2011-06-30

●カラス2:No. 3760 2011.06.30

ニセアカシア。江別市文京台

今朝は、曇っていた。
朝で気温が低く、風があったので
それほどあつくはない。
今日も昨日のように蒸し暑くなりそうだ。
昨日は夕方まで暑かった。
ビールが美味かった。

今朝もカラスに襲われそうになった。
今度は別のところだ。
いつも会う散歩中の老夫婦も私の様子をみて、
奥さんが慌てて傘をさした。
朝、散歩をしているとき、
同じような経験をしているのだろう。
でも、大学のカラスには襲われなかった。
ひとつはいつもより遅かったからと
私の前を学生を歩いていたせいもあるだろう。
カラスの行動や知能はなかなか面白いが、
襲われる当事者としては、
何とかしてもらいたいものだ。

EathEssay 2_90 鳥類?:恐竜の子孫 1

EathEssay
2_90 鳥類?:恐竜の子孫 1
を発行しました。

鳥類が恐竜の子孫であることは、
20世紀後半から
さかんに紹介されるようになってきました。
その結論は、多くの人の知るところなってきました。
完全に証明されたのかというと、そうでありません。
まだ、未解決の問題がありました。
しかし、今年の2月に、大きな問題が解決されました。
その話題を紹介していきましょう。

2011-06-29

●カラス:No. 3759 2011.06.29

花。江別市文京台

今朝は、晴れだ。
風が強かったから
ウインドブレーカーを着てきた。

今朝、守衛さんとカラスについて話をした。
カラスの巣離れがすみ、
現在子育て中で、
場所を移動したそうだ。
守衛さんは襲われなくなって
ほっとしているようだ。
私が、朝一人で歩いていると、
先週あたりから襲われるようになった。
頭を防御しながら、毎朝歩かなければならない。
道立図書館の裏も、
危なくて歩けなくなった。
そろそろ移動したのだろうか。
この時期は、困ったものだ。

2011-06-28

●新しいノートパソコン:No. 3758 2011.06.28

花。江別市文京台

今朝も、少々肌寒かった。
風も強かった。
雨は上がっているが、
昨夜の雨であちこちぬかるんでいる。

昨日、6月最初に注文していた
新しノートパソコンが納入された。
インストールに時間がかかりそうだ。
まあ、片手間で、隙間時間を見ながら
ちょびちょびとインストールしていこう。
現在、自宅で使っているノートパソコンの
ディスク容量が150GBで
きつきつである。
だいぶデータを削っているが、かなりきつい。
また、家庭でとった動画をを処理しているが、
だいぶ古いので遅くてたまらない。
それ以外がまあ耐えられるのだが。
自宅のノートパソコンを更新したいと考えていた。
さらに、先日長男が使用していた
パソコンの無線LANのが不調になった。
新しい無線カードに入れ替えたら、
なんとかつながった。
少々不安である。
今回の新しいのがセットアップができたら、
入れ替えようか。
まあ、夏休みになったらできるだろうか。
購入に当たっては、
小型のデスクトップも考えたが、
省スペースとしてノートパソコンがやはりいい。
容量とスペックを考えると、
少々大きめの重めのノートパソコンが
結局安いことになりそうだった。

2011-06-27

●家族関係の変化:No. 3757 2011.06.27

花。江別市文京台

今朝は、少々肌寒かった。
風が強かったためだろう。
研究室は空気がこもっているので、
暑いので窓をあけている。

家族関係の変化が明らかに起こっている。
長男は学校やクラブで、
休日も夏休みも
試合などで出歩くため、
結局家族で夏休みに出かける
日程が見つけられない。
次男と日帰りい出たり、
夜に外食に出かけるくらいが
これからの休みの過ごし方になるのかもしれない。
次男も天気さえよければ、
土日は、外にでかけ
適当に友達を見つけて遊んでいる。
週末土曜日は近所の大学の学園祭に
次男と家内といった。
次男や友人と日曜日にも学園祭に出かけた。
日曜日には家内が体調が悪くなって、
結局出かけるタイミングをなくした。
自分がしようと思っていた計画が
できなくなってくることが多い。
その計画は子供が
小学生であったころの感覚で進めている。
子供が大きくなってくると、
今までのつもりで、家族の活動をしてくと
意識のギャップが出てくるのだろう。
私は1年間不在であったので、
そのギャップがより大きく感じるのであろう。
そんな家族関係の中で
自分自信の有り様を
新しく考え出さなければならないのだろう。
私も家族と共に変化をすべきなのだろうな。

