2012-04-30

●あんぽん 孫正義伝:No. 4038 2012.04.30

佐野眞一著「あんぽん 孫正義伝」
(ISBN978-4-09-388231-6 C0095)
を読んだ。
面白い。
一気に読んでしまった。
孫の背景や生い立ち、親族にも
奇妙な面白さがあるのはもちろん、
著者である佐野氏の人間性を
反映しながら書かれていることが、
彼のルポルタージュの面白さだろう。
ルポしている人物に
入れ込んでいる姿が面白い。
のめり込んだ取材から、
不思議なめぐり合わせで
いろいろなニュースソースを発掘し、
新たな人脈が生まれる。
そんな体験も読者は同時に味わえる。
扱っている人、素材が
大きなニュースバリューがあるが、
今のマスメディアが扱わない視点がある。
それは佐野氏の個性を反映しているからであろう。
彼の作品をしばらく読んでみるつもりだ。

2012-04-27

●心地良い青空:No. 4037 2012.04.27

コケ。江別市文京台

昨日は激しい風で、
夜半まで家が揺れるほど吹いた。
時々雨も混じっていた。
今朝には風が収まっていた。
自宅を出るころ、
霧が出ていた。
歩いているうちに、
風が出てきて、
霧が払われ、青空になった。
心地良い青空が広がった。

ゴールデンウィークがはじまる。
多分自宅で過ごすこになる。
長男は完全に連休になるのだが、
クラブがずっと入るらしい。
私はカレンダー通り大学で講義がある。
休日は次男と過ごすことにある。
運動をしようと考えている。
次男の誕生日だから、
それも見繕うことになる。
そんなありふれた休日を
過ごすことになるのだろうな。

2012-04-26

●締め切り:No. 4036 2012.04.26


つくし。江別市文京台

昨日は快晴になったが、
今朝は雨。
夜中には風も強かった。
自宅を出る頃には雨は上がっていたが、
なかなかいい天気が続かない。
しかし、気温は春の暖かさだ。

原稿の校正をしている。
だいぶ以前に届いたのだが
ついつい先延ばししていた。
締め切り間際に及んで焦りだした。
あまりしたくないパターンだが仕方がない。
締め切りとは、対外的なものである。
締め切りは、組織運営上不可欠なものである。
だから守るべきである。
しかし、なぜか守らない人もいる。
私はそんな人間にはなりたくないのだが。

●倒幕の紋章:No. 4035 2012.04.26

加地将一著「倒幕の紋章」
(ISBN978-4-569-67779-8 C0193)
を読んだ。
幕末の時代小説じたての
幕末論である。
中途半端に終わったと思ったら、
今後も続くようである。
期待したいが、
著者は他のシリーズ本を書いているので
どうなることやら。

EarthEssay 6_102 生命の起源6:科学へ誘い

EarthEssay
6_102 生命の起源6:科学へ誘い
を発行しました。

このシリーズで紹介しまたように、
生命の起源については、
いろいろな説が提唱され続けています。
それぞれの説で、
今でも新しい知見が示され、
新しい論理が展開されています。
生命の起源は面白いテーマで、
なかなか目の離せないものであります。
シリーズの最後に未知からの
科学への誘(いざな)いを紹介します。

2012-04-25

●嬉しい限り:No. 4034 2012.04.25

花。江別市文京台

今朝は、曇。
天気がすっきりしなく、
曇りや雨の日が続く。
だが、暖かい。
春爛漫という言葉が浮かぶ。

4年生のゼミで、3年生末に提出した
レポートの総評を渡し、
修正すべき点を個々に示した。
それを参照して、論文の目次を
作成するように指示した。
その結果としてテーマの修正をすることになる。
出来上がった目次を見ながら、
次の指示をすることにした。
私は他の講義があるので、
何れにしても大学にはいる。
ゴールデンウィークの間の平日なので
ゼミを休講にしてもいいよといった。
ところが、作業をすすめるために、
ゼミがあったほうがいいという。
嬉しい限りである。

