2009-12-31

EarthEssay 3_79 周期性:黒点2

EarthEssay
3_79 周期性:黒点2
を発行しました。

太陽の黒点の増減には、
約11年の周期性があることがわかっています。
このような周期性がみつかったのは、
19世紀の中ごろでした。
幸いにも、17世紀まで黒点の観測記録が
さかのぼることができたので、
その周期性が明らかにされました。
その後も観測は継続され、
周期性は確定しました。
周期性の発見についてみていきましょう。

2009-12-26

●外出:No. 3133 2009.12.26

今日は快晴である。
久しぶりに外に出かけることになる。
とはいっても、我が家からはでるが
買い物などの屋内への外出のことである。
私は、風邪のため、大学の往復だけで、
それ以外のところへはいっていない。
今日はいくつか店に行って
買い物をする予定である。
もちろん市内の店であるが。

●おはようからおやすみまでの科学:No. 3132 2009.12.26

佐倉統・古田ゆかり著「おはようからおやすみまでの科学」
(ISBN4-480-68739-4 C0240)
を読んだ。
科学的思考、感性、考え方の重要さを
伝えるために書かれた本である。
しかし、ものたりない。
議論が浅く、問題提起の表層だけを伝えてる気がする。
また、佐倉氏がなぜ著者に
名前を連ねているのか不思議だ。
古田氏一人の著作に見える。
そしてリビング・サイエンスを提唱しているが、
キッチン・サイエンスの拡大版にみえる。
何を目指してるのか鮮明でない。

●数学ガール:No. 3131 2009.12.26

結城浩著「数学ガール」
(ISBN978-4-7973-4137-9 C0041)
を読んだ。
だいぶ以前に購入した本だ。
やっと読み始めたら、
一気に読んでしまった。
2作目はなく、3作目が手元にある。
早速2作目も購入して読んでみよう。
なかなか面白本であった。
以前、マンガになったものを読んだが、
それでは面白さが伝わらない。
やはり数学の面白さは数式から出てくる、
論理的展開から導き出される
意外な性質や特徴などである。
それを若い感性が感動していくことに
読んでいる方も感動していく。
その数学の面白さを伝えている本である。

●神の守り人:No. 3130 2009.12.26

上橋菜穂子著「神の守り人」
(上:ISBN978-4-10-130276-8 C0193
下:ISBN978-4-10-130277-5 C0193)
を読んだ。
守り人シリーズの5作目だ。
このシリーズは完結しているが、
文庫本になっているのは、
ここまでである。
将来にまたなってくるのであろうが、
一段落である。
このような小説を読むと、
若い頃は、のめる込むような
楽しさが湧いてきたはずだ。
しかし、今ではそのような気持ちになることがない。
なぜであろうか。
心も老化するのであろう。

●算数宇宙の冒険:No. 3129 2009.12.26

川端裕人著「算数宇宙の冒険 アリスメトリック!」
(ISBN978-4-408-53563-0 C0093)
を読んだ。
川端氏の最新作である。
数学ガールの小説版にみえる。
そして扱っているのがリーマン予想。
私にはある程度面白かったが、
万人が楽しめるものではないかもしれない。
少々数学的説明で不満が残る。
それなら数学ガールを読めば
ということになるのだろう。

●キッドナップ・ツアー:No. 3128 2009.12.26

角川光代著「キッドナップ・ツアー」
(ISBN4-10-105821-0 C0193)
を読んだ。
別居を始めた父親に「誘拐」された
5年生の娘からみた誘拐旅行という設定である。
なかなか面白い設定だ。
その旅の間に、
父と娘の交流や心の変化が描かれる。
しかし、私には、もうひとつ
しっくりこなかった。

2009-12-25

●最後のあがき:No. 3127 2009.12.25


雪景色。江別市文京台

今日も雪が舞う中を歩いてきた。
昨夜も結構降ったようで、
朝には除雪が入ってた。
いつもな夜中の除雪の音に気づくのだが、
昨夜は気づかなかった。
疲れているのだろう。

今日は発表の予行演習の最終日である。
夕方には会議がある。
一日びっしり詰まっている。
もうあと少しで今年が終わる。

今年中にやってしまいことがある。
できるかどうかわからないが、
できるまでやってみたいと考えている。
書きかけの論文である。
来月早々なら提出が
受け付けられると思う。
今年の後半は、
なかなか仕事がはかどらなかった。
それを残された日々でおぎなっていきたい。
間に合うもの補っていきたいと考えている。
今年最後のあがきである。

2009-12-24

●最後の校務:No. 3126 2009.12.24


街灯。江別市文京台

今日は小雪の降る中を歩いてきた。
風がほとんどなく
歩いていると体が温まってきた。

久しぶりに大学まで歩いた。
一週間体調を崩していたので、
一週間ぶりにあるいたことになる。
今日から本格的に復帰となる。
今日から明日は、
私のゼミだけであるが、
卒業研究の発表の予行演習を行う。
まあ今年最後の校務というべきものである。

EarthEssay 3_78 無黒点日:黒点1

EarthEssay
3_78 無黒点日:黒点1
を発行しました。

太陽は、地球にとって、
決定的に重要な役割を果たしています。
しかし、その実態は、
必ずしも解明されているわけではありません。
でも、観測は続けられていて、
観測データからも、
いろいろなことがわかります。
中でも太陽の黒点による
活動の11年周期が有名です。
現在、その周期の極小期にあたっています。
ただ、その極小期が従
来のものと違っているようです。
その意味を考えてきましょう。

2009-12-22

●インフルエンザ:No. 3125 2009.12.22

1週間、インフルエンザであった。
先週の火曜日に帰宅途中に医者にいった。
そのときは微熱だったので、
通常の風邪薬をもらい、
かえってすぐ寝た。
翌日も微熱であったが、
夕方から熱が出だし、
夜中には高熱、頭痛、筋肉痛になった。
木曜日には医者にいき、
検査をしたらインフルエンザと判定された。
タミフルを飲み、安静にしていた。
土曜には熱が下がったが、
明け方にまだ寝汗をかく。
家族に移らないか心配であるが、
今のところ症状はでていない。
昨日から校務があったので、
大学には出てきていたが
人には接しないようにして、
研究室に篭っていた。
今日も朝から来ているが、
午前中に面談があるためだ。
もう感染力はなくなっているであろうが、
あまり人に合わないようにしている。
その学生もインフルエンザにかかっていたので、
多分大丈夫であろう。
私は、その学生からかかった可能性が高い。
まあ、今日も無理をせず、
用事が終わったら早めに帰る予定である。

2009-12-17

EarthEssay 1_88 境界変化:第四紀問題3

EarthEssay
1_88 境界変化:第四紀問題3
を発行しました。

第四紀が再定義されたということは、
そこに重要な地質境界が認定されたということです。
その境界やその時代を境に地質が大きく変化したということです。
第四紀の地質学的変化は、気候変動です。
それも寒冷化の進行というのが、
第四紀の再定義のキーになりました。

2009-12-15

60 高千穂:神話を生む節理

 いよいよ今年も終わろうとしています。今回は、天岩戸伝説で有名な高千穂を紹介します。高千穂は、阿蘇山の火山活動によってできた柱状節理が織り成す景観です。節理は長い年月の経過によって、地下から現れたものです。風化によって浸食され、流水によって削られながらも、節理の性質を残しています。高千穂の生い立ちを見ていきましょう。

 九州の中央部には、阿蘇山があります。阿蘇山は、日本でも非常に規模の大きいなカルデラを持つ火山で有名です。現在でも活動中の活火山で、中岳周辺には、激しく噴気を上げている火口があります。活動と風向きにっては、近づけないこともあります。
 広大な火山なので、阿蘇山の中岳を中心とする中央火口丘だけでなく、カルデラ内にもいくつもの観光名勝があります。カルデラの外にも、もちろん観光名勝があります。
 カルデラは火山の中に形成されたくぼ地です。そのくぼ地は、火山体の中央が陥没して形成されます。ですから、カルデラの周囲には、もとの火山体を構成していた山が残り、外輪山と呼ばれています。外輪山は、カルデラの方が急な崖になってカルデラ壁と呼ばれています。外輪山の外側は、火山の裾野ですので、比較的なだらかになっています。しかし、それはカルデラ壁と比べての話で、火山の裾野ですから、傾斜をもった斜面となっています。
 もちろん、阿蘇山の外輪山周辺にも観光名所はたくさんあります。
 宮崎県の高千穂は、阿蘇山の外輪山の南東の山裾にあります。険しい山の中に、峨峨とした山並み、柱状に切り立った渓谷が特徴で、高千穂峡と呼ばれています。私は、阿蘇山へは、何度かいったことがあります。カルデラ内のその周辺にもいきました。高千穂へは、3度ほど出かけました。今年の9月にも出かけ、周囲を見学しました。
 外輪山は昔の火山の裾野にあたり、分水嶺を形成し、周辺には外輪山を源流とする河川が多数あります。その一つに五ヶ瀬川があります。五ヶ瀬川の上流、外輪山の南東の山麓に位置するのが、高千穂です。
 高千穂は、その険しく不思議な景観を持っているためでしょうか、古くから物語や伝説が生まれてきたようです。高千穂は、天孫降臨の地、あるいは天岩戸(あまのいわと)の神話の舞台として有名です。
 天孫降臨とは、古事記と日本書紀に記された神話です。スサノオノミコト(瓊瓊杵尊)が姉であるアマテラスオオミカミ(天照大神)の命を受けて、高天原から天降ったというものです。その地が、高千穂だと考えられています。
 天岩戸伝説も、スサノオノミコトとアマテラスオオミカミに関する神話です。スサノオノミコトが高天原で目に余る狼藉を働いたので、アマテラスオオミカミが怒って、天岩戸に篭ってしまいました。このとき、一帯が真っ暗になったのいうのが、天岩戸伝説です。
 実際には、皆既日食が起こったのが、このような神話の起源だと考えられているようです。日食終わりにも神話が続きます。
 暗くなって皆は困り、アマテラスオオミカミを出すために策略を練ります。天岩戸の前で、踊りの上手なアメノウズメノミコト(天鈿女命)が奇抜な格好をして踊り、他の神々も大笑いをしたり、大騒ぎをしました。その騒ぎを聞きつけたアマテラスオオミカミは、皆を困らせるために岩戸に篭ったのに、喜んで大騒ぎをしているのを不思議に思い、岩戸を少し開けて、なぜ大騒ぎをしているのかを聞きました。そのとき、あなたより貴い神が現れたといって、そっと鏡を出しました。その鏡に映った自分の姿を、もっと見ようと岩戸をさらに開けたところを、力持ちのタジカラオノミコト(手力男命)が引きずり出し、もう岩戸に隠れられないように注連縄(しめなわ)をはりました。それで、やっと闇はなくなったという神話です。
 神話ですから真偽のほどは定かではありませんが、高千穂には、天岩戸神社があり、天岩戸があります。私は、天岩戸神社へはいったんのですが、天岩戸は見学しませんでした。ただ、神話の舞台となっている天安河原を訪れました。
 そこは、高千穂の静寂に囲まれた不思議な空間となっていました。
 高千穂峡の不思議な景観は、柱状節理が作り上げています。柱状節理とは、マグマや岩石が冷めるときにできる割れ目です。マグマが固まり、熱い岩石が冷めるとき、少し体積が減ります。そのときに、岩石に割れ目ができます。その割れ目は、冷める方向に対して垂直にできやすくなります。高千穂峡の柱状節理は、垂直に立っていますから、上下から冷えたことになります。
 柱状節理の上部では、柱状ではなく、放射状の節理もあります。ここでは、表面に近く、丸くなるような冷え方をしたようです。自然の造形ですから、同じようでも、2つとして同じものはありません。
 垂直の柱状節理は、川によって侵食されていくと、柱が一つ一つ倒れていきます。ですから、切り立った崖として侵食され、深い谷ができます。高千穂峡も、そのような作用でできました。
 高千穂の一番の名勝である真名井の滝は、柱状節理の上から流れてきた水が、17mの高さから静から川面にしぶきとなって落ちます。水量は多くないですが、たおやかな優雅さがあります。柱状節理に囲まれた静かな流れに落ちる滝へは、ボートで誰もが近づけます。東西横に7km、高さ80~100mに渡る柱状節理の列が、高千穂峡の非常に神秘的な景観をつくっています。
 この柱状節理は、阿蘇の火山によってできたものです。柱状節理をよく見るとそこには、黒っぽいガラス状の石が延びて含まれています。これは火山の火砕流によって放出された軽石などが、熱のために溶けてガラス状になったものです。火砕物が溜まった時の圧力で、平たく伸ばされたものです。このような岩石を溶結凝灰岩といいます。柱状節理は、阿蘇の火山噴火で火砕流が起き、火砕物が溜まり、再度熱くなり固まり、それが冷えたときできたものです。
 阿蘇山は、過去に4度の大噴火を起こしています。最初は26.6万年前で、2度目が14.1万年前、3度目が12.3万年前、4度目が8.9万年前です。3度目と4度目の大噴火の時、火砕流が高千穂を襲い、火砕堆積物を堆積しました。これが、今では柱状節理となっています。
 火砕流は、マグマが地表付近で大爆発して、膨張したものが、流体として熱いまま流れていきます。600度から1000度ほどの熱い流体で、高速で流れていき、山があっても乗り越えて、遠くまで達します。
 阿蘇山の4度目の火砕流は、非常に大規模で広範囲に及びました。この火砕流は、南は人吉盆地まで達し、南以外はすべて海にまで達しています。北は海を越え山口県宇部市、東は五ヶ瀬川の河口から海へ、西は海を越え、島原半島、天草下島にまで達しました。その規模は、火砕流だけで、九州を半分近くを覆うような大火砕流だったのです。また、火砕流だけでなく、火山灰も大量に放出し、北海道東部でも15cmもたまっています。
 そんな大噴火によって形成された高千穂峡ですが、今ではそんなことに気づく人はどれほどいるでしょうか。高千穂峡を橋の上から見下ろすと、そこには切り立った崖と、音も無く落ちる滝、そして静かな水面という、静逸と神秘に満ちた景観をみせてくれます。時折静かな水面をボートが行きかい、これが現代であるということを、思い出させてくれます。
 こんな節理が作り出す景観の中で、神話が生まれたのも納得できます。

