2015-05-30

●体調不良:No. 5258 2015.05.30

体調不良で急遽、今日明日の出張をとりやめた。
昨日、代わりの人が出張にいくことになった。
私は、自宅で少々安静にすることにした。
10日間ほど無理はできない。

●超訳 種の起源:No. 5257 2015.05.30

チャールズ・ダーウィン著 夏目大訳
「超訳 種の起源 生物はどのようにして進化してきたのか」
(ISBN978-4-7741-5004-8 C3045)
を読んだ。
ダーウィンの「種の起源」はなかなか読めない本である。
本書によって概略だがあらすじがわかった。
そしてなによりダーウィンの凄さがわかった。
現在私たちが考えている進化の多数の疑問に対して
ダーウィンはすでに深く考えている。
当時、DNAや遺伝、生化学にかんする知識はなかった。
150年も前にこのような考察ができるのである。
同時代のメンデルの情報をダーウィンが知っていたら、
「種の起源」はもっとすごい本になっていただろう。
知識人の知性の確かさは素晴らしいいものである。
一方、生物学は精緻にはなっているが、
ダーウィンの疑問に関して、
まだ答えを出せていないのは、どういうことだろう。
それは、生物学、進化ということの難しさだろうか。
それとも知性の足りなさのためだろうか。
今後、本編も参照しながら再確認をしたい。

2015-05-28

EarthEssay 2_128 ハビタブル・トリニティ 2:生命とは

EarthEssay
2_128 ハビタブル・トリニティ 2:生命とは
を発行しました。

唯一生命が確認されている地球を例にして、
生命誕生の条件を考えていくのは
正攻法といえます。
そのためには、地球で生命が、
いつ、どのようにして誕生したか、
あるいはその必要条件などを知っておく必要があります。
そんなアプローチとして、
ハビタブル・トリニティがあります。

2015-05-27

●風が強い日が続く:No. 5256 2015.05.27


ヒナゲシ。江別

今日は晴れ。
昨日より風が強く
肌寒かった。

今日は午前中の講義と校務、
学生の添削が不定期に入る。
昨日は忙しくて
今日の講義の準備がまだ完成していない。
朝のうちにしなければならない。
それ以外は校務の書類作成次第だが、
空き時間があったら
論文作成にとりかかりたいが
どうなるだろうか。

●ポアンカレ予想:No. 5255 2015.05.27

ジョージ・G・スピーア著「ポアンカレ予想
世紀の謎を掛けた数学者
解き明かした数学者」
(ISBN978-4-15-208885-7 C0041)
を読んだ。
なかなか手ごわい本であった。
数学的な解説が難しかったが
興味深かった。
ポアンカレがどのように予想を生み出し、
ベレルマンが最終的に解くまでの話しが
詳しく描かれている。
トポロジーの数学的背景を
それに関わった数学者の経歴と
その貢献を書いている。
なかなかおもしろかった。

2015-05-26

●論文と腰痛と:No. 5254 2015.05.26


イチョウ。江別

今日も晴れで風がある。
しかし、風は昨日よりもましだ。

昨日は夕方整骨院にいった。
痛みはだいぶやわらいだのだが
まだ痛みが残っている。
今日も、もう一度治療してもらう予定だ。

今日は講義がいっぱいあるので、
その隙間をぬって
校務を書類を作成することになる。
論文もそろそろ本気で
書き出さないとならないが
なかなか進まない。
でも少しも時間をみて進めるしかない。

2015-05-25

●腰痛再発:No. 5253 2015.05.25


モミジ。江別

今朝は晴れだが、
風が非常に強い。

昨日、プリンターを
セットアップはほぼできた。
最後にプリンターの配置を
最後に移動させた時、
テーブルの上に置いた。
30kg以上あるのものを
持ち上げたので
腰に負担がかかった。
ほぼ治っていた腰痛が再発した。
痛みは以前よりましだが、
やはり痛いので治療に
再度行かなければならない。
今週末に出張があるので、
なんとそれまでになんとか
治癒しておかなければならない。

