2014-10-30

●青空を見て:No. 5019 2014.10.30

霜。江別

今朝は快晴であった。
放射冷却で差の冷え込みが強い。
霜も一部では降りていた。
山並には初冠雪も残っている。
いよいよ冬の気候が。
今年の冬は速いのかもしれない。

朝の講義のあと、4名の添削をする。
その合間を縫って
次の講義の準備、校務、論文書きをする。
週末には校務があるので、
その準備もしている。
まあ、心地よい朝日と青空で
気持ちいがいいままに
仕事を始めよう。

●虹を追いかける男:No. 5018 2014.10.30

佐川光晴著「虹を追いかける男」
(ISBN4-575-51089-0 C0195)
を読んだ。
佐川氏のデビュー作である「生活の設計」
も入っている。
佐川氏が実際に行なっていた
屠殺という職業を
どうアウトプットしていくかという悩み。
「虹を追いかける男」では、
夢を追いかける行きずりの人と深まる関係。
そんないくつ人かの
心の中にある、深い悩みの作品である。

EarthEssay 2_125 恐竜の生痕 2:子育て

EarthEssay
2_125 恐竜の生痕 2:子育て
を発行しました。

恐竜の多数の足跡が鮮明なので、
研究が進むと、
これからもいろいろなことがわかってくると思います。
期待できます。
今回の報告では、
種類と大きさ、そしてその統計から、
重要なことがわかってきました。

2014-10-29

●雪:No. 5017 2014.10.29

雨と街灯。江別

一昨日夕方から冷え込みがあった。
今朝は、雨だと思っていたが、
朝、歩き出してしばらくすると、
アラレになっていることに気づいた。
手稲も雪が積もっていた。

昨日は、苫小牧出張だったが、
途中列車でみると
樽前、恵庭の山並みが
雪景色なっていた。
いよいよ冬が目前となったようだ。

●人生で大切なこと:No. 5016 2014.10.29

伊藤元重著「東大名物教授がゼミで教えている
人生で大切なこと
(ISBN978-4-492-04550-3 C0034)
を読んだ。
ハウツーものである。
ゼミの運営などを交えて
語られる本なのか思ったが、
そうではなかった。
そのため少々期待がはずれだった。
まあ、ハウツー本なので
いろいろないい言葉は内容があったが、
思い起こすと、はとんど心に残っていない。
ハウツーものを読むときは
自分の気持ちと一致しなければ
心に刺さらないのだろうな。

2014-10-27

●週末は気分転換を:No. 5015 2014.10.27

サクラの紅葉。江別

今日は雨である。
風があるので
外を歩くと少し寒く感じるが
気温は高く温かい。
週末からずっと異様に温かい。
しかし今日から寒くなるようだが。

週末は仕事を継続した。
おかげで週日の負担が少し減ったが、
本当は自宅ではいろいろと
充電や気分転換をしたいところだ。
新しい興味を生む
知識や体験をすることも大切だ。
仕事を自宅でするのなら
大学でしたほうが集中できる。
自宅ではロスが大きい。
だから週末は心身ともに
気分転換をすべきなのだ。

今日も卒業研究の添削が続く。
その合間を縫って
講義準備と論文を
進めなければならない。

明日は苫小牧へ出張だ。
朝早くに出ることになる。
明日の講義は休講になり、
補講をすることになる。

2014-10-25

●スキルの欠落:No. 5014 2014.10.25

モミジの紅葉。江別

昨夜、布団に入ってしばらくした
次男が帰宅した。
研修旅行からの帰宅だ。
家内が迎えに行って帰ってきた。
次男はその後バタバタして、風呂に入っていたようだが、
私は、そのまま寝てしまった。
まだ次男のみやげ話は聞いていない。
今朝それを聞くことになる。

