2015-03-31

●年度の終わりに:No. 5189 2015.03.31


新芽。江別

今日は曇である。
風邪が少しあり、
かなり肌寒い。
それでも春用の薄めのコートを着てきた。
ただし、防寒はきっちりとしてきた。
昨日は温かく、
昼間は研究室は暑いくらいである。

今日は年度最後の日である。
しかし昼から次男の用事に立ち会うために、
街に出ることになる。
午前中しか仕事ができない。
原稿が2つあるので、
少々あわただし。
明日の入学式の挨拶や準備も必要である。
なかなか大変である。

2015-03-30

●セットアップ:No. 5188 2015.03.30


新芽。江別

今日は晴れで暖かい。
冬用のオーバー、冬用ジャンバーをやめた。
コートにした。
春用のコートにはまだできないが、
インナー付きのコートで十分になった。
昼間はもっと暖かいだろうが。

昨日は自宅でデクストップパソコンをセットアップした。
大学の予備用に残していた一世代前の
PCにWin8.1をインストールして試していたものだ。

ところが、自宅でネットに繋がらず往生した。
大学では手動で入れたIPが
そのまま残っていたためであった。
IPの自動取得の設定のやり方が
なかなかわからなかったので手こずった。

カラープリンターが
なかなかセットアップできなかった。
インストーラーを使えばできた。
もう一つのプリンターは
多目的で大学でセットアップしていたが、
次男がスキャンできないという。
とりあえず私がスキャンした。
時間がないので、
今日、インストーラーを用意して
セットアップする予定である。

そんなことをしている内に
ブラウザーのブックマークがすべて消えていた。
このPCは、家族も使うので
ブラウザーのブックマークを整理した。
その時消えてしまったのだ。
大学のノートパソコンの
ブックマークが残っていたので
それを用いて復元することができた。
大量のサイト情報があるので、
これはかなりの財産でもある。
バックアップは常に必要だ。
身にしみて感じた。

2015-03-28

●備えあれば憂いなし:No. 5187 2015.03.28

キタキツネ。江別

今日も晴れ。

今日は大学に車できた。
校務用の書類の整理が少しあるのと、
非公式だが重要な打ち合わせあるかもしれない。

昨日から パソコンの整理をしている。
大学でメインで使っているパソコンが不調であること、
自宅のパソコンが遅くて使いづらくなってきたこと
が理由である。
そこで、古くて使わなくなったパソコンを
廃棄することにした。
廃棄するパソコンは、3台の予定。
・遅くて使わなくなったノートパソコン
(講義用の予備としていた)
・キューブボックのパソコン
(一時使っていたが不調で使えない)
・自宅のデスクトップパソコン
(遅くて不自由)
の3台だ。
上の2台を再フォーマットし
出荷状態も戻して廃棄できる状態にした。
大学のWin8.1のテスト用にもちいいてたものを
自宅用のデスクトップと入れ替えることにする。
そのため、車できた。
これでパソコンは整理した。
ただし、もしトラブルがあったとき、
予備がなくなるので、少々不安である。
macが2台あるが、これはメインでは使っていない。
昨日も大学のパソコンが
起動しなかった。
不安定な状態になることがあるので、
騙しながら使うつもりだ。
能力はまだまだ使えるものだ。
しかし、予備、トラブル時の対策を
どうするかを考えなければならない。
新年度になれば、
研究費も使えるので、
これからおいおい考えよう。
備えあれば憂いなし。

2015-03-27

●歓送迎会:No. 5186 2015.03.27

雪解け。江別

今日も晴れ。
放射冷却で少々冷え込んでいたが、
気温はそれほど低くない。
しかし、雪を渡る風は冷たい。

昨日は午後から会議があり
会議のあと学生と何人かとあった。
いろいろ問題があったが立ち直って欲しい。
新天地、新学期に期待したい。

今日の夜は大学の送迎会がある。
新しく来られた方を紹介することになる。
面識がないのだが、
これから一緒に仕事をすることになるので、
しっかりと紹介しなければならない。

2015-03-26

●楽しい飲み会:No. 5185 2015.03.26

霜柱。江別

今日も晴れ。
冷え込んで霜が降りていた。
しかし、日が昇ると
霜はみるみる溶けていく。

学生であっても
小数の気のおけない人たち 飲むと
楽しく飲めた。
今日はいつものように目が覚めたが、
酒が少し残っている。
ぐだぐだした朝になった。
楽しい飲み会だったからいいか。

