2014-03-31

●押し寄せる仕事:No. 4772 2014.03.31

山並み。江別

今朝は、薄っすらと雲がかかっているが、
晴れ間が見えてきそうである。
道は雪が溶けているが、
その上を渡る風は冷たい。
大学についてしばらくすると
青空が広がっている。

久しぶりに大学に出てきた。
いろいろ仕事がたまっている。
やるべきことが押し寄せる。
土日曜日に調査のデータをだいぶ整理したが、
まだ、やるべきことも多い。
朝、早速砂の乾燥をさせた。
やるべきことを次々とこなすしかない。

2014-03-29

●帰宅:No. 4771 2014.03.29

昨日の夕方、北海道にもどってきた。
北海道はまだ雪が多く、
肌寒かった。
昨日がたまたま寒かったようで、
ストーブもたいていたようだ。

今朝は、朝から晴れで
部屋もストーブなしで十分暖かい。
朝から、調査のデータの整理をしている。
まだ、調査中できなかった、
データのダウンロードもはじめた。
いろいろ連絡すべきところもあり、
調査のあとは、いつも慌ただしい。

●だれが「本」を殺すのか(上):No. 4770 2014.03.29

佐野眞一著「だれが「本」を殺すのか(上)」
(ISBN4-10-131635-X C0100)
を読んだ。
本に関わるさまざまな問題点が
浮き彫りにされてきた。
佐野氏のルポルタージュはあいかわらず
なかなか面白い。
下巻をすぐにも読みたかったが、
荷物で送っているので
今は読むことができない。

2014-03-27

EarthEssay 5_118 だいち 2:5m数値標高

EarthEssay
5_118 だいち 2:5m数値標高
を発行しました。

陸域観測技術衛星「だいち」は、
2011年5月で運用が停止しました。
しかし、「だいち」が得た
膨大なデータが残されています。
その解析は、現在も進行中です。
その概要を紹介しましょう。

2014-03-26

●嵐:No. 4769 2014.03.26

曇の室戸岬。室戸市

時々雨まじりの天気だ。
日吉の枕状溶岩は、風はあったが、何とか見れた。
昼前に室戸に着く。
昼前に、室戸岬を見て回ろうとしたが、
雨も混じった激しい風が吹く。
人のあまり来ない駐車場で、
雨と風の止むのを待ったが、
昼からはますます激しくなる。
今日は諦めて、早めに宿に入ろう。

●マグネシウム文明論:No. 4768 2014.03.26

矢部孝・山路達也著「マグネシウム文明論
石油に代わる新エネルギー資源」
(ISBN978-4-569-77561-6 C0230)
を読んだ。
ジャーナリストの山路氏が矢部氏の研究成果をまとめた
聞き書きだ。
以前ならゴーストライターとして山路氏は表に出てこなかったろうが
今回はきっちと記されている。
矢部氏が大学で取り組んでいる
マグネシウムの有効性とその道へのドーロマップなどがまとめられている。
彼らの研究成果に裏打ちされたものが、示されてる。
企業が本気になって取り組むかどうかが大きな分かれ目かもしれない。
もし、日本のいくつもの企業が取り組めば、
現実できそうな気がする。
クリアすべきハードルは色いろあるだろう。
行政も味方しなければならないこともいつもあるだろう。
しかし、そんな可能性をみせてくるマグネシウム文明論である。

●トロンボ:No. 4767 2014.03.26

トロンボ。松ヶ磯、徳島

牟岐の松ヶ磯は島だが、
トロンボで本土のつながる。
陸繋島だ。
潮が引けなつながり、
満ちれば水没する海の道だ。
少々潮をかぶっていたが、
島に渡る。
海食台が広がっている。

●上下判定:No. 4766 2014.03.26

右が上位。宍喰、徳島

地層の上下判定がなかなか難しい。
級化層理ではなかなか判別できない。
ソールマークやリップルマークなどがあれば、
なんとか見分けができるが、
なかなか難しいものだ。

