2009-10-28

● 厭ってはいけない:No. 3077 2009.10.28


紅葉。江別市文京台

明け方近くまで降っていた雨は、
自宅を出るころには上がってた。
暖かい朝である。

いつもより1時間ほど遅い時間であった。
夜中に目が覚めて寝付けなく本を読んでいた。
そして明け方再び眠りについた。
するといつもより1時間ほど寝過ごした。
そのため、朝日がさしている中を
歩いてくることになった。
時間帯が違うと景色や人の流れが変わる。
面白いものだ。

今、地質年代区分について考えている。
新しい情報を探りながら、
その真意を見たいと考えている。
これは自然科学ではなく、
科学する人の営みを探るということになる。
でも、その素材は自然である。
こんなことしていると、
少々不思議な気がする。
自然のことを科学すること好きなはずなのに、
多くの科学者がやっていることは
その科学するための仕組みを維持すること、
運営すること、整備することなど
科学の環境づくりに多くの精力を使っている気がする。
それも必要なことなのだろうけれど、
何のために科学をしているのかという
初心を忘れてははいけないのだろう。
私は、そのような科学するための
環境づくりからは一歩ひいて過ごしている。
しかし、やっていることはより人間よりの科学になっている。
自然を素材にしているが、
その素材を用いた教育、哲学は、
人間の科学である。
そんなところに私は向かって歩いているのだ。
しかし、自然を忘れてはいけない。
そのために、自然の中に出ることを
厭ってはいけないのだ。