今日は午後から会議があるが
その前にやるべき仕事がある。

EarthEssay 3_141 マントル対流 4:対流の形成

EarthEssay
3_141 マントル対流 4:対流の形成
を発行しました。

シミュレーションによって
いろいろなことが見てきました。
インド亜大陸の移動速度が非常に早いこと、
そして衝突後もまた移動する力が
残っていることもわかってきました。
それが、マントル対流による
海洋プレートの移動という
仮説の支持へとつながっています。

2015-03-25

●隙間での作図:No. 5184 2015.03.25

フキノトウ。江別

今日は晴れ。
心地よい青空だ。
日がなくなってきた。
気づいたら春分も過ぎていた。
今朝も寒かったが、
昨日よりもましだが
あちこち氷がはっていた。

昨日も会議が二つと
いくつかの打ち合わせと、
校務をこなした。
その細切れ時間に
論文用の作図をひとつ仕上げた。
なかなか細かい仕事なのでめんどう鳴ったので
後回しにしていた。
しかし細切れ時間があったので
その隙間に図をひとつ仕上げた。
こんな隙間時間でないと
なかなかはかどらないような仕事だ。

今日も夕方から街で用事がある。
学生との打ち上げの飲み会である。
少人数で気心の知れた学生なので
楽しい飲み会になりそうだ。

●日本辺境論:No. 5183 2015.03.25

内田樹著「日本辺境論」
(ISBN978-4-10-610336-0 C0233)
を読んだ。
多様な文化を受け入れている風土。
真名と仮名、表意と表音を融合した言語体系。
多様な人称名詞の使い分け。
翻訳の充実した文化。
厳密さより空気や曖昧さを重視する文化。
西洋合理主義が日本ではうまくいかない理由。
師弟関係も師を選ぶことなく、
すべてを吸収していく心構えがもともとあり
そこから師を超える悟り、学びが発生しうるという考え。
納得できる。
それらすべてが、
日本が位置しているところが
辺境であることで
解読できるという。
なかなか面白い考えで、
日本人には腑に落ちるものだろう。

2015-03-24

●春来たりなば:No. 5182 2015.03.24

霜柱。江別

今日は冷え込んだ。
あちこち氷がはっていた。
この時期だというのに、
久しぶりに霜柱をみた。
しかし、今年の雪融けは早い。
道路は、ほぼ全面、路面がでるほど融けている
雪は道路脇や脇道の一部に残るのみだ。
冷え込みはあるが、春が来ている。

校務が連続する。
今日も昼間に2つ会議が連続する。
まあ、でもそれ以外の時間が空いているので
少し研究時間がとれるかもしれない。
夕方には街で用事があるので
でかけなければならない。
その後は家族で外食をする予定だ。

2015-03-23

●新年度に向けて:No. 5181 2015.03.23


フキノトウ。江別

今日は暖かあった。
ただし、雪を渡る風は冷たい。
先日からフキノトウが芽吹いていたが
なかなか写真をとる余裕がなかった。
今年は雪解けが早いので
もう冬靴も終わりかもしれない。

昨日は、洋服を修正と購入にいった。
2つのスーツと2つのズボンを
この1年で痩せたので
サイズが合わなくなってきているので
寸法直しをしてもらった。
また、フォーマルにも使える
黒っぽいビジネススーツも購入した。
夏物のブレザーを昨年の秋にだいぶ処分したので、
春物のブレザーも一着購入した。
大散財となった。

今週も新年度に向かっての準備で忙しい。
歓送迎会も2つある。
やるべきことを次々とあるので
整理して優先順位をつけてこなしていかないと
終わらないかもしれない。
頑張らねば。

2015-03-22

●卒業式に思う:No. 5180 2015.03.22

慌ただしい1周間であった。
思い起こすと、やはり卒業式が
大きな思い出として残る。
最後まで付き合ってあげることが大切だと思った。
彼ら彼女らとの最後の思いを交わしながら語ることがいい。
ゼミを超えた付き合いも会っていい。
そんなかすかの思い、
最後の思い出を共有することが
大切なんだと思った。
今朝は写真を整理しながら
思い出した。

