2011-12-31

●鉱石倶楽部:No. 3933 2011.12.31

長野まゆみ著「鉱石倶楽部」
(ISBN4-16-767930-2 C0193)
を読んだ。
不思議な本である。
著者自前の鉱物の結晶を題材にした
詩的な小説、あるいは散文詩のような物語。
そこに、鉱物の写真がある。
不思議な味わいのある本である。
鉱物としては、それほどきれいないものではないが、
専門家、マニアには
もう少し良い結晶がほしいところだが、
著者の思い入れのあるところが、
この鉱物と物語のセットにある。
不思議な記憶に残る本であった。

●家族としての記憶:No. 3932 2011.12.31

雪の並木。江別市文京台

いよいよ今年も最後だ。
28日まで大学の仕事があったので、
29日から、年末の片付けを
今年は大規模にやっている。
多分年内に終わらず、
新年もやっているだろう。

昨日は細々とした配線をした。
石の資料の整理はできあんかった。
また、以前つながらなかった
ノートパソコンの無線LANを再チャレンジしたが、
つながらなかった。

今日は、子供たちの部屋を片付けさして、
その間に年越しそばや正月の買い物をしておこう。
我が家は、クリスマスの行事はしない。
一方日本古来の年越しそばや
正月の雑煮、初詣はする。
私は無神教であるが
両親が仏教と神道で暮らしていた。
まあ、日本のごく普通の慣習をもつ家庭であった。
その習慣は私に染み付いている。
この風習は私の日本人としての属性を
強く色付けしている。
子供たちにもそれは受け継ぐべきだと思っている。
生まれた家、家族としての記録、記憶でもある。

年末にそんな思いを強く思い起こした。

2011-12-30

●紅白歌合戦:No. 3931 2011.12.30

昨日は午後から雪がかなり降りだした。
結構積もったが、
除雪車がはいっていない。
自宅の除雪作業は楽になる。

昨日は子供たちも交えて、
新しく作成した書棚に本を入れ込んだ。
各自の書棚を決め、
共通の書棚も決め、
それぞれが整理をすることにした。
家内の本を1階から3階に移した
みんなで運んだがつかれた。
長男、次男にも手伝わせたが、
彼らは大丈夫だが、
私は除雪したせいか、少々腰が痛い。
私の担当の書棚、共通の書棚が、
まだ未整理だ。
今日、明日で整理が出来ればと思っている。
ただし、今日は小出家の紅白歌合戦。
とはいっても、家族で近所のカラオケ屋にいくのだが。

●いちばんやさしい地球変動の話:No. 3930 2011.12.30

巽好幸著「いちばんやさしい地球変動の話」
(1ISBN978-4-309-25258-2 C0044)
を読んだ。
非常にわかりやすくかかれた本である。
巽さんは最近マスコミに登場しだしたので、
このような本の依頼があったのだろう。
そして3.11の影響で、専門外の地震についても
紹介している。
少々無理がある様な部分でも、
巽氏の本は読みやすい。
そして刺激をうける。
いい本であった。

2011-12-29

EarthEssay 6_95 2011年を振り返る

EarthEssay
6_95 2011年を振り返る
を発行しました。

今年は、ニュースや話題も、
すべて東日本大震災と
それに起因する人災である
福島第一原子力発電所の深刻な事故が、
占めているのではないでしょうか。
震災から、皆さんはどんな教訓をえたでしょうか。
災害に会われた方は、
今後も長い戦い続くでしょう。
幸い震災を免れた方も、
いろいろなかたちで、
教訓は残さていくでしょう。
今年もそして来年も、
それぞれの人が震災を
かみしめていく必要があるでしょう。
2011年を振り返ります。

2011-12-28

●予行演習:No. 3929 2011.12.28

ポプラ。江別市文京台

今日は曇りでどんよりした天気である。
はっきりしない天気である。

今日は、いつもより1時間ほど遅く自宅を出た。
夜中に目が覚めて、
本を読んだので、
起きるのが遅くなった。
さらに、生協が休みなので
家内におにぎりを作ってもらった。
それを待っていたので
さらに出るのが遅くなった。