見落としていた重要な論文あった。
それを読まなければならない。
ただし、現在進行中の論文とは
関係がない。
急ぐことなく、エッセイを書きながら
読み込んでいくことにする。

2015-05-24

●プリンターのセットアップ:No. 5252 2015.05.24


花。江別

今朝も、晴れである。
荷物があったので、車で来た。
いつものように朝の支度をしていると
6時前に出れる準備が整った。
早目に目が覚めたのと、
弁当を作る手間がないので
早く準備が整ったのだ。
その時間だと車では、
早く着きすぎる。
自宅で本を眺めに読んで
時間を調整してから出た。
それでも6時半くらいに大学に着いてしまった。
公式には7時からなので、
守衛さんが起きていたので良かった。
起きたばかりのようで
少々気まずかったが、
荷物を車から出して
車を駐車場に移動して、
守衛室で受付をして入館した。

今日、大学に出てきたのは、
プリンター台とプリンター用紙を運ぶためである。
昨日、ホームセンターで板と車輪を購入して、
センターの工作室で取り付けをしたものを
今日、車で運んだ。
重くはないが、かさばるものなで
車でないと運べない。
ついでなので、残り少なくなった
プリンター用紙も購入して運んだ。

今日は入手したプリンターを
セットアップすることだ最優先だ。
USB接続ではOKだったが、
もともとネットワークプリンターなので
LANで接続したいと考えている。
今日はそれをとっととすませて、
研究に移りたいものだが。

今日は早目に帰宅する予定である。

2015-05-23

●プリンター:No. 5251 2015.05.23


ホタルブクロ。江別

今朝は、晴れていた。
昨日の朝まで寒かったが、
午後から、急に暖かくなった。
今日も、暖かったが、
風が強くて肌寒かった。
でも、風が強かったので、
ネックウォーマをしてきた。

今日は学生の書類の添削をするため
大学にでてきた。
もちろん、それだけでなく
自分の論文を書くためでもある。
休日こそ落ち着いて仕事をしたいものだ。

昨日大学内の再利用品の
抽選の結果報告があった。
一回目の希望のときは
iPadを希望したがはずれた。
二度目の募集では
プリンターを希望したら当選した。
昨日その装置を引き取ってきた。
古いカラーレーザープリンターだが、
十分実用になるものである。
現在使っているものより高性能だ。
現在使用しているプリンターは、
通常に使う分には問題がないが、
2度、修理してもらったが
壊れている部分がある状態で使っている。
部品を交換すると、
本体を買えるほどの費用がかかるというので
だましだまし使うことにした。
消耗品のトナーがすでに
何本か購入しているので
それを使いきるまで
何とか使っていく予定だった。
もしそれが突然壊れたら
研究、講義にすぐに支障をきたす。
予備、もしくは代替機が
欲しいと考えていた。
そこで応募したら当選した。
少々大きく重いのが問題だが。

2015-05-22

●さて今日は:No. 5250 2015.05.22


ヒナギク。江別

朝、晴れ間があったが、
その後黒い雲がでてきた。
風も強かった。
歩いている時ぽつりぽつりと降りだしたが、
本降りにならず上がった。
風が強く肌寒かった。

昨日は、午後から会議と
打ち合わせが連続していた。
12時半から5時半まで
びっしりだった。

朝の空き時間に少し論文を書いた。
なかなか進められなかったが、
少しでも進むことが大切だ。
さて、今日はどうなるだろうか。

2015-05-21

●研究も少し:No. 5249 2015.05.21


雫。江別

明け方、雨は上がったが、
雲が多くどんよりした天気だ。
気温も低い。

腰痛はだいぶ治まってきた。
背の筋の一部が
硬くなっているといわれている。
それをもみほぐして貰う必要が
あるかもしれない。
痛みが治まったら、
治療院に再度いって
治療してもらわなければならない。

毎日、論文の原稿を書いている。
少しでもいいから書いている。
少しずつでも進むと達成感がある。
今日も時間はあまりとれないが、
原稿を少しでも進めればと思っている。

