2015-01-30

●4年生との打ち上げ:No. 5128 2015.01.30

足跡。江別

今朝も冷え込んだ。
しかし、一時期の寒さではない。
少し寒さも緩んだのだろうか。

昨日は定期試験をして
いろいろな教科の採点をしていた。
今日も採点をしながら、
論文の二校がきたので、
これも今日中に見なければならない。

夕方は、4年生の卒業研究の打ち上げが
すすきのである。
先週に続き、すすきのでの飲み会だ。
まあこんなこともあるだろう。
買い物をするようていなので、
少し早めに大学をでることになりそうだ。

2015-01-29

●成績評価:No. 5127 2015.01.29

ナナカマド。江別

今朝も冷え込んだ。
昨日午後、激しい雪が降った。
その後止んだが、
今朝は除雪が入った。

今日も担当の定期試験がある。
昨日の分の採点をする予定だ。
レポートの採点がやっと終わった。
成績評価がはじまると、
それなりの時間をかけて
淡々とレポートを読み採点し、
試験の採点もする。
それが終わると、データを入力して
総合評価をしていく。
定期試験をしない教科については
だいぶ整理をしてきた。
昨日は研究が進まなかった。

●デッド・エンド:No. 5126 2015.01.29

柴田哲孝著「デッド・エンド」
(ISBN978-4-575-23860-0 C0093)
を読んだ。
面白い。
囚人が刑務所から脱伍する。
凄くシンプルな方法でおこなう。
実はこの脱走犯が主人公で
知能が高く、行動力もある。
巨大なインサイダー取引による陰謀を
暴こうとして嵌められて
犯人として刑務所に逃れた。
脱走してからその巨悪を暴こうとする。
ストーリーはいろいろな伏線が錯綜する。
面白かった。
柴田の作品にはずれはない。

2015-01-28

●定期試験期間:No. 5125 2015.01.28

青い景色。江別

今朝は冷え込んだ。
昨日昼間は雨が降ったが、
夕方から冷え込んだ。
今朝は、ガリガリに凍っている。
一部解けて道路が出ているところがあるが、
凍ってアイスリンクのように
なっているところがある。
歩くのが怖い。

今日から定期試験がはじまる。
私の担当の教科が
今日の一校時におこなわれる。
明日も担当教科の試験がある。
試験期間であっても、
通常通り仕事をすることになる。
採点までの期間が短い上に
大学の一般入試がスタートするので
校務も錯綜するのでなかなか大変である。

EarthEsaay 3_133 プレートはなぜ動くのか 1:熱の移動

EarthEsaay
3_133 プレートはなぜ動くのか 1:熱の移動
を発行しました。

プレート運動において、
マントル対流は重要な役割を担っています。
ところが、その因果関係については、
必ずしも実証されているわけではありません。
最近、プレート運動とマントル対流との
新たな関係を示す報告がだされました。
それに基づいて、プレートテクトニクスについて
紹介してきましょう。

2015-01-27

●研究の方針:No. 5124 2015.01.27

ツルツル道。江別

今朝は雨である。
一部雪が溶けているが、
アイスバーンに雨が降っている。
道がツルツルになっているところがある。
水たまりもあちこちにある。
暖気が一気に入り込んだようだ。

今日の講義で後期の授業が終わる。
明日からは定期試験の期間に入る。
気分的には一段落でホッとしている。
作業の必要な研究をスタートしている。
いろいろ新しいアイディアが浮かび、
研究の方法論を考えて、
今後の論文作成の大きな方針ができてきた。
ただし、2月は忙しいので
スケジュール管理をうまくしないと
アッという間に過ぎ去ってしまうので注意しよう。

2015-01-26

●学生との飲み会:No. 5123 2015.01.26

道。江別

今日は曇で冷え込んでいる。
しかし風がないので穏やかだ。

土曜日に学生と飲み会にいった。
少々風邪気味だったが、
だいぶ治まっていたので
楽しく飲めた。
久しぶりのすすきのであった。

●流星ひとつ:No. 5123 2015.01.26

沢木耕太郎著「流星ひとつ」
(ISBN978-4-10-327516-9 C0095)
を読んだ。
藤圭子が芸能界を引退する直前に
インタヴューをして
ノンフィクションにしたものだ。
会話だけで構成されいている本だ。
しかし、この本は、30年間出版されずに
藤圭子のものと一冊だけ
オリジナル原稿が製本されて渡されたそうだ。
沢木の手元にはコピーだけが残されていたようだ。
そして藤圭子か投身自殺した後、
関係者や子どもに若いころの藤圭子を伝えるために
出版したという。
藤圭子の歌手時代は知っているが、
詳しくは知らなかったが、
一人の人間として興味あるい人生であった。

