2011-11-30

●ガイドブックの原稿:No. 3901 2011.11.30

ナナカマド。江別市文京台

今朝は、細雪。
細雪は「ささめゆき」と読む。
川端康成の細雪を
知っている人は読めるだろう。
久しぶりの雪だ。
ここ数日暖かかったが、
雪となった。
除雪するほどの雪ではないようだ。

今日で11月が終わる。
明日から師走だ。
やるべきことで最優先は、
西予市のガイドブックの原稿の完成である。
そのための主要部の原稿は書いた。
構成に必要な図表の作成、
写真の整理、
地図とポイントの作成、
地質図の完成、
などなど
やるべきこと、時間のかかることがめじろ押し。
向こうの担当のTさんと
連絡も始めなかればならない。
さあ、終わるだろうか。

●ギャングエイジ:No. 3900 2011.11.30

川端裕人著「ギャングエイジ」
(ISBN978-4-569-79764-9 C0093)
を読んだ。
新任教師が訳ありの学年の担任になって、
教師として成長しながら、
その訳がすこじずつ明らかにされている。
1年間連載された話で、
学校の1年とリンクしている。
しかし、決まった量で月の話をつくりで、
尻切れトンボの終わっているストーリがあり、
少々違和感を感じることもあった。
しかし、このような小説の通例だが、
ハッピーエンドで終わるのがいい。

●東京島:No. 3899 2011.11.30

桐野夏生著「東京島」
(ISBN978-4-10-130636-0 C0193)
を読んだ。
無人島に流れ着いた不思議な集団の話だ。
短編の連作として書かれたものが、
一つのストーリに再構成されている。
なかなかおもしろい展開である。
考えさせられる面がいくつかあった。

2011-11-29

●追いかけっこ:No. 3898 2011.11.29

坂道。江別市文京台

夜半に降っていたが雨が、
今朝も少し霧雨として残る。
暖かい天気である。

昨日は溜まっている校務をこなす。
講義準備と卒論の校正の合間に
3つほどの原稿を書いて提出した。
これで一段落だが、
まだ大物の原稿が残っている。
それをできれば、12月中に手放したい。
1月には次の大物の原稿が控えている。
校務の空き時間に
そんな追いかけっこが続く。

2011-11-28

●早め早めに:No. 3897 2011.11.28

影。江別市文京台

今朝は、久しぶりに快晴の青空だ。
冷え込んだであろうが、
風がないためが
それほど寒さを感じなかった。

土日曜日は大学の推薦入試があった。
私の学科は日曜日であった。
昼食がないので、
家からおにぎりをもってきた。
早めに終わったが、
一仕事して帰った。
なかなかあれこれの仕事があって、
しなければならないことが進まない。
そしてやがては〆切に追われることになる。
早めに仕事を進めたいものだ。

2011-11-27

●旧友との飲み会:No. 3896 2011.11.27

ナナカマド。江別市文京台

今朝は雲が多い。
昨日は次男がそろばんの検定があったので、
午前は夫婦で買い物をし
午後から次男と共に書店にいった。

夕方、旧友たちの飲み会が近所であった。
知り合いの情報を交換しながら、
恩師の退官記念の打ち合わせをする。
早めに終わったが、
朝少しアルコールが残っていた。
歩いてきたら、
アルコールに抜けた。
旧友との楽しい時間を
久しぶりに過ごした。

2011-11-25

●母が帰る:No. 3895 2011.11.25

坂道。江別市文京台

今朝は雲の合間から青空がのぞく天気だ。
機能と比べて
一気に冷え込んだ寒い朝である。

今日、母が帰る。
家内が空港まで送っていく。
母が起きる前に自宅を出る。
昨日は、午後母とずっと一緒で、
テレビを見ながら、
ぽつりぽつりと話をする。
母の記憶力の良さに
いつも驚かされる。
次男も学校で親戚のことを学び、
家系図を見せたが
不完全な部分があり、
わからない部分を母に聞いていた。
そのとき記憶力のよさに驚いていた。
その記憶力は、まだ健在である。
農業をやめたいというのを
ボケてしまうから続けるように説得する。
商売としてではなく、
健康や生きがいとして
続けてくれることを望むのだが、
会うたびに衰えを感じるのが心配だ。
どういう形であっても、
ただただ元気でいてくれるのが
一番である。