大学は11時で御用納めで
午後からは大学は閉まる。
ただ今日は私の4年生のゼミで
卒業研究の発表会の
予行演習を午後からする。
一応全員の出席の予定である。
そのあと忘年会をすることになっている。
さあうまく準備ができているだろうか。
どうなることやら。

2011-12-27

●改築:No. 3928 2011.12.27

坂道。江別市文京台

今日は、早朝は雪が残っていたが、
暴風雪は治まってきたようだ。

昨日は、自宅の改築が佳境だったので、
休みをとって、自宅で大工さんたちにつきあった。
電話やネットの配線もしなければならなかったので、
昨日はばたばたしていた。
今日もまだつづくが、
講義があるので、立ち会えない。
しかし夕方早めに帰宅して
打ち合わせをする予定である。

なにかと慌ただしい年末である。
やるべきことが滞るのが気がかりだ。

2011-12-23

●慌ただしい:No. 3927 2011.12.23

風邪気味である。
喉の痛さが収まったら、
今度は咳がではじめた。
一応風邪の症状を順番に進んでいる。
まあ、動けるから通常の生活をするつもりだ。

今日は家族で札幌に出かける予定である。
先週出かける予定をキャンセルにしたから、
今日は出かける予定である。
体調が思わしくないが、
子供たちのよいよ学校も休みになり、
自宅の改修工事が始まったが、
今日は休みで明日からはじまる。
その立会いが必要になる。
暮だがなにかと慌ただしい。

●周極星:No. 3926 2011.12.23

幸田真音著「周極星」
(ISBN978-4-12-003730-6 C0093)
を読んだ。
上海を舞台にした
日本の銀行と中国経済に関するストーリーである。
中国と日本を狭間に生きる男女の
ストーリーが散りばめられている。
全体としては面白いが、
何か物足りなさを感じる。
最後に大きな事件があるのに
物足りなく感じる。
他の経済小説より、
私好みの波乱が少ないからなだろうか。

2011-12-22

●まだ終わりではない:No. 3925 2011.12.22

蒼い空と街灯。江別市文京台

今朝も快晴で冷え込んだ。
道路が街灯の灯りで
キラキラ光ってきれいだ。
氷の結晶が寒さででき、
それが地面で溜まっているようだ。
氷の結晶面が光で輝いているのだ。
美しい。

明日から連休だ。
しかし、これで今年は終わりではなく、
まだまだ今年は続く。
そして、その間にすべきことがある。
辛いことでもあるが、
励みでもある。
問題はそのすべきことがやりきれるかどうかだ。
それには努力、精進、集中をするしかない。

EarthEssay 1_107 単純な多様性:古い化石 3

EarthEssay
1_107 単純な多様性:古い化石 3
を発行しました。

34億年前の化石は、
最古ではありませんが、
かなり古い生物の痕跡には違いありません。
どのようなタイプの生物で、
どのような環境で生息していたのかという情報は、
地球の生物史にとってだけでなく、
宇宙全般にまで広げた生命の起源を考える上においても、
非常に重要な情報となります。
杉谷さんたちの研究が、
宇宙生物の雑誌に報告されたのは、そ
のような意図があったからなのでしょう。

2011-12-21

●限られた時間:No. 3924 2011.12.21

夜明けと月。江別市文京台

今朝も快晴で冷え込んだ。
そろそろ冬至だ。
いつもと同じ時間に自宅を出ても、
夜明けが遅くなるのを感じる。
もちろん月の位置と形が目に見える変化する。
これはからは日の出が
少しずつ早くなってくるのだ。
そして春に向かうのだ。

今朝起きたら喉が痛い。
風邪の症状が少しずつ変化している。
今年もあと少し、
西予市のガイドブックの原稿を書いている。
ただ、新しいデータを整理しだすと、
限られた時間があっという間にすぎていく。
できれば、今年中に原稿を手放したいものだ。
どうなることやら。