●武士道エイティーン:No. 3756 2011.06.27

誉田哲也著「武士道エイティーン」
(ISBN978-4-16-328320-3 C0093)
を読んだ。
3部作の最後の巻である。
面白いので一気に読んでしまった。
剣道を素材にした小説で、
ユニークな主人公や脇役たち。
高校生たちの青春小説である。

2011-06-24

●少々疲労:No. 3755 2011.06.24

花びらと雫。江別市文京台

今朝は、雨である。
昨夜は結構激しく降った。
今日はやは肌寒くなっている。

今週は少々疲れた。
いつもとは違っていない日々であるのに
何故か疲れがたまった感じがする。
今週末は、長男はクラブだが、
家族で地元の行事に出かける予定である。
まあ、天気次第だが。

原子力と放射線について講義をしている。
その内容を毎日考えている。
現状を示すことより、
原理を伝え、考える素材を提供したい。
その上で、各自が危険性や必要性を考えてほしい。
そんな講義がでいればいいのだが。

●武士道セブンティーン:No. 3754 2011.06.24

誉田哲也著「武士道セブンティーン」
(ISBN978-4-16-327190-3 C0093)
を読んだ。
前著の続編である。
どこにでもいそうな
高校2年生やその周辺の人々。
それでいてユニークな登場人物。
なかなか面白い。
あと一つ続編があるので、
読みだした。

2011-06-23

●夏のスケジュール:No. 3753 2011.06.23

あやめ。江別市文京台

今朝は、曇りである。
今日から半袖である。
布のウインドーブレーカーは来てきたが、
夏服である。

講義は3分の2が終わった。
7月一杯講義があり、
8月初旬に定期試験がある。
するとそれ以降が夏休みになる。
お盆は混むので避けたい。
ただし、子供たちの学校が
8月の20日ころで終わる。
家族で出かけるチャンスがすごく少なくなる。
これも家族の形態は
時間と共に変化していくのだろう。
9月になったら調査に出かける。
夏休み中に完成しなければならない
大部の報告書がある。
それのための時間も十分取る必要がある。
なかなか大変だが
まだまだ先なのでおいおい考えしかない。

EarthEssay 1_104 振り出しに:OAE 3

EarthEssay
1_104 振り出しに:OAE 3
を発行しました。

今回でOAEのシリーズは終わりです。
OAEは、欧米の大西洋や地中海でたまった堆積物を
中心に調べられてきました。
今回太平洋沿岸での報告がなされました。
それは、今まで述べてきたことを
否定するようなものなります。
でも、これも科学の進み方なのです。

2011-06-22

●地図データ:No. 3752 2011.06.22

花。江別市文京台

今朝は、薄曇りである。
日に日に暖かくなってくる。
風があれば涼しいが、
風がないと蒸し暑い。
いよいよ夏めいてきた。
もう半袖でもいいような気候だ。

隙間を見て、地図データを更新している。
なかなかはかどらないが。
Kashmirnの改訂版の書籍を2冊購入して、
2万5000分の1を関東以西を更新している。
北海道は書籍にも入ってないので、
以前CDで購入したものを使っている。
連結して連続的に利用できないのが、
煩わしいので、それを何とかしたいが、
まあ、新しい本に期待するしないのだろうか。

