2014-12-31

●今日も研究を:No. 5094 2014.12.31

坂道の街灯。江別

今朝は、激しい雪が降っていた。
明け方あたりから降りだしたのだろうか、
除雪車が動いていない。
それとも、年末なので
除雪車が動かないのだろうか。
大学に着く頃には止んでいたが。

今日も大学で計算を続けている。
昨日はデータ処理をしていたが、
終わらなかったからだ。
終わらしたつもりだったが、
変換したファイルの数が違っていた。
ファイルの数が多いので、
どのファイルが足りないのか不明だ。
全部で4000個ほどファイルがあるのだが
250個ほどのファイルが足りない。
足りないファイルを
昨日から今日にかけて、
変換したつもりが、うまくいってない。
現在、その修正をどうしようかと悩んでいる。

データ変換のかたわら、
昨日、研究を少しはした。
データを集めていた。
現在、課題に思っている内容が、
どうもまだ決着をみていないようだ。
それを確認していく必要があることと
課題を再整理しておく必要がある。
もう一つの課題についてのデータも
収集をしていく必要がある。
データは大量にあるのだが、
できれば、レビュー論文を見つけたいのだが、
なかなか見つからない。

●読書メモ:No. 5093 2014.12.31

今年は、145冊の読書メモをした。
中でも小説をよく読んだ気がする。
精神的に疲れていると、
気分転換に小説を読んでしまう。
専門書はなかなか読まなくなった。
必要で目を通す専門書は多数ある。
購入してる本でみると、
専門書の方へ使用している
金額の方が多いだろう。
娯楽のための本は、
古本で購入することが多いので、
使用金額は以前と比べると
少なくなっているはずだ。
しかし購入冊数は
多くなっているような気がする。
書店で見て、思いつきで
買う本がかなり少なくなってきた。
街に出なくなったせいもあるのだろ。
ネットで選んで関連したテーマの本を
購入することが多くなった。

最近の研究者の傾向として、
専門書より一般向けの
新書などでの出版が
多くなってきたような気がする。
新書でも論文ではないが、
最新情報が紹介され、
そこに著者のアイディアが提示されている。
なかなかおもしろ状況である。
科学好きの市民や、初学者、
知的好奇心を満たしたい人には
非常にいい状態である。

●地球はどうしてできたのか:No. 5092 2014.12.31

吉田晶樹著「地球はどうしてできたのか」
(ISBN978-4-06-257883-7 C0244)
を読んだ。
コンピュータによるマントルの
シミュレーションからみた
地球の仕組みを考えた本である。
大陸移動のメカニズム、
マントル対流の実態を知る方法を
まとめたものである。

2014-12-30

●昨日も研究ができない:No. 5091 2014.12.30

坂道の街灯。江別

今朝は、冷え込みがそれほどではない。
昨日は午後から暖かくなり
昼過ぎには雨となった。
夜にはさすがに冷え込んで
朝にはかなり凍っていた。

昨日は、データ処理がまったく終わらなかった。
今日もその続きをすることになった。
また、論文の作業が進められなかった。
データ処理の合間に
原稿を2本かいて、
1本は終わらせ、
もう1本は下書きをした。
しかし肝心の研究が進まない。
まあ、しかたがない。
今日は原稿を仕上げ、
研究を進めよう。

2014-12-29

●気になる課題:No. 5090 2014.12.29

霧と街灯。江別

今朝は、霧が深い。
霧が地面の数mの低いところを漂っている。
逆転層が低いところにあるようだ。
夜明け前の幻想的な景色となっていた。
12月21日の冬至から1週間過ぎたが、
まだ夜の明けるのは遅い。
寒さはこれからだ。

今日はデータを処理をすために大学にきた。
コンピュータが研鑽をしていたのを
終わっているかどうかを確認しなければならない。
大学で昼すぎまで作業をする予定だ。
今日の作業次第で、
明日の作業がどうなるかは不明だが。

子どもたちもクラブ活動が
今年の分が昨日で終わり、
家族がやっと自宅で過ごす日になる。
ただし、私が大学にでいるが。

土日は、自宅で論文のための
データや文献を集めていた。
そしていくつかの文献を読んでいたら、
検討すべき課題が明らかになってきた。
次に予定していた論文の構成を改め、
きっちりと深く検討していくべき
課題がでてきたのだ。
それは、今までの論文の流れとは
少し違った内容になるので別論文である。
しかし、今の研究の流れを押えるためには
その内容をキッチリを検討して
論文にすべきだと思えてきた。
それは、前の論文を書いているときに、
すでに気になっていたところでもある。
その点を今日は時間があるかぎり
検討していきたいと思っている。
ちょっと抽象的でわかりにりくだろうが、
アイディアの部分だからしかたがない。

2014-12-26

●データ収集:No. 5089 2014.12.26

夜明け前の雪原。江別

昨日は結構、雪が降った。
今朝も除雪がはいった。
ただ、雪の量は少なかった。

昨夕は会議があって、
少々遅くなった。
雪の中を急いで歩いて帰ったら
腹が減ってきた。

昨日はデータを処理した。
これは第一陣で、
今日からはデータの第二陣をはじめる。
4分の1程度なので少々楽だ。

もうひとつ、論文用のデータと文献を
収集していたが、
なかなか集中できなかった。
しかし、重要な文献で
持っていたが関連の部分を
見忘れていたものを思い出し、
一通り目を通すことができた。

今日は何も予定がはいってない日なので、
自分のために時間を使える。
少し来年の講義の
準備をしておく必要があるのだが。
あと、原稿も2つ書いておかねばならないが。
考えると、なかなか休息をとれないのだが。
暮と正月は休むのだからいいとしよう。

●The Profiler:No. 5088 2014.12.26

柴田哲孝著「The Profiler
悪魔は天使の胸の中に」
(ISBN978-4-19-893159-9 C0193)
を読んだ。
もとFBIのプロファイラーと
日本の刑事がネットをもちいた
サブリミナル効果を利用した
殺害計画の犯人と戦う話しである。
なかなか面白かった。

2014-12-25

●大量のデータを扱う:No. 5087 2014.12.25

雪の朝に。江別

昨夕から、雪が振り続け、
今朝は上がったが、
かなりの雪が積もった。
もちろん明け方に除雪がはいった。
ふかふかの雪の中を歩いてきた。

昨日の午後に、
4年生の卒業研究の発表の予行演習をした。
途中に休みを一回入れたとき
おやつを差し入れしたら、
学生たちがクリスマスケーキを買ってきていた。
休み時間の予定を延長して、ロビーで食べた。
予行演習のあと、近くで飲み会をした。
近くで早くから始めたので、
2時間半の飲み放題だったので
早めに終わった。
そのあと私は、すぐに帰ったので
9時過ぎに自宅に帰り着いた。
そのおかげで、今朝は起きるのが楽だった。
学生たちは、これで今年の授業は終わりだ。
私は、まだ続く。

あるデータのぼちぼちと
ダウンロードを続けていたが
やっと終わった。
現在、データを処理している。
これもなかなか大変だ。
サブのコンピュータを動かしぱっなしである。
ただし、手作業でつづける必要がある。
128GBのUSB上でデータの展開をしている。
今日中には終わらない作業となりそうだ。

その他にも、論文用のデータ整理と
論文の収集と読み込みを空き時間みてしてきた。
大変だけど、なかなか楽しいことでもある。
今日からはじっくりと研究に取り組める。

EarthEssay 6_125 2014年を振り返る:STAP細胞はなんだったのか

EarthEssay
6_125 2014年を振り返る:STAP細胞はなんだったのか
を発行しました。

年末のエッセイで、
毎年ではありませんが、
その年を振り返ることがあります。
今回も科学で一番の話題となったであろう
STAP細胞について振り返ります。
そこに何があったのでしょうか。
教訓として学ぶべきことはなかったのでしょうか。

2014-12-24

●優先順に:No. 5086 2014.12.24

吹雪く道。江別

今朝は、細かい雪で吹雪いていた。
一昨日から今朝にかけての雪で
つるつるの道もおさまった。

今日は午前中に補講、
午後に卒業研究の予行演習があり、
そのあと4年生との忘年会になる。

その間に、事務処理をしていく。
来年早々の講義の準備は
少々難しそうだが、どうなるだろうか。

その間をぬって、論文用の
データ集めをしたいがどうなるだろうか。
なかなか難しそうだ。

やらなければならないこと、
やりたいこと、
何をするか、どこまでできるかは
優先順位にやるしかない。

●銀座ブルース:No. 5085 2014.12.24

柴田哲孝著「銀座ブルース」
(ISBN978-4-575-51447-6 C0193)
を読んだ。
戦後の数年間に起こった、
不思議な事件、帝銀事件、山下国鉄総裁事件、
昭電疑獄事件、小平事件など
現実にあった事件や
実在の刑事や裏で動いた人物などが
登場して物語がすすむ。
短篇連作集だが
共通する何人かの登場人物が
物語が進み、事件の時系列とともに
人の関係も進む。
この作家はやはり面白い。