2015-01-23

●すすきの:No. 5122 2015.01.23

道。江別

朝、歩いて来る時は雪がちらついていたが
大学にきてしばらくすると、
かなり激しい振りになってきた。
今のところ交通機関が止まるほどの
雪ではないようだが、
少々心配だ。

今日は、講義のあと
退職される先生の最終講義、
その後、打ち合わせがあり、
夕方は、学生と新年会だ。
すすきのでやるようだ。
すすきのは久しぶりだ。

今後の研究を考えているとき、
今までの研究をまとることはできないかと考えた。
関連する論文をまとめて、
本を作るこという案だ。
自費出版だと、あまり費用がかからず
印刷製本ができる。
それを考えてみようと思っている。
本にできるネタも
いくつかのたまっている。

風邪がなだ抜けない。
あまりひどくないので
なんとか通常の仕事ができる。
無理しないようにしよう。

●ぼくは上陸している 上:No. 5121 2015.01.23

スティーヴィン・ジェイ・グールド著
「ぼくは上陸している 上
進化をめぐるたびの始まりの終わり」
(ISBN978-4-15-209231-1 C0045)
を読んだ。
グールド最後のエッセイ集だ。
読むのがもったいなく置いておいた。
2011年に出てすぐ上下巻を購入した。
1週間ほどかけて読んだ。
読み応えがある内容だ。
集中して読まないと
なかなか理解できない内容だ。
はやりグールドはすごい。
あと一巻残っているので
それはまたしばらくしてから読もう。

2015-01-22

●風邪気味:No. 5120 2015.01.22

道。江別

今日は雲りである。
少々冷え込んでいるが、
風がないのでなんとか過ごせる。

昨夜あたりから体調が悪い。
少々風邪気味である。
葛根湯を飲んで寝ることにした。
夜中にいつものように目が覚めたが、
本を読むことなく、
そのまま寝ていた。
途中うとうとしたが、
明け方少し寝た。
休息をしたが、まだ風邪気味で調子が悪い。
今日明日は休むことができない。
講義もあり、
会議と学生との飲み会があるので、
休むことができない。
なんとか無理せず、
持ちこたえるしかない。

来年度の研究費の申請のために
調査地の選定を以前したが、
もう一度考えなおしている。

EarthEssay 5_124 ロゼッタ 4:探査

EarthEssay
5_124 ロゼッタ 4:探査
を発行しました。

フィラエは彗星の表面に着陸はしたのですが、
2度のバウンドをしてしまいました。
幸い、装置は無事でしたが、
機体が固定はされていません。
また、着陸した地点は、
崖の脇の日陰のところでした。
困難な状況に陥ったミッションでしたが、
まだ希望を持ち続けて、
見守りたいものです。

2015-01-21

●気を抜かずに:No. 5119 2015.01.21

雪帽子。江別

今日は久しぶりに晴れてきた。
しかし、昨日の大雪で
あちこち除雪がおこなわれている。
今年は雪が多いようだ。
札幌市も除雪費の補正予算を組むようだ。

昨日は激しい雪が降った。
列車の運休があったようだが、
大学の講義の休校はなかった。
最近は運休だといっても
間引き運転があるようで、
時間がかかるが
目的地にはなんとか
たどり着くことができるようだ。

昨日の午後は、
卒業研究の発表会だったが、
発表者は一応全員発表できた。
これで無事、4年生は
卒業研究を終えたことになる。
あとは、来週の一回だけである。

私の講義は今日から火曜日まで
もまだ続くのだが、
一段落した気がする。
手を抜かずに勤めなければならない。

2015-01-20

●卒業研究の発表:No. 5118 2015.01.20

足跡。江別

今日は、冷え込んでいた。
雪がやみ、曇っているが
冷え込みが強い。

今日は、卒業研究の
発表会の2日目である。
今日で全員の発表が終わる。
4年生は一区切りとなる。
ただし、来週もゼミの時間がある。
まあそれは、打ち上げ
ということにしていいのだろう。
それほどの努力はしてきたのだから。

2015-01-19

●疲れた体に:No. 5117 2015.01.19

坂道。江別

今日はやっと雪が終わったようだが、
しかし、空はどんよりしている。

土・日曜日は校務でびっしり詰めていた。
少々、体も精神的にも疲れている。
今日もいつものように大学に来ている。
しなければならない
講義の準備と校務がある。
明日はは、卒業研究の発表会の2日目がある。
空き時間に研究をしていく。
それだけを励みに
今日は疲れた体にむち打ち働くことになる。