2011-12-20

●シバリ:No. 3923 2011.12.20

月。江別市文京台

今朝は快晴で冷え込んだ。
いつものように自宅をでたが、
寒かった。

今朝起きたらのどが痛い。
風邪のようだ。
数日前に腹痛からはじまり、
腰痛、そして喉にきた。
なんとか通常の生活はできる。
食欲もあるし、体も動く。
休講にできない講義もある。
なかなか休めない職場のつらさだ。
そんなシバリが大学にはある。
大学とは、こんなシバリのある職場なのだ。

2011-12-19

●寒さ:No. 3922 2011.12.19

シカの足跡。江別市文京台

今朝は、雲は地平に少しまばらにあるが、
晴れている。
冷え込んで寒い。

寒さの中で考えた。

新しく買った冬物のズボンをはいてきた。
それなりに生地は厚いのだが、
寒さがしみてくる。
いつもの同じなのだが、
寒さがしのげない気分が強い。
多分、これは、私自身の体や
精神に耐久力が
衰えてきたのではないのだろうか。
これは、精神力を鍛えるか、
寒さ対策をするしなかい。
選択は決まっている。
ズボン下を履けばいいのだ。
さて、ズボン下があったのだろうか。

そんなことを考える寒さだった。

2011-12-18

●静かなようで慌ただし:No. 3921 2011.12.17

昨日、街に買い物に出かけるつもりが、
やめて、市内ですべてすませる。
洋服屋でYシャツを5枚、ズボン2枚。
書店で授業用の参考書を2冊。
子供の書籍数冊。
電気屋で子供部屋用の蛍光灯。
スーパーで食材の買物。
すべて午前中ですませる。
夕方、急に腹痛がした。
しかし、約束したので、
夕食を外食にいく。
帰宅しても腹痛が収まらない。
漢方の整腸剤を飲んだら、
腹痛は収まる。
そのまま、寝た。
静かなようで慌ただしい一日だった。

●吾輩はシャーロック・ホームズである:No. 3920 2011.12.17

柳広司著「吾輩はシャーロック・ホームズである」
(ISBN978-4-04-382903-3 C0193)
を読んだ。
夏目漱石が精神を病み、
シャーロック・ホームズだと思い込み、
ホームズ不在中のワトソンと組んで、
事件に立ち向かう。
彼の推理はピント外れ、
しかし、その想像性は強く、
後の作家の片鱗を見せる。
そんな不思議な設定で
ストーリは面白く展開する。
柳氏の作品は二作目だが
なかなか面白い。

2011-12-16

●粛々と:No. 3919 2011.12.16

夜明け。江別市文京台

いつもより30分ほど遅く起きた。
明け方5時前に
目が覚めたが無理せず再度寝たら、
5時半になっていた。
明け方、鼻づまりと寝汗をかいた。
風邪の症状だ。
だから、ぐっすりと寝ることにした。

昨日の午後は、会議づけで、
夜の8時までかかった。
少々異常な事態である。
大切な内容ではあるが、
生産的ではない。
まあ、校務でじゅうようだから
愚痴をいっても始まらない。
粛々とすすめるしかない。

2011-12-15

●今年の仕事:No. 3918 2011.12.15

並木。江別市文京台

いつものように自宅をでる。
風が少々あったが、
いつもの冷え込みだが
少々暖かい気がする。
南の空に黒い雪雲の前線が見える。
ドカ雪がふるのだろうか。

今年の一つのピークが過ぎ、
一段落したいところだが、
解説書をなんとか終わらせたいので、
その作業を暇を見ながらやっていた。
最終的に画像と位置図を
揃えて整えるのが大変で
今もまだ終わっていない。
それを終えたいのだが、
あと1週間しかないので、
少々大変だが、やるしかない。
今日は午前中講義で、
午後は会議が連続する。

84 行頭:似て非なるもの

室戸ジオパークには、室戸岬のダイナミックさとは少々違う、非日常的な「動」を感じさせる地層群があります。同じ付加体でも、少々味の違う醍醐味があります。行頭(ぎょうとう)岬の少し北、新村の海岸で見た付加体の話題です。穏やかな海岸に、非日常と日常の織り成す、似て非なるものがあります。

