2009-03-26

EarthEssay 1_80 回廊の閉鎖:メッシニアン塩分危機5(2009.03.26)

EarthEssay
1_80 回廊の閉鎖:メッシニアン塩分危機5(2009.03.26)
を発行しました。

メッシニアン塩分危機は、なぜ起こったのでしょうか。
その原因を解明するには、
今は亡き回廊が、なぜ消えたのかを、
解き明かさなければなりません。
その謎解きは、簡単ではありません。
まだ、確定したモデルはできていませんが、
代表的なものを紹介しましょう。

2009-03-24

●紀伊半島へ:No. 2813 2009.03.24

明日から31日まで不在です。
紀伊半島の海岸を巡ります。
桜の季節はもう過ぎたでしょうか。
久しぶり4度目の訪問となります。
その間、このページの更新はしません。
ただし、条件さえ整えば、
ブログの更新は不定期にするかもしれません。

●親睦会:No. 2812 2009.03.24


コブシ。江別市文京台

昨日から冷え込んで、
時々雪が舞っていた。
今朝は冷え込んで、
昨日の昼間解けた部分が凍っていた。
今朝はがりがりになっていた。
東の空には太陽がのぞいているが、
西の空には、今も雪雲が出ている。
今日も晴れたり、
雪が降ったりするのだろうか。

昨日は学科の教職員で飲み会があった。
いつもの場所で、
いつもの気心の知れた人たちと
うまい酒を酌み交わす。
考えたら我が学科は、
恒例として、
年に3度の親睦会が行われている。
他学科にいたときは、
こんなに頻繁に、
しかも定期的な親睦会はなかった。
全体としてみると、
学部や大学の親睦会もあるので、
あわせると結構な会があることになる。
しかし、以前の職場に比べれば
圧倒的に飲み会は少ないが。

●四国八十八ヶ所:No. 2811 2009.03.24

石川文洋著「四国八十八ヶ所」
(ISBN978-4-00-431151-5 C0272)
を読んだ。
70歳近い戦場カメラマンが
四国の八十八ヶ所を写真を撮りながら
歩いた記録である。
淡々と旅行記を写真を交えて
記録されている。
4回に分けて回られてたのだが、
心臓発作によって、
生死の間をさまよいながらも、
巡礼を続けられた。
私も八十八ヶ所めぐりを
定年後やってみたいのだが、
いつになることやら。
本当に実現できるのだろうか。

2009-03-23

●Movable TyepとWordPress:No. 2810 2009.03.23


残雪。江別市文京台

今朝は暖かいのだが、
風が強く肌寒かった。
畑の雪は、一気に雪解けが進んだ。
3日ぶりに通勤の道を歩いていると、
一気に雪解けが進み、
黒い畑の土が見えていたのだ驚いた。

道路を歩いているとミミズがたくさんでていた。
しかし、早朝は寒そうで
動きが、もがいているように見える。
春分が終わったばかりだが、
北海道では、啓蟄がやっと訪れたようだ。
本州の季節感に比べれば、
一つ節気が遅いのが、
今年の北海道は、それでも早い雪解けである。

今日は学科の飲み会である。
年度末の打ち上げである。
また札幌に出ることになるが、
見て購入したい本もあるので、
それもやってこよう。

現在、自分の借りているサーバに
ブログを立ち上げられないかを挑戦している。
Movable TyepとWordPressを試している。
WordPressの方が最初のとっつきがいい。
そしてプラグインなども、わかりやすい。
どちらも似たようなことが出来るのだろう。
導入のしやすさ、とっつきやすさ、
そして 自分の扱いやすさが、
最終的に決め手になるのだろう。
他のサーバのブログは、
簡単で使いやすいのだが、
データを自分自身の管理下に
置けないところが、 不安である。
まあそれなりのセキュリティや
バックアップは自前サーバーよりは
充実しているのだろうが、
やはり手元に管理権がないのは、不安な感じがする。
だから、バックアップとして利用することにして、
可能ならば、自前のものを利用したいと考えている。
そのためで挑戦である。

2009-03-22

●ETC:No. 2809 2009.03.22

昨日の朝、降った雪は、昼前には溶けて、
乾いた道路がでていた。
午前中は子供の靴を買いに出かける。
午後、子供たちは自転車に乗って
外に遊びに行った。
私は予定の旅行の準備をした。
今日は午前中に荷造りをして
発送する予定だ。

新しい季節に、子供たちの昨年の服や靴を合わすと
身長が伸びてて、すべて小さくなっている。
今度6年生になる長男の靴は、
もう私がはけるサイズになっている。
上着は、長男のお下がりが
家内のサイズにちょうどになった。
でも、次男が控えているので
すぐには降りてこないが。

車のCDが音飛びをよく起こすので、
買い替えを考えていた。
もともと中古のCDプレイヤーを
中古車からとってつけてもらったものだ。
それに車も2代目となっているが、
古いオーディオをそのまま付け替えて使っていた。
ETCも今なら政府の助成金があるので、
換え時だと考えた。
一昨日、自動車用品店に行き、
オーディをを見たら、
格安限定3台の装置がまだ残っていった。
それを購入を決め、
ETCも一番安いのを購入決定。
割引と助成金、そしてサービスで
ETC分がまるまる浮いた計算になる。
しかしETCがまだ入荷しないので、予約だけした。
それが昨夜、入荷したとの連絡があった。
取り付け作業が込んでいて、
24日の昼、出かける直前となった。
出かける前となる、
なにかとばたばたする。

●ニッポンの恐竜:No. 2808 2009.03.22

笹沢教一著「ニッポンの恐竜」
(ISBN978-4-08-720483-4 C0245)
を読んだ。
日本の恐竜や爬虫類化石に関する
歴史あるいはドキュメントである。
日本の恐竜にはいくつか話題になり、
歴史から消えたもの。
なかなか記載論文が発表されずに、
最近発表されたもの。
いろいろ歴史の裏に隠れていることもがある。
そしてこの本で語られた生物学者には
私も知っている人も盗聴している。
なかなか興味深い本であった。

