2009-07-01

Monolog 90 類似性と同一性の迷宮:差異の言語化

Monolog
90 類似性と同一性の迷宮:差異の言語化
を発行しました。
(2009.07.01)

雨の日に葉の上にできている多数の雫を眺めると、
類似性ばかりに目がいきます。
どんなに似ている雫でも、
どれも別物で、似て非なるものです。
累々とした地層があるとき、
そこに類似性をみるのは簡単ですが、
そこに差異を見出し記録することは、
なかなか大変です。
なぜなら、人はものごとに類似性を
見出すようにできるからではないでしょうか。
差異は言語化して、はじめて記録され、
そして記憶となります。
類似性と同一性の迷宮は、
なかなか抜け出せないもののようです。