 私が昨年度、1年間、滞在した愛媛の城川は、山ひとつ越えると高知になるような山あいの町でした。高知は、愛媛とは違ったより山村の風情、いいかえるとより自然の残っているところでした。高知は山だけでなく海岸もなかなか魅力的です。私はもともと自然が好きですから、そんな自然の残ったところばかりに出かけていました。
 秋の高知の調査で室戸岬に向かうとき、太平洋沿いに国道55号線を走りました。四国の地図を思い浮かべてください。四国は長方形をしているのですが、その長方形はいびつな形です。特に太平洋に面した海岸線は、弧状の湾(土佐湾と呼ばれています)になっています。その弧状の部分は、なだらかな海岸線のように思えるのですが、そうではありません。海岸線を走るとわかるのですが、実は、思った以上に変化に富んだ海岸線になっています。桂浜のような砂浜の海岸は、それほど多くはなく、岩場だったり、山が海岸まで迫っているところもかなりあります。変化に富む海岸線です。
 そんな岩場の一つに行頭(ぎょうとう)岬の周辺があります。行頭岬の少し北、新村(しむら)港から北にかけての海岸では、いろいろな地層を見ることができます。非常に整然と並んだ地層から、激しく曲がりくねった地層など、付加体でみられる多様な地層の特徴を、ひとつの海岸線で見ることできます。この地域は、室戸ジオパークでは行頭-黒耳(新村より少し北にある集落)サイトと呼ばれ、ジオサイトとして環境(駐車場、歩道、解説板など)も整備されています。
 ここで見られる地層の構成は、砂岩と泥岩が一組(互層(ごそう)と呼びます)なっています。一層の厚さはさまざまで、砂岩泥岩の量比や内部の構造は、層ごとに不規則で多様です。また激しく褶曲しているところもあります。褶曲にも、整然と並んだ地層の間(層間褶曲やスランプと呼びます)にできているものもあります。
 地層の基本は、砂岩から泥岩のセットで、これが一層(単層といいます)となります。薄いところもありますが、特別厚いは層はほとんどなく、ある平均的な砂岩泥岩の繰り返しになっています。互層として繰り返しがあり、どことなく似通った特徴があることも確かです。
 このような砂岩泥岩互層の繰り返しは、タービダイト(turbidite、混濁流堆積物)と呼ばれている仕組みで形成されます。タービダイトは、混濁流(tubidity current)によって形成されたものです。同じような環境で、同じメカニズムでできたため、砂岩泥岩の繰り返しの様子が、似ているのでしょう。
 タービダイトは、このエッセイでも何度も出てきていますが、再度説明しましょう。
 陸地付近の海岸近くでたまっていた土砂が、なんらかのきっかけ(地震や洪水、台風など)で海底地すべりが発生して、大量の土砂が流体として、大陸斜面に流れ込みます。それが混濁流となります。時には、混濁流は海溝をも越えて深海底にまで達することがあります。
 互層のひとつの砂岩泥岩のセットは、一度の混濁流によって形成されます。混濁流が海底で止まる(堆積時)と、粒の大きな小石や砂が先に沈降し、粒の小さい泥が後につもります。これが、一層の砂岩泥岩のセットになります。
 次の混濁流が来るまでは、泥が溜まった面が海底面がとなります。混濁流の堆積時間に比べると、穏やかに流れる時間の方が、圧倒的に多くなります。一時の激変と大半の平穏が、大陸斜面における日常となります。穏やかな日常において、堆積作用はほとんどおこりません。
 生物がいれば、その海底面に痕跡(這い跡や巣穴など)を残します。あるいは、波による漣痕(れんこん)も、海底面にできることもあります。生物の死骸も降り積もることもあるかもしれません。もちろん、場所によっては、火山灰や黄砂なども運ばれることもあるでしょう。
 混濁流の来るところは、大陸斜面から海溝あたりです。日本列島では、大陸斜面は付加体の直上で、海溝付近は付加体に取り込まれる場となります。タービダイトは、付加体における陸源の堆積物の主要構成要素となります。そして、混濁流のもととなる土砂は、日本列島では昔の付加体が侵食されたものです。堆積物としての物質の輪廻が起こっています。タービダイトとは、繰り返し土砂が海底に流れ込んで溜まったものです。このような繰り返しは、堆積という作用の輪廻が起こっているのです。
 タービダイトの多様性は、いろいろな要因がありますが、露頭でみる地層は、ひとつの断面にすぎません。その断面が、混濁流のどの部分にあたるかは、さまざまです。ひとつの混濁流で、中心軸がどこになるのかによって、定点(断面)における堆積物の様相は変わってきます。混濁流の規模によって、断面における砂岩泥岩の厚さや、量比、構造などの違いが生まれます。混濁流は、先に溜まっていた堆積物を削ったり、流れによる堆積構造などをつくることもあります。さらに、堆積後、堆積物が再流動したり、液状化、小規模の褶曲なども形成します。自然は、多様性を生む複雑なメカニズムを用意しています。
 行頭の海岸のタービダイトは、3700万年前に4000mもの深海に堆積したものです。整然とした砂岩泥岩の互層の見られる地域もあります。整然とした互層の中のひとつの砂岩の中を見ると、欄間のような幾何学的模様が見えます。ひとつの地層の中の模様も、追いかけていくと変化します。その変化も、隣の地層のものとは、明らかに違います。似て非なる模様が砂岩ごとに見られます。見飽きない不思議な模様です。
 砂岩の岩脈がみられるところもあります。砂岩の岩脈とは液状化によって砂岩が泥岩層や上の互層を突き抜けていったものです。何層にも及ぶ岩脈となっています。また、見事な漣痕があります。深海でこのような漣痕ができる波があったのかという驚きもあります。激しい褶曲(スランプ)があるとこもあります。その激しさは、地層がどこに連続しているのかを考えあぐねるほどです。生物の這い跡がたくさん見れる地層面もあります。そこには暗い深海底にあった生態系の多様さを感じます。
 タービダイトに刻まれたさまざまな模様に、いろいろな作用、「非日常」の異変、過去の時空間、穏やかさの中の変化などが、読み取ることができます。似ているのに、どこか違う。違っているのに、どこか似ている。タービダイトには、そんな不思議な、類似性と差異があります。
 私は、このような砂岩泥岩の互層をみると、なぜか心が騒ぎます。タービダイトがもつ似て非なるものが、心の琴線を鳴らすためかもしれません。