2014-12-21

●積み残しのテーマ:No. 5083 2014.12.21

昨日は一日、自宅でのんびりと仕事をした。
収集していたデータの整理をして、
その合間に、以前メモしていた
アイディアを図に起こした。
その結果、もっとデータを集める
必要があることが明らかになった。
それに加えて、現在もっているデータの
整理を続ける必要もある。
それにともなって、他の文献も当たる必要もでてきた。
さらに重要なこととして、積み残しの発覚があった。
前の論文を受けて、次の論文構成としての
アイディアを考えていた。
次なる論文に進む前に、
積み残した部分がまだあることに気づいたのだ。
さらなる検討すべき内容があり、
それにともなって、再度の調査目標が出てきた。
果てしなく研究は続く、どこまでも。
それも楽しいことなのだが。

●西川麻子は地理が好き:No. 5082 2014.12.21

青柳碧人著「西川麻子は地理が好き」
(ISBN978-4-16-790221-6 C0193)
を読んだ。
地理を題材にした
小さなミステリーの短篇集である。
地理の知識をいろいろ使った謎解きが使われている。
まあ、それに力を入れすぎたせいか、
ミステリー時代の謎は深くない。
他の青柳の作品と同様、
軽いミステリーである。

2014-12-19

●全データを集める:No. 5081 2014.12.19

木。江別

朝から雪が降りだした。
昨日はツルツルの路面であったが、
今朝は雪がかぶって少し歩きやすくなった。

昨日も暴風雪の警報がでていた。
学校はあちこち2日続きで
休校になったようだが、
我が大学は休校の条件が違うので
通常の講義になった。
天候も穏やかであった。

昨日は講義の会議の合間に、
データ収集をした。
以前したデータは
ざっとみて都合のいいものだけ集めたのだが、
全データをダウンロードして
すべてのデータを収集して、
そこから必要なものを集めることにした。
今日はサイトのデータを
再度チェックをしてOKなら
データを集計していくことにする。

●気候変動はなぜ起こるのか:No. 5080 2014.12.19

ブロッカー著「気候変動はなぜ起こるのか」
(ISBN978-4-06-287846-2 C0244)
を読んだ。
オーシャン・コンベアーモデルを
提唱した研究者が書いた
一般向けの本である。
最終氷期から現在の間氷期への
転換をテーマとしている。
1000年周期の海洋循環を
水温と塩分濃度(熱塩循環)が
原因であるという説である。
しかし、この本から、
大きな気候変動の原因究明することの
難しさがよくわかる。
生涯をかけて研究している
多くの人の努力をもってしても、
結論にはいたらないのだ。

2014-12-18

●危険回避:No. 5079 2014.12.18

雪の生け垣。江別

今日も大荒れという予報だが、
穏やかな朝である。
昨日は温かく道路の雪が溶けて
夕方には冷え込み、
道路がツルツルになった。
最悪の状態である。
歩いて帰るのに怖いほどであった。
夜に、少し積雪があった。
道路は下は凍っているが
だいぶ歩きやすくなった。
ところが、嵐の気配がない。
どうしたのだろう。

危機管理をどうするか。
私は自己責任が基本だという考えである。
天気予報やニュースなどの情報は重要であるが、
その情報をどう判断するのか。
危ないといっても、
自分が安全だと判断することもありだろう。
ただし、これには自己責任が伴う。
逆に情報が安全だといっても、
自分が危ないと思えば、
自己判断で回避することが重要である。
このような対処は、
平時には過剰な防御反応や
臆病者にみえるかもしれない。
しかし、危機があった時、
最善、もしくは最悪の回避をすることが
重要だと私は考える。

EarthEsay 1_139 地球の水の起源 5:水のブレンド

EarthEsay
1_139 地球の水の起源 5:水のブレンド
を発行しました。

最新のガス捕獲説ですが、
これを受け入れたとしても、
脱ガス説もレイトベニア説の選択は残るります。
なぜなら、ガス捕獲説は、
太陽系の誕生する前の分子雲時代の話だからです。

2014-12-17

●大荒れ?:No. 5078 2014.12.17

ナナカマドとツララ。江別

今日は大荒れの天気という予想である。
昨夕から温かく、ベチョベチョの雪だったが
昨夜は建物がガタガタするほどの風が強かった。
しかし、今朝は穏やかだ。
今朝は凍っていて、歩きにくい。

大荒れの予定だったたので、
昨日いろいろものが変更になっていた。
今日の夕方から打ち合わせがあるはずが、
急遽中止になっていた。
予定が狂ったが、しかたがない。
今朝は穏やかな天候で、
乗り物も通常通りに運行されている。

隙間時間をみて、データを収集している。
重要なデータを一つは見つけたが、
もういくつかのデータを見つけたい。
卒業研究の添削も
今日の午前中で終わりそうなので、
午後からは研究に専念できる。
その時にいろいろデータ収集を
していこうと考えている。

2014-12-16

●論旨とデータ:No. 5077 2014.12.16

ツララ。江別

今日も冷え込んだ。
晴れ間もあったが、
雲が厚く広がっている。

昨日は9名の卒論を添削をした。
6名にOKを出した。
今日は3名をみることになる。
今日中に全員提出する予定である。
卒業研究の締め切りは明日だが、
危険回避として今日出す予定である。
さあ、どうなるだろうか。

隙間時間をみて、
次の論文のためのデータを収集している。
過去と現在をつなぐための思考実験だ。
重要な論拠になるものは、
現在から連続する過去のデータである。
連続的タイムレコーダが必要となる。
海底・湖底堆積物、年輪、氷床コアなど
化学組成のデータは膨大になる。
しかし、自分が欲しいデータは
簡単には見つからない。
考えたら、データを見つけることよりも、
論旨をはっきりさせてから
論をすすめるのに必要なデータを
見つけることが重要であろう。
つまりは頭を整理しろということだ。

2014-12-15

●びっしりと添削:No. 5076 2014.12.15

ナナカマド。江別

昨夜は知らない内に、
かなりの雪が降ったようだ。
朝、除雪が入っていた。
根雪になりそうだ。

今日は、朝から夕方まで、
びっしりと添削が入っている。
その間に講義の準備ができるかどうか。
なかなか難しいが、
なんとか9時までにひと通り
やって置かなければならない。

さあ始めよう。

120 野付の砂嘴:砂と森と人のサイクル

 野付半島は道東でも有名な観光地です。野付には、大地と海が織りなす砂嘴の形成と浸食のサイクルがあります。もっと短い、森の形成と渇死のサイクルもあります。砂と森と海の生み出すサイクルの中に、人の生活が営まれています。