土日は休みだが、
すべきことがいっぱいあって
どこまで出来るかは不明であるが
やれるところまでやるしかない。
できないと、週日にそのしわ寄せが来る。
平日の空き時間が
すべて学生対応で埋まっているのが、
その根本的原因だ。
しかも、彼らの日本語能力の低さが原因なので大変だ。
文章の書き方がわかっていない。
まじめに取り組んでいるのに、
書き方がわからないようだ。
大学1年生のときにリメリアルの授業で学んでいるはずのことが
身についていないようだ。
学びが別の場面で応用できないようだ。
どこの年代、どの段階で
そのスキルを身につけるべきだったのか。
彼らのせいではなく、教育制度せいだとしたら
日本の問題でもある。
だが最後の教育の段階で身につけば
最後の救いともなるかもしれない。

●生命誕生:No. 5013 2014.10.25

中沢弘基著「生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像」
(ISBN978-4-06-288262-0 C0240)
を読んだ。
面白いシナリオである。
そして地球史から得られた知見を忠実に利用している。
以前から私が感じていた
生命の起源がコモノートひとつとして追求する系統解析への疑問、
海水中で複雑な化学反応を進める困難さ、
その反応でできた複雑な化学物質が保存され
さらなる反応へと進む不思議さ、
地質学的証拠と生命誕生のシナリオの違和感
などなどが一気に解消されるような気がした。
ただし、このシナリオにも少々違和感を感じるところがもある。
エントリピー代謝はいいのだが、
地球史とエントロピーの減少の過程がどうもピンと来ない。
あと付加体での熱水アリきの議論、
冷泉の噴出が多く、
有機合成には適している気がする。
しかし、全体として面白い発想であり
実験的に検証しようという姿勢はすばらしい。

2014-10-24

●好奇心の広がり:No. 5012 2014.10.24

イチョウ。江別

今朝は、晴れ間があったが、
昨日と比べると寒さはましだ。
だが、寒い。

今日は朝の講義を終えると
あとは卒業研究の添削だ。
昨日も4名のものを見た。
今日も同数の学生を見る予定だ。

論文を空いた時間で書いている。
書く時は、いろいろなことを考えていく。
考えれば、興味あることがなので
のめり込んでいく。
のめり込むと、あれこれ考えが広がっていく。
考えが広がれば、
新たに好奇心が生まれ、
そしてさらに調べていく。
そんな繰り返しが
楽しく、そして議論が深まる。
もっとそこに時間と精力を注ぎたいところだが。

2014-10-23

●激しい落葉:No. 5011 2014.10.23

紅葉。江別

今朝は、冷え込んだ。
起きてすぐにストーブを付けたが、
なかなか温まらなかった。

外にでると寒さが襲う。
地面には、霜が降りていて
白っぽくなっている。

歩いている時、
いくつかの木から
風もないのに、ばさばさと葉が落ちる。
イチョウやモミジ、ホウの木などだ。
日頃横を通りすぎているのに
こんな葉の落ち方を今まで見たことがない。
いつもは風や雨で落ちることが多いのだろうか。
寒さによって、落ち始めたのだろうか。
いよいよ秋も終りに近い。

来る途中よく見かける
キタキツネに出会った。
最初はうろうろしていたが、
道路で日向ぼっこをはじめた。
横を取り過ぎても
写真をとっても逃げることもなかった。

EarthEssay 2_124 恐竜の生痕 1:新しい生態

EarthEssay
2_124 恐竜の生痕 1:新しい生態
を発行しました。

北海道大学の総合博物館で、
恐竜の研究をされている小林快次(よしつぐ)准教授が、
今年の夏に報告された論文があります。
そこでは、恐竜の新しい生態が報告されています。
今回は、新しく発見された恐竜の生態を紹介しましょう。

2014-10-22

●冷え込み:No. 5010 2014.10.22

紅葉。江別

今朝は雲がでていたが、
晴れ間があった。
かなり冷え込んだ。
朝起きたら寒かったので
ストーブをつけた。
外も冷え込んでいた。
ただし、霜が降りたり
氷がはっているわけではない。
だから体感よりは気温は低くないのだろう。

