2010-12-30

●一家団欒:No. 3531 2010.12.30

昨日は雪が降った。
朝、少し除雪をした。
久しぶりの雪で、
つるつるの道路が少しはましになったようだ。
今朝も少し積もっている。

帰省の途中、機内で鼻水が出ていたので、
風邪気味であった。
帰宅時も少々体調が悪かったが、
昨日と今日ぐっすり寝たら
だいぶ体調はよくなった。
症状は今まで二回引いた
風邪のものと同じであった。
三度目なので、治りも早くなったのだろうか。
体調がよくなり、やる気もでてきた。

昨日は、床屋に行ったが、
いっぱいだった。
子供たちは早くて安い方でした。
丸刈りなのですぐに終わる。
私がいつも行く方は、
待つ人もいで時間がかかりそうなので
昨日は諦めた。
まあ、床屋へな滞在中に行けばいよい。

帰省したとたん、
下世話なことばかりつぎつぎと進む。
ただ、家族が揃っているときの
はずむ会話は楽しい。

これら、すべてを含めて、
一家団欒というのだろうか。

EarthEssay 4_97 秩父帯:西予12月

EarthEssay
4_97 秩父帯:西予12月
を発行しました。

いよいよ今年も終わりとなります。
これが今年最後のエッセイです。
いろいろ12月中にいろいろやりたいことがあったのですが、
やり残しがいろいろでてきそうです。
今回は、やり残しの原因となった、
西予の地質図にまつわる話をしようと思っています。

2010-12-29

●帰省:No. 3530 2010.12.29

久しぶりの帰省である。
自宅は暖かくていい。
いろいろな意味で。
子供たちとも、久しぶりの対面だ。
同じようでどこかに変化もある。
体型、言葉遣い、
そしてこの数ヶ月の経験。
それが新鮮もあり、疎外感でもある。
しかし、そんな思いもほんの数日だろうが。

放課後

東野圭吾著「放課後」
(ISBN4-06-184251-X C0193)
を読んだ。
松山空港で購入して、
ほとんど移動中に読んでしまった。
なかなか面白かった。
東野氏のミステリーはいずれも面白い。

2010-12-27

●偽装通貨:No. 3525 2010.12.25

相場英雄著「偽装通貨」
(ISBN978-4-487-80195-4 C0093)
を読んだ。
初めて読んだ作家だったが、
面白かった。
大きなテーマだが身近に感じる書き方だ。
いくつかのストーリ、
伏線が並行するが、
それが終わりにすべて解決され、
なおかつ大きなどんでん返しがある。
これが面白い。

●できることだけをやる:No. 3528 2010.12.27

昨日は午後から雨が雪に変わった。
そして今朝は雪景色になっていた。
今朝は冷え込んで、
車ががりがりに凍っていた。

昨日は原稿を書いて、
論文の整理をした。
論文はそれほどはかどらなかった。
今日もできるだけ、
論文を読んで、
原稿を書いていきたいが
どこまでできるかわからないが、
できるだけやるしかない。

2010-12-26

●論文読み:No. 3527 2010.12.26

昨日は一日雪がちらついていた。
今朝も冷え込んで、
車にはうっすらと雪が積もっていた。

昨日は一日、西予の地質に関連する
論文をかなり読んだ。
新しい論文を読み進むうちに、
いろいろまだ決着をみていないところが
あることがわかってきた。
判断に迷ってしまう。
もう少し読み込んでいくつもりだが、
明日までで時間切れなので、
読みきれるかどうか。
まあ、できるだけやっていこう。

2010-12-25

●優先順位:No. 3526 2010.12.25

今日は雲があり、
気温はそれほど低くなそうだが
風が強く、肌寒い。

昨日論文のために
資料を読んでいたら、
別のテーマへろ論文に展開してきた。
それはぞれで重要で興味深く
ついついそちらにのめりこんだ。
しかし、昨夜、落ち着いて
よくよく考えたら、
優先順位が逆転していた。
やるべき順番が違うことに気づいたのだ。
目先の興味に振り回されると、
結局は遠回りになる。

●偽装通貨:No. 3525 2010.12.25

相場英雄著「偽装通貨」
(ISBN978-4-487-80195-4 C0093)
を読んだ。
初めて読んだ作家だったが、
面白かった。
大きなテーマだが身近に感じる書き方だ。
いくつかのストーリ、
伏線が並行するが、
それが終わりにすべて解決され、
なおかつ大きなどんでん返しがある。
これが面白い。