2011-11-24

●老いるということ:No. 3894 2011.11.24

明け方激しい風雷雨で目が覚めた。
朝になるとその暴風雨は収まっている。

今日は午前中の授業のあと
帰宅する予定である。
家内が学校の行事に出かけるが、
母は行かないという。
だから、自宅でひとりきりになるので、
今日は会議がないので
私が昼に戻ることにする。
あちこち連れまわすのも、
疲れるようなので、ほどほどのにする。
するとあいたい時間にすることがなく、
孫たちのビデオやテレビを見るくらいになる。
うつらうつらしながら見るようになる。
そんな母をみるのは
老いをみているようで、なぜかつらくなる。

昨日は昼前に温泉に行き、
昼食後温泉に入る。
老人が風呂でのぼせて救急車がきた。
母も食後タンが出せず、吐いていた。
他人事ではなく、
我が家族のことのように感じる。
歳を取るということは、
色々不自由が生じることでもある。
それを見守ることが必要なのだ。
そんなことを感じさせられた。

明日、母が帰る。

EarthEssay 5_96 単位の定義:キログラム 3

EarthEssay
5_96 単位の定義:キログラム 3
を発行しました。

単位は、厳密に定義されていなかれば、
現代のような技術は成り立ちません。
その単位の中でも、
基本単位は非常に重要になります。
ところが、7つの基本単位のうち、
4つがどうも怪しいようなのですが。
すべての原因は質量にあります。

2011-11-22

●母きたる:No. 3893 2011.11.22

ハルニレと月。江別市文京台

今朝は冷え込んだ。
いつもどおり、自宅を出ると
まだ明けきっていない夜空が広がっている。
ハルニレの後ろに三日月が見える。

母が来ているので、
可能な限り、自宅にいて
母に付き合うようにしている。
しかし、今日は行事があるので
抜けることができない。
卒論もあるので、
その時間も取る必要がある。
完全に体を空けることができないのは
仕方がない。
しかし、少ないチャンスを活かすために、
母を呼ぶことにした。
子供の行事の時に、
呼ぶのが一番だ。
そんな親孝行しかできない。

2011-11-21

●雪:No. 3892 2011.11.21

今朝は天気予報どおり雪である。
今はそれほど積もっていないが、
大荒れの天気だということで、
これからも降り続けるのだろう。

昨日は、小学校の学芸会だった。
母も一緒に見学した。
床のゴザの上なので、
座布団やマット、毛布などいろいろ用意したが、
足の悪い母にはつらいようだった。
なんとか最後まで見ることできた。
長男も同級生、先生にあっていたようで、
久しぶりに旧交を温めていたようだ。
午後はその足で温泉にいった。
帰宅したら、みんな疲れていた。
子供たちは元気だったが、
夜には、すぐに寝たようだ。
今日は次男が振替休日なので、
母と共に買い物に出かけるのに、
付き合う予定だ。
ただし、天気次第でどうするかは不明。
次男も了解済み。

2011-11-19

●送迎:No. 3891 2011.11.19

今朝は雨である。
昨日は、母を迎えに空港にいった。
はじめて空港に車で行った。
カーナビに従うと
間違って出発の自家用車による
送迎の道へ行った。
なんとか駐車場にいった。
あまりに広くて
どこが空港ビルに近いのかわからない。
空港内で新しくできた店をいろいろみていた。
帰りはカーナビの指示と違うコースをとったら、
道がわからなくなり千歳市内をぐるぐるまわり、
気づいたら知っている道にでていた。
カーナビと空港に振り回された一日となった。