毎日びっしり空き時間に
学生の添削が入っている。
その空き時間で
論文を少しずつ書いている。
でもなかなかはかどらない。
でも続けなかればならない。

2014-10-21

●続けるしかない:No. 5009 2014.10.21

紅葉。江別

夜半に雨が降ったようだ。
朝には上がっていたが
まだ雲がでていた。
気温は高めで寒さも一段落だ。

今日、次男が研修旅行にでた。
数日、家内と二人になる。
子どものいない家庭は
ほとんど経験していないので
少々非日常感がある。
まあ、いつものように過ごすのだろうが。

昨日、空き時間に論文を書きだした、
なかなか進まない。
図表をいくつか修正し、
構成を少しいじった程度だ。
まあ、書き続けるしかない。

2014-10-20

●明るい紅葉:No. 5008 2014.10.20

紅葉。江別

今朝は曇りである。
風もなく気温もそれほど低くはない。
昨日の快晴と比べると暗さがしみる。
そんな中で紅葉の明るさが
目立つところもある。
紅葉もだいぶ終わりに近づいている。

今日はびっしりと予定が埋まっている。
卒業研究の添削の人数が多いので
予定がびっしりと入ってる。

早朝、長男が研修旅行にいくために、
バタバタして、家内が送っていった。
明日は次男が研修旅行でかける。
久しぶりに家内と二人で過ごすことになる。
それを楽しむ余裕がないのだが。

2014-10-19

●少々疲れが:No. 5007 2014.10.19

今朝は晴れである。
朝焼けがきれいだ。

昨日は午前中校務のあと、
長男と家内を一緒に昼食を食べに行く。
珍しい組み合わせだ。
昼食後、長男と私は床屋にいき、
家内は買い物をして帰る。
用事を済ませて、
午後はのんびりとする。
少々疲れていたのだろうか、
うたた寝をしてしまった。
でも夜はいつもの時間に寝付けた。

●縮んだ愛:No. 5006 2014.10.19

佐川光晴著「縮んだ愛」
(ISBN978-4-06-2760720-0 C0193)
を読んだ。
不思議な小説である。
小学校で特別支援学級を受けつも教員が主人公ある。
成人した昔の教え子をたまたま出会い、
その若者と交流がはじまる。
家族との亀裂ができていたが、
そのそれが埋められそうに見えた時、
若者が襲われ植物状態になる。
妻がその若者を面倒を見るという。
そんなとき、主人公は若者を妻の前で乱暴に扱う。
警察が、暴行犯として主人公逮捕する。
主人公は暴行はしていないのに、
妻のために罪をかぶる。
不思議な小説で、
何があったのが、なぜ罪をかぶるのかが書かれていないのだ。
いろいろな想像ができるストーリであるが、
少々気になる終わり方だ。

2014-10-18

●賑やかな夜:No. 5005 2014.10.18

イチョウ。江別

今朝は晴れである。
少々冷え込んでいる。

今日は校務で大学に来ている。
午前中に終わるので、
昼食を家族で食べる予定だ。

昨夜は飲み会があった。
隣の部屋では卒業生と
教職員が飲み会をしていた。
途中と別れるときに挨拶をする。
飲み会終了後、JRに乗ろうとすると、
別の会合で飲んでこられた教員5名と遭遇する。
全員知り合いなので
列車でもワイワイと話をする。
みんな酔っているので
声がでかく少々迷惑だったかもしれない。
非常に賑やかな夜となった。

2014-10-17

●隙間時間に:No. 5004 2014.10.17

落葉。江別

今朝は雨である。
明け方、激しい雨が降った。
大学に向かっている時も
途中から降り出し、
結構激しく降ってきた。
気温はそれほど低くないが、
雨が冷たく感じさせる。