・予定外の訪問・
今年最後のエッセイは高千穂となりました。
高千穂には今年9月、
宮崎調査に出かけたときに立ち寄りました。
本当は、高千穂からのずっと奥の調査予定でした、
その地を探したのですが、わかりづらく
見つけることができず、断念しました。
少々悔しい思いでしたが、
はからずも時間ができたので、
高千穂を見学することにしました。
20年ほど前には友人と、
数年前にも家族で高千穂には訪れたのですが、
季節が違っているので、趣も違っていました。
9月上旬の平日にもかかわらす、
バスで多くの観光客が訪れていました。
観光客でも、外国の方が目立ちました。
夏休みが過ぎていましたが、
暑い日で、高千穂峡の川面を流れる風の涼しさを堪能しました。

・来年の予定・
いよいよ今年も終わりとなります。
来年もこのエッセイを続ける予定ですが、
4月以降は、愛媛県に1年間単身で出かける予定になっています。
そこは自宅や大学よりインターネット環境が完備しておらず
継続できるかどうか不明です。
とりあえずは、3月までは継続していきますが、
状況によっては、このエッセイを休止するかもしれません。
ただ、現在発行しているまぐまぐでは、休刊はできますが、
1年以上に渡っての休刊は、メールアドレスの変更が多数あるため
あまり復刊しない方がいいとのことです。
ですから、せっかく長らく購読いただいている読者がおられますから
継続の方向で検討しますが、現段階では、まだ未定です。
状況が変わればそのつど連絡しますが、
そのような状況であることをご報告します。

GeoEssay 60 高千穂:神話を生む節理

GeoEssay
60 高千穂:神話を生む節理
を発行しました。

いよいよ今年も終わろうとしています。
今回は、天岩戸伝説で有名な高千穂を紹介します。
高千穂は、阿蘇山の火山活動によってできた柱状節理が
織り成す景観です。
節理は長い年月の経過によって、
地下から現れたものです。
風化によって浸食され、
流水によって削られながらも、
節理の性質を残しています。
高千穂の生い立ちを見ていきましょう。

2009-12-14

●新型ウイルス:No. 3124 2009.12.14


並木。江別市文京台

今朝は曇りである。
風はないが、寒さを感じる。
相変わらず、雪はない。

週末は風邪気味であった。
養生してあまり外出していなかった。
今日は咳が少しである。
多数の学生と面談を
することになるので、
マスクを用意してきた。
葛根湯を飲みだした。
ひどくならなければいいのだが。
大学ではインフルエンザの新型ウイルスは
身近に漂っている。
気をつけなければ。

2009-12-11

●最後のあがき:No. 3123 2009.12.11


松ポックリと霜。江別市文京台

今朝は快晴である。
放射冷却で寒い。
大学に着く直前くらいに日が上り始める。

最近はいつもより30分ほど遅く出る日が続く。
夜が暗いために、
ついつい起きる時間遅くなるのか。
それとも疲れがたまっているのか。
後者であろう。
ここ二、三日、
夜、寝転がって本読んでいると、
すぐに、うとうとしてしまう。
疲れているのがわかる。
しかし、あまり早い持間に
寝てしまうと、夜中に目が覚めて
寝付けなくなってしまう。
卒業研究への対処で、
非常に消耗している。
学生たちも同様に消耗しているのであろうが、
最後のあがきをしてほしい。
私もそのあがきにつきあっていく。
来週の水曜日までこの状態が続く。

今日は、大学の教職員の忘年会だ。
半数くらいは出席するのだろうか。
また風邪がぶり返しそうなので、
体調に気をつけなければならない。

2009-12-10

●プレッシャーとプラスアルファ:No. 3122 2009.12.10


氷。江別市文京台

朝は雲が覆っていたが、
少しずつ雲が晴れてきた。
昨日と似た天気である。

学ぶということについて考えた。
どのような学びが理想なのかということだ。
それは世代によって違うだろう。
大学生のように
個性や自立心がある成人には
自分の行動を律することが可能である。
自分自身でどうすべきかを判断し、
それを実際に行動にうつすという能力がある。
ただし、弱い自分もあるので、
その弱い自分を押し込めるために
指導者はそれなりのプレッシャーを
与える必要があるだろう。
締め切りを決めたり、
内容への一定のレベルを求める
そして繰り返しのアドバイスなどが必要だろう。
一方、低年齢の小学生などは、
大人の指導の必要性がもっとでてくるだろう。
教師の指導、そして家庭での指導、
時には、塾や家庭教師の指導も加わるだろう。
その指導の程度は、
どのような将来を
子どもに望み、
託すかいよって違ってくるであろう。
もちろんいずれの大人も、
子どもの将来に良かれと
思ってやっているのだが、
大人の一方的な思いではなく、
子どもの性格、あるいは将来性、
その将来性には、大人としての社会分析も加わる。
お金をかけるのがベストではない。
有名進学校、有名進学塾がベストではない。
受験のテクニックでがすべてではなく、
人間を本当に育てることが重要である。
公教育には、公正さを求められるため、
最低限の必要性のみが徹底されている。
そこにプラスアルファを
どう考えるかが親の責務となる。
親の思いが子どもに一番影響を与えるからだ。

EarthEssay 1_87 再定義:第四紀問題2

EarthEssay
1_87 再定義:第四紀問題2
を発行しました。

第四紀のはじまりは、
ここ数年、地質学界の重要問題でした。
いや、地質学界だけでなく、
多くの関連分野の研究者も、
その成り行きに注目していました。
その決着を今年やっとみました。
第四紀の定義は、
従来のものと変更になりました。
今回のエッセイでは、
その定義の内容を紹介しましょう。

2009-12-09

●更なる高み:No. 3121 2009.12.09


坂道。江別市文京台

朝が暗かった。
いつもの朝と比べて、
時間が早く感じられる。
それは、外がなかなか明るさが
増してこないためである。
今日は、特別雲が厚く、
小雨が降る朝だった。

今日も空き時間のすべてで
卒業研究の個別面談をおこなう。
毎日、それぞれのテーマを読む。
似たようなテーマもあるし、
独自のテーマもある。
それぞれが自分の努力を続けている。
いろいろな事情、努力の程度は
人それぞれで、一律に判断はできないだろう。
最終的に成果物である論文になる。
論文という成果には明らかに違いがある。
その違いは、他人の目、外の判断である。
重要なのは、自分がおこなった努力が
自分自身に対して恥じないとえいるかどうか。
恥じないといえたとしても、
更なる高みを次に望むかであろう。
更なる高みは、次回限りである。
その次には、高みはさらに高くなっている。
その増していく高みこそが
人としての進歩であろう。
それぞれ人なりに、
そんな進歩を味わって欲しいものだ。
そうすれば、他の判断など恐れるに足りない。

2009-12-08

●復調:No. 3120 2009.12.08


幹。江別市文京台

曇りである。
冷たく、風が強い日であった。
雪がうっすらと積もっている。

昨日は一日卒業研究の対応に追われていた。
風邪は日曜日一日ゆっくりとしていたので
大部収まった。
昼間背筋が痛かったのだが、
夕方風呂に入ったら
一気に楽になった。
昨日は、朝起きても大丈夫そうだから、
出てきたが、体調はそれほど悪くなかった。
まだ、本調子ではないが、
通常の仕事をできる。
また、今日も卒業研究の個別面談が続く。

2009-12-06

●風邪気味:No. 3119 2009.12.06

風邪気味である。
背筋の筋肉あたりがいたいのだが、
熱や咳など風邪の症状が出ない。
インフルエンザではなさそうである。
家内がかかったのと似た症状だ。
家内は検査を受けて
インフルエンザではない風邪と診断を受けた。
私も今日一日様子をみて、
症状が進み、熱が出てくるようなら
明日以降のすべての予定をキャンセルして、
自宅養生しよう。
学生に風邪をうつすと大変だ。

●バカ親、バカ教師にもほどがある:No. 3118 2009.12.06

藤原和博。川端裕人著「バカ親、バカ教師にもほどがある」
(ISBN978-4-569-69946-2 C0237)
を読んだ。
PTAを一生懸命していろいろ疑問をもった川端氏。
民間から初めて公立中学校校長になった藤原氏。
それぞれの立場から問題点や
解決案を考えていくという構成である。
知らなかったこともあり、
教師の多様性、親の多様性の必要性など
参考になったところもある。

●虚空の旅人:No. 3117 2009.12.06

上橋菜穂子著「虚空の旅人」
(ISBN978-4-10-130275-1 C093)
を読んだ。
シリーズファンタジーである。
ただし、今回、主人公と思っていた人物が出てこない。
以前の脇役であった人が、
主人公となって話が進む。
話が新しい展開を迎えて大河化していく。

●ダーウィンのミミズの研究:No. 3116 2009.12.06

新妻昭夫著「ダーウィンのミミズの研究」
(ISBN4-8340-1679-X C8744)
を読んだ。
子供向けの絵本であるが、
ダーウィンの生涯を示し
研究の姿勢を示している。
それと著者自身の
ダーウィンへのこだわりも示している。
この部分がなかなか面白かった。
ダーウィンの研究の紹介であれば、
自伝を読めばわかるのだが、
それに興味を持った研究者の姿勢も
同時に示すことよって
研究者の姿勢がより鮮明になった。