●指し手の顔 脳男II:No. 3890 2011.11.19

首藤瓜於著「指し手の顔 脳男II
上:SIBN978-4-06-276800-9 C0193
下:SIBN978-4-06-276801-6 C0193)
を読んだ。
前作から7年たっての続編である。
ストーリとして、1年後の話である。
前作以上の面白さである。
著者の知識、周辺の情報の調査力には
今回も感心させられた。
そしてなにより意表をつく
ストーリの面白さである。
目の話せない作家となりそうだ。

2011-11-17

●久しぶりの更新:No. 3889 2011.11.17

雪。江別市文京台

3日つづいての積雪である。
今朝はかなり積もった。
除雪がはいっていた。
いよいよ冬がきた。

久しぶりの更新となった。
数日停滞していた。
撮影はしていて
うっぷしていたのだが、
このサイトはストップしていた。
それは、 15日締め切りの論文があり、
それに手こずったので、
他のことができなかった。
西予市の地質の概要と課題を
まとめる総説論文だった。
原稿を書いていると
かなり大部になった。
量が多すぎるので
何割か削ることにした。
図表にも地質図があったので、
最終的にどうするか決断していなかったので
決断をして、その図に修正して、
なおかつ白黒の図にし
2つに分割して掲載することにした。
担当の人に聞いたら
大きなサイズの折込図にできるかもしれない。
なんとか15日にぎりぎりに
提出することができた。
その後メールマガジンを2つ昨日描き上げた。
その隙間をぬって卒論の添削をした。
卒論の添削が12月中頃まで続く。
今年でもっとも忙しい時期でもある。
それが後しばらく継続する。

EarthEssay 5_95 基本単位:キログラム 2

EarthEssay
5_95 基本単位:キログラム 2
を発行しました。

属性を測定して示すために
必要最小限の基本的な単位(基本単位)は、
たったの7つです。
この7つの単位があれば、
他の単位(組立単位)が
すべて表現できます。
この基本単位が、
20年ほどの前に変更されました。

2011-11-16

GeoEssay 83 日沖:大地の静と動

GeoEssay
83 日沖:大地の静と動
を発行しました。

発行が一日遅れました。
お詫びします。 

今回は、高知県室戸市の日沖という
ちいさな町の小さの漁港でみた
枕状溶岩からの話です。
小さい岩場なのですが、
きれいな産状を残す枕状溶岩から読み取れる、
大地の静と動の物語です。
付加体やメランジェの説明から
解き明かしていきます。

2011-11-15

83 日沖:大地の静と動

発行が一日遅れました。お詫びします(言い訳は後で)。
 今回は、高知県室戸市の日沖というちいさな町の小さの漁港でみた枕状溶岩からの話です。小さい岩場なのですが、きれいな産状を残す枕状溶岩から読み取れる、大地の静と動の物語です。付加体やメランジェの説明から解き明かしていきます。

