思っていました、潮の時間と船の時間は調べていたのですが、大鳴門橋から渦潮を見るような施設があることを知りませんでした。「渦の道」という大鳴門橋の車道の下に造られた海上遊歩道でした。海上から45mの高さにあり、まさに渦潮を真上から見ることができます。そこから見ることにしました。
鳴門の渦潮は、世界三大潮流のひとつとなっています。他の二つは、シチリア島とイタリア本土の間のメッシーナ海峡、北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸の間のセイモア海峡です。
鳴門の渦潮は、満潮と干潮の時に、大きな渦が発生します。潮汐とは、太陽と月の引力によって海洋が、引っ張られるために起こる現象です。満潮と干潮は、一日に2回ずつ起こります。
月と太陽の位置によって、潮汐の程度はいろいろ変化します。太陽、地球と月が一直線に並ぶとき(満月と新月)が、一番大きな潮汐作用が働きます。それが大潮と呼ばれるものです。
潮汐が重要な原因ではありますが、それだけでは渦潮はできません。瀬戸内海と紀伊水道の間に干満の差が大きいことと、海峡部が狭いために起こる現象です。干満の水位差は最高で1.5mにもなります。その差ために大量の海水が、狭い海峡を一日2回の流入と流出があるためです。6時間ごとに海水の出入りがあり、それが渦潮となります。潮流は時速13~15km、大潮の時には時速20kmにもなり日本で一番速い流れとなります。
四国がわには、沖200mのところに裸島があります。裸島と四国間の岩礁は、和泉層群の地層が見えています。淡路島の先端の門崎から300mあたりに中瀬(なかせ)と呼ばれる浅瀬があります。四国と裸島間も淡路島と中瀬の間も、それほど深くはなく、裸島と中瀬の間が、深度が深く(約90m)なっています。そこのが渦潮のできる場となります。
海峡の中央部に深い海底があり、そこが潮汐の本流となっています。その両側は浅くなっています。流体のベルヌーイの定理から、断面積の狭いところ(陸付近)では流れが速くなります。この速度差が、渦(乱流)を生む原因の一つでしょう。
さらに海峡の瀬戸内海側(深度200m)と太平洋側(140m)に深い海底(海釜(かいふ)と呼ばれています)があります。このような地形の特徴も、渦潮の要因となっています。
鳴門海峡の複雑な地形は、その形成に中央構造線が大きく関わっています。中央構造線は、吉野川の左岸側(北側)沿いを通っています。下流の河口付近の平野が広がっているところでは、北側の山地の麓を通っています(鳴門断層)。鳴門市の山地は中央構造線によって、持ちあげられたものです。淡路島の南の直線的な海岸線は、中央構造線によるものです。鳴門市の山地と淡路島の山地はいずれも中央構造線の活動でできたものです。
中央構造線は、一つの断層ではなく、いくつもの断層の集合体です。鳴門断層もその一つで、すぐ南には、旧吉野川との狭い平野部に鳴門南断層があり、この断層も中央構造線に一部です。
中央構造線の北側の山地を横切るように鳴門海峡があるわけですから、なんらの地質学的弱線が形成され、切断されたと予想されます。その弱線が海峡となっているはずです。1995年の兵庫県南部地震で大きく活動した淡路島の野島断層も、海峡の弱線と関連するのかもしれません。残念ながら、海底地形図がないので、今はその予想を確かめることができませんが。
中央構造線は、現在も活動中の活断層です。徳島における活断層の調査で、過去の断層を発掘して調べた結果、最新の活動時期は16世紀後半以降から17世紀初頭(1596年頃)で、その前は紀元前後とされています。断層の活動は、約1,400~1,700年程度と考えられています。もしそれの推定が正しければ、まだしばらくは、この断層による地震は大丈夫なようです。まあ、自然現象は人智の及ばないところもあるので、安心してはいけません。中央構造線が活断層であることを忘れていけません。
私が「渦の道」を訪れたときは、6月初旬の平日でした。時期的は観光シーズンではないのですが、中国や韓国からの観光客の団体が多数来られていました。でも、団体客は一気に来て一気に去っていきます。渦潮は1時間以上にわたって起こる現象なので、しばらく待っていれば、見たい場所が好きなだけ見ることができます。この「渦の道」は、見学に時間制限がないので、心ゆくまで、じっくりと見ることができました。
船なら行きたいところにいけるわけではなりませんし、時間にも制限があります。ですから、この「渦の道」からみることができて幸いでした。展望台で会った地元の人の情報に感謝です。でも、時間があれば、今度は船から見てみたいものですが、いつになることでしょう。
一日4回の渦潮は、潮汐によるものです。潮汐は、鳴門海峡の特殊な地形によるものです。その地形は、1500年ほどの間隔を持っておこる中央構造線の断層運動によって形成されたものです。この断層が、鳴門と淡路島の地形を生み出しています。複雑な因果関係が、渦潮には織り込まれているようです。

