2009-07-17

●人間の測りまちがい:No. 2967 2009.07.17

スティーブン・J・グールド著「人間の測りまちがい」
(上:ISBN978-4-309-46305-6 C0140
下:ISBN978-4-309-46306-6 C0140
単行本:ISBN4-309-45107-2 C0040)
を読んだ。
だいぶ以前に読み終わっていたが、
ここに記入するのが遅れた。
人間の姿勢として、差別意識があり、
その背景を生物学的決定論という一見科学的なもので、
語られてきた歴史と、
その間違いを示したものだ。
科学がまだ十分発展していなかったから
間違いが生じたいのではなく、
差別意識が、実は、その背景にあったことが
科学的に示した。
そのような差別意識は20世紀末になってもまだあり、
それを批判することも行われている。
あちこちで波紋を起こした本だが、
グールドの主張は今も変わらず正しい。