・訂正とお詫び・
前回のエッセイ「83 日沖:大地の静と動」において
日沖の枕状溶岩を、海嶺で形成された玄武岩として
それらが付加体の中に入りこんだと書いたのですが、
これは間違いでした。
室戸岬にみられる斑レイ岩と同じマグマで、
付加体の中の海溝付近で活動したマグマでした。
現地で、そのように案内を受け、
なおかつ説明も読んでいたのに、
なぜか、勘違いしました。
文章自体は大きな修正とななりませんでしたが、
間違っている部分を修正して
ホームページは更新しました。
メールマガジンで皆様に送ったものは
もう修正できませんので
訂正とお詫びを、ここでお伝えします。
申し訳ありませんでした。

・タービダイト・
タービダイトには
堆積物に対して用いる場合と
流れやメカニズムに対して用いる場合があります。
流れを意味する時、
英語では「tubidity current」が用いられます。
本エッセイでは、タービダイトは地層に
流れには混濁流を用いました。
以前は乱泥流ということばが使われていたのですが、
今では、使わなくなったようです。
私は研究対象として、しばらくタービダイトを
みていくつ予定でいます。

GeoEssay 84 行頭:似て非なるもの

GeoEssay
84 行頭:似て非なるもの
を発行しました。

室戸ジオパークには、
室戸岬のダイナミックさとは少々違う、
非日常的な「動」を感じさせる地層群があります。
同じ付加体でも、
少々味の違う醍醐味があります。
行頭(ぎょうとう)岬の少し北、
新村の海岸で見た付加体の話題です。
穏やかな海岸に、
非日常と日常の織り成す、
似て非なるものがあります。