2015-05-20

●腰痛が少し回復:No. 5248 2015.05.20


雫。江別

今日は晴れである。
少し風があるが、
雨上がりの青空は気持ちいい。
地面や草むらは濡れているので
しっとりした晴れである。

昨日も治療院にいった。
背筋に凝りがあるという子で、
腰というより背筋を痛めているようだ。
今朝は痛みがだいぶ治まってきた。
しかし、無理せずに治療していこう。
ただ、体を動かし続けなければ
ならないことを感じている。

●プリンキピアを読む:No. 5247 2015.05.20

和田純夫著「プリンキピアを読む
ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?」
(ISBN978-4-06-257638-3 C0242)
を読んだ。
プリンキピアの数学的証明の
重要な部分を解説している本である。
部分的微積分を使ってはいるが
証明のすべては
幾何学的に証明している。
それだけでもスゴイことなのに、
二十歳過ぎの短期間に
この証明のすべてを成し遂げていることがスゴイ。
やはり天才的だったのだ。
素晴らしい集中力である。
そして、ニュートンも
時代の中に生きていた。
歴史の流れや学説に影響されて
プリンキピアを書いていることもわかる。

2015-05-19

●腰痛治療:No. 5246 2015.05.19

花。江別

今日は曇りである。
風もあり、少々肌寒い。

昨日は腰痛を抱えながら
通常の仕事をこなす。
夕方整骨院に治療にいく。
今日も出かけることになっている。
安静にして少しずつ治すしかない。

2015-05-18

●腰痛:No. 5245 2015.05.18


モミジの花。江別

今日は晴れである。
風が少々あったが
寒さはない。
昨日は寒くてストーブを焚いた。

昨夕あたりから、
持病の腰痛が出てきた。
突然ではなく、
最初違和感があり、
じわじわ痛みがでてきた。
ぎっくり腰まで行ってないが、
動くと痛くなるので
今日は腰の固定ベルトをしてきた。
あまり効かないのだが、
気休め程度にはなっているだろう。
整骨院へ行かなければ
ならないかもしれない。

今朝歩いていたら、
カラスに襲われた。
いよいよカラスの子育ての時期なのだ。
歩くコースや対策を
考えなければならない。

2015-05-17

●のんびりと:No. 5244 2015.05.17


花。江別

今日は腫れたり曇ったりの
はっきりしない天気である。
朝から肌寒く、昨日の夕方に続いて
ストーブをたいた。

昨日は昼間で大学で仕事をした。
午後にはauショップへカードの書き換えと
古い携帯を数個を廃棄手続きした。

今日は自宅でのんびりとするつもりだ。
体が怠いので作業を少しながら
のんびりとしたい。

●大絶滅:No. 5243 2015.05.17

デイヴィッド・M・ラウプ著「大絶滅
遺伝子が悪いのか運が悪いのか?」
(ISBN4-89203-265-4 C0045)
を読んだ。
原本は1991年発行で
かなり古い本であるが
述べていることは面白い。
ただし、5回の大絶滅が
すべて隕石説や地球外原因の説であるが
現代ではかなり否定的である。
当時と比べて、現在では白亜紀末の大絶滅は
隕石説が有力でP-T境界は地球内の
複雑な要因の組み合わせである
「プルームの冬」説が主力となっている。
この本での重要なキーワード;
種分化と系統の変遷の違い(ダーウィンの誤解)
弾幕の戦場:種はランダムに殺戮された
殺戮曲線:待ち時間ごとの殺戮種数の平均値の図
絶滅の選択制:相関が偶然によってだけもたらされる可能性
系統性の制約:進化には既存の構造に重要でない変化しか加えられない
ギャンブラーの破産問題:胴元の資金に比べて
ギャンブラーの資金は少ないので破産するのはギャンブラーである