2015-01-18

●センター試験2日目:No. 5116 2015.01.18

吹雪。江別

昨日の午後から、激しい吹雪である。
昨日の帰宅時は、
上着やズボンが真っ白になった。
今朝も昨日よりは少しましだが、
やはり吹雪が続いている。

今日はセンタ試験の2日目である。
公共の交通機関が動いていればいいのだが。
今日も1日、試験本部に詰めることになる。
無事終わることに期待している。

2015-01-17

●センター試験:No. 5115 2015.01.17

雪。江別

今日も細かい雪が降っている。
薄っすらと積もった雪が
道を覆っている。
土曜日なので足跡も少ない。

今日はセンター試験を実施するので
その監督をすることになっている。
大学の教職員全員が対応することになる。
私は今日も明日も監督官となる。
まあ校務があるので
一日つめることになるので
いいといえばいいのだが。
長い2日間になりそうだ。

●地球システムを科学する:No. 5114 2015.01.17

伊勢武史著「地球システムを科学する」
(ISBN978-4-86064-376-8 C0044)
を読んだ。
システム科学で地球環境を考える研究者で
その紹介をする本であった。
ありきたりの論理なので
新鮮味はなく、共感ができなかった。
まあ、研究者の考えを
示したいのだろう。

2015-01-16

●研究しよう:No. 5113 2015.01.16

雪。江別

今日ははらはらと雪が舞っている。
路面には薄っすらと雪が積もっている。
こんな雪も情緒がある。

いつものように大学来る。
今日は、明日からのセンター試験のために
全学休校になっている。
朝には打ち合わせがある。
それ以外の時間は
研究ができるので楽しみだ。
昨日、1月から3月の研究内容と、
来年度の研究費申請について考え
野外調査をどこにするかを考えた。

昨日は遅くまで長く会議がおこなわれた。
長い会議はあまり生産的でない。
繰り返しの内容、以前にもやった内容、
などが含まれる。
疲労感が大きい。

2015-01-15

●蓄積の時:No. 5112 2015.01.15

歩く道。江別

今日は東は雲が少なかったが、
歩いている内に
雲が広がってきた。

今日明日は講義がないので、
研究に使える。
今まで忙しくてできなかった
作業をいろいろしたいと考えている。
現在考えはじめている
研究テーマを進めていく他に
・関連の文献、データをしっかり集めること
・新しい分野の学び
・ある講義の再構築
・数値データの収集
を考えている。
体力勝負のところがあるが、
講義が終わるまで集中はできないが
今日からはじめていこう。
私にとっては蓄積、充電の時である。

121 11年目への旅立ち:今までのお礼

 今回は、地域の地質の紹介はしません。ご了承下さい。このエッセイをはじめて、丸10年が過ぎました。今回は、区切りのエッセイとします。今までを振り返り、今後を考えていきます。少々長くなりますが、お付き合いください。

【はじめに、お礼を】
 月刊GeoEssay「大地を眺める Land View」のスタートは、2005年の創刊号(No.00号、1月3日発行)、そして1月号として毎月15日に定期発行をはじめました。発刊してから、丸10年が過ぎ、今年から11年目になりました。今回のエッセイで121回目の発行になります。そこで、10年間購読いただいた読者に対して、お礼を申し上げたいと思います。これまでこのメールマガジンおよびサイトを続けてこられたのは、読者の方がおられたからです。読者がおられないのであれば、ホームページで勝手に公開するだけでいいわけです。気楽かもしれませんが、多分定期発行はできていなかったと思います。繰り返しになりますが、購読、本当にありがとうございます。
 10年の節目を迎えたので、今までの経緯を振り返り、発行方針や状況で変わったこと、変わらないことを整理して、今後の考えについて紹介していこうと思っています。