考えると地図に関して
最近は、これ以外の新しいことはしていない。
ある分野において、
常に情報が更新されている訳でない。
GISでも新しい地図や数値情報が
常に出てくるわけでない。
だら、現状を受け入れて、
手持ちのデータで経験や実績を
蓄積していくことになるのだろう。
そんな時期なのだろう。

2011-06-21

●講義準備:No. 3751 2011.06.21

花。江別市文京台

今朝は、快晴である。
心地良い天気である。
最近やっと天候が落ち着いてきた。
まあ、6月も下旬だから、
初夏を通り越している。
夏の天候なのであろう。
でもエゾハルゼミがまだ鳴いている。

講義に苦労している。
現在放射能をテーマにしている。
講義のために、
基礎的な内容を整理している。
先週末から継続的に準備している。
講義は明日のなのだが、
まだ、まとまっていない。
今日も準備をしていくことにある。

●武士道シックスティーン:No. 3750 2011.06.21

誉田哲也著「武士道シックスティーン」
(ISBN978-4-16-326160-7 C0093)
を読んだ。
高校生の剣道少女の話である。
気楽に読めるエンターテイメントである。
あっさりと読めるなかなか面白い本である。
高1時代の話だが、
高2、高3時代の話も継続的書かれている。
続きに読んでしまいそうだ。

2011-06-20

●放射能:No. 3749 2011.06.20

ハルニレ。江別市文京台

今朝は、薄く雲がかかっている。
風が強く少々肌寒かった。
先週後半から、
クールビズとしてネクタイをやめた。
また、今週からブレザーもやめた。
6月も下旬だから、通常なら、
長袖も、上着も不要の時期なのだが、
今年は、少々天候が不順なのだろう。
ただし、このような天候不順を
いつも言っているような気がする。

現在、自然災害を扱う授業をしている。
火山災害は扱った。
東北大震災をどう扱うか悩んでいる。
とりえず現在は放射能について考える
講義を次回と次々回にすることにした。
学術的な部分を淡々と示して
理解すること主眼をおく。
そして、放射能の換算、積算などを計算してみて
危険性を実感するような講義にする予定だ。
この題材もホットで、
今後も変化していく可能性がある。
だから、原理原則を知っておく必要があるのだが。

2011-06-19

●そんな時期:No. 3748 2011.06.19

薄く雲がかかっている。
天気がよければ、
家族それぞれ別行動だ。
次男と家内は近所の大学である子供まつりへ。
祭りでお弁当を持って行って食べる予定だ。
私は午前中はプールへ。
長男は定期テストなので自宅で留守番。
私と昼を自宅で食べる。
まあ、天気次第だが、
家族がそれぞれ別行動になってくる。
そんな家族構成の時期なのだろうか。

●三陸海岸大津波:No. 3747 2011.06.19

吉村昭著「三陸海岸大津波」
(ISBN4-16-716940-1 C0195)
を読んだ。
吉村氏の記録文学である。
明治29年、昭和8年、昭和35年に襲った津波。
その記録を現地の聞き取りや、
当時の記録から書かれたものである。
先日の3.11の東北大震災を思わせる記録だ。
研究者も政府もこの記録をしらかなったのか。
「予想外」としている規模が
当時の記録が示している。
科学がもっていた先入観が、
政治の先入観になり、
それが今回の悲劇の一端になっている。
過去を知ることは重要だ。

●生命は、宇宙のどこで生まれたのか:No. 3746 2011.06.19

福江翼著「生命は、宇宙のどこで生まれたのか」
(ISBN978-4-396-11229-5 C0240)
を読んだ。
少し前に読み終わったが、
一般向けに書かれた本である。
しかし、あまり新しいことが書かれていなかった。
研究者であったら、
自分の進めている研究を中心に書かれるのが
一番興味を湧くのに、
残念である。

2011-06-18

●体育大会:No. 3745 2011.06.18

牧舎。江別市文京台

今朝は曇である。
体育大会があるので研究室にきている。
土日曜日に研究室にくるのは、
久しぶりだ。
午前中、体育大会で応援をして、
昼食をして、帰宅する予定だ。
まあ、せっかくだから
論文の推敲をしておこう。