2015-05-16

●酒が少々残っている:No. 5242 2015.05.16


花びらと雫。江別

今朝は曇りである。
昨日のような風がないで
寒さは感じない。
気温はそれほど変わらないが
今日は温かく感じる。

昨夕は飲み会があった。
少々飲み過ぎた。
今朝、アルコールが残っている。
しかし、今日は学生対応があるので
大学に出てきている。
まあ、研究をしたいので、
もともと出てくる予定であった。
学生との約束が亡かったら
家で寝ていたかもしれないが。
研究をするために来たのだから
仕事を始めようか。

2015-05-15

●論文を少し書いた:No. 5241 2015.05.15


花びらと雫。江別

今朝は東の空に雲があったが、
それ以外の空は晴れていた。
ただ、風が強く、冷たかったので
いつもと同じ格好で出てきたら
かなり寒かった。
でも、北海道らしい天気とも言える。

昨日は講、義のあと、校務をこなして
午後、学生対応をした。
そのあと、研究する時間ができた。
論文を少し書いた。
いぜん論文に取り組んだのは
4月中旬くらいで少し時間が空いたので
忘れている部分があった。
一度読みなおしてあらためて買いだした。
少しずつでも書き進めるしかない。
今日も空いた時間に
論文を書いていこう。

125 御嶽山:教訓とすべきこと

 御嶽山は2014年に噴火を起こし、痛ましい事態を招きました。今後、このような事態を繰り返さないために、そこから得られる教訓を私たちは学び取らなければなりません。御嶽山は、私たちに火山噴火にどう向き合うかを、過去にも教えてくれていました。