今日は講義がひとるあるだけだが、
それ以外の時間は、
学生の卒業研究のために
個人添削が連続している。
そのため、空き時間がほとんど消えていく。
それでも隙間を縫って
締め切りのある仕事や
研究をすることになる。

来週は少しましになるだろうか。
期待したいのだが。

●ぼくたちは大人になる:No. 5003 2014.10.17

佐川光晴著「ぼくたちは大人になる」
(ISBN978-4-575-51480-3 C0193)
を読んだ。
高校生の主人公が
いくつかの事件、出来事、人間関係の変化を
契機に少しずつ、成長してくいく話である。
奥深い内容で、どう成長しているのかは
一言で言えないし、
人によって違ってくるだろう。
まあ、このような読者によって
違った思いを生み出すもの文学なのだろう。

2014-10-16

●そんな毎日が:No. 5002 2014.10.16

紅葉。江別

今日は晴れていた。
雲もたなびいていたが
晴れで、冷え込みが強い。

抱えていた問題は一応の決着をみた。
ただし、校務は継続する。
後期の10月から12月上旬までは、
空き時間は卒業研究の添削で
空き時間が次々と消えていく。
今日もびっしり埋まっている。
その隙間を見て講義の準備にと
校務をこなさなければならない。
そんな毎日がここ数週間続いている。

2014-10-15

●中国毒:No. 5001 2014.10.15

柴田哲孝著「中国毒」
(ISBN978-4-334-76707-5 C0193)
を読んだ。
複雑に入り組んだストーリー仕立てで
なかなか面白い。
そして本当にあった事件や出来事を背景に
フィクションが織り交ぜられている。
そのフィクションも、実際に起こりそうなことである。
中国の食品に恐怖がでてくる物語だ。

●じっと我慢の時:No. 5000 2014.10.15

紅葉。江別

今日は台風一過の青空だ。
幸い北海道は大きな被害がなく、
荒天ではあったが、
冷え込みが北海道各地であった。
一部の峠では雪が降ったようだ。
今朝は青空が広がり、
冷え込みが強い。

最近、スケジュールが混んでいます。
困ったことに、
重要な締め切りを守れないものがではじめた。
そんな優先順位の上の仕事をはじめても
次の予定時間がきたり、
飛び込みの重要案件がくる。
この3週ほど、その状態が続く。
まあ、こんな時もあるのだろう。
いまは、じっと我慢の時だ。

118 市街を守る陣立て:桂浜

(2014.10.15)
 桂浜は、観光地として有名です。そんな観光地でもあるのに、人目にふれるところに大規模な防波堤などの人工物があります。そこには、人が自然の地形を古くから利用してきた歴史を感じ取ることができました。