2009-03-21

●春の雪:No. 2807 2009.03.21

昨日の午前中は、晴れていたので、
子供たちの自転車を出して
乗れるようにした。
その後午前中に買い物に出かけたので、
午後に乗る予定であった。
しかし、午後から曇ってきたので、
自転車には乗れなくなった。
それに夕方には雪が舞いだした。
そして今朝は雪景色である。
まあ、日が上れば、
まだじきに解けていくのだろう。
春の雪は儚い。

一昨日会った大学の同級生にメールを書いた。
その文面を以下に。

「昨日は、短い時間でしたが、有意義な時間でした。
お互い、社会人としての如何に終わり迎えるかを
考える時期なって来ました。
自分の属する組織、
家長として家族、
そして自分自身の人生設計、
それぞれが長い歴史の積み重ねの上に
成り立っているものですから、
自分の思い通りに振舞うこともなかなかできません。
不本意ながら従わなければならないことも多々あります。
社会状況も自分の自由をたやすく許しそうもありません。
そんなことを考えると、決して明るい未来ではありません。
しかし、人生の晩年を如何に迎えるかを考え、
社会人としてこれから振舞ってかなければなりません。
そんなことを考えてしました。
これから会うことは、そうそうないでしょうが、
メールならいつでも連絡可能です。
こんな利器もあるのですから、
時々連絡しあいましょうか。
昨日は楽しかったです。
ではまた、いつかどこかで。」

というものであった。
そして友人からまた会おうという返事が来た。
今回が、今生の別れではないのだ。
まだ生きていて、努力すれば、
どこか出会えるかもしれない。

2009-03-20

●旧友と卒業式と:No. 2806 2009.03.20

今日は晴れである。
ただ、東の空に雲があるため、
朝日は差さない。

今朝は、ぐっすり寝た。
おきたら6時半であった。
最近は4時半くらいには起きていたので、
2時間もよく寝たことになる。
春眠暁を覚えず、だろうか。

今年は雪も少なく、
雪解けも早い。
道路が乾いて、ほとんどのところで
アスファルトが出ている。
これならもう自転車を出して乗れるだろう。
子供たちの自転車をきれいに拭いて、
タイヤに空気を入れて、
今年の初乗りの準備をしようか。

昨日は、旧友にあった。
最初、顔がわからなかったが、
近づいてきた人がいたので、
友人だとわかった。
2時間近く話すことできた。
お互いの近況を話し、
同期の友人たちの近況について話をした。
懐かしさがこみ上げてくる。
旧友との語らいはいいものだ。

旧友と会った後で、
大学の卒業式に出た。
毎回のことであるが、
教員として壇上に上がり、
学生を見下ろすのは気恥ずかしいものだ。
学生たちの
達成感に満ちた顔、
どこかで将来の不安を持った顔、
ただただうれしそうな顔、
感極まり、今にもなきそうな顔、
授業態度が悪くて覚えている顔、
逆にまじめに授業を受けている顔、
いつも教員の研究室付近で見かける顔、
いろいろな学生の顔が見える。
学長の送辞として、
いく人かの卒業生のエピソードを聞きながら
そんな顔を眺めていた。
いろいろな思いがあるが、
教員として卒業生を送り出すことは
うれしいことである。
そんな思いをかみ締めていた。

2009-03-19

●遠来の友:No. 2805 2009.03.19


融雪のために。江別市文京台

今日は曇りで暖かい。
昨日話をした人に会い、
会釈を交わす。
新しい付き合いが始まる。

今日は卒業式である。
1000名ほどの学生が今年も
本学を巣立っていく。
今年は私のゼミ生はまだ卒業を迎えないが、
卒業式は送り出す側として、
感慨深いものである。

友人と卒業式の前に会うことになっている。
大学の同窓生で、
卒業以来の面会だ。
30年ぶりだろう。
本当に久しぶりだ。
札幌で会うことになっているが、
お互いの変貌しているであろうから、
認識できるだろうか、少々不安である。
その友人は、東京と札幌を週のうち、
半分半分で行き来していたのが、
今月で札幌を引き払うようだ。
そのため、私にあっていこうというのである。
懐かしい。
遠方の友、過去より来たりて、遠方へと去る。

●アストロバイオロジー:No. 2804 2009.03.19

小林憲正著「アストロバイオロジー」
(ISBN978-4-00-007487-2 C0344)
を読んだ。
生物学が地球生物がであるのに対し、
宇宙生物学が必要だというのは、
同感である。
私も講義や、エッセイでも書いてきたことである。
宇宙生物学とは別の分野があるので、
紛らわしさをなくすために、
アストロバイオロジーという名称で
呼ぼうという。
そのためにこのような書名になったのである。
内容的には、ほぼホローしていたことでったが、
分子合成の現状や
他天体の生命存在の可能性、
また生物防護や宇宙検疫などの考えなどは、
なかなか面白かった。

EarthEssay 1_79 広い回廊:メッシニアン塩分危機4(2009.03.19)

EarthEssay
1_79 広い回廊:メッシニアン塩分危機4
を発行しました。
地中海と大西洋がつながっているところは、
ジブラルタル海峡と呼ばれています。
この海峡は、狭く、海路交通の要所となっています。
アフリカとヨーロッパの接点でもあります。
そのため、政治、宗教、軍事などの要ともなっています。
このジブラルタル海峡は、
メッシニアン塩分危機以降にできたものでした。

2009-03-18

●人間関係:No. 2803 2009.03.18


ポプラ。江別市文京台

夜半に雨が降った。
朝にはあがっていたが、
雲の多い朝である。
暖かい日である。

今朝、歩いていると、
よく見かける人が声をかけてきた。
その人は犬の散歩をさせているおじさんで、
いつも顔を合わしているが、
挨拶もしたこともない人である。
聞くと、見たことのない鳥が、
電柱の上に止まっているというのである。
見るとカモメのようであった。
色が黒ではなくまだ灰色ぽっかたので、
若鶏なのだろう。
それを説明した。
知っている名前の鳥だったので、
安心したよう。
それでお互いに分かれた。
なぜここまで飛んできたのはわからないが、
海までそれほど離れてはいないので
飛んできてもいいのだが、珍しいことだ。
それより、朝いつも見かけている人と
接点がなかったが、
これで接点が出来た。
これから目が合えば
挨拶を交わす関係ができたのだ。
他にも、何のきっかけのなし、
何人も挨拶をしている人もいる。
人間関係なんてものは、
ふとしたことをきっかけに
始まることもあるだ。