2012-04-24

●春がきた:No. 4033 2012.04.24

霧。江別市文京台

今朝は、雨。
霧が出ているので遠くが霞む。
風もなく、寒さは感じない。
雪がほとんど溶けた。
時々山並みが雪化粧をするが、
もう平野は春だ。
近所の人達が車を
冬タイヤから夏タイヤに替えている。
今年の春は遅いが、
やっと来た。

今週末からは、ゴールデンウィークなる。
ただし、5月の1日、2日には講義があるので、
私は、休むことはできないが。
ただし、休日が多数あると、
気持ちが楽だが、
後に日常への復帰が
辛くならなければいいのだが。

2012-04-23

●継続が要:No. 4032 2012.04.23

桜の蕾。江別市文京台

昨日の午後から嵐である。
昨日は強風警報だが、
今朝は注意報になっている。
朝、歩いくるときも風が強く、
小雨が混じっていたので
途中から傘をさしていたが
風が強くて、コートがしっとりと濡れた。

運動不足を感じて、
プール通いを再開した。
土曜、日曜日、 連続して1時間ほど泳いだ。
先週も一日だけ、泳いだ。
熱くなっているときはよく泳ぎに出かけるが、
冷めたときはなかなかいかない。
これがよくない。
継続が不可欠なのだが、
これが難しい。
継続こそ問題で、それこそが成否の要だ。

2012-04-22

●失われた秘紋:No. 4031 2012.04.22

加地将一著「失われた秘紋」
(ISBN978-4-396-61370-9 C0021)
を読んだ。
漢字を頼りに、
古代史を探る。
日本人の由来と民族の由来を探る。
それをシリーズの小説としている。
論証部分は、小説らしくないが、
読めるので面白い。
ただし、いつものように結論は定かでないが。

2012-04-19

●変化が大切:No. 4030 2012.04.19

残雪の牧舎。江別市文京台

今朝も寝過ごした。
いつもより1時間ほど遅く自宅を出た。
曇で霧がすこしかかっている。
寒さはないが、コートは羽織っている。
ただし、今日から春用のコートに替えた。

講義が始まって1週間となる。
講義が、いつものこと、日常ではあるが
やはり、講義のはじまりは精神的にも
肉体的にも疲れる。
そのため、布団に入ってもすぐに寝入ってしまう。
週末にはくたくたになる。
肉体の衰えもあるのだろうか、
講義はそれなりに体力、精神力を使うようだ。
前期は新しい教科はないが、
まったく新しく作り直す講義があるので、
それがなかなか大変だ。
まあ、変化することが大切だ。

EarthEssay 6_101 生命の起源5:熱水噴出孔

EarthEssay
6_101 生命の起源5:熱水噴出孔
を発行しました。

生命の起源の本命ともいうべき
深海の熱水噴出孔が今回の内容です。
1977年に熱水噴出孔が発見されて以来、
多数の研究がなされてきました。
それは生命誕生の場として、
有利な点が多々あるためです。
しかし、それでもまだ未知はいっぱいあります。

2012-04-18

●ゼミナール:No. 4029 2012.04.18

雫。江別市文京台

今朝は、思い雲がある。
霧雨か小雨であるが傘はささずに来た。
寒くはなく、暖かい朝である。

今日で講義が一回りする。
昨日3年生と4年生のゼミがあった。
4年生は持ち上がりでお互いリラックスして
前半でガイダンスを終え、
後半はずっと雑談していた。
3年生とは、はじめての対面であった。
1名が用事があって来れなかったが、
他は全員が出席した。
コミュニケーションはこれからだが、
2年間の付き合いとなる。
全員が何かをつかんで
卒業してもらいたいものだ。

2012-04-17

●大学の日常:No. 4028 2012.04.17

フキノトウ。江別市文京台

今朝も風が強く、曇りである。
気温は低くないので、
残雪が溶けている。
畑の雪が今溶けている。
除雪で集められた雪はなかなか溶けない。
まあ、除雪はしなければ
日常生活に支障をきたすが、
必要以上の除雪は
やめたほうがいいのではないか。

講義が本格的にはじまる。
今日は3講、連続してある。
いずれも最初の講義だから、
ガイダンスをすることが多いので、
準備も比較的簡単だ。
来週からは本格的に始まるので
準備が忙しくなる。
まあ、これが大学の日常なのだが。