2011-06-17

●論文推敲:No. 3744 2011.06.17

花。江別市文京台

今朝は胸のすくような快晴である。
風は強いが、心地良い。
昨日の朝から快晴になっている。
久しぶりに青空が長続きしている。

週末は慌ただしい。
家族と私はそれぞれ組み合わせをかえて
別行動になりそうだ。

昨日から論文の推敲を始めた。
だいぶ前に初稿を書いたのだが、
内容はよく憶えている。
ただし、細々したところは
新しい気持ちで読める。
今日も時間の限り
推敲していくようにしよう。

2011-06-16

●行事:No. 3743 2011.06.16

花。江別市文京台

今朝は曇である。
風もあまりなく、穏やかである。
ちょうどいい気温である。

今週末は、大学の学部の
新入生のための体育大会がある。
私は1年生の担任なので、
応援のために見学に行くことになっている。
休日はいろいろな行事がある。
長男の行事は終わったが、
次男は行事が多い。
休日も出歩くことになる。
ただ、はっきりしない天気が続いているので、
それが心配だ。

EarthEssay 1_103 パルス的事件:OAE 2

EarthEssay
1_103 パルス的事件:OAE 2
を発行しました。

前回は、地層の中で有機物に富む黒色頁岩は、
海洋無酸素事件(Oceanic Anoxic Events、OAE)によって
形成されることを示しました。
そして、OAEは、急激な温暖化によって、
深層水の循環が途絶することに由来する
可能性があることを、紹介しました。
今回は、そのOAEが、
いつ、どれくらいあったかのかをみていきましょう。

2011-06-15

●きっかけ:No. 3742 2011.06.15

並木。江別市文京台

今朝も小雨が時々ぱらついている。
厚い雲があるので、
今日は曇りだろうか。
教育実習の時期が一段落した。
あとは7月に一人ある。
それは少々遠いが日帰りの出張となる。

今月の残りは、
淡々と仕事していくことになる。
7月中旬に〆切の原稿を
仕上げなければならない。
初稿はあるが、
かなり手を入れなければならない。
しかし、しばらく論文がはかどっていなかったので、
〆切があるもので気持ちを
そちらに向けるいいきっかけになるかもしれない。

78 黄金岬:暑寒別を眺めながら

 留萌の黄金岬には、玄武岩の柱状節理がみられる磯があります。6月に留萌にいったとき、少し時間があったので、黄金岬に立ち寄りました。晴れた朝の海岸からは、暑寒別の山並みきれいに見え、短いながらも、大地の歴史に思いを馳せることができました。