 9月の調査では、日程と時間の都合で、桂浜の宿に到着時と出発時の2度同じ所に泊まりました。結果としてそれがよかったのですが、それは後の話しです。
 さて、私の興味は、景勝の地の背景にある自然、そして露頭です。自然によって成り立っている景勝地は、たいてい岩石や地層が、その基礎となっています。桂浜もそうです。丘や岩礁に岩石ができています。
 高知空港から桂浜に向かうときは海岸を県道14号線(黒潮ライン)で進むことになります。14号線を東に向かうと、平野からやがて海と丘陵に囲まれた海岸を進み、そして小高い丘に至る直前に橋を渡ります。一見河口にみえるような狭いところに掛かる橋ですが、それは湾のくびれとなっています。橋を渡り丘を回ったところが桂浜になります。小雨の中、まずは宿泊地のホテルに向かいました。丘の上に来るのは初めてです。ホテルの横には、高知県立坂本龍馬記念館があります。雨の日の夕方なので、この記念館を見ました。
 桂浜は、以前に一度みにきていて、あまり岩石がよく見えない海岸なので、地質学的にはあまり興味が湧かないところです。地質の見学には、高知市から少し離れれば、自然の砂浜、岩場などがいっぱい広がっていて、似た地層がよく見れるところがあるのですから。
 それでも桂浜は、有名な観光地でもあり、朝、時間があったので、見学しました。丸く湾曲した砂地浜の海岸、その先に突き出た岩礁、後ろに小高くそびえる丘などが、狭い地域に多様な要素が組み込まれています。丘には松の緑が覆います。砂の白、海の碧、空の青とのコントラストもきれいです。岩礁や丘の上から桂浜を眺めると、海岸線の優雅な幾何学的カーブ、水平線のあるかないかの緩やかな湾曲とが見てとれます。自然の織りなす変化に富んだ景勝の地でもあります。
 高知の市街地のすぐ近くにこのような景勝の海岸があるのは、なかなかいい環境です。ところが高台のホテルからは、丘にある緑の松越しにみる白い砂浜の桂浜はきれいなのですが、その向こうに見える防波堤はやはり違和感があります。
 桂浜に立っても、北(市街地ある方)を見ると、防波堤や堤防などコンクリートや岩石による人工物が海岸を覆っています。景勝地に、なぜこのような人工物かあるのだろうかと思うのですが、地形図をみるとその理由がわかります。
 人工物は、湾の入り口を守っているのです。堤防の奥は、狭い海峡をもつ浦戸湾となっています。桂浜に至る県道14号線で渡った橋も、この海峡にかけられたものです。湾の一番奥に、鏡川などの河川が形成している平野があります。この平野部は東西に広がっています。そこが高知の市街地となっています。
 海岸側には、海岸線と平行に小高い丘陵が点々と並んでいます。丘陵地の奥(北側)に、平野部が広がっています。高知市がある周辺は、海岸に平行に、丘陵、平野、そして山地が東西に並ぶような地形になっています。
 東西にならぶ地形は、地質構造の影響を受けていてできています。このエッセイで何度もでてきましたが、四国の南部は東西に並んで形成された付加体である四万十層群が分布しているところで四万十帯と呼ばれています。桂浜から高知市街の平野の南端の丘陵までは四万十帯になっているのですが、その北側の平野は全く違った地質が分布しています。つまり、丘陵が四万十帯の北の境界部にあたることになります。
 四国の地図をみると、高知県の海岸は、土佐湾を囲むように北に湾曲しており、東の室戸岬、西の足摺岬が海側に出っぱっています。出っぱりの部分は四万十層群が広く分布しています。一方、四万十層群の一番狭い部分が土佐湾の奥まったところにあたります。そこが高知市のある桂浜に当たります。ですから広く分布している四万十層群も、高知市では幅が狭く薄くしか出ていなのです。
 四万十層群の北には秩父層群と呼ばれる古い付加体があり、秩父帯と呼ばれています。そして秩父帯の中には、黒瀬川構造帯が点在します。黒瀬川構造帯は、古い時代に形成された、起源も少々変わった異質な岩石類からできています。市街の奥まった丘に高知城がありますが、黒瀬川構造帯の上に築かれています。まあ、これはまた別の機会の話としましょう。
 高知平野の手前にある丘陵までが四万十帯で、丘陵の端から平野にかけて秩父帯となり、平野の北側には黒瀬川構造帯が分布しています。秩父帯も黒瀬川構造帯も東西に並んで分布しています。
 桂浜の丘は、そんな四万十帯の丘陵の最前部となっています。16世紀はじめには、この丘の上に本山氏が海側の守りとして浦戸城が築かれて、16世紀終わりには長宗我部氏が用いていたそうです。そんな解説板を読んでいると、幾筋かの丘陵群自体が、守りの要所であることがわかりました。
 そうなると最前線部に立つ、天然の海岸と平行して並ぶ丘陵は擁壁、高知の市街地の後ろの黒瀬川構造帯も後衛の陣で、そして黒瀬川構造帯の最前部が高知城で本陣となっています。東西に伸びた秩父帯が本陣を守る陣、そして四万十帯が最も前の陣で、桂浜がある丘は、常に海に向かって警戒している最前線の陣です。地形や地質が、高知の市街地を取り囲むように幾重にも並んだ守りの陣立てにも思えました。
 現在では、桂浜の地は、防災の要所でもあるのです。防波堤に囲まれた浦戸湾には高知港があり、湾の最奥部に高知の市街地があります。昔の人もその地形を利用していました。今では坂本龍馬が青雲の志を抱きながら南の海に向かって立つ、明治維新の象徴の場となっています。
 桂浜は、自然の織りなす美しさと、自然の脅威への人知と天然による守りの陣の両方をみることができるところもであるようです。