●青函トンネル物語:No. 5179 2015.03.22

青函トンネル物語編集委員会「青函トンネル物語
津軽海峡の底を掘り抜いた男たち」
(ISBN978-4-330-37613-4 C0265)
を読んだ。
以前函館に行った時、
駅のキオスクで見つけた本である。
インターネットではなかなか知り得ない情報が
いろいろと詳しく書かれていた。
トンネルに従事した人たちがいろいろ原稿を書き、
それを編集したものである。
なかなかリアルな物語であった。

2015-03-21

●少々疲れた:No. 5178 2015.03.21

まつぽっくり。江別

今朝は霧がかかってた。
冷え込みあちこち凍っていた。
大学に着く頃には
霧が晴れだした。
今日は晴れだ。

校務があるため、大学に来ている。
一昨日は卒業式で
学生たちに付き合って
終電まで飲んでいた。
昨日は学部の送迎会だった。
連日の飲み会で
少々疲れた。

2015-03-19

●卒業式:No. 5177 2015.03.19

雪どけの道。江別

今日は曇っている。
冷え込みであちこちの水たまりが凍っている。

今日は卒業式である。
4年生とは今日が最後となる。
長い1年だった気がする。
人数が多かったのと
いろいろのトラブルもあったからだろうか。
過ぎてしまえば、
すべてが、トラブルさえも、
その人たちとの思い出となる。
そんな一日を味わおう。

今日から行事が連続していく。
そのため校務が次々と押し寄せる。
忙しさを乗り越えるためには
要領よく済まさなければならない。
すべてを完璧にできるわけでもないので、
できる範囲でベストを尽くすしかない。

EarthEssay 3_140 マントル対流 3:シミュレーション

EarthEssay
3_140 マントル対流 3:シミュレーション
を発行しました。

プレート運動の駆動力の
これまでの経緯と定説を紹介し、
その定説を覆す新説を
前のシリーズ「プレートはなぜ動くのか」で紹介してきました。
さて次に、最近の報告で、
新説を支持するものが出てきたので、
その論文を紹介していきます。

2015-03-18

●紛失:No. 5176 2015.03.18

氷。江別

今日は晴れであるが、
少し冷え込んで水たまりが凍っている。
しかし、水路には水が流れている。
雪解けである。
フキノトウも芽生えている。
春がはじまっている。

昨夜中、母から電話があって
携帯電話をなくしたという連絡があった。
知り合いが夜遅くまで付き合ってくれたので
母も狼狽しながらも
なんとか対処していた。
警察などの手配もしてくた。
誰かが拾ったようだ。
不正使用をされていなければないいのだが。
私は、すぐに携帯電話を停止手続きをした。
今日、紛失の手続きをすることにする。
母は焦って心配しただろう。
保険にも入っていたので
代替機もなんとかなりそうだ。
9時から受付がはじまるので、
すぐに電話する予定だ。

2015-03-17

●体調の回復を:No. 5175 2015.03.17

牧舎。江別

今日も曇りである。
風もなく、
気温はそれほど低くないが
寒々としている。

昨日は風邪気味で鼻水が出ていたが、
今日は鼻水は治まった。
ただ、頭が少々ボーっとしている。
熱はないのだが、
まだ風邪は抜けてない。
少々注意が必要だ。

昨日は、午前中は校務の書類作成、
昼からは会議2つと打ち合わせがあった。
早めに帰るつもりだったが、
いつもの時間になった。
今日こそは、体調を整えるために
早めに帰ろう。

2015-03-16

●風邪気味:No. 5174 2015.03.16

氷。江別

今朝は曇っていた。
少々肌寒く、冷え込んだ。
道路は雪がほとんど消えていたが、
水たまりが凍っていた。

今日は少々風邪気味で
鼻水がでる。
昨日は疲れが溜まっているように感じていた。
昼間もうとうとして、
夜も眠くなり、
長い時間、寝てしまった。
風邪のせいだろうか。
疲れのせいだろうか。
今日は校務がいくつかあるが、
それが終わり次第
早めに帰って
ゆっくり休んで
風邪を治さないといけない。
今週はいろいろ大きな校務がある。