2009-12-04

●帰属意識:No. 3115 2009.12.04


ナナカマド。江別市文京台

今朝は快晴であった。
放射冷却で冷え込んでいた。
先日の雪のしみこんだ草むらが
凍り付いてた。

組織に属するということは
その組織の論理に従うことでもある。
その組織を運営するためには
構成員がその組織の論理に
満足する部分がなくては
帰属意識がなくなる。
構成員はその組織内で果たす役割を
自分の能力、自分の専門性、自分の好みを
活かしながら果たしていくはずである。
その循環が正常であれば、
構成員はその組織を信頼し
貢献しようと考える。
組織内で役職が割り振られ
役職における権限が生じてくる。
対象者に有利と考えられる対案を出しても
その権限者の好みによって封じられることがある。
充分な根回し必要なことも
あっさり決められる。
役職と構成員間に齟齬が生じると
権限者が構成員に無理を強いることになる。
その背景に全体のことより権限者の手間、
早く済ませたい、トラブルを減らしたいという
意図が見え隠れすると、
不信感が沸いてくる。
一見全うに見える行為が、
当事者には強権の発動に感じる。
それが度重なってくると
その組織への帰属意識が希薄化してくる。
そんな繰り返しを感じるようになった。

2009-12-03

●季節の推移:No. 3114 2009.12.03


雪と街灯。江別市文京台

今朝起きたら、
外が真っ白であった。
起きたときには
すでに雪は降っていなかった。
今日は久しぶりに白の中を歩いてきた。
ただし、夜明け前の暗い中を歩いてきた。

私が起きている時間は
5時前後である。
疲れ具合や、あるいは夜中に目覚めたりして、
起きる時間にはばらつきがある。
早ければ、4時過ぎに起きるときもある。
遅いときは6時を過ぎるときもある。
平均的は5時ころになる。
起きる時間の変動に伴って、
朝、自宅を出る時間が変わってくる。
一方、夜明けの時間が
季節によって変動する。
実際には季節変動以上に、
私が自宅を出る時間の変動の方が大きい。
時間変化、季節変化のため、
朝の様子がいろいろ変わる。
朝の歩いている時間の変動の中に
季節の変動があるのを見つけるのはうれしい。
たとえば、今朝の雪は
季節の推移が感じられるものであった。

EarthEssay 1_86 決着:第四紀問題1

EarthEssay
1_86 決着:第四紀問題1
しました。

第四紀問題の決着をみましたので紹介します。
第四紀とは、人類史にとって重要な時期にあたります。
地質学だけでなく、生物学、考古学、歴史学など
多くの分野で使われている用語です。
それが一時は廃止するという決定が出たのですが、
長い時間をかけて、その問題に対しての結論がでました。
その内容を紹介しましょう。

2009-12-02

●必死の経験:No. 3113 2009.12.02


実。江別市文京台

今朝は快晴で冷え込んだ。
いつもより遅く自宅を出た。
歩いている途中で朝日が昇りだした。
一番寒い時間帯であるが
一番気持ちのいい時間帯でもある。

卒業研究での個別対応に
忙殺されている。
授業と校務以外の時間は
すべて個別対応にあてている。
しかし、完成度のひくものばかりだ。
時間がないので
最低限の指示をだして、
それを達成するしかない。
彼らの中で卒業研究の
位置づけの低さに驚かされる。
一番の位置づけであれば
もっと必死になるだろうと思えるのだが。
それとも必死に何かをする
という経験がないのだろうか。
そうなら寂しい人生を送ってきたような気がする。
必死の経験の積み重ねが、
成長をもたらすのではないだろうか。
そんな思いに毎日駆られている。

2009-12-01

●限界まで:No. 3112 2009.12.01


並木。江別市文京台

今朝は霧が深かった。
深い霧の中を歩いてきた。
歩くうちに霧は薄れてきた。
大学に着くころには
薄れた霧の上に青空が見えだした。

卒業研究を読んで校正している。
なかなか手間がかかる作業である。
そんな作業をしていると、
論文とはいえ、個性が出ることがよくわかる。
自信を持って書く人、
自信なさそうに書く人、
細部に気配りをしている人、
細部まで気が回らない人、
いろいろなことが読めてくる。
しかし、これが自分自身の
最大限の努力の結晶なのかという問いを
それぞれが自分自身に発して欲しい。
若いときは成長できるときだ。
これ以上ないと思える努力は、
二度目には簡単に達することのできる位置となる。
つまり、限界までいけば、
その限界は通過点になる。
そんな経験をして欲しいのだが。

Monolog 95 観察に真理が宿る:ダーウィン生誕200周年

Monolog
95 観察に真理が宿る:ダーウィン生誕200周年
を発行しました。

早いもので、もう2009年も終わろうとしています。
今年最後のエッセイとして
ダーウィンを取り上げることにしました。
実は、このエッセイを書こうか、書くまいか、
かなり迷いました。
なぜなら、今年はあちこちでダーウィンが
取り上げられているに違いないからです。
でも、今回を書かないと、チャンスがないかもしれないので、
書くことにしました。
私の身近な視点で、ダーウィンについて述べていけば
いいのではないかと思いました。
それが今回のダーウィンに関するエッセイです。

2009-11-30

●早朝の活動:No. 3111 2009.11.30


並木。江別市文京台

今朝は雲が厚いが、冷え込んでいる。
いつものように自宅を出たら、
まだ暗い。

工事現場では6時から
もう仕事がはじまっている。
日が短い季節は、
朝早くはじめる現場がある。
そこでは、寒いなか重機が動き出している。
私だけが早朝に
動いているのではないことは分かっているが、
作業をしている人をみると
それを実感できる。

今日から卒業研究の個別面談にはいる。
校務の空き時間のすべてを
これに当てることになる。
そんな時期である。
12月上旬はこれにかかりきりになるのだろう。
いよいよ明日から師走である。

2009-11-29

●企業と大学の違い:No. 3110 2009.11.29


足跡。江別市文京台

今朝は冷え込んだ。
昨日からの雪が積もっています。
今までは一番積雪だろう。
でも、今日は天気がよさそうだから
昼間には溶けて行くのだろう。

今日は入試で大学に来ている。
昨日の今日の2日間行われる。
最近は入試もさまざまなものがあり、
受験生にとっては、チャンスが増えていいのだろう。
対応する教員は、そのチャンスの分だけ
準備をしなければならない。
企業でいれば、営業努力に相当するのだろう。
入学者人口が減っているのだから、
努力をするのは不可欠だろう。
しかし、大学間で過度の競争をしているのは、
大学の疲弊をしていくのではないだろうか。
本当にこれがいいのだろうかという疑問もある。
確かに、企業努力は必要だろう。
しかし、大学で本当に必要なのは、
大学の教育の質、そして
教員の質を高めるために研究環境を確保すること、
につきるのではないか。
いい教員が、いい学生を育てるのではないか。
これが通常の企業と大学の違いではないか。
そのための時間、精神的余裕が確保されないと
主客転倒するのではないかと思える。
これすらも甘えなのだろうか。

2009-11-27

●講演会:No. 3109 2009.11.27


霜。江別市文京台

今朝は冷え込んだ。
大地には白く霜が降りていた。
寒い気温の中を歩いてきた。

今朝はいつもより30分遅く起きた。
出てくると、昨日と比べて、明るさが全く違う。
起きる時間が少し違うと
見かける景色が変わる。
一日の時間の変化を驚きをもって
感じることができた。

昨日の午後、講演会があった。
有名な人がきた。
昨日は土曜日の講義なので
本来なら学生はほとんど大学にいないはずである。
私は校務もあったので、通常通りきていた。
大学のホールにいってみると満員であった。
ある学部の講義にも当てられていたせいもあった。
一般の人も入場できるようになってたせいもあった。
あまりの人数の多さに、
私は、ホールに入るのを遠慮した。
戻りかけたら、教員の方がきたので、
満員だと告げたら私とともに戻られた。
人数が少ないと演者に申し訳ないので、
来たのだということだ。
私もそういう意味もあったのでいったのだが。
学生たちが興味を持っているテーマ、
有名な人を呼べば、
多くの人数を集めることができることを示している。

●鉄学 137億年の宇宙誌:No. 3108 2009.11.27

宮本英昭ほか著「鉄学 137億年の宇宙誌」
(ISBN978-4-00-029561-1 C0344)
を読んだ。
鉄にかかわる歴史をまとめたものだ。
なかなか面白い視点である。
年代を現在から過去へとさかのぼる書き方である。
東大の博物館で展示として行われた内容である。
展示としては成立するシナリオだが、
書物としては成立しにくいものである。
なぜなら因果を逆に説明しなければならないからだ。
素直に時代順に書けば
それなりに面白い内容になったのにと思えた。

2009-11-26

●偏屈:No. 3107 2009.11.26



坂道。江別市文京台

今日は雲があるが、
東の空は雲が切れいてる。
ただし、今日はいつもり1時間ほど早く起きた。
そのままいつものように準備して自宅を出た。
大学に着くまで暗かった。
大学に着いたら、6時半であった。
早く着いたが、やることは同じである。

昨日学科の全学年の学生が集まり、
教育実習の事後報告会が開かれた。
多数の学生の熱気で部屋は暑かった。
非常にいい集会であった。
学生に聞いても、
よかったという感想が聞かれた。
教員は重要なそして熱意のいる職業である
という言い方が目立った。
確かにそのような視点で職業を捕らえるのはいいだろう。
しかし、教師だけがそのような職業だろうか。
すべての職業のそのような面があるであろう。
ただし、教師は、国を挙げての
組織的な職業訓練がなされているので
そのような色彩が強いのだろう。
少し気になったのは、
1年生から3年生までの教員を目指す学生はいいが、
それ以外の目標をもった学生は
どのように聞いただろうか。

熱意をもった人が強く発言すると、
その熱に同調していく反面、
私はどこか冷めてくるところがある。
それ以外の見方、
それ以外の人、
それ以外の意見などを
ついつい考えてしまう。
すると、そんなきれいごとでない面にも思い至る。
気持ち熱くなっても、
時間がたてば、だれもが冷めてくる。
そうなれば、同じような気分になるのだろう。
私は、年齢とともに、
その傾向が特に強くなってきたようだ。
多分私は、偏屈なのだろう。

EarthEssay 6_73 バージェス化石発見100周年

EarthEssay
6_73 バージェス化石発見100周年
を発行しました。

今年は、ダーウィン生誕200周年で祝われています。
地質学では、バージェス動物化石群の発見から100周年でもあります。
地質学で発見が取りざたされることはあまりないのですが、
ことバージェスに関しては、知っている人も多いようです。
その逸話は、調査シーズンの最後に、
夫人の乗る馬が足を滑らし石をひっくり返したところに、
ウォルコットが化石を見つけたというものでした。
実態は、どうも違っていたようです。

2009-11-25

●希薄な責任感:No. 3106 2009.11.25


夜明け前。江別市文京台

今日も快晴である。
放射冷却で朝は冷え込んだ。
いつもより15分ほど早く自宅を出た。
そのため、朝日が昇る前に大学についた。

今日の午後は、
教員実習の結果報告会がある。
参加する予定だが、
卒業論文提出のために
詰めの時期に重なっている。
私のゼミの学生も発表するのだが、
準備が間に合うか心配である。

夕方、会議がある。
校務だから専念しなければならないことである。
しかし、他のメンバーの出席率が悪いのが気になる。
私は出席したのだが、
これでこの組織は大丈夫なのだろうか
と心配になってくる。
選ばれた人の委員としての
責任感が希薄なのはどうしたのもだろうか。
組織への帰属意識、
組織への信頼感、
組織への忠誠心など、
組織として持っているべきものが
欠如しはじめいているのかもしれない。
非常に心配である。
杞憂であればいいのだが。

2009-11-24

●データ処理:No. 3105 2009.11.24


霜と落ち葉。江別市文京台

今日は快晴である。
放射冷却で朝は冷え込んだ。
歩いているときに朝日が昇りだした。
久しぶり晴れてきた。

休日は予定どおりいかず、
なかなか思ったようにいかなかった。
家内が風邪を引いた。
耳の下はれたきたので、
おたふく風邪ではないと思い、病院にいった。
おたふく風邪はいぜんやっていたので、
耳下腺炎だそうである。
おたふく風邪も耳下腺炎の一部だそうだが、
風邪によって耳下腺が炎症が起こしたようだ。
家内の風邪のせいか、長男も風邪気味になった。
そのため、予定がすべて変更になった。
まあ、そんな時もあるであろう。
おかげで、私は、自宅で、
懸案であった大量のデータの処理を行うことができた。
このデータ処理は、まだまだ終わりそうもないが、
やりはじめるとそれなりに、やる気になる。
そんなメリットがある。