 今年の9月下旬に、野付の近くまで来た時に、夕方に少し余裕があったので、足を延ばし、野付半島を訪れました。夕方まであまり時間がなかったので、駆け足でみることになりました。服もスーツで、足元も革靴だったのですが、整備された環境なので、楽に見学することにができました。9月下旬の平日にかかわらず、思った以上に観光客が訪れていました。風が少々あったのです、北国の快晴の青空のもとで、野付の砂と森、海の織りなす景観を見ることができました。
 野付半島へは、国道244号線(ホッポーロードと呼ばれています)を、標津からすぐ南の道道950号線(フラワーロード)に入っていきます。この950号線は、野付半島を通っている唯一の道となります。950号線を進むと、やがて竜神崎の手前で通行止めになっており、そこから先は関係者しか入れなくなっています。
 野付半島の付け根は標津町になっていますが、途中から別海町に変わります。道路を走っているとこの飛び地は、少々不思議な感じがします。ところが、船を中心に生活している漁業関係者からみると、野付半島の南に一番飛び出た岬は、別海町のすぐ前でまであり、その距離は非常に近いことがわかります。
 野付半島は、北海道の東部にある小さな半島です。北に知床半島、南東に根室半島があります。知床半島と根室半島の間には、国後(くなしり)島が食い込むように入り込んでいます。間の海は根室海峡、一番狭いところが野付水道と呼ばれています。
 野付水道に、ちょろりと小さなひげかエビのしっぽのように突き出ている野付半島があります。半島というにはあまりに小さなものです。野付半島から北の海を見ると、高い山並みが北へと続く知床半島がみえます。海を隔てすぐ目の前には、北方4島の一つ、国後島が間近に見えます。ちなみに根室半島の先端の納沙布岬からは、歯舞(はぼまい)諸島の一つ水晶島が間近に見えます。
 野付半島の形は、地図で見ると非常に奇異なものです。この形は、砂嘴(さし)と呼ばれものです。砂嘴とは、海流によって運ばれた砂が浅い海岸にたまって、鳥の嘴(くちばし)のような丸みをもって曲がった地形です。
 野付半島は、全長26kmもある、日本でもっとも長いものです。この砂嘴は、国後島と北海道の間の根室海峡を通る潮流によってできたものです。北の知床半島の火山岩(主に安山岩)が侵食によって海に流れ出たものが、供給源となっています。
 野付半島は、通常の砂嘴よりも複雑な形をしています。砂嘴の内側に次々と丸みをもった枝分かれした砂嘴が形成されています。このような枝分かれているものを、分岐砂嘴と呼んでいます。それは、地球の環境の変化と大地の変動が組み合わさってできてきたと考えられます。
 野付半島の先端に近い竜神崎で、140mのボーリングがおこなわれたのですが、その結果によると、120mより深いところは火山灰層あります。120mから27.5mまでは、砂まじりの粘土となります。ここまでは、火山に近い海底の堆積物です。その上は、砂になっています。
 氷河期には氷が陸域に発達するので、海水の量が減り海退がおこります。一方、間氷期には陸の氷が溶けて海水が増え海進が起こります。これが、地球規模の気候変動に呼応した海水準の変動となります。しかし、ボーリング結果をみると砂嘴の形成はもっと後のことです。砂嘴の形成は、縄文海進が終わって、現在と同じような海水準になった後、3000年くらい前からはじまりました。
 もともと非常に浅い海域であったこの地は、海水準の変動を非常に受けやすくなります。小刻みな変動であっても、敏感に反応していきます。
 ある推定(岡崎, 1989)によると、野付半島では、3000年以降、1mから2m程度の海水準の上昇が2度あったとされています。その際、砂嘴の形成や浸食が起こりました。3000年以来、現在がもっとも低い海水準だと考えられています。
 その推定によると、沖に向かってエビのしっぽのような丸みをもった砂嘴が、8個も形成されるような変動が起こったとされています。その結果、野付半島では、沖に向かって次々と新しい「しっぽ」が、分岐砂嘴として形成されていきました。
 気候と大地の変動には、大きなものから、ささやかなものまであります。野付半島の地形を形成した変動は、ささやかなものを反映していると考えられます。野付のあたりは、海が浅く広がっていたため、非常に敏感にその変動を受け取りました。その敏感さが、枝分かれした不思議な砂嘴を形成したのでしょう。
 砂の営みよりさらに敏感なものがあります。それは生きものです。安定した陸地があれば、そこには植物が生えます。トドマツやミズナラの大木が森林をつくっていました。
 北海道のアイヌ文化以前の7世紀ごろから13世紀にかけての擦文(さつもん)時代(本州では飛鳥時代から鎌倉時代後半)とされる遺跡が、半島中央部のオンニクルの森で発見されています。江戸時代の中頃まで、トドマツやエゾマツ、ハンノキ、カシワなどの原生林があったとされています。
 江戸時代以降も、この地は、ニシンのいい漁場になっていました。野付の砂嘴ごとに多数の集落が形成されていました。春になると、各地から多数の人が集まり、一番外の砂嘴には、50棟から60棟の小屋が立ち並んでいたといいます。その痕跡は、「荒浜岬遺跡」として敷石が残されています。
 その後、地盤沈下がおこり、海水が侵入してきました。植物は逃げられないので、海水が来たところは、木が枯れてしまいました。この立ち枯れの木が、まだ多数の残っているところがあります。ミズナラが枯れたところをナラワナと呼んでいますが、そこには海岸線に沿って多数の立ち枯れの木が残っています。一方、トドマツが枯れたところをトドワラでは、立ち枯れの木が一部に残るだけで、塩湿地となっています。
 近年は、砂の流出が起こっていようです。高潮や低気圧の接近があると、海水が道路まで押し寄せることがあるようです。もし海面上昇、あるいは少しの地盤沈下があれば、野付半島は敏感にその影響を反映するでしょう。
 野付半島に訪れたのは、これで3度目でした。前回は2006年の5月、それ以前の訪問はだいぶ前で記憶も定かではありません。もし、8年前やもっと以前の記憶が定かであれば、比較できれば、森や人の暮らしの変化に気づけたかもしれません。
 野付半島の分岐砂嘴の骨格あたるものは、大地の変動が数千年から数百年のサイクルで形成されているものです。しかし、植物はもっと短い百年から数十年のサイクルで変化しています。そのスケールは人の歴史のサイクルに呼応しています。野付の砂嘴は、砂と森と人のサイクルを反映しているようです。

・大地の敏感さ・
野付半島は、このエッセイで2006年6月号で紹介しています。
今回、再訪したので、また紹介することにしました。
以前来た時と比べれば、
観光施設が充実していたように見えました。
砂嘴自体が移ろいやすいものです。
そこを基盤に、森が消長していきます。
さらに人の活動の盛衰も繰り返し起こっています。
これからも、野付の砂嘴は
敏感にいろいろな変化を映しとっていくのでしょうか。

・根雪・
北海道は、一気に冷え込み、雪が繰り返し降りました。
その繰り返しで、大地は一面雪に覆われた光景となりました。
根雪に覆われたかのような真冬の光景となっています。
道路はガリガリに凍り、ツルツルになりました。
歩くのが恐ろしくなります。
このまま気温が上がることなく、
雪が降リ続けば、早い根雪となるでしょう。
もしそうなら、今年の冬は
長くつらいものになりそうです。

GeoEssay 120 野付の砂嘴:砂と森と人のサイクル

GeoEssay
120 野付の砂嘴:砂と森と人のサイクル
を発行しました。

野付半島は道東でも有名な観光地です。
野付には、大地と海が織りなす
砂嘴の形成と浸食のサイクルがあります。
もっと短い、森の形成と渇死のサイクルもあります。
砂と森と海の生み出すサイクルの中に、
人の生活が営まれています。

2014-12-14

●本、発見:No. 5075 2014.12.14

並木道。江別

昨夜は飲み会疲れで眠かったはずなのに
すぐに寝付けなかった。
しかし寝入るとぐっすりを深い眠った。
夜中に一度目覚めたが、
また深い眠りに入れた。
5時前に目覚めたが
疲れが抜けていないようなので
もう一度寝ようとしたが
眠れず、本を読みだした。
少し読んだら、目がさめてきたので
起きて、いつものように作業を始めた。

自宅には、読みかけの本と
階下の書棚に戻すべき本を
一時的に置いている棚がある。
そこの本を整理していたら、
一昨日町の喫茶店に忘れてきた
と思っていた本がおいてあった。
なんということか。
一昨日の夜は酔っ払っていたので
そうしたことを完全に忘れ去っていたようだ。
その本を見た瞬間、
忘れないようにそこに本を置いた行為を思い出した。
人間の記憶とはいかに危ういものか思い知らされた。
同じ本を買わなくすんでよかった。

●木嶋先生の静かな世界:No. 5074 2014.12.14

森博嗣著「木嶋先生の静かな世界」
(ISBN978-4-06-21-6636-2 C0093)
を読んだ。
いい本である。
森氏の本はミステリィ以外では
あまり読んだことがなく、
読むの自体も久しぶりだ。
この本は久しぶり感動した本である。
静かだが頭脳の巨人である木嶋先生と
そこに配属され研究者というものに
成長していく主人公の精神的な成長を描いている。
静かだが、そこには壮絶な精神性が蠢いている。
私も大学院時代に、
こんな気持の時があったことを思い出させてくれた。