●互層:No. 4765 2014.03.26

砂泥互層。竹ノ島、徳島

昨夜、雨が屋根を叩く音がしていたと思ったら、
今朝は細かい雨。
寒さははほどではない。
今日の予定の調査が心配だ。
今日は室戸岬周辺の地層と火成岩を見る予定であった。
再訪なのだが、じっくりと見ておきたいところだったが、
天気が悪いと足場の悪いところにいけなくなり、
写真も映えないものとなる。
どうしたものだろうか。
天気ばかりは同しようもないのだが。
昨日と一昨日、宍喰の化石漣痕は見ておいて
撮影もしていた。
幸い晴れていたので、光の工合はあまり良くなかったが
写真は手にした。
そして、竹ノ島の互層を見ていたが、
記憶違いもあったことが、確認できた。
ミニ竜串のような直立する地層と、
海食台となった地層が組み合わさったものだった。
ただし、海岸の地層の入り口にあざらし?の死体があり、
不気味であった。
施設の前の岩場なのに、なぜ、職員は片付けないのだろう。

2014-03-25

●スランプ構造:No. 4765 2014.03.25

スランプ構造。大浜海岸、徳島

徳島県の海岸沿いと東部から西に向かう。
何度も来ているところでも、
再度見るといろいろな発見がある。
写真のスランプ構造も前回は見逃していた。
そんな発見も面白い。
また、記憶違いもある。

2014-03-24

●白い灯台:No. 4764 2014.03.24

四国最東端の灯台。蒲生田岬、徳島

北川村から東陽町に抜けて、国道55号から南阿波サンライン
蒲生田岬(四国最東端)
泊まった民宿 に飾ってある写真で不思議なものをみた。
海の中で光の筋がまっすぐの上に伸びている。
長時間露光の写真もあり、
船が移動しているのがみえる。
聞くと、ここの灯台は海の中の二箇所の岩礁を
崖の上から照らしているらしい。
そのときの写真だそうだ。
ただ、光の筋が見えるような霧や霞に必要だろう。
なかなかすごい写真だった。

2014-03-23

●野外調査:No. 4763 2014.03.23

3時半ころ龍馬高知空港をレンタカーで発。
慣れない車の上に、
冬場はしばらく運転していないの、
最初のだいぶ戸惑ったが、
少々走ると慣れてきた。

道道、桜が咲いているのがみえる。
山道に入ると、梅が満開で、
桜が咲き始めているところもあるようだ。
山里を走っている時、
うぐいすの鳴き声を聞く。
南国は春が早い。

北川村温泉ゆずの里 泊

●傷はぜったい消毒するな:No. 4762 2014.03.23

夏井睦著「傷はぜったい消毒するな
生態系としての皮膚の科学」
(ISBN978-4-4-03513-6 C0247)
を読んだ。
いっていることは、もっとで、論理的である。
経験的ではあるが、検証もなされている。
いくつかを実践してみたくなった。

2014-03-21

●卒業生に:No. 4761 2014.03.21

昨日、ゼミの学生あてに、以下のメールを送った。

卒業おめでとうございます。
あなたが、これから進む道は、自分の望むもの、
あるいは不本意なものかもしれません。
どんな道であっても、できる限りの努力をしてください。
努力なく歩む道程は、辛くて詰まらないもの、無駄になるかもしれません。
たとえ成果がなくもて、努力は無駄になりません。
そしてもし、今で歩いていた道より良い道がみつかったら、
迷わず進路変更をしてください。
今までの努力とそこから得た経験は自分の力として残るはずです。
迷いのない人生はないはずです。
そんな時、決断も必要です。
今日であなたの大学のメールが使えなくなります。
大学のメールアドレスは常に使えるようにしています。
進路が決まったり変更があれば、私に連絡してください。
以上が、私からのラストメッセージです。
よりよき道程を期待しています。