EarthEssay 1_106 嫌気性細菌:古い化石 2

EarthEssay
1_106 嫌気性細菌:古い化石 2
を発行しました。

地質学では、同じような地域で、
何度も似たテーマで議論が沸き起こることがよくあります。
そんな地域は、地質学において、
重要な役割があり、潜在的な可能性をもっているため、
今後も同じような議論を湧き起こすことになるはずです。
今回の古い化石の見つかったピルバラも、
そんな重要な地の一つです。非常に広大ですが。

2011-12-14

●吉田キグルマレナイト☆:No. 3917 2011.12.14

日野俊太郎著「吉田キグルマレナイト☆」
(ISBN978-4-10-331471-4 C0093)
を読んだ。
なかなか面白い。
実体験に基づく話のようで、
展開も引き込まれる。
新人の作品と思えない確かさをある。
ただし、一番のクライマックスが
少々演出不足だ。
そこだけが残念だった。

●頑張らないために頑張ろう:No. 3916 2011.12.14

足跡。江別市文京台

今朝は、30分ほど寝過ごした。
自宅を出たのも30分ほど遅くなった。
いつものは暗い中を歩くのだが、
曇だが、朝の明るさの中を歩くことになる。
車の通りが多くなく。
高校生の通りもある。
早朝出の学生や職員ではない、
少々早めの出勤の人達をみることになる。
私も不規則だが、
同じく不規則な出勤をする
見慣れた職員の方にもあった。
そんなことを日常を感じながら、
出勤してきた。

先日、忘年会で無理しない、
頑張らないことが大切という話が出た。
頑張り過ぎない、頑張らないことは、
現代社会では非常に大切な心の持ちようである。
しかし、頑張らないために
頑張らなければならない、
のも現実だ。
しかし、その頑張りこそが大切なのだ。
頑張らないために頑張ろう。

2011-12-13

●残念だ:No. 3915 2011.12.13

街灯と吹雪。江別市文京台

今朝は、積雪が結構あった。
そして風が強く吹雪となった。
吹雪の中を背中を丸めて歩いてきた。

卒業研究も後一人となった。
まあ、それぞれのレベルである。
自分の研究の意義がどの程度
理解できたであろうか。

君たち、本当はもっともっと
力が、能力があるはずなのだ。
君たちの限界は、そんなものではない。
その限界を知らずに
若い力をすぼめてしまうのか。
二度とない若い時代を過ごすのか。
残念だ。
そんな力を発揮するには、
心のストッパーを外せばいいのだ。
がむしゃらに、ひたむきに
ならふり構わずに、進めばいいのだ。
そんな経験を一度も
大学時代にできないのは
もったいない。
残念だ。
二度目の限界は
一度目の限界は
もはや通過点に過ぎない。
もっと上にいけるのだ。
そんな経験をして欲しかった。
そんな経験をさせてあげられなかった。
残念だ。

2011-12-12

●変化:No. 3914 2011.12.12

街灯。江別市文京台

今朝は、曇である。
昨日から雪が時々降ったりする。
今朝も歩いて来る時、
パラパラ降っていたが、
大学についたら
一層、激しく降ってきた。
こんな繰り返しだ。

昨日は小学校の行事で餅つき大会だった。
以前はPTA主催のであったが
今年から学校行事として
おこなわれるようになった。
教員、児童も全員出席の行事となり、
今日は代休になる。
年々児童数が少なくなり、
学校の様子は変化する。
長男の時とは明らかに変化した。
しかし、次男のために、
最大限の努力をしてあげるべきだろう。
いや、努力という義務感より、
親としての気持ちがどの程度湧いてくるか、
あるいは次男に気持ちが向いているか
の問題だろう。
長男の時には感じなかったことを
感じるようになってきたのは、
はやり変化しているのだろうな。