2014-12-13

●本を紛失:No. 5073 2014.12.13

坂道。江別

今朝は、冷え込んでがりがりの凍っている。
歩きにくい。
明け方除雪車の音がしていたようだ、
道路は除雪がはいっていなかった。
気のせいだろうか

今朝もいつものように大学に出ている。
大学では入試があるが
私は担当ではない。
卒業研究の添削で追い込みだ。
今日も6名の添削をする予定だ。

昨日、大学の飲み会があった。
気のあった人たちと飲んだ。
楽しかった。
でも、気を使わなればならない人もるので
少々気疲れれもする。

今朝、読みかけの本を
読もうとかばんを探したが見たらない。
昨日、会場に行く前に時間があったので
喫茶店で本を読んでいた。
その後、本を読んでないので
多分その喫茶店に忘れたようだ。
残念だ。
再度、購入することになるのだろうか。

2014-12-12

●自分の信じるところ:No. 5072 2014.12.12

坂道。江別

昨日は昼間暖かかったので、
雪がベチョベチョに溶けた。
昨日の夕方から今朝にかけて
雪が降り、冷え込んだ。
今朝は、新雪の下が、がりがりのでこぼこで
非常に歩きにくい状態になっていた。

今日は大学の飲み会だ。
それまで講義と添削の予定が
ぎっしりと詰まっている。
添削は明日もやらなければならない。
教員には休みがない。
ただし、真面目にやっている教員にはだが。
卒業生をみていると
本当にこのような手間を掛けることが
役に立ってるから疑問が湧いてくる。
でも、成功体験、達成感は
どこで役立つかは不明である。
だから、自分の信じるところを
行なっていくしかないのだろう。

●地球外生命:No. 5071 2014.12.12

長沼毅・井田茂著「地球外生命
われわれは孤独なのか」
(ISBN978-4-00-431469-1 C0244)
を読んだ。
なかなか面白い本であったが、
専門や考えの違う研究者が
一つのテーマについて書くのはいい。
しかし、この本に関しては、
別々に書いたほうが面白かった。
お互いの専門に踏み込まないような
遠慮があったり、
思い切った意見表明が
されていない気がする。
二人とも十分一冊の本が書け
そこそこ売れるものになはるはずなので、
それぞれで書いて欲しかった。

2014-12-11

●デジカメの調整:No. 5070 2014.12.11

雪。江別

今朝も、雪が降っていた。
除雪は入ってなかったが、
薄っすらの積もっていた。
この調子なら、
いよいよ根雪になっていくのかもしれない。

金曜日には大学の忘年会がある。
そのとき札幌のCanonの
サービスセンターにいく予定である。
デジカメの調整を出そうかと思っている。
接写時と無限大のピントが
少々甘くなっている気がするので
調整してもらう。
またレンズ内に小さなゴミが
入っているのでクリーニングも
必要になっている。
保証期間なので
無料で修理してもらえるかもしれないが
まあ、調整が必要なので出す予定である。

卒業研究で、なかなか完成者が出てこない。
まだ2名のみである。
土曜日にも添削が必要になってきた。
飲み会の翌日なので
少々疲れているので
体力的には大変かもしれないが
学生のためなので仕方がない。

EarthEssay 1_138 地球の水の起源 4:ガス捕獲説

EarthEssay
1_138 地球の水の起源 4:ガス捕獲説
を発行しました。

これまで、地球の水の起源に関する2つの説をみてきました。
3つ目の説として、
ガス捕獲説を紹介します。
この説にも根拠はあるのですが、
少々立ち位置が違ったものです。

2014-12-10

●除雪が入った:No. 5069 2014.12.10

道。江別

昨日も時々激しい雪が降った。
今シーズンはじめて
自宅前の道路に除雪が入った。
道路の表面が凍り、
その上に新雪が降ったので
滑りやすい路面になった。

自宅を出た時、
除雪でつるつるの氷がむき出しになり
その上に新雪が降っていた。
道路がつるつるになっていた。
除雪の山を越えて道路にでたとき、
すべって転んでしまった。
今年はじめて転んだ。

今日もいろいろと詰まっている。
その合間を縫って校務をこなすしかない。

2014-12-09

●学生のいろいろ:No. 5068 2014.12.09

道。江別

昨日も、雪が時々激しい雪が降り、
今朝も薄っすらと雪が積もっている。
しばらく雪が降らないなと思っていたら、
急に雪模様となった。
まだ根雪にはならないと思うのだが。

昨日は一日ばたばたしていた。
卒業研究の添削が
ますます佳境になってきた。
この期に及んで
やっと自分の状況を把握して焦る学生もいる。
ずっと前から言っているのに
とこちらは思うのだが。

これから毎週のように飲み会がある。
まあ、疲れ気味でもあるので
飲んでウサを晴らしたい気もする。
大学の教職員の飲み会。
学生たちとの飲み会。
お気楽な酒飲み話をしたいものだ。
それまでにすべきことがあるので、
今は、精一杯頑張る時期だ。

2014-12-08

●コピーミス:No. 5068 2014.12.08

道。江別

土曜日の夜から雪が積もり、
日曜日も積もった。
今朝も新しいく雪が降った。
いくつかのところでは
除雪が入っていた。

日曜日、自宅で仕事をしようとしたら、
持ち運び用のハードディスクのデータに
自宅のデータをコピーしてしまった。
気付かずに、作業をしていた。
しかし、幸いなことに作業したのは
2つのファイルだけだったので
実質的に被害はなかった。
ただ、その後データの移動を失敗して、
自宅のノートパソコンに新規ファイルを残してきた。
まあ、自宅のパソコンにデータが残っているので
それを使えばいいはずだ。
今日、帰ったら
早速コピーをしなければならない。
1時間ほどの努力が無に帰する。

自宅で研究用のデータの整理をしていた。
どこかのサイトにデータがあるはずなので探したが、
それがなかなか見つからなかった。
仕方がないので、とりあえず見つけたもので
できるだけ精密なものを使って示すことにした。
そのデータでグラフをつくったが、
再度データを探したいが、
今日も時間があるだろうか。

●1たす1は2にならない:No. 5067 2014.12.08

三浦つとむ著「1たす1は2にならない」
(ISNM4-7503-2396-9 C0010)
を読んだ。
子ども向けの生き方、考え方の本である。
失敗をどう考えるか、
ものごとにはひとつの見方、考え方ではなく、
いろいろものがあることをしめしている。
いろいろな視点で書かれている。
もうひとつわかりにくい本だ。

2014-12-06

●体調に注意:No. 5066 2014.12.06

雪とタンポポ。江別

今朝は、薄っすらと雪が積もっていた。
量はそれほどでもなかったが、
一面真っ白になっていた。
久しぶりの雪景色となった。

今日は学生の添削が5名あるので、
いつものように大学でている。
隙間を縫って研究もできるかもしれない。

夜は学科の飲み会があるので、
夕方、街に出ることになる。
これから毎週のように街に出ることになるので
少々疲れそうだ。
風だけには気をつけなければならない。
最近、精神的に疲れているが熟睡できない。
夜中に目が覚めるの睡眠不足になっている。
体調だけには気をつけよう。

●ブルー・ゴールド:No. 5065 2014.12.06

真保裕一著「ブルー・ゴールド」
(ISBN978-4-02-264715-3 C0193)
を読んだ。
商社の若手だが有能な社員が、
会社の大きなミスの責任をとらされて
出向した会社は、訳のある会社で
いろいろ学びながら
大きな陰謀を暴いていくというストーリである。
会社の営業のテーマは水資源である。
なかなか面白かった。

2014-12-05

●父の形見:No. 5064 2014.12.05

霜。江別

今日は冷え込んだ。
風がなかったのでなんとか耐えられる。
いよいよ寒さが身に応えるようになってきた。
羽毛のジャンバーが使えらばいいのだが、
改造をしないと使えなのがつらい。

昨日は会議がびっしりあり
ほとんど研究はできなかったが
朝、少しだけ研究計画をねった。
それとデータを整理を少しした。
本当は論文を書くことも
したかったのだが、できなかった。

昨夜、母から荷物が届いた。
頼んで亡父の礼服だった。
他にも父が着ていた衣類が入っていた。
ズボンのサイズは合っていたが、
上着が小さかった。
ただし、礼服は少々大きめだったので
なんとか使えるかもしれない。
スーツはズボンだけが使えそうです。
父の形見として使っていこうと思っている。