●卒業式:No. 4760 2014.03.21

松かさと雪。江別

今朝は曇りである。
明け方少し雪が降った。
ただし明け方かなり冷え込んだようで、
道路が凍っていた。
少々歩くのが怖った。

昨日は卒業式で、一日つかった。
いろいろあったが、楽しい一日だった。
ただ、学生がどれだけ楽しかったかは別だが。
今日は大学のオープンキャンパスで、
これも担当で校務である。
朝から準備をしなければならない。

●「食い逃げされたもバイトは雇うな」 なんて大間違い:No. 4759 2014.03.21

山田真哉著「「食い逃げされたもバイトは雇うな」
なんて大間違い
禁じられた数字<下>」
(ISBN978-4-334-03437-5 C0263)
を読んだ。
1時間半で読めるとうたっているが、
本当にその程度で読めた。
会計における数字の見方の入門だ。
例はそれなりに面白かった。
ただし、少々内容が薄い。

2014-03-20

●行事が次々と:No. 4758 2014.03.20

ハルニレ。江別

今朝は薄曇り。
少々肌寒いが
風がないので歩いていると
体が温まってくる。

昨日は午前中2つの会議、
午後も会議と打ち合わせ。
夜は学部の送迎会であった。
酒を少々飲み過ぎて、
少々疲れたが、
体調はそれほど悪くない。
昨日は幾人かの先生と話をした。
いろいろ刺激を受けたが、
研究や学問の話をするのは面白い。

さあ今日は学位記授与式だ。
夜まで次々と行事がある。
無理をせずに、やるべきことをやるだけだ。

EarthEssay 5_117 だいち 1:陸域を観測

EarthEssay
5_117 だいち 1:陸域を観測
を発行しました。

陸域観測衛星「だいち」は役割を終えて、
3年近くがたちました。
観測された膨大なデータは、
今も分析、解析されています。
先日、そのデータが公開されるというアナウンスがありました。
「だいち」の役割やデータ、近況を紹介していきます。

2014-03-19

●ポイントが決まらない:No. 4757 2014.03.19

青空と木。江別

今朝は心地よい快晴である。
放射冷却で冷え込んだが、
日が登りだすと
気温が上がりだすだろう。

今日から校務が忙しくなる。
昨日、調査の準備をした。
今日は足りないものを用意して、
明日、旅館に向けて発送する予定だ。
コースは決まったので、
見るべきポイントを
いろいろ調べようとしていたが、
なかなか時間が取れないのと、
資料が見つからないので
限定できていない。
まあ、現地を見ながら
その場で決めていこうと思っている。

●食い逃げされてもバイトは雇うな:No. 4756 2014.03.19

山田真哉著「食い逃げされてもバイトは雇うな
禁じられた数字<上>」
(ISBN978-4-334-03400-9 C0263)
を読んだ。
数字と会計の基礎を紹介する内容である。
あまり中身が無いがないので
さっと読める本だ。
まあ読み流す本だ。
下巻も同時に古本屋で購入した。
現在、下巻を読みだした。

2014-03-18

●やらなければ:No. 4755 2014.03.18

曇り空と木。江別

今日は曇り。
昨日は快晴で気温が上がっていたので
道路の雪がだいぶ解けた。
ただし、風が吹くと
雪の上を渡るので
冷たいものとなる。
今朝も少し風があったので冷たかった。

昨日は校務が少しあったが
原稿をいろいろ書いた。
今日も校務として書類を一つ作成して
連絡もいくつかしなければならない。
しかし、比較的自由な時間があるので
来週の野外調査の下調べをしておきたい。
昨日も少しなったがなかなかはかどらない。
原稿ももう一つか書かなければならない。
研究の方も進めなかければ。
などなどと、書いていると
いろいろとすべきことがでてくるので
もうやめてはじめよう。

●おやじダイエット部の奇跡:No. 4754 2014.03.18

桐山秀樹著「おやじダイエット部の奇跡」
(ISBN978-4-8387-2420-8 C0095)
を読んだ。
糖質制限の実践者たちの話である。
私と同年代の人たちが
糖質制限をおこなっているので、
力強い。
彼らは一人ではやりにくいことも
グループになるとできることもある。
そんなことで部(クラブ)として
進めているようだ。