 残念なことですが、3月末に四国から北海道に戻ってきてから、野外調査には一度も出ていません。仕事の関係で、仕方がないことなのかもしれませんが、地質学に興味をもっている者にとっては、非常に欲求不満が溜まっていきます。少しの時間を見ては、石をみるように心がけています。
 6月上旬に、日帰りの出張で留萌へ出かけたとき、現地に早く着きすぎたので、留萌を少し見て回ることにしました。そこで出かけたのは、留萌の町外れにある黄金岬でした。黄金岬には以前にも来たことがあるのですが、今回は、短時間の寄り道となりました。
 訪れたときは、風の強い日でしたが、晴れの空気の澄んだ朝でした。海岸から沖を見ると、暑寒別の山並みが良く見えました。暑寒別は、暑寒別岳(1491m)を主峰とする山塊が、海岸までせり出していて、峰々にはまだ雪が残っていました。くっきりと見えたので、2時間ほどのドライブの疲れを癒してくれました。暑寒別一帯の山塊は、火山からできています。裾野の海岸線にある露頭では、マグマがつくった構造や、マグマが海に入ったときできる構造などが見ることができます。
 黄金岬の岩石も、実はマグマがつくったものです。柱状節理(せつり)の発達した溶岩が露出しています。マグマが固まるときに、体積が少し減ります。すると溶岩は縮むことになり、割れ目がいくつも形成されます。このような割れ目を節理と呼んでいます。節理は、溶岩のかたちや冷え方によって、さまざまな形状のものができます。溶岩が固まるときにできる割れ目が柱のようになっているものを柱状節理、放射状になっている放射状節理などと呼ばれるものができます。黄金岬では、柱状節理の発達している溶岩が見られます。
 黄金岬の岩石は、だいぶ風化が進んでいるので、かなり長く風雪や海食にさらされてきたものと思われます。留萌港の建材としても利用されてきたようで、かなり人手が入っていますので、浸食の激しい場所なのでしょう。それでも、このような節理が残っているのは、深くそして陸地の奥まで分布しているのでしょう。切り立った尖った岩場ではないので、磯遊びをするのには、なかなかよさそうなところです。
 ただ、黄金岬の玄武岩は、少々気になるところがあります。それは、今手にしているデータからは、どうもしっくりこないことがあるからです。
 暑寒別の火山は、安山岩マグマの活動を主としています。新第三紀鮮新世から中期更新世(第四紀)にかけての活動だと考えられています。年代測定では、207万~317万年前の年代が得られています。暑寒別の火山と留萌の玄武岩の間は別の地層が分布していて不明です。地層としては、深川層群留萌層(鮮新世)が分布しています。珪藻土を含んでいます。珪藻土とは、珪藻が集まってできたもので、日本海沿いによく見られる堆積物です。火山岩の関係を、私はよく知らないのですが、もしかすると一連の活動なのかもしれません。ただ、マグマの性質が少し違うのが気になりますが。
 鮮新世の時代には、暑寒別から東に向かって、イルケップ山(250万年前)、米飯(べいぱん)山(350万年前)、丸山、旧期然別(しかりべつ)火山(然別湖の西に分布するもの)が点々と連続して分布しています。いずれの火山も、マグマは安山岩質のものです。なぜ、このような東西の火山の並びになっているのでしょうか。現在のプレート配置からしても少々奇異な気がします。その理由は、まだよくわかっていないようです。
 留萌の黄金岬の溶岩は、活動した時期は400万年前(鮮新世)と看板にありました。どれくらい正確な表記なのかわかりませんが、400万年前も鮮新世ですから、暑寒別の火山活動に時期になるのでしょうか。
 また、黄金岬は、鮮新世の火山列より少し北にずれています。分布が暑寒別の火山から途切れているのも、少々気になります。まあ、これくらは、地質現象だから誤差範囲と考えてもいいのでしょうか。
 さらに、マグマの組成が少々違います。留萌の黄金岬の溶岩は、カンラン石玄武岩(結晶が粗粒なのでドレライトとも呼ばれます)で、暑寒別から然別までの火山は安山岩を主としています。大きな火山の活動では、マグマに多様性があるので、これくらいの組成差は起こりうることであったのかもしれません。
 時代、分布、組成といずれも気になるのところですが、私の疑問は、まだ解決できていません。この黄金岬の玄武岩について資料をいくつかあたったのですが、詳しいものが見つかっていません。なにせ我が大学では、地質学の文献はほとんどありませんので、文献を探すのに手間がかかります。もう少し探せば詳しい文献が見つかるかもしれません。その時は、改めて紹介することができるでしょう。
 留萌周辺では、海岸段丘の面がいくつか見られますが、段丘面から海岸へは段差があります。海岸の柱状節理は、海食台のように平らになっています。黄金岬は、日本海に向かって西に突き出ています。黄金岬から見る夕陽は、「日本の夕陽百選」にも認定されていて、夕日がきれいに見えるようです。かつては、岬は、ニシンの群れが夕陽を反射しながら、黄金色に輝いて岸に来たそうです。それにちなんで「黄金岬」と呼ばれるようになったそうです。
 今ではニシンはほとんど獲れなくなりましたが、そんな日がいつか再び来るでのしょうか。黄金岬の玄武岩の節理には、そんな人の歴史も刻まれているのかもしれません。

