2012-03-29

EarthEssay 6_98 生命の起源2:生命の材料

EarthEssay
6_98 生命の起源2:生命の材料
を発行しました。

生命にとって必須のDNAをつくる材料が
隕石から発見されました。
それが、地球外で形成され、
地球のもたらさたことを慎重に検証されました。
生命の材料が地球外でも形成可能だ
というインパクトのある結論になります。
その研究の概要を紹介しましょう。

2012-03-23

●すべてを握る図:No. 4013 2012.03.23

並木。江別市文京台

今日は薄っすらと積雪があった。
自宅を出る前にも結構激しく降っていたが、
積雪量はそれほど多くなかった。
3月も下旬なのに
今年は雪がよく降る。

来週26日から4月1日まで
京都に帰省する。
しばらくこのサイトの更新も
滞ることになる。
明日は恩師の退官記念パーティが昼からある。
明日も大学に出てからいくか、
自宅から直接行くかどうか迷っている。
日曜日には帰省の準備をしなければならない。
まあ、それより今日、今すべきことを
優先すべきだ。
現在進行中の論文のための図を書くこと。
その図を書くために、
論文や専門書を読んで、
理解を深めるしかない。
ここしばらく、それにかかっているが
なかなかはかどらない。
次の論文のすべてを握る図になりそうだ。

●龍馬の黒幕:No. 4012 2012.03.23

加治将一著「龍馬の黒幕」
(ISBN978-4-396-33506-9 C0120)
を読んだ。
フリーメイソンと明治維新の関連を
述べたはずだが、
あまりフリーメイソンについては
強調されていない。
また、龍馬暗殺についての新説を提唱している。
説明や時系列、人文描写が飛び飛びなので
フォローするのが大変である。
ノンフィクションの書き方として理解しづらい。
また、フィクションでは許される論理が、
ノンフィクションでは許されない論理が多数あり、
信頼性が低く感じる。
彼の作品は小説じたてのほうが面白い。

2012-03-22

●精神的安定:No. 4011 2012.03.22

ハルニレ。江別市文京台

今朝は青空がのぞいているところもあったが
黒い 雲が多かった。
朝の冷え込みがあり
道は凍っていたが、
寒さはそれほどではない。

昨日は自宅に持って帰るべき荷物が
かあんりあったので、
家内に車で迎えに来てもらった。
研究室の整理をスキマ時間をみて続けている。
だいぶ整理できてきた。
ただ、大量のデータベースの
デジタル化があまり進んでいない。
まだ3分の1ほどしか終わっていない。
データベース化は、なかなか大変でなので、
暇を見て長い目で少しずつ進めるしかない。

昨日は原稿をひとつ書くのに手こずった。
いろいろ調べこと、考えることがあり、
少々手間取ったが、草稿はできた。
今日の午前中に完成させる予定だ。
その後、論文のための論文や本を読み、
理解して、図化するつもりである。
夕方には医者に行く予定だ。
毎日が少しずつすべきことがあり、
それができた、できないで一喜一憂する。
そんな日々が淡々と続く。
でも研究を進めているということは、
精神的に安定が保てる。
こんな時間が長く続かないのが残念だ。

EarthEssay 6_97 生命の起源1:信頼度

EarthEssay
6_97 生命の起源1:信頼度
を発行しました。

生命の起源について、
何度かこのエッセイでも取り上げています。
新しい事実や考えが提示されたことをきっかけに、
話題として取り上げきました。
時間と共にそのようなデータは集まってきます。
しばらくし間が開くと、
話題がたまってきました。
ここ1年ほどの間に、
集めた話題をまとめて紹介しましょう。

2012-03-21

●身の丈:No. 4010 2012.03.21

木立。江別市文京台

今朝は、少し遅目に自宅を出る。
雪の道をいつものように歩いて行く。
寒さはそれほどではない。
青空もみえている。
三寒四温のリズムは乱れているが、
寒さと温かさが繰り返される。

ある大学の中を歩いていると、
女子学生が多数歩いている。
こんな時間にめずらしい。
大きな荷物をもっている娘も、
母親と一緒の娘、
タクシーで乗り付ける娘、
ドレスや紺袴の娘もいる。
この大学の卒業式のだろう。
この大学は卒業式を学内でおこなうのだ。
周辺の大学は学内でおこなうことが多い。
我が大学は外の会場を使い、
祝賀会もホテルを使っている。
自分の身の丈を考えてやればいいのにと
いうスタッフも多い。
だがいったんできた慣習は
なかなか変えられないものだ。
しかし、そんな身についた
さまざまな慣習や振る舞いを
見返すことも必要ではないか。
大学評価などに多大な精力を使うことより、
身近な修正も重要ではないだろうか。
他大学の行動を見ながらそんなことを感じた。

