北森鴻という作家が好きで読んでいた。
48歳で亡くなっている。
非常に残念である。
いくつかの未完作品がある。
その一つの蓮杖那智シリーズの
「邪馬台国」は、
婚約者で弟子の浅野里沙子によって
完成させらている。
もうひとつの未完は
「暁英 贋説・鹿鳴館」
として未完のまま出版さている。
まだ読む気にはなれない。
亡くなった作家は、
出版されているすべての作品を
読むことが可能である。
全集だとあまりに全てになり、
そこまで読む気がしない。
作品だと終わりがあるので、
読む気も起こり、
実際に読めて、
読み終われば達成感がある。
好きな作家だと、
もう新しい作品が読めないと思うと、
非常に残念である。
一つまたひとつの読んでいくと、
どうしても終わりを意識してしまう。
そして、詳細再読するときまで
本は保存しておきたくなる。
北森鴻はやはり自分にあった作家だ。
2010年1月25日が命日である。
改めてご冥福をお祈りします。