●かくして冥王星は降格された:No. 3104 2009.11.24

N.D.タイソン著「かくして冥王星は降格された」
(ISBN978-4-15-209064-5 C0044)
を読んだ。
冥王星を惑星から降格されるまでの
アメリカ合衆国の騒動が書かれている。
アメリカ人は、冥王星に強い親近感をもっている。
それが騒動を大きくした。
著者は、博物館の展示を責任担当した人物である。
冥王星を惑星とせず、
カイパーベルトの一員と位置づけて
展示をおこなった。
1年後に、それがニューヨークタイムズに記事となり、
大騒動となった。
アメリカ人の冥王星好きとあいまって、
騒動の中心人物なった。
その中心人物が多数の公開されたコメント、
彼へのメール、手紙などを中心にまとめた本である。
なかなかおもしろかった。

2009-11-21

●連休の過ごし方:No. 3103 2009.11.21

今日は寒い日である。
自宅で過ごしている。

今日は家内を医者に送り迎えをして、
その後、カラオケに行く予定である。
最近長男がカラオケに行きたいというので、
息抜きに久しぶりに行く予定である。
その後は、子供たちが散髪に行く予定である。
明日は札幌に出かけなければならない。
月曜日は自宅でじっとしている予定である。
まあ、予定ばかりであるが、
そんな連休を過ごすつもりである。

●夢の守り人:No. 3102 2009.11.21

上橋菜穂子著「夢の守り人」
(ISBN978-4-10-130274-4 C0193)
を読んだ。
シリーズ3作目である。
今度は舞台が最初の王国へと移す。
重要な脇役の過去が題材になっている。
面白く読んだ。

●弧峰の蝶 西海古譚:No. 3101 2009.11.21

西山忠男著「弧峰の蝶 西海古譚」
(ISBN4-8355-7784-1 C0093)
を読んだ。
著者は地質学者である。
この本を読んだのは、
このモデルとなった人が
有名な地質学者であると聞いたからだ。
しかし、その意味はわからなかった。
そのような前提をぬいて、
この本を考えるも、
なかなか面白かった。
話が同じ峰を舞台にした、
古代から現代まで入れ子になった話である。

2009-11-20

●大詰め2:No. 3100 2009.11.20


雪と落ち葉。江別市文京台

今朝起きたら、
道路が雪で真っ白になっていた。
冬靴をだして、今日から履きだした。
真っ白な真新しくできた道を
足跡をつけながら歩いてきた。
いよいよ冬である。

いよいよ卒業研究が
大詰めになってきた。
来週から3週間、
4年生との個別指導が続く。
時間をとられることも大変だが、
学生が、どの程度、この期間に
最大限の高みを目指し、
そこに向かって努力を続けるのか。
それに対して、どれほどサポートできるのか。
私にとっては、そこが一番重要である。
学生にとっては、大学生活において、
最後で最大の努力を
注ぎ込むべきテーマで、時期である。
それをこなせるかどうか。
今後の人生を、どう生きるかの、
目安になるような気がする。

2009-11-19

●大詰め:No. 3099 2009.11.19


雪と落ち葉。江別市文京台

今朝は曇りで、寒い日であった。
昨日は激しい雪かと思えば、
晴れ間が見えるという
変わりやすい天気であった。
今日はその名残の雪が
草の上には残っていた。

いよいよ卒業研究の大詰めとなってきた。
学生たちも苦悩しているはずだ。
しかし、締め切りのあるものは、
厳守しなければならない。
それを守らなければ、
卒業できなくなるのだ。
私の卒業研究も同じように大変だった。
自分の興味あることをやっている
という気持ちがあり楽しさもあった。
しかし、今の学生はそのような気持ちに
なっていないのだろうか。
この1年間の集大成としての卒業研究になる。
もし教員になれば、
自分の専門として教科、テーマとなるものである。
自信を持てるものにして欲しいものだ。

EarthEssay 1_85 年代の意味:最古の岩石4

EarthEssay
1_85 年代の意味:最古の岩石4
を発行しました。

長くなりましたが、いよいよSm-Nd法による年代測定の話になります。
年代は、一応得られています。
しかし、重要なことは、
その年代が何を意味するかを解明することです。
その年代の意味と、他の化学成分から導かれる話が、
一致しなければなりません。
しかし、それがなかなか難しいのです。

2009-11-18

●流星:No. 3098 2009.11.18


霜と落ち葉。江別市文京台

今朝は晴れで、放射冷却で冷え込んだ。
いつもより30分ほど早い時間帯にでてきた。

明ける前の薄明るい空に
流星が流れた。
天体現象であるが、
それを幾人の人が見ていただろう。
この時間帯に、その方向の空を
見ていなければみれないものだ。
非常に少ない人にしか
見るチャンスがないであろう。
不思議な気持ちになった。

昨日間違って消してしまった大量の画像が、
何とか復活できた。
もともと1200枚以上あった画像を、
300枚程度にしたものだ。
なくなったらせっかくの学芸会の記録が
なくなっていたところだ。
復活できてほっとしている。

2009-11-17

●画像消失:No. 3097 2009.11.17


つぼみ。江別市文京台

明け方まで降っていた雨が上がって、
朝から快晴になった。
冷え込みが始まった。

大学で持ち歩いているハードディスクから
データを移動させようとしたら、
間違えて消してしまった。
学芸会の画像が全滅した。
現在復旧中であるが、
うまくいくかどうかわからない。
もしだめであったら、
カメラのデータの復元を試みるしかない。
なかなかめんどうな事態となった。
デジタルはこれが恐ろしい。

2009-11-16

●激しい雨:No. 3096 2009.11.16

今日は激しく雨が降っている。
すっかり日が短くなって、
自宅を出る頃も
やっと夜が明けてようするほどの
薄暗らさである。

自宅で仕事をすることにした。
子供たちは、昨日の学芸会の
振り替え休日で自宅にいることになる。
家内は午後から打ち合わせて出かける。
なので子供たちと、
午後は映画でも見ようかといっていた。
午前中大学にでて、
昼前に帰宅する予定であった。
しかし、激しい雨なので
自宅で仕事をすることにした。
実は自宅では子供たちが起きてくると
なかなかはかどらないのだが。

●闇の守り人:No. 3095 2009.11.16

上橋菜穂子著「闇の守り人」
(ISBN978-4-19-130273-7 C0193)
を読んだ。
シリーズの3作目である。
今回の主人公のふるさとでのストーリである。
地底の人、今は亡き恩師、恩師の親族を巡る
展開となっている。
シリーズの文庫本を一気に購入したので、
気兼ねなく読める。
若い頃のように心躍るワクワク感はないが、
面白くはある。

2009-11-15

59 三笠山:複雑さと誤謬

 9月下旬に、奈良を訪ねました。そのときに垣間見た若草山から、奈良盆地の火山に思いを馳せました。思いは、奈良時代から地質時代へと巡ります。そして、出回っている説には、いろいろ誤謬があることに気づきました。誤謬の原因は、一つには複雑な来歴に由来するものです。複雑の生む誤謬が生んだ、誤謬を見ていきます。

 春のゴールデンウィークに対して、今年の秋の長い連休をシルバーウィークというようになりました。しかし、連続するのは今年だけで、ゴールデンウィークのように毎年連休になるわけではありませんが。大連休だったので、家族で久しぶりに里帰りをすることにしました。多分どこでも人で一杯だろうし、交通料金もかかるので、一番安上がりな里帰りを選びました。これなら交通費だけですみます。滞在費、宿泊費は、実家にお世話になります。
 5日間いたのですが、そのうち1日を、奈良に出かけることにしました。子どもを2人と私の3人旅となりました。家内はぎっくり腰で、実家で寝ていました。
 私たちは、奈良の大仏を見ることをメインにしていました。そして次男は、野生の鹿を見ることも楽しみにしていました。
 北海道にいると、よく野生動物を見かけることがります。それは、完全な野生で、人間には馴れてないのが普通です。ところが、奈良の野生の鹿は、人に馴れています。子どもたちは、間近にみることのできる野生動物のものめずらしさ、力強さ、生物としての知恵など、いろいろ感じることができたようです。帰っても興奮して鹿の話をしていました。
 私は、奈良の東大寺周辺には何度かいったことがありました。最後に来たのは、学生時代だと思います。学生時代、帰省するとたびに、京都や奈良の名所旧跡をめぐるようになりました。故郷をはなれて、北海道に住むと、自然の豊かさを味わうことができますが、人間が作り上げてきた文化の歴史が浅く感じるようになります。そのような欲求を満たすためだったのでしょう。
 道筋までは覚えていることはありませんが、名所にくると、「ああ、ここには来たことがある」という思い出がよみがえりました。そんなところを回ることになりました。
 奈良の若草山というと思い出すのが、
  天の原 ふりさけ見れば 春日なる
  三笠の山に 出でし月かも
という阿倍仲麻呂の歌です。子どもたちは学校で百人一首をしているので、この歌を知っています。ここで歌われている三笠山が、東大寺の裏にある若草山のことだと、子どもたちに教えていました。若草山が、3つ重なっているように山頂が見えるため三笠山と呼ばれていたのは知っていました。ちょっと知識のあることを見せていました。ところが、調べてみると、間違っていたことがわかりました。
 若草山が、以前三笠山と呼ばれていたのは、正しかったのです。しかし、歌で詠まれている「三笠の山」は、若草山のことではなかったのです。南側にある春日大社の裏にある「御蓋山(みかさやま)」のことでした。案内書によっては、「御蓋山」の後ろにある春日山が、阿倍仲麻呂に歌われた山だといっているものがあるようですが、それは間違いです。春日山の前にある「御蓋山」が「三笠の山」だったのです。複雑です。
 この若草山ですが、本によっては昔の火山と書いてあるものがあります。でも、本当は火山本体ではありません。そもそも火山とは、火山噴火で形成された山のことですから、そのいう定義でいうと、若草山は火山になりません。
 ただ、若草山も御蓋山も、安山岩と呼ばれる溶岩からできています。その溶岩は、10数メートルほどの厚さしかなく、マグマを噴出した火山本体は、もはやは不明となっています。若草山も御蓋山も、山自体が火山ではなく、火山岩からできているにすぎません。ですから、若草山は火山ではないのです。複雑です。
 では、なぜ山になっているのでしょうか。それは、奈良盆地と東の笠置(かさぎ)山地を区切る断層(市ノ井断層と呼ばれています)があり、東側が持ち上げられたためです。
 断層によって、両側は全く違った地質となっています。断層の東側は、春日山も含めて花崗片麻岩からできています。花崗片麻岩は硬い岩石で、浸食されにくくなっています。ですから、山として残りました。一方、断層の西側は、西に傾いた地層が連なっています。もともと水平にたまった地層ですが、断層で東側が持ち上げられたたために、西に傾いてしまいました。
 地層の多くは、堆積岩や凝灰岩からできていて、その中に安山岩の溶岩があります。若草山の溶岩ももともとは水平にたまったものでした。この溶岩は、緻密で固い安山岩でした。そのために、周囲の堆積岩が長年浸食を受け、硬い溶岩の部分が若草山、御蓋山として残り、山となったのです。複雑です。
 若草山も御蓋山も、1300万年前に噴出した三笠安山岩と呼ばれる真っ黒な火山岩からできます。火山体はなくなっていますが、溶岩があるので、近くで火山活動があったことは確かです。
 奈良盆地には、昔の火山が点在しています。室生(むろう)、二上山、耳成山、畝傍(うねび)山、宝山寺、信貴(しぎ)山などは、火山です。考えてみると、点在する火山が、奈良盆地の真ん中にあるのは不思議な感じがします。なぜなら、周囲には活火山がまったくないからです。つまり火山帯ではないのです。なのに火山が点在するのです。不思議です。
 九州から、瀬戸内海を通って、奈良盆地、愛知県まで、点々とですが、断続的に同じような古い火山があります。これらを「瀬戸内火山帯」と呼んでいます。活動時代には幅がありますが、年代の分かっている火山の多くは、1600万から1100万年前にかけて活動したものです。
 瀬戸内火山帯の火山岩の多くは、安山岩マグマの活動できました。ところが、この安山岩は、少々不思議な特徴があります。一般の安山岩は、珪酸(SiO2)が多く、酸化マグネシウム(MgO)が少なくなっています。一方、瀬戸内火山帯の安山岩は、珪酸も多いのですが、その珪酸量に比べて、酸化マグネシウムがかなり多すぎるのです。まるで玄武岩のような量から、もっと多くの酸化マグネシウムを含むという特徴をもっています。
 このような安山岩を、「高マグネシアン安山岩」、あるいは「サヌカイト(sanukite)」と呼んでいます。この不思議な岩石が、讃岐(さぬき)地方でみつかったので、讃岐岩(いまではあまり使われていません)、英名をサヌカイトと呼ぶようになりました。
 瀬戸内火山帯は、かつての火山帯であったと考えられています。この火山地帯は、もともと複雑で特異なところでした。つまり、単純な成因では説明できず、複雑な成因を考えなければならないのです。
 沈み込む海洋地殻とそれに引きずり込まれた堆積物が溶けて、マグマが形成されます。そのマグマがマントルのカンラン岩と反応して、酸化マグネシウムの多いマグマができたと考えられています。しかし、この説も、まだ完全な成因解明にはいたってないようです。複雑なのです。
 若草山は、その起源も複雑、来歴も複雑、歴史も複雑です。そんな複雑さが重なり合うことによって、さまざまな誤謬が生じました。誤謬を生むほどの複雑さは、不思議さや神秘性をも生むのでしょうか。
 神秘性をも生んだ例として、奈良盆地の南に大和三山があります。畝傍山、耳成山、香久山の三山です。大和三山は、古くから歌にも詠まれてきました。
  春すぎて 夏来にけらし 白妙の
  衣ほすてふ 天の香具山
大和三山のそれぞれが、正三角形の頂点をなしています。畝傍山と耳成山は上でも述べましたが、古い火山です。しかし、香具山は、花崗岩からできています。この関係は、若草山、御蓋山、春日山の関係に似ています。偶然ですが、少々不思議な気がしました。
 昔の人がいろいろな思いを巡らした地は、人に神秘な心持を沸かせます。たんなる偶然にも、神秘性を感じてしまいます。