・中秋の名月・
私が調査の最終日にとまったときは、9月の中秋の名月は終わっていました。
中秋の日には桂浜に灯りがともされ名月をめでる催しがありました。
ところが、あいにくの曇り空で月がよく見えなかったようです。
私がとまったのは中秋の翌日でイベントは終わっていたのですが、
よく晴れた月の綺麗に見えるよるでした。
そんな十六夜(いざよい)の月をホテルの窓から見ることができました。

・不幸中の幸い・
名月を見るなら、ホテルの窓越しより桂浜に出て見たほうがいいはずです。
それができない事情がありました。
実はぎっくり腰で動きがままならないまま行動していました。
帰る飛行機の便まで腰をいたわりながら日程を過ごしていたのです。
8日間の調査の6日目にぎっくり腰なったのです。
調査の目的を順調にこなし、最後の目的地の調査をするために
急な崖を降りている時、ぎっくり腰なりました。
痛みを感じながら、ゆっくりと崖をのぼって車にたどり着きました。
幸い車に座っている分には、痛みがあまりなく移動できました。
ですから最後のホテルも本来は一番安い部屋を頼んでいたのですが、
和室での寝起きは辛いので、ベットのある部屋を頼みました。
そこは高い部屋で一番眺めのいいところでした。
桂浜の名月も浜に降りることなく、部屋から見ることができたのです。
これは、不幸中の幸いなのでしょうね。

GeoEssay 118 市街を守る陣立て:桂浜

GeoEssay
118 市街を守る陣立て:桂浜
を発行しました。

桂浜は、観光地として有名です。
そんな観光地でもあるのに、
人目にふれるところに大規模な防波堤などの人工物があります。
そこには、人が自然の地形を古くから利用してきた
歴史を感じ取ることができました。

2014-10-14

●予防接種:No. 4999 2014.10.14

紅葉。江別

今日は雨である。
冷たい寒々とした雨である。

連休は静かに休んだ。
土曜日に定期的にいっている
医者にかかるついでに
インフルエンザの予防接種を
家内とともに受けた。
翌日から、軽い風邪の症状がでていた。
私は腰の節々がいたく、
家内は腕や首筋に痛みがでた。
長男が風邪なのでそれが移っているのか
インフルエンザの予防接種のせいなのかは不明だ。
おとなしくしていることにした。
少しは回復している。
年齢とともに抵抗力がなくなっているのだろうか。

連休は、自宅でも仕事があったので、
原稿を書いていた。
なかなか集中できず、
はかどらなかったが。

2014-10-10

●週末は気分転換を:No. 4998 2014.10.10

紅葉。江別

今日は雲りで、時々雨が降っている。
明け方激しい雨が降った。
ただし歩いて来る時に
晴れ間が見えて
虹が出ていた。
紅葉が深まっていた。

最近、心労がたまっている気がする。
いろいろな学生と面談、卒業研究などで
個別に話すことが多い。
そして改訂すべき講義もある。
学生対応や個別の対話には
いろいろな問題を抱えた学生もいる。
それぞれの置かれている状況が違うので
対応も変わる。
そんな時間が長いと精神的に疲れる。
その間に仕事の締め切りのある
研究費申請書類と論文もある。
いずれも力を入れなければならない。
週末は気分転換をしたいのだが。