・お盆・
お盆は、地元の祭に参加しました。
盆踊りや花火大会もありました。
こじんまりとしたものでしたが、
なかなかいい祭でした。
こんなにたくさんの人を
地元でみるのは初めてでした。
若い人や子供たちもたくさん参加していました。
やはり人が生活を営んでいる地には、
それなりの人がいるのですね。
日ごろ出会う人が少ないと、
過疎地や限界集落などという言葉が聞くため
ついつい寂しい地のように思ってしまいますが、
実はそれなりの人がいることを
思い出させてくれました。

・いい生き方・
私は、夏休みはすでにとったので、
次は9月初旬に調査をするまで、
出かける予定はありません。
9月には、四国中央山地を縦断するコースを
行こうと思っています。
そんな話を掃除のおばさんとしていたら、
「先生はいい生き方をされているね」
といわれました。
どういう意味だったのでしょうか。
なかなか意味深な言葉で、
考えてしまいました。

GeoEssay 68 鳴門:渦潮の複雑な因果

GeoEssay
68 鳴門:渦潮の複雑な因果
を発行しました。


鳴門の渦潮は、太陽と月の天が地球の海洋に及ぼす
潮汐作用によるものです。
深く考えると、
それは鳴門海峡の地形によるものです。
地形は、中央構造線などの地質学的作用に由来しています。
渦潮には複雑な背景と因果関係があります。

2010-08-14

0814 盆踊り


昨夜、自宅裏の総合グランドで
盆踊りと花火大会があった。
夕食後見学行った。
この町にもこんなに人がいるのか。
若い人もいっぱい見かけた。
やはりどこにでも、それなりに人が
住んでいるのだと感じた。

●祭のあと:No. 3368 2010.08.14

七夕 。西予市城川町

今朝は、曇りで湿度が多い。
風もないので蒸し暑い。

昨夜は盆踊りと花火があった。
7時過ぎから9時過ぎまで
行事があった。
子供たちは、大喜びであった。
若者がたくさん見学に来ていた。
テレながらも盆踊りにも散会していた。
主催者も若者を参加を
促すような仕組みを用意している。

今朝、会場の前を通ってきた。
ほとんど片付いていたが、
いくつか祭の名残があった。
そんなあとを見ると、
昨夜の楽しさが幻のように思える。

2010-08-13

0813 田んぼ



家の裏側にある御田植神事の田んぼ。
植えられている稲が
大分成長している。
本当は神事の後に植えられるはずが、
ことしは口蹄疫のために
神事が中止になり、
後の田植だけが行われた。

●テンプレート・デザイナー:No. 3367 2010.08.13


花。西予市城川町

今日も晴れである。

今日は寝過ごして、
いつもより1時間ほどの遅く起きた。
6時半。
昨夜は盆踊りの練習で
9時前まで
グランドで大きな音響で音楽が流れていた。

blogのデザインを変更した。
私がつかっているGoogleのBloggerに
テンプレート・デザイナーというものが登場した。
それを使ってみた。
いろいろ変更できるが、
まだ、統一が取れていなくて、
デザインによって
やりたいことができないこともある。
その辺が統一されるといいのだが。
まあ、無料のblog toolだから
贅沢はいえないが。

2010-08-12

●ザ・万歩計:No. 3366 2010.08.12

万城目学著「ザ・万歩計」
(ISBN978-4-16-778801-8 C0195)
を読んだ。
万城目のエッセイである。
雑多なエッセイが集められているが、
万城目らしさがでている。
でもやはり万城目は小説が一番だ。

0812 田んぼ


町内の串屋に、
石の上の田んぼがある。
ここには何度か来ている。
稲の成長を眺めるにはいいところだ。

●毎日向かうこと:No. 3365 2010.08.12


花。西予市城川町

今朝は晴れである。
暑くなりそうである。

明け方、窓の近くで
セミが鳴き出したが、
いったんは気がついたが、
また寝た。
毎日のようにセミは
早朝から鳴き始めるので、
今では、気にせずに
寝られるようになった。
馴れなのだろう。