2010-12-24

●背骨痛:No. 3524 2010.12.24

今日は霧が出ている。
曇りだろうか、
空が暗い。

昨日から背骨がいたい。
前回の風邪のパターンだ。
鼻水はとまり、
頭のボーっとしたのがないので、
仕事はできる。
ただ、動くと背骨が痛み、
身動きがしずらい。
今朝もまだ、背骨がいた。
今日もおとなしく支所でしていよう。

2010-12-23

1223 棚田。西予市城川

冬の棚田。
同じようなところからの撮影だが、
田んぼは表情を変える。
田舎では人の営みが
風景を つくっているのだ。

●また風邪:No. 3523 2010.12.23

棚田。西予市城川

今日は霧が出ている。
晴れてくるのだろうか。

昨日、昼当たりからくしゃみが止まらず、
午後から鼻水が出てきた。
体調も悪くなってきた。
夕方帰り、食事をしてすぐ布団に入った。
寝るときは、鼻づまりがひどかったが、
朝起きたらだいぶましになっていた。
前回かかった風邪と似たような症状だ。
今日はイルミネーションに出たいところだが、
風邪のため安静にする予定。
支所でじっとしている。

●流星の絆:No. 3522 2010.12.23

東野圭吾著「流星の絆」
(ISBN978-4-06-214590-9 C0093)
を読んだ。
やはり、東野氏のストーリーは面白い。
兄、弟、妹の三人兄弟。
両親を殺された兄弟が、
犯人と出会う。
そのとき犯人に迫るが、
妹が犯人の息子に惚れた。
最後に何重ものどんでん返しがある。
これが納得できるものだから
面白い。

EarthEssay 6_85 根拠:イトカワ4

EarthEssay
6_85 根拠:イトカワ4
を発行しました。

イトカワの試料は、
今回、はじめて手にしたものです。
それが、どうしてイトカワのものと判別されたのでしょうか。
その根拠について紹介しましょう。
問題もありますが、
期待も高まっています。

2010-12-22

1222 苔筵。西予市宇和

いついってもいい雰囲気である。
でも他の客がいると、
その雰囲気は変わる。
いい客ならいいが
騒々しい客は迷惑。

●目処:No. 3521 2010.12.22

苔。西予市宇和

今朝は小雨である。
気温はそれほど低くない。
ここしばらく天気が悪い。

今日も西予市の地質についてまとめる予定。
昨日Tさんが手持ちの関連論文を
ダンボールでもってきてくれた。
結構古い論文もあり助かった。
ただし、新しい論文が少ないので
少々問題だ。
まあ、しばらくの間は、
この関連の仕事をする予定である。
できれば、1月一杯で
目処を付けたいと思っている。

●影法師:No. 3520 2010.12.22

百田尚樹著「影法師」
(ISBN978-4-06-216224-1 C0093)
を読んだ。
百田氏が今度は時代小説を書いた。
なかなか面白かった。
信頼、友情、信念などの
普遍的テーマを扱いながらも
時代小説、武士社会ならではの
特殊性を充分活かしていたと思う。

2010-12-21

1221 苔筵。西予市宇和

宇和の町外れにある
ギャラリー兼喫茶店。
知る人ぞ知る店。
店主の思い入れがこめらている。

●集中:No. 3519 2010.12.21

落葉。西予市宇和

今朝も雨である。
昨日も朝は雨で、
昼間晴れていた。
時々雨であった。

昨日、図書館に行く予定であったが、
閉館だったので、
今日、返しに行く予定である。
そして、少し買い物をする。

一日西予の地質図と文献整理をしていた。
今日もその続きをする。
この作業に、集中して取り組んでいる。
他にもしなければならないことが
いろいろあるのだが、
ついつい興味が出てきて集中している。

2010-12-20

1220 落葉。西予市宇和

手水鉢に落ちた紅葉。
流されることなく
縁で耐えている。
秋も終わり冬を迎えつつあるので、
この落葉は秋を残している。

●西予市の地質:No. 3518 2010.12.20

落葉。西予市宇和

今朝は雨である。
細かい雨が、しとしとと降っている。

今年もあと10日ほどになった。
28日に帰省する。
それまで、やりたいことがある。
西予市の地質について、
印刷の予定が組めそうである。
だから、それに集中して、作成していく予定だ。