●超高速右脳読書法:No. 2802 2009.03.18

中谷彰浩著「超高速右脳読書法」
(ISBN4-478-70274-8 C0012)
を読んだ。
軽い内容であり、
右脳読書の利点、
左脳読書の欠点、
本読む人の利点。
読まない人の欠点などを
つぎつぎと羅列されている本である。
流し読み。

●地学のツボ:No. 2801 2009.03.18

鎌田浩毅著「地学のツボ」
(ISBN978-4-480-68804-0 C0244)
を読んだ。
鎌田氏が、教養の講義としておこなっている
内容をまとまたそうだ。
ほぼ知っている内容であり、
私にとっては新鮮な部分はなかった。
そのため、走り読みをした。

2009-03-17

●悩みの深さ:No. 2800 2009.03.17


街灯。江別市文京台

今朝は、明け方まで雨が降っていたようである。
道路が濡れていた。
気温も高く暖かい。
手袋を薄手のものしたが、
寒くもなく、ちょうどいいくらいだ。

昨日学生とあった。
将来について決断を下した学生が、
また悩みだしていることがわかった。
人の意見に流され、状況に流され、
だが本位ではないという気持ちがあるようだ。
しかし、そのままの気持ちで進むことは、
自分にとって不利なことになるにちがいない。
自分の道を見極めるべきだと私は思う。
だが、私からそれを強要するわけにはいかない。
自分で決めるしかない。
ただ、寄り添っていくしかない。
人の悩みの深さが、染みてくる。

●ホワイトハウスの記憶速読術:No. 2799 2009.03.17

斎藤英治著「ホワイトハウスの記憶速読術」
(ISBN4-575-15303-6 C0295)
を読んだ。
速読といいながら、
その技術については
どこにも書いてあるようなものが書かれていた。
新規性、独創性がない。
そしで著者自身の速読の実践方法が
あまりほめられたものでもないし、
役に立つものではない。
なんとなく自己満足な内容にみえた。
内容に重複が多、あまりためにならなかった。
しかし、読み流さずに
しっかり読んでしまったのが
残念に思える。

2009-03-16

●迷えるものたちに:No. 2798 2009.03.16


ハルニレ。江別市文京台

今朝は、どんよりとした雲の多い天気だ。
しかし、気温は高く、暖かい。
0度前後の気温のようで、
雪が解けているところと
凍っているところがある。
昨日積もった雪も
跡形もなく溶けている。
春はもうすぐそこまで来ている。

今日学生の面談することにしている。
これから4年生になる学生だが、
迷いが生じているような学生に対して、
多数の選択肢の中から
なんとか望むものを
選んでもらうように促すためだ。
大学は、2月から3月は授業がないので、
教員と学生の距離が広がり、
コミュニケーションが足りなくなる。
だから迷いが生じたとき
適切なとき手助けを出来ないことである。
それを今回やろうとしている。

ディスクの整理をすることにした。
どれくらいのデータをかかえているのかを
ハードディスクごとに整理するのである。
以前やったのを見たら、昨年の春におこなっている。
ハードディスクがいっぱいになったので、
大幅に整理したためである。
今回もその整理をしていくことにする。
まあ実際には、フォルダーサイズを調べるソフトを起動し、
ディスクごとにチェックしていくだけである。
ただ、容量が多いと時間がかかるが、
その間、ほかの事をしていればいいのだ。
それよりも今後の、ポータブルハードディスクと
パソコンの全体について考えたほうがいい。
その辺を考えながら整理をしていこう。

あと10日ほどで旅行に出かける。
その間の準備をしていく必要がある。
急にはできないので、今から準備をしていく。
その準備とは、メールマガジンの発行である。
週刊を2号分、月刊を1号分を用意して
発行予約をすることになる。
その原稿を書いていくことになる。

2009-03-15

●ポータブルハードディスク:No. 2797 2009.03.15

昨日は夜から大荒れの天気であった。
家が震えるほどの風が吹き、雪も降った。
朝は積雪量はそれほどもでもないが
雪景色となっていた。
気温はそれほど低いわけではない。

昨日は、一日ポータブルハードディスクの
復元に取り組んだ。
最後には再フォーマットまでいった。
それでもエラーが出てきた。
昨夜、いよいよ最後の手段として、
セクターの全面チェックをはじめた。
時間がかかるので、
そのまま作業をさせて寝てしまった。
今朝はチェックが終わり立ち上がったので、
そのまま使用している。
パソコンのハードディスクを
使用して作業しているから、
実際のデータが壊れるような
問題は生じていない。
不幸中の幸いであった。
持ち歩くハードディスクに
余り大量のデータを入れておくのは、
考えものだ。
もしものとき、被害が大きく、
復旧に時間もかかるからだ。
私は、ポータブルハードディスクには、
一番重要なデータである
ワーキングデータ45GBを常に最新状態にして
持ち歩いている。
自宅のパソコンに転送して
研究室の作業をそのまま自宅でも
できるようにするためだ。
過去のデータストックが50GB
電子辞書3GB
地質旅行120GB
地図データ81GB
音楽データ21GB
写真ストック18GB
300GBほどのデータがはいっていた。
もしこれ全部をコピーするとなると
膨大な時間がかかる。
ちなみに昨日50GBほどコピーしたら
1時間以上かかかった。
もう少しコンパクトにして持ち歩いた方が、
何かあったときに被害も少ないという気がする。
これは、早急に対処しなければならない。

●珊瑚朗先生無頼控:No. 2796 2009.03.15

竹内真著「シチュエーションパズルの攻防
珊瑚朗先生無頼控」
(ISBN978-4-488-02527-4 C0093)
を読んだ。
安楽椅子探偵のパターンの
短編ミステリー集である。
ただし大小説家の珊瑚朗先生は
安楽椅子に座って
謎を解くのではなく
銀座のバーのソファで
女の子をはべらせながら
酒を飲んで謎を解いていく。
そしてその謎解きには、
いくつものドンでん返しがある。
なかなか面白い話であった。

51 増毛:ライマンの見た断崖

 札幌からほんの1、2時間ほどのところに、増毛という町があります。今では、海岸沿いに国道ができ、短時間で行けてしまいますが、かつては陸の孤島として近寄りがたい断崖が連なる地域でした。そんな険しい海岸も、昔、アメリカの地質学者が調査をしていました。そんな地質学者の足跡をたどりながら、断崖を眺めましょう。