2012-04-16

●タイプの違い:No. 4027 2012.04.16

残雪。江別市文京台

今朝は風が強く、気温は低くないが、
体感温度が低く寒く感じる。
曇りで暗い朝である。

今朝は、1時間ほど寝過ごした。
昨夜は布団に入るとすぐに寝入り、
4時ころ目が覚め、
布団の中で本を読みだしたが
また寝て、起きたら寝過ごしていた。
まあ、あせらずいつもしている朝の支度をして、
自宅を出た。
1時間も時間がずれると
歩く人のタイプが大きく変わる。
そんな変化も面白い。

2012-04-15

88 鴨川デルタ:盆地と断層


今回は、京都の鴨川の川原から眺めた盆地の生い立ちについてです。盆地は、なぜ、盆地であるのか。時間が経てば、盆地は埋め立てられ、くぼみが消えていくはずです。しかし、今ある盆地は、低まりを維持しています。盆地の謎について考えました。

春休みに京都の実家へ帰省しました。私は一昨年から昨年にかけて、四国にサバティカル中に何度か帰省しましたが、家族は2年ぶりの京都となります。帰省したときは、いいチャンスですから、近郊をみて回ることにしています。今回は、大阪、京都、奈良へ出かけました。手軽に見てまれるところをまわり、何度かの帰省で、結構あちこち行っています。また、長男が研修旅行で京都、奈良、大阪の主だったところを見ているので、あまり選択肢はなく、見たいところをじっくりまわりました。大阪では通天閣と天王寺動物園を、京都では京都大学周辺を、奈良では奈良公園周辺でした。奈良公園は3度目になります。
そんな家族サービスが増えてきたため、なかなか自然の多いところ、露頭のあるところをみるチャンスは減ってきました。今回は京都の観光地のはずれの川原、鴨川デルタからのエッセイです。
京都は長く都として、政治や文化の中心となっていました。多くの人や富が集まり、海外や国内からの大量の物流がありました。京都は内陸の盆地にできた街なので、輸送経路として河川は重要となります。その動脈ともいうべき河川は、淀川でした。京都盆地へは、淀川の支流が利用されました。
かつて河川は運輸の動脈として利用されてきましたが、今では輸送路としての役割は終わりました。近年では、上道の水源や下水の排水路としての役割があります。また、災害を出さないたいめの治水も重要とされています。しかし、なんといっても、河川沿いは自然が豊かなので、憩いの場となります。
京都盆地には、大きな河川として西縁を流れる桂川と、南縁を流れる木津川、盆地を東から西に横切る宇治川があります。それらの河川が盆地の南西で合流して、淀川になります。淀川は、大阪平野の横切り大阪湾に流れ込みます。京都盆地の東側は、桂川の支流になる鴨川があります。京都の中心街は、桂川と鴨川に挟まれたところになります。
鴨川は、北西から流れてくる賀茂川、北東から流れてくる高野川が出町柳で合流したものです。鞍馬は、比叡山電鉄鞍馬線で高野川沿いに登っていくので、高野川の上流にあるように思えますが、鞍馬川は賀茂川に流れ込む川で、水系が別になります。高野川は、八瀬(やせ)から大原、そして滋賀へと遡れます。山あいでは、高野川はまっすぐな流路をとります。
賀茂川と高野川の合流部は鴨川デルタと呼ばれています。鴨川デルタは、三角形をしていますが、地理学でいう三角洲(デルタのこと)ではありません。
賀茂川も高野川も、盆地から上流は、険しい山あいを流れます。川は、急傾斜で狭隘な谷から、広くなだらかな京都盆地に出てきます。浸食・運搬から堆積へと、川の作用が変わります。盆地では、河川からの堆積物がたまり、より平坦な堆積平野を形成します。これが、京都盆地が成立した基本的な自然条件となります。
盆地がくぼちであり続けるためには、低くなりつづけている必要があります。相対的に見て山が高くなり続けるか、盆地が下がり続けるか、あるいは別の何らかの要因が必要になります。盆地があり続けるためには、要因は今も作用していなければなりません。
盆地とは、周りと比べて低くなっているところです。そのためには、高低差を生む必要があります。高低差は、岩石の浸食に対する強さによって形成されることがあります。もしそうなら、日本の地質は東西方向に伸びることが基本(注1)となっていますので、盆地も東西方向に延びたものになるずです。