2012-03-19

●次男の喋り:No. 4009 2012.03.19

ポプラ。江別市文京台

今朝は、4時前に目がさめたので
本を読み始めたら、
2度寝をしたら、
30分ほど寝過ごした。
朝食を食べ終わったら、
次男が起きてきたので、
またペチャクチャと喋りだしたので、
本を読めなくなった。
まあ仕方がないか。

今日は3月の残された時間が
少なくなってきた。
仕事が滞っている。
予定通りにできないの承知のうえだが、
充分時間をかけられないのがつらい。
今夜は学科の飲み会だ。

2012-03-18

●幕末維新の暗号:No. 4008 2012.03.18

加治将一著「幕末維新の暗号」
(ISBN978-4-396-61286-3 C0021)
を読んだ。
歴史を素材にした小説である。
明石散人のような小説である。
自分の陰謀史観をいろいろな証拠によって
展開するものである。
論理的には証拠不十分のところが多々あるが、
小説として考えれば
面白みは増す。
同じ著者の他の本も読みだした。

2012-03-16

●卒業式:No. 4007 2012.03.16

サイロ。江別市文京台

今朝は早めに目が覚め、
そのまま起床した。
朝少し早めに自宅をでる。
朝日がもう登っている。
ただし、東の空に雲があったので、
日は射さなかったが。

今日は卒業式である。
早目に昼食をとり、
昼前に大学を出る予定だ。
今年の卒業生は、
昨年1年間は愛媛にいたので、
4年生からの付き合いである。
通常な3年生からの
付き合いになるのだが、
何度も飲んだことがあるので
親しみを深く感じる。
大学と学科の謝恩会で最後となる。
社会にでても頑張ってほしいものだ。

2012-03-15

●今の充実を:No. 4006 2012.03.15

雪化粧。江別市文京台

今朝は3時ころに目が覚めたが、
本を読んでうとうとした。
そして5時前に起きた。
いつものように自宅を出た。
今朝も薄っすらと雪景色であった。

昨日はだいぶ仕事がはかどった。
石の試料の整理。
データのデジタル化も少しした。
原稿もひとつ書いた。
論文のための付加体の文献をだいぶ読めた。
そして現状が把握できてきた。
地味な作業だが、
研究に関わる仕事ができると
充実感がある。
今日もしたいことが色々あるので、
作業を続けよう。
午後から会議だが。
でも、3月ももう半ばだ。
月の最後の週は京都に家族で帰省する。
あと10日ほどしか作業できる時間がない。
残りの時間を考えるより、
今日の今の時間の充実を考えねば。

87 手結:秩序の困惑


土佐湾に面した高知の海岸線はいびつなところがいくつかあります。手結のメランジュはそんないびつな場になります。メランジュにはそれなりの秩序があるのですが、困惑を感じます。秩序に安心を感じる整然層とはいいコントラストになります。付加体は、相反する気持ちが湧き起こる場でもあります。