・大学祭・
北海道も暖かくなってきました。
もう朝でも、ヤッケも要らなくなりました。
日中では、天気さえよければ、
半袖でも過ごせるようになってきました。
朝夕は、まだ涼しい日がありますが、
いい季節となりました、
小学校の運動会シーズンも終わり、
これからは、大学祭のシーズンが始まります。
もう早々と大学祭が終わったところもありますが、
これからのところもあります。
子供が小さいうちは、他大学の大学祭にも参加しています。
今年もまだ参加できそうです。

・暗い将来・
最近、野外調査に出ていません。
夏休みには少し出かける予定ですが、
しばらくは、ストックを漁って
このエッセイを書き綴ることになります。
行きたいところは山ほどありますが、
時間と費用がありません。
それが苦しいところです。
本務の仕事が優先ですので、
なかなか出歩けなくなりました。
大学評価への対応や規則通りの授業の執行義務、
オフィスアワーなどの学生へのサービスの設定など
かつてと比べて、なにかと時間的余裕が少なくなってきました。
こんなことで、創造的な仕事ができるのでしょうか。
文部科学省は大学教員に何を求めているのでしょうか。
研究成果でしょうか、教育効果でしょうか。
それともサラリーマン的な業務でしょうか。
研究、教育の両立も可能でしょうが、
心の余裕のない人に良い成果を望めるのでしょうか。
大学教員で余裕のある人は、どれほどいるのでしょうか。
その中で研究、教育ともに成果を挙げている人は
ほんの一握りではないでしょうか。
日本の大学の総体として、このような締め付けによって、
明らかに以前の能力、あるいは潜在力を
なくしてきているような気がします。
これが、国力を下げる方に向かっていかければいいのですが。
日本の行政は至るとこで間違い犯しつつあるのは
万人の認めるとこです。
いつ、だれが、その間違いを修正するのでしょうか。
これからも将来は暗いのでしょうか。

GeoEssay 78 黄金岬:暑寒別を眺めながら

GeoEssay
78 黄金岬:暑寒別を眺めながら
を発行しました。

留萌の黄金岬には、
玄武岩の柱状節理がみられる磯があります。
6月に留萌にいったとき、
少し時間があったので、
黄金岬に立ち寄りました。
晴れた朝の海岸からは、
暑寒別の山並みきれいに見え、
短いながらも、
大地の歴史に思いを馳せることができました。

2011-06-14

●歯が抜けない:No. 3741 2011.06.14

雫。江別市文京台

今朝は雨だ。
寒くはない。
歩いて来る時も霧雨が残っていた。

次男の奥歯が生え変わりつつある。
今も抜けそうだが、なかなか抜けず、
苦労しているようだ。
一昨日の夜は、
出血が止まらないと起きてきた。
ウガイして寝るようにいった。
昨夜は、ほとんど抜けかけているのだが、
内側の肉だけが付いているので、
抜いてくれという。
以前成功したので
糸を結んで引いてみたらといったら、
そうするといって、糸を結んでやった。
しかし、痛くて抜けないという。
そのまま寝れば、
朝には抜けるよといって、寝かした。
朝見たら、まだ抜けていない。
糸をつけたまま学校に行けないので、
糸を切ってやったが、
しっかり結ばれているので、
すべてを切れず、一部残ったままだ。
学校にいる時も、
口の中に糸があったら、
気になるだろうな。
まあ、グラグラした歯の方が気になるのだろうか。
子どもには、いろいろなことがある。

2011-06-13

●子どもは元気:No. 3740 2011.06.13

花。江別市文京台

今日は曇が低いが,
しばらくすれば晴れてくるだろうか。
今日は少々蒸し暑い。
ここ最近、晴れても晴れが続かいない。
雲が出て、小雨が降ることが多い。

昨日はプールに行くつもりが、
次男の調べ学習をクレープでするというので
送り迎えをした。
ただ、図書館が休館日という手違いがあり、
その調整に時間を食ったのでやめた。
大人としては、運動会の疲れもあり、
ちょうどよかったのかもしれない。
しかし、次男は午前は調べ学習でで歩き、
午後も遊びに行って夕方まで帰ってこなかった。
子どもは元気なものだ。