 御嶽山は、2014年9月27日11時52分に噴火をしました。噴火によって死者57人、行方不明者7名の犠牲者を出しました。これは、戦後最大の火山噴火による犠牲者となりました。御嶽山の噴火を通じて、私たちは、火山についてどのようなことを教訓として学んできたかを見ていきます。そして、2014年の噴火から何を学ぶべきかも考えなければなりません。
 御嶽山は、活火山に指定されていました。ですから火山活動の観測もされていましたが、今回の噴火では痛ましい犠牲者を出してしまいました。その原因を探ることも重要ですが、ここでは、もっと大元のこと、活火山とは何かということについて考えていきます。
 現在活動中の火山であれば、活火山だと誰でもわかります。しかし、活火山でもあっても、活発でない火山や、静かで活動していないようにみえる火山もあります。静かな火山をなぜ活火山と呼ぶのでしょうか。そもそも活火山とはどのような定義なのでしょうか。このエッセイでも活火山については、何度か紹介しているかと思いますが、活火山の定義を紹介してきましょう。
 現在の火山には、広く「火山」という一般的用語と、火山噴火予知連絡会や気象庁が定義している「活火山」があります。
 まず、「火山」です。古い時代の火山も、現在活動中の活火山もすべて、「火山」に含まれます。どんな時代にも火山活動は起こっていましたので、いろいろな時代、いろいろな地域に「火山」はあるはずです。活動を完全に終わっている火山(かつては死火山と呼ばれた)も、現在は全く活動していない火山(かつては休火山と呼ばれた)も、現在活動中の火山(活火山)も、すべて「火山」なります。「火山」は非常に広い意味をもっています。
 かつて使われていた『死火山』は一度も火山活動が記録されていない火山で、『休火山』はかつて活動していた記録がある火山という意味でした。『死火山』、『休火山』という区分は、現在はなくなりました。なぜなら、『死火山』や『休火山』という呼び名は、誤解を招き、時には危険でもある区分だからです。
 御嶽山も、かつて『死火山』と考えられていました。御嶽山は、注意すべき火山とは考えられていなかったのです。ところが、1979年10月28日5時ころ、突然、大きな噴火が起こりました。水蒸気爆発という激しい噴火で、噴煙は高度1000mまで達し、14時には活動が最大になりました。その後、活動は衰えていきました。火山灰は、軽井沢や群馬県の前橋まで観測されています。
 御嶽山は、1979年まで、活火山とは考えられていなかったので、観測体制がとられていない火山でした。前兆現象を調べられることなかったので、前触れもなく、突然の噴火が起こったのです。当時、50名ほどの登山者がいたのですが、負傷者1名だけでの被害ですみました。不幸中の幸いでした。
 現在噴火している西ノ島や桜島、阿蘇山などは、判断に迷うことはありません。噴火の兆候のない火山でも、かつて噴火をしたことが記録に残っているのであれば、活火山にすべきです。御嶽山の噴火の少し前の1975年、火山噴火予知連絡会では「噴火の記録のある火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義して、77火山を選定しました。そこには、御嶽山は含まれていませんでした。
 そこに1979年の御嶽山の噴火が起こりました。この噴火により、火山に対する考え方が、大きく考え直されました。記録の有無に頼るのは、危険であることが、実証されたことになりました。
 歴史時代の記録があるものだけを活火山にするのは危険です。なぜなら、歴史時代の記録も、地域により多い少ないがあるはずです。海域のような人が少ない地域、北海道のように人が住んでいても記録を残す文化を持たない地域などでは、激しい噴火が起こっていても、後世に残されていません。また、古文書があるのは、せいぜい千年程度にすぎません。ですから、歴史記録に頼った火山の分類は危険なのです。
 火山噴火予知連絡会は、1991年年に、「過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と再定義し、83火山を選定しました。1996年には、その数は86火山となりました。
 人為的な記録だけに頼ることなく、火山の噴火史を科学的に調べることも重要になってきました。地質学者は、すべての火山を調べているわけでありません。また、研究が進むと、「過去およそ2000年以内」という定義も、火山学の進歩により、もっと長い期間の休止後活動することもわかってきました。噴出物の年代測定の精度の向上や火山学の進歩によって、火山の噴火史を、詳細にたどることができるようになってきました。
 2003年、「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と再定義し、108個を指定しました。2011年には110個となっています。まだ研究が十分なされていない火山も、多数あります。そのような火山で、今後研究が進むと活火山に指定されていくべきものもあるはずです。
 活火山の指定の背景は、火山学の進歩がありました。そして指定されると観測網が構築され、噴火の兆候があれば、いち早く警報を出す体制ができてきました。
 今回、その警告システムの不備をついて、御嶽山の噴火が起こりました。紅葉のきれいな時期の9月27日、土曜日、晴れの日に、登山者が一番多い時間帯、11時52分に噴火がおこりました。不幸な偶然も重なったのでしょう。
 現状の警報システムに甘んじることなく、よりよいものを考えていくべきでしょう。予知システムの点検も必要でしょう。現状のシステムを点検し、不備があれば修正すべきでしょう。また、登山中の人への警告の発し方、避難所の作り方なども再考すべき点もあるでしょう。
 しかし、私たちの科学は、まだまだ自然を十分理解していないことを銘記すべきです。そこの認識不足が、一番の原因ではないでしょうか。自然に対してもっと謙虚になるべきです。
 私たちは、今回の噴火から、何を教訓とすべきでしょうか。それ皆でを考えていくことが、一番重要なことではないでしょうか。そして、よりよく火山を知るための科学を進めていくことも重要でしょう。そんなことを、2014年の噴火から、私は学びました。

・学ぶこと・
御嶽山の噴火は、まだ1年も経過していません。
重要なことは、今回の噴火から学ぶことです。
いろいろ考えるべきことがあるはずです。
どうすれば、噴火の予兆現象をよりよく捉えられるのか。
噴火はいつ、どこで、どの程度の規模が起こるのか。
多分このような予知は自然現象なので、
特別な火山でないとできなと思います。
しかし、少しでも予兆があれば、
その危険性をいち早く知らせ、対処できれば、
犠牲を減らすことはできるはずです。
たとえ「オオカミ少年」になっても
警告は、繰り返す必要があります。
現状で危険と判断されるのなら、
強制的に立入禁止の措置も必要でしょう。
私たちはもっと学ばなければなりません。

