2009-12-01

●限界まで:No. 3112 2009.12.01


並木。江別市文京台

今朝は霧が深かった。
深い霧の中を歩いてきた。
歩くうちに霧は薄れてきた。
大学に着くころには
薄れた霧の上に青空が見えだした。

卒業研究を読んで校正している。
なかなか手間がかかる作業である。
そんな作業をしていると、
論文とはいえ、個性が出ることがよくわかる。
自信を持って書く人、
自信なさそうに書く人、
細部に気配りをしている人、
細部まで気が回らない人、
いろいろなことが読めてくる。
しかし、これが自分自身の
最大限の努力の結晶なのかという問いを
それぞれが自分自身に発して欲しい。
若いときは成長できるときだ。
これ以上ないと思える努力は、
二度目には簡単に達することのできる位置となる。
つまり、限界までいけば、
その限界は通過点になる。
そんな経験をして欲しいのだが。