今日は図書館に本を返しに行く予定である。
そのあと少し買い物をする。

●秘密:No. 3517 2010.12.20

東野圭吾著「秘密」
(ISBN4-16-317920-8 C0093)
を読んだ。
ミステリーかと思って読んだら、
ミステリーではなかった。
でも、面白かった。
最後の最後に大きな展開が続く。
何度も使われている設定だが、
新しいものにしている。

2010-12-19

1219 こけ。西予市宇和

雪の翌日、
苔のきれいなところにいった。
雪は解けていたが、
雫として残っていた。
時々光が当たり、
輝く雫があった。

●地質図:No. 3516 2010.12.19

こけ。西予市宇和

今朝は冷え込んだ。
霜が降りて真っ白だった。
霧もでていた。

昨日も地質図を作成していた。
ただし、以前作成したのを全く作り直しをした。
従来のはA4版だったのだが、
今回はA3版にして、
全く作り直した。
作成しているうちに、
この地域の地質の問題点が
明らかになってきた。
それを、どう対処しようかと悩んでいた。
もう少し考えて
結論が出れば、
総括論文を書こうかと考えているが、
少々長くなるかもしれない。
どこに書くかが問題だ。

●風の中のマリア:No. 3515 2010.12.19

百田尚樹著「風の中のマリア」
(ISBN978-4-06-215364-5 C0093)
を呼んだ。
オオスズメバチのワーカーを
主人公にした小説である。
不思議な物語であった。
蜂でありながら、
会話し、名前があり、
そして思考する。
しかし、その習性は
オオスズメバチのものである。
シートン動物記のようなものか。

2010-12-18

1218 わらぐろ。西予市宇和

わぐろとは、
藁を積み上げたもの。
地域によってその形態は異なる。
呼び名も地域によっていろいろ。
かつて、藁は、加工品や燃料、飼料など
さまざまな使い道があったが、
今ではすべて別のもに変わった。
藁は今では脱穀のときに
ほとんど細切れにされて、
田んぼにまかれてしまうことが
多くなっている。

●宇和:No. 3514 2010.12.18

わらぐろ。西予市宇和

今朝は義理が深い。
冷え込みはそれほどでもない。
夜半に雨が降ったようで、
地面が濡れている。
霧は、トンネルを抜けると深くなっていた。
霧は風によって
その場所に簡単に移動する。

昨日は、久しぶりに宇和にいった。
わらぐろをみて、昼食をとり、
苔筵にいった。
帰りに買い物をして、
田穂の棚田をみにいった。
久しぶりに外の楽しんだ。

2010-12-17

●ゲームの名は誘拐:No. 3513 2010.12.17

東野圭吾著「ゲームの名は誘拐」
(ISBN4-334-92375-5 C0093)
を読んだ。
非常に面白い。
犯人の側から書かれていて、
順調に計画が進んでいるように見えるのに
どこか違和感がある。
そしてうまくいったように見てたのに、
実はとんでもないことが起こっている。
そして最後にどんでん返しが仕組まれている。
なかなか面白かった。

●新しい地質図:No. 3512 2010.12.17

霧。西予市城川

今朝は冷え込んだ。
車のフロントガラスが
ばりばりに凍っていた。

昨日は、霙が時折雪に変わる
寒い日であった。
夕方見ると、
山の方では雪になり
雪景色となっていた。

新しい地質図の作成をしている。
以前作ったものより
詳細な地質を作成するつもりで
昨日午後から取り組んでいる。
細かい作業でなかなか大変である。
でも、一度デジタルでしっかり図を
作成していると
のちのち楽になる。
Canvasの使い方にも上達するであろう。

2010-12-16

1216 流木。宮崎

木鐸(ぼくたく)とは、
舌を木でつくった金属製の鈴のことで、
為政者が人民に知らせるときに
振り鳴らしたもの。
転じて、世人を導く指導者のことをいう。
天将以夫子為木鐸
(天マサニ夫子ヲモッテ木鐸ト為サントス)
(論語より)

●残された時間:No. 3511 2010.12.16

雫。西予市城川

今朝、自宅を出るとき、
霙(みぞれ)であった。
しかし、トンネルと抜けると
雨に変わっていた。
とうとうこちらも冬に突入だ。

昨日、論文を完成させて投函した。
一段落だ。
しかし、いくつか考えておきたいことがある。
以下に羅列。
・今日から正月休暇に備えての準備
(エッセイ4本分書きだめ)
・調査計画(12月と1月以降)
・研究計画(10年計画)
・年賀状印刷
・エッセイの画像作成
・地図の整理
・西予の地質図の最新版を作成
などか。
天気がよくなったら、
外にも出かけたいので、
残された時間が少ないで
計画的に進めなければならない。