・箱根・
この原稿は5月上旬に野外調査に出るために、
早めから準備をしていました。
箱根か御嶽山で書こうと、準備をしてました。
そして御嶽山で書き始めていました。
そんな矢先、箱根で火山活動が激しくなった
というニュースが流れました。
かつて住んでいた近くでの火山活動です。
観光を生業としている方が多いので
今回の活発化は大きなダメージでしょう。
箱根は火山の恩恵を受けている地域でもあるのです。
その背景には危険性があることを当然考慮すべきでしょう。
いろいろ考えることもありましたが
それは別の機会にしましょう。

GeoEssay 125 御嶽山:教訓とすべきこと

GeoEssay
125 御嶽山:教訓とすべきこと
を発行しました。

御嶽山は2014年に噴火を起こし、
痛ましい事態を招きました。
今後、このような事態を繰り返さないために、
そこから得られる教訓を
私たちは学び取らなければなりません。
御嶽山は、私たちに火山噴火にどう向き合うかを、
過去にも教えてくれていました。

2015-05-14

●記憶のデジタル化:No. 5240 2015.05.14


花びらと雫。江別

今朝も雨である。
心地よい雨である。

昨日までは校務に追われていたが、
やっと一段落してきた。
つまりは、通常モードになってきた。
ゴールデンウィーク明けでたまっていた校務と
調査で不在であった分のしわ寄せが
一気に押し寄せた感じだった。

調査は一定の成果を上げることができた。
ただ、大量の調査データがあるので、
それをどう整理するかが問題だ。
いつもこれには悩まされる。
基本的に記録はデジタルで行なっている。
実物試料は採集していない。
砂や石ころ以外は、
処理するシステムがないからだ。
それに今回の場所は
天然記念物の場所が何箇所があった。
画像記録しかできない。
私はそれで十分である。
その結果、大量の画像(24GB)があり、
ルートや位置情報は
精度の高いGPSのトラックやウエイポイントで
記録されている。
露頭の記録も画像で行なっている。
だから基本情報はすべてデジタルで
おさえていることになる。
でも、早めに整理をしたい。
記録はいっぱいとってはいるが
それを補う情報が問題である。
今なら、記録で足りない部分を
記憶で補うことができるからだ。
時間とともに記憶は薄れ消えていく。
試料に関する重要な情報を
早くデジタルに定着させなければならない。
時間が取れるだろうか。

EarthEssay 5_129 APT 5:意義

EarthEssay
5_129 APT 5:意義
を発行しました。

今回の報告は、11名の著者による共同研究です。
その対象は、小さな鉱物の部分を針のように尖らせ、
ナノメートルのレベルの測定をおこなっています。
小さい部分の測定ですが、
そこから得られる意義は、
大きいものだと考えられます。

2015-05-13

●ぼーっとしてる:No. 5239 2015.05.13


雫。江別

今朝は雨である。
昨夕からの雨が降り続いている。
それほどひどくはない。
しとしとと降る雨が心地よい。
足元の水たまりが嫌だが、
泥沼でないのだから、
贅沢をいうべきではない。

昨日は3つの講義の合間に
こまごましたことをいろいろした。
終わりがない。
今日は朝の講義の後、
すべきこと、やり残したことを
こなしていかなければならない。
そろそろ論文の準備を
本格的に進めなければならない。

まだ、野外調査の影響が抜けない。
ただ、ぼーっとしてるだけなのかもしないが。

2015-05-12

●山のような仕事が:No. 5238 2015.05.12


イチョウの若葉。江別

今日は風が強く
気温は高そうだが、
体感温度は低い。
台風の影響だろうか。

帰ってきたばかりの北海道は寒かった。
予想通り、仕事が山ほどたまっている。
今日は、講義が3つあるので、
その合間に明日の準備、
校務、連絡などなど
いろいろしなければならない。
早急にすべき事務処理もいろいろある。
ややこしいことが一杯ある。
さあ始めよう。

2015-05-11

●宇宙人の探し方:No. 5237 2015.05.11

鳴沢真也著「宇宙人の探し方
地球外知的生命探査の科学とロマン」
(ISBN978-4-344-98328-1 C0295)
を読んだ。
あまり期待せずに読んだが、
なかなか面白かった。
科学者がどのような思い出SETIをやっているのか。
ただし、本格的な科学にはならない。
本業でするのはほんの一部の
恵まれた条件を持っている人になるだろう。
しかし、多人数が興味を持っていることも確かだ。
なかなかおもしろかった。