 今回も夏にいった室戸の話です。前回は室戸岬を中心に室戸ジオパークの話題を紹介しました。室戸ジオパークは、いろいろな見所があり、何日でも見て回れます。興味があれば、何度も足を運ぶことができるほど、コンパクトにまとまっています。今回は、室戸岬から6kmほど北にある日沖の紹介をします。私も、日沖には3回みにいきました。
 日沖には、小さな港があり、防波堤が3つの岩場を結んつくられています。その防波堤からは、見事な枕状溶岩がみることができます。非常に生々しいい産状を残しているもので、なかなか見応えがあります。初日は天気が良かったのですが、台風のうねりがまだ残っていて、激しい波が打ち寄せて防波堤の上を歩くことができず海岸から見ました。台風の影響で、ひどく港も破損していました。あと2度は別の日で、波は結構高かったのですが、防波堤からじっくりと見ることができました。やはりその産状は、素晴らしいものでした。
 そんな枕状溶岩を見ながら、由来の不思議さに思いを馳せました。
 室戸岬の周辺の地層は、四万十帯の南帯にあたり、菜生(なばえ)層群が分布しています。菜生層群は、四万十帯ではもっとも新しい中新世の付加体になります。日沖でみた枕状溶岩も、菜生層群に含まれています。
 四万十帯は付加体でできています。付加体でできたものを、地層名をつけて、地層の分類体系で呼ぶことがいいのかどうかは、判断が難しいところです。なぜなら、地層の概念と付加体の概念は大きく異なるものだからです。そのあたりについて、今回は紹介していきましょう。
 付加体については、このエッセイでも何度も紹介しました。付加体では、少々変わった堆積物や地質構造が形成されます。そのため、通常の堆積岩の分類を適用していいものかという問題が生じます。これは、日本の地質構造発達史を考える上でも、地質学の体系化をする上でも重要な課題です。
 堆積物には、通常の堆積作用(河川による侵食、運搬、堆積の作用)でたまったものと、特殊なメカニズム(通常の堆積作用でない)でたまったものがあります。通常の作用でできたものは正常堆積物と呼ばれ、特殊なものは異常堆積物と呼ばれています。
 通常堆積物は、河川沿いや河口、平野、河口付近の海底、湖底などにたまったものです。現在でも、ベンガル湾にはガンジス川から大量の堆積物がたまっていますし、日本列島でも海岸付近の大陸棚には正常堆積物が形成されています。もちろん過去にも同様の堆積物がたくさん形成されました。正常堆積物では、下にある地層は古く、上に重なる地層は新しくなるという「地層累重の法則」が守られています。さらに、ひとつの地層は同時期にできたものですから、地層内から見つかった化石の年代は、その地層全体が形成された年代とみなしていいことになります。
 異常堆積物は、付加体の概念の確立とともに、区別されるようになってきました。付加体の研究においては、日本人研究者が重要な役割を果たしました。また研究の場として、日本の舞台が多く登場しました。それは、日本列島が古くから沈み込み帯に位置していたので、常に付加体が形成される場となっていたからです。日本列島は、時期の違う何列もの付加体の連なりによって形成されたといってもいいほどです。
 付加体とは、海洋プレートが海溝で沈み込む時、その構成岩石を陸側のプレートに付加していく作用によってできたものです。海嶺で形成された玄武岩(その砕屑岩も含む)は、プレートの移動と共に、上に生物の遺骸がたまっていき、やがてチャートができます。海溝が近づくにつれて陸からの泥が加わり、純粋なチャートではなく珪質泥岩ができます。海溝に達すると陸からの砂岩が時々もたらされて、砂岩と泥岩の繰り返しの地層(互層(ごそう)といいます)が形成されます。このような層序は海洋プレート層序とよばれています。それぞれの堆積物の厚さは、移動時間や環境によって大きく変動しますが、岩石構成はいつの時代のどの海洋プレートでも一致しています。
 海洋プレート層序は、海洋地殻の多くが沈み込んでいくなか、一部が剥ぎ取られて陸側プレートに付加していきます。そのとき、もともとの層序は乱され、付加体特有の構造をもつものに再構成されていきます。その一番の特徴は、衝上断層(スラストと呼ばれる)が多数形成されることです。衝上断層とは、低角度の逆断層のことで、圧縮場(プレート同士が衝突したり、沈み込んだりするところ)で地層が短縮されるところに形成される断層です。衝上断層によって、新しい地層群が古い地層の下に付け加わっていきます。これが付加体の一番の特徴といえます。
 沈み込みに伴って、数mから数十mの厚さの地層にほぼ平行な衝上断層が多数形成されます。このような断層帯をデコルマン・ゾーン(decollement zone)と呼びます。衝上断層で挟まれた個々のシートは、下側(海側)に若いものが「底付け」されていきます。底付けはさまざまなサイズで起こり、大規模な繰り返しの構造は、デュープレックス(duplex)と呼ばれます。
 複雑ではありますが、付加体はある一定のメカニズムに基づいた構造をもっているのです。付加体の認定は、構成要素と付加機構の両者によってなされます。実際には、詳細な地質調査による地質構造の解明と、化石による年代決定が必要になります。
 付加体の中では、断層の繰り返しによる地層が整然と並ぶわけではなく、中には激しく乱れた構造になることもあります。その範囲が大規模な場合、メランジェ(混在岩、メランジ、メランジュとも呼ばれる)といいます。メランジェには、泥岩の中(基質と呼ばれる)に、数cmから数kmに及ぶサイズの起源の違っている岩石(異質岩塊、外来岩塊、異地性岩塊などとも呼ばれる)が、含まれています。
 菜生層群は、いくつかのメランジュがあります。北に日沖メランジェ、南に坂本メランジェがあります。その前後には比較的整然とした部分(アセンブレッジと呼ばれることもあります)もあります。アセンブレッジの部分は、砂岩泥岩互層を中心とした堆積岩からできていて、整然とした地層に見えることころもあります。時に大規模な褶曲や、一枚から数枚の地層内での小規模な褶曲(スランプとよびます)などが含まれています。付加体の異常堆積なので、形成年代は地層累重の法則には従いません。下位ほど新しくなります。
 日沖の枕状溶岩は、日沖メランジェの中にあります。ただし異質岩塊ではありません。日沖の溶岩は、室戸岬でみられた斑レイ岩マグマが、海底で噴出したものです。玄武岩が水中で噴出するとき枕状溶岩となります。激しい火山活動であったのに、その産状はあまりに優雅です。人間の大きさと比べれば、枕状溶岩は、非常に大きな岩塊です。こんな大きな岩が、付加体の中で活動したのです。一見整然とした地層、一見見事な枕状溶岩なのですが、付加体の形成される場、沈み込み帯が、激しい変化の場であることを物語っています。メランジェが形成される時には、想像を絶する地震が起こったかもしれません。なのに、枕状溶岩や砂岩泥岩互層がきれいに残っているのです。日沖の枕状溶岩は、大地の静と動を示しているのでしょう。