2011-12-11

●うだうだ:No. 3913 2011.12.11

昨日は自宅で一日うだうだしていた。
飲んど翌日なので、
睡眠不足気味である。
起きているが
時々うとうとする。
私は、午前中は家の手入れのために
業者さんとの打ち合わせがあった。
午前中、家内は体調がわるいので医者に行く。
夕方になると、薬のせいがダウン。
子供たちと夕食を準備して
食べたあと、後片付けをした。
家内は、夜になると起きだして、
体調は少しは復帰したようだ。

●舶来屋:No. 3912 2011.12.11

幸田真音著「舶来屋」
(ISBN978-4-10-463305-0 C0093)
を読んだ。
はじめての作者だ。
戦後から新しい輸入小売を
独自に始めた人の立身物語である。
その内容が実話に基づいているので、
面白く読めた。
ただ、その物語が継続するので
ストーリーの波が穏やかで読みやすいが、
読後感が小さく感じる。
実話に基づいているためだろうか。

2011-12-09

●忘年会:No. 3911 2011.12.09

夜明け前。江別市文京台

今朝は東の空が晴れていて、
凛と冷え込んだ。
がりがりに凍った道を
こわごわ歩いてきた。
大学についてしばらくして、
雪が激しく降りだした。

今日は大学の忘年会がある。
楽しみだ。
大人数が出席する宴会なので
いろいろな人に会うことにある。
でも、顔見知りと久しぶりに
話ができるのは楽しい。
飲み過ぎないように
気を付けないといけないが。

2011-12-08

●添削:No. 3909 2011.12.08

足跡。江別市文京台

今朝は雲があったが、
晴れ間がのぞいていて晴れてきそうだ。
冷え込みが強く、
歩いてしばらくは寒く、
体が温まるまで
凍えながら歩く。

卒論が最後のツメである。
昨日まで全員最終稿をみたが、
OKは今のところ一人。
あとはまだ添削を続ける。
今週中に全てを終わらせたい。
今日も講義と会議の合間をみて、
添削を続ける。
明日は一日、
添削が終わるまで繰り返すことになる。

EarthEssay 1_105 先取権:古い化石 1

EarthEssay
1_105 先取権:古い化石 1
を発行しました。

もう師走ですが、今回のシリーズは、
今年の夏に流れたニュースからです。
本当はもっと前から、
その研究の口火は切られていました。
研究の先取権とも関わっていますが、
新しい発見は名誉なことでありますが、
それよりすごいものが見つかると、
その名誉もほんの一時のものとなります。
あるいは以前のすごい発見に
新しい発見を付け加えるとき、
どう売り出すか。
そんことが背景にある古い化石をめぐる話題です。

2011-12-07

●若者へ:No. 3908 2011.12.07

灯り。江別市文京台

今朝は曇りである。
冷え込んで道はガリガリである。
風がないので寒さもそれほどではない。
今週末は大学の忘年会だ。

卒業論文の添削が大詰めである。
時間切れでここまでという学生が
何人かでてきた。
仕方がない。
それが現実だ。
理想の高みまで達することは難し。
ただ、重要なのはその高みを目指すこと。
最後の瞬間までその高みをあきらめないこと。
そして、達せなかった高みを悔やむこと。
若者たちよ。
今は苦しいがひたすら励むのだ。
その苦しさ、
自分の未熟さ、
自分の不甲斐なさ、
達成できなかった悔しさを
忘れるなかれ。
その経験はきっと君の糧になるはずだ。

2011-12-06

●背中痛:No. 3907 2011.12.06

灯り。江別市文京台

今朝は雲が漂っていたが、
青空が覗いている。
風がなく、比較的穏やかである。

昨日は昼前から暴風雪になった。
夕方にはだいぶ収まったが、
かなりの積雪があった。
朝除雪車が入っていた。

朝起きて手洗いトイレをすませて、
支度をし始めたら、
急激に背中に激痛が走った。
しばらく動けなくうずくまっていた。
背中の上部の脊椎周辺だ。
ぎっくり腰ではなく、
その上の背中の筋肉を痛めたようだ。
しばくじっとして、
動けるようになったので、
様子をみながら、
着替えて、食事をした。
背中に力をかけないようにしていたら、
痛みが少しは治まってきた。
痛みが完全には治まってはいないが、
気を付けていれば、
通常の業務ができそうなので、
大学にでてきた。
今日は無理をしなように過ごそう。
卒論があるので、
今寝こむことができない。

