2013-05-10

●科学と芸術:No. 4403 2013.05.10


ツクシ。江別

今朝は晴れ。
気温もだいぶ上がってきた。
少し残雪があるが、
暖かくなってきた。寝るときには
上掛けと毛布を重ねていた。
昨夜はあたたかなったので、
毛布をよけて寝たが
寒さを感じなかった。

岩崎秀雄著「<生命>とは何だろうか」
に関連して、生物学と芸術の関係について考えた。
生物の形態、生態を
芸術にするのは理解可能だ。
しかし、どう考えても
合成生物学の手法を
芸術に持ち込むのは不安だ。
芸術は美しくなければならないとは思わないが、
危険性をはらむものについては抵抗がある。
そんな感想を持ちながら、
自分の携わる地質学を舞台に考える。
以前博物館で特別展示を担当する時
地質学と芸術の連携を試みていたが、
転職のために叶えることができなかった。
心残りはある。
砂、鉱物、岩石などの
素材、形態、構造を利用した芸術は、
だれが見てもわかるし、
心を動かされるものもある。
もちろん、不思議な、前衛的な
芸術もあっていと思う。
重要なことは、
そこに危険性を感じることはないし、
実際の危険性もないことだ。
そのようなものを目指すのはいいし
私自身もそのような志向はある。
自分自身は模索しているが、
なかなかいい方向性がみつからない。
そのようなことを考えることも楽しい。