ところが、京都盆地や周辺のくぼ地(琵琶湖、奈良盆地、大阪平野)などは、おおまかに見ると南北に伸びています。地質の並びとは明らかに違う形態となっています。ですから、地質以外の何らかの別の作用が、日本列島の営みとして、働いていることになります。地質構造を切るように高低差を生む作用が、断層なのです。
断層には、一度動いただけでその後は動かないものや、何度も活動しているものもあります。断層は規模もさまざまで、長さ(セグメントと呼ぶことがあります)も、顕微鏡サイズから、数百kmに達するものまでいろいろあります。現在も活動中の断層は、活断層と呼ばれます。断層の中には、地震を起こすもの(起震断層)や、地震によって形成されたもの(地震断層)もあります。活断層は、最近活動して、今後も活動する可能性のある断層とされています。最近とは難しい問題をはらんでいます。活動の期間はさまざまなものがあるのですが、下の注で示した活断層のデータベースでは、約10万年前以降の断層を扱っています。
盆地の縁には、現在も活動中の断層があることがわかります(注2)。複数の一連の活断層が、盆地の縁にあります。大きな活断層は、両側の地質も違っています。
京都盆地の東側の断層は、花折(はなおれ)断層(起震断層とされています)の一部で、北白川活動セグメントと呼ばれています。花折断層は、京都盆地から滋賀県西部まで延びている断層です。この断層にそって高野川は流れているため、山あいの流路がまっすぐだったのです。
花折断層は、右横ずれ断層だということがわかっています。右横ずれ断層とは、断層のどちらか側に立って見た時、断層の向こうの大地が右か左のどちらに動くかで判別します。花折断層は、京都盆地側からみると、山側が右(南)に向かって動くことになります。
花折断層はの東(山側)には、比叡山から大文字山にかけて山側に花崗岩(後期白亜紀の領家帯に属します)があります。明らかに違った地質です。活断層の変位以上の変化が起こっていると考えられます。花折断層は、今でこそ右横ずれの変位が大きのですが、盆地の形態を考えると、かつては上下方向のずれを生じていたはずです。
京都大学の裏、吉田神社のある吉田山は、100万年前くらいに盆地で溜まった地層が、断層で切られて持ち上げられたものです。
盆地の地下を調べると、十条あたりでは地下200mに、盆地の南端では700mあたりに基盤となる硬い岩石があることがわかっています。その上に、先ほどの吉田山と同じ100万年前くらいの地層がたまっています。80万年前の火山灰が地下240mでみつかっています。100万年ほどは、このような高低差をつくる活動が継続的におこっていると考えられます。
30万年前以降に変動が激しくなったと考えられていますが、それにしても、平均すれば年間1mmに満たないほどの小さな変動になります。しかし、大地は平均的な運動をするのではなく、断層を形成するような地震によって、あるとき一気に数mの変動が起きたはずです。盆地は、地震によってできた断層で、くぼみが維持されていることになります。現在の活動に隠れた歴史があったです。二重三重の複雑さが、京都盆地にはありそうです。
今回は子供たちの希望で、鴨川デルタや吉田神社、京都大学などに行くのが目的でした。万城目学の「鴨川ホルモー」の本や映画をみて、興味をもったようです。でも京都盆地形成の背景に、そんなダイナミックな歴史があったことには、気づかなかったのでしょうね。

(注1) 地質図は、産業技術総合研究所 地質調査総合センターの「20万分の1日本シームレス地質図」
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/index.html
から見ることができます。
(注2) 活断層は、産業技術総合研究所活断層・地震研究センターの「活断層データベース」
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/activefault/index.html
や、シームレス地質図ラボ(http://gsj-seamless.jp/labs/)の
http://gsj-seamless.jp/labs/activefault/fault1.html
で見ることができます。このデータベースは2005年に公開され、2011年の3.11の地震以降にも多くのデータが付け加えられ、2012年2月に更新されています。