・カンカン石・
サヌカイトは、黒く緻密なので、
たたくとカンカンといい音がします。
香川県では、土産物として売られています。
このような石を、通称、カンカン石と呼んでいます。
香川県だけのものとされている表記もあるのですが、
上で述べたように同じような性質の岩石は
結構広く分布しています。
いずれも岩石としては、同じような性質をもっているはずです。
ですから、たたけばいい音がすると思います。
ただし、私は試したことがありませんが。

・改名・
三笠山に因んで天皇家である三笠宮ができました。
そのとき、同じ名前では恐れ多いとして
三笠山を若草山に改称したそうです。
山名に因んでいるわけですから
本当はありがたいことと喜びべきことで、
山名を残すべきだと思います。
今思うと少々奇異な感じがします。
1935年に山名が改名されたのですが、
時代は戦前の天皇制のころですから、
仕方のないことなのでしょうかね。

・巡る季節・
今回の里帰りでは
いくつかの親戚のお墓参りをすることにもしていました。
子どもたちは、従兄弟たちと久しぶりに会うので、
顔も知らない同士のような、緊張をしていました。
しかし、しばらく遊んでいると、
わいわいと騒がしく遊んでいました。
そんな賑わいとともに、
残暑の暑さの奈良を思い出しながら、
このエッセイを書きました。
ところが、今は11月。
北海道は初冬です。
つい最近のつもりだったのですが、
もう季節が2つも過ぎたのですね。

GeoEssay 59 三笠山:複雑さと誤謬

GeoEssay
59 三笠山:複雑さと誤謬
を発行しました。

9月下旬に、奈良を訪ねました。
そのときに垣間見た若草山から、
奈良盆地の火山に思いを馳せました。
思いは、奈良時代から地質時代へと巡ります。
そして、出回っている説には、
いろいろ誤謬があることに気づきました。
誤謬の原因は、一つには複雑な来歴に由来するものです。
複雑の生む誤謬が生んだ、誤謬を見ていきます。

2009-11-13

●学芸会:No. 3094 2009.11.13


つぼみ。江別市文京台

今朝は薄曇である。
小雪がちらついてた。
冷え込んだ朝だ。

昨日は余市まで出張した。
教育実習の研究授業への出席である。
いい経験をしている。
そしていい授業をしている。
何といっても子どもたちが
授業にのめりこみ、楽しんでいる。
そして以前なかったような
振る舞いができるようになってきた。
これは、すばらしい成果であり、
重要な経験である。
対応されている教員が
非常に大切に指導されているからだろう。

今週末は小学校の学芸会である。
延期されたせいで
残念ながら母を呼ぶことができないかったが、
やっと学芸会である。
長男にとって最後の学芸会となる。
6年間長かったのだが、
思い返すとあっという間の気がする。
まあ、まだ次男が3年間残っているので、
楽しみが残っているとともに
気も抜けないが。

●レッドゾーン:No. 3093 2009.11.13

真山仁著「レッドゾーン」
(上:ISBN978-4-06-215433-8 C0093
下:ISBN978-4-06-215434-5 C0093)
を読んだ。
中国の国家ファンドが
日本の巨大な自動車産業を買収するという
ストーリである。
なかなか面白い。
このシリーズはまだ続くようだ。
ただし、いくつかの話が並行するのだが、
そのうちの重要な話が中途半端に終わっている。
月刊誌で続けているから
そのようなことが起こるのか。
よく分からないが残念である。
それと最初の話の落ちが
もう少し納得がいくような形であれば
などなどいろいろ不満が残るが、
全体としては、面白いものである。

2009-11-11

●明日は出張:No. 3092 2009.11.11


雪。江別市文京台

朝起きたら、道路が濡れていたので、
雨のつもりで、傘を差して自宅を出たら、
草むらに雪が積もっていた。
雪である。
よく見ると雨では雪からミゾレであった。
雪はもう何度か降っていたが、
はじめて、雪の中を歩いてきた。
ここ数日寒くなってきたので、
冬用のジャンバーにした。
いよいよ冬だ。

明日は出かけるので、休講になる。
授業を休むのは気が引ける。
たとえ校務であっても、
多くの学生に迷惑をかける。
それ以上に、授業をしなければならない
というプレッシャーがある。
それは、学生からというより、
大学や文科省の暗黙のプレッシャーが
背景にあるからだろうか。
講義を全うするというのは、
教員として大切なことだが、
そこに自発性がないことが気になるところである。
良心の問題として、考えればいいのだが。
まあ、明日は出張である。

2009-11-10

●いい先生:No. 3091 2009.11.10


落ち葉。江別市文京台

小雨が降る雨の中を歩いてきた。
昨日は、それほど寒くなかったが、
今日は湿度が高く、風があったため
体感温度が低くなっている。

木曜日に教育実習生の
研究授業にでかける。
後期はその一人だけである。
講義を休講にして出かけることになる。
4年生だが、教員採用試験の結果が
でたあとでの教育実習である。
モチベーションをたかめるのが大変であるが、
人生を過ごすには重要な試練と考えるべきだ。
頭を切り替える必要がある。
現状では、教師採用試験で
現役合格はなかなか難しい。
何年か非常勤や臨時任用の教員をしながら、
教員の道を目指す人が多い。
うちの学科の学生の多くはそうなっている。
そんな心持で望むことが必要なのだろう。
皆、夢の途上である。
そして教員採用に受かった学生も、
夢の途上である。
彼らの本当の夢とは、
単に教員採用試験に受けて先生になることではなく、
いい先生、自分の理想の先生になるはずだから。

2009-11-09

●クリーニング:No. 3090 2009.11.09


霧のハルニレ。江別市文京台

明け方まで雨が降っていた。
朝、自宅を出るころにも
霧がかかっていた。
暖かい日である。

今日はカメラのCCDを
クリーニングしてもたうために
札幌駅前のCANONのサービスセンターにいく。
その場でできないために、
再度札幌に出なければならない。
そして休日がやっていないので、
平日にいかなくてはならない。
なかなか面倒な精度だ。
大名商売のような気がする。

疲れがだいぶ抜けたが、
昨日午後あたりから偏頭痛が時々する。
風邪の症状だとうか。
しかし、体調自体はそれほど悪くない。
今日は札幌にでるので、
はやめに帰って体調を整えよう。

2009-11-08

●のんびりとした休日:No. 3089 2009.11.08

夜中に雨が降ったようだ。
道路がぬれている。
しかし、明け方には雨が上がり、
太陽が青空に昇ってきた。
昨夜から今日にかけて暖かい。
冬用の布団が暑いくらいであった。

昨日は午前中、子供たちがいないので、
落ち着いて仕事ができた。
今日は、買い物に付き合う予定だ。
長男の冬靴を買わなくてはならないそうだ。
もしかするとその前後に
プールに出かけるかもしれない。
私は散発と撮影に出かけたいのだが、
子供たちの希望と、私の体調と気分しだいだが。
まあのんびりとした休日というべきか。

2009-11-07

●分散:No. 3088 2009.11.07


モミジ。江別市文京台

昨日に続き、今日も快晴である。
今日は一日自宅にいることにする。
子供たちは、小学校の行事で、学校にいっている。
家内も同行している。
私は、一人で留守番である。

B-moboleでインターネットを自宅で接続して試した。
やはり遅い。
だから、画像の多いところや、
複雑な仕掛けをしているところは
実用上使えない。
これは、少々考え物である。
4月から1年の四国での研究条件としては、
インターネットは不可欠である。
しかし、早い環境が必要かどうかは、
よく考えなければならない。
なによりも雑音のない環境が一番重要である。
それを重視して選択したい。
だから、執務室を目的に応じて
使い分けなければならないかもしれない。
執務室が分散すると
少々面倒になるかもしれないが
仕方がないことかもしれない。
まだまだ検討中である。

●精霊の守り人:No. 3087 2009.11.07

上橋菜穂子著「精霊の守り人」
(ISBN978-4-10-130272-0 C0193)
を読んだ。
ファンタジー小説である。
久しぶりにこのような小説を読む気がする。
ファンタジーはそのかもし出す世界に
自分がなじめるかどうかが
一番の焦点となる。
そこに魅力を感じれば、
それは自分好みのものとなる。
これは、なかなか面白い。
そして次も読んでみたいと思っている。
しかし、ぐいぐい引き込まれるまでには
いたっていない。
読み続ければ入り込めるかもしれない。

2009-11-06

●検討中:No. 3086 2009.11.06


モミジ。江別市文京台

今日は、快晴である。
放射冷却で冷え込みが強い。
霜がおりて、草むらが白くなっている。
そろそろ秋も終わりだろうか。

今週は月曜日を休み火曜日が祝日だったので、
3日しか大学にでていないことになる。
しかし、疲れが大きい。
母を連れて出歩いたためだろうか。
それとも運動不足だろうか。
単に年齢のせいだろうか。
まあ、風邪もはやっていることだから
週末は体を休めよう。