 増毛と書いて、「ましけ」と読みます。北海道の地名です。語源は、アイヌ語の「マシュキニ」や「マシュケ」、「マシケナイ」から由来しているといわれています。「マシュキニ」の意味は、「カモメの多い所」ということで、海に面した増毛の昔の様子を表しています。
 増毛に列車で行くためには、札幌から函館本線に乗ります。函館本線は、函館から小樽を回るコースで札幌に出て、さらに旭川に向かう、全長420kmの路線になります。札幌から、北に向かいます。深川で、函館本線から、留萌本線に乗り換えます。留萌本線は、深川から留萌を通り、増毛まで通じる70km弱の路線です。ここより先は線路もなく、増毛が終着駅となります。
 そのコースとは逆を通って、大学生時代、増毛から札幌まで帰ったことがあります。暑寒別岳(1491m)に雨龍沼側から登り、縦走して降りたところが増毛だったのです。友人と二人で、暑寒別岳を縦走しましたのは、6月上旬でした。麓には春が来ていたのですが、雨竜沼から上は残雪の中を歩くことになりました。この登山は、マイカーなどない学生時代ですから、行きも列車、帰りも列車でした。
 その後、北海道に移住して、車で増毛に行きました。増毛は、今では漁港がある小さな町ですが、かつては多くの人口を抱えた栄えた町でした。留萌が留萌支庁の中心になっていますが、かつては、増毛支庁として増毛がこの地域の中心地となっていました。
 増毛では、江戸時代からニシン漁が盛んで、栄えていました。いまでも、その名残の建物が増毛には見られます。ニシンの群れ(群来「くき」と呼ばれていました)が来ると、カモメが餌として捕るために海面に群れていたのです。その様子から、「カモメの多い所」(マシュキニ)という名称がついたのでしょう。「石狩挽歌」という歌にも「ゴメ(ウミネコのこと)が鳴くから、ニシンが来る」という歌詞があります。これは、海鳥がニシンの産卵が始まるの察知して群れている光景を歌ったものです。
 明治には、ニシン漁によって栄えた増毛までの交通路として、鉄道が早い時期から整備されました。ニシン漁による賑わいは、昭和初期まで続き、現在もその名残として建築物が残されているのです。だから、留萌の先の増毛まで鉄道が通じているのです。
 ところが、増毛より先は、険しい海岸線が続き、通行の難所として古くから恐れられていました。1981年に国道231号が開通して、冬でも往来ができますが、それ以前は、海岸にへばりつくようにしてあった雄冬などの村々は、海の荒れてないときに、船で行くしかない陸の孤島となっていました。
 日本の地質学を興した、お雇い外国人として来日したライマンも、調査のために、このルートを通っています。
 ライマン(Benjamin Smith Lyman、1835年12月11日-1920年8月30日)は、明治6(1873年)年1月18日に来日し、4月下旬には函館にきています。その後7ヶ月をかけて第一回北海道調査で道南部をおこなっています。その翌年の明治7(1874年)5月20日からは、第二回北海道調査を行っています。その後明治8(1875)年にも、茅沼・空知の炭田を精査しています。
 第二回北海道調査は、長距離、そして長期にわるものでした。ライマンが、増毛を訪れたのは、この第二回目の調査のときでした。
 函館を5月26日に発ち、室蘭、苫小牧、札幌を経て、石狩川を遡上、そして十勝川の支流の音更川を下り、十勝川河口の大津に8月5日に着きます。その後、休むまもなく、海岸線を、広尾(8月6日)から反時計回りに石狩までたどります。その途中、増毛から厚田にいたる険路を通っています。
 北海道の地図を見るとわかりますが、ライマンの通った海岸ルートで、知床とこの増毛が一番険しいルートになります。当時知床の海岸今と同様、道はほとんどなく、訪れる人も少なく、海岸をたどることができず内陸を進みました。ただ知床硫黄山には、海路から苦労をしながらたどりついています。
 ライマンが長い調査の途中、増毛に着いたたとき、札幌をたって以来の最高の宿と感心しています。また、学校をみて、教育と文化の高さに驚いています。このようなライマンの驚きからも、増毛の繁栄ぶりがうかがわれます。
 増毛から先は、今回の調査では、海岸ルートとして最大の難所を行くことになります。迂回路の山道が雪で通れなくなるのを恐れて、先を急いでいます。増毛から海岸を避けて、山越えの山道から浜益(ライマンは浜増毛と呼んだ)に、必死の思いで一日かけて到着しています。さらに次の難所の濃昼(こきびる)の海岸も苦労して夜半にやっと厚田に通り抜けています。この難所を、天候悪化のため、浜益で一日足止めをさせられていますが、実質2日間でたどっています。しかしフィールドノートの記述からは、その苦労のほどが伺われます。
 増毛から厚田までの間は、道もはっきりせず、海岸沿いは危険なところも多かったようです。現地の案内人を雇っていっても、苦労する難所でした。そのような人を寄せ付けないような険しい海岸が、増毛と厚田の間には、昭和の終わり頃まで立ちはだかっていたのです。今では国道ができ、車であっという間に通過できます。しかし、その国道もトンネルが多く、険しいが道が続いています。今でも、海岸線沿いの道路は、崩落危険箇所で、雪や雨、風が強いと通行止めになってしまうところです。
 険しい切り立った海岸線があるのは、暑寒別岳を主峰とする山塊が、海岸までせり出しているからです。その暑寒別岳一帯の山塊は、火山でできています。海岸線の露頭では、マグマがつくった構造や、マグマが海に入ったときできる構造などが見ることができます。
 マグマの構造としては、節理(せつり)がいろいろみられます。マグマが固まるとき体積が少し減ります。すると溶岩は縮むときに割れ目ができます。このような割れ目を節理と呼んでいます。節理は、溶岩のかたちや冷え方によって、さまざまなものができます。溶岩が固まるときにできる割れ目が柱のようになっている柱状節理、放射状になっている放射状節理などがみられます。
 切り立った断崖絶壁は、地質学者には、岩石や地層が良く見える、なかなか見ごたえがある景色となります。
 北海道の海岸線を眺めていると、海岸に断崖として切り立っている場所は大抵、新しい火山体が海にまで達しているところです。そんな火山の荒々しさが、長く人や交通を拒絶してきました。
 荒々しい絶壁の露頭は、地質学者には、ぜひ見てみたい場所となります。ライマンも、北海道の海岸を巡ったのは、海岸の露頭を見たいという思いだったのかもしれません。増毛では、そんな荒々しい自然に昔から戦ってきた人々の営みを、海岸の限られた平地に造られた小さな集落に感じることができます。