2014-03-17

●厄介なこと:No. 4753 2014.03.17

雪山と朝日。江別

自宅をでると薄らと積雪があった。
今朝は、晴である。
ただし気温は低く肌寒い。
歩いていてもなかなか体が温まらない。

今日も校務や打ち合わせがある。
それでも、時間許す限り
目標をこなしていく。
自分自身のやりたいこと
すべきことも、いろいろあるので
これがなかなか厄介のだが。

●いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」:No. 4752 2014.03.17

江部康二著「腹いっぱい食べて楽々痩せる
「満腹ダイエット」
肉を食べても酒を飲んでも
運動しなくても確実に痩せる!」
(ISBN978-4-7973-6380-7 C0277)
を読んだ。
最近、糖質制限の本をいくつか読んでいる。
この著者が提唱者で
この本が、以前読んだ
夏井睦著「炭水化物が人類を滅ぼす
糖質制限からみた生命の科学」
のネタ本となっている。
この本いいところは、
食材ごとの糖質量の一覧が示されている。

2014-03-15

111 弘前盆地:単純さと背後の複雑さ

 青森市とともに弘前市は、青森県では中核的な街です。弘前城を中心とした城下町は、趣きのある町並みとなっています。弘前の位置する弘前盆地は、人の歴史以上に複雑な背景をどることができます。