来年の四国での1年間の滞在する。
その準備を少しずつしている。
現在の研究では、
インターネット接続が不可欠なのだが、
予定の博物館は電話線がなく、
一番近くの役場の施設はISDNしかない。
そこでケーブルテレビでインターネットができる
隣の町の施設があるのでそこを予定していた。
車で30分ほどの通勤となる。
博物館からの遠さが難点であった。
しかし、調べたところ、
PHSの通信網を使った仕組みがあることを知った。
B-mobileというものである。
近い役場でもB-mobileが利用できる。
そのスピードは128Kbpsである。
いつも使っているのは光通信なので100Mbpsである。
1000倍近い差がある。
さらに現在使っているパソコンで設定できるかどうか、
実用上のスピードがどうかを確かめたいと考えていた。
そこで、今後使うかもしれないので、
B-mobileを購入してみた。
設定は手間取ったができて、
現在の大学で使っている2つのパソコンで
使えることが実証できた。
だた、遅い。
画像を多用するようなページ、
大きなデータ、多くのデータの転送には適さない。
そこで滞在場所に迷いが出た。
まあ、選択肢があるのはいいのかもしれない。
現在検討中である。

2009-11-05

test

デスクトップでの接続実験です。
うまく繋がりました。
しかし、遅く感じます。

test

携帯からの通人を実験しています。
スピードはそれほど速くありません。

●特別な時間:No. 3085 2009.11.05


イチョウ。江別市文京台

今日は、曇りで小雨がパラツク天気である。
寒さも先日より少し和らぎ、
過ごしやすい天気となった。

母が昨日帰ったが、
空港から長時間かかって帰ったようだ。
聞くと、空港で1時間待たされ、
途中で乗り継ぎでさらに時間がかかったようだ。
2時過ぎに関西空港についたのだが、
自宅に帰りついたのが、6時過ぎだ。
老体なのに、なかなか大変な思いをさせた。
でも、空港の出口から
自宅の裏口までタクシーで届けてくれるので、
なかなか便利な仕組みなのだ。
しかし、これほど時間がかかると、大変だ。
自分で電車を使って帰れば、
もっと早く帰っていけるのにと思うが、
高齢のため、なかなか大変だ。

週末から連休にかけて母を連れて
あちこち出かけていたので、少々疲れた。
もちろん母は私以上に疲れていただろうが、
たまにしかあえないので、
濃密な時間を過ごしたいがために、
いろいろ詰め込んでしまう。
まあ特別な時間だから、しょうがない。
疲れを癒しながら、
離れ離れの家族の時間を
思い出しながら味わおうか。

ハゲタカ II

●ハゲタカ II:No. 3084 2009.11.05

真山仁著「ハゲタカ II」
(上:ISBN978-4-06-275687-7 C0193
下:ISBN978-4-06-275689-1 C0193)
を読んだ。
企業買収の外資ファンドのハゲタカが
主人公の小説である。
前作の後の話である。
外資ファンドでありながら、
日本のサムライ魂をもった外国人、
外資の日本人が出てくる。
それに対するは買収される日本の老舗が
日本の心を忘れてしまっている。
そんな倒錯しら世界が描かれている。
なかなか面白い話であった。

EarthEssay 1_83 困難を克服して:最古の岩石2

EarthEssay
1_83 困難を克服して:最古の岩石2
を発行しました。

地球最古の岩石の発見を紹介しているのですが、
今回は、測定に必要な条件について見ていきます。
その条件をクリアしたものだけが、
年代測定できるわけです。
でも、その条件をクリアするのが、
実はなかなか大変なのですが。

2009-11-04

●ままならないもの:No. 3083 2009.11.04


日和山と大湯沼。登別市

今日は、曇りの寒い日である。
飛び石連休は雪であった。
幸い、夜に降った雪は、
日が昇るとともに、とけていった。
遠出をするために、
日曜日に急遽、冬タイヤに交換した。
そのため、雪への心配はなくなった。

母が今日帰る。
一週間ほど滞在したが、
学芸会を見ることなく、
帰ることになったが、
温泉に何度も連れていった。
足の痛みは少しはよくなっただろうか。
帰る時となると、
もっと親孝行をしておけば
よかったと思ってしまう。
離れて暮らす家族の宿命か。
同居していれば嫌なことも多いだろうが、
離れて暮らすと
喪失感、欠如感がたまらない。
ままならないものだ。
健康と長生きを願うしかない。

2009-11-01

Monolog 94 帰化生物:タイムスケールの違い

Monolog
94 帰化生物:タイムスケールの違い
を発行しました。

タイムスケールが変わると、見え方も違ってきます。
タイムスケールは非常に重要な視点です。
その視点を、科学者すら忘れてしまいます。
ついつい自分の分野の固有の時間で、
自然を見て、判断し、結論を出してしまいます。
その結論が、その分野だけに閉じているなら問題はありません。
しかし、その結論が社会問題へ関与するとなると、
科学的な判断として重要性を持つことになります。
そんな例を紹介しながら、
タイムスケールの多様さを考えていきましょう。

2009-10-31

●どこに行こうか:No. 3082 2009.10.31


セピア。江別市文京台

今日は、曇りである。
昨日あたりから、
だいぶ寒くなってきた。
特に今日は寒く感じる。
天気予報によれば、
あちこちで雪が
降るかもしれないということだ。

今朝は、9時か10時くらいまで、
大学の研究室に出ようかと
考えていたがやめた。
母がきているので、
どこかにいこうと考えている。
天気があまりよくなく寒いので、
近所で母を連れて行けるところが思いつけない。
午後は、子供たちがカルタ大会にでかけ
そのあと温泉にいこうと考えている。
午前中、次男と一緒にいけるところに行きたい。
どこにしようか。

●節約の王道:No. 3081 2009.10.31

林望著「節約の王道」
(ISBN978-4-532-26057-6 C1236)
を読んだ。
林氏の節約の方法を書いているわけだが、
実は生き方である。
自分の身の丈にあった生き方、
自分のしたいことをすべきことを
はっきりとわきまえて、
それを貫くことが大切であることを伝えている。
私にはできないことでが多いが、
生きる方法としては学ぶべきことあった。

2009-10-30

●予定変更:No. 3080 2009.10.30


イチョウ。江別市文京台

夜半まで降った雨があがって、
自宅を出るころには、
雨が上がり、晴れ間が出だした。
温かい朝である。

母が昨日から我が家に来た。
今日は自宅にいて、
夕方、子どもたちがいっている
スイミングの日なので、
プールに家内と一緒に見学に行く。
明日は、子どもたちがカルタ大会にでるから、
その見学に行く予定だ。
例年なら身近なところで
すますつもりがだが、
明後日は、温泉に行く予定だ。
もともと学芸会の振り替え休日の
予定の日だった。
小学校が休みなので、私も大学を休んで
母を連れて家族で出かける予定をしていた。
ただし、学芸会が延期になったので、
どうしようか迷ったが、出かけることにした。
今まで、母が来ても、
いつも地元の温泉なので済ましていたが、
今回は久しぶりに観光地の温泉である
登別に出かけることにしていたので、
母も楽しみにしてた。
学芸会も温泉もすべてキャンセルになると、
何のために我が家にきたのか分からなくなる。
だから、子どもたちも学校を休ませて、
出かけることにした。
まあ、行事の予定が変更になると
いろいろ悩ましいことだ。

2009-10-29

●ハゲタカ:No. 3079 2009.10.29

真山仁著「ハゲタカ
上:ISBN4-06-275352-9 C0193
下:ISBN4-06-275353-7 C0193」
を読んだ。
外資系のファンドが企業買収をしたり、
企業再生をしたりする物語である。
名門ホテルのオーナー、
銀行の担当者など複雑な関係者があらわれて、
さまざまな展開があるものがたりである。
テレビドラマにもなったもので
なかなか面白い小説であった。
続編もあるので、読んでみたい。

●母の来札:No. 3078 2009.10.29


イチョウ。江別市文京台

今日は曇りで、
風が強く吹いていた。
気温はそれほどではないが、
体感温度が低い。

昨日が寝不足だったので、
今日はぐっすりと寝た。
起きたらやはりいつもより1時間寝過ごした。
私が起きるころに、次男がおきだした。
いつもより一台はやいバスで学校にいくという。
最近、学芸会の準備と称して、
早いバスで行く。
しかし、早く着いた時間の半分以上は
学校で遊んでいるようである。
まあ、それも子どもにとっては、
楽しいことなのだろう。

今日から母がくる。
当初、小学校の学芸会がある予定だったので、
この日程にした。
しかし、新型インフルエンザの影響で、
2週間延期となった。
購入したのは、安いチケットなので、
日程を変更することができない。
だから、当初の予定通りに、
今日から母が来る。
可能な限り母と接する時間を取っていこう。

2009-10-28

● 厭ってはいけない:No. 3077 2009.10.28


紅葉。江別市文京台

明け方近くまで降っていた雨は、
自宅を出るころには上がってた。
暖かい朝である。

いつもより1時間ほど遅い時間であった。
夜中に目が覚めて寝付けなく本を読んでいた。
そして明け方再び眠りについた。
するといつもより1時間ほど寝過ごした。
そのため、朝日がさしている中を
歩いてくることになった。
時間帯が違うと景色や人の流れが変わる。
面白いものだ。

今、地質年代区分について考えている。
新しい情報を探りながら、
その真意を見たいと考えている。
これは自然科学ではなく、
科学する人の営みを探るということになる。
でも、その素材は自然である。
こんなことしていると、
少々不思議な気がする。
自然のことを科学すること好きなはずなのに、
多くの科学者がやっていることは
その科学するための仕組みを維持すること、
運営すること、整備することなど
科学の環境づくりに多くの精力を使っている気がする。
それも必要なことなのだろうけれど、
何のために科学をしているのかという
初心を忘れてははいけないのだろう。
私は、そのような科学するための
環境づくりからは一歩ひいて過ごしている。
しかし、やっていることはより人間よりの科学になっている。
自然を素材にしているが、
その素材を用いた教育、哲学は、
人間の科学である。
そんなところに私は向かって歩いているのだ。
しかし、自然を忘れてはいけない。
そのために、自然の中に出ることを
厭ってはいけないのだ。

2009-10-27

●出前授業:No. 3076 2009.10.27


紅葉。江別市文京台

今朝は雨である。
昨日から時々降っていた雨が、
今朝も続いている。
寒さはそれほどではないが、
ストーブが欲しい季節となった。

昨日は小学校で出前授業をした。
なかなか時間配分が
よく分からず、苦労した。
一時間目は内容が多いので、
いそいでやったら早く終わってしまった。
幸い、最後に質問もいくつかあったので、
時間通りに終わることができた。
2時間目は、時間が
足りそうでなかったのだが、
なんとか終わることができた。
終了後も質問がでたり、
夕方父兄から授業を受けた子どもが
授業中に使った石を上げたのを
自宅で大喜びで飾っていた
というのを聞いて
報われた気がした。
なかなか小学生の授業を
時間内でやるのは難しい。
教えるには対象や場における
それなりの訓練が
必要だということがわかった。
私にとっては、いい経験となった。

2009-10-25

●時計台:No. 3075 2009.10.25


時計台。札幌市

今朝は晴れである。
ただ東の空に雲がかかっているので、
陽は上っていない。
その雲が切れれば晴れそうだ。
放射冷却で朝は、冷え込んでいる。

昨日は札幌に出かけた。
朝と昼過ぎに用事があったが、
その間、時間があった。
ただし、次男の子守をかねていた。
午前中は書店で買い物をして、
午後は、次男がマンガを買いたいというので、
古本屋に行き、
まだ時間があったので、時計台にいった。
私は何度も前を通ったことがあるのだが、
入った記憶がない。
次男は以前に、家内と来ているのだが、
記憶にないようだ。
時計台は有名な観光名所でありながら、
ビルの谷間に埋もれている。
なんとなく時代の流れを感じさせ、
侘しさもある。
中に入ると、一気に明治初頭に思いは巡る。
そして開拓者たちのたくましさ息吹が感じる。
なかなか面白かった。

●今ここにいるぼくらは:No. 3074 2009.10.25

川端裕人著「今ここにいるぼくらは」
(ISBN978-4-08-746435-1 C0193)
を読んだ。
少年の成長を描いた短編連作だ。
時代順がばらばらになっている。
自分がここにいる理由を悟っていくというストーリーだ。
その間に少年がさまざまな友人と
いろいろな経験をしていく。
さわやかであるが、
なぜか今までの川端氏の爽快感はない。