2015-03-15

●連休がうれしい:No. 5173 2015.03.15

久しぶりに週末に2日続けて休む。
今回の連休は体にも心にも
いい休息となっているようだ。
毎週末、土日の連休が続くと
それが当たり前で
それを組み込んだ体が休み方を覚えてしまう。
その生活になれると、たまに連休がなくなると
疲れが抜けなく感じる。
で、明日からは、
なかなか大変な日々が続くことになる。
体調を崩さないようしないといけない。
今年度は幸い、
ぎっくり腰以外は、体調を崩していない。
これからもそれを維持したいが、どうなることやら。

●木材・石炭・シェールガス:No. 5172 2015.03.15

石井彰著「木材・石炭・シェールガス
文明史が語るエネルギーの未来」
(ISBN978-4-569-81797-2 C0220)
を読んだ。
再生可能エネルギーが
どれだけ環境負担を強いているのかが
よく理解できる本であった。
そして現状シェールガスの潜在能力、
エネルギーと電力の関係と
そのベストミックスについてもわかりやすかった。
ただ、書き方が少々鼻につく。
あまり話をしたくない人に思える。

123 青函トンネル:海峡をつなく念願

 先日は、全国的に大荒れの天気でした。北海道は、内陸も吹雪で海も大時化(しけ)でした。荒天時、空路や海路は交通が途絶します。北海道は青函トンネルで結ばれています。そのメリットを感じる出張をすることになりました。