・ニシン・
3月上旬、小樽の海岸で、
ニシンの大群が産卵しているという
ニュースが放送されました。
このような産卵は今年で5回目だそうです。
その映像をみると、
確かに海岸付近が白っぽくなっていました。
ニシンは、今では鰊と書きますが、
かつては「春告魚」と書かれ、
春の到来を告げる風物詩でもありました。
北海道の人には春が待ち通しのですが、
昔のニシン漁を知る人には、
昔の栄華が頭をよぎったのではないでしょうか。
ニシンの産卵が今年になって小樽周辺で
何度か目撃されているそうです。
こんなことは、55年ぶりだそうです。
今では「春告魚」が、死語となっているようですが、
「春告魚」という言葉も復活するかもという
淡い期待を持たせてくれます。

・ライマン雑記・
今回、ライマンの調査を書くに当たって、
副見恭子さんが地質ニュースに連載されている
「ライマン雑記」を参照させていただきました。
副見さんはマサチューセッツ大学図書館の
ライマンコレクション委員をなされている方です。
「ライマン雑記」は1990年から今(?)も
連載されています。
ホームページで閲覧できるのは、
2006年1月に掲載された「雑記」の21回までです。
その中の10回と11回が1874年の調査の様子を
フィールドノートの記述から紹介されています。
この「雑記」がどこまで続くのかは知りませんが、
日本の地質学としては重要な史料となります。
これからも継続することを願っています。
そして、完成の暁には出版していただきたいものです。

GeoEssay 51 増毛:ライマンの見た断崖(2009.03.15)

「地球の眺める」を発行しました。
GeoEssay 51 増毛:ライマンの見た断崖(2009.03.15)
 札幌からほんの1、2時間ほどのところに、増毛という町があります。
今では、海岸沿いに国道ができ、短時間で行けてしまいますが、
かつては陸の孤島として近寄りがたい断崖が連なる地域でした。
そんな険しい海岸も、昔、アメリカの地質学者が調査をしていました。
そんな地質学者の足跡をたどりながら、断崖を眺めましょう。

2009-03-14

●ディスクエラー:No. 2795 2009.03.14

データをポータブルハードディスクに入れて
土日曜日など、自宅で仕事をするといに
持って帰ることがある。
だから、トラブルを起こす可能性がある。
昨日朝、デスクトップパソコンにセットしたまま
立ち上げると、
チェックしますかという表示ができた。
まあ、これがでてもいつも問題ないので、
無視して使用していた。
夕方、そこに1週間分のバックをしようとしたら、
ディスクエラーが出た。
あるフォルダー以外は認識しない。
ちょっと気になったが、送別会の時間だから、
そのままもって研究室を出た。
そして今朝、自宅で読み込もうとしたらエラーである。
あるフォルダーは、いつも作業中のデータを
入れておくところだから、
なんとか自宅のノートパソコンに
必要なデータだけは移せたが、
あとは、見えない。
復旧しようとしたが、
時間がかかりそうなので、
今は取り合えずで使用している。
時間だできたらディスクチェックして
復旧を試みよう。

●こだわりの人々:No. 2794 2009.03.14

昨夕、送別会があった。
長年勤めておられた方々の話や
その人と身近に接しておられた方の
思い出話を聞くことができた。
そんな話を聞くと、面白い。
大学教員という一風変わった職種を
長年にわたってやってこられた人、
一つのことにこだわり続けてなされてきた人、
たとえ世間に受け入れられなくとも
信念をもって取り組んでこられた人、
そんな人だからこそ
面白い人生と見えるのではないか。
昨日は、そんなことを思いながら
送別会に参加していた。

2009-03-13

●送別会:No. 2793 2009.03.13


並木。江別市文京台

今朝は、曇りである。
冷え込んたようで、
昨日溶けた雪が凍り、
つるつるの道であった。
つるつるのところ避けて、
がりがりのところを歩く。
がりがりの場所は心地よい音がし、
足の裏も感触もいい。
ただし、でこぼこの激しいところは、歩きにくい。
そんなことも味わいながら歩いてきた。

昨日、学部の教授会で
定年退職される3名の方が、
紹介され、挨拶された。
いずれも長年勤められた方々で、
この大学の設立の頃から
勤められた方もおられる。
その人たちは、
この大学の設立時の苦労、
発展の時期、
そして今の厳しい時代
も経験されてきたことになる。
彼らは、一つの組織における
さまざまな歴史の局面に
立ち会ってこられた。
人生の大半を
この組織ささげられてきた。
だからこそ、組織としては
彼らに感謝しなければならない。
そんな彼らへの送別会が今日催される。

2009-03-12

●地質学者の伝記:No. 2792 2009.03.12


ハルニレ。江別市文京台

今朝は横殴りの吹雪であった。
夜半に降った雪があり、
それが強い風で吹き溜まりができる。
夜や明け方に除雪が入ったが、
入ってない場所や吹き溜まりがあると
歩けないほどの雪がたまっている。
春も近いと思っていたが、
雪がまた積もった。
ただし、吹雪の冷たさは
明らかに厳冬期のものではない。

今日は午後から会議である。
その前にある組織の長の選挙、
その後に研究会がある。
どれくらい時間がかかるかわからない。
私が提出した議案があるので、
少々緊張する。

地層のことをいろいろ考えていると、
どうしても地質学の歴史に興味がでてくる。
そして地質学者にも興味ができてくる。
もともと地質学者について書いた本は少ない。
目に付いたものは読んでいたが、
いくつか読んでいたが、手元にあった本で、
地質学者に関する伝記本があったので、
それを読んでみようかと思った。

