2013-01-09

●必要性:No. 4275 2013.01.09


三日月と地球照。江別

今朝は一段と冷え込んだ。
晴れで夜が明ける前の空に
三日月がシャープに見えた。
地球照も見えた。
雪原で月を入れて写真をとっていたら、
いつも見かける女子学生も
同じように明け方前の綺麗な景色を見つけて
写真を取っていた。
すれ違うときに
きれいだねと声をかけたら
はいと楽しそうに返事を返した。
いつものすれ違うもの同士が、
ふとした挨拶を交わす。
そんな人が何人かいる。
おばあさんたちが多いのだが。
さりげない挨拶が一日のはじまりを
心地よくする。

昨日は卒業研究の第一日目の発表会があった。
4年間の集大成なのに緊張感が少ない気がする。
年々卒業研究に対する、
学科としての力の入れかたが
少なくなっているのかもしれない。
私がいる学科は必修となっているが、
学科によっては卒業研究が
必修になっていないところもいくつかある。
私は、すべての講義のなかで
学生にとって一番重要な位置に
卒業研究があたると考えている。
学科で必修とするからには
それなりに力を入れて欲しいのだが、
まあ、学科運営に関わることなので、
私は自分のやり方でやるしかないのだろう。
少なくとも私のゼミの学生は
やってよかったといっているのが救いである。
私が必要性を感じているのに
他の人が必要性を感じていない。
こんな矛盾が不思議なのだが。