 3月のはじめに、校務で青森にでかけました。到着初日は青森空港から弘前にいき、用事が終わり次第、青森へ向かいました。弘前は、青森駅からも列車で1時間足らずで行けるところですので、近い街となるのでしょうか。
 2日目、用事は午後からで時間があったので、出かけることにしました。雪もまだ一杯残っており、寒い日でもあったので、どこに出かけるのか迷ったのですが、弘前に興味が湧き、観光することにしました。
 弘前は、青森県の南西部に位置します。津軽平野のもっとも南にあり、奥まったところにあるので、弘前周辺を弘前盆地と呼ぶこともあります。弘前盆地は、西から流れ込む岩木川と南から流れ込む平川、東から流れ込む浅瀬石川などがあり、扇状地や平野の堆積場とみなせます。盆地は新しい時代に形成されもので、履歴もわかりやすいものです。しかし、弘前盆地を囲んでいる周辺の山並みは、複雑な地質学的な履歴をもっています。
 盆地の周囲は、西には「津軽富士」とも呼ばれる岩木山が、奥羽山地を形成している八甲田山などの山並みとなります。南側は秋田県との県境に広がる白神山地からつながる丘陵地帯になっています。
 西の岩木山は、標高1625mの成層火山で、弘前城から雄姿を眺めることができます。岩木山は、約30万年前に安山岩のマグマが活動をはじめ、現在と同じような規模な成層火山に成長したと考えらています。しかし、約20万年前には山体が崩壊しましたが、その後山体を修復するように新しい火山活動が起こり、約1万年前からは安山岩からデイサイト質マグマが活動して、山頂の溶岩ドームが形成されました。そして、現在の姿となりった活火山です。
 東の奥羽山地は、複雑な構造をもっています。八甲田山から十和田湖の並びより西には、いくつも活火山とカルデラが複雑に入り組んでいます。
 八甲田山は、大規模な火山活動が複合して起こりました。約100万年前に活動をはじめ、やがて大量の火山砕屑物をともなう噴火によってカルデラが形成されました。カルデラ形成中も形成後も火山活動は継続していました。約1000年前以降にも小規模な水蒸気爆発やおこっています。南八甲田山火山群と北八甲田山火山群などが活火山として現在も活動中です。2011年の東日本大震災以降、地震が頻発し、山体が膨張するような変動が観察されています。
 十和田湖は、火山によってできたカルデラです。カルデラ形成前は、約20万年前に火山活動をはじめ、小さいな山体を何度か形成しました。約4万年前には、直径約10kmの大きなカルデラができました。その後、カルデラ内にある中湖としてあるカルデラが形成され、二重カルデラになりました。カルデラ形成後も火山活動は継続している活火山です。
 さらに西の弘前盆地よりには、いくつかのカルデラ地形がみつかっています。沖浦カルデラ、碇ヶ関(いかりがせき)カルデラなどがあります。その西には津軽盆地の東縁をつくるように落ち込んだ黒石逆断層があります。その断層から弘前盆地がはじまります。
 白神山地の北東側、弘前盆地から南には、「毛無山基盤堆積岩類」とよばれる古い時代の地層が分布します。その地域でもっとも古い岩石を、基盤岩と呼びます。基盤岩は、花崗岩や変成岩が多いのですが、堆積岩のこともあります。「毛無山基盤堆積岩類」は、チャートや砂岩を含む泥岩から構成されています。そのチャートから三畳紀の化石が見つかっています。この基盤岩は、付加体と呼ばれる特異な地質体(メランジュと呼ばれます)と考えられています。古い岩石(三畳紀)が沈み込み帯で新しい堆積物(ジュラ紀)に取り込まれたと考えられています。
 白神山地の中には、白亜紀の花崗岩類が少しですが分布します。花崗岩はマグマが地下深部でゆっくりと固まったものです。花崗岩は付加体よりあとに活動したもので、過去の日本列島を特徴付けるものです。かつて日本列島は大陸の縁として存在していました。その大陸の縁に海洋プレートが沈み込み、沈み込むプレートに連動して起こったマグマの活動が花崗岩になりました。
 花崗岩を覆って、中新世の多様な堆積岩と、それを貫く火成岩類(流紋岩、石英閃緑岩等)があります。多様な堆積岩といいましたが、岩石の種類では凝灰岩、泥岩、砂岩などです。地層区分としては、古い方から尻高沢層、藤倉川層、砂子瀬層、大和沢(おおわさわ)層、相馬安山岩類、大秋(たいあき)層、東目屋層に区分されています。
 これらの地層は、「グリーンタフ」と呼ばれる日本海沿いに各地の海底で起こった火山活動に関連する地質現象です。火山活動は、主に中新世に起こり、海底でたまった堆積物の中に火山砕屑物や火山岩類が混じっています。
 白神山地の堆積岩や火成岩類は不安定なうえに、地域全体が隆起し続けているため、崖崩れが起こりやすくなっています。丘陵地帯になると新しい時代の堆積物が覆っています。その丘陵の北側に、岩木山と津軽盆地があります。
 青森県の地質図をみると、複雑さと単調がからみあっていることがよくわかります。太平洋側では下北半島の付け根から八戸あたりまで、三本木原の丘陵から平野が広がり、第四紀の新しい地層に覆われているところが、単調に続きます。
 一方、津軽側では、日本海側の十三湖や砂丘からはじまり、弘前盆地まで続く津軽平野も、第四紀の地層が広がっています。その中でも弘前盆地は、その背景にある山並みは複雑で多様な履歴を持っています。弘前盆地を囲む山々は、基盤の付加体、深成岩の活動、グリーンタフの火山活動や堆積物、そして最近の火山活動など、非常に複雑な地質的な背景をもっています。
 弘前は、弘前藩の城があり、城下町として栄えてきたところです。現在も、津軽地方の中心都市として機能しています。弘前城は、春の桜で有名なのですが、冬も公園内は入れるので、見学することにしました。弘前城から西に開けたところでは、岩木山の雄大な姿が見ることができました。そして城の北には、「伝統的建築物保存地区」があり、今も生活を営みながら昔ながら町並みが残されています。
 弘前は、町の営みに新しさと古さが混在しています。それは、弘前盆地が単純さの中に複雑さが混在している地質との呼応しているように思えました。

・卒業式・
3月も半ばになりました。
大学は卒業式を来週に控えています。
今年は、大学内で卒業式をおこなうことになりました。
今までは大きなホールを借りて
全卒業生と保護者を招いての卒業式でしたが、
今年は大学のホールなので
3回に分けての卒業式になります。
全体のセレモニーは短めにして
学科ごとに学位記の手渡しをします。
保護者の方もその様子を見ることができます。
その後、記念撮影や、教員と卒業生、保護者での
個々の語らいの時間があります。
今まではこのような時間はなかったので