・八咫烏・
鴨川デルタの上流には、下鴨神社があります。
下賀茂神社は、2つの国宝、53の重要文化財、
参道の糺(ただす)の森も国指定の史跡です。
1994年には世界文化遺産に登録されました。
下賀茂神社は八咫烏(やたがらす)を祭っています。
八咫烏は祭神のひとつの賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が
化身したものとされています。
八咫烏はの日本サッカー協会のシンボルマークにされ、
現在は必勝の守護神とされています。
もともと和歌山県の熊野那智大社の祭神が
八咫烏であったためだそうです。
下賀茂神社の境内にある末社の河合神社には、
Jレーガーのサイン入りのサッカーボールが
いくつか奉納されていました。

・ヌートリア・
鴨川デルタを歩いていると
ネズミよりずっと大きな獣が水の中を泳いでいました。
私は、カピバラかと思いましたが、
次男はカワウソだといってました。
調べると、ヌートリアのようです。
第二次大戦頃、毛皮を取るために
大量に持ち込まれ、飼育されていたようです。
戦後、需要がなくなったときに、
飼育していたものを放たれたようです。
野生化して、今では環境省指定の特定外来生物になっています。
自治体で駆除していますが、
なかなか減らないようです。
見かけが似ていますが、
ヌートリアはネズミの仲間(齧歯目)ですが、
カワウソはイタチやネコの仲間(食肉目)です。
次男にカワウソでなかったと
説明しなければならないようです。

GeoEssay 88 鴨川デルタ:盆地と断層

GeoEssay
88 鴨川デルタ:盆地と断層
を発行しました。

今回は、京都の鴨川の川原から眺めた
盆地の生い立ちについてです。
盆地は、なぜ、盆地であるのか。
時間が経てば、盆地は埋め立てられ、
くぼみが消えていくはずです。
しかし、今ある盆地は、低まりを維持しています。
盆地の謎について考えました。

2012-04-13

●講義の履修:No. 4026 2012.04.13

フキノトウ。江別市文京台

昨夜、雨が降った。
いつものように自宅に出た。
雨上がりの厚い曇のなかを歩いてきたが、
大学に着く頃には青空が見え出した。
今は青空が広がっている。
春の青空だ。

講義が始まった。
まだ履修登録が終わっていないので、
人数が定まらない。
いつもは多くの学生が履修する講義が
人数が少ないので驚いた。
学生数は減っているが、
ここまで少ないとどうしたのか気になる。
まあ、人数に関係なく、
講義は進めなければならない。

2012-04-12

●講義のスタート:No. 4025 2012.04.12

フキノトウ。江別市文京台

今日は快晴である。
快晴の暖かい太陽のもと、歩いてきた。
心地良い朝である。
残雪は深いが、
道端からはフキノトウものぞく。
いよいよ春だ。

今日から大学の講義がはじまる。
たまたま、今日の1校時から講義がある。

やはり学期の始まりは緊張するものだ。
講義の準備は終わっている。
先日講義用の配布レジメの印刷も
すでに依頼している。
講義の始まるまで、
研究を進めよう。
午後は会議で時間があまりとれない。

EarthEssay 6_100 生命の起源4:熱い泥沼

EarthEssay
6_100 生命の起源4:熱い泥沼
を発行しました。

生命が地表でできたという説が、
最近出されました。
新しい説では、
火山地帯で熱水が流れる泥の沼のようなところを
想定しています。
もちろん似た考えからは以前からありましたが、
新しく提唱するために、
最新のデータが提示されています。そ
れなりの説得力もあります。
さて、この新しい説を信じることができますか。

2012-04-11

●研究計画:No. 4024 2012.04.11

残雪。江別市文京台

今日は曇。
雪原を渡る風が冷たい。
道路の雪は溶けたが、
畑や森の雪はまだたくさん残っている。
今年の春は例年より少々遅い。

学内の研究費で不採択がわかった。
科研費に続いて学内の研究費もダメだった。
気落ちはするが、
研究をやめることはできない。
何らかの形で進めることになる。
今年の研究の進め方を
少々変更する必要がある。