EarthEssay 6_84 粒がざくざく:イトカワ3

EarthEssay
6_84 粒がざくざく:イトカワ3

前回、イトカワ由来の根拠を
説明するといっていたのですが、
最新ニュースがありました。
なんと、コンテナを逆さにしてたたいたら、
大きな砂粒がたくさん出てきたそうです。
そのニュースを紹介しましょう。

2010-12-15

1215 紅葉。西予市城川

乾坤一擲(けんこんいってき)とは
運命をかけての大勝負。
そんな最後の勝負をしている一葉。
乾は天を意味し、
坤は地を意味する。

●最後の詰め:No. 3510 2010.12.15

さざんか。西予市城川

今朝は晴れである。
数日雨だったので
すっきりと晴れて欲しいが、
どうなることやら。

風邪はだいぶましになってきたが、
まだ背中の痛みが少し残っている。
無理をしないようにしよう。

論文が最後の詰めの段階になっている。
できれは、今日の推敲で終わりにして
投稿したい。

●天地明察:No. 3509 2010.12.15

冲方丁著「天地明察」
(ISBN978-4-04-874013-5 C0093)
を読んだ。
非常に面白かった。
日本の和暦が
ケプラーの法則を暦に
世界に先駆けて導入していた。
地球の公転軌道が、楕円で、
その楕円が変化していることも
観測から見出している。
すばらしい。
そこに関孝和の数学的能力も関与していたという
ストーリーである。
なかなか面白い。

72 横浪:メランジュを跨いて

高知県土佐市宇佐(うさ、USAと書いて宣伝されています)の断崖が続く海岸にメランジュと呼ばれる岩石群が露出しています。少々険しい場所もありますが、そこを越えるとすばらしい露頭を見ることができます。横浪のメランジュを紹介しましょう。