・賜物・
メランジェの不思議な形態、擾乱、岩石は
その概念を持っていない人、
もちろん地質学者でも、大いに悩んだと思います。
まして、詳しい調査に年代によって
地層累重の法則が破れることを知れば、
混乱はさらに増すことでしょう。
今では付加体やメランジェの概念を持って
露頭を見ることができ、
その解釈に悩むことはありません。
だから、落ち着いて、大地の営みの
激しさ、雄大さに思いを馳せることができるのでしょう。
それも先人達の努力の賜物です。
大地の営みの賜物を
先人の努力の賜物から眺められるので、
不思議から感動が生まれるのでしょう。

・遅れのお詫びと言い訳・
1日遅れての発行となりました。
発行が遅くなったことをお詫び申し上げます。
理由は、論文の〆切と卒業研究の面談による推敲を
やっていた為、時間がとれなかったためです。
論文の〆切が15日でした。
それをなんとか〆切までに手放すことができました。
なかなかまとまった時間がとれないのと
書いていた原稿が長くなりすぎたので、
何割かけったりしました。
いつになく手こずりました。
西予市の地質をまとめた論文で、
パンフレットの原稿の基礎データとなるものでもあります。
手を抜くことができませんでした。
また卒業研究は12月8日に提出です。
9名の卒論を夏から添削を続けています。
今が佳境です。
空き時間に添削が次々に入ってきます。
OKを出したのはまだ3名です。
これからも添削は続きます。
このような状況で、発行が遅れました。
以上、言い訳でした。

2011-11-11

●論文にかかりきり:No. 3888 2011.11.11

夜明け前。江別市文京台

今朝も、いつもより少し早めに自宅を出た。
快晴の空に満月が浮かんでいた。
凛とした冷えた空気の中に
白い満月が輝く。
歩くと共に満月は西の地平に向かう。
色が黄色くなってきて、
大きさも大きく見える。
月の錯視。
そんなことを感じながら歩いてた。