四国は大雑把に見ると、少々いびつですが、長方形になっています。高知県は四角形の下(南)側にあたります。太平洋むかって、右下(南東)と左下(南西)の角にあたるところが、飛び出して岬になっています。西が足摺岬、東が室戸岬になっています。岬の先端には、マグマが活動してできた深成岩があります。これらの不思議なマグマの活動については、以前にも紹介しました。四角形の底辺の真ん中が高知市にあたり、海岸線は内側にくぼみ、弧を描くように湾曲しています。土佐湾です。
土佐湾の奥、高知市付近では、なだらかな弧を描いた海岸が続くところに、ところどろこにギザギザした出っ張った海岸線があります。高知市より東側には、香南(こうなん)市の佛岬(ほとけみさき)から住吉漁港にかけてが出っ張って、ギザギザした海岸線となっています。西側は横浪(よこなみ)半島もギザギザしています。このような出っ張りは、地質の違いに由来しています。
今回はその香南市のギザギザの地形の地域の紹介です。
佛岬と住吉漁港の間に手結(てい)岬があり、その地名からとった手結メランジュが有名です。横浪もメランジュが分布するところとして地質学では有名です。両者は、もともとは連続していたものと考えられていますが、高知市の沖で、メランジュは海岸に消えます。
手結メランジュは、四万十帯の北帯に属します。四万十帯には、整然とした地層(コヒレント層ともよばれる)とメランジュの部分が混じっています。このような地質体は、付加体とよばれ、列島固有のものです。
四万十帯は、これまでエッセイに何度もでてきたのですが、概略を見ておきましょう。
四万十帯の北側(内陸側)には古い地層(白亜紀から)があり、南側(海側)には新しい地層(古第三紀から)があり、海に向かって年代が若くなってきます。北を北帯、南を南帯に区分し、両者の境界は断層帯となっています。断層帯は、高知西部(幡多半島付近)では中筋(なかすじ)構造線、高知東部(室戸半島付近)では安芸(あき)構造線と呼ばれています。両者の間には土佐湾があるので、定かではないですが、連続している構造線だと考えられています。あわせて安芸・中筋構造線と呼ばれることがあります。
北帯には主に白亜紀の地層とメランジュが多数あり、南帯には主には新生代の整然層が多くなっています。高知の東の四万十帯北帯は、古い新荘川層群と新しい安芸層群とに区分されています。安芸層群は、砂岩泥岩の繰り返し(互層)の整然とした地層と、何列かのメランジュが見られます。手結メランジュは、それらのメランジュ列のひとつにあたります。
付加体は、海洋プレートの沈む込みにともなって陸側にできる地質体です。沈み込み帯はプレートがぶつかるところですから、圧縮する力が常に働いている場です。地層に圧縮が起こると、陸側プレートの先端には、スラストと呼ばれる低角度の逆断層が形成されます。付加体の先端には、規則正しく瓦が並らぶようにスラストができることから、覆瓦(ふくが)スラスト(implicate thrust)のゾーンができます。
覆瓦スラストの下には水平方向の断層(decollement;デコルマあるいはデコルマンと呼ばれます)ができます。デコルマンの上には、内部に多数の覆瓦スラストをもった付加体の「スライス」ができます。もっと圧縮が起こると、デコルマンがより深部に移動して、2段目の付加体の「スライス」ができます。この2段目の「スライス」の先端でも新たなスラストができ、堆積層の短縮と付加が起こります。このような付加体の「スライス」の重なりをデュープレックス(duplex)と呼んでいます。デュープレックスにより、地層の重なりが起こります。
さらに重なりが生じます。圧縮の力によって、それまであったデュープレックスした付加体の「スライス」を大規模に切る大きなスラストができます。このスラストは、今までの覆瓦スラストやデコルマン、デュープレックスなど比較的秩序だった繰り返しの断層を、大規模に切ることになります。それまでのスラストの序列を乱すことから、序列外スラスト(out of sequence thrust)と呼ばれています。
以上のように付加体の地質は、秩序がありますが、非常に複雑なものであります。それに、まだ完全に解明されていないところもあります。ただ、付加体の厚く見える地層は、圧縮場でできたスラストによって同じ地層が何度も繰り返しているということです。スラストには、その境界部が見えないようなものもあり、非常に解析しづらいところもあります。
地層の繰り返しがることを証明するためには、化石によって、時代が繰り返していることを示す必要があります。非常に根気のいる作業です。高知県はその研究が、非常によくおこなわれた地域でもあります。
さて、付加体のもう一つの特徴であるメランジュです。混在岩などと呼ばれることもあります。決まった起源のある岩石ではなく、その起源は問いません。通常の岩石とは明らかに違います。小規模なものはメランジュとは呼ばず、大規模で地質図に記載されるものに対してメランジュを用います。メランジュは、付加体だけにあるのではなく、大地の運動が激しい所でみられます。地すべりや土石流、断層運動などによるものがあります。
メランジュは、付加体に特徴的にみられ、地質学的にいくつかの共通する特徴をもっています。上で述べたように地質図に表現できる大きさのもので、細粒の物質(今では固まって岩石になっていることが多く基質と呼ばれています)のなかに、ブロック状の大きな岩石(地層状の堆積岩、火成岩や変成岩のこともあります)が取り込まれているつくりをもっています。基質の岩石は変形していて片状に割れやすくなっています。基質は、泥岩のことが多のですが、蛇紋岩や砂岩のこともあります。ブロックの大きさもさざまざです。
基質が片状になるためには、圧力と温度が必要です。付加体ですから圧縮の力は常にかかっています。温度も、150から300℃程度まで上がり、時には一部の岩石が融けることもあります。その熱源は、断層活動にともなる摩擦熱だと考えられています。手結メランジュは150℃ほどになったとされています。横浪メランジュは、250℃ほどと温度がより高くかったと考えられています。横浪メランジュからは、断層で溶けた石がみつかっています。世界初の発見です。
整然と混在、コヒレントとメランジュが付加体の特徴です。メランジュを見ると秩序の中に困惑を感じ、整然層をみると安心を感じる秩序があります。付加体は、相反する気持ちが湧き起こる場でもあります。
手結の海岸を訪れたのは昨年秋でした。空港からも近く、国道沿いでもあるので、アプローチがすごくいいので、すぐにいくことができます。と、思って油断していると、時間切れで充分見ることができなかったりするのですが。台風の高波の影響であちこち被害を受けていたのと、天気が少々崩れてきたので、私はざっとしか見ることができませんでした。まさに油断していました。次回は、ぜひきちんと見たいと思っています。