メランジュという言葉を、ご存知でしょうか。地質学の用語でMelangeと書きます(本当はeにアキュート・アクセントが付きます)。フランス語で、「混合」を意味していますが、メレンゲ(meringue)を語源としています。メレンゲとは、料理をする人ならご存知でしょうが、卵の卵白を泡立てた食材で、ふわふわしたものです。地質学用語のメランジュは、そのようなふわふわしたものではなく、硬い岩石の産状を表しています。
地質学でメランジュは、メランジやメランジェ(私はメランジェと覚えていました)などと呼ばれています。私が大学院生のころ、メランジュやオリストストローム、蛇紋岩メランジュなどの解釈をめぐっていろいろな議論がなさていました。自分自身でも野外で観察していたので、懐かしい用語でもあります。
地質学でメランジュとは、ぐしゃぐしゃに破砕された基質(細粒の部分)の中に、いろいろな種類、起源の礫や岩塊(大きなサイズのブロック)を含む構造をもつ地質体で、地質図上で表現できる大きさのものをいいます。含まれている岩塊は、堆積岩や変成岩、火成岩などさまざまなものがあり、その起源は問いません。
メランジュの定義においては、その成因は問いません。もし、成因が明らかな場合は、その成因によって、テクトニックメランジュ(構造運動で形成)、蛇紋岩メランジュ(蛇紋岩形成にともなうもの、テクトニックメランジュと類似)、堆積性メランジュ(オリストストロームとも呼ばれる、堆積作用で形成)、ダイアピルメランジュ(泥ダイアピルで形成)などと区分して呼ばれることもあります。しかし、実際には、メランジュは何度かの変形作用を受けることも多く、いくつもの成因が複合していることもあり、判別が難しいこともよくあります。
堆積性メランジュとオリストストロームは、同義ですが、研究者によっては、使い分けたりして、混乱することがあります。それが私が大学院生の頃、議論されてことでした。
オリストストロームは、堆積性ですが、通常の堆積作用で形成されたのではなく、巨大な海底地滑りによって、大小さまざまな既存の岩石(オリストリスと呼ばれる)がブロック状に含まれています。基質は泥質の堆積岩ですが、そこには通常の堆積構造はまったく認められません。まさに、混沌とした産状となっています。従来、スランプ礫岩や海底地すべり礫岩と記載されていたものが、新たな解釈で記述されるようになりました。
本来なら、オリストストロームは成因がはっきりしている場合に使い、堆積性メランジュとは、堆積性だが成因の不明なメランジュのことでした。しかし、研究者によっては、厳密に区分したり、似たようなものを全部オリストストローム、あるいは堆積性メランジュ、あるいは単にメランジュと呼んだり、いろいろな使い方だされてきました。混乱が起こ、今もまだ混乱は残っているようです。
オリストストロームについては混乱する場合がありますが、メランジュについては、成因を問わず、野外での産状を表す言葉となってきました。ですから、正常な堆積構造ではなく、異質な岩塊がはいってるものがある程度広く見られるときはメランジュと呼ぶことになります。
実際に野外でメランジュをみると、なぜできたのかを考えだすと、頭が混乱してきます。非常に不思議な産状です。そのメランジュを見に、高知県土佐市宇佐町の五色ノ浜(ごしきのはま)に行きました。実は、四国に来てから、五色ノ浜には3回いっています。そして3度目にやっと、メランジュの全部を見ることができました。
一度目は時間がなくて場所を確認しただけで、ほとんど素通りでした。二度目はたっぷり時間をとったのですが、露頭の位置がよく分からなかったのと、途中で難所があり、そこを通ることができかったため、すべてを見ることできませんでした。三度目に、やっと難所をクリアしてたどり着くことができました。
三度目に出かけたのは、11月下旬でしたが、実はその直前に、あるニュースが飛び込んできました。五色ノ浜周辺を、国の天然記念物に指定することが、文化庁から文部科学大臣に答申されました。多分、これは承認されることになるでしょう。天然記念物に決定すれば、採取禁止なります。私はもともと岩石は採取しませんが、整備などで環境に変更が加わること考えられます。
五色ノ浜周辺のメランジュは、横浪(よこなみ)メランジュと呼ばれ、日本の地質の特徴である付加体を認識する上で、非常に重要な役割を果たしたところでもあります。
海洋プレートが海溝で沈む込むとき、メランジュが形成されると考えられています。海洋プレートの上部は、海洋地殻の玄武岩、その海洋地殻の上に溜まったチャート(層状になっている)や頁岩(赤色)、石灰岩などがあり、プレートが海溝に近づくと、陸からの砂や泥の地層が上に溜まります。このような海底できた地層の並び(海洋底層序と呼ばれています)は、海洋プレートが沈み込むとき、陸側に剥ぎ取られて付け加わります。これが付加体と呼ばれるものです。付加作用は、大きな構造運動なので、メランジュがよく形成されます。
付加体では、海洋底層序の岩石群と陸側の砂岩や泥岩の地層が混在したメランジュのすぐ脇に整然とした砂岩泥岩の互層(整然層と呼ばれます)があったりします。このようなメランジェと整然層の密接な露出が、付加体の証拠となっています。
付加体の産状は、プレートテクトニクスよってのみ説明される重要な概念でもあります。過去のプレートテクトニクスを、付加体の存在で証明することができます。言い換えると、古い地質体へもプレートテクトニクスの解釈が導入できるようになったのです。
1970年から80年代以降に、日本の地質学者が世界に先駆けて、大量の証拠(詳細な野外調査、構造解析、微化石層序など)によって、付加体の概念を確立しました。その主戦場が、四万十層群南帯にある五色ノ浜の横浪メランジュだったのです。そのような地質学の歴史における重要性をもつものとして、横浪メランジュが天然記念物に選定されたです。
私は、五色ノ浜や横浪周辺がなかなか気に入っています。二度目に訪れたときは、ほぼ一日この海岸をうろうろしていました。まあ、午後の半分くらいは暑くてボーっとしていましたが。観光客もまれに来ることがありますが、静かできれいな海岸です。打ち寄せる波、波に転がり磨かれていく小石、その背後の崖にはメランジュがあります。
東にひと尾根越えれて少し行けば、須崎層の整然層があります。その境界は小さな断層ですが、2000万から3000万年ほどの時代差があります。
また、西にいくつかの尾根と難所をこえれば、層状チャートのすばらしい露頭までいくことができます。チャートより西へは海岸沿いを進むことはできなくなります。こチャートは、なかなか見事な露頭です。チャートまでの海岸沿いで、海洋底層序が一通り見ることができます。
11月下旬の天気のいい日を狙って、今度こそはと意気込んで出かけました。2度かチャレンジで目的が達せなかったことにも悔いもありリベンジの意味もありました。そしてとうとう念願かなって、目的の横浪メランジュの海洋底層序を一通りみることができました。いまだに横浪は私には魅力あせません。チャンスがあったら、もう一度行ってみたいところです。