2015-05-10

●E=mc2:No. 5236 2015.05.10

ディヴィッド・ボダニス著「E=mc2
世界一有名な方程式の「伝記」」
(ISBN978-4-15-050371-0 C0142)
を読んだ。
有名な式E=mc^2に関する
いろいろな科学的背景、科学者の思い、
科学の歴史的背景などを紹介している。
まとまりがなさそうにみえたが、
それなりに読めたのは
作者の腕力であろう。
また、注が90ページ近くあり、
それもなかなか読み応えのあるものであった。

2015-05-07

EarthEssay 5_128 APT 4:装置

EarthEssay
5_128 APT 4:装置
を発行しました。

今回からやっと、
APTの仕組みを紹介していきます。
その原理は比較的わかりやすいのですが、
原子ひとつひとつになされる操作なので、
そこにはいろいろなアイディアと、
極限的な技術が組み込まれています。

2015-05-06

●調査準備:No. 5235 2015.05.06


イチョウの若葉。江別

今日は晴れ間があるが、
風が強い。
気温は低くないが
体感温度が低い。
ただし、上着を着ると暑い。

昨日は自宅で用たしをした。
主には自宅の手入れである。
あとは、原稿書きをした。

今日も研究室に
いつもの時間に来ている。
いよいよ明日調査に
出かけることになる。
そのために、締め切りのある
校務書類の提出と
出かける最後の準備として
ノートパソコンとUSBメモリに
最終データをバックアップして、
持って帰ることである。
弁当を持ってきているが
昼過ぎには帰りたいものだ。

2015-05-04

●調査準備:No. 5234 2015.05.04

ムスカリ。江別

今日は曇っていたが、
大学に着く頃には
晴れ間が覗いてきた。
風が強かった。
朝、歩いてる横を
次男が自転車で駆け抜けていった。
クラブにいくために一番バスに乗るためだ。
このようば場面は二度目だ。

今日は休日だが
いつものように大学に出てきた。
今日荷物を発送するので
調査用資料を整理してまとめること。
書くべき原稿と論文の準備をすること。
ある人から受けた重要なテーマに関する
質問への答えを考えること。
など、いろいろすることがある。
頭を使う仕事だ。
弁当を持ってきたので
昼すぎまでいる予定である。
午後には荷物を発送するつもりだ。

昨日は、あれこれ雑用をやった。
午前中は、次男を連れて買い物や用達にいった。
探していたものをいくつか見つけ、
いくつは見つけられず、
買い忘れたものがあり、
思わぬものを買ってしまった。
午後、庭の笹を抜きをして、ひと汗かく。
充実した休日だったのだろうか?

2015-05-03

●我が家の方法:No. 5233 2015.05.03

フクジュソウ。江別

今日は曇っている。
しかし、もう5月だ。
肌寒くはあっても、寒くはない。

昨日、家族ではじめての店に焼き肉を食べに出かけた。
次男の誕生日祝いでもある。
腹一杯焼き肉を食べたので子供らも満足だろう。

今日は自宅で過ごすが、
次男とともに買い物にでるかもしれない。
長男は模擬試験だそうだ。
もう子どもたちの行動は、私は把握しきれない。
家内がカレンダーに書いて把握しているだけだ。
クラブの日程なども可能な限り把握している。
私に日程も家内に伝えてカレンダーに記入していく。
それが我が家の方法になってきたようだ。