2014-10-09

●実物:No. 4997 2014.10.09

月食。江別

今日は晴れた。
冷え込みが一段と厳しい。

講義が終わって大学をでたら、
暗くなっていたので、
皆既月食への遷移をみることができた。
時々写真を取りながら帰宅した。
長男も気づいて、家に電話したようだ。
肉眼では地球照で暗い部分も見えていたが
デジカメではうまく写ってないようだ。
天文ショーを久しぶりにみた。
実物と映像や画像とはやはり違う。
実物にはそれなりの存在感と
それにまつわる体験と記憶がともなう。
映像などと違う何かが、そこにはある。

EarthEssay 6_124 丸山電気石 4:ダイヤモンド

EarthEssay
6_124 丸山電気石 4:ダイヤモンド
を発行しました。

丸山電気石という新鉱物は、
超高圧変成岩で見つかりました。
この鉱物は、ダイヤモンドを中に含んでいました。
小さな粒で宝石にはできませんが、
地質学的には重要な意味をもっていました。
その意味を紹介していきましょう。

2014-10-08

●疲労:No. 4996 2014.10.08

紅葉。江別

今日は朝晴れ間が覗いていた
雲が広がってきた。
発揮しない天気だ。
冷え込みは継続中。

昨日は遅くで校務があった。
自宅に帰って寝た時間は
いつもより1時間半ほど遅くなった。
肉体的な疲労より精神的な疲れが大きい。
まあ、今日も講義が3校あるので
しっかりと進めなければならない。

●おれたちの故郷:No. 4995 2014.10.08

佐川光晴著「おれたちの故郷」
(ISBN978-4-08-771563-7 C0093)
を読んだ。
連作の小説の一部の簡潔となっている。
高校2年生の陽介と卓也。
別々の学校に進んで卓也はバレーボールで
日本一、日本選抜にも選ばれ活躍している。
出身の施設の閉鎖の危機が訪れる。
恵子おばさんの様子もおかしい。
そんな状況に翻弄される17歳の青年の
気持ちが揺れ動くストーリが展開する。

2014-10-07

●風呂修理:No. 4994 2014.10.07

ハルニレ。江別

今日は晴れで冷え込んだ。
歩いていても体が温まらず、
外に出している手がかじかんだ。
コートは秋物をつけているが
それではこの寒さにたえられない。
明日から厚手のコートか、
今のコートにインナーをつけたほうが
いいかもしれない。

今日は朝から夕方まで講義で、
夜からは校務がある。
帰りが遅くなりそうだ。

今日、自宅に大工さんがはいる。
風呂の保守と修理にはいってもらう。
家具や建具については、
後日みてもらうもらうことになる。
私は立ち会えないが、
家内にまかしている。
本来は2日続きで入って貰う予定だったが、
家内が用事があるので日があくことになった。
今日の修理によっては、
自宅で風呂が入れなくなるかもしれない。
その時は外の銭湯にいくことになるが、
私が遅くなるのでどうなるかは不明である。

2014-10-06

●一家団欒:No. 4993 2014.10.06

紅葉。江別

今日は曇りである。
冷え込みが続いている。
まだ雪にや氷には少し時間がありそうだが、
雪虫が飛んでいないが、
でも家に冬ごもりのカメムシが
たびたび入り込むようになってきた。
冬は近いのだろう。

昨日は午前中に街に次男の用足しにいき、
その後、餅つきをした。
餅つきといっても、
水に浸したもち米を装置に入れれば、
30分ほどでつき上がる。
つきたてを私は、大根おろしや納豆で食べる。
子どもや家内は、ごまやキナコ、あんこで食べる。
半分ほど残ったので丸餅にして、
後で食べることにする。
昼にかなり量を食べたので
夜は麺で少なめにした。