論文にかかりきりだ。
こんな時期は頭も論文でいっぱいになる。
本文の初稿ができた。
書きすぎたのでかなり削った。
文献の整理と本文の推敲が必要だ。
また、図表もかなりできたが、
地質図をどうするか。
もし掲載するなら
かなり手入れが必要となる。
土日も作業が必要となりそうだ。
そんなことを考えると、
早朝に目が覚めて、
早く仕事を再開したいと
研究室に向かう。

2011-11-10

●出会う人:No. 3887 2011.11.10

夜明け前。江別市文京台

今朝は、いつもより少し早めに自宅を出た。
暗い中を歩いてきた。
東の空に雲があったが、
今朝は晴れのようだ。

歩く時間が違うと
いつもと違う人と出会う。
それも新鮮だ。
出会った人の
コレクションをしたいなと思うが、
それはできないこと。

論文にかかっている。
今日は会議が流れたので、
講義以外はすべての時間を
論文を書くことに費やそう。
あと数日で仕上げられるだろうか。
やれるとこまでやるしかない。

EarthEssay 5_94 指数と有効数字:キログラム 1

EarthEssay
5_94 指数と有効数字:キログラム 1
を発行しました。

何かの物事を調べたい時、
科学的なアプローチとして、
実験、観察によっていろいろな性質を
計測していくことがよくあります。
そのとき、物事の属性によって、
はかるべき装置や測り方はいろいろです。
いったい私たち人類は、
どれくらいのものをはかってきたのでしょうか。
そして、究極の属性とは、
何を調べればいいのでしょうか。
その答えは単位に隠されています。

2011-11-09

●早朝の時間:No. 3886 2011.11.09

ハルニレ。江別市文京台

今日は東の空には
黒い雲として前線がかかっている。
そちらに動くのかがわからない。
それによって今日の天気が
変わるのだろうが。

すべての空き時間を原稿書きに使っているが、
それでも校務に追われる。
特に卒論の校正に
多くの時間が取られる。
学生との面談をしながら
校正を進めている。
完成度が低いと何度も校正面談をする。
空き時間に、次々と面談時間が入り込んでいく。
終わる時間の不明の
会議の後の時間にも予約が入る。
これから12月の提出まで
この状態が続く。
更にその隙間をぬって
論文を書く時間を確保することになる。
早朝しかない。
今この時間が貴重なのだ。

2011-11-08

●切羽詰まって:No. 3885 2011.11.08

実。江別市文京台

今日も雲が厚い。
小雨がぱらついたが
なんとか傘をささずに済んだ。
こんなどんよりとした天気が
続いている。
朝夕は寒くなったが、
まだ雪になるほどの寒さではない。

いよいよ論文の〆切が迫ってきた。
今週中には初稿を
仕上げなければならない。
来週早々には推敲して
投稿しなければならない。
そんな切羽詰まった時期でも
校務が押し寄せる。
時間を無駄にできないが、
風邪気味でのどが痛いが、
いま休むことはできない。

●なぜ絵版師に頼まなかったのか:No. 3884 2011.11.08

北森鴻著「なぜ絵版師に頼まなかったのか」
(ISBN978-4-334-74853-1 C0193)
を読んだ。
短篇集であるが、
連作となっている。
時間は数年毎に進む。
共通の主人公が
登場して謎解きがおこなわれる。
主人公たちも年齢が増えている。
明治初期が舞台のミステリーだ。
ただ、短編があまり好きでないので
読みづらかった。

2011-11-07

●〆切:No. 3883 2011.11.07

イチョウ。江別市文京台

今日は曇りだ。
雲が厚く、朝でも暗かった。
昨日の午後から天気が崩れてきた。

土日曜日は買い物をしただけで、
自宅でのんびりしていた。
時々パソコンをつけて
仕事っぽいことをしたが、
なかなかはかどらない。
論文の〆切が近づいてきたから
それを進めたかったが
なかなかできなかった。
研究室にいれば、集中できる。
校務の合間をみて、進めるしかない。
さあ、集中してやっていこう。