・雪解けの春・
北海道は例年であれば、雪解けがはじまり、
残雪を溶かす作業がはじまるのですが、
今年は、雪が多いのでその作業がはじまりません。
除雪の行き届いている道路はだいぶ雪解けがすすみ、
路面が見えるようになりました。
田畑や野原はまだまだ残雪は多く、
雪解けの春はもう少し先のようです。

GeoEssay 111 弘前盆地:単純さと背後の複雑さ

GeoEssay
111 弘前盆地:単純さと背後の複雑さ
を発行しました。

青森市とともに弘前市は、
青森県では中核的な街です。
弘前城を中心とした城下町は、
趣きのある町並みとなっています。
弘前の位置する弘前盆地は、
人の歴史以上に複雑な背景をどることができます。

2014-03-14

●アイデンティティ:No. 4751 2014.03.14


木立。江別

今朝は快晴。
少々冷え込んだが
風がないので
歩いていると寒さを
感じなくなってきた。

昨日は午後から会議と打ち合わせで
夜までになる。
ストレスが溜まるので、
帰宅してビールを少々。
昨日も打ち合わせの後で雑談した。
その時、研究ができないという
先生がおられた。
私は、自分のアイデンティティは
研究をすることで、
たとえ少々の時間であっても
日々研究を継続することを心がけている、
といった。
本心であり、毎日心がけていることである。
今日もそのアイデンティティを示そう。
もちろん校務もあるのだが。

●糖質オフ!健康法:No. 4750 2014.03.14

江部康二著「糖質オフ!健康法」
(ISBN978-4-569-67926-6 C0195)
を読んだ。
糖質を制限する方法は論理的であり。
それを最初に提唱した人の本である。
これはあっさりと読めるもので、
論理を深く書いていない。
しかし、説や方法はわかりやすい。

2014-03-13

●また淡々と:No. 4749 2014.03.13

霞む朝日。江別

今朝は曇り。
薄っすらと雪が積もっている。
細雪がはらつく。
気温は通常の寒さだ。
3月も半ばになり、
春も近づいてきた感じがする。

今週はまだまだ忙しい。
次々と校務が押し寄せ、これからも続く。
その隙間を縫って原稿を書く。
こんな状態がいつまで続くのか。
しかたがない、これも3月の今の状態。
問題は、ストレスをためないようにどうするか。
ただし、やるべきことを忘れることなく、
淡々と続けるしかない。

思い返すと、私はよく「淡々」という単語を
心境を表すときにつかっている。
「淡々」をよく使うということは
それができてないから
使うことで目標となり目指すのだ。
座右の銘というものだろうか。
いやいや私の座右の銘は、
諦めることなく継続していくような
前向きのものでありたいのだが。

EarthEssay 1_123 年代区分 2:GSSP

EarthEssay
1_123 年代区分 2:GSSP
を発行しました。

地層の層序は、
常に最新の研究成果を蓄積されて更新されています。
研究の結果、
時代境界が次々と確定されてきています。
時には混乱は起こりますが、
確定された時代境界は、
合意されたもので
特別な手続きを経なければ
変えることができないようにされています。

2014-03-12

●肝心のこと:No. 4748 2014.03.12

雪の木。江別

今朝は、雪が少し積もっていた。
霧が深く、霧氷ができていた。
霧のために霧氷が歩いている時もできていた。

昨日は校務と会議があり、
集中して作業ができなかった。
ただ、原稿を少し書き、
その原稿に関係する下調べから、
新しいデータが公表されていたのがわかった。
データの入れ替えのために
大量のダウンロードをした。
ダウンロードをしたデータを変換なければならない。
量が多いので、
パソコンをつけっぱなしで
計算をさせたままで帰った。
今朝は、終わっていたので
再起動して使用する。