久しぶりの一家団欒であった。

●おれたちの約束:No. 4992 2014.10.06

佐川光晴著「おれたちの約束」
(ISBN978-4-08-771516-3 C0093)
を読んだ。
今回は、児童施設のおばさんが主人公ではなく
おいの陽介の話だ。
仙台の私立高校に進学して寮に入った
1年生のときの物語だ。
夏の学園祭の時に大地震があり
東北が震災を受けたという設定だ。
最後に短編として、
おばさんの物語が収められている。

2014-10-05

●餅:No. 4991 2014.10.05

朝は雲がかかっているが
晴れ間が覗いている。

朝一番に昨日購入したものを大学にもっていき、
かわりに大学の大きな荷物をもってくる。
今日の午前中に次男の買い物ついでに、
町で私の買い物をして、
昼には久しぶりに餅をつく予定だ。
そのつもりで昨夜からもち米を水につけている。
糖質制限してからは、
炭水化物を極力取らないようしてきたが、
久しぶりに食べたくなった。
子供二人も久しぶりに自宅にいるので、
そのような行事をすることになった。
食べ過ぎないようにしなければ。

2014-10-04

●腰痛はなんとかなるかな?:No. 4990 2014.10.04

朝はなんとか降らずにすんだが、
はっきりしない天気で
昼前に買い物に行っている時
雨がふりだした。

腰痛はなんとかひどくならずに
おさまっているようだ。
医者にいくるもりが、
電話がつながらず、
どうしようかと迷った。
しかし、今朝起きたら痛みはなく
違和感があるだけなので、
無理せずに養生しながら過ごすことにする。

午前中に、講義で使う板を購入しに行った。

明日元気だったら、大学に運び込みたいと思っている。
持って帰りたいものもあるので、
行けるればいいかと思っている。

●真夜中の神話:No. 4989 2014.10.04

新保裕一著「真夜中の神話」
(ISBN978-4-16-713110-4 C0193)
を読んだ。
飛行機事故で唯一の生き残りの女性研究者が
熱帯奥地で不思議な治療をうけて回復した。
それが超音波でイルカのセラピーと通じるものがあり
治癒効果があることを体験的に悟った研究者が
その秘密を探ろうとしていくと、
いろいろな思惑をもった人物が
その人物を追い始めるという内容である。
なかなか面白かった。

2014-10-03

●腰痛:No. 4988 2014.10.03

紅葉。江別

今朝、雨だ。
自宅をでるときは
止んでいたが、
どんよりとした曇り空だ。
昨日から急激に冷え込んできた。

今朝、収まっていた腰痛が
またではじめた。
ぎっくり腰には至っていないが、
背中に違和感と痛みがある。
整体に行かなければならない。

まだ、校務多忙である。

2014-10-02

●校務多忙:No. 4987 2014.10.02

紅葉。江別

校務多忙につき、メモはできない。

EarthEssay 6_123 丸山電気石 3:人名

EarthEssay
6_123 丸山電気石 3:人名
を発行しました。

鉱物に人名がつけられることは、よくあります。
しかし、そこには一定の条件を満たす必要があります。
その条件を満たしたので、
丸山電気石という名称がつけられました。
それは、どのような条件でしょうか。
そして、丸山さんとは、どのような人なのでしょうか。

2014-10-01

●今日はここまで:No. 4986 2014.10.01

紅葉。江別

今日は雨上がりの中を歩いてきた。
晴れていたのでよかった。

今日の午後には外で
落葉を疲労講義があるので
雨だとそれに支障を来すので
助かった。

昨日まで出張で休講をした。
補講をしなければならないのだが、
下旬にも休講があるので
その補講もある。
調整をどうするかは、
まだ未定だ。

今日も、そして今週もいろいろあって
忙しいので、今日はここまで。

Monolog 153 斉一説の破れ:多様な未来の選択

Monolog
153 斉一説の破れ:多様な未来の選択
を発行しました。

過去の地層や岩石には、
その時代にしか見つからない、
固有のものがあります。
その原因の多くは科学的に解明され必然性がありますが、
それは斉一説に基づかないものです。
化石からみている生物の進化も
、斉一説を破っているのです。