2011-11-04

●足への疲労:No. 3882 2011.11.04

朝焼け。江別市文京台

今日も快晴である。
放射冷却で霜が降りていた。
以前にもあったかもしれないが、
見るのは今回が初めてた。
天気がいいのも今日までのようだ。

昨日一日休めたので、
足がだいぶ楽だ。
2コマ立っておこなう講義をすると
足が疲れる。
水曜日の夜は、足が痛かった。
ゼミのように座ってできる講義なら、
何時間でも大丈夫だが、
たってする授業は足への疲れが出る。
足が弱っているのだ。
特に踵への痛みがひどい。
週末には疲れがたまり
痛みが出ることが多い。
休日に休むと痛みは抜ける。
足への疲労が蓄積しているのだろうか。
まあ、年齢とともに体にもガタがくる。
そんな体と上手く付き合うしかないのだろうな。

●教師格差:No. 3881 2011.11.04

尾木直樹著「教師格差」
(ISBN978-4-04-710099-2 C0295)
を読んだ。
少し前の本なので、
社会状況はだいぶ変わっているのだが、
重要な本質が指摘されている。
教師の現状、
児童・生徒の現状、
親の現状などが示されている。
乖離した政策と現状。
現場を知らない行政。
親が臨むものと文科省の目標の乖離。
教師社会の崩壊。
暗い教育の現場が示されている。
本当にこのままでいいのだろうか。

2011-11-03

EarthEssay 3_103 内在:超大陸 5

EarthEssay
3_103 内在:超大陸 5
を発行しました。

物事を説明する理論に合わないものが出てきた時、
前の理論の修正で済むもの、
全く一新すべきもの、
あるいはより大きな枠組みの理論として新しくなるもの、
いろいろな対処法があります。
それは選ぶものではなく、
結果としてそうなってしまうものです。
テクトニクスでは、
プレートからプルームへと変わりましたが、
プレートを内在するプルームの理論になりました。

2011-11-02

●家族の絆:No. 3880 2011.11.02

朝焼け。江別市文京台

今日も晴れている。
冷え込みもそれほどではない。
だんだん日が短くなってきているので
朝も日の出のころに歩くことになる。
やがては日の出前の出勤となる。

明日は祝日だ。
文化の日なので、
学校も休みなので、
家族全員が自宅にいる。
でも、特別な予定はたてていない。
ここ最近、家族全員で
何かをすることも少なくなった。
家族の絆を考えると、
コミュニケーションの減少は
絆を浅くすることになりはしないか。
気になるところだが、
努力が必要なのだろうな。

2011-11-01

●配置替え:No. 3879 2011.11.01

紅葉。江別市文京台

今日も晴れている。
気持ちいい天気である。
次男の学校では
今日森の中で
マラソン大会があるそうだ。
天気がいいので
気持ちい大会になるだろう。

昨日、仕事しながら
なかなか集中できないので、
気分転換を兼ねて研究室の整理をした。
研究室が手狭なので
机の配置を替えたいと
以前から思っていた。
30分ほどで終えたが、
一汗かいた。
環境が少し変わると
気分はだいぶ変わる。
汗もかいたので
集中して仕事をした。

Monolog 118 不便さの中の一貫性:経験の断絶

Monolog
118 不便さの中の一貫性:経験の断絶
を発行しました。

ひとつのことを、最初から最後まですることは、
今ではあまりないのかもしれません。
ことが複雑になればなるほど
一貫した経験は、
減ってくるのだと思います。
ものづくりだけでなく、
実験や研究でも起こっています。
最初から最後までの一貫した経験は、
ばらばらの経験では得られない
何かを与えれくれるのではないでしょうか。
途絶する経験の問題を考えていきます。