 3月に校務出張で青森に出かけました。ここ数年は、年に2、3度も青森に来ているでしょうか。校務は予定通り終わったのですが、その日は全国的に大荒れの天気で、早々に千歳空港の発着便の多くが欠航になりました。その影響で、青森から千歳までの便も、欠航になりました。予報では、翌日も荒天が続くと見込まれていました。
 二名の同行者と、急遽対策を考えました。いくつかの案が考えられました。青森から札幌までの陸路のJRの列車で帰る方法、ただし、5時過ぎに出る列車に乗らないと間に合いませんで。翌日の飛行機便に乗る方法もありますが、これは翌日も大荒れの予報なのと、空席が残っている保証はありません。5時前に欠航がわかったので、列車の発車が間近に迫っていました。残された時間がないまま、決断が迫られました。
 私の考えは、陸路で札幌に向かうが、その日は函館までいって一泊して、翌日札幌に列車で向かう方法です。他の二人は翌日に用事があるため、当日、列車で帰る選択でした。大学の担当部署の人の相談した結果、私だけが函館で一泊して、他の二人は当日帰札するという2つに別れることで、OKがでました。3人で列車に乗り、青函トンネルを通って北海道に渡ることになりました。以前にも青函トンネルは通ったことはあるのですが、だいぶ以前で記憶が定かではありません。
 ということで、前置きがなくなりましたが、青函トンネルを紹介していきましょう。
 北海道と本州の間には津軽海峡があり、かつては青函連絡船がJRの青森駅と函館駅を結んでいました。しかし、海が荒れると欠航になったり、1954年には洞爺丸事故という大きな海難事故もありました。北海道と本州を鉄道で繋ぐということは、北海道の人々の念願でもありました。
 戦前(1939から1940年)から、桑原弥寿雄によって青函トンネルの構想が示されていました。そして、戦後すぐの1946年に、トンネルの調査委員会が設置され、陸地の地質調査がはじまりました。その後、海底部の調査が漁船や潜水艇などを使ってこなわれました。そして、1964年5月8日、北海道側で吉岡の調査坑の掘削がスタートしました。1966年3月21日本州側でも竜飛で坑掘削の開始しました。このあたりの事情は、高倉健主演の映画「海峡」で紹介されていました。
 青函トンネルは、青森東津軽郡三厩村(現在の外ヶ浜町)と北海道松前郡福島町との間を結ぶ、全長53.85kmのトンネルで、そのうち23.3kmが水深140mの海底100mのところを通っています。トンネルの海底部では、古いほうから訓縫(くんぬい)層、八雲(やくも)層、黒松内(くろまつない)層、瀬棚(せたな)層とよばれる地層と安山岩類などが分布しています。訓縫層から黒松内層は中新世の地層で、瀬棚層はより新しい鮮新世の地層になっています。青森の陸側には火山岩類が分布しています。
 訓縫層は主に火山岩類からなり、泥岩をともないます。八雲層は硬い頁岩とシルト岩の繰り返し(互層といいます)です。黒松内層はシルト岩と砂岩ですが、火山砕屑岩も含みます。瀬棚層はあまり固まっていない砂岩と礫岩です。特に八雲層と黒松内層下部は軟らかい岩質です。また硬いはずの訓縫層には断層が多数あります。このような地質をもつ海底下では、難工事が予想されました。
 本坑をつくる前に、「先進導坑」という手段がとられました。先進導坑は、地質調査や工法を探りなが掘り進めるというためでもあり、万一の場合の避難通路として、あるいは換気用にももちいられています。そして本坑完成後も、いろいろな目的で利用されています。
 青函トンネル独自の新たな工法として、セメント(セメントミルクと呼ばれています)を超高圧にして軟弱な岩盤に注入して人工的に硬い岩盤に変え、そこを掘っていくというものが考案されました。いろいろと工夫されて掘られたのですが、海底下の不安定な地質であるため、何度もの大量の出水事故もあり、現在も海水が湧き出ています。常時、先進導坑から湧水を汲み出されています。
 1983年1月27日に先進導坑が、そして1985年3月10日に本坑が貫通しました。1964年5月8日から21年かけて、北海道と本州が人工的に陸続きになりました。1987年10月21日には青函トンネルで電車の試運転がおこなわれ、1988年3月13日に海峡線として開業しました。海峡線の開業にともなって、青函連絡船が廃止となりました。こうして本州と交通で陸続きになるという北海道民の念願が一つ、かないました。
 もともと新幹線の導入も考慮されてトンネルの工事はされていたのですが、在来線が先に通りました。そして、2016年3月には北海道新幹線が新青森と新函館北斗間で開業する予定になっています。これが北海道民の二つ目の念願となります。しかし、道都である札幌まで新幹線がくるのは、2030年度末の開業予定なので、あと15年も先のことです。子どもたちの世代がその利便性を享受するのでしょう。2つ目の念願がかなうのは、だいぶ先のことです。
 以前、竜飛崎にある青函トンネル記念館を訪れたことがあります。青函トンネル記念館は、トンネル工事の作業員や物資の輸送につくられて、本州側の旧竜飛海底駅に通じているものです。記念館は、現在もトンネル内のメンテナンス作業に利用され、火災事故の退避ルートともなります。
 青函トンネル記念館を訪れたのは、子どもたちがまだ小さころで、調べたら2007年8月のことでした。竜飛崎から見る海岸は、霧がかかり風があったので、寒々しく感じた記憶があります。そして、海岸で見た火山砕屑岩が、海岸の荒々しさを際立てせていました。青函トンネルを掘った人たちは、この景色をどういう思いをもって眺めていたのでしょうか。
 四国と本州は橋で結ばれています。本州と九州はトンネルと橋で結ばれています。北海道もトンネルで結ばれました。トンネルは天候に左右されない交通路になります。ただしトンネル工事には、多くの時間と費用、労力がかかります。でもその利便性は、何事にも代えがたいありがたさがあります。
 今回の急な帰路の変更によって、私は青函トンネルのありがたさを思い知らされました。本州の人にはわからない、「島」に住む人にとって、陸続きなるという念願は身にしみて理解できました。青函トンネルの工事に携わた人たちは、そんな人々の念願と期待を感じて、海峡を眺めていたのかもしれませんね。

・海峡・
だいぶ以前ですが「海峡」という映画をみました。
この映画では、主演の高倉健が演じた阿久津剛は地質学者でした。
調べたら、1982年の公開でした。
地質学者が主人公の日本映画は稀なのですが
もう一つ、私が知っている「南極物語」があります。
やはり高倉健が主人公で地質学を演じていました。
地質学者と高倉健のイメージが合うのでしょうかね。