【はじまりは】
 月刊GeoEssayの準備をはじめたのは、2004年の秋からでした。
 当時、私は、北海道地図株式会社(以下、北海道地図と略す)から10mメッシュの数値地図を購入するため、コンタクトをとっていました。北海道、神奈川、愛媛県を共同購入することにしていました。本来は、私たちが用意した予算では購入できない範囲を、こちらの予算で購入することができるように配慮頂きました。その関係で、担当や本社の関係者といろいろと話をする機会もあり、会社の訪問もさせていただきました。
 その時、北海道地図が地形解析図を製作販売していることを知りました。地形解析図をみて感動しました。地形解析とは、数値標高のデータを処理をして、地形の特徴をよりよく見せる手法でした。解析による加工により、画像として示すと、地質を反映した地形が明瞭に見えました。
 地質学者は、野外で地形から地質の特徴を読み取っていましたが、時には経験的に読み取っていたものもありました。一般の人にはわかりにくい特徴をとらえていることもありました。ただし、地質学者も人ですから、人間の目で見える範囲やスケールは限られていました。ところが、コンピュータで数値処理をすると、さまざまなスケールで、地形や地質の特徴を浮彫りにすることができました。
 しかも、地形解析の図をみれば、経験でかろうじてとらえていた特徴を、だれでも簡単に理解できることができるのです。これは大きなメリットでした。この表現手法を利用すれば、地質や地形を、多くの人へ視覚的に説明できるのではないかという思い浮かびました。
 地形解析画像に魅力感じたので、それを利用して共同研究をすることを、北海道地図に提案しました。北海道地図は、私の提案を、快く受けてくださいました。そこで話し合た上で、北海道地図がデータの提供をすること、私が文章の作成、公開までをすることにし、そこでは一切、金銭の授受はしないという前提で行なうことにしました。お互いに、ボランティアでの活動ということにしました。
 やり方は、私が調査で出かけた地域を題材に、科学教育の一環として、科学エッセイを毎月一回、書くことにしました。その科学エッセイを、メールマガジンとして発行して、市民に無料配布、公開して、科学の成果を還元することにしました。メールマガジンは文章のみなので、画像をホームページで示すことにました。私が購入した10mメッシュ数値地図、北海道地図からは地形解析図(商品でした)、購入していない地域は無料提供を受け、それを使用することにしました。
 他にも、購入していた北海道の2,500万分の1地図画像、国土地理院が無料公開していた50mメッシュ、250mメッシュなどの数値地図を用いて、無料ソフトの「Kashmir」を用いて地形図や数値地図を合成して、画像を作成して公開していました。
 私が調査した時に撮影した露頭写真や景観写真なども用いて、エッセイを書くことにました。画像は、すべてホームページで公開して、メールマガジンではテキストだけの発刊としました。そして、私自身、IT技術、GIS技術も学んでいこうという気持ちもがありました。

【これまでのこと】
 2005年1月号からスタートし、今回のエッセイで121回になります。エッセイに関しては、毎月いつもの通り発行していましたが、この10年間でいろいろと状況の変化があり、表には出ないのですが、いくつか変わったこともあります。
 まず、北海道地図との付き合いが、2009年3月で終わったことです。当初、どれくらい継続するかを決めずにスタートしましたが、4年3ヶ月も間、データを無料提供をしていただいたことになります。北海道地図にはこのエッセイ担当の方がおられ、私がメールマガジンの題材にする地域を指定したら、数値標高と地形解析やデータを作成するという手間をかけてくださっていました。あるとき、会社の組織再編があり、そこを区切り、データ提供は中止とすることになりました。しかし、北海道地図は、商品である地形解析図を、日本全国分を無料提供くださいました。非常に大量のデータなので、ハードディスクを2台送り、そこに入れてもたった記憶があります。また、そのデータ処理のためにプログラムを作成し、何日もコンピュータを動かしっぱなしにして計算した記憶があります。その結果、私がこのサイトで地形解析データを利用することができています。
 無料で利用できるデータを、いろいろと加えていきました。まず、Landsatの衛星画像が無料で公開されていることを知り、それを利用しています。国土地理院からは10mメッシュの数値地図が無料公開されるようになりました。それまで10mメッシュは北海道地図の重要な商品でしたが、それが終わったことになります。また、5mメッシュの数値地図も段階的に無料公開されています。
 エッセイでも紹介しましたが、アメリカNASAのSRTM3(90mメッシュの数値標高)や日米のASTERによるG-DEM(30mメッシュ)も、無料公開されてきました。G-DEMは精度がよく世界を網羅しているので、非常に有用なデータとなります。ただし、G-DEMはダウンロードの量が膨大になり大変ですので、日本周辺しかダウンロードしていません。
 時代の進歩とともに、公共機関からでデータの公開され、ありがたく利用しました。それを商品としていた北海道地図さんが苦境に立たされたのは、複雑な思いもあります。

【変わらないこと】
 長年発行をしてきたのですが、変わらないこともありました。基本方針として、私が調査した地域を題材にすることでした。日本にこだわっていました。日本の海岸線や代表的河川で試料を採取するという当初の研究目的があったためです。
 次に、IT技術には注目をしていて、常に新しい導入を心がけることでした。連載開始の頃からいろいろと新しい技術に取り組んでいきた、数値地図の利用だけでなく、GPSの利用、パノラマ画像の合成などに取り組んできましたが、これらの一部は、今では当たり前になり、装置もソフトも何度も更新されてきました。今後もこのような更新は続くでしょう。スマートフォーンにはすべて入るようになってきました。しかし、専用機にはまだおよびませんが。