2011-12-05

●それぞれの生き方:No. 3906 2011.12.05

雪景色。江別市文京台

今朝は曇っていて、
真っ暗中を歩いてきた。
風が全くなく、
溶けかけた雪が
ガリガリに凍っていたが、
寒さをあまり感じなかった。

今週末から、卒業研究の提出期間となる。
それに合わせて最後の詰めを
面談しながらおこなうことになる。
努力しているもの、
さぼっているもの、
努力の足りないもの、
さまざまな姿勢の学生がいる。
それぞれが自分の生き方だ。、
教員としては真面目な取り組みを望むのだが、
強制することはできない。

2011-12-04

●医者:No. 3905 2011.12.04

昨日午後から積雪がはじまった。
夜も降り続け、
朝には今シーズンはじめて除雪が入った。
いよいよ完全な冬だ。

昨日は、午前中医者に出ただけで、
一日自宅で過ごした。
次男も風邪で咳が止まらないので、
朝、医者にいった。
気になっていたが、
医者では咳だけで
熱も体調も普通だから、
通常の生活をしていいといいう。
一安心である。
我が家は医者通いの日であった。

●県庁おもてなし課:No. 3904 2011.12.04

有川浩著「県庁おもてなし課」
(ISBN978-4-04-87182-8 C0093)
を読んだ。
おもしろい。
高知県が実際に取り組んだことを
きっかけに出来上がった小説だ。
どこまで事実か、
どこからがフィクションかがさらに面白さを増す。
そして高知県だけでなく、
どのような地方でも適用可能な発想である。
しかし、私は、高知への身近さ、
愛着などがあるので、
よけいに興味があった。

2011-12-02

●風邪:No. 3903 2011.12.02

雪と実。江別市文京台

今朝も積雪。
ふわふらしたきれいな雪である。
靴を完全な冬靴にした。
毛糸の帽子もかぶりだした。
衣類も、いよいよ冬仕様になった。

今週は結構疲れた。
多分風邪ぎみのせいであろう。
次男が今風邪をひている。
昼間はそうでもないが、
寝る前にはひどい咳となる。
昨日と今日は
学校を休んで様子を見る予定だ。
土曜日に百人一首の演習があり、
日曜日には大会がある。
それには出たいようなので、
養生が必要だろう。
私も次男の風邪のせいか、
少々体調が悪い。
土・日曜日はゆっくり休むことにしよう。

2011-12-01

●すべきこと:No. 3902 2011.12.01

雪の通勤。江別市文京台

今朝も雪。
積雪も結構あった。
なにより風があり、寒い。
12月になりいよいよ冬っぽくなってきた。

すき間の時間で
ガイドブックの原稿や図を作成している。
なかなか時間がとれずに、
はかどらない。
しかし、できるだけ早めに進めてききた。
今年中に原稿レベルは終わらせたい。
あとは許可の手続きが必要になる。
あれやこれやすべきことがあるなあ。

EarthEssay 5_97 新定義への期待:キログラム 4

EarthEssay
5_97 新定義への期待:キログラム 4
を発行しました。

今までの質量の定義には、
問題がありました。
質量の新しい定義を決めることになりました。
ところが、その定義の方法は、
まだ決まっていません。
手順が逆のような気がしますが、
これは、人類の英知や将来にかけた決定ともいえます。
私たちは、その期待を叶えられるのでしょうか。

Monolog 119 独学者

Monolog
119 独学者
を発行しました。

autodidactという単語をご存知でしょうか。
多分、知っている方は少ないと思います。
独学あるいは独学者という意味です。
大学では、学問を身につけるために、
多くの教員がいます。
しかし、教えてくれる先生がいなくても、
独学はある程度は可能だと思います。
近年ほど、独学のチャンスは増えているように思えます。
私の体験を交えて紹介していきます。