・後日譚・
エッセイの導入に書いたのですが、嵐のその後の話です。
私たちは、青函トンネルを通って7時過ぎに函館につきました。
私は、列車のなかで、スマホでホテルを探し予約しました。
ホテルはなんとか空いていたので助かりました。
翌日の切符をとろうとみどりの窓口にいったら、
長蛇の列だったので、翌朝にすることにしました。
ホテルの受付でみどりの窓口の開く時間をきいたら6時だといいます。
私は、朝の早いのは問題がないので、
朝食をとるまえに、6時より早くいきました。
するともう数人の人が並んでいました。
窓口があいて予約をしようとすると、指定席はすべて満席でした。
しかたがないので乗車券と特急券だけを購入して
早めに駅にいって自由席に乗ることにしました。
私は空席があると思って並びもしませんでした。
予想通り実際に空席はあり、座って帰ってきましたが、
途中から混みだし、多く人が通路に立っていました。
当日は大荒れでしたが、列車は少し遅れながらも無事札幌に付きました。
めでたし、めでたし?でしょうか。
でも考えると、欠航から不幸が続き、
一日のロスと費用がかかったことになります。
まあ無事がなりよりということですかね。

GeoEssay 123 青函トンネル:海峡をつなく念願

GeoEssay
123 青函トンネル:海峡をつなく念願
を発行しました。

先日は、全国的に大荒れの天気でした。
北海道は、内陸も吹雪で海も大時化(しけ)でした。
荒天時、空路や海路は交通が途絶します。
北海道は青函トンネルで結ばれています。
そのメリットを感じる出張をすることになりました。

2015-03-13

●校務が大量に降ってきた:No. 5171 2015.03.13

並木。江別

今朝も薄っすらと雪が積もった。
すぐに溶けるだろう。
雪道を歩いてきた。

昨日の会議のあと、
大量の校務がまたまた降ってきた。
今日の午後には
医者に行くことになっているので、
それまでにこなすべきことが多数ある。
原稿も書かなければならないものがある。
なかなか大変だ。
優先順位をつけてこなしていくしかない。

●宇宙創造の一瞬をつくる:No. 5170 2015.03.13

アミール・D・アクゼル著「宇宙創造の一瞬をつくる
CERNと究極の加速器の挑戦」
(ISBN978-4-15-209204-5 C0042)
を読んだ。
CERNの内容、目指しているもの、
素粒子とその究極の姿など、
広くまとめている。
一線級、ノーベル賞科学者にも
多数のインタビューを実施して、
CERNの運転時にも立ち会っている。
アクゼルだからできた本でもある。
なかなか面白かった。

2015-03-12

●足が地につかない:No. 5169 2015.03.12

乾いた道路。江別

今朝は、少々冷え込んだ。
昨日までの道路の雪はかなり溶けている。
それでも春の陽気がある。

昨日は列車が通常通りに運行され、
無事、帰宅できた。
何もしていないのに
少々疲れた。
今日も午後から校務の会議が続く。
大量のメールを処理していたらn
結構時間がかかった。
転送してだいぶ見ていたが、
漏れていたものもあったので
その対応をだいぶしおこなった。
いろいろすることが多く、
足が地につかない感じだ。

EarthEssay 3_139 マントル対流 2:駆動力

EarthEssay
3_139 マントル対流 2:駆動力
を発行しました。

このシリースでは、プレート運動にかかわる
マントル対流に関する
最新の研究動向を紹介しています。
新しい研究が報告されましたが、
いずれも日本の研究者によるものです。
そんな研究が現在、
ホットな話題になりつつあります。

2015-03-11

●陸路:No. 5167 2015.03.11

全国的に嵐である。
特の北海道は2つの低気圧が合体して
おおあれの天気となっている。
青森からの出張帰りで
乗る予定の飛行機便の欠航が夕方決まった。
陸路で帰ることになり、
かろうじて札幌の向かう列車がある時間だった。
しかし、夜遅くなるのと、長時間の列車移動は
腰に来そうなので 私は函館まで移動して
一泊してから翌日札幌に向かうことにした。
同行の人は、その列車に乗って札幌の向かった。
され、今朝は、昨日より天候が荒れている。
今日の列車もどうなるか不明だが、
昨夜は窓口が長蛇の列だったので
今朝、切符を購入することにした。
これから出かけるが、買えるだろうか。

2015-03-08

●旅立ちの前に一仕事:No. 5166 2015.03.08

今日の昼の飛行機で出張にでる。
そのため、朝はゆっくりとして出かけられる。
一仕事できそうだが、
集中してはできるわけでもないので、
軽いものをする。
書きかけの文章の加筆あたりだろうか。
まあ、それもあまり考えることもできにそうにないので
手の付けられるものから始めよう。

