2013-12-28

●警報と科学的リテラシー:No. 4656 2013.12.28

夜明け前。江別

昨日の午後から暴風雪警報がでていたようだ。
現在も注意報が出ている。
しかし、昨日も今朝も、
少なくとも私の街では穏やかな天気だ。
今朝も太陽の日差しさえ見える。
気温もそれほど低くない。
もちろん警報は重要だ。
その警報を基準に社会が動くと、
何度も出されると困るが、
安全のための犠牲だからしょうがない。
警報がでているのに
穏やかな天気だと損をした気になる。
そんな経験が何度も繰り返されると
天気予報の信頼性に疑問を感じる。
じっさい天気予報には、
不確かさかなりあるはずだ。
実用上必要な確率での予報はできるだろうが、
ピンポイントや長期の不確かさを
どう見積もるのか。
そのあたりの不確かさへの周知と、
自己の責任で振る舞う部分などを
個人が知る必要がある。
天気予報の重要性、影響を考えると、
個人の科学的リテラシーが必要なのだ。