【これからのこと】
 さて、これからのことです。
■GeoEssayはこれからも発行します
 何人かの読者には、エッセイが取り上げた地を、見学に出かけられる人もおられます。そして楽しんで読まれている方もおられます。ですから、毎月、紹介することも、重要なことだと思い、励みにもなっています。ですから、今後も、この月刊エッセイは継続していきたいと考えています。ただし、いくつか方針を変更していこうと考えています。
■万遍なくにこだわらない
 もともとこのエッセイは、私の研究テーマの一つとして、日本の海岸線や河川の調査がありあした。そのため日本全国の海岸を巡るという野外調査をしていて、その時に感想や画像を素材に作成していました。今までのエッセイを見ていただくとわかるのですが、関東、中国などは手薄です。現在でも、日本の海岸線や河川の調査は続けたいと思っているのですが、なかなか出かけられなくなりました。ですから、これからは日本全国の海岸線、河口を万遍なく調査するということはできなくなりました。日本全国万遍なくという希望は継続しながらも、こだわることを止めることにしました。
■地域の重複を気にしない
 子どもが小さいうちは家族旅行であちこちっていたものをネタにしていたのですが、最近では野外調査で出かけられる時間が限られてきました。目的と日程を絞って野外調査をする必要性がでてきました。現在の研究テーマが、九州、四国、南紀を中心にしたものになっています。あと数年は、この地域で調査が継続しそうです。ですから、他地域にでかける機会が、ほとんどなくなりました。ですから、現状に合わせて、同じ地域でも重複を気にすることなく、紹介することにします。
■日本、地球にこだわらない
 発刊当初は、北海道地図との関係(データの提供を受けていた)があったので日本に限定されていました。その関係が現在ではなくなり、日本にこだわる必要もなくなりました。上述したように、全地球の各種の数値標高データが無料公開されています。ただし、私は海外に出かけることは、しばらくできそうにありませんが。以前訪れたところもあります。新情報ではないですが、海外の地質や地形の紹介もしていこうと考えています。行きたいところも色々ありますので、それらを素材にして書くことも考えています。
 さらに、日本だけでなく、海外にテーマを広げ、さらに地球だけでなく、火星や金星など他天体の地形、地質の情報も可能であれば紹介していこうと考えています。ただし、現在扱えるのは、火星と金星のデータだけで、それも古いものです。

 これからのことををまとめると、次のようになります。
・エッセイはこれからも継続発行
・「万遍なく」という制限は考えない
・地域の重複も気にしない
・興味のある地域を、日本、地球にこだわることなく選定

【さいごに】
 このエッセイを続けてきて、思い返すと、いろいろなことがありました。忙しくて書く時間とれず、遅れたこともありました。調査のあとは、書くことがあれこれあり、どこから書こうか迷っていることもありました。
 時間があり、地域さえ決まれば、書くことは私は苦はなりません。ただし、今までの「しかたり」めいたものがあり、それに続縛されてネタを探すのに苦労したことが、たびたびありました。
 今回の方針変更で、地域選定の負担は減りました。また、行きたい地域、行ったこともない地域、同じ地域も素材にできるようになりました。これは、私にとっては、非常に気が楽になり、地域選定も楽しくなり、書きやすくなりました。これからも、問題が起きない限り、継続して発行していこうと思っています。
 最後に繰り返しになりますが、購読者の方々、今まで本当にありがとうございました。これからも、よろしければお付き合いください。ただし、興味がなくなれば、いつでも購読の解除をしてくださって結構です。お互い、気軽に楽しんでいきましょう。

・No. 00・
スタートした時の番号をNo. 00号としたのは、
なぜ二桁にしたのか記憶は定かではありません。
年限を決めていなかったのですが、
数年で終わるつもりで
100号までいくとは予想していなかったのでしょう。
いろいろ事情は変わってきたのですが、
その都度、それなりの理由で継続することにしました。
その結果、10年の長きに渡り、継続することになりました。
今後は、少々発行方針を変えることにしましたが、
淡々と継続していきたいと思いっています。

・しきたりを捨てる・
今回、10年目を迎えるに当たり、
地域によっては、ホームページの地図が混在してきたので、
すべてを地域別に表現することにしました。
すると、関東や中国地域など、
エッセイに取り上げている地域が少ないことに気づきました。
それをどう埋めようか考えたのですが、
行く時間がなかなかとれそうにもありません。
それで、このエッセイの「そもそも」を考えていたら、
どうも、根拠の消えた「しきたり」に縛られている気がしました。
しかし、メールマガジンですから、
ある目的をもって読まれている方もおられるので、
無断で「しきたり」を変えるのは良くないと思い、
今回の10年目の区切りのエッセイを書いて、
方針を少々変更することにしました。
次回をどこにするか、今から楽しみなってきました。
もちろん、まだ未定ですが。