2015-03-07

●紙とデジタルとノスタルジー:No. 5165 2015.03.07

出張があるときは、
いつも本を何冊が持っていく。
今回も3冊選んだ。
単行本、新書、文庫だ・
日頃、時間があまりなくて
じっくりと読みたい科学ノンフィクションや
哲学、思想関係の本をメインのの本として持っていく。
それは、単行本が多い。
他に軽い本として新書や文庫。
その他に気分転換用の本も。
すると、3、4冊の本をもっていくことにある。
時には旅先で購入することもある。
荷物になるが仕方がない。

本来であればデジタル版の本を持って行きたのだが、
私は、本をデジタルで読むことができない。
何冊かはデジタルで読んだが、馴染めない。
デジタルで本を読むことは
今のところあきらめている。
うちの大学の情報系の先生にいわせると、
デジタルで読める読めないは
単に慣れの問題だという。
若者はデジタル本を抵抗なく受け入れているのは、
それに慣れているからだという。
私は紙でないと、なんとなくじっくりと読めない。

デジタルの利点は理解している。
iPadの初期ロットの予約注文で購入。
その便利さは理解したし、
今では3台を保有し、
3台とも使用している。
しかし、これで本を読むに至っていない。
SONYのREADERの最初のバージョンを買った。
何冊か読んだが、やはり馴染めなかった。
データの転送のあまりの遅さに読む以前に
使用を諦めた。
そして、いまだに紙媒体での読書が継続している。
私の世代はこれでいいのだろう。
目に見る形、手に取れる形、
ページに触り、捲り、折れ目を入れる。
デジタルで達成されていることもある。
しかし、紙の本には、
デジタルでは出てこない感触、感慨がある。
これは読書の意義の一部ではないか。
本には、中古の流通体系がある。
中古の本に、
古さ、歴史、風格、過ぎ去った時間を感じ、
前の持ち主の痕跡を感じることもある。
しかし、これは紙媒体への
単なるノスタルジーなのかもしれない。
本を持つことには、
そんな物質へのノスタルジーや感覚をも
一緒に持つことなのではないだろうか。
すべては、個人の心の趣の範疇かもしれない。
私は、そのノスタルジーから逃れられないのだ。
本には多分にノスタルジーが含蓄されているのだから。

●いつもの休日でありたい:No. 5164 2015.03.07

明日校務の出張で出かける。
今日は自宅で休養するこにしている。
ただし、買い物にでかける予定があるので
どの程度休めるか不明だ。
しかし、いつもの休日の一日を過ごしたい。

●中村修二 ノーベル物理学賞受賞までの闘い:No. 5163 2015.03.07

杉田望著「中村修二 ノーベル物理学賞受賞までの闘い
日本を捨てた男が日本を変える」
(ISNB978-4286-16117-4 C0195)
を読んだ。
小説仕立ての物語だ。
中村氏については知っていることばかりであったが、
弁護士については初めて知った。
文庫本だが、誤字脱字がいくつか見つかったので
少々気になった。
小説としてもノンフィクションとしても
少々物足りない気がした。

2015-03-06

●びっしりと:No. 5162 2015.03.06

葉への薄雪。江別

今朝も薄っすらと雪が積もっていた。
また昼にはほとんど溶けるだろう。
こんな繰り返しが続く。
そして春へ。

昨日は会議がびっしりとあった。
今日は校務の書類作成や
雑用がいろいろある。
夕方には打ち合わせがある。
研究はできそうもない。
でも少しでも時間が空けば
研究を進めたい。
なかなか大変だ。
日曜日から出張なので
その準備もしておかなけばならない。

2015-03-05

●長靴で:No. 5161 2015.03.05

並木の雪衣。江別

今朝はかなりの積雪があった。
ベチョベチョではないが、
昼には解けてしまいそうだ。
昨日は一日降ったり止んだりしていたが、
ほとんど降ってすぐにとけていた。
今日は解けてる雪を想定して、
長靴を履いてきた。