2011-06-12

●疲れる週:No. 3739 2011.06.12

今日は曇が低い。
いつものようにしばらくしたら
晴れるのだろうか。
昨日は小学校運動会だった。
昼過ぎまできれいに晴れていたが、
終盤になって、雨になった。
競技は全て見たが、
閉会式は雨が激しくなってきたので、
車に避難した。
予想した結果と違って、
次男の組が大逆転で勝ったようだ。
その後、次男を連れて帰った。
長男が中体連の試合ででかけていた。
長男が帰ってきたのが6時前であったが、
約束していたので、夕食は外食に出た。
今日も次男の長男も
学校の用事で午前中でかける。
夫婦で泳ぎに良く予定であるが
どうなることやら。
今週はいろいろ疲れる週であった。

●宇宙137億年のなかの地球史:No. 3738 2011.06.12

川上紳一著「宇宙137億年のなかの地球史」
(ISBN978-4-569-79653-6 C0244)
を読んだ。
放送大学で授業として行われたものを、
書籍化したものだ。
既知の内容をまとめたようなものだ。
あまり真新しさを感じない内容であった。
しかし、調査のために
いまだに海外を巡っているのはいいことだ。
私も該外調査をしたいのだが、
時間と研究費がないのでできない。

2011-06-09

EarthEssay 1_102 黒色頁岩:OAE 1

EarthEssay
1_102 黒色頁岩:OAE 1
を発行しました。

海洋無酸素事件はOAEと呼ばれています。
海水中に溶存している酸素が
著しく少なくなる事件です。
無酸素の状態が長期にわたると、
大絶滅や環境変化、
それも地球規模の異変となります。
その全貌は、必ずしも分かっているわけではないのですが、
OAEのあらましをシリーズで紹介していきましょう。

2011-06-08

●雲仙岳噴火から20年:No. 3737 2011.06.08

菜の花。江別市文京台

今日は晴れである。
久しぶりにスカっと晴れた青空である。
心地良い。

昨夜、録画していた番組を見た。
1991年の雲仙岳の噴火で発生した
火砕流のドラマと実写をミックスした不思議な番組をみた。
災害からちょうど20年が経過した。
なぜ、この時期にNHKはこの番組を作成し、
報道したのか。
深く考える素材になりそうだ。
そこには災害に面したときの、
避難指示、避難民、
科学者と自治体の長の役割分担、
取材者と科学者の境界、
今後起こるであろう災害にどう立ち向かうか。
東北大震災と原子力事故の
ミニチュアがそこにはあるようだ。
いろいろと学ぶべきことがある。
教材になりそうな番組だった。

2011-06-07

●大学の日常:No. 3736 2011.06.07

花。江別市文京台

今日は霧が出ていた。
風もほとんどなく、
穏やかな天気である。
これから晴れてくるのだろう。

今日は、講義が3つある。
週の後半に出張が2日あるので、
ばたばたと忙しい気分である。
来週の予定は立っていないので、
どうなるかわからないが、
まだ出張はありそうだ。
出張があるとなかなか落ち着かない。
そのためでだろうか、
まだ、論文を書く体勢ができない。
どうしたものだろうか。
大学の日常が
こんなにも慌ただしいものだったことが
思い知らされた。

2011-06-06

●心の余裕:No. 3735 2011.06.06

花。江別市文京台

今日は晴れである。
ここ最近、からりとした快晴が
一日続く日がほとんどない。
昨日も朝も心地良い快晴であったが、
日中には何度か雲が出てきて、
晴れたり曇ったりした。
今日の晴れも、一日続くのだろうか。
心もとない。