●真夏の島の夢:No. 2791 2009.03.12

竹内真著「真夏の島の夢」
(ISBN4-7584-1026-7 C0093)
を読んだ。
瀬戸内海の小さな島を舞台にした、
缶詰作家と従兄弟の秘書、
コメディ劇団の4名の若者、
島の老人たちが織り成す物語である。
いくつもストーリが絡み合いながら
進行する。
そして島の産廃問題で収斂していく。
なかなか面白い話である。

EarthEssay1_78 地中海誕生:メッシニアン塩分危機3(2009.03.12)

メールマガジン「地球のささやき」を発行しました。
EarthEssay 1_78 地中海誕生:メッシニアン塩分危機3
 メッシニアン塩分危機は、地中海の成因と深い関係があるという話を前回して、終わりました。今回は、その地中海の誕生にまつわる物語を紹介します。

2009-03-11

●卒業式:No. 2790 2009.03.11


牧舎。江別市文京台

昨日は昼前から雨で、
昼過ぎから雪に変わった。
今朝は、雪景色になっていた。
雪が溶け始めたと思っていたら、
また雪景色になった。

今朝、いつものように、
別の大学の中を歩いてきた。
その時、紺袴の女学生が
大学の中を歩いていた。
その大学は今日が卒業式なのだ。
自分の大学の体育館で卒業式が行われるのだ。
わが大学の卒業式は、19日である。
そのときには私も出席をする予定だが、
大きな会場を借りて行う。
わが大学では、1000名前後の卒業生を
送り出すことになる。
大人数すぎて、大学の体育館では出来ないのだろう。
まあ、やるとしたら、2回に分けるとか、
きゅうきゅう詰めするとか、
大変なことになるだろう。
自分の大学で卒業式ができないもの
少々もったいない気がする。
大学が自前の行事をするのなら、
自前の施設でできるのが理想だ。
全校生を集めるのは大変だろうが、
一学年を一同に会することは、
必要性はあることではないだろうか。
まあ、大きな組織では無理なことだ。
何もわが大学のことだけではないのだが。

●大人の時間はなぜ短いのか:No. 2789 2009.03.11

一川誠著「大人の時間はなぜ短いのか」
(ISBN978-4-08-720460-5 C0240)
を読んだ。
表題の通り、大人は時間の経過を短く感じる。
その原因を、認知心理学に基づいて検討したものだ。
本書では、いくつかの原因を挙げていたが、
決定的なものがまだ見つかっていないようだ。
私は、現在時間に興味を持っているが、
そのヒントがありそうだ。

2009-03-09

●思案中:No. 2788 2009.03.09

VISTAと現状のメインとデスクトップに不満を感じている。
まずは、容量不足である。
値段の制限で、250GBのハードディスクにした。
これが一つ目の間違い。
またVISTA対応のAdobeのソフトをいくつか使ったが、
遅すぎて使い物にならず、
古いバージョンに戻したこと。
また、ハングアップすることはないが、
いつもエラーを出しているので、
不安感がある。
だから、XPにバージョンダウンしたデスクトップに
ようかと考えている。
価格の関係で最低機能にものを選んだが、
それが敗因であったような気がする。
まだ、半年しか使っていないが、
こんなに早く不満が出るとは思わなかった。
今、思案中である。

●確定申告:No. 2787 2009.03.09


足跡。江別市文京台

朝自宅を出るときは曇っていたが、
大学ついてしばらくした晴れてきた。
朝は結構冷え込んだが、
昼は晴れてくるのだろうか。

今年の確定申告だ。
我が家は、医療費が多額になっているので、
それを申告して還付してもらうことになる。
インターネットのe-Taxでの申告を
昨年に引き続いてやることにした。
確定申告で、予想通りトラぶった。
昨年も同じ苦労をしたのだ。
個人認証のためのICカードが
使用回数制限を越えたという表示がでた。
昨年も最後の認証がうまくいかずに電話をした。
もう二度とやりたくないようなシステムだ。
だれがこんなばかげたシステムを歓迎しているのだろうか。
はやく滅びればいい。
きょう税務署に連絡してみることなっている。
もしかすると、市役所に住基登録の再認証を
受けなければならない。
この労力をだれが保障するのだろうか。
簡便化するためなのに、
手間を取らせるとはどういうことなのか。
何度やってもいらいらすること、この上ない。

●賢者のデジタル:No. 2786 2009.03.09

山根一眞著「賢者のデジタル」
(ISBN978-4-8387-1742-2 C2055)
を読んだ。
考えると、久しぶりの山根氏の本だ。
数日前に、そういえばメタルカラーシリーズが
どうなっているかというのを思いついて
アマゾンでみてみた。
すると何冊かのシリーズが
出版されているのがわかり注文した。
その他にも、この本を見つけたので、購入した。
2007年に出版された本で、
記事としては、1997年ころのものもある。
しかし、山根氏が新陳代謝の早いデジタル情報で
古くても残す価値がありとしたものである。
懐かしい思いをしながら、私は読んだ。
私は、山根氏のように最新装置に飛びつけないし、
技術が枯れて落ち着くまでじっくり待つタイプである。
また、落ち着くと価格も安くなる。
そんな自分との違いにも思いを馳せた。

2009-03-08

●Firefox:No. 2785 2009.03.08

昨日Firefoxを試してみた。
ちょっと前までGoogleのChromeを使っていたが、
いくつかの不便な点があって、Exlporeにもどしていた。
今度は、Firefoxを試している。
Chromeと同等以上の能力を持っている。
なによりいいのは、
アドオンでいろいろな機能を
付け加えることができることであろう。
もちろん、Chromeと同様無料のブラウザーだ。
まあ、どこまで気に入るかは、
しばらく使ってみることだ。

●Gmailの効用:No. 2784 2009.03.08

2月19日よりGmailを使い始めた。
その感想を書こう。
Gmaiにメールが残っていれば、
メーラーに残すメールは、
本当に重要なものだけですむ。
そこでGmailと自分メーラーを見た。
Gmailを見たら、16日ほどの間に、
迷惑メールが200通ほど、
それ以外の必要な情報や連絡は、370通ほどである。
メーラーに残したメールは、100通ほどである。
たぶん100通以外の270通は
二度と参照することがないだろう。
しかし、何かのために残しておきたいものだ。
また100通のうち、記録として残してあるが
二度と参照しないようなものが半分以上ある。
それでも、手元に残しておくべきメールが
一気に減ったのは助かる。
そしてバックアップしていたメーラーのメールも
Gmailでの検索した方が早く見つかるかもしれない。
だた、Gmailの容量制限があるので、
いずれはいっぱいになるかもしれない。
でも、現状で考えると、全容量7.3GBの
まだ1%にも達していないので、
しばらくは、容量不足は起こらないだろう。