・構造侵食・
現在、付加体についての論文の構想をねっています。
そのため、付加体について文献を読み、
概略図を作成しながら、毎日考えています。
今回のエッセイもその影響でしょう。
ついつい付加体の説明がメインになってしまいました。
複雑な構造は、言葉で説明しても、なかなかわかりにくいです。
私も理解するのに時間がかかりました。
まだ完全には解明されていない部分もあります。
沈み込み帯には付加体が形成されない
「構造侵食」が起こっているところもあります。
沈み込み帯は圧縮と書きましたが、
マリアナ海溝ように列島の後ろに
引っ張り(伸張)の力が働く場もあります。
まだまだ自然は全貌を示してくれません。

・移動の季節・
人が移動する季節です。
大学は入試も最終盤です。
そして卒業式シーズンです。
我が大学も金曜日に卒業式があります。
小・中・高校も卒業式でしょう。
中でも、大学の卒業は、
若者たちの人生における大きな区切りとなるはずです。
いよいよ春から社会人となります。
それぞれの社会生活がまっているのでしょう。
健闘を期待します。

GeoEssay 87 手結:秩序の困惑

GeoEssay
87 手結:秩序の困惑
を発行しました。

土佐湾に面した高知の海岸線は
いびつなところがいくつかあります。
手結のメランジュはそんないびつな場になります。
メランジュにはそれなりの秩序があるのですが、
困惑を感じます。
秩序に安心を感じる整然層とはいいコントラストになります。
付加体は、相反する気持ちが湧き起こる場でもあります。

EarthEssay 5_105 イトカワ 4:検証

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5_105 イトカワ 4:検証
を発行しました。

イトカワの初期成果は、
だいぶ出てきました。
その初期的報告の概要をまとめておきましょう。
その成果のなかで一番重要なことは、
推定が検証されたことではないでしょうか。
これからの研究では、新知見が期待されます。

2012-03-14

●定年後の研究:No. 4005 2012.03.14

木立と青空。江別市文京台

今朝は4時半に目が覚めたが、
昨夜飲み会で遅かったので
本を読んで、もう一度、寝た。
その後、目が覚めたのは6時だった。
1時間ほど遅く起きたことになる。
ただし昨夜はいつもより、
2時間ほど遅く寝たのだが。

朝遅かったので、
次男と一緒に朝食をとった。
いつもは一人で本を読んで
朝の時間を過ごすのだが、
今朝は次男の話を聞いていた。
次男はよくしゃべるので、
本など読めたものではない。

昨日、何人かの先生と話しをした。
人文科学や社会学では、
定年をしてから、研究を続けて、
一線級でいる人がたくさんいるという。
理系は実験装置や施設がないと
できない研究も多い。
そうなると定年すると研究者としての
現役をやめるしかない。
しかし、手元の重要文献や思索を
中心とした研究であればできる。
そして、十分な時間があるのならば、
現役時代より研究を深めることは
可能である。
たとえ頭脳が衰えてもだ。
そんな考え方も可能だと昨夜の話から思いついた。
私も地質学プロパーから、
哲学方面にシフトしているから、
そのような道が可能かもしれない。
検討の価値あり。

2012-03-13

●送別会:No. 4004 2012.03.13

朝日。江別市文京台

朝起きて、しばらくすると
小雪がぱらついてきた。
自宅を出る頃には、
雪は止んでいたが、
うっすらと白く積もっていた。
寒さはそれなりだが、
耐えられる寒さだ。
春は近い。

砂試料の整理が昨日終わった。
次は、石の試料を整理していきたいが、
まだ少しかかりそうだ。
データベースの取り込みが遅れいている。
昨日は論文用の作図、作表をした。