・横浪黒潮ライン・
かつては有料道路だった横浪黒潮ラインは
なかなか風光明媚な道です。
帷子崎という展望台があります。
そこに夏の間だけでしょうか、
プレハブの店があります。
電気も水道もきていないところですが、
おばあさんが店を出しています。
麺類なら食べることができます。
私は、寄ると顔をだして、
おばあさんと話をしながら
アイスクリームをいただきましたが
3度目(11月)にはもう閉まっていました。
平日の観光シーズンでないときしか
行ったことがありませんが、
静で穏やかな景色が広がっています。
そんなところも、この周辺が好きな理由かもしません。

・まだ行きたい・
寒かったり暖かったり、
健康管理の難しい日が続きます。
私はもう2度も風邪をひいてしまいました。
風邪で不調でしたが、寝込むことなく、
なんとか過ごしています。
今週締め切りの論文が終われば、
出かけたいところがいくつかあります。
暮れなので、日帰りでいけるところを考えています。
まあ、体調と天候を見ながらですが。

GeoEssay 72 横浪:メランジュを跨いて

GeoEssay
72 横浪:メランジュを跨いて
を発行しました。

高知県土佐市宇佐(うさ、USAと書いて宣伝されています)の
断崖が続く海岸にメランジュと呼ばれる岩石群が露出しています。
少々険しい場所もありますが、
そこを越えると
すばらしい露頭を見ることができます。
横浪のメランジュを紹介しましょう。

2010-12-14

1214 民族資料館。西予市城川

今いる総合支所の裏手にある
歴史民族資料館。
土日曜日しか
人がいない。
知り合いになっている。
以前見たことがあるが、
どの程度人が来ているだろうか。

●推敲:No. 3508 2010.12.14

さざんか。西予市城川

今日はまだ雨模様である。
昨夜は結構激しく降っていた。

腰が痛い。
日曜日、支所が寒くて
どうも風邪をまたひいたみたいだ。
昨日も鼻づまりがしていた。
今日は腰に来たみたいだ。

論文はだいぶできてきた。
昨日推敲を一度して、
必要なものをすべてそろえて、
決められたフォーマットにした。
今日はその状態で推敲をする予定だ。

2010-12-13

1213 道。西予市城川

昨日の帰り道。
暗くなる前に一番きつい坂道のコースを歩く。
この道に出る前、
いつもある家の犬に吼えられる。
この犬とも8ヶ月近くになるので
そろそろ顔を覚えて
馴れてくれればいいのに。

●初稿完成:No. 3507 2010.12.13

花。西予市城川

今日は雨である。
今日は買い物に出なければならないので
車で来た。

論文の初稿がやっとできた。
17日が締め切りなので、
今週中に送らなければならない。
推敲を何度かしたいので、
時間の許す限り推敲を続ける。
でも、その間は他のことができないので、
つらい時間となる。
その兼ね合いが投稿日を決める。
あさ、少しでも完成度を高めよう。

2010-12-12

1212 野村ダム。西予市野村

昨日小雨の合間に、
野村ダムによった。
イルミネーションのときに
きてみたいものだ。

●イルミネーション:No. 3506 2010.12.12

落葉。西予市城川

今日は霜が降りていて
冷え込んだ。

昨日車を預ける前に
夜はイルミネーションをしている
ダムをみた。
雨の中で昼間なので、
イルミネーションは想像もできなかった。

朝、6時半に自宅を出て、
歩いてグランドに上がっていくと、
おおく人が集まっていた。
少年野球の集合がここであったようだ。
以前にも一度会ったことがあるが、
こんなに早くなので少々驚いたが、
向こうも驚いていた。

今日も支所で論文作成である。

2010-12-11

1211 お払い。大洲市山鳥坂

お払いは希望する人
すべてに対しておこなわれる。
大人も赤ちゃんも。
老いも若きも。

●心と折合いをつけて:No. 3505 2010.12.11

ススキ。西予市城川

今日は晴れていて
冷え込んだ。

明け方目が覚めて
本を読み出した。
その後、6時前に起きた。

今日は自動車屋OKだったら、
タイヤ交換をするよいて。
それ以外の時間は、
淡々と論文を作成する。

つめて仕事をしていると
早く息抜きがしたくなる。
まあ、そんなことはよくあること。
長年付き合ってきた
私だけでない、人間の本性だ。
うまくだましだましやるしかない。
心と折合いをつけてやることだ。