昨日は長期の研究計画をたてた。
具体的な内容より、
抽象的な方針をまとめていった。
あと少し具体的な計画を煮詰めていくつもりだ。
できた計画は、
10年前、この大学に来た時に
まとめたのと似たものとなった。
やりたいことは変わらないという安心感と
進歩がないのかという失望もある。
そして、10年前の過剰な期待、過大な夢が
今回の計画からは消えていた。
分相応、身の丈にあったものになったのか、
野心が消え、枯れてきたのか。
まあ何れにしても、
与えられた条件で、できる事、
自分が今やりたい事を
ただただ遂行するしかないだ。
私の最大の特性は、
やると決めたら淡々と継続的に
ことを進めていくことだろう。
そんなタイプの積み重ねの研究を
進めていくしかない。

●西郷の貌:No. 4023 2012.04.11

加治将一著「西郷の貌」
(ISBN978-4-396-61413-3 C0021)
を読んだ。
著者の最近著である。
幕末の13人の武士の写真を中心に
話が展開していく。
そこに写っている人物はだれか、
なぜ写っているのか。
しかし、ストーリーはごろごろ転がり、
写真からは離れていく。
最後に戻ってくる。
ノンフィクションなら論理展開に
ついていけないところだが、
小説であるから面白い。

2012-04-10

●長期計画:No. 4022 2012.04.10


残雪。江別市文京台

東の空が霞んでいたので
朝は曇っていた。
少し早めに自宅を出たら、
空は晴れてきた。
快晴の冷え込みであったが、
太陽が出だすと、
凍った大地が溶け出す。
今年の春は出足が遅いが、
近づきつつある。

昨日は頭の整理をしていた。
まず手始めに、簡単ですべきことをこなした。
ノートの1ページ分、
細々した項目を書き出し、
次々と済ませていった。
項目が多かったので
やった感はあるが、
本丸は手付かずだ。
本丸である長期計画に次はとりかかる予定た。
まあ、今までの10年間の反省をしてからだが。

●13歳の娘に語るガロアの数学:No. 4021 2012.04.10


金重明著「13歳の娘に語るガロアの数学」
(ISBN978-4-00-005211-5 C0041)
を読んだ。
20歳で夭折した天才数学者ガロアの業績を
大学での整理された形ではなく、
形成史を追いながら
わかりやすく説明している。
群と置換、体などの概念を導入して、
高次方程式を抽象化してどう眺めるか
を解説している。
なかなか難解だが、
忠実にフォローすれば、
なんとなく理解できる。
しかし、ガロアの見ていた景色は
私にはなかなか見えない。

2012-04-09

●目標の整理:No. 4020 2012.04.07


残雪。江別市文京台

今朝は雨と雪が入れ替わる天気だ。
寒さはそれほどではないが、
風が少々あるので、歩きづらい。

土日は、自宅で一日作業をしていた。
インターネットする作業で、
大学より自宅の方が早く効率的であるので
自宅でメインに作業をしていた。
これから、週末はこのような作業が続きそうだ。

大学は新入生や在学生に対する
ガイダンスや健康診断などの
年度初めの行事が続く。
講義は、木曜日からだ。
講義の準備もあるのだが、
水曜日まで少し余裕があるので
その間、頭を整理しておきたい。

すべきことのなかで
重点を置くことを整理しておきたい。
1月スパン、1年スパン、10年スパンで
すべきことを考えておきたい。
この大学にきて、10年目になる。
一区切りである。
そこで考えるべきことがある。
この大学でしたかったこと、
最初の10年でしようしたこと、
後半の12年でしようとしたことがある。
10年間で達成できたこと、
達成できかなかったことがある。
前半の達成状態によって、
後半の12年間でのしたいことや目標がかわる。
それを整理したい。
その目標には、定年後のことも考えるべきである。
向かう方向を定めておくべきだろう。
方向を固定する必要はないが、
歩き出すためには、
行くべき目的地や方向を知らなければ進めない。
そんな整理をしたい。

2012-04-06

●朝から私用:No. 4019 2012.04.06


蕾。江別市文京台

今朝は雲りで少々冷え込んだ。
今日は8時過ぎに研究室を出る予定だ。
私用の時間を調べたら、
時間が限られているので
朝から出る予定になってしまった。
だから、朝は少し研究室で仕事をして、
出かける予定である。