GeoEssay 121 11年目への旅立ち:今までのお礼

GeoEssay
121 11年目への旅立ち:今までのお礼
を発行しました。

今回は、地域の地質の紹介はしません。
ご了承下さい。
このエッセイをはじめて、
丸10年が過ぎました。
今回は、区切りのエッセイとします。
今までを振り返り、
今後を考えていきます。
少々長くなりますが、
お付き合いください。

EarthEssay 5_123 ロゼッタ 3:着陸

EarthEssay
5_123 ロゼッタ 3:着陸
を発行しました。

彗星への着陸は、
いろいろな困難があります。
小さい天体なので、
天体の重力はほとんど利用できません。
着陸にスピードがあると、
作用・反作用で跳ね返ってしまいます。
慎重に着陸しなければなりません。
フィラエの着陸の様子を紹介しましょう。

2015-01-14

●努力の結果:No. 5111 2015.01.14

歩く道。江別

今日は快晴であるが、
冷え込みはそれほどではなかった。

昨日は午後から
卒業研究の発表会があった。
研究のレベルはさまざまだ。
発表会の内容は卒業研究を反映している。
頑張った人、頑張っていない人、
発表がうまい人、下手の人、
などで口頭発表には差が生まれる。
でも、発表が下手でも
頑張った人は見ればわかる。
そんな卒業研究にして欲しかったが、
それも人それぞれだ。
努力の結果は、よく見ればわかる。

2015-01-13

●卒業研究:No. 5110 2015.01.13

並木道。江別

昨日、少し積雪があった。
除雪は入らなかった。
歩道に雪があり、
誰も歩いている人はいなかったので、
歩く気にはならなかった。
しかたがないので
一部だけ車道を歩いた。
交通量が少なかったので問題はなかった。

今日は通常の講義日だが、
午後からは卒業研究の発表会がある。
明日からは補講日が2日続く。
私も補講が一つある。
あとは通常の会議がある。
週末のセンター試験の準備がある。
なかなか変則的であるが、
やりたいことができそうでできない状態でもある。

一昨日から昨日にかけて
次の論文の骨子を考えていた。
いろいろ考えて、
構成を何度か変更してきた。
まだまだ集めなければならない
資料やデータがあることがわかってきた。
それよりも課題をどう考えるかが、
頭を整理することが重要だ。

●四人はなぜ死んだのか:No. 5109 2015.01.13

三好万季著「四人はなぜ死んだのか
インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」」
(ISBN4-16-765608-6 C0195)
を読んだ。
著者が中学生3年生の夏休みに
和歌山毒入りカレー事件が起こった。
夏休みの宿題として、
それを調べることにした。
すると、保健所、病院、警察の患者に対する
対処のミスがあった。
そんなことは、中学生が、
書籍やネットを使って
調べると、すぐにわかることだった。
レポートを整理して
文藝春秋に持ち込んだら
記事になり、最終的に読者賞をとった。
それが本になり、文庫本にもなった。
文庫本では中学生2年生の時の
レポートも掲載されていたが、
なかなか面白かった。
今どうしているか、興味があるが、
どうなんだろう。

2015-01-11

●のんびりと:No. 5108 2015.01.11

昨日はかなりの積雪があり、
除雪が入った。

昨日は講演を聞いたが
私には、実体験がないせいか
あまり面白さは感じなかった。
それと前宣伝で面白いということを
聞かされていた。
その分、期待が大きかったせいか
面白さも、話の内容も
それほど面白く感じなかった。
まあこんなこともあるだろう。

今日、明日は自宅でのんびりするつもりだ。
しかし、朝食前後に仕事をした。
多分、午前中も仕事をするのだろうなあ。

●粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う:No. 5107 2015.01.11

中垣俊之著「粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う」
(ISBN978-4-15-660984-0 C0245)
を読んだ。
粘菌の行動原理に知性を見出し、
それを物理の方程式や原則で導こうという試みは面白い。
科学と自然の境界にあり、
科学が切り捨ててきた領域に見える。
こんな研究は非常に面白いだろうと想像できる。
ただし、その背景には
科学としての積み上げられた実績と
失敗から培われた経験とがあるからだろう。
なかなか面白い本であった。