2014-12-04

●論文構想:No. 5063 2014.12.04

冬芽。江別

今日は曇だが風がなくて
寒さも耐えられる。
毎朝寒いので
今日はベストを着てきた。
そのためかもしれない。

先日投稿した論文が
査読から返ってきた。
自分でも推敲をしていたので、
修正をして、すぐに渡した。
印刷された、校正がはいるが
それまでこの論文から手が離れた。

次なる論文を前から構想を考えているのだが、
これは、今回書いた論文の続きとなる。
今回のものは2編目である。
構想を考えていたが、
2編目の論文としては構想していたものが
ボリュームが増えたので
2つに分けたという経緯がある。
後半が書けていないので
その部分を中心に書いていくことになる。
そのため、当初3編の論文の予定が
全部で4編の論文になっていきそうである。
その3編目の構想を現在考えている。
早くその論文に時間をかけたいのだが
なかなか進めないのがつらい。

EarthEssay 1_137 地球の水の起源 3:レイトベニア説

EarthEssay
1_137 地球の水の起源 3:レイトベニア説
を発行しました。

レイトベニア説は、一度唱えられたたのです。
否定する観測値があったため、
否定されました。
しかし、別の観測結果から復活してきました。
この復活によって
新たな謎を生むことになりました。

2014-12-03

●デジカメ:No. 5062 2014.12.03

ハルニレ。江別

今日は晴れで風が強い。
冷え込んで寒い。
痩せたせいで、寒さがこたえる。
歩いていても大学についても
体が温まらない。
着るものを考えなければならない。

いつも定点でしている撮影が
今のカメラではブレて
使えないものが
多数できてきた。
暗さに弱いようだ。
少々、日常使いのカメラに不安がでてきた。
以前使っていたリコーのデジカメが
いかに良かったのか、
自分にあっていたのかがよくわかる。
新しいカメラを考えるのはまだ先だが。

●「とうさんは、大丈夫」:No. 5061 2014.12.03

佐川光晴著「とうさんは、大丈夫」
(ISBN978-4-06-216107-7 C0093)
を読んだ。
児童相談所の児童福祉司が
ストレスでうつ病にかかる。
治療をして復帰するときに、
児童養護施設でリハビリを兼ねて働き出す。
自主的に1週間の当直をかってでる。
幻聴や妄想が現実と錯綜して
トラブルをおこすぎりぎりのところまでいく。
家族との電話やメール、コミュニケーションで
なんとか踏みとどまっている。
そして1週間の当直を終えて
作品も終わる。

2014-12-02

●多忙と集中:No. 5060 2014.12.02

坂道。江別

今日は曇で風が強い。
冷え込んでいる。
道路には氷がはっていて、
雪もちらついてきた。

昨日はいろいろと雑用をこなした。
昼には急遽学生との打ち合わせがあった。
論文も少し手をつけた。
今日は講義が3つと
学生との面談がびっしりと予定が入ってる。

忙しいと、時間の流れが早い。
その隙間の時間に作業をすることになる。
時間が足りないので、
じっくりと考える余裕がない。
短時間で集中するしかないので
隙間時間でもそれなりの結果をだしてしまう。
でも、その内容は
間に合わせのものになっていく。
それが続くと欲求不満になっていく。
あと2週間ほどは、このような状態が続く。
それでも継続することが大切なのだろう。

2014-12-01

●研究もしたい:No. 5059 2014.12.01

青い空。江別

道路が濡れていた。
夜中に雨が降ったようだ。

寒さはそれほどではないが、
コートを冬用にした。
ただし、黒なので暗い時間帯に歩くので
車が横を通るので少々怖い。
しかたがないので
このまま着て行くことになる。

今日は出張の予定であったが、
調整ができないので、
出張を取りやめとする。
学生との添削は入れていないので
一日自分のためでだけに使える。
非常に贅沢に感じる。
まあ、校務や講義準備など
すべきことは多々あるので
それをやる。
研究もしたいのだが
時間ができるだろうか。

Monolog 155 岩石と弁証法

Monolog
155 岩石と弁証法
を発行しました。

自然科学と哲学の結びつきは、
一見すると不思議かもしれません。
しかし、思想の歴史をみると、
古代から自然科学と哲学は密接な関係がありました。
現代社会だからこそ、
科学と哲学の結びつきが重要であると考えられます。

2014-11-30

●冷え込み:No. 5058 2014.11.30

落ち葉と霜。江別

今朝は冷え込んで、
霜が降りていた。
昨夜は暖かったが、
夜中から冷え込みが進んだようだ。

今日も校務があるので
いつもと同じように大学に出ている。
トラブルがなければ
午前中に終わるはずなのだが。
その後用足しに出かける予定だ。

●漂流者たち:No. 5057 2014.11.30

柴田哲孝著「漂流者たち」
(ISBN978-4-396-63417-9 C0093)
を読んだ。
3.11直後に依頼受けた私立探偵の
神山健介を主人公とするシリーズである。
被災地を彷徨う容疑者。
それを追う探偵と女性。
被害者を私立探偵が追ううちに
実は黒幕に嵌められていることがわかってくる。
なかなか面白い。

2014-11-29

●校務の朝:No. 5056 2014.11.29

街灯。江別

朝、雨上がりの道を歩いて行きた。
寒さはそれほどではなかった。
日のまだ登らないない朝を
歩いてきた。

今日は校務で通常通りに大学に出る。
昼すぎまで校務があり
今日は重要な役割がある。
明日は詰めて待機することになる。
天気が残念だが、
トラブルがないことを祈る。

2014-11-28

●秋霧の街:No. 5055 2014.11.28

柴田哲孝著「秋霧の街」
(ISBN978-4-396-63385-1 C0093)
を読んだ。
神山健介の探偵物語である。
新潟で殺人事件の被害者の依頼で探ると、
行方不明の被疑者や混血の女性、
ロシアや腐敗警官など
巨悪がだんだん明らかになってくる。
一個人がその巨悪を
崩壊させるというストーリである。
なかなか面白い。
柴田の書く小説は
どれも私の好みにあっているようだ。

●将来を押える:No. 5054 2014.11.28

青い朝。江別

今朝は曇り。
夜中に雨が降ったようで
道が濡れている。
自宅を出るときには上がっていた。
靄っていて風ないためか
今日は暖かい。

昨日は今後の研究計画と
新しい論文の構想を考えた。
来年の調査予定も考えた。
ただ、来年の立場がどうなるかによって
調査がどの程度できるかは
不明でいある。
しかし、研究計画で
将来を押さえておかないと
先に進めない気がする。

週末は校務で大学に出ることになる。
疲れが貯まるだろう。
今日も講義と添削が4名入っている。

2014-11-27

●コートに:No. 5053 2014.11.26

落葉。江別

今朝も冷え込んだ。
天気もよかったが
太陽は上っていない。
また農場で日の出の写真を
撮ろうとしてる人が来ていた。
今日も東の空には
雲がかかっていたが。

体重が減ってから
寒さがこたえるようになってきた。
コートも厚手のものに
替えたほうがいいのだろうが
今年は根雪の前に
厚手のコートになりそうだ。

EarthEssay 1_136 地球の水の起源 2:3つの仮説

EarthEssay
1_136 地球の水の起源 2:3つの仮説
を発行しました。

地球の水の起源には、
いくつか仮説が提唱されています。
時代によっていずれかの説が優勢になりました。
少し前までは隕石起源が有力でした。
最近新しい考えがいろいろでてきました。
水の起源の説を広く概観していきましょう。

2014-11-25

●ばたばたの状況:No. 5051 2014.11.25

残った実。江別

夜中まで雨が降っていたようだが、
朝には上がっていた。
だいぶ寒くなってきた。
暗い中を歩いてきた。

バタバタしている。
論文の査読を待つ間も
校正を続けている。
卒業研究の添削も続けている。
校務も細々といろいろある。
毎日こんな状況が続く。
終わるとも知れない
ばたばたの状況が続く。

●ベイジン 下:No. 5050 2014.11.25

真山仁著「ベイジン 下」
(ISBN978-4-344-41469-3 C0193)
を読んだ。
重要人物の逮捕、北京オリンピックの開催
原子力発電の完成。
そして逮捕におけるどんでん返しと原発事故。
ストーリは大きく展開する。
原発事故は、
福島第一原発の事故を思い浮かばせる。
似たパターンで事故が起こる。
この小説は事故前に書かれたものだ。
事故処理の最中で話が終わる。
嫌な終わり方だ。