ただ肝心の、研究が滞っているのが気になる。

2014-03-11

●調査コース決定:No. 4747 2014.03.11

雪面。江別

今朝は、晴れ。
冷え込んだ。
初春の気配はあるが、
まだまだ冬の気配も残る。

昨日は校務で夜まで待機状態が続いた。
今日もそれにかかわる会議がある。
なかなか忙しい。

昨日調査のための宿泊場所を決定した。
宿泊場所を決めるということは、
調査コースを決めることになる。
今回は決まっていたので悩まないですんだ。
あとはそのコースで
何に力をいれて調査をするかが
課題となる。
それは、これから詰めていくことにする。
あとは天気次第だが。

2014-03-10

●大雪:No. 4746 2014.03.10

雪の景色。江別

昨日は天気がよく、
暖かくなった。
冷え込みも一段落かと思ったら、
昨夜から雪が降りだした。
朝には除雪が入った。
結構な大雪だ。
雪をかき分けながら
大学にたどり着いた。

土曜・日曜日は、データを集めていた。
読み込みはまだだが、
メモを作っていきたいと考えているが
どうなることやら。

そろそろ調査の準備を
していかなければならないのだが・・・。

●キャパの十字架:No. 4745 2014.03.10

沢木耕太郎著「キャパの十字架」
(ISBN978-4-16-376070-4 C0095)
を読んだ。
戦場写真家のキャパの有名な
写真「崩れ落ちる兵士」が
本当にスペインの戦場で
撃たれている光景なのについて
キャパの同じ場所での写真を詳細に見て、
いろいろな人物にあたり、
現場にあたり、
その謎を解明していく。
なかなか面白い本出会った。

2014-03-08

●データ集めを:No. 4744 2014.03.08

今朝は穏やかな天気となった。
午前中は家内が車を使っているので、
出かけるのは、午後になりそうである。

昨日は、一日、校務をこなすために、
校内をめぐり、さまざまな人と打ち合わせをした。
その間に、別の校務もこなしていた。
少々くたびれた。
今日は、研究のために、
データ集めをしたいものだが・・・

●異常気象と人類の選択:No. 4744 2014.03.08

江守正多著「異常気象と人類の選択」
(ISBN978-4-04-731622-5)
を読んだ。
理路整然としているし、
熱意も感じられる。
研究者として信頼できそうな気がした。
ただし、温暖化の結果、
どのようなことが起こるかわからないので
詳細を調べることにする。
いいきっかけを与えられた本である。

2014-03-07

●研究する時間が:No. 4743 2014.03.07

雪原。江別

昨日はかなり荒れていた天気であったが、
今朝も心配していたが、
晴れ間がでて、大丈夫のようだ。
冷え込みが厳しい。
昨夜は最近つけていたなかった
1階のストーブをつけた。

昨日は、いろいろと校務があった。
会議、打ち合わせが3つほど続いた。
ぐったりした。
今日もいろいろ校務、
打ち合わせがありそうだ。
ああ、研究をする時間が・・・。

2014-03-06

●疲れと地吹雪と:No. 4742 2014.03.06

地吹雪。江別

昨日から地吹雪だひどい。
空には晴れ間が見えるが
歩くのかなかなか大変だった。

青森の街を出る前から
雨が降りだした。
青森空港に着くと
雪になっていた。
その後、揺れる飛行機で千歳に到着。
千歳は雪になっていた。

自宅に帰り着いたら11時ころになっていた。
それから寝たのだが
今朝は、1時間ほど寝過ごした。
疲れている。
今日もいろいろな校務や会議が詰まっている。
こんな日々がどれくらい続くのだろうか。
少々気が滅入る。

●若き友人たちへ:No. 4741 2014.03.06

筑紫哲也著「若き友人たちへ
筑紫哲也ラスト・メッセージ」
(ISBN978-4-08-720515-2 C0236)
を読んだ。
連載二回にして中断したものが
本書のタイトルである。
その他も文章は、大学の講義テープを
起こして修正したものである。
そう思って読むの
内容や言葉も重さが増す。