●モンスター:No. 3504 2010.12.11

百田尚樹著「モンスター」
(ISBN978-4-344-01807-5 C0093)
を読んだ。
ブスで性格のゆがんだ子が、
事件を起こし、地方を出て、
東京に行く。
そこで整形をして絶世の美人に生まれ変わる。
追い出された町にもどり、
復讐とあることを考える、
というストーリーである。
時間が前後しながら進む。
しかし、振り回されることなく、
ストーリーが追える。
これが百田氏の技量か。

2010-12-10

1210 アマテラス。大洲市山鳥坂

アマテラスの岩戸の神話を
題材にした神楽。
津野山神楽では見ないものだ。
似たところもあるが、
全く違ったものもある。
地域ごとに伝統があるのだ。

●いつもの一日:No. 3503 2010.12.10

つばき。西予市城川

昨日は天気が悪かったが、
今日は晴れてきそうだ。
暗いので良く分からなかったが
星が見えていた。

今朝も寒くで明け方目が覚めた。
その後しばらくうとうとして
いつもの時間に起きた。
朝寒いので
起きるのがつらい。

今朝も歩いてきたが、
暗くて写真が撮れない。
12月が日が一番短いので
朝夕の撮影には向かない。

今日も一日論文作成をする。
これからまだしばらくこんな日が続きそうだ。

2010-12-09

1209 大蛇。大洲市山鳥坂

大蛇(おろち)の神楽。
八岐大蛇を神楽にしたものだ。
人身御供を前にして
酒に目がくらみ飲んだくれる。
そこをスサノウノミコトに討たれる。
そんな誰もが知っているストーリーが展開する。

●さあ、はじめよう:No. 3502 2010.12.09

霜。西予市城川

昨夕から、雨である。
今朝も降ったりやんだり。

今朝起きたら、腰が痛い。
風邪がまだ完全に
治っていたのだろうか。
無理しないようにしよう。

今日も淡々と論文を書き進める。
まったなしの時期。
集中すべき時期。
さあ、はじめようか。

EarthEssay 6_83 試料回収作業:イトカワ2

EarthEssay
6_83 試料回収作業:イトカワ2
を発行しました。

今回のイトカワ由来の粒子は、
非常に慎重な作業の結果、
発見されたものです。
「はやぶさ」の快挙に応えられるように、
粒子検査のために
特別に用意された設備で
回収作業がなされました。
その様子を紹介しましょう。

2010-12-08

1208 お払い。大洲市山鳥坂

今年生まれた子供や
希望者が抱っこやおんぶをしてもらう。
元気に育ち、
無病息災のための
ご利益がある。

●風邪:No. 3501 2010.12.08

反射。西予市城川

今日は朝から晴れで暖かい。

昨日、風邪で調子が悪いので、
早めに帰った。
帰って夕食を準備して、
早めに寝床に入ったが、
鼻づまりなどの風邪の症状で
なかなか寝付けなかった。
しかし、しばらくしたら寝つけたが、
7時前まで寝ていた。
朝食をとり、
自宅を出ようとしたら、
体調がだいぶ戻っていたのと
あまりに天気がいいので、
今日も歩いてきた。
本調子ではないが、
ひどく不調でもない。
このまま体調だ戻ればいいのだが。

2010-12-07

1207 松島神社。大洲市山鳥坂

神社の両側には、
小さな小屋があり、
お守りやお札が売られている。
そしてお神酒も振舞われている。
小屋の中の人は、
当番となって交代している。

●行き残し:No. 3500 2010.12.07

雫。西予市城川

今日は暖かい。
空は曇っていた。
歩いてきたが、
曇っているため暗くて
写真が撮れなかった。
まあ、仕方がない。
写真のために、
日常を変えるのは主客転倒だ。

12月は、大きなイベントはないので、
論文が終わったら、
行き残しているところに
出かけようと考えている。
そのためには、論文をなんとか
早めに仕上げなければ。

●のぼうの城:No. 3499 2010.12.07

和田竜著「のぼうの城」
(上:ISBN978-4-09-408551-8- C0193
下:ISBN978-4-09-408552-5- C0193)
を読んだ。
秀吉が天下統一をするために、
小田原の北条氏を攻めたとき、
北条氏に組していてた忍(おし)城が
10倍以上の石田三成軍に対して、
抵抗し、2度に渡って打ち破った。
その総大将が(でく)のぼう様であった。
それが大器なのか、ほんとうのでくのぼうなのか。
この小説を面白くしている。