2012-04-05

●私用続き:No. 4018 2012.04.05


道。江別市文京台

今朝は雲があったが、
晴れ間があり、 青空がのぞいていた。
昨日は激しい風雪であった。
警報がでていた。
このまま天気が回復するといいのだが。

昨日は午後から私用がありでかけた。
今日も明日の午後も私用があり、
出かけることになる。
落ち着かないが、
午前中だけは仕事をしていこう。

EarthEssay 6_99 生命の起源3:地下温泉

EarthEssay
6_99 生命の起源3:地下温泉
を発行しました。

生命の起源として、
地球外の可能性は論理的には否定できませんが、
やはり地球内の起源を探ることは不可欠でしょう。
生命の地球内起源説で一番有力な説は、
深海の熱水噴出孔ではないかと考えられていましたが、
最近、地下の鉱山内の温泉で、
古いタイプの生物が見つかり、
初期の生物の可能性が指摘されました。

2012-04-04

●ガイダンス:No. 4017 2012.04.04

雪解け道。江別市文京台

今朝自宅を出るときは雨であったが、
途中から雪になった。
昨日の入学式の最中から雨となった。
雨と雪の混じる天気だ。
全国的に大荒れの天気だ。

昨日は入学式あり、
今日から新入生のガイダンスがあり、
朝一番に教員の紹介がある。

授業が始まるまでに
すべきことがいくつかある。
私用に類することなので、
外に出かけることが多くなる。
でも、毎日大学にはでてくる予定だ。
なかなか落ち着かない日々であるが、
新学期に備えていかなければならない。

●舞い降りた天皇:No. 4016 2012.04.04

加治将一著「舞い降りた天皇」上・下
(ISBN978-4-396-33625-7 C0121
ISBN978-4-396-33626-4 C0121)
を読んだ。
天皇と書いて「すめろぎ」と読む。
加治氏の小説による
歴史推理である。
彼の小説は面白い。
明石散人の著書と同じ面白さがある。
明石散人が書かなくなったので、
加治氏がその後継者だろうか。
継続的に読んでいこうか。

2012-04-03

●頭の整理:No. 4015 2012.04.03

こぶし。江別市文京台

今朝は曇りで雪がちらつく。
氷点下ではあるが、
寒さはそれほどではない。

昨日午前中は溜まった仕事をこなした。
午後は会議だ。
一番重要なすべきことが残った。
毎朝、ノートに今日すべきことを書きだす。
そのタスクをこなすことを目標としている。
ノートには、毎日すべきこと、
その日すべきこと、継続的にすべきこと、
を書き出している。
昨日のノートには、頭の整理を書いた。
長期でかけると、頭がリセットされて、
もどったときになかなか頭が戻らないことがある。
リフレッシュといえばいいのだろうが、
すぐに仕事にかからかければならないが、
それがなかなかできないときはつらい。
しかし、すべきことは待ったなしにくる。
今日もノートにすべきことが書き出される。
午後からは入学式だ。

2012-04-02

●時間の流れ:No. 4014 2012.04.02

ハルニレ。江別市文京台

昨夕に帰宅。
1週間ぶりの北海道は、雪である。
自宅は冷え切っていてストーブを全開でたいて、
寝る頃になってやっと温まる。
そして今朝も雪。
冷えこんだようで、道路が凍っている。
ただし、歩き出すと体は暖かくなる。
春である。

しばらく留守にすると、
いろいろ事務的な用事が溜まっている。
たった一週間。
でも世間や社会は進行し、時間は流れる。
止まることのない時間に翻弄されながら、
自分を見失わぬようにしなければ。
遅れのお詫びを頭につけて
あちこちに業務連絡を入れる。
異動の時期でもあるので
やたら連絡多い。
いったいくつの返事メールを書いたのか。
まあ、仕方がない。

2012-04-01

Monolog 123 Romer's Gap:不連続の悩み

Monolog
123 Romer's Gap:不連続の悩み
を発行しました。

連続性が途切れるところがあれば、
そこでなぜ連続しないのかを知りたくなります。
また、その不連続(ギャップ)を
埋めたいと思う人も出てくるでしょう。
人は不連続(ギャップ)を嫌い、
連続性を好むからでしょうか。
そんな不連続を埋めていく作業を紹介します。