2015-01-10

●ワクワク感を大切に:No. 5106 2015.01.10

激しい雪。江別

今朝は冷え込みは
それほどではなかったが、
明け方からの降雪が激しい。
明け方からの降雪なので
除雪が入ることなく、
かなり積もっている。
その下の路面が凍っているので
ツルツルと滑りやすい。
転びそうになることが何度かあった。
すれ違っている学生も滑っていた。

今日は用事があるので
大学に来ることになった。
大学に来るのであれば、
いつものように自宅を出て、
早朝の静かな大学で
恒例の仕事をすることにしている。
すべきことは際限なくある。
研究でしたいこともある。
論文の初稿の校正も
まだ途中なので
続きもしなければならない。
しかし、休日の大学は
やりたいことができるというワクワク感もある。
そんな気持ちを大切にして
今日も仕事をスタートしよう。

2015-01-09

●どうなることやら:No. 5105 2015.01.09

ポプラ。江別

昨夕は、雪が降っていたが、
それほど冷え込まず、
疲れた体にも堪えなかった。
かなり湿った雪であった。
今日も風もなく、
冷え込みのそれほどではなかった。
ただし、雪がふっていたが、
アラレのような固まりだった。

今日は講義があるが、
午後からは研究ができる。
しかし、いろいろしなければならない
校務があるので
どうなることか。
明日も午後から用事があるかも知れないが
そうなれば午前中から
いつものように出てくることにする。
これも、どうなることやら。

●サイコパス:No. 5104 2015.01.09

柴田哲孝著「サイコパス」
(ISBN978-4-19-86311-6 C0093)
を読んだ。
元FBIの捜査官のエミコ・クルーニルと
西新宿署の刑事、城島秀明が
別々に犯人を追っていく。
ただし、その犯人は
エミコの近くにいる人物であった。
サイコパスという精神病の区分は
明瞭ではなく
人間固有の特性ではないか、
という柴田の主張は理解できる。

2015-01-08

●吹雪:No. 5103 2015.01.08

牧舎。江別

昨日は猛吹雪となった。
夜も建物が震えるほど荒れた。
今朝は除雪が入っていた。
除雪の雪もかなりの量があった。
風で吹き溜まりになっているのだろう。
今朝もまだ時々吹雪いている。

今日も講義がある。
午後からは会議が二つある。
結構、遅くなりそうだ。
天気が早く回復することが一番だが。

昨日も空いている時間をみて、
論文の構想を考えていた。
だいぶまとまってきたが、
文献がまだ十分である。
それをどこまで見つけられるかが問題だが。

2015-01-07

●通常モード:No. 5102 2015.01.07

牧舎。江別

昨日の朝から午後にかけて、
雨が降った。
道がぐしょぐしょになった。
その後夜には、冷え込んだので、
道路が凍った。
ただし、雪がちらついたので、
つるつるの道ではなかったの助かった。

今日から大学の講義がはじまる。
1校時と4校時に担当の講義がある。
1校時のレジメの印刷を
印刷室に早めにいって、
してもらわなければならない。
新年早々から大変だが、
しかたがない。

大学が通常通りに動き出すので、
いろいろしなければならないことがある。
明日から会議も次々とはじまる。
新年気分はあったという間に消えていく。

2015-01-06

●日常のスタート:No. 5101 2015.01.06

並木の街灯。江別

今日もどんよりとした曇り空だ。
冷え込みのあったが、
キーンとした冷え込みではない。
天気予報によると、
今日は日中に雨が降るとの予報だが、
この時期に雪ではなく雨が降るのか。
予報が当たれば、素晴らしいが。

昨日までは、研究に専念できた。
今日からは校務や
授業の準備をしなければならない。
とっとの終わらせて
研究に時間を使いたいが
どうなるだろうか。
さあ、仕事をはじめよう。
日常のスタートだ。

2015-01-05

●仕事始め:No. 5100 2015.01.05

街灯。江別

どんよりとした曇り空のもと、
今年はじめて大学にできた。

4日間休んだことになる。
正月休みも落ち着かなった。
いつものように休日を過ごしていた。

大学は凍結防止のために、
弱く暖房は入っている。
しかし、じっとしているのは寒いので、
電気ストーブをつけて、
暖をとっている。

大学の授業は7日からはじまる。
初日の一校時から授業があので、
その準備もしなければならない。
年末にレジメを用意できなかったので
講義のはじまる前に印刷を頼む必要がある。
そんな準備をしなければならないが、
今日は、研究をしたい。
昨日までに論文をかなり集めたので
重要なものに目を通したいと考えている。
さあ、はじめよう。