2010-12-06

1206 鎮縄神楽。大洲市山鳥坂

白蓋のヘンなおじさん。
観客に話しかける。
私にも話しかけられた。
その時のショット。

●論文に集中:No. 3498 2010.12.06

ユズ。西予市城川

今日は冷え込んだ。
そのため、明け方早めに目が覚めた。
仕方がないので本を読み出した。
しかし、布団から出した手が冷たい。

昨日は論文を書いていた。
以前書いていた論文の続編となる。
そろそろこのプロジェクトも
終わりになりそうだ。
新たな展開を
考えていかなければならない。
そのきっかけに次の論文になればと思う。
そんなつもりで今週は論文に集中する。

2010-12-05

●宇宙は何からできているのか:No. 3497 2010.12.05

村上斉著「宇宙は何からできているのか」
(ISBN978-4-344-98188-1 C0295)
を読んだ。
読むのに時間がかかった。
面白かったのだが、
疲れる時期だったので、
すぐに寝てしまい、
読むスピードがあがらなかった。
宇宙初期、素粒子の最新情報が
分かりやすく書かれていた。
ただ、もう少し詳しく書いて欲しかった。

1205 松島神社。大洲市山鳥坂

大洲市肱川町山鳥坂(やまとさか)、
松島恵比寿神社の鎮縄(しめ)神楽を
先日見た。
小さな神社での神楽だ。
でも、地区の重要な行事になっている。

●学習発表会:No. 3496 2010.12.05

霜。西予市城川

今朝は冷え込み、霜が降りていた。
久しぶりに歩いてきた。
するとあたりは冬景色に変わっていた。

昨日は小学校の学習発表会に
招待を受けたので、見学に行った。
43名の小学校なので、
こじんまりとしていた、
なかなかいい雰囲気であった。
子供が一生懸命取り組む姿はいい。
自信、緊張、羞恥、満足感、
いろいろな感情が
それぞれの個性を経て表出する。
そんな姿は親だけでなく、
見ているものに感動を与える。

2010-12-03

1203 力飯。西予市野村

乙亥大相撲は今まで似たこともないような
儀式めいたことがいろいろおこなわれる。
力飯(ちからめし)もそうだ。
勧進元からの赤飯の差し入れがあり、
力士がおひつの周りで四股を踏む。
その赤飯が客席に振舞われる。
無病息災のため。

●肱川へ:No. 3495 2010.12.03

行司。西予市野村

昨日午後から雨が降り出した。
今日は暖かい。
雨は上がっている。

今日肱川で祭がある。
天気しだいだが、
見に行くかもしれない。
その準備はしてきた。

昨夕、プールに行っている間に、
小学校から学習発表会の案内が来ていた。
明日あるそうだ。
様子をみていくつもりである。

2010-12-02

1202 乙亥大相撲。西予市野村

乙亥大相撲は2日間、
じっくりと見学した。
近くに座った人が地元の人だったら、
いろいろ聞く。
しかし、なかなか覚えられずに、
忘れてしまう。
五人抜きした力士に竹の御幣が与えられる。
それをなんというのか聞いたのだが忘れた。
「ぼんでん」(梵天)というそうだ。

●乙亥大相撲:No. 3494 2010.12.02

乙亥大相撲。西予市野村

今日も霧が深い。
しかし、気温はそれほど低くない。

昨日も一日野村で乙亥大相撲を見た。
乙亥相撲は、今年で159回目で、
江戸時代から続く伝統のあるものだ。
乙亥会館は相撲のができる
施設になっている体育館だ。
階段席も引っ張り出せるようになっている。

今日は、午後T氏が来るが、
それ以外はいつものように
支所で仕事をする予定である。

EarthEssay 6_82 はやぶさの偉業:イトカワ1

EarthEssay
6_82 はやぶさの偉業:イトカワ1
を発行しました。

小惑星探査機「はやぶさ」の
帰還カプセルの中から見つかった小さな粒子は、
イトカワのものであることが判明しました。
そのニュースと背景について、紹介します。

2010-12-01

Monolog 107 poit of no return:科学の立つ位置

Monolog
107 poit of no return:科学の立つ位置
を発行しました。

地球温度化は日本では常識になっていますが、
世界ではいまだに問題として激しい論争がなされています。
科学では論争はつきもので、
論争こそが科学の本分ともいえます。
その科学に背負いきれないものが乗かってくると、
科学の本分が働かなくなる状況が生じます。
引っ込みのつかない、
もう戻れない状態
「poit of no return」
になっているような気がします。