毎日淡々と、論文を書いている。
なかなか進まないが、
とにかく原稿や図表作成に取り組む。
あれこれ調べながら。
気が散って、
ついつい気づいたら
別のことを調べていることも多い。
でも、毎日向かうことが重要だ。

EarthEssay 1_94 気候変動:IRD 5

EarthEssay
1_94 気候変動:IRD 5
を発行しました。

ハインリッヒ・イベントの後続いて起こる
ダンスガード・オシュガー・サイクルが見つかりました。
気候変動は、周期性を持ちながらも、
複雑な変化を行っているようです。
そんな変化がやっと認知されるようになって来ました。
しかし、その原因究明は、まだまだこれからです。

2010-08-11

●図書館の神様:No. 3364 2010.08.11

瀬尾まいこ著「図書館の神様」
(ISBN978-4-480-42626-0 C0193)
を読んだ。
臨時の教員が部員一人の文芸部の顧問となる。
その少年と淡々とした交流を通じて
お互いにささやかな変化が起こる。
不思議な小説であった。

0811 大野ヶ原


大野ヶ原は、農牧業が中心だ。
小さな集落があるが、
人口は少ない。
少ないながらも観光もおこなわれている。
ただし、観光を専業にするには、
人出にはむらがあり、
難しいかもしれない。
しかし、夏の暑い時期にいくには
いいところだ。
再度行きたいところだ。

●お盆には:No. 3363 2010.08.11


ため池。西予市城川町

今朝は小雨が降っている。
気温はそれほど高くないが、
歩いてくると、
汗が止まらない。
いつものことだが、
朝から汗をかくのは
気分がいいのだが、
仕事をはじめるのには、
気分を変えるのが少々大変だが。

お盆のため、
田舎に戻る人も多いようだ。
温泉プールに祖父母が子供を連れてきたり、
里帰りの家族連れがきていたりして
混んでいる。
ゆっくりと泳げないのが
少々つらいが仕方がない。
こんなときは我慢するしかない。

●まほろ駅前多田便利軒:No. 3362 2010.08.11

三浦しをん著「まほろ駅前多田便利軒」
(ISBN978-4-16-776101-1 C0193)
を読んだ。
都内のはずれの大きな町。
そこに多田が便利屋を営んでいる。
そこにもと同級生の行天が居候をしてく。
ささやかな事件がいろいろ関連を持ってくる。
ただし、関連がないものもあり、
少々不満が残る。
135回直木賞受賞作である。

2010-08-10

0810 成川渓谷



鬼北町の成川渓谷。
渓谷はきれいな沢であった。
そこに転石があり、
その上に木が生えている。
この転石と木の関係は、
何年も続いているのだ。
大地の営みと生命の営みの
タイムスケールの違いを感じる。

●里帰り:No. 3361 2010.08.10


若葉。西予市城川町

今朝は雨である。
昨日午後から
降ったり止んだりしている雨である。
気温はそれほど高くないが、
湿度が高く少し体を動かすと、
汗がじっとり出てくる。

世間では、そろそろお盆モードに
なっているのだろうか。
近所では、里帰りしているような
子供を見かける。
私の夏休みは終わった。
今週から来週前半までは、
じっとして支所で論文を書くことにしている。
淡々とじっくりと進めていく。

2010-08-09

0809 大野ヶ原



西予市野村町の東、
四国カルストの西端に位置する。
秩父帯の石灰岩地帯である。
龍王神社の裏にある小松ヶ池。
カルストの中にある池に浮島がある。
1000m以上の標高をもつ大野ヶ原。
暑い日でも、ここは涼しい。

●寝不足:No. 3360 2010.08.09


花。西予市城川町

今朝も晴れである。
昨夜も涼しく寝るにはよい状態であった。
しかし、なぜか寝不足である。
理由は定かでない。
ひとつには、明け方の騒音である。
まだ暗いうちから窓のすぐ横で、
セミが鳴いた。
その後、セミが鳴き終わったと思ったら、
カラスが窓のすぐ横でカーカーと鳴いた。
その後、もう一眠りしようとしたら、
向かいの神社で太鼓かたたかれ始めた。
それでも、本来なら寝不足にならはずだが、
夜中熟睡できずに寝不足である。