●金のゆりかご:No. 3073 2009.10.25

北川歩実著「金のゆりかご」
(ISBN978-4-08-747381-0 C0193)
を読んだ。
天才を養成する教育法を巡って、
ミステリーが進む。
主人公はもと天才少年ともてはやされたが
普通の大人になった男。
彼が、何人かの天才少年に渦巻く事件を追いながら、
実は別の天才少年が事件を解決しながら、
どんでん返しが繰り返す。
どんでん返しが続きすぎ、
必然性に少々無理が生じてきている気がする。

2009-10-23

●初霜:No. 3072 2009.10.23


紅葉。江別市文京台

今朝は晴れであった。
放射冷却で冷え込んだ。
久しぶりに寒さを感じる朝となった。
きりりとした寒さだ。

手稲より奥の山のいくつかが
冠雪しているが見えた。
通勤路の草むらに霜がおりていた。
私が、今年、はじめてみる霜だ。

来週の月曜日は、
小学校で2時間の授業をする。
1ヶ月前にやる予定のものだ。
インフルエンザによる学級閉鎖で、
延び延びになったためだ。
今日準備をしなおして、
月曜日に望むことになる。
だいぶ忘れてしまっているところがあるが、
まあ、なんとなるだろう。

2009-10-22

●いい経験:No. 3071 2009.10.22


ナナカマド。江別市文京台

今朝は曇りである。
昨日あたりから冷え込みだした。
まだ、氷点下になるほどの冷え込みではない。
自宅ではストーブを炊いていた。
大学も暖房がはいっている。
秋も深まってきた。
そろそろ初雪が近いのかもしれない。

今週末は、長男に関する用事があり、
札幌に出ることになる。
土曜日だけだが、
週末、用事があってでかけるとなると
気分的に忙しさを感じてしまう。
まあ、やるべきことを嫌っては仕方がない。
楽しまないまでも、
いい経験だと思えばいい。

2009-10-21

●秋の深まり:No. 3070 2009.10.21


虹。江別市文京台

今朝は雨である。
昨日から降ったりやんだりしている。
寒さはそれほどではない。
暖かい日が続く。

秋が深まっている。
一気に紅葉がすすみ、
落ち葉がたくさん落ち始めている。
実習で落ち葉を使うので、
あまり落ちすぎると、
拾うときに困る。
その実習は再来週に落ち葉を拾いをする。
それが少々心配である。
でも、秋の深まりを感じつつある。

2009-10-20

●学芸会延期:No. 3069 2009.10.20


紅葉。江別市文京台

今朝は曇ったり晴れたりの
いつものように複雑な天気である。
やはり寒さはそれほどではない。

昨日夕方インフルエンザの予防接種をした。
弱い風邪に似た症状がでているが、
それほど不調ではない。
新型インフルエンザが小学校ではやっている。
2年生と5年生が学級閉鎖になった。
そのため、学芸会が2週間延期になった。
実は、母を学芸会に合わせて呼んでいた。
振替休日を利用して旅館も押さえていた。
それも無駄になる。
航空券を手配して、すでに郵送していた。
いまさらチケットを変更することはできない。
学芸会は延期だが、
チケットを無駄にしたくないので、
呼ぶことにした。
再度呼ぶことができるかどうかは、
まだ考えていない。
もしかするとさらに延期も起こりうるからだ。
悩ましい状態である。

2009-10-19

●予防接種:No. 3068 2009.10.18


紅葉。江別市文京台

今朝は曇りである。
ここしばらく、暖かい日が続く。
今日も生暖かい気温だ。

我が家のストーブは
温度を設定していて、
一定以下の温度になると
ストーブがつくようにしている。
昨日は夜もストーブがつくことがなかった。
昼間は、じっとしていると
上着を着ていてもいいのだが、
少しでも動くと熱くなってきた。
体調のせいかと思ったが、
どうも気温が高かったようだ。

今日はインフルエンザの予防接種を
いつもいっている病院で
予約している日である。
家内も一緒に予約しているが、
小学校の用事があるので、
別々に受けることになっている。
子どもたちは来週受ける予定である。
息子たちの通っている
小学校では、新型インフルエンザがはやっている。
子どもたちもいつかかるか気になる。
かかるのはいいのだが、
かかって欲しくない時期がある。
たとえば来月早々に学芸会がある。
そのときに学級閉鎖があると、
学芸会ができなくなる。
そのような時期が嫌な時期だ。
そのため学芸会を延期している
学校があるという話を聞いた。
でも病気ばかりは、
こちらの都合でかかる時期を調節できない。

2009-10-17

●言葉の威力:No. 3067 2009.10.17


紅葉。江別市文京台

今朝も曇りである。
よる目が覚めて本を少し読んだ。
そのためであろうが、
朝1時間ほど寝過ごした。
すごく寝た気がした。
疲れがたまっていたせいだろうか。
すっきりした気がする。

今日は大学で校務のために、でてきた。
途中、工事現場を通るのだが、
いつも合う警備の人とは、挨拶をする。
今日は、警備の人が紅葉の写真をとっていた。
そのすぐそばで、
私もいつもの定点にしているところで、撮影した。
彼は、いつもここで撮影するのですか、
ということから言葉を交わした。
ほんの短い会話だが、
より親しさが沸いていくる。
言葉の威力を感じる一瞬であった。

2009-10-16

●誠意の必要な仕事:No. 3066 2009.10.16


落ち葉。江別市文京台

今朝もいつものように晴れている。
ただ、雲が漂っているため、
時々曇りになる。
曇ると肌寒さが訪れる。
ここ数日、朝晴れるのだが、
時々雲がかかり、時には雨雲で雨となる。
変わりやすい天気である。

明日が大学の仕事で
どう曜日だが、大学に出ることになる。
仕事は午後からだが、
いつものように朝から出るつもりである。
校務は、しなければならないことであるが、
義務としてするのでいけないこともある。
好きでやることではないが、
誠意を持って
対処しなければならないこともある。
そのような類の仕事もある。
今回もそのような仕事である。

●哲学的な何か、あと数学とか:No. 3065 2009.10.16

飲茶著「哲学的な何か、あと数学とか」
(ISBN978-4-576-08176-2 C0095)
を読んだ。
フェルマーの定義を解くまでの話である。
以前、何冊かで読んだ内容である。
短くてあっさり読めるので分かりやすい。
しかし、もう少ししっかり書いて欲しい気がする。
少々不足感がある。
でも、このような軽い読み物がいいのかもしれない。

2009-10-15

58 青島:めまいのする時の流れ

 青島は、古くから名勝として宮崎でも有数の観光地です。今でもそれは変わらず、多くの観光客が訪れています。私も宮崎に行ったとき、青島にいきました。もちろん観光ではなく、地質を見るためです。そこでは流れる時間のスピードの違いをみることができました。

 9月に宮崎県を調査で1週間ほどかけて回りました。そして最終目的地は、青島でした。青島では、島の周囲の海岸に分布する地層をじっくりと観察することでした。1週間の調査期間中、天気に恵まれ、ほぼ予定通りに調査をすることができました。青島の海岸の調査では、最後に1日あてていたのですが、午前中は満潮なので、朝と干潮時にあたる午後に島を2週して観察をしました。一日、天気がよったために、午前中別のところで海岸線を結構歩いたためでしょうか、午後には暑さでへとへとになりました。
 青島より南の海岸線沿いには、青島でみられるのと似たような洗濯板状になった地層がでています。その中でも特に青島は、洗濯板状の地層が広がっていることで有名です。そのような、洗濯板を各地で見ながら青島にたどり着きました。
 青島は、亜熱帯性植物群落が国指定の特別天然記念物に、さらに周囲の地層は「隆起海床と奇型波蝕痕」として国指定の天然記念物となっています。地層の「隆起海床と奇型波蝕痕」という文言は少々古めかしい感じがします。それもそのはずです。昭和9年に天然記念物に指定されていますので、その時代の地質の用法だったのでしょうか。
 現代風のいい方をすると、「差別浸食海蝕台の隆起海岸」とでもなるでしょうか。その意味は、砂岩泥岩の繰り返し(互層といいます)が、海岸線沿いにでていたものが、波の浸食を受けて、平らな海蝕台になっていきます。海蝕台は全体としては平らなのですが、硬い砂岩部は浸食されにくくて残り、軟らかい泥岩部が選択的に浸食されていきます。このような浸食の程度の違いを差別浸食といいます。それが洗濯板のような景観をつくっていきました。その後、海岸一帯が隆起したため現在のような、満潮時でも岩がのぞき、干潮時には島の周囲を取り囲むように洗濯板がでるようになりました。
 このような景観を表す言葉を説明するだけで、青島の起源を示すことができます。ただし、他にはいろいろな地質学的背景があります。
 青島の洗濯板を構成している地層は、宮崎層群と呼ばれるものです。形成された時代は、900万年前から150万年前ころです。宮崎県の海岸沿いに広く分布する地層で、宮崎平野を構成している地層です。この地層のさらに下は、有名な四万十層群があります。
 四万十層群より新しい地層で、宮崎層群と似たようなでき方をしたものは、静岡の掛川層群、高知の唐浜層群、沖縄本島の島尻層群など、日本列島の太平洋側に広く見られます。
 宮崎層群は、全体として似たような構造をもっていて、西から東に向かって、古い時代から新しい時代になっています。下から上に向かって地層を構成する堆積岩の粒子が、粗いものから細かいもの、細粒から粗粒、そして細粒、粗粒へと変化します。このような岩石の粒子の変化や構造の変化から、海進が2度渡って起こっていることが読み取られています。
 宮崎層群の分布地域を見ると、北部と中部、南部で堆積環境が変化していることが分かっています。北部の堆積環境を妻相、中部を宮崎相、南部を青島相とよび、それぞれいくつかの地層群(層や部層に細分されています)からなっています。
 青島相全体としては、2000メートル以上に達する地層からできています。青島相の中で青島は、最上部の地層(戸崎鼻部層と呼ばれています)からできています。つまり、一番最後にたまった地層からできています。戸崎鼻部層の上部は海の中になるので、調査できず詳細は不明です。また、時代もまだ正確に決まっていませんが、下にある内海の環境でたまった内海部層の最上部は600万年前という年代がわかっています。それより新しい時代となります。
 青島の出ている戸崎鼻部層は、比較的規則正しい、砂岩と泥岩の繰り返しの互層からできています。そして、断層によってその互層が乱されています。砂岩には、亀甲状や、幾何学的な割れ目がいろいろあったり、団塊(ノジュールと呼ばれる)がたくさんあるところもあります。同じような互層の繰り返しにみえますが、よく見るとそれぞれ個性があります。
 青島の洗濯板は、干潮になると広く地層が見え、満潮時には、浸食に強い砂岩の一部が見えているだけです。訪れる時間が違うと、広さや景観に大きな違いがあり、なかなか見ごたえがあります。
 また、青島の緑も、小さな島にもかかわらずうっそうして深いものです。私は、暑い日の息抜きの日影として重宝しました。そのようなうっそうとした植物を掻き分けるように、青島神社が立てられています。確かに、こんもりとした緑の丘とその周囲を囲む洗濯板のような地層群は、不思議な景観をもっていますので名勝とあるのもうなづけます。
 そして、もう一つおもしろものがありました。それは、青島と洗濯板の地層の間には小さいながら砂浜が取り巻いています。その砂が貝殻だけからできているところがいくつもありました。貝殻砂(shell sand)と呼ばれているものです。周りは地層ですので、本来であれば、堆積岩が砕かれた砂からできているはずなのですが、貝殻ばかりからできているところがあちこちにあるのです。青島は、貝殻だけが集まる仕組みがどうも働いているようです。自然の妙です。
 調査の折に、貝殻砂を見つけたとき、そのだけの量がたまるのに、どれほどの時間が流れたのかと思ってしまいました。暑い日差しの中を歩いているせいでしょうか、めまいを感じてしまうような時間の流れを感じました。しかし、貝殻よりももっとないが時間の流れが、周りにはあります。地層の堆積という地質現象は、繰り返しながらも、時間とともに変化があります。固結、浸食、隆起などの地質過程を経て、最終的に、大きな変化として現在に至りました。、そして貝殻の砂も植生も、まして神社も、地質に流れてい時間と比べれ、あっという間の出来事かもしれません。