今日は昼に会議があり、
夜は学部の送別会がある。

2012-03-12

●つまっている:No. 4003 2012.03.12

坂道。江別市文京台

今日はいつもより早目に自宅を出る。
氷ははっているが、
冷え込みはそれほどではない。
今日も着るものを少し薄くした。
それでもあまり寒さを感じない。

今週から来週にかけて、
会議と飲み会が連続する。
今日は予定が入っていないので、
研究をする予定で。
砂の試料整理があと少しで終わる。
それをなんとか終わらせたい。
それと書き始めた論文のための
作図もつづけなければならない。

2012-03-11

●はじめてのえころじい:No. 4002 2012.03.11

藤井宏一編著「はじめてのえころじい」
(ISBN4-7853-0603-3 C0045)
を読んだ。
少々古い内容であるが、
会話文による話題の展開である。
このような展開は好きである。
内容が深いものをわかりやすくするつもりが
少々わかりにくくなっている気がする。
でも複数の著者が統一した会話調で
かけているのがすごい。

2012-03-09

●忘れてはいけない:No. 4001 2012.03.09

朝日。江別市文京台

いつもり少し早めに自宅を出る。
明るくなっている。
氷点下になって、道路も凍っているが、
寒さはそれほどでもない。

大震災からもうじき1年。
メディアではいろいろな特集が
組まれているのだろう。
一部始まっているので見ている。
家内はもう見れないという。
そし、少なくとも当日、多くの人が
その日を思い浮かべることだろう。
私は四国にいて、
災害の瞬間に気づかなかった。
その後夕方、異変を知り、
親族の安否確認に右往左往した。
その後、長い間の脱力感が襲った。
多くの人は多かれ少なかれ、
似たような体験をしただろう。
脱力感の傍ら、
止むに止まれぬ気持ちにもなっただろう。
あの日を忘れてはいけない。

2012-03-08

●悩ましい時代:No. 4000 2012.03.08

坂道。江別市文京台

いつものように自宅をでて歩いてきた。
今朝は、道路は凝っていたので
氷点下になっていたが、
寒さはそれほどではない。
上に着ていたベストをやめた。
一歩、春に近づいた。

公立高校の入試があった。
私立高校はすでに終わっている。
大学の2次募集の入試も先日あった。
18歳人口の減少、
大学への入学者数の減少もあいまって
多くの地方私立大学は苦境に立たされている。
大学の改革、改善は常に必要だが、
下手な変革は命取りになる。
でも座していては、危機は深まるばかりだ。
動かなければならないのは必至。
悩ましい時代が続く。
これが現代でもある。

EarthEssay 5_104 イトカワ 3:クレーター

EarthEssay
5_104 イトカワ 3:クレーター
を発行しました。

先日、イトカワの試料から小さなクレーターが
発見されたというニュースが流れました。
イトカワの試料を初期分析している過程で発見されたものです。
その内容を、速報として紹介しましょう。

2012-03-07

●春だなあ:No. 3999 2012.03.07

雪解けの並木。江別市文京台

今朝はいつもより早目に自宅を出た。
非常に暖かい。
明け方は氷点下になったようだ。
アスファルトのところは凍っている。
溶けかけの雪のところは、
朝でもぐしょぐしょのままである。
雪解けの時期である。

昨夕の帰宅時も、
ぐしょぐしょの道であった。
水たまりがいっぱいあって、
靴に水がシミてきた。
2シーズン目の雪靴だったが、
だいぶガタがでてきた。
今朝は、冬用の短靴にしてきた。
春だなあ。

●海底ごりごり 地球史発掘:No. 3998 2012.03.07

須藤斎著「海底ごりごり 地球史発掘」
(ISBN978-4-569-80164-3 C0244)
を読んだ。
IODPの航海である。
友人がH氏がコチーフをしているレグだ。
ニュージーランド沖を数箇所
掘削するプロジェクトである。
もう、私は地質学のプロパーを降りたので、
乗船する機会はないので、
羨ましさ半分、あきらめ半分。
自分なりのやりたいことをすることへの
意識の確認半分、動機の増進半分。
彼の書くものは、等身大で共感できる。

2012-03-06

●マネージメント:No. 3997 2012.03.06

雪木立。江別市文京台

また積雪である。
ただし暖かいので、
湿った空気である。
湿った雪なので
枝にたくさん積もっている。
それが非日常の景観を生む。

淡々と研究作業を続けている。
すると校務を忘れていたことに気づいた。
あわててメールで連絡をしたが、
その議論も別の会議で無効になりそうだ。
拙速な感があった。
まあ与えられた仕事をすべきである。
私にはマネージメントは向いていない。
研究を一人ですることが向いているようだ。