2015-01-04

●ビブリア古書堂の事件手帖 6:No. 5099 2015.01.04

三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖 6」
(ISBN978-4-04-869189-5 C0193)
を読んだ。
今回は長編で、太宰治の「晩年」をめぐる物語である。
「晩年」という稀覯本をめぐって、
執着している人物たちの物語が、
その関係者の過去の物語とリンクする。
稀覯本を扱う主人公たちが攻防を繰り返す。
今回は栞子ではなく
五浦が傷を負うことになる。
面白かった。
すぐに読めるはずだったが、
諸事情でなかなかはかどらなかった。

●いろいろなことがありすぎて:No. 5098 2015.01.04

元旦は、初詣をして、
夕食を外食だが、
予定していたところが、
2軒とも休み。
結局ファミリーレストランにいく。

2日は家族で買い物をする。
長男に友人と遊びに出かけ、
友人宅で泊り。
3日の昼に帰宅。

今日は長男はクラブ。
次男は自宅で過ごし、
明日からはクラブが始まる。

2日の夕方家族の体調不良があり、
救急車を呼び、緊急入院。
翌日には退院となったが、
予断をしないないようにして、
しばらくは安静にいることにした。
2日の夕方より、
残った家族で仕事を分担する。
今日一日様子をみて、
5日には医者にいき、
日常に復帰を目指す。
無事を祈るしかない。

2015-01-01

●いつもと同じ日のはじまり:No. 5097 2015.01.01

今朝もいつもの休日のように起きる。
夜中に目が覚めたが、
疲れているのだろう、
また寝てしまった。
起きたのがいつもより30分ほど遅くだ。
ぐっすり寝た気がする。

昨夜も私はいつもと同じように寝る。
ただし、子供たちはお笑い番組を遅くまで見てた
ゲラゲラ笑っていた。
少々うるさかったが、
私は寝てしまった。

大晦日は小学生の時から
何時まで起きていてもいいが、
朝のお雑煮は家族一緒に
決まった時間に食べるということを
守ることが前提である。
今日は7時に食べることを申し渡している。
遅れないようにしないと
お年玉の減額をいっている。

今日は、初詣に出かける予定だ。
いつもは人混みを避けるために、
2日にお参りをしていた。
2日から3日に長男が
友達の家に泊で遊びにいくというので
元旦に恒例行事をまとめてすることになる。
正月にいつもいって家族付き合いをしている
中華料理屋に行こうと思うが、
元旦に開いているだろうか。
調べてかなければならない。

昨日は大学でのデータ処理のトラブルのお陰で、
論文にほとんど時間をとれなかった。
正月休みにできれば、
論文の作業をしたいのだが、
どうなることだろう。

●大晦日の作業:No. 5096 2015.01.01

昨日も大学にでて計算をしていた。
一昨日と同じミスが起こった。
いろいろと調べていたら、原因がわかった。
USBがのメモリ不足が原因であった。
USBにデータを入れ、変換をしていた。
メインのパソコンへの移動が
LAN経由より速いからだ。
前回のセットも同じようにおこなってできた。
今回は前回の4分の1しかデータ数がなかった。
だから同じようにUSBで処理をしていた。
ところが、USBが途中でいっぱいになっていたのだ。
エラーは出ていがいつも出るエラーなので無視をしていた。
昨日は対処として、原因は判明していなかったが、
HDにデータを移して変換したら、無事終わった。
USBがの容量残量を見たら、
ほとんどないことに気づいた。
ただし、データの移動にかなりの時間がかかった。
あとは、そのデータをアプリケーションに読み込むだけだ。

●年のはじめに:No. 5095 2015.01.01

年のはじめに、願うこと。
家族の無事。
遠くの親と親族の無事。
ならば、波風は受け入れよう。

我が道について思うこと。
その道は険しいであろうが
それは受け入れる。
ただ、
その道が途切れることなく、
その道に迷うことなく
進めることを願う。
ならば、その道を歩み続けることを誓う。

Monolog 156 碩学:無限の可能性

Monolog 156
碩学:無限の可能性
を発行しました。

明けましておめでとうございます。
新年最初の話題は、
知恵のある大人物についての話です。
少々難しい熟語ですが、
碩学鴻儒(せきがくこうじゅ)という言葉があります。
碩学への道を目指して、
精進していこうと考えています。

EarthEssay 5_121 ロゼッタ 1:はやぶさ2

EarthEssay
5_121 ロゼッタ 1:はやぶさ2
を発行しました。

新年最初の、エッセイは、
昨年11月に達成された探査機「ロゼッタ」の
偉業からはじめましょう。
日本では「はやぶさ2」の話題に押されて、
あまり話題になりませんでしたが、
重要な成果を挙げたロゼッタを紹介してきましょう。