2014-11-24

●物入り:No. 5049 2014.11.24

残った実。江別

今朝は薄曇り。
日がまだ登らないときに、自宅をでる。
歩いている途中に日が昇るが
今日は東の空が薄い雲がかかっている。

畑越しにカメラで朝日を撮ろうと
待っている人を見かけた。
いつも歩いていると当たり前の景色が
別の人には素晴らしい景色に
見えることもあるのだろう。

最近衣類を買うために
紳士服のチェーン店によくいく。
店員に顔を覚えられてしまっている。
以前買ったスボンの3本の寸法直し。
スーツ2着の購入。
ブレザー1着の購入
スボン2着の購入。
購入は、バーゲンの時に出かけるので
店員が覚えてしまった。
体重が10数kgやせ、
胴回りも10cmほどやせた
ということを説明したら
店員も納得したようだ。
礼服についても勧めされた。
自宅で礼服のサイズ合わせをした。
3着の礼服のうち、
一番古い夏服が合ったが、
新しい2着が合わない。
一番最近購入したものは
ぶかぶかである。
すぐには購入しないつもりだが、
激しい体型変化も物入りだ。

2014-11-23

●休日は休みたい:No. 5048 2014.11.23

落ち葉。江別

昨日は、10時過ぎまで大学で仕事をして、
その後用事をすませて、医者に行く。

その後、自宅でくつろぐが、
朝早く目覚めたせいで眠い。

昨日、昼過ぎに激しい雨がふった。
その後、雨は上がったが、
今日は家内が元気であれば、
朝から買い物に出かける予定だが、
風邪気味なのでどうなることやら。

論文は提出したが
査読者からのチェックがあるので
その時の修正に向けて、
自分でも推敲を進めていく予定である。
多分早く戻ってくるので
あまり時間が無いであろうから
準備を進めておかなければならない。

来週末は校務で2日間でかけ、
月曜日も校務出張があるので
無理せずに休息をとっておかなければならないのだが
休んでも結局何やかやとしているのが。

2014-11-22

●論文提出:No. 5047 2014.11.22

青い並木。江別

今朝は温かい。
雨が降ったあとだが、
しっとりと濡れていた。

土曜日だが仕事をするために
大学できている。
いろいろたまっている仕事があるので
それをこなすためである。

論文は昨日の朝一番に提出した。
一番最後の提出であった。
木曜日に会議があったそうだが、
確実に提出するとのことで
担当者が答えてくれたようだ。
なんとか掲載されるといいのだが。

●失敗学のすすめ:No. 5046 2014.11.22

畑村洋太郎著「失敗学のすすめ」
(IBSN978-4-06-210346-6)
を読んだ。
失敗から学ぶ重要性を示した本である。
主張は理解できる。
畑村氏の活躍も知っている。
だからこの重要性もわかる。
しかし、なぜが学ぶ気がしない。
どうしてだろうか。

●ベイジン 上:No. 5045 2014.11.22

真山仁著「ベイジン 上」
(IBSN978-4-344-41468-6 C0193)
を読んだ。
最新で最大の原子力発電所の
建築を巡る小説である。
中国の現状を反映した
危機感がリアリティをもって描かれている。
なかなか面白い。

2014-11-21

●集中:No. 5044 2014.11.21

霜。江別

今朝は曇だが
冷え込んだ。
寒い曇り空の下を歩いてきた。

論文の推敲をした。
まだまだ遂行したが、
あとは書式を整えて
今日中にできれば
午前中に査読者に渡したのだが、
どうなるだろうか。
今日は午前中に講義、添削4名
昼休みの学生と打ち合わせがある。
朝の時間帯だけが論文に集中できる時だ。

2014-11-20

●推敲中:No. 5043 2014.11.20

霜。江別

今朝は晴れである。
放射冷却で冷え込んで寒い。
秋を過ぎて冬になった。

いよいよ明日論文を
投稿しなければならない。
現在推敲をやっている。
なかなか時間が取れないので
はかどらない。
しかしなんとか仕上げて
提出しなければならない。
この時期、いつも切羽詰まって
追い詰められいる気がするが
しかたがないのだが。

EarthEssay 1_135 地球の水の起源 1:コンドライト

EarthEssay
1_135 地球の水の起源 1:コンドライト
を読んだ。

地球は青い星と呼ばれます。
その青は水の色です。
地球の水はどこから来たのか。
地球の水の起源は、
今も説が二転三転しています。
今回は地球の水の話題を紹介しましょう。
地球の水の起源にかんして、
2つの新しい考えが示されました。

2014-11-19

●暗い朝:No. 5042 2014.11.19

青い道。江別

今朝は暗かった。
いつもより少し早めに自宅をでた。
曇り空で雨上がりの
暗闇の中を歩いてきた。

今日は夕方、医者に行くために
時間が少ない。
講義の合間に学生の面談が
5件はいっている。
その合間をぬって
論文書きをしなければならない。
今日も慌ただしい。

●永遠の誓い:No. 5041 2014.11.19

佐川光晴著「永遠の誓い」
(ISBN4-06-212990-6 C0093)
を読んだ。
県職員から中学校教員になった夫と
地元で生まれ育った保育士の妻。
小説は2部にわかれていて、
夫の視点で結婚と中学校教師の生活と
そこで起こる事件が夫婦に亀裂を生む。
次に妻の視点で
事件以降の短い期間の話がすする。
生活に密着した視点の転換が面白い。

●悟浄出立:No. 5040 2014.11.19

万城目学著「悟浄出立」
(ISBN978-4-10-336011-7 C0093)
を読んだ。
短篇集で、
西遊記の沙悟浄、
三国志の趙雲、
四面楚歌の虞美人、
秦の刺客と同名の役人、
司馬遷の娘と、
有名な物語や歴史の人物で
主役じゃない人たちを取り上げたものだ。
中国色をきっちりと出せているので、
それなりの取材がされている。
読み応えがあった。

2014-11-18

●出張後に:No. 5039 2014.11.18

落ち葉と雪。江別

今日は曇で、
薄っすらと雪が降ったあとがある。
冷え込みは強い。

昨日は出張で一日出ていた。
講義の準備ができないので
印刷物があるので
金曜日に準備をしていた。
今朝は明日の講義の
準備をする必要がある。

今日も時間がびっしりと埋まっている。
論文の締め切りを延ばしてもらったが
なんとか間に合うようにしなければならない。
気が抜けない。

2014-11-15

●雪景色:No. 5038 2014.11.15

朝日と雪の木。江別

朝まで雪がずっと降ったり止んだりしていたが、
自宅を出て歩く頃には止んでいた。
冷え込みがあり、
雪もかなり積もっている。
日が出ると止めてしまいそうだが、
一気に雪景色になった。

昨日は午後から出張で、
今日は校務で朝から夕方まで大学にいる。
朝には学生の添削がある。
論文の締め切りを来週末までまってもらう。

空き時間に
今日は出張の準備、
次週の講義の準備、
今日締め切りの原稿を書くことになる。
定常的に忙しさが続く。

●異聞太平洋戦記:No. 5037 2014.11.15

柴田哲孝著「異聞太平洋戦記」
(ISBN978-4-06-216722-2 C0093)
を読んだ。
短篇集だが、
第二次世界大戦の日本軍のミステリーを
小説として可能性を示している。
どこまで事実でどこまらフィクションなのかが
歴史に詳しくないので、わかならない。
しかし、それでも面白い。
なかなかの力量である。

119 むつ湾を抱く下北半島

 下北半島に取り囲まれ、津軽海峡とつながるむつ湾は、穏やかな海の佇まいからは想像できない複雑な大地の歴史を持っています。むつ湾は、下北半島に抱かれるような形をしています。