●バックアップのブログ:No. 2783 2009.03.08

昨日は曇って時々粉雪が舞っていた。
子供たちが午前中医者に行ったので、
留守番で、昨日は自宅にいた。
その間、休み休み、
私が管理をしているホームページの
バックアップを兼ねて、
ブログでデータを移していた。
4、50個以上投稿すると
手入力でセキュリティのための文字を
入力しなければならなくなるため、
面倒なので、そこまででやめることにしている。
だからなかなかはかどらない。
でも、ブログごとにその制限がつくので、
いくつかのブログを並行して登録できる。
でも、画像は面倒なので、
画像の多いサイトは文章だけにしている。
いつ終わるかわからないが、
秋時間を見つけながら、やっていこう。

●仮説力:No. 2782 2009.03.08

竹内薫著「仮説力」
(ISBN978-4-534-04177-7 C0040)
を読んだ。
科学における仮説の役割を書き、
それをビジネスにも適応できるという趣旨の本である。
少々無理がある。
竹内氏は仮説に関する書籍でヒットを出したが、
少々似たものを狙いすぎたようだ。

2009-03-06

●レバレッジ・シンキング:No. 2781 2009.03.06

本田直之著「レバレッジ・シンキング」
(ISBN978-4-492-04280-9 C0034)を読んだ。
前著レバレッジ・リーディングに通じるものである。
要約した内容で、すらすら読める。
逆に言うと深みがない。
ビジネス書とはこんなものだろうか。
いっていることは重要なことだが、
ビジネスマン以外の職種には通じないこともある気がする。

●ミスをなくす努力:No. 2780 2009.03.06


ハルニレ。江別市文京台

今朝も快晴である。
やはり歩いていると足が冷えてきて、
朝の寒さがこたえる。
しかし、風もなく、放射冷却の寒さだけである。
でも、寒くても快晴の朝は心地より。

昨日は研究費の申請書類を仕上げて提出した。
一段落した気がする。
来年度1年間目指すべき
一つのテーマが設定できた。

先日成績発表があり、
学生から問い合わせがいくつか続いている。
そこには、もちらのミスもある。
もちろん、ミスのないときもある。
いずれにしても、
後には、お互いに心苦しさが残される。
私のミスなら、謝って修正するしかない。
私のミスではなく、
学生が単位を取れたと思っているのに、
単位が認定されてないのは、
少々気にかかるところである。
彼らが努力をしていたのに、
その努力が認められないということである。
努力している学生を
教員が見抜けないというのは残念である。
大人数の授業ではそのようなことが
起こることかもしれないが、
本当は起こってはいけないことである。
ミスをなくことは出来ないが、
ミスをなくす努力はできる。
教員はそれをするしなかいのだろう。

●破局噴火:No. 2779 2009.03.06

高橋正樹著「破局噴火-秒読みに入った人類壊滅の日-」
(ISBN978-4-396-11126-7 C0244)
を読んだ。
火山噴火には、通常の噴火のほかに、
破局的噴火がある。
そのような破局噴火を人類は経験しているはずだが、
記録に残すような時代には起こらなかった。
しかし、地質学的研究から、
そのような噴火は、
日本では7000年に一度ほど起こる。
世界では頻度は少ないが、
それより大規模な噴火が起こる。
そんな危険性を火山学者の立場から
指摘したものである。
破局のシナリオがいくつか記述されているが、
少々フィクションに過ぎるような気がする。
そこが少し残念であった。

2009-03-05

●外部サーバ:No. 2778 2009.03.05


朝焼け。江別市文京台

今朝は、雲があったが、東の空は晴れていた。
今日はいつもより30分ほど早く自宅を出たので、
歩き出したころは、日はまだ昇っておらず、
東の空は明らんでいた。
冷え込みはそれほど強くなかった。
放射冷却は、まだはじまっておらず、
歩き出してしばらくしてから冷え込んできた。

研究費の申請書を昨日だいぶ仕上げた。
考えながら、書いてきて、だいぶ定まってきた。
文部科学省の科学研究費や学内の奨励研究などの
研究費の申請書類を書いているときは、
翌年度や数年間の研究計画も考えながら書いていくことになる。
これは非常に頭の整理にはいい行為である。

ブログと外部サーバの存在について考えた。
自前サーバは大学の内部の計算機センターの
無停電装置で保管されている。
でもいつ破損するかわからない。
外部の有料サーバも2つ利用している。
これは、破損には最大限の注意を払っているはずだ。
ハードが破損しなくても、企業であれば倒産もありうる。
そうなれば、破損しなくても、サーバはなくなる。
だったら、外部サーバも何箇所も
バックアップとして利用することも必要かもしれない。
現在ホームページとして定期的に更新しているものを
外部の無料サーバ(ブログ)として保存しようかと考えている。
ただし、手間がかかるので、
時期も考えながら、どうしようか判断していこうと思っている。

●iPodをつくった男:No. 2777 2009.03.05

大谷和利著「iPodをつくった男」
(ISBN978-4-7561-5096-7 C1234)を読んだ。
久々に大谷氏の文章を読んだ。
以前は、パソコン雑誌、特にアップルやマックに関する記事を
多数読んだ記憶がある。
私もマックを持っていたこともあるが、
いまではWindowsのユーザーである。
スティーブン・ジョブスの逸話が書かれている。
この本を読んでいると、AppleやMacに魅力を感じてしまう。
今では、Windowsでしか使えないソフトがあり、
それが仕事の上で重要な役割をはたしている。
そのため、Macにはどんなに魅力があっても、
移行できない事情もある。
ただし、iTunesやiPodを所有している。
他のMP3のプレイヤーには移れない。

2009-03-04

EarthEssay1_77 異変の履歴:メッシニアン塩分危機2

メールマガジン「地球のささやき」を発行しました。
1_77 異変の履歴:メッシニアン塩分危機2(2009.03.05)