2010-08-08

0808 成川渓谷。



隣の鬼北町にある成川渓谷。
天気のいい日だったが、
渓谷に入る直前、
雲がかかり、曇ってきた。
しかし、渓谷はきれいだが、
人手が入りすぎている場でもある。

●つぎはぎ:No. 3359 2010.08.08


雫。西予市城川町

今朝は、晴れ間が見えるが、
雲が多い。
風がほとんどない。
暑い。

今日も淡々と、仕事。
論文を書き出しているが、
いくつかあった原稿を元に書こうすると、
どうもバランスが悪くなく。
もともと別の論文から、
分離させた部分をつぎはぎしたものである。
それでは、やはりストーリができない。
だから、新たに書くことにした。
まずは、骨子からはじめた。

●神去なあなあ日常:No. 3358 2010.08.08

三浦しをん著「神去なあなあ日常」
(INBN978-4-19862731-7 C0093)
を読んだ。
高卒の青年が、突然、
三重の山奥の林業従事者に就職されられた。
主人公が村で過ごす1年の様子を
本人が書くという手法で表現されている。
なかなか面白い小説である。
三浦女子の作品ははじめてである。
いくつか読んでみることにする。

2010-08-07

0807 龍光寺。



隣の宇和島市三間町にある
41番札所の稲荷山龍光寺である。
となりには稲荷神社がある。
暑い時期であったが、
お参りをしている人がいた。
団体がバスで乗りつけてもいた。

●寝不足:No. 3357 2010.08.07


ツユクサ。西予市城川町

今朝も晴れである。
朝は涼しいが昼間は暑い。
昨日も西日が入り、
全館冷房が効かず暑くなった。
個別冷房も午後つけた。

昨夜も寝ているときは涼しかったが、
熟睡できなかった。
それは、虫が何度がでてきたので
それが気になりねれなかった。
ゴキブリ、ゲジゲジ、不明などなど。
虫取りはつけている。
昨日は眠りが浅かったせいなのだろう。
気になったて少々寝不足である。

2010-08-06

●当たり前:No. 3356 2010.08.06


セミ。西予市城川町

1週間ほど夏休みで北海道に戻った。
子供たちの夏休みに合わせて帰った。
2泊3日で旅行にいった。
子供のリクエストで磯のある海にいった。
初日は雨で、波も高く、
なかなかいいところがなかった。
2日、3日目は磯を見つけたので、
そこに二度行った。
しかし、あまり磯の生物がいずに、
長男はぶつぶついっていたが、
それなりに楽しんでいたようだ。

愛媛にもどったとたん、
暑さがあった。
ただ、夜や朝は涼しいので、
なんとか寝られるので、
疲労が回復するが、
暑いのは、疲れる。
でも、これが当たり前の
本州の夏である。
当たり前として受け入れるしかない。

●永遠の0:No. 3355 2010.08.06

百田尚樹著「永遠の0(ゼロ)」
(ISBN978-4-06-276413-1 C0193)
を読んだ。
現代に生きる司法試験に失敗したフリーターが
最近まで知らされていなかった
実の祖父の素性を探る話である。
ゼロ戦のパイロットであったが、
その話を戦争の生き残りの人から
話を聞くことでストーリーが展開する。
戦争当時の様子や、
現代の若者が初めて聞くそのような話を
どう受け止めるか、
姉のフリーのライターの心情などもからみながら、
話が思わぬところで結びつく。
なかなか面白い話である。

●裸足と貝殻:No. 3354 2010.08.06

三木卓著「裸足と貝殻」
(ISBN4-08-747830-3 C0193)
を読んだ。
終戦直後の話である。
昔の本ではなく、
1999年に出版され
2000年にで読売文学賞を受賞している。
新しく書かれた本である。
引揚者の少年の小学校から
新制の中学校時代の話である。
貧しさが当たり前の時代に、
苦労しながら、そしてそれぞれに青春を生きている。
そんな話である。

2010-08-05

EarthEssay 1_93 ハインリッヒ・イベント:IRD 4

EarthEssay
1_93 ハインリッヒ・イベント:IRD 4
を発行しました。

IRDはハインリッヒ・イベントによるものとされ、
それは激しい温暖化の事件でした。
歴史を調べていくと、
地球の環境は激しく変動していることが分かってきました。
現在、温暖化が危惧されていますが、
解明への道は、地球史をよりよく解読し、
そのメカニズムを解明することが、
遠回りに見えるけれど、
近道なのかもしれません。

2010-08-01

Monolog 103 先見性:地質学の巨人

Monolog
103 先見性:地質学の巨人
を発行しました。

夏休みになると、お盆近いせいでしょうか、
この時期にに死んだ人をついつい思い出します。
一人は指導教官の死、
もうひとつは今回紹介する地質学の巨人、
都城秋穂氏です。
今回は、都城氏の業績の一部と
私とのかかわりを紹介します。