●忌野清志郎:No. 5232 2015.05.03

5月2日はテレビで忌野清志郎の
追悼の番組がいろいろ放送されていた。
死後、9年目なので再放送が多いのようだが、
昨夜、2本の放送を見た。
2つとも以前見たことがあるものだった。
しかし、彼が30歳台のとき、
社会批判の歌に向かった背景に思いを馳せた。
ロックの魂を感じる。
今の時代に彼の精神を引き継いでる人材は少ない。
地質学者の中にもロックの魂をもった人がいる。
自分の心情と違った社会、常識にどう対処するか。
下を向いて自分の心情を押し込めるのか。
非難を覚悟で自分の思いを発信するのか。
後者は忌野清志郎で、Ma氏だ。
前者は私だ。
私は、忌野清志郎が死んだ年齢を超えてしまった。
そして自分の保身や家族の生活の安定のために、
組織運営に貢献している。
大胆に行動することもでない忸怩たものもあるが、
私がそんな器でないこともわかっている。
そこにもジレンマがある。

5月2日は、私の誕生日でもある。
誕生日の夜にそんこと考えた。
そして私は忌野清志郎が生きた年齢を昨夜越えた。
coversとTimersを聞きたくなった。

●フーコーの振り子:No. 5231 2015.05.03

アミール・D・アクゼル著「フーコーの振り子
科学を勝利に導いた世紀の大実験」
(ISBN4-15-208680-7 C0040)
を読んだ。
コペルニク、ケプラー、ガリレオなど西洋科学者で
宗教の呪縛に悩み、修正、格闘した人がいる。
しかし、彼は地球が太陽の周りを回っていることを
万人がわかる形で示したわけではない。
一番わかりやす方法は、
フーコーの振り子だろう。
コリオリの力を示すことで、
地球の自転を示すのだ。
この実験は一目瞭然。
バチカンもやがてはこの実験を受入た。
しかし、この実験を提示したフーコーは
フランスで不遇時代が長かった。
それは学閥、学歴、肩書など因襲によるもので
実力、実績での評価を嫌ったからだ。
しかし、フーコーを支持した大物たちもいた。
ナポレオン3世やアラゴーだ。
時代を感じさせる。
最後に感想を。
アクゼルの本なのに、
フーコー自身の履歴や業績に関するストーリーが不鮮明だ。
それが残念だ。

2015-05-02

●たっぷりと研究時間を:No. 5230 2015.05.02

ナナカマドの若葉。江別

今日も晴れ。
風が少々強い。
しかし、暖かい日だ。

今日は少しの校務をして
研究をするために大学きている。
その他に、調査の下調べなどの準備をする。
弁当を持ってきたが
昼過ぎには帰る予定だ。

明日は休む予定だが、
それ以外は毎日、昼前後まで
大学で研究をする予定だ。
7日から調査にでるのでその準備、
そしてたっぷりと研究時間をとりたい。
それといくつかの校務をする予定だ。

2015-05-01

Monolog 160 時間は本当に存在するのか

Monolog
160 時間は本当に存在するのか
を発行しました。

時間を哲学では、
非常に難しい対象として研究されています。
私は、地質学でどう扱っていくべきかを、
重要なテーマととして取り組んでいます。
時間は、自然科学でも地質学でも、
難しい対象なのです。

●家族の成長:No. 5229 2015.05.01

タンポポ。江別

今日は晴れ。
風はあったが肌寒さはほとんどない。
自宅を出る時間が遅めであったので、
それで暖かったのかもしれない。

起きる直前、寝汗をいっぱいかいた。
朝食を食べ終わって
しばらくすると汗が出てきた。
頭痛もまだ残っている。
体調が良くない。
校務として今日中に
しなければならないことが
いくつがあるので、それをこなす。
講義もあるので
うまく時間のやりくりしなければならない。

連休中は研究をしたいので
大学に出てくるつもりだ。
家族サービスは
子どもがクラブをしているので
全員でなにかをすることは
ほとんどなくなった。
夕食を一緒に食べに行く程度だ。
昨夜、次男にクラブの休みの日に
「一日どこかにでも観光にでもいくか」
とさそったら
「露天風呂のある温泉くらいでいい」という。
おもわず「オヤジか」といってしまった。
まあ、温泉もいいのかもしれない。
昔は家族で温泉もよくいったのだが。
もう家族全員が
親の意向で行動する時期は
過ぎたのかもしれない。
家族の成長、時間の流れのだろうか。