今週後半には、出張が2つある。
ひとつはJR、もうひとつは自家用車で出かける。
週末には小学校の運動会もある。
体力的にはつらいが、
青空の下での活動が楽しい時期になってきた。
もどってきてから、
出歩く機械も、時間が明らかに減ってきている。
残念だが仕方がない。
原因は明らかだ。
心に余裕がないからだ。
心の余裕をいかに見出すのかが課題だ。

2011-06-04

●環境整備:No. 3734 2011.06.04

花。江別市文京台

今日は曇である。
小学校で環境整備として
運動会の前の週に、
小学校で保護者が庭や薪、木の枝切り、
花壇と畑の作付け、グランドの石ひろいなどの
人手がいる整備を手伝うする。
教員の方もこられる。
地域の方も来られる。
私もでかけるが、
その理由は、整備の後にジンギスカンがあるから、
毎回それを楽しみに労働している。
ただし、今日は曇で雲が厚い。
天気予報では雨は降らなさそうだが、
あまりぱっとしない天気だ。
せっかく楽しみにしていたのに。
でも小雨決行だそうだ。

●GEQ:No. 3733 2011.06.04

柴田哲孝著「GEQ」
(ISBN978-4-04-874023-4 C0093)
を読んだ。
GEQとはGreat Earth Quakeの略号で、
巨大地震のことである。
巨大地震があると、それにまつわる風評が色々起こる。
そこに謀略説もある。
自然現象なので謀略などないだろうと思われる。
911でも謀略説があったが、
これは人為による事件なのであり得る。
根拠には不確かなものもあるが、
本当なら大変というものもある。
GEQではいくつかの巨大地震には
謀略があったのではないかという
発想による小説である。
その背景には、地震を発生させる技術(兵器)が
あるというものだが、
そのあたりは怪しいが。

2011-06-03

●正論が勝つ:No. 3732 2011.06.03

並木。江別市文京台

今朝は来るときは小雨が降っていた。
晴れ間がみえるので
日中は晴れるのだろうか。

会議は難しい。
大義名分と個人の要望。
あるいは他人の委託を受けた主張。
すべてが丸く収まることはない。
誰かの意向を通すために
誰かが譲歩し、
どこに視点を置くかによって、
その譲歩が適切なものになることも、
苦痛になることもある。
せめて弱者に苦痛がないことが望ましい。
なかなかそうはならないのが現実である。
組織や大義名分がでてくると、
正論がそちらに宿る。
そうなれば、強力な正論が勝つ。
そして、個人や弱者が犠牲になる。
そんな現場に立ち会うのはつらいものだ。

2011-06-02

●出張:No. 3731 2011.06.01

蕾。江別市文京台

今朝は薄く雲がかかっているが晴れている。
気温は低くないが、
風が強く肌寒く感じた。
日が昇ると晴れてきた。

昨日は名寄に出張した。
200kmのところを自家用車で移動した。
北海道ではありうる日帰り出張だ。
来週も出かけることになりそうだ。
6月中、出張が続きそうだ。
JRで移動になりそうだ。
高速道路を長時間移動するのも大変だが
公共の乗物だと気疲れしないのでいい。
与えられた役割を淡々とこなしていこう。

EarthEssay 3_98 反論:暗い太陽4

EarthEssay
3_98 反論:暗い太陽4
を発行しました。

暗い太陽のパラドクスのシリーズも、
今回が最後です。
パラドクスを温室効果ガスではなくアルベドの低下で、
解決しようとする説にも
問題はあるようです。
最後の回では、
その問題点を反論からみていきましょう。

2011-06-01

Monolog 113 凡庸性原理

Monolog
113 凡庸性原理
を発行しました。

凡庸さとは、ありふれたことですが、
本当に凡庸な存在など存在するのでしょうか。
かつて、太陽系や地球、生命、知性に対し、
凡庸性が適用されました。
その適用は正しかったのでしょうか。
今では地球の特異性がみえてきました。
凡庸性の行き過ぎた適用だったのでしょうか。
凡用性原理について考えていきましょう。