2012-03-05

●決着!恐竜絶滅論争:No. 3996 2012.03.05

後藤和久著「決着!恐竜絶滅論争」
(ISBN978-4-00-029586-4 C0344)
を読んだ。
なかなか面白い内容であった。
恐竜絶滅が地質学者では自明とおもっていたが、
メディアに流れるのが反対論者の説ばかりなので、
それに決着を付けるために、
41名でサイエンスに掲載された論文。
その裏舞台から内容を
わかりやすくまとめた本である。
なかなか面白かった。

●子供へサービス:No. 3995 2012.03.05

霧氷?。江別市文京台

穏やかな朝だ。
いつもより少々遅目の起床。
そしていつもより遅めの出立。
見かけの違う景色。
それが楽しい。

休日は自宅でじっとしていた。
子どもたちも結局は自宅でうだうだ。
本当は子どもたちを
連れて出かけたいのだが、
なかなか出かけられない。
なぜだろう。
心に余裕が無いためだろうか。
体力的に疲れているからなのだろうか。
長男と次男の生活パターンが
まったく変わってしまったからか。
次男へのサービスが少ない気がする。
もっと時間や手をかけてあげなければなあ。

2012-03-04

●積雪:No. 3994 2012.03.04

昨日から雪が降っている。
今朝も結構積もっている。

昨日は次男と札幌に買い物に行くつもりであったが、
次男の行事があることが発覚して、
中止して、翌日いくことにした。
いろいろ調べたり、手配したら、
街に行かなくてもいいことになった。
次男がその行事にいくと
手違いで部屋がおさえられていなくて、中止。
いろいろドタバタした、
自助努力でなんとかなった。
今日は朝から除雪だ。

2012-03-03

●リブート!:No. 3993 2012.03.03

福田和代著「リブート!」
(ISBN978-4-575-23733-7 C0093)
を読んだ。
銀行のIT関連のSEたちのトラブルへの対処と
その人間関係を描いものである。
コンピュータやプログラムのトラブルが中心で
人間模様が薄感じた。
舞台やパーツはいいのだが、
ストーリが今ひとつであった。

2012-03-01

●整理が大切:No. 3991 2012.03.01

朝日。江別市文京台

いつより早めに目が覚めた。
しばらく寝床で本を読んでから起きた。
そしていつもの時間に自宅を出た。

昨日は原稿を2つ書いた。
ひとつの草稿を一昨日ほぼ書いていた。
昨日は別の原稿に集中した。
調べ物をしながらだが、
4000字程度の原稿が
あったという間に書けた。
書きたいとすぐに書ける。
2月末の締め切りの原稿は、
1万字が2編だった。
量的には大したことがないのだが、
書く気がなかなかわかず、苦労した。
今朝は来てすぐに、
処分すべき公文書類の整理を
1時間ほどかけてやる。
あとは廃棄機器の整理を
次にしなければならない。
何かにつけて整理は大切だ。
その次には資料整理が控えている。
今日は昼から会議ある。
午前中に申請書類を集中して書く予定だ。

●写楽閉じた国の幻:No. 3990 2012.03.01

島田荘司著「写楽閉じた国の幻」
(ISBN978-4-10-325231-3 C0093)
を読んだ。
大作である。
読むのに時間がかかったが、
面白かった。
作家が歴史的な事柄に
独自の説を出すということはよくある。
研究者ではないから詰めが甘いところがある。
しかし、作家であるから、
その書き様、ストーリーは面白い。

Monolog 122 ラーゲルシュテッテンと価値観

Monolog
122 ラーゲルシュテッテンと価値観
を発行しました。

ラーゲルシュテッテンとは、
大地のある露頭に対するに対する
地質学から与えた称号といえるものです。
地球への感謝を込めて、
地質学者が贈ったものです。
ところが、地質学者の価値観は、
ひとつの見方に過ぎません。
立場が違う人には、
別の価値観があります。
そんな価値観の違いを、ラーゲルシュテッテンから考えました。

EarthEssay 5_103 イトカワ 2:公開試料

EarthEssay
5_103 イトカワ 2:公開試料
を発行しました。

イトカワの試料が公開されました。
試料の数は多いのですが、
非常に小さいため、
研究目的もさることながら、
分析技術もそれなりの実力が必要となります。
公開された試料の概要を紹介しましょう。