昨日は自分の仕事したが、
あれこれとデータを収集していた。
なかなか本編に進めない。
再度研究の方向性を
考えていかねばとも思っている。
ただし、今日は会議が連続してあるので、
どうなることやら。

EarthEssay 3_138 マントル対流 1:最新情報

EarthEssay
3_138 マントル対流 1:最新情報
を発行しました。

ここ最近、プレート移動の駆動力という
マントル対流の本質にかかわることで、
大きな議論が起こっています。
それをいくつか紹介します。
前回に続いて、
今回も「地球の仕組み」でのシリーズとなりますが、
最新の話題なのでご了承ください。

2015-03-04

●研究をスタートしたい:No. 5160 2015.03.04

薄雪。江別

今朝は薄曇りで
薄っすらと積雪があった。
薄雪という。
少々冷え込みもあって、
凍っているところがあった。
少々危ないところもあったが
朝の道を歩いてきた。

昨日は昼過ぎまで作業をして、
午後、家内と買い物にでた。
弁当箱を購入した。
今までタッパーでいれていたが、
汁ものが漏れてくるようになってきたので、
新しいものを購入した。
安物だが、弁当の袋は
子どもお古のお下がりである。

今日は研究する時間がとれそうである。
なんとか、まとまった仕事をしたいが、
今月から新しい論文を
書きはじめる予定である。
関連するデータはだいぶ集めていたが、
書くのはしばらく時間が空いているので
順調にスタートできるかどうか不明である。
さあ一番やりたいことができるのだ。

●ぼくの住まい論:No. 5159 2015.03.04

内田樹著「ぼくの住まい論」
(ISBN978-4-10-330012-0 C0095)
を読んだ。
定年退職をして、
借家住まいから自宅兼道場を立てた。
凱風館という。
こだわりながら成り行きに任せつつ
自宅を建てた。
内田氏の生き方がよく分かる書であった。
ただし、私には真似ができない姿勢でもある。

2015-03-03

●確定申告:No. 5158 2015.03.03

今日は自宅で作業をする予定である。
本来なら週末にするつもりだが、
先週末は、校務や用事があり
作業できなかった。
今週末も校務があり作業できない。
今日はその作業を家内と共ににする。
確定申告である。
e-Taxなので自宅で作業できるので助かる。
この時期、税務署は混んでいて
提出する以前に非常に時間を食うことになる。
しかし、ネットではその苦労が解消される。
なんとか午前中に終われば、

どうなるであろうか。

2015-03-02

●無印良品:No. 5156 2015.03.02

ナナカマドの雪。江別

今朝は、かなりの積雪がった。
ただし、またベチョベチョだったので、
歩きにくかった。

午前中は確定申告の手続をした。
家内がまた全部の精算を
まとめてきっていなかったので、
途中で終わった。
またまた手続きで戸惑った。
昼前に車で家内と街に出た。
昼食を一緒にとって、
時間があったので
無印良品の店に入った。
冬物で品質のいいものが
半額になっていた。
カシミア100%のストールとマフラーだ。
家内が手触りがよくて
手放せないという。
私も手にとったら、
明らかにウールとは手触りが違う。
家内と私のものを1つずつ、
ついつい買ってしまった。
無駄ではないけれども
必要不可欠でもない。
こんな繰り返しが
浪費になるのだろうか。
しっかりと長く使用すれば
役に立ったことになるはずなのだが。

2015-03-01

●いちえふ(2):No. 5155 2015.32.01

竜田一人著「いちえふ
福島第一原子力発電所労働記(2)」
(978-4-06-388396-1 C)
を読んだ。
前号につづく実体験に基づくマンガだ。
著者は2012年末まで働き
2014年夏からまだ働き出した。
この話は2012年末までの話だ。
記憶だけに基づき、
テロ防止のための詳細に書けない部分もあるそうだ。
過酷さとデマ、風説などが混じっていることがわかる。
なかなか面白い作品だ。

Monolog 158 理と質:学問の本質

Monolog
158 理と質:学問の本質
を発行しました。

自分が研究している学問分野が、
どのような視座をもっているのかは、
研究者には暗黙知となっています。
研究者は、そんなことに疑問を感じないかもしれません。
新たな分野で研究をスタートする時、
学際的共同研究をする時など、
視座の違いは不協和音を生むかもしれません。