地中海の海水が干上がるというメッシニアン塩分危機が、
中新世末期に起こりました。
その時、今の穏やかな地中海から
想像もできないほどの激変が起こりました。
多くの海洋の生物は絶滅したはずです。
沿岸地域の環境にも大きな影響を与えたはずです。
その影響の全貌はまだ解明されていませんが、
概要はわかってきました。
異変の履歴を紹介していきましょう。

●監視カメラ:No. 2776 2009.03.04


山並み。江別市文京台

今朝は東の空に少し雲があったが、
晴れてきた。
昨日のように暖かい日になるだろうか。

今朝、いつもの道を歩いていると、
電柱にカメラが設置されているのに気づいた。
長年同じ道をあるいていたが、
今日、はじめて気づいた。
装置自体は最近のもではなさそうであるが、
いつ付いたのがまったく知らなかった。
また、監視の目的なのかどうかも不明である。
しかし、このようなものがあるのに気づくと、
複雑な気分になってしまう。

学内の研究奨励金の締め切りが迫っている。
予算削減で厳しい競争が予想されるが、
できれば、獲得したいものだ。
ここしばらくそればかりをずっと考えている。
野外調査とそこで集めた素材のデータベースを作成し、
公開する計画である。
できれば、今日中にその骨子を固めたいものだ。

●レバレッジ・リーディング:No. 2775 2009.03.04

本田直之著「レバレッジ・リーディング」
(ISBN4-492-04269-5 C0034)
を読んだ。
必要な箇所だけを見つけ出して短時間に読み取ること、
そしてそこから学ぶべきことをメモして、
自分の日常生活に反映させることが主眼である。
内容にかなり重複があり、読みづらくなっている。
しかし、いいたいことは単純である。

2009-03-03

●動的平衡:No. 2774 2009.03.03

福岡伸一著「動的平衡」(ISBN978 4 86324 012 4 C0045)を読んだ。
福岡氏一流の書き方である。
そして一貫して主張している
動的平衡が生命の根源であるという内容である。
雑誌に連載していたコラムをまとめたようで、
内容としては、今までの著書と重複がある。
でも、いわんとしていることは伝わった。

●評価:No. 2773 2009.03.03


ハルニレ。江別市文京台

今朝は晴れである。
自宅を出たときは、少々雲があったが、
大学について、しばらくしたら晴れてきた。
今日は久しぶりに快晴になりそうだ。

在校の成績の発表が間近である。
卒業生について認定の会議が今日ある。
その結果は、悲喜こもごもがつきまとう。
私の学科では、まだ完成年度を迎えていない。
4月にやっと4年生が誕生する。
進級の評定が今週末に下る。
それと単位認定に基づいて
教員志望のものには教育実習の可否も決定される。
今までの努力の成果が評価されるのである。
人生における重要な決定が下されるのは、
不安なことであろう。
多分、多くのものは、落ち着かないことになるであろう。

決定を下す側は、
多数の中の何名かが憂き目をみることを心せねばならない。
教員が単位を出す手続きは、
いまやコンピュータに入力するだけで簡単だ。
しかし、 そこに至るプロセスはいくつもチェックポイントがあり、
それなりに厳密に公正に公開されておこなわれている。
まじめに学習に取り組んだものが正当な評価を受けるべきだ。
少人数であれば目配りができるが、多人数であれば、
顔と名前がほとんど一致しない中で評価をすることになる。
ただ、それぞれの事情を理解しながら、
公平に、なおかつ学生側に立って考えていきたいと願っている。
でも、人間だからどうしてもミスや誤解がある。
それを補いながら真摯に誠意を持って取り組むしかない。

2009-03-02

●自分の都合:No. 2772 2009.03.02


ハルニレ。江別市文京台

今朝は雲がかかっていたが、
晴れ間が見えたり、
激しい雪が降ったり変わりやすい天気ある。

GoogleのChromというブラウザーを利用していたが、
やはり不便を感じた。
URLをすべてのパソコンで一致させれない。
GoogleのInternet Exploreのためのサービスが
利用できないものがあるという、不便さがある。
もしかすると、それも利用できるのかもしれないが、
ぱっとみたところわからない。
だから、Internet Exploreにもどした。
不思議なものだ。
GoogleがMicrosoftに対しておこなったサービスが、
Googleの本体に移ったとき、
そのサービスがフォローされていないので、
不便さを感じるということがおきた。
どうしたことだろう。
本当は、母屋を乗っ取るための手が、
自分の母屋にしたとき、
その手が自分には施されていないということだ。
まあ、ぐだぐだいってもしょうがない。
自分にあったものを自分の都合で利用すればいいのだ。
自分の都合を、相手にあわす必要がない。

2009-03-01

●確定申告:No. 2771 2009.03.01

昨日は自宅でごろごろしていた。
午後は子供たちは公民館で
北海道の下の句カルタをやっているので、
そちらに出かけた。
地元の子供たちが15名ほどきていたようだ。 

午後、私は、家内と共に
確定申告の計算と入力をしていた。
昨年度は、他の給与所得や印税はない。
ただし、私や家内手術があったため、
医療費が多くなった。
そのため、集計が面倒であったが、
結構還付されるようである。
ただし、入力はおわったのだが、
登録までの手続きがなかなか面倒である。
昨年はそれでいらいらした。
今年は二度目だが何も覚えていたので、
同じ繰り返しがありそうで面倒である。
その入力を、今日か来週する予定である。

●無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法:No. 2770 2009.03.01

勝間和代著「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」
(ISBN978-4-88759-544-6 C0030)
を読んだ。
一昨日ついた本を昨日一日で読めた。
分量がそれほどないため、
すんなりと読めた。
勉強の目標を定め、
それに向かって投資と
努力の方法を示したものだ。 
前に読んだ本と基本的に同じ主張であった。 

Monolog86 バウマ・シーケンス:本質から眺める多様性

メールマガジン「地球のつぶやき」の
86 バウマ・シーケンス:本質から眺める多様性
を発行しました。

自然の営みでできた地層は、
一見整然と同じものが
積み重なっているようにみえます。
でも、個々の地層をよくみていくと、
二つとして同じものはありません。
地層の中に見えた多様性は、
実は単純な本質によって
形成されていることがわかってきました。
多様に見える自然も、本質から眺めると、
違った景色にみえてくるかもしれません。