 秋に校務で青森に出かけました。1泊2日の慌ただしい出張でした。青森空港から、陸奥湾を望むむつ市に、レンタカーで向かいました。そこが校務の目的地でした。長い道中でしたが、カーナビの示す時間より1時間ほど早く着くことができました。その時間を考えると、校務を終えてむつ市から出発すると、カーナビの必要時間では、空港に着く時間が飛行機の出発時間には間に合わない時間でした。少々心配でしたが、行きにかかった時間をみると、かなり余裕をもっていカーナビの時間は設定されていたことがわかりました。帰るときも、自動車道やローカル道路は空いていたので、順調に進むことができ、飛行機の時間にちょうど間に合いました。
 むつ市までは、下北半島に沿って北上することになります。下北半島にある東通(ひがしどおり)村は、太平洋と津軽海峡に面しています。東通の地名は、ニュースでよく聞きました。それは、日本原燃と東北電力、リサイクル燃料貯蔵、東京電力などの原子力発電所の再処理工場、備蓄センターなどあるところとして、最近注目を浴びています。道路のよく整備されて、多くの資金が投入されていることが伺われます。
 原発関連の施設などがあるため、あるいは大間原発建設の問題で、下北半島の周辺は地質を詳しく検討されるようになってきました。かつては施設近辺だった調査が、広く周辺の地質構造、特に活断層については、詳しく調べられるようになってきました。下北半島を斜めに横切る延長84kmにもなる海底断層である大陸棚外縁断層は話題になりました。
 今回は断層の話ではなく、むつ湾を囲む下北半島の地形の不思議さについてです。
 下北半島でむつ湾に面した最奥部にむつ市があります。むつ湾には、西側の夏泊半島が北につきだしているため、チョウが羽根を広げたような形をしています。夏泊半島の東を野辺地湾、西を青森湾と呼びます。むつ湾を抱くようにして下北半島があります。
 地図をみて気づくことは、下北半島が不思議な形をしていることです。マサカリのような形になっています。マサカリの刃の部分には、標高600~800mの山が連なる下北山地があります。柄の部分のむつ湾側は比較的平らな低地(田名部(たなぶ)低地と呼ばれています)なのですが、東側には吹越山地があります。マサカリの付け根、半島の根本には、小川原低地、六ヶ所低地など、沼や湖をもった沖積平野があります。このようには下北半島は、むつ湾を囲んで非常に変化に富んだ地形をもっています。
 下北半島がこのような地形をもっているのは、大地の生い立ち、つまり地質構造に由来しています。
 太平洋側の吹越山地は、新第三紀の中新世の堆積岩からできてています。新第三紀の岩石は、日本海形成に関連したグルーンタフ活動の一貫であると考えられています。この山地の地層は背斜構造をもっています。背斜とは、地層が押し縮められたとき上に凸に盛り上がってできる大きく単調な褶曲のような地質構造です。その背斜の軸がマサカリの柄の方向に伸びています。これは、日本列島が太平洋プレートに押されているために、このような構造ができます。大陸棚外縁断層も同じようなプレートの運動によってできている可能性があります。そして、新第三紀の地層を第四紀の地層が覆っています。
 また、刃と柄の交差するところである下北半島の北東端には、付加体の構成物(尻屋コンプレックスと呼ばれています)があります。この付加体のチャートからはジュラ紀、泥岩からはジュラ紀末から白亜紀初期の化石がみつかっています。チャートができ、泥岩ができた後、尻屋コンプレックスは日本列島に付加したことになります。
 田名部低地は、下北半島の北側にみられる第四紀の地層より新しいもので、田名部層と呼ばれています。この第四紀の田名部層は、むつ湾の東海岸付近に広く分布し、その厚さは50m以上も堆積している地層です。
 下北山地は、むつ湾で途切れていますが、夏泊半島を経て奥羽山脈へと続いている山脈になります。下北山地は、中生代の古い地層と新第三紀の地層があり、その上に恐山を中心とした火山活動や火山噴出物の分布しています。
 下北半島の西端は切り立った断崖の連らなる海岸で、中生代の古い岩石(基盤と呼ばれる)を取り囲むように新第三紀の岩石が分布します。
 基盤岩類は付加体の構成物や火成岩からできています。付加体の構成物であるチャートからは、三畳紀の化石が見つかっています。ですから、尻屋コンプレックスよりはやや古い付加体かもしれません。火成岩は福浦岩体と呼ばれ、花崗岩(正確には石英閃緑岩と呼ばれるもの)が地層に貫入しています。貫入の年代は、K-Ar年代測定によると1億800万年前(白亜紀の中頃)となっています。
 新第三紀の堆積後に、恐山の火山活動が起こっています。恐山は現在も活動している活火山です。恐山火山は、大きな山体をもっています。80万年前頃から火山活動は始まっています。安山岩からデイサイトのマグマの活動によるものです。火山活動によってカルデラである宇曽利(うそり)湖が形成され、火砕流なども発生しています。
 下北半島には、付加体や活火山、グルーンタフ活動、そして沖積の堆積物と、日本列島を特徴付ける地質が狭い範囲に凝縮しています。その象徴としてむつ湾のがあるのかもしれません。
 むつ湾を眺めることができる釜伏山にいくために車を走らせました。途中で何箇所か展望台がありむつ湾や下北半島の柄の部分を眺めながら山頂に向かいました。山頂付近は自衛隊の基地になっているため、厳重な警戒がされていましたが、山頂までいくことができます。ところが残念ながら、霧のため十分な展望ができませんでした。こんなこともあるのです。

・冬到来・
北海道はいち早く積雪をみました。
冷え込んではいるものの、
日が昇れば溶けてしまうでしょうから、
根雪にはならないと思います。
しかし、この積雪で、ほとんどの車は
冬タイヤに変えることになりました。
我が家の車は、昼間しか使わない車です。
例年は多くの積雪がある12月になってからの交換でしたが、
今年は11月中旬に交換です。
今年の冬は少し早いのようです。

・恐山・
恐山については、
以前のエッセイで書いたので参照してください。
恐山:異界で生まれる金鉱石(2008.10.15)
http://terra.sgu.ac.jp/geo_essay/2008/42.html
現在の恐山は、信仰の対象してだけでなく、
温泉も含めた観光としても人を集めています。
その基地としてむつ市の役割もあのでしょう。
今回訪れたのは、
9月下旬で山頂では紅葉の始まりの頃でした。
ただし、天気があまりよくなかったので
校務の余録を楽しむことは
ほとんどできませんでした。

GeoEssay 119 むつ湾を抱く下北半島

GeoEssay
119 むつ湾を抱く下北半島
を発行しました。

下北半島に取り囲まれ、
津軽海峡とつながるむつ湾は、
穏やかな海の佇まいからは想像できない
複雑な大地の歴史を持っています。
むつ湾は、下北半島に抱かれるような形をしています。

2014-11-14

●初積雪:No. 5036 2014.11.14

ナナカマドと雪。江別

昨日夕方、雨から雪に変わった。
そのまま降り積もり朝は結構の積雪となった。
歩いて帰る時、
夏靴だったので何度が滑った。
冬靴を履いてきた。
いよいよ冬になった。

今日は昼から市内へ
校務での出張となる。
夕方まで校務なので
昼間でしが大学にいない。
朝の講義をして、
翌週の講義の順便をして、
今日締め切りの論文、
明日締め切りの原稿・・・
不可能となる。
出来る範囲を、
できるところまでするしかない。

2014-11-13

●コツコツと:No. 5035 2014.11.13

紅葉。江別

今朝は少し雨が降ったようだ。
曇っている。
昨夕は小雨が降っていた。
雪になるかと持っていたが、
雨だった。

日程が詰まっていて
論文がはかどらない。
本当に隙間時間でコツコツと書いている。
毎日学生の添削をしている。
そして講義の準備をしなければならない。
こんなに時間に
追い詰められるのは、久しぶりだ。
しかし、これを乗り越えなければならない。

EarthEssay 4_117 高知 2014年 2:足摺岬

EarthEssay
4_117 高知 2014年 2:足摺岬
を発行しました。

秋の四国調査で、
足摺岬にいきました。
足摺岬ではラパキビ花崗岩という
珍しい石を見ることが目的でした。
この花崗岩は、
いろいろと不思議なことがある火成岩なのです。

2014-11-12

●落葉:No. 5034 2014.11.12

大量の落葉が。江別

今日は曇りで道路が湿っていた。
露が降りたようだ。
寒さがぶり返したようだ。
来る途中、
風に集められた大量の落葉が
溝を埋めていた。
秋もいよいよ終りとなりそうだ。

昨日は講義をし、
講義のない時間に添削をし、
その合間に論文を書く。
議論のあと少し部分まできた。
時間があれば
もう少し進んだかもしれないのだが。
しかたがない、空き時間をみて
書きすすめるしかない。
毎日がこの繰り返した。

2014-11-11

●霧と霜:No. 5033 2014.11.11

坂道と街灯。江別

今日は冷え込んだ。
自宅を出るときは霧が深かった。
霜もかなり降りていた。
日差しがあると、
霜は一気に融けだした。

昨日は7人の添削をした。
今日は講義があるので
3名しかしない。
論文を書く時間が足りないので
少々焦りがでてきた。
今週末と来週には校務も出張もある。
締め切りに間に合うだろうか。