・めまい・
調査最後の日程で疲れがたまっているためしょうか。
それとも、単に暑さにばてていただけでしょう。
午後の調査で青島の周囲を歩いているとき、
めまいを感じるような思い抱いていました。
それと地層や砂に思い馳せているせいでしょうか。
時間の流れにめまいがしたように感じました。
単に年齢による老化、
あるいは、運動不足による疲労なのかもしれませんが。

・秋・
北海道は短い秋の真っ最中です。
朝夕の時間帯にはストーブをつけるようになりました。
通勤途中に見えている手稲の山並みでは、
何度か冠雪をしているのをみました。
初雪前に飛ぶ雪虫(アブラムシの仲間)も
天気のいい日には見られます。
そんな秋真っ盛りの北海道ですが、
行く秋を惜しみながら、
秋を満喫しています。

●個人主義的手法:No. 3064 2009.10.15


虫食い。江別市文京台

今日も晴れである。
風もあまりなく、暖かい日である。

今日は、昨日の実習の作品を図工室で
乾燥させていた。
それを清掃の邪魔になるので、
朝一番に片付けにいった。
清掃の人にあったので、
部屋の清掃を頼んでおいた。
この実習は以前はグループでやっていた。
しかし、今回は、一人ひとりが
作品をつくることにした。
作品を自分の判断で仕上げるのは、
効率がいいようだ。
そして、独創性のある作品がいろいろでてきた。
初めての試みが行われていた。
欠席した人の対処も考えていたが、
それもうまくいった。
個人主義的手法がうまく行くときもあるのだ。

GeoEssay 58 青島:めまいのする時の流れ

GeoEssay
58 青島:めまいのする時の流れ
を発行しました。

青島は、古くから名勝として宮崎でも有数の観光地です。
今でもそれは変わらず、
多くの観光客が訪れています。
私も宮崎に行ったとき、
青島にいきました。
もちろん観光ではなく、
地質を見るためです。
そこでは流れる時間のスピードの違いを
みることができました。

EarthEssay 4_91 上村:宮崎2

EarthEssay
4_91 上村:宮崎2
を発行しました。

宮崎県高千穂の近くに、
天の岩戸の伝説で有名な、
天岩戸神社があります。
天岩戸があり案内とともに見学できるようですが、
訪れませんでした。
なぜなら別に行きたいところがあったからです。
それは、上村というところで、
観光地でも名所ともなっていところでした。

2009-10-14

●甘え:No. 3063 2009.10.14


落ち葉。江別市文京台

今日も晴れである。
ただ、厚い雲が漂っている。
雲が通り過ぎると
寒さが漂う日々になってきた。

今日は特に日々の仕事に追われている。
これが日常でもあるのだが、
その仕事がしたいことであればいいのだが、
しなければならないことであるとつらくなる。
したい仕事であっても、
定常的続けるためには、
しなければならない仕事となる。
そなると、したい仕事なのに、つらくなる。
したい仕事なのに、
仕事をスタートするときや
よく起こるのだが困難さに出会うと、
仕事がつらくなってくる。
しかし、したい仕事を成し遂げるためには、
どうしても乗り越えなければならないので、
しなければならない仕事になる。
継続や困難さを、
仕事においてつらさを生み出す。
それをつらいというのは、
甘えというべきなのだろうか。

2009-10-13

●脅迫概念:No. 3062 2009.10.13


実。江別市文京台

昨日まで晴れたり曇ったりという
はっきりとしない天気であったが
今日は快晴である。
秋晴れのいい天気である。
冷え込みもそれほどでもない。
なかなか快適な日である。

なぜだろう。
仕事から離れているときは
やる気が満ちているのであるが
いつも空回りをしている気がする。
夜寝るときや、朝起きたときは、
あれもしたい、これもしたいという気がする。
しかし、朝職場でやることを考え出すと、
あれをやらなければ、これもやらなければ
という一種の脅迫概念に似たものに
変化しているような気がする。
しかし、それでも仕事をこなしていいけば、
結果として一種のやる気を
引き起こしたことになるではないだろうか。
まあ、あれこれ考えているより、
今は、行動が大事だ。

●勉強ができなくても恥ずかしくない:No. 3062 2009.10.13

橋本治著「勉強ができなくても恥ずかしくない」
(1:ISBN4-480-68706-8 C0293
2:ISBN4-480-68707-6 C0293
3:ISBN4-480-68708-4 C0293)
を読んだ。
少年が成長しながら
勉強することの意味に
気づくことをテーマにしているようだ。
しかし、そのテーマがよく理解できない。
主人公の気づきの遅れを
設定した家庭環境、教育観、社会情勢などを
原因にしているのだが、
その必然性が感じられない。
また、少年の年齢とともに成長するはずの
思考力が変化してない。
どうも残念な内容となっている。

2009-10-10

●ストーブ:No. 3061 2009.10.10

今日も冷え込みが強い。
ストーブをつけ出した。
たぶん多くの家庭でストーブを
使い出したのであろう。

今日は、大学祭に出かけるつもりだ。
今は6時前。
東の空は晴れているが、
上空には雲がかかっているが、
日が昇ると共に晴れてくるのだろうか。
天気さえよければ、
出かけるつもりだが。

●いつか、虹の向こうへ:No. 3060 2009.10.10

伊岡瞬著「いつか、虹の向こうへ」
(ISBN978-4-04-389701-8 C0193)
を読んだ。
設定が面白い。
ハードボイルド小説である。
しかし、不思議な同居人にいることで、
話が面白くなっている。
しかし、設定の面白さだけでなく、
ストーリー自体も面白い。
新人作家のようだが、
なかなか楽しみな作家だ。

●四度目の氷河期:No. 3059 2009.10.10

萩原浩著「四度目の氷河期」
(ISBN978-4-10-123035-1 C0193)
を読んだ。
設定が面白い。
小学校のときに自分が1万年前の
クロマニオン人だと思い込んだ
少年の成長記である。
それが不思議な魅力をもった
ストーリーとなっている。
はじめて読む作家の作品だが、
なかなか面白く、
他の作品も読んでみたくなった。

2009-10-09

●落ち葉:No. 3058 2009.10.09


落ち葉。江別市文京台

昨日は台風の影響で風が強かった。
特に帰宅するときが
一番風が強かったようだ。
雨はたいしたことがなかったが、
風のためにぐっしょりと濡れた。
今朝は、台風はそれていったが、
台風の影響がまだ少し残っていた。

台風の風の影響で、
一気に木々の葉が落ちた。
まだ、紅葉の途中なので、
残っている葉もまだたくさんある。
しかし、落ち葉の多さが目立つ。

週末は連休だが、
大学祭がはじまる。
先週に行ったところもあった。
天気が心配だが、
台風一過の天気になればいいのだが。
ただ、ここ数日一気に寒さが強くなってきた。
私も風邪気味だから、
あまり外出をしたくない気がする。
本当は天気さえよければ、
夕張あたりの川に出かけたいと思っていた。
体調しだいだ。

2009-10-08

●雪虫:No. 3057 2009.10.08


夕焼け。江別市文京台

昨日は夕日がきれいだった。
しかし、今日は残念ながら、
雲が厚く、曇りだ。
冷え込みも強く、
コートのボタンをすべてかけなければ、
冷え込みが襟元から忍び込む。
今週末の連休に川にいきたかったが
もう山へ行って川に入ることなど
不可能かもしれない。

一昨日から昨日にかけて
雪虫が飛び始めた。
雪虫はアブラムシの仲間である。
以前も調べて書いたが、
もともと単性生殖だが、
越冬する前に羽を持ち、
交尾するために飛ぶ。
飛ぶときにロウのような物質をまとっている。
そのため飛ぶ姿が
雪のように見えるので雪虫という。
雪虫が飛ぶと、
そろそろ里にも初雪が降りそうだと思う。

朝の冷え込みを感じると、
ストーブが恋しくなる。
ついついすぐにストーブをつけそうになるが、
本州にいるときなら、
厚着をして寒さをしのいでいるのが、
北海道では、常備しているストーブをつけてしまう。
私がつけなくても、家内がつけるから
すぐにストーブの季節になりそうだ。

EarthEssay 4_90 大御神社:宮崎1

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4_90 大御神社:宮崎1
を発行しました。

9月に宮崎へ調査にいきました。
今回から数回にわたって、
宮崎の地でみて感じたことを、
紹介していきたいと考えています。
まず第1回目は、
日向岬の大御神社で見た、
柱状節理の上に建つ神社とさざれ石についてです。

2009-10-07

●罹患の危険:No. 3056 2009.10.07


収穫。江別市文京台

今日は曇りである。
日に日に冷え込みが強くなる。
しかし、我が家の子どもたちは
いまだに半袖で過ごしている。
そろそろ風邪をひくのではないかと心配だ。

実習の準備が忙しくなってきた。
でも毎年同じプログラムをしているので、
いつもと同じ忙しさだ。
慣れていることであったも、
はやり心はざわつく。
でも、これが学期始まりのせわしなさでもある。

次男のクラスで新型インフルエンザがはやり、
学年閉鎖となった。
次男は、今日から今週一杯休みとなる。
家内が次男がいつも
自宅にいることになるので
長時間でかけられないので困っていた。
昨日医者にいったときも
その病院にも新型インフルエンザの
患者が来ているという。
だから気をつけてくださいという。
でも、人ごみに出ずに
仕事をするわけにはいかない。
元気でいる限り、
流行病の危険に
さらされていなければならないのだ。
これは多くの社会人の宿命であろう。
だから、罹患するのを覚悟で
社会では生きていかなければならないかもしれない。

2009-10-06

●受け入れること:No. 3055 2009.10.06


紅葉。江別市文京台

今日は雲が多かった。
しばらくしたら晴れ間が見えてきた。
今朝は冷え込んだ。
日曜日あたりから冷え込んできた。
今朝は、寒いのでハーフコートを着てきた。
それでも寒さを感じた。
しかし、きりりとした寒さで心地よい。

教員採用試験の最終結果が
早い都道府県では出始めた。
結果で、明暗がつく。
否応なく、それぞれの結果を
受け入れることになる。
好結果は単純に喜べばいい。
悪結果は、受け入れがたいかもしれない。
しかし、いずれも受け入れるしかない。
結果を待っている間は、
それぞれの心の中では、
だめかもしれない、
もしかしたらうまくいったかもしれない、
などなど思っていたことだろう。
しかし、悪い結果は、速く受け入れて
次への対処を考える時間に
当てたほうがいいと傍目では考える。
その対処で、もしかすると最良でなくても、
次善の結果を得られるかもしれない。
そんな頭の切り替えが必要だ。
でも、今は、なかなか大変だろうか。

2009-10-05

●弥永北海道博物館:No. 3054 2009.10.05


紅葉。江別市文京台

今日は朝曇っている。
大学に着いたころには、
雲がちぎれて晴れ間が覗きだした。
昨日から寒さが戻ってきた。

土曜日は、札幌で用事があった。
時間があったので、
弥永北海道博物館に出かけた。
弥永芳子女子が館長をしている博物館で、
北海道の鉱物、特に砂金や砂白金に関する
展示が充実している。
私は、今砂金に興味を持っているので、
弥永さんに著書に目を通している。
そのため、博物館にも
いってみようと思っていたところだ。
今回時間があったので、出かけた。
興味がなく、この博物館に来ても
さらりとみて、こんなものかと思って
通り過ぎていただろう。
でも、興味があると、
そこで展示されて、公開されているデータに
重要性を感じる。
そしてその背景にかかっている
労力の大きさを感じてしまう。