EarthEssay 1_122 年代区分 1:境界の決定

EarthEssay
1_122 年代区分 1:境界の決定
を発行しました。

このエッセイでは、
何度も新生代の年代区分について取り上げました。
第四紀や第三紀の年代区分は、
廃止や復活などで混乱し議論がされている状態でした。
現在では、それらの問題が決着しましたので、
紹介していきます。

2014-03-05

●本番:No. 4740 2014.03.05

今日は校務の本番である。
校務終了後、
夜の便で帰札する。
夜の遅さが少々きつい。

昨日夕方、後発隊と合流し、
校務を果たしたあと、夕食をとる。
少々飲んで遅くまで語る。
寝足りない気がするが、
しかたがない、今日が校務の本番なので
集中して、ことに当たらなければならない。

●炭水化物が人類を滅ぼす:No. 4739 2014.03.05

夏井睦著「炭水化物が人類を滅ぼす
糖質制限からみた生命の科学」
(ISBN978-4-334-03766-6 C0247)
を読んだ。
糖質は、もともと人類には
不可欠な栄養素ではないということを
さまざまな視点で論じている。
従来の説こそ
問題があることを指摘している。
盲点のような仮説であるが、
実績があるし、仮説も筋が通っている。
糖から生命の起源や進化まで
論じているのもユニークである。
糖質制限をしなくなる本である。

2014-03-04

●弘前にて:No. 4738 2014.03.04

弘前城。青森県弘前市

校務は夕方からである。
そのため、一日時間ができた。
弘前城を見に行くことにした。
列車が少ないので8時前の便となった。
雪の弘前城公園を見学する。
午前中に見終わる。
青森に昼過ぎに戻ってくる。
ホテルで寛ぐ。
なんとなくもうけた気分のする一日となった。

2014-03-03

●校務出張:No. 4737 2014.03.03

青森に出張で来ている。
青森は風が強く、
空港も着陸時に吹雪いていたので
結構揺れた。
少々心配であったが
無事ついてよかった。
校務をこなして、4時ころにホテルに到着した。
夕食をとって、ホテルに戻る。

青森は、風が吹くと冷たい。
何処も同じかもしれないが、
札幌では感じなかった冷たさである。

●ヒラノ教授の論文必勝法:No. 4736 2014.03.03

今野浩著「ヒラノ教授の論文必勝法
教科書が教えてくれない裏事情」
(ISBN978-4-12-150480-7 C1237)
を読んだ。
今野氏のいつもの面白い科学者に視点での
論文や研究費申請の極意を書いたものだ。
いつもながらすごい工学部教授の視点で書かれている。
なかなかおもしろい。

2014-03-02

●乙武レポート'03版:No. 4735 2014.03.02

乙武洋匡著「乙武レポート'03版」
(ISBN978-4062737395)
を読んだ。
大学4年生の乙武氏が夕方のニュース番組の
サブキャスター1年間行った時の
体験的エッセイである。
彼なりの視点がある。
そして有名な障害者だから、
「障害者だからの視点を嫌う」 という姿勢に共感できる。
そしてこれは一人の若者がチャンスをえて
それを活かしてきたドキュメントとして読むべきだ。
面白かった。

2014-03-01

●浜村渚の計算ノート 4さつめ:No. 4734 2014.03.01

青柳碧人著「浜村渚の計算ノート 4さつめ
方程式は歌声に乗って」
(ISBN978-4062774918)
を読んだ。
中学2年生の主人公が、
悪の組織、黒い三角定規に対抗してく話だ。
なんとなく最近マンネリ化してきたので
興味が薄れてきた。
それは、読む側の心持ちのせいかもしれないが。

Monolog 146 一次資料と心

Monolog
146 一次資料と心
を発行しました。

一次資料は、人が創作したり、
自然から読み取った最初のものです。
生み出した作家、抽出した研究者にとって、
もっと密接な存在になります。
そこに思い入れが生まれます。
その思い入れは、本人のみにあるのですが、
時には周辺にまで伝わることもがあるようです。