●小泉政権―非常の歳月:No. 5032 2014.11.11

佐野眞一著「小泉政権―非常の歳月」
(ISBN4-16-734007-0 C0195)
を読んだ。
異形の総理である小泉を
政権在籍中に書いたルポをまとめたものである。
小泉自身より秘書の飯島勲、
政権の生みの母ともいうべき田中真紀子、
女系一家を背負う姉の信子を
書き、そして小泉純一郎の本質に迫るものだ。
綿密な取材にもとづいたノンフィクションであった。

2014-11-10

●論文締め切り近し:No. 5031 2014.11.10

坂道と街灯。江別

今朝は雨だ。
昨日から温かい。
寒かったり暖かったりとめまぐるしい。

金曜日の午後に校務で出かけたが、
外でバスを待つ時間が長かったため、
体が冷えた。
自宅に帰ってもなかなか体が温まらなかった。
風呂に入ってやっと寒さがとれた。
風邪をひいたか心配したが
なんとがまだ持ちこたえているようだ。

週末は、論文の書きと、
別の原稿書きをしていた。
まあ、自宅では、集中もできず、
無理もできないので
ぽつぽつと進めた。
今週中に論文が完成を目指すが
時間が足りなくて微妙なところだ。
学生の添削が続くのがつらい。

2014-11-07

●疲れが抜けない:No. 5030 2014.11.07

ポプラ。江別

今朝は冷え込んだ。
ただし、霜が降りるほどではない。

今週はどうも疲れが抜けいていないようで、
夕食後、疲れてうとうとしてしまう。
歳のせいで眠りが浅いので
いったん疲れが貯まると
なかなか抜けていかない。
やはり2日間の休みで疲れを抜いていくしかない。
そんな日々の暮らしのパターンが
今の私にはできてしまったようだ。

今日は午前中に講義と添削があり、
昼には出張のためにでかける。
精神的に疲れるので
今週末はしかっり休もう。
今日も週末も、論文が進まないかもしれない。

●牛を屠る:No. 5029 2014.11.07

佐川光晴著「牛を屠る」
(ISBN978-4-575-71417-3 C0195)
を読んだ。
佐川氏の実際の屠殺場での
仕事についての話を書いたものだが。
「生活の設計」の背景になっているものである。
被差別などの問題をはらむ職業なので
それにからんだ背景を
だれもが想像するのだが、
佐川氏はまったくその気がないようだ。
ただたんに体を使って働くこと。
仕事には自分の技術が
仕事の効率や出来栄えに反映される。
ひらすら体を使って働くことが
佐川氏の喜びになるという。
それを素直に書いた作品であった。
佐川氏の書く本は実体験があるので面白い。

2014-11-06

●論文:No. 5028 2014.11.06

紅葉。江別

今日は晴れで、比較的温かい。
道路には、露が降りていた。
初雪も降り
樹々の紅葉も終わり、
葉も殆ど落ちてしまった。
冬も目前である。

頭は論文に浸りきっている。
気持ちとして論文にかかりきりであるが、
いつも校務と講義あるので、
なかなか専念できないのが辛い。
来週が締め切りなので
万難を排して対処しなければならない。
それも校務と講義の合間を縫って。

●初恋よ、さよならのキスをしよう:No. 5027 2014.11.06

樋口有介著「初恋よ、さよならのキスをしよう」
(ISBN4-488-45902-1 C0193)
を読んだ。
ミステリーだが、会話が洒脱なところがいいが、
今回の作品はそれほどではなかった。
主人公の柚木のだらしなさが際立っていた。
ミステリーとしては、比較的単純だが、
彼の作品の面白さは、
主人公の視点だけで書かれている点である。
著者や他者の視点が全く入っていない。
これは、気にしなければ気づかないが、
なかなか面白い試みである。

EarthEssay 2_126 恐竜の生痕 3:越冬

EarthEssay
2_126 恐竜の生痕 3:越冬
を発行しました。

恐竜の足跡の研究から、
ハドロサウルスが群れで子育てしていたらしいことがわってきました。さ
らに、化石の発見の場所が北極圏であったことが、
重要な意味をもってきます。
北極圏で、草食恐竜の群れは、
どのような生活をしていたのでしょうか。

2014-11-05

●今日は添削はナシ:No. 5026 2014.11.05

落葉。江別

今朝は晴れである。
気温は低かったが、
風がなかったので、
穏やかな朝となった。
先日の雪がまだ山々には残っている。

昨日は、講義が多く、
学生の添削は一人だけだ。
今日は4年生の添削が
色々あるので、面談がない。
私も講義が3つもあるので、
その合間で論文を書く
作業も継続しなければならない。
なかなか忙しい。

2014-11-04

●筋を通して書くこと:No. 5025 2014.11.04

積雪。江別

今朝は雪となった。
明け方まで雪が降っていたようだが、
道路には積もっていない。
草むらには少し積もっている。
歩き出した時から
激しく降りだした。
気温も下がっていて、
手袋をしていたが手がかじかんだ。
草の上には積もっていたが、
道路は溶けかけた雪になっている。

日々、論文を書いている。
本論の半分を書いた。
後半は、議論の核心になる。
議論すべき図はできていて、
その図に関するアイディアを
まとめていくことになる。
ぼんやりと考えていることがあるが、
それを論理的に筋の通った議論にするのに
もうひと頑張りする必要がある。
隙間時間ですすめるしかないのだが。

2014-11-03

●コミュニティ:No. 5024 2014.11.03

実。江別

今朝は雲がかかっていで、
気温は高い。
ただし歩いていると、
風が強く、体感温度が低く寒かった。

今日は祝日だが、
大学は通常の講義日のなっている。
月曜休みが多くなったため、
月曜日に講義を何度かおこなわないと
講義日が足りなくなるからだ。
まあ、周辺は休日だが、
大学に来れば
通常通りの平日が営まれる。
祝日の講義日の設定は
大学という一部のコミュニティが定めたものだ。
しかし、今日の祝日も
日本というコミュニティが定めたものだ。
日付や時間の区切りも地球人類が
太陽系の個性を活かして定めたものだ。
コミュニティの大小が違うが、
コミュニティの都合で定められただけものだ。
そんな視点に立つと、
多くのものごとが、
そのたぐいであることがわかる。
まあ、ここで議論しても詮無きことなのだろうな。

2014-11-02

●自宅での仕事も:No. 5023 2014.11.02

霧と木。江別

今日は小雨模様だが
自宅で作業をはじめるので関係がない。
夜中に目が覚め、本を読みだすが、
明け方にもう一度眠る。
目が覚めたら6時前であった。
そこから作業を始める。

昨日は、少し論文を書き始めて、
調子がでてきたら、
校務で呼び出される。
昼間で校務を続ける。
その後、昼食をとり、
自宅に帰る。
今日は買い物に出る予定だ。
自宅での仕事もしたいがどうなることか。

●チャイナ・インベイジョン:No. 5022 2014.11.02

柴田哲孝著「チャイナ・インベイジョン」
(ISBN978-4006-218066-5 C0093)
を読んだ。
中国に関する日本の尖閣問題、
水源地、不動産の購入などの話題をもとに、
中国の脅威を小説としてまとめたものだ。
終わりが戦争への突入となり、
後味の悪いものであるが、
現実に近いシナリオに見える。
それが恐ろしさを増す。
前作の中国毒に通じる恐ろしさがある。

2014-11-01

●さあはじめよう:No. 5021 2014.11.01

落葉。江別

今朝は霧が深い。
通常は霧は歩いていると
晴れ間が見えてくるのだが、
大学に着くまで霧が深かった。

今日は校務で大学にいつものように来た。
校務がはじまるまで仕事ができるので、
早速、論文を書こう。

Monolog 154 まつろわぬ心

Monolog
154 まつろわぬ心
を発行しました。

例外は、稀なものであまりないものです。
多数の現象が起これば、
時として例外に接することがあります。
その多くは、何らかのミスによるものでしょう。
しかしその中に、真実を含む例外もあるかもしれません。
それを見抜きアウトプットするには、
「まつろわぬ」心が必要なのかもしれません。

2014-10-30

●青空を見て:No. 5019 2014.10.30

霜。江別

今朝は快晴であった。
放射冷却で差の冷え込みが強い。
霜も一部では降りていた。
山並には初冠雪も残っている。
いよいよ冬の気候が。
今年の冬は速いのかもしれない。

朝の講義のあと、4名の添削をする。
その合間を縫って
次の講義の準備、校務、論文書きをする。
週末には校務があるので、
その準備もしている。
まあ、心地よい朝日と青空で
気持ちいがいいままに
仕事を始めよう。